JP6554904B2 - クリールスタンド - Google Patents

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Description

本発明は、コード残量に応じて回転抵抗(制動力)を自動調整でき、リールから引き出されるコードの張力を一定範囲に管理しうるクリールスタンドに関する。
タイヤの補強層として、例えばカーカスプライ、ベルトプライ等のコードプライが使用される。このコードプライは、タイヤ用コードの配列体をトッピングゴムによって被覆したシート状のプライ材料から形成される。また前記プライ材料は、
(a)クリールスタンドに支持された複数のリールから、コードを引き出し、
(b)それらを、互いに平行に引き揃えてカレンダー等のトッピング装置に搬送し、
(c)前記トッピング装置にてコードの配列体の表裏にトッピングゴムを被覆することにより形成される。
このとき、引き出されたコードが弛まないように、各リールにはブレーキ手段による回転抵抗(制動力)が負荷される。なおコードの弛みは、リールからトッピング装置に至る間に作用する抵抗や、この抵抗から開放されたときの衝撃などにより、リールが回りすぎることに原因する。この弛みが生じると、コード同士が接触したり設備の一部に接触して、コード切れが発生し易くなる。
他方、ブレーキ手段として、例えば下記の特許文献1に、ブレ−キバンドを用いた簡易構造の装置が提案されている。この装置では、ブレ−キバンドによってリールに常時一定の制動力が付与される。
しかしリールでは、満巻に近い引き出し初期には、重量が大、即ち慣性力が大となるため、大きな制動力が必要となる。これに対して、空に近い引き出し終期には、重量が小、即ち慣性力が小となるため、小さな制動力が必要となる。従って、一定の制動力が作用する前記提案のブレーキ手段を採用した場合には、逆に、引き出し初期から終期に至りコードの張力が変化し、コードの弛みの発生を十分に抑制し得ないという問題がある。
なお下記の特許文献2には、コードの張力を管理するフィードバック機能を有する装置が提案されているが、構造が複雑でありかつコストの上昇を招くという問題がある。
特開平11−292395号公報 特開2004−142891号公報
そこで発明は、構造簡易かつ低コストとしながら、コード残量に応じて回転抵抗(制動力)を自動調整でき、リールから引き出されるコードの張力を一定範囲に管理しうるクリールスタンドを提供することを課題としている。
本発明は、フレームに、水平支持される支持軸と、
前記支持軸に回転可能かつ着脱可能に外挿される巻き芯を有し、しかも該巻き芯にコードが引き出し可能に巻き付けられたコード巻付け体を保持するリールと、
前記リールに回転抵抗を与えるブレーキ手段とを含むとともに、
前記ブレーキ手段は、
前記フレームに、前記支持軸の上方側かつ該支持軸と平行に取り付く取付け軸と、
前記取付け軸に上端部が係止され、前記コード巻付け体の外周面に接触しながらリール回転方向に沿って下方に吊り下げられるブレーキシートと、
前記ブレーキシートの下端部に取り付く錘部材とを具えることを特徴としている。
本発明に係るクリールスタンドでは、前記取付け軸は、前記取付け軸の軸心を通って該軸心とは直角方向かつ水平方向に延びる線上の複数位置で、位置替え可能であることが好ましい。
本発明に係るクリールスタンドでは、前記錘部材は、前記ブレーキシートの下端部に、交換可能に取り付くことが好ましい。
本発明に係るブレーキ手段は、ブレーキシートが、コード巻付け体の外周面と圧接することによる摩擦抵抗により、リールに回転抵抗(制動力)を付与できる。
またコードの引き出し初期では、コード巻付け体の直径が大であるため、ブレーキシートとの接触面積は大きくなる。即ち、摩擦抵抗が大であり大きな制動力を付与することができる。他方、引き出し終期では、コード巻付け体の直径が小となり、ブレーキシートとの接触面積の減少とともに摩擦抵抗も減少する。そのため、制動力を減少させることができる。即ち、リールにおけるコード残量に応じて回転抵抗(制動力)を自動調整でき、コードの張力を一定範囲に管理し、コードの弛みの発生を効果的に抑制しうる。
