JP6838944B2 - ワインディング装置及びワインディング方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ワインディング装置及びワインディング方法に関する。
従来、繊維に対するメッキ濡れ性を向上させて繊維に良好にメッキを施すため、メッキ処理に先だって繊維を超臨界状態の二酸化炭素雰囲気に曝すことが提案されている(例えば特許文献1参照)。このような超臨界状態の二酸化炭素雰囲気に曝す工程において、繊維はボビンに巻かれた状態で超臨界状態の二酸化炭素雰囲気に曝される。このとき、ボビンに対して繊維が強く巻かれ過ぎていると超臨界状態の二酸化炭素が繊維に浸透し難くなることから、ボビンに巻かれる繊維を緩く巻き直すワインディング工程が実施されることがある(例えば特許文献2〜6参照)。
特開2012−144762号公報 特開2005−89161号公報 特開2005−35703号公報 特開2004−168466号公報 特開2007−185930号公報 特開2004−217315号公報
ワインディングを行う装置は、例えば、第1のボビンに巻かれる繊維を送り出す繊維供給部と、送り出された繊維を第2のボビンで巻き取る繊維巻取部とを備え、繊維巻取部における繊維の巻取速度を調整することで、繊維供給部から送り出された繊維を緩く巻き直すようにしている。また、ワインディング装置は、繊維供給部と繊維巻取部との間において、繊維の弛みを吸収する弛み吸収部とを備えている。弛み吸収部は、例えば繊維供給ローラと、ベアリングローラとの2種類のローラからなり、繊維供給部からの繊維は繊維供給ローラを介してベアリングローラに至り、ベアリングローラを介して再度繊維供給ローラに巻かれた後に繊維巻取部に至る。このように、弛み吸収部では、繊維供給ローラとベアリングローラを利用した1周巻きを行うことで、繊維の弛みを吸収するようになっている。
ここで、繊維供給部から送り出される繊維は、張力が変動することから、弛み吸収部に対して張力が高まったり低まったりすることとなり、この繰り返しによって繊維が弛み吸収部のローラに強く押し付けられたり緩められたりして、繊維毛羽が発生する原因の1つとなっていた。
このようにして発生した毛羽は、後のメッキ工程においてより大きく(長く)なってしまう傾向があり、このような状態のメッキ繊維(メッキが施された繊維)に対して絶縁体を被覆しても被覆部に毛羽が入り込んで耐電圧の低下を招いてしまう可能性があった。
本発明はこのような従来の課題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、毛羽の発生を抑えることが可能なワインディング装置及びワインディング方法を提供することにある。
本発明のワインディング装置は、第1のボビンに巻かれる繊維を送り出す繊維供給部と、送り出された繊維を第2のボビンで巻き取る繊維巻取部と、前記繊維供給部と前記繊維巻取部との間に設けられ、前記繊維供給部による繊維供給速度と前記繊維巻取部による繊維巻取速度との関係から生じる繊維の弛みを吸収する弛み吸収部と、を備え、前記繊維供給部は、支点を中心に揺動可能であると共に一端側と他端側との双方にローラを有した張力アームと、前記第1のボビンを回転駆動させるメインローラと、動摩擦係数が0.1以上0.4以下の素材からなるブレーキバンドと、を有し、前記張力アームにおける前記支点よりも前記一端側のローラ側の部位と前記ブレーキバンドの一端とが接続されると共に、固定箇所と前記ブレーキバンドの他端とが接続され、前記繊維の張力が高い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を低め、前記メインローラの回転速度を上昇させて前記繊維の張力を低めさせ、前記繊維の張力が低い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を高め、前記メインローラの回転速度を低下させて前記繊維の張力を高めさせ、前記繊維供給部から前記弛み吸収部までの繊維の張力のバラツキを13cN以下に抑えることを特徴とする。
