JP6552738B2 - エレベータの釣合おもり - Google Patents

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Description

この発明は、エレベータの釣合おもりに関する。
エレベータの釣合おもりは、複数枚のおもり板が積み重ねられた積層の釣合おもり本体と、釣合おもり本体を支持する釣合おもり枠を有している。ここで、釣合おもり枠は、地震時にカゴ内の乗客の安全を確保するため、釣合おもり本体が釣合おもり枠から脱落するのを防止するための対策を行う必要があった。
特許文献1に記載される釣合おもり枠には、縦枠の中間部に開き止めとしてのワイヤロープが巻き付けられ、地震時に釣合おもり枠が左右方向に広がる変形を抑え、釣合おもり本体が釣合おもり枠から脱落するのを防止している。
特開平10−067478号公報
しかしながら、特許文献1の釣合おもりは、おもり枠の縦枠の中央部に開き止めを設ける構造であるため、四隅、すなわち縦枠と横枠との接合部には大きなモーメントが発生する。従って、積層おもりの重量が重かったり縦枠が長かったりする場合に、縦枠と横枠との接合部の強度を充分に高めようとすると、縦枠と横枠とを接合させるボルトのサイズを上げたり、開き止めの本数を増やしたりする必要がある。そのため、釣合おもりの構造が複雑になり、かつ、製造コストが高くなってしまうという問題があった。
この発明は、このような問題を解決するためになされ、構造を複雑にすることなく、耐震性を向上させることができるエレベータの釣合おもりを提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、この発明に係るエレベータの釣合おもりは、一対の縦枠部材と、一対の縦枠部材の間に設けられる一対の横枠部材とを各々四辺に有する矩形の枠体と、枠体に接続される開き止め機構と、枠体によって支持される釣合おもり本体とを備え、開き止め機構は、枠体の第一の対角方向に延びる第一の開き止め部材と、枠体の第二の対角方向に延び、第一の開き止め部材と交差する第二の開き止め部材とを有し、第一の開き止め部材の両端部及び第二の開き止め部材の両端部は、各々、縦枠部材と横枠部材との接続部の各々に接続される。
この発明に係る釣合おもりによれば、構造を複雑にすることなく、耐震性を向上させることができる。
この発明の実施の形態1に係るエレベータの釣合おもりの斜視図である。 図1に示すエレベータの釣合おもりの分解斜視図である。 この発明の実施の形態2に係るエレベータの釣合おもりの斜視図である。 図3に示すエレベータの釣合おもりの上枠部材と開き止め機構のフック部材との係合の様子を示す一部側面図である。 この発明の実施の形態3に係るエレベータの釣合おもりの斜視図である。 図5に示すエレベータの釣合おもりの上枠部材と開き止め機構の棒状部材との係合の様子を示す一部側面図である。 この発明の実施の形態4に係るエレベータの釣合おもりの斜視図である。 図7に示すエレベータの釣合おもりの枠体と開き止め機構の中空棒状部材との係合の様子を示す一部側面図である。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの釣合おもりの斜視図である。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの釣合おもりの第一の開き止め部材を模式的に示す側面図である。 この発明の実施の形態5に係るエレベータの釣合おもりの第二の開き止め部材を模式的に示す側面図である。 この発明の実施の形態6に係るエレベータの釣合おもりの正面図である。 この発明の実施の形態6に係るエレベータの釣合おもりの第一の開き止め部材又は第二の開き止め部材を模式的に示す側面図である。 この発明の実施の形態7に係るエレベータの釣合おもりの正面図である。
