JP2000301734A - インキカートリッジ - Google Patents

インキカートリッジ

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JP2000301734A
JP2000301734A JP11112500A JP11250099A JP2000301734A JP 2000301734 A JP2000301734 A JP 2000301734A JP 11112500 A JP11112500 A JP 11112500A JP 11250099 A JP11250099 A JP 11250099A JP 2000301734 A JP2000301734 A JP 2000301734A
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Japan
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ink storage
air
print head
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JP11112500A
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Masayoshi Kiritake
雅宜 桐竹
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Mitsubishi Pencil Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Pencil Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/175Ink supply systems ; Circuit parts therefor
    • B41J2/17503Ink cartridges
    • B41J2/17513Inner structure

Abstract

(57)【要約】 【課題】 印字ヘッドへのゴミ、空気等の侵入を防止
し、インキを無駄なく使用し、印字速度の高速化に対応
する。 【解決手段】 インキ貯留室17にインキIをそのまま
貯留する。印字ヘッド接続部19をインキ貯留室17の
底側に配置し、インキ保溜体20をインキ貯留室17の
底側かつ印字ヘッド接続部19の上横側に配置する。イ
ンキ保溜体20には、複数の縦向板状の羽部22を相互
間にインキ保溜間隙24を形成するように横方向に並列
して設け、羽部22には、連通切欠23を横方向に伸延
した空気インキ移動溝25を形成するように整列して設
ける。空気インキ移動溝25の一端側は空気取入孔16
に連通させ、他端側はインキ貯留室17に連通させる。
空気インキ移動溝25は、インキ貯留室17の圧力が過
大又は過小になると、インキ貯留室17とインキ保溜間
隙24又は空気取入孔16との間で、インキI又は空気
Aを移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字ヘッドのノズ
ルからインキを滴状に吐出、飛翔させて紙等に付着させ
るインキジェットプリンター(インキジェット記録装
置)に使用されるインキカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】インキジェットプリンターのインキカー
トリッジには、インキを貯留するインキ貯留室(インキ
タンク)が備えられており、インキ貯留室には、空気取
入孔等の空気移動通路が連通している。そして、空気移
動通路はインキの表面張力(毛管力)により閉鎖されて
おり、インキの使用(消費)に伴ってインキ貯留室の圧
力が過小になると、空気移動通路を介して外部の空気
(大気)がインキ貯留室に取り入れられることによっ
て、インキ貯留室の圧力が上昇するように構成されてい
る(特許2683187号公報、特許2684508号
公報、特開平7−68780号公報、特開平3−169
562号公報、特開平8−290585号公報等)。