本発明のワインディング装置によるワインディング方法は、第1のボビンに巻かれる繊維を送り出す繊維供給部と、送り出された繊維を第2のボビンで巻き取る繊維巻取部と、前記繊維供給部と前記繊維巻取部との間に設けられ、前記繊維供給部による繊維供給速度と前記繊維巻取部による繊維巻取速度との関係から生じる繊維の弛みを吸収する弛み吸収部と、を備え、前記繊維供給部は、支点を中心に揺動可能であると共に一端側と他端側との双方にローラを有した張力アームと、前記第1のボビンを回転駆動させるメインローラと、動摩擦係数が0.1以上0.4以下の素材からなるブレーキバンドと、を有し、前記張力アームにおける前記支点よりも前記一端側のローラ側の部位と前記ブレーキバンドの一端とが接続されると共に、固定箇所と前記ブレーキバンドの他端とが接続されたワインディング装置によるワインディング方法において、前記繊維の張力が高い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を低め、前記メインローラの回転速度を上昇させて前記繊維の張力を低めさせ、前記繊維の張力が低い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を高め、前記メインローラの回転速度を低下させて前記繊維の張力を高めさせ、前記繊維供給部から前記弛み吸収部までの繊維の張力のバラツキを13cN以下に抑えることを特徴とする。
これらによれば、繊維供給部から弛み吸収部までの繊維の張力のバラツキを13cN以下に抑えるため、繊維が弛み吸収部に押し付けられたり緩められたりする強さが弱まり毛羽の発生量を減少させることができる。従って、毛羽の発生を抑えることができる。
このワインディング装置によれば、動摩擦係数が0.1以上0.4以下のブレーキバンドを用いることにより、従来よりも動摩擦係数の小さい部材をブレーキバンドに用いることとなり、ブレーキが緩く掛かるようにして、張力の一定化の効果を高めてバラツキを13cN以下とすることに貢献することができる。
また、本発明のワインディング装置において、第1ばね部材と、第2ばね部材と、を備え、前記第1ばね部材の一端が、前記張力アームにおける前記支点よりも前記一端側のローラ側の部位に接続され、前記第1ばね部材の他端が、前記ブレーキバンドの一端に接続され、前記第2ばね部材の一端が、前記張力アームにおける前記支点よりも前記他端側のローラ側の部位に接続され、前記第2ばね部材の他端が、前記固定箇所に接続され、前記第1ばね部材と前記第2ばね部材とを利用して前記張力アームを揺動させる、ことが好ましい。なお、前記張力アームの揺動によって、前記張力アームの前記一端側のローラから前記他端側のローラを介して前記弛み吸収部に送り出される繊維の張力の一定化を行う
本発明によれば、毛羽の発生を抑えることが可能なワインディング装置及びワインディング方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るワインディング装置を示す概略図である。 繊維供給部の詳細を示す側面図である。 図2に示したメインローラ、バー及びガイドローラの側面図である。 図3に示した構成のうちバーが無い場合の側面図である。 図1に示した弛み吸収部の上方斜視図である。 実施例及び比較例を示す図である。 繊維を構成する多数本の細線が絡まって塊となった毛羽を示す拡大図である。 繊維を構成する多数本の細線の表面が削れてカンナ屑のようになった毛羽を示す拡大図である。
以下、本発明を好適な実施形態に沿って説明する。なお、本発明は以下に示す実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。また、以下に示す実施形態においては、一部構成の図示や説明を省略している箇所があるが、省略された技術の詳細については、以下に説明する内容と矛盾が生じない範囲内において、適宜公知又は周知の技術が適用されていることはいうまでもない。
図1は、本発明の実施形態に係るワインディング装置を示す概略図である。図1に示すようにワインディング装置1は、繊維供給部10と、繊維巻取部20と、弛み吸収部30とを備え、繊維供給部10からの繊維Fを弛み吸収部30を介して繊維巻取部20に送り、繊維巻取部20にて繊維Fを巻き取るものである。本実施形態に係るワインディング装置1は、上記構成10,20,30が壁面Wに取り付けられており、繊維供給部10による繊維供給速度と繊維巻取部20による繊維巻取速度との調整によって、繊維供給部10側の第1のボビン(後述の符号B1)に巻かれる繊維Fを一度解き、繊維巻取部20側の第2のボビンB2に対して緩く巻き付けるようにしている。
