JP2016152565A - イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置および画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】光源と導光体との位置決め精度の向上を図る。【解決手段】イメージセンサユニット1は、光源21を有する光源モジュール2と、光源21が発する光を線状化する導光体13と、光源モジュール2と導光体13とが収容されるフレーム10とを有し、光源モジュール2が位置決めされて固定される位置決め部材3を備え、位置決め部材3はフレーム10に位置決めされて収容されるとともに、導光体13はフレーム10に位置決めされて収容される。【選択図】図1

Description

本発明は、イメージセンサユニット、紙葉類識別装置、画像読取装置および画像形成装置に関する。特には、光源を有し、紙幣や原稿などの被照明体に光を照射し、被照明体からの光を読取るイメージセンサユニットと、このイメージセンサユニットを有する紙葉類識別装置、画像読取装置および画像形成装置に関する。
紙葉類識別装置や画像読取装置には、被照明体としての紙幣や原稿を読み取るイメージセンサユニットが用いられている。このようなイメージセンサユニットは、光源と、光源が発する光を線状化する導光体と、被照明体からの光を検出するイメージセンサを有するものがある。そして、イメージセンサが配線板の表面に実装されるとともに、光源が配線板に組み付けられる。特許文献1には、イメージセンサが実装される配線板と光源(LED)が実装される配線板とが別体で構成され、これらの配線板がフレキシブル配線板で接続されるという構成が開示されている。このような構成によれば、光源に各種の表面実装型のLEDが適用できる。
このようなイメージセンサユニットにおいて、光源が発する光を導光体に入射させるには、光源と導光体とを所定の精度で位置決めしなければならない。この場合に、光源が実装される配線板の外周面を基準として位置決めを行うと、光源等導光体の位置決め精度は、この配線板の寸法精度の影響を受ける。このため、光源が実装される配線板の寸法精度が低いと、光源と導光体との位置決めの精度も低くなり、所望の位置決め精度を得ることが困難になる場合がある。
特開2011−166211号公報
上述した実情に鑑み、本発明が解決しようとする課題は、光源と導光体との位置決め精度の向上を図ること、または、光源と導光体を所望の位置決め精度で位置決めできるようにすることである。
前記課題を解決するため、本発明は、光源を有する光源モジュールと、前記光源が発する光を線状化する導光体と、前記光源モジュールと前記導光体とが収容されるフレームと、を有し、前記光源モジュールが位置決めされて固定される位置決め部材を備え、前記位置決め部材は前記フレームに位置決めされて収容されるとともに、前記導光体は前記フレームに位置決めされて収容されることを特徴とする。
本発明によれば、光源を有する光源モジュールは、導光体が収容されたフレームに、位置決め部材によって位置決めされる。したがって、位置決め精度の向上を図ることができる。また、光源と導光体を所望の位置決め精度で位置決めできる。
図1は、イメージセンサユニットの構成例を模式的に示す分解斜視図である。 図2は、イメージセンサユニットの構成例を模式的に示す外観斜視図である。 図3Aは、光源モジュールと導光体の組み付け構造を模式的に示す分解斜視図であり、主走査方向の外側から見た図である。 図3Bは、光源モジュールと導光体の組み付け構造を模式的に示す分解斜視図であり、主走査方向の中心側から見た図である。 図4Aは、位置決め部材と光源モジュールと主回路基板の組み付け構造を模式的に示す断面図である。 図4Bは、位置決め部材と光源モジュールと主回路基板の組み付け構造を模式的に示す断面図である。 図5は、紙葉類識別装置の構成を模式的に示す断面図である。 図6は、フラットベッド方式のスキャナーの構成を模式的に示す外観斜視図である。 図7は、シートフィード方式のスキャナーの構成を示す断面模式図である。 図8は、画像形成装置の外観斜視図である。 図9は、画像形成装置の筺体の内部に設けられる画像形成部を抜き出して示す斜視図である。
以下、本発明を適用できる実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。本発明の実施形態は、イメージセンサユニットと、このイメージセンサユニットを有する紙葉類識別装置、画像読取装置および画像形成装置である。各図においては、三次元の各方向を、X,Y,Zの各矢印で示す。X方向は、イメージセンサユニットの主走査方向である。Y方向は、イメージセンサユニットの副走査方向である。Z方向は、イメージセンサユニットの上下方向である。以下の説明では、被照明体Pの側を上側とする。本発明の実施形態であるイメージセンサユニットは、被照明体Pに対して副走査方向に相対的に移動しながら光を照射し、その反射光または透過光によって被照明体Pの画像を読み取る。また、本発明において、「光」とは、可視光線のみならず、紫外線、赤外線などの可視光線以外の波長帯域の電磁波を含むものとする。
(イメージセンサユニット)
まず、イメージセンサユニット1について説明する。図1は、第1の実施形態に係るイメージセンサユニット1の構成例を模式的に示す分解斜視図である。図2は、第1の実施形態に係るイメージセンサユニット1の構成例を模式的に示す外観斜視図である。図1と図2に示すように、イメージセンサユニット1は、全体として、主走査方向に長い棒状の構成を有する。そして、イメージセンサユニット1は、2つの光源モジュール2と、2つの位置決め部材3と、2つの導光体13と、フレーム10と、集光体11と、主回路基板12とを有する。