また前記ブレーキ手段は、取付け軸、ブレーキシート、及び錘部材のみで構成されるため、構造がきわめて簡易であり、しかも低コストで上記機能を発揮することができる。
本発明のクリールスタンドが採用されたタイヤのプライ材料製造装置の一実施例を概念的に示す側面図である。 クリールスタンドの主要部を示す斜視図である。 その断面図である。 本発明の作用効果を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
図1は、本発明のクリールスタンド1が採用されたタイヤのプライ材料製造装置2を概念的に示す側面図である。同図において、本例のプライ材料製造装置2は、複数のリール3を支持するクリールスタンド1と、各リール3から引き出されかつ互いに平行に引き揃えられたコード4の配列体4Aをトッピングゴム5により被覆することによりプライ材料6を形成するトッピング装置7と、前記プライ材料6をロール状に巻き取る巻取り装置8とを具える。
トッピング装置7、及び巻取り装置8としては、従来の周知の装置が好適に採用しうる。
クリールスタンド1は、複数の支持軸11と、各支持軸11に取り付く前記リール3と、各リール3に回転抵抗を与えるブレーキ手段12とを含む
図2、3に示すように、クリールスタンド1は、例えば枠材等によって枠組みされたフレーム13を具えるとともに、このフレーム13に、複数の支持軸11が水平に支持される。本例では、支持軸11が、多列多段に配される。
前記リール3は、支持軸11に、回転可能かつ着脱可能に外挿される筒状の巻き芯14を具える。本例では、巻き芯14の両端に、コード4の巻き崩れを防ぐフランジ15が設けられる場合が示される。しかし、リール3としては、例えば巻き芯14のみで構成しうるなど、従来の種々の構造のものを採用することができる。
前記巻き芯14の外周には、コード4が引き出し可能に巻き付けられたコード巻付け体16が保持される。なお各コード4の引き出しは、本例では、前記トッピング装置7(図1に示す)からの引っ張りによって行われる。
なお図中の符号17は、支持軸11に脱着可能に取り付くストップリングであって、前記リール3の軸心方向への位置ずれを防止する。また符号18はフレーム13に枢支されるガイドローラであって、リール3から引き出されたコード4を下流側に案内する。
次にブレーキ手段12は、前記フレーム13に取り付く取付け軸20と、この取付け軸20に上端部が係止されるブレーキシート21と、ブレーキシート21の下端部に取り付く錘部材22とを具える。
前記取付け軸20は、前記支持軸11の上方側、かつ該支持軸11と平行に配される。好ましくは、前記取付け軸20は、その中心が、図3に示すように、巻き芯14の最横点14Pを通って垂直にのびる第1基準線K1よりもコード引き出し側に位置することが好ましい。特には、本例の如く、支持軸11の軸心jを垂直にのびる第2基準線K2よりもコード引き出し側に位置することが好ましい。
前記「最横点14P」とは、前記巻き芯14の外周面が、横方向Xでかつコード引き出し側とは反対側に最も突出する位置を意味する。前記「横方向X」とは、支持軸11の軸心jと直角かつ水平な方向を意味する。また前記「コード引き出し側」とは、軸心jに対して、コード4が引き出される際にコード巻付け体16から離間を開始する点Qがある横方向Xの向きを意味する。図3では右向きが「コード引き出し側」、向きがその「反対側」となる。
またブレーキシート21は、変形容易な柔軟なシート材からなる胴部21Aを具える。シート材としては、例えば、織布、編布、フェルト、不織布等の布材が好適に採用される。また胴部21Aの上端側には、前記取付け軸20に係止される係止部21Bが形成されるとともに、下端側には、錘部材22を取り付ける取付け部21Cが形成される。本例の係止部21B、及び取付け部21Cは、前記シート材の端部をループ状に折り返したループ状部24として形成される。このようなループ状部24は、両端の開口部から取付け軸20及び錘部材22を挿入することで、取付け軸20への係止、及び錘部材22の取り付けを簡便に行いうる。