【0003】そして、インキカートリッジには、インキ
貯留室と隣接した配置で、インキ保溜体が備えられてい
る。インキ保溜体は、温度上昇等によりインキ貯留室の
圧力が過大になると、インキ貯留室からインキの一部を
吸収してインキ貯留室の空気を膨張させることによっ
て、インキ貯留室の圧力を降下させるように構成されて
いる。そして、インキ保溜体としては、スポンジ等の塊
状多孔質体の微細孔にインキを吸収する構造(特許26
83187号公報、特許2684508号公報、特開平
7−68780号公報)や、縦方向(上下方向)に並列
した複数の横向板状の羽部の相互間のインキ保溜間隙に
インキを吸収する構造(特開平3−169562号公
報、特開平8−290585号公報)等がある。
【0004】また、縦方向に並列した複数の羽部からな
るインキ保溜体の場合には、インキ保溜体がインキ貯留
室の下側かつ印字ヘッドの上側に配置され、繊維束等か
らなる中継芯(インキ移動通路)がインキ保溜体の羽部
を縦方向に貫通して設けられ、インキ貯留室から印字ヘ
ッド側に中継芯の毛管力によりインキを移動させる構造
(特開平8−290585号公報)や、インキ保溜体が
インキ貯留室の下側かつ印字ヘッドの下側に配置され、
インキ誘導溝(インキ移動通路)の毛管力によりインキ
保溜体からインキを吸い上げる構造(特開平3−169
562号公報)になっている。
【0005】また、縦方向に並列した複数の羽部からな
るインキ保溜体の場合には、一般に、羽部間のインキ保
溜間隙とインキ貯留室との間でインキを移動させるイン
キ移動通路(中継芯、インキ導通溝)と、インキ貯留室
に外部の空気を移動させる空気移動通路(空気取入孔、
通気路)とが、別個に形成された構造となっている(特
開平8−290585号公報、特開平3−169562
号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】スポンジ等の塊状多孔
質体は、所望の大きさに切断する際に微細な切断屑(カ
ス)が発生し、この切断屑等の微細ゴミが塊状多孔質体
中の微細孔に入り込む場合があり、塊状多孔質体の微細
孔の奥に入り込んだ微細ゴミを洗浄して完全に除去する
ことは困難である。従って、塊状多孔質体からなるイン
キ保溜体を使用したインキカートリッジでは、塊状多孔
質体から微細ゴミがインキに混入し、微細ゴミにより印
字ヘッドが詰まる可能性がある。
【0007】また、塊状多孔質体からなるインキ保溜体
を使用したインキカートリッジでは、塊状多孔質体に吸
収されたインキを完全に使用(消費)することが困難で
あって、インキの全収容量中の約50〜60%程度しか
使用できない。従って、インキの使用予定量よりもイン
キ貯留室の容積を大きくする必要があり、インキカート
リッジが大型化し、インキジェットプリンターへのイン
キカートリッジの装着スペースを大きくする必要があ
る。
【0008】また、縦方向に並列した複数の羽部からな
るインキ保溜体が印字ヘッドの上側に配置され、中継芯
によりインキ貯留室から印字ヘッド側にインキを移動さ
せるインキカートリッジでは、インキの移動が中継芯の
毛管力により行われるため、印字ヘッド側へのインキの
移動速度が遅く、印字速度の高速化に対応することがで
きない。また、縦方向に並列した複数の羽部からなるイ
ンキ保溜体が印字ヘッドの下側に配置され、インキ移動
通路と空気移動通路とが別個に形成されたインキカート
リッジでは、インキ保溜体から印字ヘッド側へインキを
完全に吸い上げることが困難である。
【0009】本発明は、このような問題に鑑み、印字ヘ
ッドにゴミ、空気等が供給されることを防止することが
でき、インキを無駄なく使用することができ、また、印
字速度の高速化に好適に対応することができるインキカ
ートリッジを提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明においては、インキをそのま
ま(スポンジ等の塊状多孔質体に吸収せずに)貯留する
インキ貯留室と、インキ貯留室の底側に配置された印字
ヘッド接続部と、インキ貯留室の底側かつ印字ヘッド接
続部の上横側に配置されたインキ保溜体とが備えられ、
