JP6554766B2 - 永久磁石 - Google Patents

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Description

本発明は、希土類元素R、FeまたはCoを必須とする1種類以上の遷移金属元素T、Beを必須とし、Be、B、Cから選択される1種以上の元素X、からなるR14X型化合物を主相とするR−T−X系永久磁石に関し、特に大きな保磁力HcJが得られる元素組成を持つ永久磁石に関するものである。
希土類元素R、FeまたはCoを必須とする1種類以上の遷移金属元素T、Bからなる、正方晶R14B型化合物を主相とするR−T−B系永久磁石は優れた磁気特性を有しており、1982年の発明以来、代表的な高性能永久磁石として知られている。
中でも、希土類元素RがNd、Pr、Dy、Ho、TbからなるR−T−B系永久磁石は、保磁力HcJが大きく、永久磁石材料として好ましい。特に、希土類元素RをNdとし、TをFeとしたNd−Fe−B系永久磁石は、残留磁束密度B、キュリー温度T、保磁力HcJなどの磁気特性のバランスが良く、資源量、耐食性において、他の希土類元素R、遷移金属元素Tを用いたR−T−B系永久磁石よりも優れているために、民生、産業、輸送機器などに広く用いられている。
近年、例えば、環境に配慮したハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)の普及に伴い、残留磁束密度B及び保磁力HcJが、より大きい永久磁石が求められるようになっている。この対策の一つとして、従来は、Ndよりも磁気異方性の大きいHo、Dy、Tbといった重希土類元素RHでNdの一部を置換することにより、保磁力HcJを大きくするという方法がなされてきたが、Ho、Dy、TbはNdに比べて価格が高く、また産出国が極めて偏っていることから、安定的な資源確保という点でも課題がある。さらに、重希土類元素RHでNdの一部を置換すると、残留磁束密度Bが低下するという問題もある。
そこで、重希土類元素RHの使用量を抑え、かつ、残留磁束密度Bの低下を抑える試みとして、例えば特許文献1には、含有量の多いRH−T相(RHはHoやDy、Tb)とR−T−B相を混合して焼結磁石を作製する方法が開示されている。しかしながら、この方法では重希土類元素RHとしてDyを添加したことによる保磁力HcJの向上は13%程度であり、残留磁束密度Bも大きいとは言えず、さらなる特性向上が必要である。
一方、重希土類元素RHを全く使用せずに高い磁気特性を得る試みとして、非特許文献1には、熱間圧延加工により主相粒子の形状を制御することで、大きい保磁力HcJを実現する方法が開示されている。しかしながら、この方法では、やはり残留磁束密度Bが低下してしまうという問題がある。
特開平7−122413号公報
T.Akiya,H.Sepehri−Amin,T.Ohkubo and K.Hono、Scripta Materialia、81、48 (2014)
本発明は、このような状況を鑑みてなされたものであり、残留磁束密度Bの低下を抑え、大きい保磁力HcJを有する永久磁石を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するため、本発明者らは、R−T−X系永久磁石の主相がBeを含有することで、異方性磁界Hが大きくなることを見出した。異方性磁界Hと保磁力HcJにはKronmullerの式と呼ばれる式(1)で示す関係が知られており、異方性磁界Hを大きくすることで、永久磁石の保磁力HcJを大きくできる。ここで、αは比例定数であり、概ね0.5程度の値である。Neffは、粒子の形状や大きさに起因する因子である。Iは飽和磁化である。
cJ=αH−Neff・・・(1)
また、R−T−X系永久磁石では、T元素が残留磁束密度Bのほとんどを決めていることが良く知られている。前記元素XにBeが必須として含有されるR14X型化合物であれば、T元素を変えることがないため、残留磁束密度Bの低下を抑えることができる。
すなわち、本発明は、R−T−X系永久磁石であって、R14X型化合物(Rは、Yを含む希土類元素の1種以上、Tは、FeまたはCoを必須とする1種以上の遷移金属元素、Xは、Beを必須とし、Be、B、Cから選択される1種以上の元素)からなる主相を含有し、かつ、前記主相が正方晶NdFe14B型結晶構造を持つことを特徴とする。
本発明によれば、R−T−X系永久磁石であって、前記元素XはBeを必須とするR14X型化合物からなる主相を含有し、かつ、前記主相が正方晶NdFe14B型結晶構造を持つので、静電ポテンシャルの変化に伴い異方性磁界Hが大きくなり、残留磁束密度Bの低下を抑え、大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