以下、この発明の実施の形態について添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1及び2を参照して、釣合おもり100の構成について説明する。
釣合おもり100は、矩形の枠体10を有する。枠体10は、一対の縦枠部材3,4と、一対の縦枠部材3,4の間に設けられる一対の横枠部材1,2とを有する。一対の縦枠部材3,4及び一対の横枠部材1,2は、枠体10の矩形形状の四辺を構成する。ここで、一対の横枠部材1,2のうち、枠体10の上辺に配置される横枠部材は上枠部材1とし、枠体10の下辺に配置される横枠部材は下枠部材2とする。また、一対の縦枠部材3,4のうち、図1において紙面上右側手前に位置する縦枠部材を右縦枠部材3とし、紙面上左側奥に位置する縦枠部材を左縦枠部材4とする。上枠部材1、下枠部材2、右縦枠部材3及び左縦枠部材4は、各々、細長い金属板によって形成される。また、上枠部材1、下枠部材2、右縦枠部材3及び左縦枠部材4は、各々、枠体10の内側に向かって断面が略C字形状となるように湾曲して形成されている。
さらに、上枠部材1と左縦枠部材4との接続箇所を第一接続部10aとする。また、上枠部材1と右縦枠部材3との接続箇所を第二接続部10bとする。さらに、下枠部材2と右縦枠部材3との接続箇所を第三接続部10cとする。さらにまた、下枠部材2と左縦枠部材4との接続箇所を第四接続部10dとする。
ここで、以下の説明において、横枠部材1,2が延びる方向を横方向Xとし、縦枠部材3,4が延びる方向を縦方向Yとする。横方向Xと縦方向Yとは互いに直交する。また、横方向X及び縦方向Yに直交するとともに、枠体10の矩形の面に対して垂直に延びる方向を幅方向Zとする。
さらにまた、枠体10の対角線のうち、第一接続部10aと第三接続部10cとを繋ぐ対角線が延びる方向を第一対角方向D1とする。さらに、枠体10の対角線のうち、第二接続部10bと第四接続部10dとを繋ぐ対角線が延びる方向を第二対角方向D2とする。
また、枠体10の両面側の各々には、第一対角方向D1に延びる金属製の細長平板形状の第一開き止め部材5と、第二対角方向D2に延びる金属製の細長平板形状の第二開き止め部材6とが設けられる。第一開き止め部材5と第二開き止め部材6とは互いに斜交いとなるように交差している。
ここで、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6は、開き止め機構19を構成する。図1に示すように、2つの開き止め機構19は、枠体10の両面側から枠体10を挟みこむように互いに対向して配置されている。
また、第一開き止め部材5の上端部には、略直方体形状の第一嵩上台11aが取り付けられている。さらに、図2に示すように、第一開き止め部材5の上端部及び第一嵩上台11aは、2本のボルト12によって、上枠部材1と左縦枠部材4との第一接続部10aに固定される。また、第二開き止め6の上端部にも、第一嵩上台11aと同様の形状の第二嵩上台11bが取り付けられ、第二開き止め部材6の上端部及び第二嵩上台11bは、2本のボルト12によって、上枠部材1と右縦枠部材3との第二接続部10bに固定される。
ここで、ボルト12は連結部材を構成する。
また、第一開き止め部材5の下端部にも、略直方体形状の第三嵩上台11cが取り付けられている。ここで、第三嵩上台11cの幅方向Zの長さは、第一嵩上台11a及び第二嵩上台11bの幅方向Zの長さと同じであるが、第三嵩上台11cの横方向Xの長さは第一嵩上台11aの長さよりも小さい。また、図2に示すように、第一開き止め部材5の下端部及び第三嵩上台11cは、2本のボルト12によって、下枠部材2と右縦枠部材3との第三接続部10cに固定される。
さらに、第二開き止め部材6の下端部にも、第三嵩上台11cと同様の形状の第四嵩上台11dが取り付けられている。また、図2に示すように、第二開き止め部材6の下端部及び第四嵩上台11dは、2本のボルト12によって、下枠部材2と左縦枠部材4との第四接続部10dに固定される。