インキ保溜体には、複数の縦向板状の羽部が、相互間に
インキ保溜間隙を形成するように横方向に並列して設け
られ、羽部には、隣り合うインキ保溜間隙を連通させる
連通切欠が、横方向に伸延した空気インキ移動溝を形成
するように整列して設けられ、空気インキ移動溝の一端
側は、空気取入孔に連通し、空気インキ移動溝の他端側
は、インキ貯留室に連通し、空気インキ移動溝は、イン
キ貯留室の圧力が過大となる際に、インキ貯留室からイ
ンキ保溜間隙にインキを移動させ、インキ貯留室の圧力
が過小となる際に、インキ保溜間隙からインキ貯留室に
インキを移動させ、又は、空気取入孔からインキ貯留室
に空気を移動させる。
【0011】請求項1に記載の発明によれば、スポンジ
等の塊状多孔質体にインキを吸収せずに、インキ貯留室
にインキをそのまま貯留するため、塊状多孔質体から微
細ゴミがインキに混入して微細ゴミにより印字ヘッドが
詰まることを防止することができ、また、インキ貯留室
に貯留されたインキを残さずに使用することができる。
そして、印字ヘッド接続部がインキ貯留室の底側に配置
されているため、インキ貯留室と印字ヘッド接続部との
間に繊維束等からなる中継芯を設ける場合と比較して、
インキ貯留室から印字ヘッド側へのインキの移動速度を
速くすることができ、印字速度の高速化に容易に対応す
ることができる。
【0012】また、スポンジ等の塊状多孔質体ではな
く、横方向に並列した複数の羽部からなるインキ保溜体
が備えられているので、塊状多孔質体から微細ゴミがイ
ンキに混入して微細ゴミにより印字ヘッドが詰まること
を防止することができる。そして、インキ保溜体は印字
ヘッド接続部の上横側に配置され、インキ貯留室の圧力
が過大又は過小になる際にインキ及び空気を移動させる
空気インキ移動溝が横方向に伸延して設けられているの
で、インキ貯留室の圧力を所定範囲内に好適に維持する
ことができ、また、インキ保溜体に保溜されたインキを
無駄なく使用することができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明においては、
インキ滞留室と印字ヘッド接続部との間には、横向板状
の流動抵抗部材が設けられ、流動抵抗部材は、インキ貯
留室の圧力が過大になる際に、インキ貯留室から印字ヘ
ッド接続部にインキが移動することを抑制する。請求項
2に記載の発明によれば、インキ貯留室の圧力が過大に
なる際に、インキ貯留室から印字ヘッド接続部へのイン
キの移動が流動抵抗部材により抑制されるため、印字ヘ
ッドからインキが過剰に吐出すること(ボタ垂れ)を防
止することができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明においては、
流動抵抗部材は、インキ貯留室から印字ヘッド接続部に
ゴミや空気が移動することを防止する。請求項3に記載
の発明によれば、インキ貯留室のインキにゴミが混入し
た場合に、インキ貯留室から印字ヘッド接続部へのゴミ
の移動が流動抵抗部材により抑制されるため、ゴミによ
り印字ヘッドが詰まることを防止することができる。ま
た、インキカートリッジを倒立させたような場合に、イ
ンキ貯留室から印字ヘッド接続部への空気の移動が流動
抵抗部材により抑制されるため、印字ヘッドへのインキ
の供給が途絶えることを防止することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は、本発明の実施の形態に係
るインキカートリッジの縦断面図であり、図2は、図1
中のインキ保溜体の横断面図である。
【0016】図1に示すように、本発明の実施の形態に
係るインキカートリッジには、横向板状の頂板部11、
縦向板状の横板部12、横向板状の底板部13により中
空箱状に形成された本体部10が備えられており、底板
部13の横側偏倚位置には、インキ吐出口15が縦方向
(上下方向)に貫通して設けられている。また、インキ
カートリッジには、下端が開口した縦向筒状の印字ヘッ
ド接続部19が、インキ吐出口15の外周を包囲する形
で、底板部13から下側に突出して本体部10と一体に
設けられている。
【0017】そして、本体部10の内側空間には、イン