好ましくは、前記主相は、R(ただしRは、Pr、Nd、Dy、Ho、Tbから選択される1種以上の希土類元素)が11〜13at%、X(ただしXは、Beを必須とし、Be、B、Cから選択される1種以上の元素)が4.4〜7.5at%、残部が実質的にT(ただしTは、FeまたはCoを必須とする1種以上の遷移金属元素)からなることを特徴とする。
本発明によれば、前記主相は、R(ただしRは、Pr、Nd、Dy、Ho、Tbから選択される1種以上の希土類元素)が11〜13at%、X(ただしXは、Beを必須とし、Be、B、Cから選択される1種以上の元素)が4.4〜7.5at%、残部が実質的にT(ただしTは、FeまたはCoを必須とする1種以上の遷移金属元素)からなるので、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
さらに好ましくは、前記主相中のBeの含有量は、0.7〜7.2at%であることを特徴とする。
本発明によれば、前記主相中のBeの含有量は、0.7〜7.2at%であるので、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
さらに好ましくは、前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がBサイトの一部乃至全てを置換していることを特徴とする。
本発明によれば、前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がBサイトの一部乃至全てを置換しているので、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
さらに好ましくは、前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がFeサイトの一部を置換していることを特徴とする。
本発明によれば、前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がFeサイトの一部を置換しているので、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
さらに好ましくは、前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子1個が単位格子内に追加して配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子1個が単位格子内に追加して配置されているので、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
さらに好ましくは、前記主相と、前記主相の周囲に粒界相が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、前記主相と、前記主相の周囲に粒界相が形成されているので、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
以上のように、本発明によれば、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石を得ることができる。
なお、本発明による効果は、前記主相にBeが含有されることによってなされるものであり、例えば前記希土類元素Rがいかなる希土類元素Rであったとしても、何ら本発明の効果を妨げるものではない。
図1は、本発明の一実施形態におけるR−T−X系永久磁石の主相の、正方晶NdFe14B型結晶構造を示す図である。 図2は、従来のR−T−B系永久磁石の主相の、正方晶NdFe14B型結晶構造を示す図である。 図3は、本発明の他の一実施形態における永久磁石の主相と粒界相を模式化した図である。
以下、本発明を、実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。なお、本発明は、以下の実施形態及び実施例に記載した内容により限定されるものではない。また、以下に記載した実施形態及び実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のもの、いわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下に記載した実施形態及び実施例で開示した構成要素は適宜組み合わせても良いし、適宜選択して用いてもよい。
(第一実施形態)
図1は、本発明による永久磁石の主相の、R14X型化合物である、正方晶NdFe14B型結晶構造を示す図である。
図1で示すように、この永久磁石200の主相の結晶構造100は、希土類元素RがNdであるNd原子1〜2と、遷移金属元素TがFeであるFe原子3〜4と、元素XがBeであるBe原子5〜8が配位して単位格子を構成しており、R14X型化合物となっている。
この永久磁石200の主相は、Beを含有したR14X型化合物であり、かつ、正方晶NdFe14B型結晶構造100を持つので、静電ポテンシャルの変化に伴い異方性磁界Hが大きくなり、残留磁束密度Bの低下を抑え、大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得られることを、本発明者らは見出した。