光源モジュール2は、光源21と、この光源21が実装される配線板22とを有する。光源21には、例えば、所定の発光色(赤色(R)、緑色(G)、青色(B)、赤外線(Ir))のLED素子を有する表面実装型のLEDパッケージが適用される。配線板22には、例えば、ガラスエポキシ基板が適用され、その表面には配線パターンが設けられる。配線板22に設けられる配線パターンには、光源21の端子を接続するための実装用パッド221と、外部の主回路基板12のパッドなどに接続するための外部接続用パッド222と、実装用パッド221と外部接続用パッド222とを導通する図略の給電配線とが含まれる。そして、光源21は、配線板22に設けられる配線パターン(外部接続用パッド222、給電線、実装用パッド221)を介して、外部から電力の供給を受けて発光する。なお、光源モジュール2は、後述する主回路基板12と別体である。すなわち、光源モジュール2の配線板22と主回路基板12とは、別個独立した配線板(回路基板)である。そして、光源モジュール2は、フレーム10に収容された状態で、主回路基板12に取り付けられる。光源モジュール2の取り付け構造については後述する。
位置決め部材3は、光源モジュール2をフレーム10に位置決する部材であり、光源モジュール2の配線板22とは別体の部材である。そして、位置決め部材3は、光源モジュール2に位置決めされて固定される。なお、位置決め部材3の構成の詳細については後述する。
導光体13は、光源モジュール2の光源21が発する光を線状化する光学部材である。導光体13は、全体として主走査方向に細長い棒状の構成を有する。導光体13は、アクリル系の樹脂などといった透明の樹脂材料からなり、射出成形などによって一体に形成される。導光体13の主走査方向の端面には、光源モジュール2の光源21が発する光が入射する光入射面131が設けられる。導光体13の側面には、光拡散面132(図3A、図5参照)と光出射面133とが設けられる。光拡散面132は、光入射面131から入射した光を拡散させるための面であり、主走査方向に細長い帯状形状を有する。光拡散面132には、たとえば、光を拡散させるためのプリズム状の構造物が形成される。また、光拡散面132には、光を拡散させるためのパターンが印刷されてもよい。光出射面133は、光入射面131から入射した光を被照明体Pに向けて出射する面である。光出射面133は、光源21の発する光を線状化できるように、主走査方向に細長い帯状形状を有する。このほか、導光体13の主走査方向の端部には、フレーム10と位置決めするための係合部134が設けられる。係合部134としては、例えば、副走査方向に突出する突起状の構成が適用できる。
集光体11は、被照明体Pからの光をイメージセンサ14(後述)の表面に結像する光学部材である。集光体11には、たとえば、ロッドレンズアレイ(マイクロレンズアレイ)が適用される。一般的なロッドレンズアレイは、複数の正立等倍結像型の結像素子(ロッドレンズ)が主走査方向に直線状に配列された構成を有する。なお、集光体11は、結像素子が直線状に配列される構成であればよく、具体的な構成は限定されない。たとえば、集光体11は、複数列の結像素子が配列される構成であってもよい。
主回路基板12は、主走査方向に長い矩形状の構成を有する回路基板である。主回路基板12の上面にはイメージセンサ14が設けられ、下面には外部と接続するためのコネクタ15が実装される。また、主回路基板の長手方向(主走査方向)の端部には、光源モジュール2を取り付けるための接合孔121が設けられる。
イメージセンサ14は、集光体11により結像した光を検出して電気信号に変換する。イメージセンサ14は、集光体11からの光を受光(検出)できるように、受光面を上側に向けて実装される。イメージセンサ14には、たとえば、イメージセンサICアレイが適用される。イメージセンサICアレイは、複数のイメージセンサICが主回路基板12の上面に主走査方向に直線状に配列して実装されることによって構成される。イメージセンサICは,イメージセンサユニット1の読取の解像度に応じた複数の受光素子(光電変換素子と称することもある)から構成される。なお、イメージセンサ14は、複数のイメージセンサICが直線状に配列される構成であればよく、それ以外の構成は特に限定されない。たとえば、イメージセンサICが千鳥配列のように複数列配列される構成であってもよい。なお、イメージセンサ14としてのイメージセンサICアレイを構成するイメージセンサICには、従来公知の各種イメージセンサICが適用できる。
コネクタ15は、主回路基板12の下面に実装される。主回路基板12に設けられるイメージセンサ14や光源モジュール2の光源21は、このコネクタ15を介して外部と電気的に接続される。なお、コネクタ15は、イメージセンサユニット1を紙葉類識別装置等の所定の機器(たとえば回路基板)に、電力や電気信号を送受信可能に接続できる構成であればよく、具体的な構成は限定されない。主回路基板12に光源モジュール2とコネクタ15とが取り付けられると、光源モジュール2の配線板22に設けられる外部接続用パッド222と、主回路基板12の下面に実装されるコネクタ15とが、主回路基板12に設けられる配線パターンなどによって電気的に接続される。
フレーム10は、イメージセンサユニット1の筺体である。フレーム10は、例えば、黒色に着色されて遮光性を有する樹脂材料により形成される。樹脂材料としては、例えば、ポリカーボネートが適用できる。また、フレーム10は、上面視において主走査方向に長い長方形の形状を有する。フレーム10の内部には、導光体13を収容する導光体収容室101と、集光体11を収容する集光体収容室102と、主回路基板12を収容する回路基板収容室103と、光源モジュール2を収容する光源収容室104とが形成される。