またブレーキシート21は、コード巻付け体16の外周面16Sに接触しながら、リール回転方向に沿って下方に吊り下げられる。このときのブレーキシート21とコード巻付け体16との摩擦抵抗によりリール3に回転抵抗(制動力)を付与しうる。
図4に示すように、リール3が満巻に近い引き出し初期Y1では、コード巻付け体16の直径が大であるため、ブレーキシート21との接触面積Sは大きくなる。従って、摩擦抵抗が大となり大きな制動力を付与することができる。これに対して、空に近い引き出し終期Y2では、コード巻付け体16の直径が小となり、ブレーキシート21との接触面積Sが減少する結果、制動力を減少させることができる。即ち、リール3におけるコード残量に応じて回転抵抗(制動力)を自動調整でき、コード4の張力を一定化しうるとともに、コード4の弛みの発生を効果的に抑制しうる。
なお取付け軸20の中心が、前記第1基準線K1(図3に示す)よりもコード引き出しの反対側に位置する場合、空に近い引き出し終期Y2において、ブレーキシート21がコード巻付け体16に接触しなくなって、回転抵抗(制動力)が付与できなくなる。そのため、前述の如く、取付け軸20の中心は、前記第1基準線K1よりもコード引き出し側、さらには前記第2基準線K2よりもコード引き出し側に位置することが好ましい。
ここで、コード4が例えば金属コードの場合、有機繊維コードに比して比重が大であるため、リール3の質量も大となり、大きな回転抵抗(制動力)が必要となる。即ち、コード4の材質などに応じて回転抵抗(制動力)を調整することが必要である。これに対して、本実施形態のブレーキ手段12では、錘部材22の重さ、ブレーキシート21の巾、取付け軸20の位置によって、回転抵抗(制動力)を調整することができる。
特に、取付け軸20の位置で調整する場合、ブレーキシート21と錘部材22とを共通使用しうるというメリットがある。この場合、横方向Xの複数位置に、位置替え用の取り付け孔(図示しない)を例えばフレーム13に形成し、この複数の取り付け孔に取付け軸20を選択的に取り付けることで達成できる。或いは、横方向Xの複数位置に、それぞれ取付け軸20を形成し、この複数の取付け軸20にブレーキシート21を選択的に取り付けることで達成できる。
また錘部材22の重さで調整する場合、ブレーキシート21を共通使用しうるというメリットがある。この場合、錘部材22を交換しうるように、ブレーキシート21の取付け部21Cを形成することで達成できる。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
1 クリールスタンド
3 リール
4 コード
11 支持軸
12 ブレーキ手段
13 フレーム
14 巻き芯
16 コード巻付け体
16S 外周面
20 取付け軸
21 ブレーキシート
22 錘部材

Claims (3)

  1. フレームに、水平支持される支持軸と、
    前記支持軸に回転可能かつ着脱可能に外挿される巻き芯を有し、しかも該巻き芯にコードが引き出し可能に巻き付けられたコード巻付け体を保持するリールと、
    前記リールに回転抵抗を与えるブレーキ手段とを含むとともに、
    前記ブレーキ手段は、
    前記フレームに、前記支持軸の上方側かつ該支持軸と平行に取り付く取付け軸と、
    前記取付け軸に上端部が係止され、前記コード巻付け体の外周面に接触しながらリール回転方向に沿って下方に吊り下げられるブレーキシートと、
    前記ブレーキシートの下端部に取り付く錘部材とを具えることを特徴とするクリールスタンド。
  2. 前記取付け軸は、前記取付け軸の軸心を通って該軸心とは直角方向かつ水平方向に延びる線上の複数位置で、位置替え可能であることを特徴とする請求項1記載のクリールスタンド。
  3. 前記錘部材は、前記ブレーキシートの下端部に、交換可能に取り付くことを特徴とする請求項1又は2記載のクリールスタンド。
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