弛み吸収部30は、繊維供給部10と繊維巻取部20との間に設けられ、繊維供給部10による繊維供給速度と繊維巻取部20による繊維巻取速度との関係から生じる繊維Fの弛みを吸収するものである。この弛み吸収部30は、繊維供給ローラ31と、ベアリングローラ32とを備えている。繊維供給ローラ31は、弛み吸収部30のメインローラであり、ベアリングローラ32は繊維供給ローラ31に隣接配置されるローラであり例えば繊維供給ローラ31よりローラ径が小さいものである。
繊維Fは、繊維供給部10から繊維供給ローラ31に至り、繊維供給ローラ31とベアリングローラ32との双方に対して一括して少なくとも1周巻きされた後に、繊維巻取部20に至る。すなわち、一括した1周巻きの場合、繊維供給部10からの繊維Fは、繊維供給ローラ31に所定量(約半周)巻き回されてベアリングローラ32に至り、ベアリングローラ32においても所定量(約半周)巻き回されて再度繊維供給ローラ31に至る。そして、再度繊維供給ローラ31に所定量(約半周)巻き回された後に、繊維巻取部20に至る。このように、繊維Fは、弛み吸収部30において異なるローラ31,32間で1周巻きされる。これにより、繊維Fに弛みが発生したとしても、弛み部分を異なるローラ31,32間に位置させることができ、弛みを吸収することができる。
さらに、ワインディング装置1は、制御器40と、センサ51,52とを備えている。制御器40は、ワインディング装置1の全体を制御するものであり、センサ51,52からの信号に基づいて繊維供給部10と繊維巻取部20との制御を行う。具体的に本実施形態において制御器40は、第1のボビン(後述の符号B1)の回転速度を略一定とする制御を行うと共に、第2のボビンB2の回転速度を調整することで、第1のボビン(後述の符号B1)よりも第2のボビンB2に繊維Fを緩く巻くようにする。
第1センサ51は、壁面Wに取り付けられ、弛み吸収部30から繊維巻取部20の間において、繊維Fの有無を検出するものである。第2センサ52は、壁面Wに取り付けられ、弛み吸収部30から繊維巻取部20の間における繊維Fの張力を測定するものである。制御器40は、第1センサ51により繊維Fの存在が検出される場合に、第2センサ52により検出される張力に基づいて第2のボビンB2の回転速度(繊維巻取速度)を調整することとなる。
図2は、繊維供給部10の詳細を示す側面図である。図2に示すように、繊維供給部10は、メインローラ11と、バー12と、ガイドローラ13と、張力アーム14と、第1ばね部材15と、接続部材16と、ブレーキバンド17と、第2ばね部材18と、ベアリングローラ19とを備えている。
メインローラ11は、第1のボビンB1が取り付けられ、制御器40によって回転制御されるものである。メインローラ11は、回転制御されることで、第1のボビンB1を回転駆動させる。バー12は、メインローラ11から所定方向(本実施形態においては下方)に所定距離だけ離れて配置された棒状部材である。ガイドローラ13は、バー12から特定方向(本実施形態においては下方)に特定距離だけ離れて配置されたローラである。
第1のボビンB1の繊維Fは、メインローラ11から送り出される構成となっており、送り出された繊維Fは、まずバー12に対して引っ掛けられた後に、再度メインローラ11に戻る。メインローラ11に戻された繊維Fは、ガイドローラ13に送り出された後に、張力アーム14に送り出される。
ここで、本実施形態において繊維供給部10はバー12を備え、繊維Fを、メインローラ11及びバー12に対して一括して一周巻きした後にガイドローラ13に送り出すことで、第1のボビンB1からの送り出し位置の変動による繊維Fの長さによる張力変化を抑えるようにしている。
図3は、図2に示したメインローラ11、バー12及びガイドローラ13の側面図である。図3に示すように、メインローラ11、バー12、メインローラ11及びガイドローラ13の順に繊維Fを送り出すことで、例えば第1のボビンB1の端部Eから繊維Fが送り出されているタイミングにおいて横方向のズレは距離L1となる。よって、第1のボビンB1の中心位置Cから繊維Fと送り出される場合との繊維Fの線長差は距離L1に基づくものとなる。