導光体収容室101は、主走査方向に長く、上側が開口する空間である。導光体収容室101の主走査方向の端部近傍には、導光体13の係合部134が係合する被係合部105が設けられる。前述のように、導光体13の係合部134が副走査方向に突出する凸状の構成を有している場合には、被係合部105は、導光体13の係合部134が係合(嵌まり込む)できるように、副走査方向に窪む凹部が適用される。そして、導光体13の係合部134がこの被係合部105に係合することにより、導光体13はフレーム10に対して、主走査方向について位置決めされた状態に保持される。
また、フレーム10には、導光体13を保持する押さえ片106が設けられる。押さえ片106は、弾性変形可能な舌片状の構成を有する。そして、押さえ片106は、導光体収容室101に収容された導光体13を、副走査方向の一方側および上下方向の下側に向けて付勢する。このため、導光体13が導光体収容室101に収容されると、押さえ片106によって、導光体収容室101の副走査方向の一方側の内周面(主走査方向に平行な面)と底面(上側を向く面)とに、付勢された状態で当接する。このため、導光体13は、押さえ片106によって、フレーム10に対して、副走査方向と上下方向について位置決めされた状態に保持される。
集光体収容室102も、導光体収容室101と同様に、主走査方向に長く、上側が開口する空間である。集光体収容室102は、集光体11を、その光軸が上下方向を向く姿勢で(被照明体Pの読取ラインO(図5参照)を向く姿勢で)収容することができる。なお、図1に示すように、イメージセンサユニット1が1つの集光体11と2つの導光体13を有する構成であれば、フレーム10には、1つの集光体収容室102と2つの導光体収容室101が形成される。この場合には、たとえば図1に示すように、1つの集光体収容室102が2つの導光体収容室101の間に設けられる。1つの集光体収容室102と2つの導光体収容室101は互いに平行であり、いずれも長手方向が主走査方向に平行である。
光源収容室104は、主走査方向の端部近傍に設けられる。そして、光源収容室104は、導光体収容室101と連通している。さらに光源収容室104の一部は上下方向に貫通しており、回路基板収容室103と連通している。
回路基板収容室103は、フレーム10の内部の下寄りに設けられる(図4A、図4B、図5参照)。回路基板収容室103は、下側が開口する空間である。また、回路基板収容室103は、集光体収容室102と、光が通過可能な開口部によって連通している。さらに、回路基板収容室103は、光源収容室104とも連通している。
次に、位置決め部材3の構成と、位置決め部材3と光源モジュール2と主回路基板12の組み付け構造について、図3A、図3B、図4A、図4Bを参照して説明する。図3Aと図3Bは、位置決め部材3および光源モジュール2の構成例と、主回路基板12の主走査方向の端部近傍の構成例とを模式的に示す分解斜視図である。なお、図3Aは主走査方向の外側から見た図であり、図3Bは主走査方向の中心側から見た図である。図4Aと図4Bは、位置決め部材3と光源モジュール2と主回路基板12の組み付け構造を模式的に示す断面図であり、フレーム10の端部近傍を主走査方向に直角な面で切断した断面を示す。また、図4Aは、フレーム10に光源モジュール2が組み付けられていない状態を示し、図4Bは、フレーム10に光源モジュールが組み付けられた状態を示す。
図3Aと図3Bに示すように、光源モジュール2の配線板22には、被固定部223が設けられる。被固定部223は、後述する位置決め部材3の固定部311が固定される部分である。被固定部223は、例えば、配線板22を厚さ方向に貫通する貫通孔や、主走査方向視において配線板22の外周縁から内側に向かって窪む凹部や切欠きなどが適用される。本実施形態においては、被固定部223として、配線板22を厚さ方向に貫通する貫通孔が適用される例を示す。ただし、被固定部223の構成は、これら貫通孔や凹部や切欠きに限定されない。また、被固定部223の位置と数は特に限定されない。被固定部223は、後述する位置決め部材3の固定部311を係合できる構成であればよい。
位置決め部材3は、光源モジュール2をフレーム10に位置決めするための部材である。位置決め部材3は、ABS樹脂PC(ポリカーボネート)などからなり、射出成形により一体に形成される。図3Aと図3Bに示すように、位置決め部材3は、本体部31と遮光部32とを有する。本体部31は、平板状に形成される。遮光部32は、本体部31の上縁部から主走査方向の一方側(主走査方向の中心側)に向かって延出する庇状に形成される。位置決め部材3は、例えば樹脂材料からなり、射出成形によって、本体部31と遮光部32とが一体に形成される。そして、位置決め部材3の本体部31は、光源モジュール2の配線板22の一方の面(導光体13に対向する側の面、すなわち、光源21が実装される側の面)に重ねられるように設けられ、その状態で光源モジュール2の配線板22に固定される。
位置決め部材3の本体部31には、フレーム10に対して位置決めするための第1の位置決め部313aと第2の位置決め部313bが設けられる。第1の位置決め部313aは、位置決め部材3が固定された光源モジュール2をフレーム10に対して上下方向に位置決めするための部分である。例えば、図3Aと図3Bに示すように、位置決め部材3の本体部31には、副走査方向を向く面に下側を向く段差面が設けられる。そして、この段差面が第1の位置決め部313aとなる。第2の位置決め部313bは、位置決め部材3が固定された光源モジュール2をフレーム10に対して副走査方向に位置決めするための部分である。例えば、図3Aと図3Bに示すように、本体部31の副走査方向を向く一方または両方の面が、第2の位置決め部313bとなる。また、光源モジュール2の主走査方向の位置決めは、位置決め部材3の導光体13の側の面が基準となる。すなわち、この面(特に周縁部)が、第3の位置決め部313cとなる。