キ突出口15と反対側の横板部12から横内側に突出し
た横向筒状の仕切板部14が設けられており、本体部1
0の内側空間は、仕切板部14によりインキ貯留室17
とインキ保溜室18とに分割されている。インキ保溜室
18は、底板部13と仕切板部14との間に横長に形成
されており、インキ保溜室18の外側端は、横板部12
により閉鎖され、インキ保溜室18の内側端(インキ貯
留室17側)は開口されている。そして、底板部13に
は、インキ保溜室18の外側端の下側の位置に、空気取
入孔16が縦方向に貫通して設けられている。
【0018】そして、インキ保留室18の内側には、横
長円柱状のインキ保溜体20が内側開口端を閉鎖する形
で装着されている。インキ保溜体20は、射出成形され
た合成樹脂製の一体成形品であり、多数の縦向板状の羽
部22が、横長棒状の軸部21により横方向(軸方向)
に連結された構造になっており、羽部22と羽部22と
の間には、所定間隔のインキ保溜間隙24が形成されて
いる。また、図2に示すように、各羽部22の下側部分
には、縦向の連通切欠23が横方向(軸方向)に貫通し
て設けられており、図1に示すように、各羽部22の連
通切欠23は、横方向(軸方向)に整列し、これらの連
通切欠23により横方向に伸延した空気インキ移動溝2
5が形成されている。なお、インキ保溜間隙24、イン
キ移動溝25は、インキ移動溝25の毛管力がインキ保
溜間隙24の毛管力より大きくなるように形成されてい
る。そして、インキ保溜体20の空気インキ移動溝25
の一端は、空気取入孔16と連通しており、空気インキ
移動溝25の他端は、インキ貯蔵室17と連通してい
る。
【0019】また、印字ヘッド接続部19の内周上側
(インキ吐出口15の直下)には、フィルターを兼ねた
横向板状の流動抵抗部材26が装着されており、流動抵
抗部材26は、上面側から下面側へインキIを所定の流
動抵抗で通過させるように構成されている。そして、印
字ヘッド接続部19の内周下側(流動抵抗部材26の下
側)には、上端が開口したカップ状のゴムブッシュ27
が装着されており、ゴムブッシュ27の内周側には、所
定容積のインキ吐出室29が形成されている。そして、
ゴムブッシュ27の底面部には、印字ヘッド30の上端
部が嵌入されるヘッド嵌入孔28が、縦方向に貫通して
設けられている。
【0020】流動抵抗部材26としては、ウレタンフォ
ーム等の多孔質体を使用できるが、この場合の多孔質体
は、従来のインキ保溜体のような比較的大きな塊状のも
のではなく、比較的薄い板状のものが使用され、従っ
て、板状多孔質体に付着した微細ゴミ等は洗浄により確
実に除去することができる。また、流動抵抗部材26と
しては、微小なインキ通過孔を有する金属板(アルミ
板、ステンレス板等)を使用してもよい。なお、流動抵
抗部材26は、インキ保溜体20の空気インキ移動溝2
5より毛管力が大きくなるように形成されている。
【0021】このように構成されるインキカートリッジ
においては、印字ヘッド30からインキIが吐出される
と、インキ吐出室29から印字ヘッド30にインキIが
移動すると共に、インキ貯留室17から流動抵抗部材2
6を介してインキ吐出室29にインキIが移動する。従
って、インキ貯留室17から印字ヘッド30側へのイン
キIの移動は、インキ貯留室17、インキ吐出室29に
そのまま収容されたインキIを移動させる形で比較的速
い速度で行われ、繊維束等からなる中継芯を介してイン
キを移動させるものではないため、印字速度の高速化に
対応して多量のインキIを途切れなく印字ヘッド30に
供給することができる。
【0022】そして、インキIの使用(消費)によりイ
ンキ貯留室17の圧力(負圧)が過小になると、外部の
空気A(大気)が、空気取入孔16からインキ保溜体2
0の空気インキ移動溝25を介してインキ貯留室17に
取り入れられて、インキ貯留室17の圧力は上昇する。
また、温度の上昇等によりインキ貯留室17の圧力が過
大になると、インキ貯留室17内のインキIの一部が、
インキ保溜体20の空気インキ移動溝25を介してイン
キ保溜間隙24に移動して、インキ貯留室17内の空気