図4は、図3に示した構成のうちバー12が無い場合の側面図である。図4に示すように、メインローラ11からガイドローラ13に繊維Fを送り出すことで、例えば第1のボビンB1の端部Eから繊維Fが送り出されているタイミングにおいて横方向のズレは距離L2(>L1)となる。よって、第1のボビンB1の中心位置Cから繊維Fと送り出される場合との繊維Fの線長差は距離L2に基づくものとなる。
以上の図3及び図4に示すように、繊維Fを、メインローラ11及びバー12に対して一括して一周巻きした後にガイドローラ13に送り出すことで、第1のボビンB1の送り出し位置による繊維Fの線長差を抑えて張力変化についても抑えることができる。
なお、本実施形態ではバー12を採用しているが、これに限らず、同位置にローラを設けてもよい。すなわち、メインローラ11からガイドローラ13に繊維Fを送り出すまでの間に中間部材を設け、メインローラ11と中間部材とに一括して一周巻きするようにすればよい。また、一括した一周巻きに限らず、一括した2周巻き以上であってもよいし、バー12やローラなどの中間部材を複数備えていてもよい。
再度、図2を参照する。張力アーム14は、壁面Wに対して固定された支点Fuを有した棒状の部材であって、一端側の第1ローラ14aと他端側の第2ローラ14bとを有している。この張力アーム14は、壁面Wのうちメインローラ11よりも上方位置に取り付けられており、支点Fuを中心に揺動可能となっている。ガイドローラ13からの繊維Fは、正面視して略N字状となるように、第1及び第2ローラ14a,14bに巻き回された後にベアリングローラ19に送り出され、ベアリングローラ19を経て弛み吸収部30に供給される。
第1ばね部材15は、張力アーム14の支点Fuよりも一端側の部位にその一端が接続された弾性部材であり、他端は接続部材16の一端に接続されている。接続部材16の他端は、ブレーキバンド17の一端に接続されている。ブレーキバンド17は、他端が壁面W(固定箇所)に接続されメインローラ11に接触する(例えば半周巻きされる)ように配置されている。このため、メインローラ11はブレーキバンド17の接触力に応じて回転速度が調整されることとなる。また、第2ばね部材18は、張力アーム14の支点Fuよりも他端側の部位に一端が接続され他端が壁面W(固定箇所)に接続された弾性部材である。
このような構成であるため、張力アーム14は第1ばね部材15と第2ばね部材18との弾性力のバランスにより位置が保たれるようになっており、繊維供給部10から弛み吸収部30に送り出される繊維Fの張力の一定化を行うようになっている。
すなわち、繊維供給部10から弛み吸収部30への繊維Fの張力が高まった場合、張力アーム14の他端側が引き上げられることとなり、張力アーム14の一端側が下方移動する(矢印A1に動作する)。この際、第1ばね部材15が押し下げられて縮められることとなり、ブレーキバンド17のメインローラ11に対する接触力が低まり、メインローラ11の回転速度が上昇する。すなわち、繊維供給部10から弛み吸収部30への繊維Fの張力が高まった場合、張力の高まりを緩和するように、なるべく多く繊維Fを送り出すようにメインローラ11の回転速度が上昇する。
一方、繊維供給部10から弛み吸収部30への繊維Fの張力が低まった場合、張力アーム14の他端側が下げられることとなり、張力アーム14の一端側が上方移動する(矢印A2に動作する)。この際、第1ばね部材15が引き上げられて伸びることとなり、ブレーキバンド17のメインローラ11に対する接触力が高まり、メインローラ11の回転速度が低下する。すなわち、繊維供給部10から弛み吸収部30への繊維Fの張力が低まった場合、張力の低まりを緩和するように、繊維Fを送り出さないようにメインローラ11の回転速度が低下する。
以上のように、張力アーム14、第1ばね部材15、接続部材16、ブレーキバンド17、及び第2ばね部材18は、弛み吸収部30に送り出される繊維の張力の一定化を行うこととなる。
ここで、繊維供給部10は、弛み吸収部30へ送り出される繊維Fの張力を一定化する構成を採用しているが、送り出される繊維Fには少なからず張力にバラツキが生じてしまう。このため、弛み吸収部30に対しても張力が高まったり低まったりすることとなり、この繰り返しによって繊維Fが弛み吸収部30の繊維供給ローラ31に強く押し付けられたり緩められたりして、繊維毛羽が発生する原因の1つとなってしまう。