位置決め部材3の本体部31には、光源モジュール2に固定するための固定部311が設けられる。固定部311は、位置決め部材3の本体部31から、遮光部32とは反対側(主走査方向の外側)に向かって突出する棒状の構成を有する。そして、位置決め部材3の本体部31を光源モジュール2の配線板22の一方の面に重ね合わせると、固定部311は配線板22の被固定部223を貫通する。固定部311の主走査方向寸法(すなわち突出寸法)は、位置決め部材3の本体部31を光源モジュール2の配線板22に重ね合わせた状態で、光源モジュール2の配線板22の反対側の面から突出するように設定される。すなわち、固定部311の主走査方向寸法は、光源モジュール2の配線板22の厚さよりも大きい寸法に設定される。
そして、位置決め部材3は、固定部311をカシメることにより、光源モジュール2に固定される。具体的には、位置決め部材3を光源モジュール2の配線板22の光源21が実装される側の面に重ね、位置決め部材3の固定部311を光源モジュール2の配線板22の被固定部223と係合させる。前述のとおり、位置決め部材3の固定部311の突出寸法は、光源モジュール2の配線板22の厚さよりも大きい。このため、位置決め部材3の固定部311の先端部は、光源モジュール2の配線板22の反対側の表面から突出する。そして、配線板22から突出する固定部311の先端部をカシメることによって、位置決め部材3を光源モジュール2の配線板22に固定する。この際、光源モジュール2の配線板22に実装される光源21と、位置決め部材3の第1の位置決め部313aと第2の位置決め部313bとが、主走査方向視において、所定の寸法精度で所定の位置関係を有するようにする。これにより、位置決め部材3と光源モジュール2の光源21とが、主走査方向視において、所定の精度で所定の位置関係に保持される。
このほか、位置決め部材3の本体部31には、開口部312が設けられる。この開口部312は、位置決め部材3の本体部31と光源モジュール2の光源21との干渉を避けるとともに、光源21が発する光を通す経路となる。開口部312は、主走査方向に貫通する貫通孔である。そして、この開口部312は、光源モジュール2に固定した状態で光源21に対応する位置に設けられる。
遮光部32は、導光体13の主走査方向の端部の上側(被照明体Pの側)を覆う部分であり、位置決め部材3の本体部31の上縁部から主走査方向の中心側に向かって延出する庇状の構成を有する。このため、位置決め部材3は、全体として、副走査方向視において略「L」字形状の形状を有する。
イメージセンサユニット1の組み付け構造は、次のとおりである。導光体13をフレーム10の導光体収容室101に収容し、位置決め部材3が固定された光源モジュール2を光源収容室104に収容し、主回路基板12を回路基板収容室103に収容し、集光体11を集光体収容室102に収容する。
図4Aに示すように、光源収容室104には、位置決め部材3の第1の位置決め部313aと第2の位置決め部313bのそれぞれと当接する第1の当接部107aと第2の当接部107bが設けられる。さらに、光源収容室104には、位置決め部材3の本体部31の主走査方向中心側の面の周縁部(第3の位置決め部313c)が当接する第3の当接部107cが設けられる。本実施形態では、光源収容室104の内周面(副走査方向を向く面)に、上側を向く段差面が設けられる。そして、この段差面が、第1の当接部107aとなる。第1の当接部107aは、主走査方向および副走査方向に平行な面である。また、この段差面(第1の当接部107a)の上側に設けられる面であって、副走査方向を向く内周面が、第2の当接部107bとなる。第2の当接部107bは、副走査方向に垂直な面である。さらに、この段差面(第1の当接部107a)の上側に設けられる面であって、主走査方の外側を向く内周面が、第3の当接部107cとなる。第3の当接部107cは、主走査方向に垂直な面である。
導光体13が導光体収容室101に収容されると、フレーム10に設けられる押さえ片106が、導光体13を副走査方向の一方側および上下方向の下側に付勢する。このため、導光体13は、導光体収容室101の副走査方向の一方の内周面と底面とに、押さえ片106によって付勢された状態で当接する。したがって、導光体13は、導光体収容室101の内部に、副走査方向および上下方向に位置決めされた状態に保持される。また、導光体13が導光体収容室101に収容されると、導光体13に設けられる係合部134は、導光体収容室101の内部に設けられる被係合部105に係合する。導光体13の係合部134が導光体収容室101の被係合部105に係合すると、導光体13は導光体収容室101の内部に、主走査方向に位置決めされた状態に保持される。したがって、導光体13は、導光体収容室101の内部に収容されると、主走査方向と副走査方向と上下方向の各方向について、位置決めされた状態に保持される。
図4Bに示すように、位置決め部材3が固定された光源モジュール2を光源収容室104に収容し、その状態で、図略の治具によって、位置決め部材3を主走査方向の中心側(導光体13の側)と上下方向の下側と副走査方向の一側に付勢する。これにより、位置決め部材3の第1の位置決め部313aが光源収容室104の第1の当接部107aに当接し、第2の位置決め部313bが第2の当接部107bに当接し、本体部31の主走査方向の一方の面(第3の位置決め部313c)が第3の当接部107cに当接する。これにより、位置決め部材3は、フレーム10に対して、主走査方向と副走査方向と上下方向の各方向について位置決めされる。前述のとおり、光源モジュール2の光源21は、位置決め部材3の各々の位置決め部313a,313bに位置決めされている。このため、位置決め部材3がフレーム10に対して位置決めされることによって、光源モジュール2の光源21がフレーム10に対して各方向に位置決めされる。この状態で、光源モジュール2の配線板22を、主回路基板12にはんだによって接続する。このように、光源モジュール2の配線板22と主回路基板12とは別体であり、光源モジュール2は、光源21が導光体13に対して位置決めされた状態で、主回路基板12に取り付けられる。