具体的には、次のように説明することができる。
(第一原理計算の説明)
本実施形態における永久磁石200の異方性磁界Hは、第一原理計算と呼ばれる電子状態のシミュレーション計算を活用した理論的予測により確認する。まず、第一原理計算の概要について説明する。
第一原理計算とは、経験的なフィッティングパラメータ等を一切使用しない電子状態計算の総称であり、単位格子や分子等を構成する各元素の原子番号と座標を入力するだけで、電子状態計算が可能な手法である。
第一原理計算の手法の一つとして、PAW(Projector Argmented−Wave)法と呼ばれる計算方法がある。この手法は、高精度に、かつ、比較的短時間で計算を行うことができるという利点があり、単位格子等を構成する各原子のポテンシャルを予め用意し電子状態計算を行うことで、結晶構造最適化の計算も可能である。
また、結晶中に多数存在する電子の相互作用を計算するため、密度汎関数法と呼ばれる計算手法を用いる。その密度汎関数法を用いた近似方法の一つとしてGGA(Generalized Gradient Approximation)と呼ばれる方法がある。この方法を用いることにより、比較的精度よく電子状態の計算を行うことができる。
これらを内包した第一原理計算パッケージプログラムとして、VASP(the Vienna Ab−initio Simulation Package)と呼ばれるものがある。本実施形態での第一原理計算は、全てこのVASPを用いて行なう。
第一原理計算を用いて、希土類元素RであるNd原子1〜2に及ぼす静電ポテンシャルを計算する。この静電ポテンシャルより、1次の結晶場定数Kを計算することができる。なお、希土類元素RであるNd原子1〜2に着目したのは、R14B型化合物を主相とするR−T−B系永久磁石では、希土類元素Rがその異方性磁界Hのほとんどを決めていることが知られているためである。
また、第一原理計算により、結晶構造100あたりの飽和磁化Iを計算する。
1次の結晶場定数K、並びに飽和磁化Iから、異方性磁界Hを式(2)により算出する。
=2K/I・・・(2)
一般に、永久磁石の磁化Iを飽和させるのに十分な外部からの磁界Hex(=H)を印加した時、飽和磁束密度Bと飽和磁化Iの間には式(3)で示す関係式がある。ここで、μは真空の透磁率である。磁界Hex(=H)を印加後の磁束密度B、飽和磁化I、外部からの磁界Hexの間には、式(4)で示す関係式が成り立つ。特に、外部からの磁界Hexを取り去った時(Hex=0)の磁束密度Bを残留磁束密度Bと呼び、(5)式で近似的に示すことができる。以下、異方性磁界H及び飽和磁化Iを用いて説明する。
=μ+I・・・(3)
B ≒μex+I・・・(4)
≒I・・・(5)
以下、本発明を下記の各実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
[実施例1]
図1に示すように、R−T−X系永久磁石の正方晶NdFe14B型結晶構造100において、4か所のBサイト、すなわち、B1サイト、B2サイト、B3サイト、B4サイトすべてをBeで置換した計算モデルを作成した。
[実施例2]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、3か所の、B1サイト、B2サイト、B3サイトをBeで、残る1か所のB4サイトをBで置換した計算モデルを作成した。
[実施例3]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、2か所の、B1サイト、B3サイトをBeで、残る2か所のB2サイト、B4サイトをBで置換した計算モデルを作成した。
[実施例4]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、1か所の、B1サイトをBeで、残る3か所のB2サイト、B3サイト、B4サイトをBで置換した計算モデルを作成した。
[比較例1]
同様に、前記結晶構造に対し、4か所のBサイト、すなわち、B1サイト、B2サイト、B3サイト、B4サイトすべてをBとした計算モデルを作成した。これは、図2に示す、従来から知られているR−T−B系永久磁石の正方晶NdFe14B型結晶構造150である。
以上に示した実施例1〜4及び比較例1について、第一原理計算により、異方性磁界Hを計算した。
表1に、実施例1〜4及び比較例1についての、結晶全体の飽和磁化I及び異方性磁界Hの計算結果を示す。なお、表1中での飽和磁化△Iと異方性磁界△Hの値は、比較例1の結果を100%とした時の値に対する比率%で示している。また、ここでは△Iが95%以上、△Hが114%以上を好ましい範囲とする。
Figure 0006554766
表1において、実施例1〜4のいずれの場合も、飽和磁化△Iの値は、比較例1と比べて最大で2.5%の低下に抑えられており、その一方で、少なくとも26.1%高い異方性磁界△Hを示している。このことから、特許文献1に比べ、さらに大きい保磁力HcJを有する効果を有すると予想される。
