JP6556593B2 - 農業用被覆資材 - Google Patents
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Description
該不織布の目付が10〜30g/m2であり、
該繊維の芯部がポリエステル系重合体、鞘部がポリオレフィン系重合体からなり、鞘部の重合体の融点が芯部の重合体の融点よりも40℃以上低く、
不織布は、単繊維繊度が13〜20デシテックスの太繊度繊維と単繊維繊度が5〜10デシテックスの細繊度繊維の2種の繊度の異なる芯鞘型複合連続繊維によって構成され、
構成繊維同士は、熱圧着部により一体化しており、該熱圧着部の面積率が10〜30%であることを特徴とする農業用被覆資材を要旨とするものである。
キセン−1、オクテン−1または類似の高級α−オレフィンと共重合させたものが好ましい。
上記した機能を効果的に発揮するには、太繊度繊維と細繊度繊維との質量比は、太繊度繊維/細繊度繊維=30/70〜80/20が好ましい。
(1)目付(g/m2):10cm×10cmの試料片10点を作成し、標準状態における各試料片の質量(g)を秤量し、得られた値の平均値を単位面積当たりに換算して、不織布の目付(g/m2)とした。
(2)単繊維繊度(デシテックス):顕微鏡を用いて繊維ウェブを観察し、50本の繊維の繊維径をそれぞれ測定し、密度補正して求めた繊度の平均値を単糸繊度(デシテックス)とした。
(3)引張強力(N/5cm幅)および伸度(%):幅5cm×長さ20cmの試験片を10個準備し、定速伸長型引張試験機(オリエンテック社製、商品名「UTM−4−1−100」)を用いて、JIS−L−1913に準じて測定した。このときの条件は、つかみ間隔が10cm、引張速度20cm/分であった。伸張−荷重曲線を描き、得られた伸長−荷重曲線から、求められる最大荷重時の強さ(N/5cm幅)を測定し、10点の平均値を引張強力とした。また、最大荷重時の伸びを測定し、この伸びから伸度を求めて、10点の平均値を伸度(%)とした。
(4)風抜け性:不織布から150mm(MD)×150mm(CD)の試験片を30点採取した。採取した試験片6枚を重ね、その重ねた試験片(5点)を測定用試験片として用い、JIS L 1096に記載のA法(フラジール法)で通気度〔cm3/cm2/秒〕を測定した。各試験片の通気度の平均値を求め、小数点第1位を四捨五入して不織布の風抜け性として下記の基準により評価した。
○:250〔cm3/cm2/秒〕以上
△:150〔cm3/cm2/秒〕以上250〔cm3/cm2/秒〕未満
×:150〔cm3/cm2/秒〕未満
(5)保温性:試験場にて、夜間の平均気温が5℃以下の時期に2週間被覆し、ネギの生育具合を観察し、3段階評価を行った。
○:生育が、露地栽培よりも顕著に促進されている。
△:生育が、露地栽培よりは促進されている。
×:路地栽培と同等
芯部に配するポリエステル系重合体として、融点が258℃、固有粘度が0.70のポリエチレンテレフタレートを使用した。鞘部に配するポリオレフィン系重合体として、融点が128℃、メルトインデックス値が25g/10分の高密度ポリエチレンを使用した。鞘/芯=35/65(質量比)となるように個別に計量した後、個別のエクトル−ダー型押出機を用いて溶融し、芯鞘形複合断面となるように溶融紡糸した。その紡糸糸条を冷却した後、エアーサッカーにより3500m/分の速度で引き取り、公知の開繊器にて開繊させ、移動する捕集面上に捕集・堆積させて連続繊維からなる不織ウエブとした。得られた芯鞘型複合連続繊維の単繊維繊度は15dtex(太繊度繊維)であった。さらに、同様の方法で、吐出量を変えて、単繊維繊度が7dtexの細繊度の芯鞘型複合連続繊維からなる不織布ウエブを得た。
実施例1において、太繊度繊維の連続繊維みからなるウェブ(目付15g/m2)のみを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1の不織布を得た。
実施例1において、細繊度繊維の連続繊維みからなるウェブ(目付15g/m2)のみを用いたこと以外は、実施例1と同様にして、比較例2の不織布を得た。
Claims (4)
- 芯鞘型複合連続繊維により構成される不織布からなる農業用被覆資材であり、
該不織布の目付が10〜30g/m2であり、
該繊維の芯部がポリエステル系重合体、鞘部がポリオレフィン系重合体からなり、鞘部の重合体の融点が芯部の重合体の融点よりも40℃以上低く、
不織布は、単繊維繊度が13〜20デシテックスの太繊度繊維と単繊維繊度が5〜10デシテックスの細繊度繊維の2種の繊度の異なる芯鞘型複合連続繊維によって構成され、
構成繊維同士は、熱圧着部により一体化しており、該熱圧着部の面積率が10〜30%であることを特徴とする農業用被覆資材。 - 不織布の一方の面は太繊度繊維が堆積してなり、他方の面は細繊度繊維が堆積してなることを特徴とする請求項1記載の農業用被覆資材。
- 不織布を構成する太繊度繊維と細繊度繊維との質量比が、太繊度繊維/細繊度繊維=30/70〜80/20であることを特徴とする請求項1または2記載の農業用被覆資材。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の農業用被覆資材により構成され、農作物あるいは苗に直に触れるように覆って敷設するシートであることを特徴とするべたがけシート。
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