このように、導光体13と光源モジュール2の光源21は、それぞれ、フレーム10に対して位置決めされた状態に維持される。前述のとおり、位置決め部材3の本体部31と光源モジュール2とは、主走査方向視において、位置決め部材3のそれぞれの位置決め部313a,313bと光源21とが所定の精度をもって所定の相対的な位置関係となるように固定され。このため、導光体13と光源モジュール2の光源21とが、所定の精度で位置決めされた状態に保持される。したがって、光源21と導光体13との位置決め精度の向上を図ることや、所望の位置決め精度を得ることが容易となる。
すなわち、一般的に、ガラスエポキシ基板はルーターなどによって切出されるため、セラミック基板などと比較して外形精度は低い。このため、光源モジュール2の配線板22にガラスエポキシ基板を用い、このガラスエポキシ基板の外周面を基準として位置決めすると、光源21と導光体13との位置決め精度を高くできない。これに対して、本実施形態にでは、射出成形により形成された位置決め部材3を用いて、光源21と導光体13とを位置決する。射出成形品であれば、外形精度を高めることができる。そして、光源21と導光体13との位置決めに、ガラスエポキシ基板である配線板22の外周を用いるのではなく、配線板22に形成された被固定部223(貫通孔、凹部、切欠き)を用いる。このような構成により、配線板22の外形寸法の精度が低い場合であっても、光源21と導光体13との位置決め精度の向上を図ることができる。このように、配線板22にセラミック基板に比較して安価なガラスエポキシ基板を適用しつつ、光源21と導光体13との位置決め精度の向上を図ることや、所望の位置決め精度を得ることができる。
なお、配線板22は、ガラスエポキシ基板に限定されるものではない。要は、配線板22の外形寸法が所望の精度よりも低い場合に、本実施形態を適用することにより、所望の位置決め精度が得られる。また、安価であるが外形寸法の精度が所望の精度よりも低い場合に、本実施形態を適用することにより、光源モジュール2の価格の上昇を抑制しつつ、光源21と導光体13との位置決め精度の向上を図ることや、所望の位置決め精度を得ることができる。
また、位置決め部材3が固定された光源モジュール2がフレーム10の光源収容室104に収容されると、位置決め部材3の遮光部32が、導光体13の主走査方向の端部の上側を覆う。このため、光源21が発する光が直接的に被照明体Pに照射されることを防止できる。そして、位置決め部材3に遮光部32を一体に設けることによって、別体の遮光部材を設けなくてもよいから、イメージセンサユニット1の部品点数の増加を防止することができる。
なお、光源モジュール2の配線板22は、主回路基板12の主走査方向の端部に取り付けられる。図3Aや図3Bや図4Aに示すように、主回路基板12の主走査方向の端部には、光源モジュール2の配線板22の下端部を嵌め込むことができる接合孔121が設けられる。この接合孔121は、副走査方向に長く、上下方向(主回路基板12の厚さ方向)に貫通する長孔である。そして、図4Bに示すように、光源モジュール2の配線板22の下端部は、この接合孔121に、光源21が実装される側が導光体13の側(主走査方向の中心側)を向く姿勢で嵌め込まれる。そして、光源モジュール2の配線板22に設けられる外部接続用パッド222と、主回路基板12に設けられる所定の配線パターンのパッド(図略)とが、ハンダにより接続される。これにより、光源モジュール2が主回路基板12に取り付けられる。
なお、光源モジュール2を主回路基板12に取り付ける構成は、前述の構成に限定されない。例えば、主回路基板12には接合孔121が設けられておらず、光源モジュール2は主回路基板12の主走査方向の端面に取り付けられる構成であってもよい。また、主回路基板12の主走査方向の端面に、上面視において主走査方向の中心側に向かって窪む凹部が設けられ、光源モジュール2の下端部がこの凹部に嵌め込まれる構成であってもよい。
また、本実施形態では、導光体13がフレーム10に直接的に収容される構成を示すが、この構成に限定されない。例えば、導光体13に導光体カバーが装着されていてもよい。この場合には、導光体カバーが導光体13に対して位置決めされた状態で装着され、導光体13が、導光体カバーを介してフレーム10に位置決めされる構成が適用できる。このほか、本実施形態では、導光体13の主走査方向の一方の端部に光源モジュール2が設けられる構成を示すが、両方の端部に光源モジュール2が設けられる構成であってもよい。さらに、導光体13の数は限定されない。例えば、イメージセンサユニット1が1つの導光体13を有する構成であってもよく、3以上の導光体13を有する構成であってもよい。そして、この場合には、それぞれの導光体13の一方または両方の端部に光源モジュール2が設けられる構成であればよい。さらに、イメージセンサユニット1は、フレーム10の上側を覆うカバー部材16(図5参照)を有していてもよい。カバー部材16には、透明な板状の部材が適用される。
(イメージセンサユニットの動作)