そこで、本実施形態に係るワインディング装置1は、繊維供給部10から弛み吸収部30までの繊維Fの張力のバラツキ(最大値と最小値との差)を13cN以下に抑える張力安定手段TSを備える。本実施形態において張力安定手段TSは、第1〜第3機構ME1〜ME3のいずれか1つ以上により構成されている。
第1及び第2機構ME1,ME2は、繊維供給部10内の構成であり、第3機構ME3は、弛み吸収部30の構成である。
第1機構ME1は、動摩擦係数が0.1以上0.4以下の素材からなるブレーキバンド17により構成される。ここで、従来はブレーキバンド17としてポリアミドによる綿織布(動摩擦係数1.1)を使用していた。これに対して、第1機構ME1は、テフロン(登録商標)(動摩擦係数0.1)、低分子量ポリエチレン(動摩擦係数0.15)、ポリイミド(動摩擦係数0.4)及びガラスクロステープ(動摩擦係数0.1)などの、動摩擦係数が0.1以上0.4以下の素材からなるブレーキバンド17により構成されている。このため、従来よりもブレーキ力を弱めることとなり、メインローラ11の回転速度の変動を少なくするようにしている。この結果、張力の一定化の効果を高めて繊維供給部10から弛み吸収部30までの繊維Fの張力のバラツキを13cN以下に抑えることができる。
第2機構ME2は、自然長が76mmの第1ばね部材15について、取り付け時の長さ(第2ばね部材18とのバランスにより張力アーム14が止まったときの長さ)を76mm以下にすることにより構成されている。すなわち、第2機構ME2は、第1ばね部材15を自然長以下の長さとすることにより構成されている。ここで、従来では自然長76mmの第1ばね部材15について取り付け時の長さを80mmとしていた。このため、従来では、接続部材16を引っ張るように作用させており、ブレーキバンド17がメインローラ11に対してブレーキを掛けるようになっていた。本実施形態では、第1ばね部材15の取り付け時の長さを自然長以下とし、張力アーム14のバランス状態においてブレーキバンド17がメインローラ11に対してわずかに接触する状態としている。この結果、メインローラ11の回転速度の変動を少なくし、張力の一定化の効果を高めて繊維供給部10から弛み吸収部30までの繊維Fの張力のバラツキを13cN以下に抑えることができる。
第3機構ME3は、、繊維供給ローラ31とベアリングローラ32との双方に対して一括して3周以上巻きすることで構成されている。すなわち、弛み吸収部30を構成するためには繊維供給ローラ31とベアリングローラ32との双方に対して一括して1周以上巻きされるが、第3機構ME3を構成するためには3周以上巻きすることとなる。ここで、弛み吸収部30は繊維Fに弛みが発生したとしても、弛み部分を異なるローラ31,32間に位置させることができ、弛みを吸収することができる。第3機構ME3では、3周以上巻きすることで、弛みを一層異なるローラ31,32間に位置させ易くし、結果として繊維供給部10から弛み吸収部30までの繊維Fの張力のバラツキを13cN以下に抑えるようにしている。
図5は、図1に示した弛み吸収部30の上方斜視図である。なお、図5においては3周巻きである場合を例に示すものとする。
図5に示す例においては第3機構ME3を構成するために、繊維供給ローラ31とベアリングローラ32との双方に対して一括して3周巻きを施している。具体的に第3機構ME3は、1つの繊維供給ローラ31と3つのベアリングローラ32(32a〜32c)とによって構成されている。3つのベアリングローラ32a〜32cは、軸を同じとし、それぞれが自由回転可能となっている。
繊維Fは、まず繊維供給ローラ31の最も根元側の領域R1に巻き付けられた後に第1ベアリングローラ32aに巻き付けられる。次に、繊維Fは、繊維供給ローラ31の2番目に根元側の領域R2に巻き付けられた後に第2ベアリングローラ32bに巻き付けられ、さらに繊維供給ローラ31の3番目に根元側の領域R3に巻き付けられた後に第3ベアリングローラ32cに巻き付けられる。最後に繊維Fは、繊維供給ローラ31の最も外側の領域R4に巻き付けられた後に繊維巻取部20に送り出される。なお、繊維供給ローラ31のうち外側所定距離の部分(例えば領域R4)については繊維Fに対する摩擦力が小さくなる加工が施されることが好ましい。これにより、繊維供給ローラ31において繊維Fが滑りやすくなり、繊維供給ローラ31,32間の弛みをより吸収しやすくなるためである。