[実施例5]
図示省略するが、図1に示す正方晶NdFe14B型結晶構造100に対し、6か所あるFeのサイトそれぞれにおける、Fe原子1個をBe原子1個で置換して、第一原理計算による結晶構造最適化計算を行った。その計算の結果、得られる結晶全体の全エネルギーを比較することにより、6か所のFeサイトのうち、最もBe原子が置換しやすいと判断されたFeの16k2サイトのFe原子1個をBe原子1個で置換した計算モデルを作成した。
表2に、実施例5についての、結晶全体の飽和磁化△I及び異方性磁界△Hの計算結果を示す。なお、表1と同様に比較例1の結果を100%とした時の値に対する比率%で示している。
Figure 0006554766
表2において、実施例5でも、飽和磁化△Iの値は、比較例1と比べて3.2%の低下に抑えられており、その一方で、21.8%高い異方性磁界△Hを示している。このことから、特許文献1に比べ、さらに大きい保磁力HcJを有する効果を有すると予想される。
[実施例6]
図示省略するが、図1に示す正方晶NdFe14B型結晶構造100に対し、4か所のBサイト全てをBとした結晶構造内の格子間のうち、格子間距離が最大となる位置1か所に、Be原子1個を追加して配置した計算モデルを作成した。
[実施例7]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、4か所のBサイト全てをBeとした結晶構造内の格子間のうち、格子間距離が最大となる位置1か所に、Be原子1個を追加して配置した計算モデルを作成した。
表3に、実施例6及び実施例7についての、結晶全体の飽和磁化△I及び異方性磁界△Hの計算結果を示す。なお、表1と同様に比較例1の結果を100%とした時の値に対する比率%で示している。
Figure 0006554766
表3において、実施例6でも、飽和磁化△Iの値は比較例1と比べて2.0%の低下に抑えられており、その一方で、14.9%高い異方性磁界△Hを示している。実施例7では飽和磁化△Iの値は比較例1と比べて3.8%の低下に抑えられており、その一方で、83.1%高い異方性磁界△Hを示している。このことから、特許文献1に比べ、さらに大きい保磁力HcJを有する効果を有すると予想される。
[実施例8]
図示省略するが、図1に示す正方晶NdFe14B型結晶構造100に対し、B原子1個をBe原子1個で置換し、かつ、Fe原子1個をCo原子1個で置換した場合について、第一原理計算による結晶構造最適化計算を行った。実施例5と同様に、得られる結晶全体の全エネルギー計算結果を比較することにより、最も安定に置換が起こりうる箇所を決定し、その計算モデルを作成した。
[実施例9]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、B原子1個をBe原子1個で置換し、かつ、B原子1個をC原子1個で置換した場合について、第一原理計算による結晶構造最適化計算を行った。実施例5と同様に、得られる結晶全体の全エネルギー計算結果を比較することにより、最も安定に置換が起こりうる箇所を決定し、その計算モデルを作成した。
[実施例10]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、B原子1個をBe原子1個で置換し、かつ、B原子1個が欠損した場合について、第一原理計算による結晶構造最適化計算を行った。実施例5と同様に、得られる結晶全体の全エネルギー計算結果を比較することにより、最も安定に欠陥が起こりうる箇所を決定し、その計算モデルを作成した。
表4に、実施例7〜9についての、結晶全体の飽和磁化△I及び異方性磁界△Hの計算結果を示す。なお、表1と同様に比較例1の結果を100%とした時の値に対する比率%で示している。
Figure 0006554766
表4において、実施例8〜10のいずれの場合も、飽和磁化△Iの値は比較例1と比べて最大で1.6%の低下に抑えられており、その一方で、少なくとも23.0%高い異方性磁界△Hを示している。このことから、特許文献1に比べ、さらに大きい保磁力HcJを有する効果を有すると予想される。
また、実施例1〜10ではBeに加え、B、Cの1種以上からなる非金属元素を4.4〜7.5at%含有しているが、いずれの場合でも、飽和磁化△Iの値がほとんど変化することなく、高い異方性磁界△Hが得られていることが分かる。すなわち、残留磁束密度Bの低下をさらに小さく抑え、さらにより大きい保磁力HcJを有する効果を有すると予想される。
[比較例2]
図2に示す従来のR−T−B系永久磁石の正方晶NdFe14B型結晶構造150に対し、単位格子あたり8か所あるNdサイトのすべてのNd原子をDy原子で置換した計算モデルを作成した。
[比較例3]