ここで、イメージセンサユニット1の動作について説明する。光源モジュール2の光源21が発する光は、導光体13の光入射面131に入射する。イメージセンサユニット1が2つの光源モジュール2を有する構成であれば、これら2つの光源モジュール2が同期して各色および赤外線のLED素子を順次点灯する。光源モジュール2の光源21が発する光は、導光体13の光入射面131からその内部に入射し、光拡散面132において拡散するなどしてその内部を伝搬する。
導光体13の内部を伝搬した光は、導光体13の光出射面133から線状化されて被照明体Pの読取ラインO(図5参照)に向けて出射する。被照明体Pの読取ラインOからの反射光は、集光体によってイメージセンサ14の表面に結像する。イメージセンサ14は、集光体11によって結像した光学像を検出して電気信号に変換する。そして、イメージセンサユニット1は、被照明体Pに光を照射して反射光を検出する動作を、被照明体Pと副走査方向に相対的に移動しながら、短時間で周期的に繰り返す。イメージセンサユニット1は、このような動作によって、被照明体Pに設けられる所定のパターン(たとえば、ホログラム)を可視光画像として読み取るとともに、被照明体Pを赤外画像として読み取る。
(紙葉類識別装置)
イメージセンサユニット1が適用される紙葉類識別装置5について、図5を参照して説明する。図5は、紙葉類識別装置5の構成を模式的に示す断面図であり、主走査方向に直角な面で切断した断面を示す。紙葉類識別装置5は、被照明体Pである紙幣などに光を照射すると共に、紙幣からの光を読み取り、読み取った光を用いて紙幣の種類や真贋の識別を行う。
図5に示すように、紙葉類識別装置5は、イメージセンサユニット1と、紙幣を搬送する搬送ローラー51と、コネクタ15に配線接続された識別手段としての画像識別部52とを備える。そして、紙葉類識別装置5には、搬送ローラー51によって紙幣を挟んでカバー部材16を介してイメージセンサユニット1の上側を読取方向(副走査方向)に搬送するための搬送経路Aが設定される。なお、集光体11の紙幣側の焦点は、搬送経路Aの中央に設定される。
このような構成の紙葉類識別装置5の動作は、次のとおりである。紙葉類識別装置5に適用されるイメージセンサユニット1が、前述した動作によって、紙幣に設けられる所定のパターンを可視光画像として読み取るとともに、紙幣を赤外画像として読み取る。その後、画像識別部52は、予め用意された真券である紙幣に可視光線および赤外線を照射することで得られた真券紙幣画像と、真贋判定時に判定対象となる紙幣の可視光画像と赤外画像とを比較することで、紙幣の真贋判定を行う。これは、真券である紙幣には、可視光下と、赤外光下とから得られる画像がそれぞれ異なるような領域が設けられているためである。なお、説明および図示を省略した部分については、従来の紙葉類識別装置と同じ構成が適用できる。また、画像識別部52は主回路基板12に設けられる構成であってもよい。
なお、本実施形態においては、可視光線および赤外線を照射することで紙幣を可視光画像および赤外画像として読み取る構成を示したが、この構成に限定されない。たとえば、紫外線を照射する構成であっても構わない。また、被照明体Pとして紙幣が適用される構成を示したが、紙葉類の種類は限定されるものではない。たとえば、各種有価証券やIDカードなどが適用できる。
また、図5では、紙葉類識別装置5が1基のイメージセンサユニット1を有する構成を示したが、紙葉類識別装置5はこの構成に限定されない。例えば、2基のイメージセンサユニット1が、搬送経路Aを挟んで対向するように設けられていてもよい。このような構成によれば、紙幣の両面の読取が可能になる。また、搬送経路Aを挟んでイメージセンサユニット1に対向する位置に、紙幣に対して光を照射する光源が設けられる構成であってもよい。このような構成によれば、イメージセンサユニット1は、紙幣を透過した光を読取ることができる。
(画像読取装置(その1))
図6は、本発明の実施形態であるイメージセンサユニット1を適用できる画像読取装置としてのフラットベッド方式のスキャナー7aの構成を示す斜視図である。スキャナー7aは、筺体71aと、被照明体載置部としてのプラテンガラス72と、イメージセンサユニット1と、イメージセンサユニット1を駆動する駆動機構と、回路基板73aと、プラテンカバー74とを有する。被照明体載置部としてのプラテンガラス72は、ガラスなどの透明板からなり、筺体71aの上面に取り付けられる。プラテンカバー74は、プラテンガラス72に載置された被照明体Pを覆うように、筺体71aに対してヒンジ機構などを介して開閉可能に取付けられる。イメージセンサユニット1と、このイメージセンサユニット1を駆動するための駆動機構と、回路基板73aとは、筺体71aの内部に収容される。
駆動機構は、保持部材750と、ガイドシャフト751と、駆動モーター752と、ワイヤー754とを含む。保持部材750は、イメージセンサユニット1を囲むように保持する。ガイドシャフト751は、保持部材750をプラテンガラス72に沿って読取方向(副走査方向)に移動可能にガイドする。駆動モーター752と保持部材750とはワイヤー754を介して連結されており、駆動モーター752の駆動力によってイメージセンサユニット1を保持する保持部材750を副走査方向に移動させる。そして、イメージセンサユニット1は、駆動モーター752の駆動力によって副走査方向に移動しながら、プラテンガラス72に載置された被照明体Pである原稿などを読み取る。このように、イメージセンサユニット1と被照明体Pとを相対的に移動させながら、被照明体Pを読み取る。
回路基板73aには、イメージセンサユニット1が読み取った画像に所定の画像処理を施す画像処理回路や、イメージセンサユニット1を含むスキャナー7aの各部を制御する制御回路や、スキャナー7aの各部に電力を供給する電源回路などが構築される。
(画像読取装置(その2))