Aの膨張により圧力が降下する。そして、温度の低下、
インキIの使用等により再びインキ貯留室17の圧力が
過小になると、インキ保溜体20のインキ保溜間隙24
内のインキIが、空気インキ移動溝25を介してインキ
貯留室17に移動して、インキ貯留室17の圧力は上昇
する。
【0023】従って、インキ貯留室17の圧力は所定範
囲内に維持されるため、インキ貯留室17の圧力が過小
であるために印字ヘッド30へのインキIの供給が途絶
えたり、インキ貯留室17の圧力が過大であるために印
字ヘッド30からインキIが過剰に吐出すること(ボタ
垂れ)を好適に防止することができる。なお、インキ貯
留室17の圧力は、インキ吐出室29の圧力(印字ヘッ
ド30へのインキIの供給圧)が−30〜−100mm
Aq(水頭)程度の負圧となるように調整することが好
ましい。
【0024】また、インキ貯留室17内にはインキIが
そのまま貯留されており、スポンジ等の塊状多孔質体に
インキを吸収するものではないため、塊状多孔質体から
微細ゴミがインキ貯留室17内のインキIに混入するこ
とを防止することができる。また、インキ吐出口15に
はフィルターを兼ねた流動抵抗部材26が装着されてい
るため、仮にインク貯留室17のインクIにゴミが混入
しても、ゴミが印字ヘッド30側に移動することを防止
して、印字ヘッド30がゴミにより詰まることを防止す
ることができる。
【0025】また、インキ貯留室17内にはインキIが
そのまま貯留されており、スポンジ等の塊状多孔質体に
インキを吸収するものではないため、インキ貯留室17
内のインクIを残さずに使用(消費)することができ、
従って、インキ貯留室17の容積を最小化して、インキ
カートリッジの小型化を図ることができる。また、イン
キ保溜体20は、印字ヘッド接続部19より上側の位置
に横向に配置されているため、インキ保溜体20に一時
的に保溜されたインキIをインキ貯留室17に容易に戻
すことができ、インキIを無駄なく使用(消費)するこ
とができる。
【0026】また、インキ貯留室17にはインキIがそ
のまま(スポンジ等に吸収せずに)収容されているた
め、インキ保溜体20を介してインキ貯留室17に取り
入れられた空気Aは上側(インキ吐出口15と反対側)
へ円滑に移動し、印字ヘッド30側に気泡が侵入して印
字不良を起こすことを防止することができる。また、イ
ンキ吐出口15には流動抵抗部材26が設けられている
ため、インキ貯留室17の圧力が過大になる際に、イン
キ貯留室17内のインキIをインキ保溜体20に円滑に
移動させることができる。
【0027】また、インキカートリッジを倒立させた場
合、インキ貯留室17内の空気Aがインキ吐出口15側
へ移動するが、インキ吐出口15には流動抵抗部材26
が設けられているため、インキ貯留室17内の空気Aが
インキ吐出室29に侵入することを防止することがで
き、インキカートリッジを再び正立させると、インキ貯
留室17から流動抵抗部材26、インキ吐出室29を介
して印字ヘッド30に円滑にインキIを供給することが
できる。
【0028】なお、上述の実施の形態では、横方向に並
列した複数の羽部からなるインキ保溜体が、射出成形さ
れた合成樹脂製の一体成形品である場合について述べた
が、インキ保溜体は、各羽部、軸部等が別個に形成され
て、これらを組み立てた構造でもよい。
【0029】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、スポン
ジ等の塊状多孔質体にインキを吸収せずに、インキ貯留
室にインキをそのまま貯留するため、塊状多孔質体から
微細ゴミがインキに混入して微細ゴミにより印字ヘッド
が詰まることを防止することができ、また、インキ貯留
室に貯留されたインキを残さずに使用することができ
る。そして、印字ヘッド接続部がインキ貯留室の底側に
配置されているため、インキ貯留室と印字ヘッド接続部
との間に繊維束等からなる中継芯を設ける場合と比較し
て、インキ貯留室から印字ヘッド側へのインキの移動速
度を速くすることができ、印字速度の高速化に容易に対
応することができる。
【0030】また、スポンジ等の塊状多孔質体ではな
く、横方向に並列した複数の羽部からなるインキ保溜体