また、枠体10は釣合おもり本体7を支持する。より具体的には、釣合おもり本体7は下枠部材2の上に載置されるとともに、一対の縦枠部材3,4に係合することによって、枠体10の内側に支持されている。また、釣合おもり本体7は、枠体10の両面側の2つの開き止め機構19の間に設けられている。
以上より、この実施の形態1に係る釣合おもり100は、枠体10の第一対角方向D1に延びる第一開き止め部材5と、枠体10の第二対角方向D2に延びる第二開き止め部材6とを有する。第一開き止め部材5と第二開き止め部材6とは互いに交差する。また、第一開き止め部材5の両端部及び第二開き止め部材6の両端部は、各々、縦枠部材3,4と横枠部材1,2との接続部10a〜10dの各々に接続される。これにより、地震時に大きなモーメントが発生する縦枠部材3,4と横枠部材1,2との接続部10a〜10dが補強され、枠体10の変形を防ぐことができる。従って、枠体10に支持される釣合おもり本体7が、地震時等に枠体10から脱落することを防止することができる。
また、縦枠部材3,4と横枠部材1,2との接続部10a〜10dを開き止め機構19によって直接的に補強しているため、ボルト12のサイズを大きくしたり、ボルト12の数を増やしたり、開き止め部材の数を増やしたりする必要がない。従って、釣合おもり100は簡易な構造で充分な耐震性を得ることができる。
また、枠体10を挟んで2つの開き止め機構19が互いに対向して配置されていることにより、縦枠部材3,4と横枠部材1,2との接続部10a〜10dがより強固に補強される。また、釣合おもり本体7が2つの開き止め機構19の間に設けられることにより、釣合おもり本体7が枠体10から脱落する可能性はさらに低く、釣合おもり100の耐震性がより向上する。
実施の形態2.
この発明の実施の形態2に係る釣合おもり200の構成を図3及び4に示す。なお、以下の説明において、図1〜2の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図3に示すように、釣合おもり200に設けられる第一嵩上台11a及び第二嵩上台11bの上端部の各々には、枠体10側に向かって略C字形状に湾曲した金属板であるフック部材8が取り付けられている。図4に示すように、フック部材8は、枠体10の上枠部材1の上面に掛け外し自在に係合される。従って、ボルト12が取り付けられていない状態において、第一開き止め部材5の上端部及び第一嵩上台11aと第二開き止め部材6の上端部及び第二嵩上台11bとは、フック部材8を介して枠体10の上枠部材1に対して着脱自在に接続されている。
ここで、フック部材8は仮係合部を構成する。
以上より、この実施の形態2に係る釣合おもり200では、開き止め機構19を上枠部材1に着脱自在に接続させる仮係合部としてのフック部材8を有している。
ここで、実施の形態1に係る釣合おもり100の枠体10に作業員が開き止め機構19を取り付ける場合は、まず上枠部材1と第一開き止め部材5の上端部とをボルト12によって締結する。その次に、作業員は、下枠部材2と第一開き止め部材5の下端部とをボルト12によって締結する。そして、さらに次に、作業員は、下枠部材2と第二開き止め部材6の下端部とを締結させた後、再び、枠体10の上側に移動し、上枠部材1と第二開き止め部材6の上端部を締結させる。従って、このような方法だと、作業員は縦方向Yを上下に往復しながら作業する必要があり、開き止め機構19の取付け作業に時間がかかり、効率が悪かった。一方、この実施の形態2に係る釣合おもり200では、ボルト12が取り付けられていない状態でも、フック部材8によって第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6が上枠部材1に一時的に仮止めされている。そのため、作業員は枠体10の上側及び下側の作業を別々に行うことができ、縦方向Yを上下に往復して作業する必要がなく、作業効率が向上する。
実施の形態3.