図示省略するが、前記結晶構造に対し、単位格子あたり8か所あるNdサイトのうちのNd原子1個をDy原子1個で置換した場合について、第一原理計算による結晶構造最適化計算を行った。その計算の結果、得られる結晶全体の全エネルギーを比較することにより、結晶学的に等価な2か所のNdサイトのうち、最もDy原子が置換しやすいと判断されたNdの4gサイトのNd原子1個をDy原子1個で置換した計算モデルを作成した。
表5に、比較例2〜3についての、結晶全体の飽和磁化△I及び異方性磁界△Hの計算結果を示す。なお、表1と同様に比較例1の結果を100%とした時の値に対する比率%で示している。
Figure 0006554766
表5において、比較例2では、異方性磁界△Hは112%向上するが、飽和磁化△Iは21.3%低下する。比較例3では、異方性磁界△Hは24.0%向上するが、飽和磁化△Iは6.2%低下する。すなわち、異方性磁界△Hは実施例1〜9と同程度向上するものの、飽和磁化△Iは大きく低下し、磁気特性のバランスが悪化していることが確認できた。
[比較例4]
図示省略するが、図2に示す正方晶NdFe14B型結晶構造150に対し、B2サイト、B4サイトをBで置換し、B1サイト、B3サイトが欠損した計算モデルを作成した。
[比較例5]
図示省略するが、前記結晶構造内の格子間のうち、格子間距離が最大となる位置2か所に、B原子を各1個追加して配置した計算モデルを作成した。
表6に、比較例4〜5についての、第一原理計算結果を示す。
Figure 0006554766
表6に示す通り、比較例4〜5の構造では、第一原理計算で安定な結晶構造を得ることができなかった。
この結果から、比較例4ではBの含有量が4.4at%未満のため、正方晶NdFe14B型結晶構造を維持することができず、構造相転移やRFe17に代表される異相の生成が起きてしまうと考えられる。一方、比較例5ではBの含有量が7.5at%を超えるため、やはり正方晶NdFe14B型結晶構造を維持することができず、構造相転移やRFe相に代表される異相の生成が起きてしまうと考えられる。
(第二実施形態)
図3は、本発明による永久磁石200の、第2の実施形態の組織を模式的に示す図である。以下、第1実施形態と異なる部分についてのみ説明し、共通する部分の説明は省略する。
この永久磁石200の組織23は、図3に示すように、主相21と粒界相22とから構成されている。主相21は、正方晶NdFe14B型結晶構造を有している。また、粒界相22は、主相21に比べ希土類元素Rの含有比率が高い、いわゆる希土類リッチ相である。
粒界相22は、主相21間の磁気的な結合を分断する役割を担っており、保磁力HcJを大きくする働きを有している。
この永久磁石200は、このような組織23を有するので、残留磁束密度Bの低下をさらに小さく抑え、さらにより大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得ることができる。
(製造方法の説明)
次に、本実施形態における永久磁石を得るための製造方法について説明する。なお、本実施の形態は、以下に限定されるものではなく、公知のいかなる方法により作製しても良い。
本実施形態における永久磁石を作成するためには、各金属元素を含有する原料粉を所定のモル組成が得られるように秤量、溶解させた後に成形、焼結させることにより得られる。ここで原料粉として、例えば希土類元素R、遷移金属元素T、Be、Bそれぞれの単体あるいはこれらを含有する合金があげられる。
まず、BeとBを等モル量となるように配合し、アルゴン雰囲気中にて、循環水により水冷した銅坩堝の上でアーク溶解することにより、Be−Bの化合物を得る。同様に、BeとFeをモル比で1:5となるように配合し、アルゴン雰囲気中にて、循環水により水冷した銅坩堝の上でアーク溶解することにより、Be−Feの化合物を得る。
次に、原料となる金属あるいは合金、さらに上記のBe−B化合物、Be−Fe化合物を後述する実施例11〜18及び比較例6〜7の組成となるようにそれぞれ配合し、ストリップキャスト法により原料合金薄板を溶解、鋳造する。
得られた原料合金薄板を水素粉砕し、粗粉砕粉末を得た。この粗粉砕粉末に、潤滑剤として、オレイン酸アミドをそれぞれ添加する。次いで、気流式粉砕機(ジェットミル)を使用し、高圧窒素ガス雰囲気中でそれぞれ微粉砕を行い、微粉砕粉末を得る。
続いて、この微粉砕粉末を金型に投入し、磁場中成形を行う。具体的には、70kOeのパルス状の磁場中で140MPaの圧力で成形を行い、20mm×18mm×13mmの成形体を得る。磁場方向はプレス方向と垂直な方向である。得られた成形体を900〜1200℃で60分間焼結した。その後、600℃で1時間の時効処理を行い、焼結体を得た。その焼結体の磁気特性をBHトレーサーにて測定する。
その焼結体の磁化容易軸方向と磁化困難軸方向の飽和磁化Iと保磁力HcJをBHトレーサーにて測定する。その測定結果からSucksmith−Thompson法により異方性磁界Hを決定する。