次に、本実施形態に係るワインディング装置1によるワインディング方法を説明する。まず、メインローラ11に繊維Fが巻かれた状態の第1のボビンB1を取り付ける。そして、バー12、メインローラ11、ガイドローラ13、張力アーム14、及びベアリングローラ19を介して、繊維Fを弛み吸収部30まで配策する。弛み吸収部30においては、繊維供給ローラ31とベアリングローラ32とに繊維Fを一括して巻き付けた後に、繊維巻取部20まで配策する。
そして、ワインディング装置1によるワインディングを開始する。開始後、制御器40は第2センサ52からの信号に基づいて繊維巻取部20による繊維巻取速度を制御し、第1のボビンB1に巻き付けられた状態よりも、第2のボビンB2に緩く繊維Fを巻き付ける。ここで、後の超臨界状態の二酸化炭素に曝す工程を好適に行うためには、第2のボビンB2における繊維Fの巻き硬度を18以上50以下(JISK6253−3:2012記載の軟質ゴム用のタイプEデュロメータで測定)とすることが好ましい。
また、ワインディング装置1は、第1〜第3機構ME1〜ME3のいずれか1つにより構成される張力安定手段TSを備えることから、繊維供給部10から弛み吸収部30までの繊維Fの張力を安定させてバラツキを13cN以下とすることとなる。
次に、実施例及び比較例を説明する。図6は、実施例及び比較例を示す図である。図6に示すように、張力安定手段TSとして、実施例1は第2機構のみを利用し、第2実施例は第1〜第3機構すべてを利用し、実施例3〜5は第2及び第3機構のみを利用した。また、以下の実施例1〜5及び比較例において繊維には、東レ・デュポン社製Kevlar(登録商標)を用い、ワインディング長を4000mとした。
図6に示すように、実施例1では、第1ばね部材としてばね定数が0.22N/mで自然長76mmのものを採用した。また、第2ばね部材にはばね定数が0.05N/mのものを採用した。そして、第1ばね部材と第2ばね部材とのバランスを考慮し、第1ばね部材が76mmとなるように取り付けた。さらに、ブレーキバンドには、ポリアミドによる綿織布(動摩擦係数1.1)を使用した。さらに、弛み吸収部30におけるベアリングローラの数は2個とした(すなわち2周巻きとした)。
実施例2では、第1ばね部材としてばね定数が0.15N/mで自然長76mmのものを採用した。また、第2ばね部材にはばね定数が0.038N/mのものを採用した。そして、第1ばね部材と第2ばね部材とのバランスを考慮し、第1ばね部材が76mmとなるように取り付けた。さらに、ブレーキバンドには、ガラスクロステープ(動摩擦係数0.1)を使用した。さらに、弛み吸収部30におけるベアリングローラの数は3個とした(すなわち3周巻きとした)。
実施例3〜5では、第1ばね部材としてばね定数が0.15N/mで自然長76mmのものを採用した。また、第2ばね部材にはばね定数が0.05N/mのものを採用した。そして、第1ばね部材と第2ばね部材とのバランスを考慮し、第1ばね部材が75mmとなるように取り付けた。さらに、ブレーキバンドには、ポリアミドによる綿織布(動摩擦係数1.1)を使用した。さらに、弛み吸収部30におけるベアリングローラの数は3個とした(すなわち3周巻きとした)。なお、実施例3〜5では、バー、メインローラ、ガイドローラ、張力アーム、及びベアリングローラ等への繊維を取り付ける手順を異ならせることとした。
比較例では、第1ばね部材としてばね定数が0.22N/mで自然長76mmのものを採用した。また、第2ばね部材にはばね定数が0.05N/mのものを採用した。そして、第1ばね部材と第2ばね部材とのバランスを考慮し、第1ばね部材が80mmとなるように取り付けた。さらに、ブレーキバンドには、ポリアミドによる綿織布(動摩擦係数1.1)を使用した。さらに、弛み吸収部30におけるベアリングローラの数は2個とした(すなわち2周巻きとした)。
上記のような実施例1〜5及び比較例に対して、張力測定及び毛羽状態の判定を行った。張力については、繊維供給部から弛み吸収部までの間において、ワインディング開始後2分の時点から3回(1回あたり10秒程度)張力を計測し、平均値及びバラツキを算出した。
さらに、毛羽については、光学顕微鏡により所定の倍率(例えば200倍)で繊維巻取部から150mmの繊維を取り出し繊維を観察した。具体的には、以下の3種類のものを毛羽としてカウントした。