が備えられているので、塊状多孔質体から微細ゴミがイ
ンキに混入して微細ゴミにより印字ヘッドが詰まること
を防止することができる。そして、インキ保溜体は印字
ヘッド接続部の上横側に配置され、インキ貯留室の圧力
が過大又は過小になる際にインキ及び空気を移動させる
空気インキ移動溝が横方向に伸延して設けられているの
で、インキ貯留室の圧力を所定範囲内に好適に維持する
ことができ、また、インキ保溜体に保溜されたインキを
無駄なく使用することができる。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、イ
ンキ貯留室の圧力が過大になる際に、インキ貯留室から
印字ヘッド接続部へのインキの移動が流動抵抗部材によ
り抑制されるため、印字ヘッドからインキが過剰に吐出
すること(ボタ垂れ)を防止することができる。
【0032】また、請求項3に記載の発明によれば、イ
ンキ貯留室のインキにゴミが混入した場合に、インキ貯
留室から印字ヘッド接続部へのゴミの移動が流動抵抗部
材により抑制されるため、ゴミにより印字ヘッドが詰ま
ることを防止することができる。また、インキカートリ
ッジを倒立させたような場合に、インキ貯留室から印字
ヘッド接続部への空気の移動が流動抵抗部材により抑制
されるため、印字ヘッドへのインキの供給が途絶えるこ
とを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るインキカートリッジ
の縦断面図である。
【図2】図1中のインキ保溜体の横断面図である。
【符号の説明】
10 本体部 11 頂板部 12 横板部 13 底板部 14 仕切板部 15 インキ吐出口 16 空気取入孔 17 インキ貯留室 18 インキ保溜室 19 印字ヘッド接続部 20 インキ保溜体 21 軸部 22 羽部 23 連通切欠 24 インキ保溜間隙 25 空気インキ移動溝 26 流動抵抗部材 27 ゴムブッシュ 28 ヘッド嵌入孔 29 インキ吐出室 30 印字ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】印字ヘッドのノズルからインキを滴状に吐
    出、飛翔させて紙等に付着させるインキジェットプリン
    ターに使用されるインキカートリッジにおいて、 インキをそのまま貯留するインキ貯留室と、 前記インキ貯留室の底側に配置された印字ヘッド接続部
    と、 前記インキ貯留室の底側かつ前記印字ヘッド接続部の上
    横側に配置されたインキ保溜体とが備えられ、 前記インキ保溜体には、複数の縦向板状の羽部が、相互
    間にインキ保溜間隙を形成するように横方向に並列して
    設けられ、 前記羽部には、隣り合う前記インキ保溜間隙を連通させ
    る連通切欠が、横方向に伸延した空気インキ移動溝を形
    成するように整列して設けられ、 前記空気インキ移動溝の一端側は、空気取入孔に連通
    し、前記空気インキ移動溝の他端側は、前記インキ貯留
    室に連通し、 前記空気インキ移動溝は、前記インキ貯留室の圧力が過
    大になる際に、前記インキ貯留室から前記インキ保溜間
    隙にインキを移動させ、前記インキ貯留室の圧力が過小
    になる際に、前記インキ保溜間隙から前記インキ貯留室
    にインキを移動させ、又は、前記空気取入孔から前記イ
    ンキ貯留室に空気を移動させることを特徴とするインキ
    カートリッジ。
  2. 【請求項2】前記インキ貯留室と前記印字ヘッド接続部
    との間には、横向板状の流動抵抗部材が設けられ、 前記流動抵抗部材は、前記インキ貯留室の圧力が過大に
    なる際に、前記インキ貯留室から前記印字ヘッド接続部
    にインキが移動すること抑制する請求項1に記載のイン
    キカートリッジ。
  3. 【請求項3】前記流動抵抗部材は、前記インキ貯留室か
    ら前記印字ヘッド接続部にゴミや空気が移動することを
    抑制する請求項2に記載のインキカートリッジ。
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