さらに、得られた焼結体をエポキシ系樹脂に樹脂埋めし、その断面を研磨する。EPMA(Electron Probe MicroAnalyser)により研磨面の組成を分析し、NdFe14B型結晶構造を持つ主相を特定する。ただし、EPMAの測定原理上、測定中にCの不純物が混入するためここではCの量はゼロであると仮定し、その上でNd、Fe、Co、B、C、Be以外の元素を無視し、前記6元素のうち、Cを除いた5元素で割合の総和が100%となるように換算している。さらに、前記研磨面を走査型電子顕微鏡(SEM)により観察し、インターセプト法で平均粒子径を測定したところ、いずれも3.0μm〜3.5μmであった。
[実施例11]
組成が14.9mol%Nd−3.2mol%B−3.2mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例12]
組成が14.0mol%Nd−3.25mol%B−3.25mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例13]
組成が15.3mol%Nd−3.10mol%B−3.10mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例14]
組成が14.9mol%Nd−4.60mol%B−0.60mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例15]
組成が13.5mol%Nd−3.30mol%B−3.30mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例16]
組成が16.0mol%Nd−3.00mol%B−3.00mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例17]
組成が14.9mol%Nd−4.80mol%B−0.50mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−B化合物を配合した。
[実施例18]
組成が14.9mol%Nd−6.43mol%Be−0.72mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金、さらにBe−Fe化合物を配合した。
[比較例6]
組成が14.9mol%Nd−6.43mol%B−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金を配合した。
[比較例7]
組成が14.9mol%Nd−3.2mol%B−3.2mol%Be−0.57mol%Co−0.06mol%Cu−0.44mol%Al−Fe.Balとなるように、原料となる金属あるいは合金を配合した。
これら実施例11〜18及び比較例6〜7の配合によって得られた焼結体の測定結果を、表7に示す。なお、表7中での飽和磁化△Iと異方性磁界△Hの値は、比較例6の結果を100%とした時の値に対する比率%で示している。
Figure 0006554766
表7より、比較例6では、主相において、ほぼ化学式通りのNdFe14Bが得られていることが確認される。また、実施例11〜17では、飽和磁化△Iの値がほとんど変化することなく、高い異方性磁界△Hが得られていることが分かる。すなわち、残留磁束密度Bの低下をさらに小さく抑え、さらにより大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得られることが確認できた。
また、実施例11〜18では、主相と、主相を覆うように存在する粒界相からなり、主相は正方晶NdFe14B型結晶構造を持っていることが、走査型電子顕微鏡(SEM)及び透過型電子顕微鏡(TEM)により、確認された。
さらに、実施例11〜18では、BeはBサイトを置換していることが、エネルギー分散型X線(EDX)分析により確認された。すなわち、正方晶NdFe14B型結晶構造において、BeがBを置換していることで、残留磁束密度Brの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得られることが確認できた。
さらに実施例18では、一部のBeがFeサイトを置換していること、及び格子間に存在することが、エネルギー分散型X線(EDX)分析により確認された。すなわち、正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がFeサイトの一部を置換していることで、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、より大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得られることが確認できた。
さらに、実施例11〜14では、主相は希土類元素Rが11〜13at%の範囲にあるが、いずれの場合でも、飽和磁化△Iの値がほとんど変化することなく、高い異方性磁界△Hが得られていることが分かる。すなわち、残留磁束密度Bの低下をさらに小さく抑え、さらにより大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得られることが確認できた。