まず、第1に、繊維を構成する多数本の細線が絡まって塊となったものを毛羽の1つとした。第2に、繊維を構成する多数本の細線の表面が削れてカンナ屑のようになったものを毛羽の1つとした。第3に、繊維からささくれてしまったものを長さに拘わらず毛羽の1つとした。
図7は、繊維を構成する多数本の細線が絡まって塊となった毛羽を示す拡大図であり、図8は、繊維を構成する多数本の細線の表面が削れてカンナ屑のようになった毛羽を示す拡大図である。図7に示すように、もはや何本の毛羽(上記第3の毛羽)により塊が生じたか不明であるものは1つの毛羽としてカウントした。また、図8に示すように、カンナ屑のように波打つものが発見された場合には、これについても毛羽としている。
この結果、張力の平均値は、実施例1、実施例2、実施例3、実施例4、実施例5及び比較例に順に、50.35cN、81.05cN、52.25cN、50.75cN、51.80cN、及び76.20cNとなった。また、バラツキは、実施例1、実施例2、実施例3実施例4、実施例5及び比較例に順に、6.5cN、4.7cN、6.1cN、9.3cN、11.8cN及び16.6cNとなった。
また、150mmあたりにおける毛羽の個数は、実施例1、実施例2、実施例3実施例4、実施例5及び比較例に順に、47個、43個、42個、40個、42個及び59個となった。このため、毛羽状態の判定結果は実施例1〜5において150mmあたり50個以下となり「○」と評価できたが、比較例においては50個を超えてしまい「×」と評価された。
以上の結果から、毛羽の発生は張力の平均値に依存するものではなく、毛羽の発生を抑えるためには張力のバラツキを抑えることが肝要であることがわかった。
なお、実施例としては省略したが、第1機構のみ、第3機構のみ、第1及び第2機構のみ、第1及び第3機構のみについても同様にして実験したところ、毛羽数量は150mmあたり50個以下となった。さらに、実施例として省略しているが、張力の平均値に拘わらず張力のバラツキが13cN以下であれば、毛羽数量は150mmあたり50個以下となることも確認された。
このようにして、本実施形態に係るワインディング装置1及びワインディング方法によれば、繊維供給部10から弛み吸収部30までの繊維Fの張力のバラツキを13cN以下に抑えるため、繊維Fが弛み吸収部30に押し付けられたり緩められたりする強さが弱まり毛羽の発生量を減少させることができる。従って、毛羽の発生を抑えることができる。
また、動摩擦係数が0.1以上0.4以下のブレーキバンド17を用いた場合には、従来よりも動摩擦係数の小さい部材をブレーキバンド17に用いることとなり、ブレーキが緩く掛かるようにして、張力の一定化の効果を高めてバラツキを13cN以下とすることに貢献することができる。
さらに、張力アーム14のバランス状態において第1ばね部材15が自然長以下となるように第1ばね部材15を取り付けた場合や、弛み吸収部30において繊維供給ローラ31とベアリングローラ32とに一括した3周以上巻きを施した場合においても、同様に張力を安定させてバラツキを13cN以下とすることに貢献することができる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、可能な範囲で適宜他の公知や周知の技術を組み合わせてもよい。
例えば、上記実施形態において繊維供給部10は、第1のボビンB1から張力アーム14までの間において、バー12等を有した1周巻きを行っているが、これに限らず、張力のバラツキを13cN以下に抑えることを条件に、第1のボビンB1からの繊維Fが直接張力アーム14に送り出されるものであってもよい。また、張力アーム14を備えることなく、第1のボビンB1が取り付けられるメインローラ11のみを有して繊維Fがメインローラ11から直接弛み吸収部30に供給されるものであってもよい。
また、上記実施形態において弛み吸収部30は繊維供給ローラ31とベアリングローラ32とを備え、これらローラ31,32に対して繊維Fを一括して1周以上巻きすることで弛みを吸収しているが、これに限らず、公知又は周知の他の弛み吸収の機構を用いてもよい。例えば、紡績分野における弛み取りローラや、特表2012−66851号公報に開示される弛み吸収部などを、本実施形態における弛み吸収部30に採用してもよい。
1 :ワインディング装置
10 :繊維供給部
11 :メインローラ
