JP6554983B2 - 液体噴射装置及びキャップ - Google Patents
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Description
上記課題を解決する液体噴射装置は、液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部と、前記液体噴射部に接触したときに前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップと、を備え、前記キャップは、前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、前記キャップ内に開口する吸引孔と、前記キャップ内に開口する大気連通孔と、前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に配置される仕切部材と、を有し、前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置される。
この構成によれば、底壁部と仕切部材の距離は、側壁部と仕切部材の距離よりも長いので、大気連通孔から流入する気体は、ノズルが開口する第1空間よりも、底壁部と仕切部材により囲み形成される第2空間に流動しやすくなる。これにより、キャップ内に流入する気体がノズル内に入りにくくなるので、気体の流入に伴う噴射不良の発生を抑制することができる。
この構成によれば、保持部材で仕切部材を保持することにより、仕切部材と底壁部との間に第2空間を形成することができる。また、保持部材で仕切部材を保持することにより、仕切部材と側壁部との間の隙間を精度よく確保することができる。
この構成によれば、仕切部材がキャッピング時にノズルと対向する位置に配置されることにより、側壁部と仕切部材の間の隙間にノズルが対向しないようにすることができる。これにより、隙間を通じて第2空間から第1空間に流入する気体がノズルに入り込むことを抑制することができる。
この構成によれば、キャッピング時に仕切部材が大気連通孔の開口とノズルの開口との間に配置されるので、大気連通孔を通じてキャップ内に流入する気体がノズルに入り込むことを抑制することができる。
この構成によれば、キャッピング時に仕切部材が吸引孔の開口とノズルの開口との間に配置されるので、吸引を停止したときなどに吸引孔からキャップ内に液体または気体が逆流したとしても、その液体または気体がノズルに入り込むことを抑制することができる。
この構成によれば、吸引孔の開口の一部が仕切部材によって覆われるので、吸引孔を通じてキャップ内を吸引したときに、多孔質材により構成される仕切部材に吸収された液体を吸い出して、キャップ外に排出することができる。
図4及び図5に示すように、キャップ40は、凹部50を有する本体部51と、凹部50内に収容される仕切部材61と、凹部50内で仕切部材61を保持する保持部材71と、を備える。仕切部材61は液体を吸収可能な多孔質材により構成することが好ましい。保持部材71は、例えば金属板または樹脂等により構成することができる。
吸引クリーニングの実行に際しては、まず、液体噴射部26を非印刷領域RAに移動させる。そして、キャップ40を液体噴射部26に近づく方向に移動させて、リップ部52cを液体噴射部26に押し当ててキャッピングを行うことにより、キャップ40が液体噴射部26との間に空間CPを形成する。この状態で大気開放弁39が閉弁状態になると、空間CPは閉空間となる。
(1)キャップ40内の空間を第1空間S1と第2空間S2とに仕切る仕切部材61は、側壁部52との間に隙間SPを生じるようにキャップ40内に配置される。そのため、キャッピング時に吸引孔54を通じてキャップ40内を吸引すると、第2空間S2に生じた負圧が側壁部52との間に生じた隙間SPを通じて第1空間S1に及び、ノズル27から液体を吸引排出させる吸引クリーニングが実行される。また、吸引クリーニングの実行後、キャップ40内に生じた負圧を解消するために大気連通孔55を通じてキャップ40内を大気に連通させると、大気連通孔55から外気が勢いよくキャップ40内に流入する。このとき、大気連通孔55が開口する第2空間S2とノズル27が開口する第1空間S1とは仕切部材61によって仕切られているため、キャップ40内の液体や流入した気体がノズル27内に入って、噴射不良の原因となる気泡となることが抑制される。したがって、吸引クリーニングに伴う噴射不良の発生を抑制することができる。
・図8に示す変更例のように、保持部材71において底壁部53に接触する部分を板ばねでない支持部79にしてもよい。
Claims (8)
- 液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部と、
前記液体噴射部に接触したときに前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップと、
を備え、
前記キャップは、前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、前記側壁部と交差する底壁部と、前記キャップ内に開口する吸引孔と、前記キャップ内に開口する大気連通孔と、前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に配置される仕切部材と、を有し、
前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置され、
前記底壁部と前記仕切部材の距離は、前記側壁部と前記仕切部材の距離よりも長い
ことを特徴とする液体噴射装置。 - 前記キャップは、前記キャップ内で前記仕切部材を保持する保持部材を有し、
前記保持部材により前記隙間が確保される
ことを特徴とする請求項1に記載の液体噴射装置。 - 前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記ノズルと対向する位置に配置される
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体噴射装置。 - 前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記大気連通孔の開口と前記ノズルの開口との間に配置される
ことを特徴とする請求項1〜請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。 - 前記仕切部材は、前記キャッピング時に前記吸引孔の開口と前記ノズルの開口との間に配置される
ことを特徴とする請求項1〜請求項4のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。 - 前記仕切部材は液体を吸収可能な多孔質材により構成され、
前記吸引孔の開口の一部は前記仕切部材によって覆われる
ことを特徴とする請求項1〜請求項5のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置。 - 液体を噴射可能なノズルを有する液体噴射部に接触したときに、前記ノズルが開口する空間を囲み形成するキャッピングを行うように構成されたキャップであって、
前記キャッピング時に先端が前記液体噴射部に接触する側壁部と、
前記側壁部と交差する底壁部と、
前記キャップ内に開口する吸引孔と、
前記キャップ内に開口する大気連通孔と、
前記側壁部との間に隙間を生じるように前記キャップ内に収容される仕切部材と、
を備え、
前記仕切部材は、前記キャップ内の空間を、前記側壁部の先端部分が形成する第1空間と、前記吸引孔及び前記大気連通孔が開口する第2空間とに仕切るように前記キャップ内において配置され、
前記底壁部と前記仕切部材の距離は、前記側壁部と前記仕切部材の距離よりも長い
ことを特徴とするキャップ。 - 前記仕切部材は液体を吸収可能な多孔質材により構成され、
前記吸引孔の開口の一部は前記仕切部材によって覆われる
ことを特徴とする請求項7に記載のキャップ。
Priority Applications (1)
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JP2015153384A JP6554983B2 (ja) | 2015-08-03 | 2015-08-03 | 液体噴射装置及びキャップ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015153384A JP6554983B2 (ja) | 2015-08-03 | 2015-08-03 | 液体噴射装置及びキャップ |
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JP2017030269A JP2017030269A (ja) | 2017-02-09 |
JP6554983B2 true JP6554983B2 (ja) | 2019-08-07 |
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ID=57986681
Family Applications (1)
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