また、実施例11〜14では、Beの含有量が、0.7〜7.2at%となっている。いずれの場合でも、飽和磁化△Iの値がほとんど変化することなく、高い異方性磁界△Hが得られていることが分かる。すなわち、残留磁束密度Bの低下をさらに小さく抑え、さらにより大きい保磁力HcJを有する永久磁石200を得られることが確認できた。
一方、実施例15〜16では、主相は希土類元素Rが11〜13at%の範囲外にある。いずれの場合でも、飽和磁化△Iの値がほとんど変化することなく、高い異方性磁界△Hが得られていることが分かるが、△Hの向上が、他の実施例に比べ小さいことが分かる。
一方、実施例17〜18では、Beの含有量が、0.7〜7.2at%の範囲外にある。いずれの場合でも、飽和磁化△Iの値がほとんど変化することなく、高い異方性磁界△Hが得られていることが分かるが、実施例17では△Hの向上が、他の実施例に比べ小さく、実施例18では△Iの低下が、他の実施例に比べ大きい。
一方、比較例7では、原料としてBe−B化合物やBe−Fe化合物を用いていないため、主相中にBeは存在せず、配合したBeは2粒子粒界や3重点に存在すると考えられる。このため、主相中にはNdFe14B型以外の結晶構造を持つ異相が存在し、そのため飽和磁化△I、異方性磁界△H共に大きく低下している。
本実施形態に係る永久磁石は、Al、Cu、Zr、Ti、Bi、Sn、Ga、Nb、Ta、Si、V、Ag、Geの1種以上を適宜含有させることができる。これら元素を含有することにより、高保磁力化、高耐食性化、温度特性の改善といった効果が得られる。
本実施形態に係る永久磁石は、製造上不可避の不純物を含有することができる。具体的にはN、O、Siであり、その含有量は5000ppm以下であることが望ましいが、これらの元素を含有したとしても本発明の効果を妨げるものではない。
以上のように、本発明による永久磁石は、従来よりも、残留磁束密度Bの低下を小さく抑え、大きい保磁力HcJが得られるので、特に自動車用のモーター等に幅広く利用可能である。
100・・・本発明の一実施形態におけるR−T−X系永久磁石のR14B型結晶構造
150・・・従来のR−T−B系永久磁石のR14B型結晶構造
1・・・Nd原子(4fサイト)
2・・・Nd原子(4gサイト)
3・・・Fe原子
4・・・Fe原子(16k2サイト)
5・・・Be原子(B1サイト)
6・・・Be原子(B2サイト)
7・・・Be原子(B3サイト)
8・・・Be原子(B4サイト)
9・・・B原子(B1サイト)
10・・・B原子(B2サイト)
11・・・B原子(B3サイト)
12・・・B原子(B4サイト)
200・・・永久磁石
21・・・主相
22・・・粒界相
23・・・組織

Claims (7)

  1. R−T−X系永久磁石であって、R14X型化合物(Rは、Yを含む希土類元素の1種以上、Tは、FeまたはCoを必須とする1種以上の遷移金属元素、Xは、Beを必須とし、Be、B、Cから選択される1種以上の元素)からなる主相を含有し、かつ、前記主相が正方晶NdFe14B型結晶構造を持ち、前記主相中のBeの含有量は、0.5〜7.4at%であることを特徴とする永久磁石。
  2. 前記主相は、R(ただしRはPr、Nd、Dy、Ho、Tbから選択される1種以上)が11〜13at%、Xが4.4〜7.5at%、残部が実質的にTからなることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石。
  3. 前記主相中のBeの含有量は、0.7〜7.2at%であることを特徴とする請求項1または2に記載の永久磁石。
  4. 前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がBサイトの一部乃至全てを置換していることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の永久磁石。
  5. 前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子がFeサイトの一部を置換していることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の永久磁石。
  6. 前記正方晶NdFe14B型結晶構造において、Be原子1個が単位格子内に追加して配置されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の永久磁石。
  7. 前記主相と、前記主相の周囲に粒界相が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の永久磁石。

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