12 :バー
13 :ガイドローラ
14 :張力アーム
14a :第1ローラ
14b :第2ローラ
15 :第1ばね部材
16 :接続部材
17 :ブレーキバンド
18 :第2ばね部材
19 :ベアリングローラ
20 :繊維巻取部
30 :弛み吸収部
31 :繊維供給ローラ
32 :ベアリングローラ
40 :制御器
51,52 :センサ
B1 :第1のボビン
B2 :第2のボビン
F :繊維
ME1 :第1機構
ME2 :第2機構
ME3 :第3機構
TS :張力安定手段

Claims (3)

  1. 第1のボビンに巻かれる繊維を送り出す繊維供給部と、
    り出された繊維を第2のボビンで巻き取る繊維巻取部と、
    記繊維供給部と前記繊維巻取部との間に設けられ、前記繊維供給部による繊維供給速度と前記繊維巻取部による繊維巻取速度との関係から生じる繊維の弛みを吸収する弛み吸収部と、
    備え
    前記繊維供給部は、
    支点を中心に揺動可能であると共に一端側と他端側との双方にローラを有した張力アームと、
    前記第1のボビンを回転駆動させるメインローラと、
    動摩擦係数が0.1以上0.4以下の素材からなるブレーキバンドと、
    を有し、
    前記張力アームにおける前記支点よりも前記一端側のローラ側の部位と前記ブレーキバンドの一端とが接続されると共に、固定箇所と前記ブレーキバンドの他端とが接続され、
    前記繊維の張力が高い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を低め、前記メインローラの回転速度を上昇させて前記繊維の張力を低めさせ、
    前記繊維の張力が低い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を高め、前記メインローラの回転速度を低下させて前記繊維の張力を高めさせ、
    前記繊維供給部から前記弛み吸収部までの繊維の張力のバラツキを13cN以下に抑えることを特徴とするワインディング装置。
  2. 第1ばね部材と、
    第2ばね部材と、
    を備え、
    前記第1ばね部材の一端が、前記張力アームにおける前記支点よりも前記一端側のローラ側の部位に接続され、
    前記第1ばね部材の他端が、前記ブレーキバンドの一端に接続され、
    前記第2ばね部材の一端が、前記張力アームにおける前記支点よりも前記他端側のローラ側の部位に接続され、
    前記第2ばね部材の他端が、前記固定箇所に接続され、
    前記第1ばね部材と前記第2ばね部材とを利用して前記張力アームを揺動させる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のワインディング装置。
  3. 第1のボビンに巻かれる繊維を送り出す繊維供給部と、送り出された繊維を第2のボビンで巻き取る繊維巻取部と、前記繊維供給部と前記繊維巻取部との間に設けられ、前記繊維供給部による繊維供給速度と前記繊維巻取部による繊維巻取速度との関係から生じる繊維の弛みを吸収する弛み吸収部と、を備え、前記繊維供給部は、支点を中心に揺動可能であると共に一端側と他端側との双方にローラを有した張力アームと、前記第1のボビンを回転駆動させるメインローラと、動摩擦係数が0.1以上0.4以下の素材からなるブレーキバンドと、を有し、前記張力アームにおける前記支点よりも前記一端側のローラ側の部位と前記ブレーキバンドの一端とが接続されると共に、固定箇所と前記ブレーキバンドの他端とが接続されたワインディング装置によるワインディング方法において、
    前記繊維の張力が高い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を低め、前記メインローラの回転速度を上昇させて前記繊維の張力を低めさせ、
    前記繊維の張力が低い場合には、前記張力アームの前記一端側の動作により前記メインローラに対する前記ブレーキバンドの接触力を高め、前記メインローラの回転速度を低下させて前記繊維の張力を高めさせ、
    前記繊維供給部から前記弛み吸収部までの繊維の張力のバラツキを13cN以下に抑える
    ことを特徴とするワインディング方法。
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