図7は、本発明の実施形態であるイメージセンサユニット1を適用できる画像読取装置としてのシートフィード方式のスキャナー7bの構成を示す断面模式図である。図7に示すように、スキャナー7bは、筺体71bと、イメージセンサユニット1と、搬送ローラー76と、回路基板73bと、カバーガラス77とを有する。搬送ローラー76は、図示を省略した駆動機構によって回転し、被照明体Pを挟んで搬送する。カバーガラス77は、イメージセンサユニット1の上側を覆うように設けられる。回路基板73bには、イメージセンサユニット1を含むスキャナー7bの各部を制御する制御回路や、スキャナー7bの各部に電力を供給する電源回路などが構築される。
そして、スキャナー7bは、搬送ローラー76によって被照明体Pを読み取り方向(副走査方向)に搬送しつつ、イメージセンサユニット1により被照明体Pを読み取る。すなわち、イメージセンサユニット1と被照明体Pとを相対的に移動させながら、被照明体Pを読み取る。なお、図7においては、被照明体Pの片面を読み取るスキャナー7bの例を示すが、2つのイメージセンサユニット1が被照明体の搬送経路Aを挟んで対向するように設けられ、被照明体Pの両面を読み取る構成であってもよい。
以上、図6と図7を参照して、本発明を適用できるイメージセンサユニット1を用いた画像読取装置の例としてスキャナー7a,7bを説明したが、イメージセンサユニット1を用いた画像読取装置の構成や種類は、これらに限定されるものではない。
(画像形成装置)
次に、本発明の実施形態である画像形成装置9について、図8と図9を参照して説明する。本発明の実施形態である画像形成装置9には、本発明の実施形態であるイメージセンサユニット1が適用される。図8は、本発明の実施形態である画像形成装置9の外観斜視図である。図9は、本発明の実施形態である画像形成装置9の筺体91の内部に設けられる画像形成部92を抜き出して示した斜視図である。図8と図9に示すように、画像形成装置9は、フラットベッド方式のスキャナーとインクジェット方式のプリンタとの複合機(MFP;Multifunction Printer)である。画像形成装置9は、画像を読取る画像読取手段としての画像読取部93と、画像を形成する画像形成手段としての画像形成部92とを有する。そして、画像形成装置9の画像読取部93には、イメージセンサユニット1が組み込まれる。なお、画像形成装置9の画像読取部93は、前述の画像読取装置と共通の構成が適用できる。したがって、画像読取装置と共通の構成については説明を省略する。
図8に示すように、画像形成装置9には、操作部94が設けられる。操作部94には、操作メニューや各種メッセージなどを表示する表示部941と、画像形成装置9を操作するための各種操作ボタン942が設けられる。また、図9に示すように、画像形成装置9の筺体91の内部には、画像形成部92が設けられる。画像形成部92は、搬送ローラー921と、ガイドシャフト922と、インクジェットカートリッジ923と、モーター926と、一対のタイミングプーリー927とを有する。搬送ローラー921は、駆動源の駆動力によって回転し、記録媒体としての印刷用紙Rを副走査方向に搬送する。ガイドシャフト922は棒状の部材であり、その軸線が印刷用紙Rの主走査方向に平行となるように画像形成装置9の筺体91に固定される。
インクジェットカートリッジ923は、ガイドシャフト922上をスライドすることによって、印刷用紙Rの主走査方向に往復動できる。インクジェットカートリッジ923は、たとえば、シアンC、マゼンタM、イエローY、黒Kのインクを備えたインクタンク924(924C,924M,924Y,924K)と、これらのインクタンク924にそれぞれ設けられた吐出ヘッド925(925C,925M,925Y,925K)から構成される。一対のタイミングプーリー927の一方は、モーター926の回転軸に取り付けられる。そして、一対のタイミングプーリー927は、印刷用紙Rの主走査方向に互いに離れた位置に設けられる。タイミングベルト928は、一対のタイミングプーリー927に平行掛けに巻き掛けられ、所定の箇所がインクジェットカートリッジ923に連結される。
画像形成装置9の画像読取部93は、イメージセンサユニット1が読み取った画像を、印刷に適した形式の電気信号に変換する。そして、画像形成装置9の画像形成部92は、画像読取部93のイメージセンサユニット1が変換した電気信号に基づいて、搬送ローラー921、モーター926、インクジェットカートリッジ923を駆動し、印刷用紙Rに画像を形成する。このほか、画像形成装置9の画像形成部92は、外部から入力された電気信号に基づいて画像を形成することができる。なお、画像形成装置9のうち、画像形成部92の構成および動作は、従来公知の各種プリンタと同じ構成が適用できる。したがって、詳細な説明は省略する。なお、画像形成部92としてインクジェット方式による画像形成装置を説明したが、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式などどのような方式であっても構わない。
以上、本発明の実施形態および実施例について詳細に説明したが、前述の実施形態および実施例は、本発明を実施するにあたっての具体例を示したに過ぎない。本発明の技術的範囲は、前述の実施形態および実施例に限定されるものではない。本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更が可能である。
たとえば、本発明にかかる画像読取装置は、前述の実施形態に記載される構成のイメージスキャナーに限定されるものではない。また、画像形成装置も、インクジェット方式に限定されず、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式などどのような方式であってもよく、前述の実施形態に記載される複合機に限定されるものではない。本発明にかかるイメージセンサユニットが適用される複写機やファクシミリも、本発明の画像読取装置に含まれる。
本発明は、イメージセンサユニットと、このイメージセンサユニットが適用される画像読取装置や画像形成装置(たとえば、イメージスキャナー、ファクシミリ、複写機、複合機など)に有効に利用できるものである。
1:イメージセンサユニット
10:フレーム
101:導光体収容室
102:集光体収容室
103:回路基板収容室
104:光源収容室
105:被係合部
106:押さえ片
107a〜107c:当接部
11:集光体
12:主回路基板
121:接合孔
13:導光体
131:光入射面
132:光拡散面
133:光出射面
134:係合部
14:イメージセンサ
15:コネクタ
16:カバー部材
2:光源モジュール
21:光源(LEDパッケージ)
22:配線板
221:実装用パッド
222:外部接続用パッド
223:被固定部
3:位置決め部材
31:本体部
311:固定部
312:開口部
313a,313b:位置決め部
32:遮光部
A:搬送経路
P:被照明体
O:読取ライン

Claims (15)

  1. 光源を有する光源モジュールと、
    前記光源が発する光を線状化する導光体と、
    前記光源モジュールと前記導光体とが収容されるフレームと、
    を有し、
    前記光源モジュールが位置決めされて固定される位置決め部材を備え、
    前記位置決め部材は前記フレームに位置決めされて収容されるとともに、前記導光体は前記フレームに位置決めされて収容されることを特徴とするイメージセンサユニット。
  2. 前記フレームには、前記位置決め部材が固定された前記光源モジュールを収容できる光源収容室が設けられ、
    前記位置決め部材は、前記光源収容室の内周面に当接することによって、前記フレームに対して位置決めされることを特徴とする請求項1に記載のイメージセンサユニット。
  3. 前記光源収容室は、主走査方向とも副走査方向とも平行な面である第1の当接部を備え、
    前記位置決め部材は、前記第1の当接部と当接する第1の位置決め部を備えることを特徴とする請求項2に記載のイメージセンサユニット。
  4. 前記光源収容室は、副走査方向と垂直な面である第2の当接部を備え、
    前記位置決め部材は、前記第2の当接部と当接する第2の位置決め部を備えることを特徴とする請求項2または3に記載のイメージセンサユニット。
  5. 前記光源収容室は、主走査方向と垂直な面である第3の当接部を備え、
    前記位置決め部材は、前記第3の当接部と当接する第3の位置決め部を備えることを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載のイメージセンサユニット。
  6. 前記位置決め部材には、前記導光体の端部を覆う遮光部が設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のイメージセンサユニット。
  7. 前記位置決め部材は、前記光源モジュールに固定されることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のイメージセンサユニット。
  8. 前記位置決め部材は、前記光源モジュールにかしめられて固定されることを特徴とする請求項7に記載のイメージセンサユニット。
  9. 前記光源モジュールは、配線板を有し、前記光源は前記配線板に実装され、
    前記位置決め部材は前記光源モジュールの前記配線板に固定されることを特徴とする請求項7または8に記載のイメージセンサユニット。
  10. 前記光源モジュールは、配線板を有し、前記光源は前記配線板に実装されることを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のイメージセンサユニット。
  11. 被照明体からの光を検出するイメージセンサが設けられる回路基板をさらに有し、
    前記配線板は前記回路基板とは別体であり、前記配線板は前記回路基板に取り付けられることを特徴とする請求項9または10に記載のイメージセンサユニット。
  12. 前記光源は、表面実装型のLEDパッケージである事を特徴とする請求項9から11のいずれか1項に記載のイメージセンサユニット。
  13. イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る紙葉類識別装置であって、
    前記イメージセンサユニットは、請求項1から12のいずれか1項に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする紙葉類識別装置。
  14. イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る画像読取装置であって、
    前記イメージセンサユニットは、請求項1から12のいずれか1項に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする画像読取装置。
  15. イメージセンサユニットと被照明体とを相対的に移動させながら、前記被照明体からの反射光を読み取る画像読取手段と、
    記録媒体に画像を形成する画像形成手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記イメージセンサユニットは、請求項1から12のいずれか1項に記載のイメージセンサユニットであることを特徴とする画像形成装置。
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