この発明の実施の形態3に係る釣合おもり300の構成を図5及び6に示す。なお、以下の説明において、図1〜2の参照符号と同一の符号は同一又は同様の構成要素であるので、その詳細な説明は省略する。
図5に示すように、第一嵩上台11a及び第二嵩上台11bの上部には、各々、棒状部材9が2本ずつ取り付けられている。図6に示すように、棒状部材9は、枠体10の上枠部材1の上面に引っ掛けて載置することができるように幅方向Zに延びている。なお、第一嵩上台11aは第一開き止め部材5の上端部に固定されている。さらにまた、第二嵩上台11bは第二開き止め部材6の上端部に固定されている。そして、ボルト12が取り付けられていない状態において、第一開き止め部材5の上端部及び第一嵩上台11aと第二開き止め部材6の上端部及び第二嵩上台11bとは、棒状部材9を介して枠体10の上枠部材1に対して着脱自在に接続される。
ここで、棒状部材9は仮係合部を構成する。
以上より、この実施の形態3に係る釣合おもり300は、上枠部材1に載置されることにより、上枠部材1に対して開き止め機構19を着脱自在に接続可能である仮係合部としての棒状部材9を有している。従って、釣合おもり300では、釣合おもり200と同様に、ボルト12が取り付けられていない状態でも、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6を枠体10に一時的に仮止めしておくことができる。そのため、作業員は枠体10に開き止め機構19を取り付ける際に上側及び下側の作業を別々に行うことができ、縦方向Yを上下に往復して作業する必要がなく、作業効率が向上する。
実施の形態4.
この発明の実施の形態4に係る釣合おもり400の構成を図7及び8に示す。
なお、図7に示すように、釣合おもり400は、上枠部材1、下枠部材2、右縦枠部材3及び左縦枠部材4によって四辺を構成される矩形の枠体40を有している。そして、この実施の形態において、上枠部材1と左縦枠部材4との接続箇所を第一接続部40aとし、上枠部材1と左縦枠部材4との接続箇所を第二接続部40bとする。また、下枠部材2と右縦枠部材3との接続箇所を第三接続部40cとし、下枠部材2と左縦枠部材4との接続箇所を第四接続部40dとする。
ここで、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6の上端部及び下端部には、各々、中空棒状部材41が2本ずつ、一体的に取り付けられるとともに、Z方向に延びている。ここで、中空棒状部材41は略円筒形状をなすとともに軸方向に延びる中空部分41aを有している。また、中空棒状部材41の中空部分41aには、各々、ボルト12が挿入可能である。さらに、図8に示すように、枠体40の第一接続部40a、第二接続部40b、第三接続部40c及び第四接続部40dには、各々、中空棒状部材41が着脱可能に挿入される係合孔42が形成されている。従って、中空棒状部材41が枠体40の係合孔42に挿入されて係合した状態で、中空棒状部材41にボルト12を貫通させることにより、ボルト12及び中空棒状部材41を介して開き止め機構19を枠体40に固定することができる。一方、ボルト12を取り外した状態であっても、中空棒状部材41を枠体40の係合孔42に嵌合させることにより、開き止め機構19を着脱自在に枠体40に一時的に接続させておくことができる。
以上より、この実施の形態4に係る釣合おもり400の開き止め機構19は、枠体40に着脱自在に係合される中空棒状部材41を有している。従って、釣合おもり400では、釣合おもり200,300と同様に、ボルト12が取り付けられていない状態でも、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6を枠体40に一時的に仮止めしておくことができる。そのため、作業員は枠体40に開き止め機構19を取り付ける際、上側及び下側の作業を別々に行うことができ、縦方向Yを上下に往復して作業する必要がなく、作業効率が向上する。
また、開き止め機構19と枠体40との間に中空棒状部材41が設けられることにより、嵩上台を設けなくとも開き止め機構19と枠体40の間に所定の間隔を保持することができる。
実施の形態5.
この発明の実施の形態5に係る釣合おもり500の構成を図9、10A及び10Bに示す。
図9に示すように、釣合おもり500の枠体10の第一接続部10aと第一開き止め部材5との間には、略直方体形状の第一嵩上台15aが設けられる。また、第二接続部10bと第二開き止め部材6との間には、略直方体形状の第二嵩上台16aが設けられる。さらに、第三接続部10cと第一開き止め部材5との間には、略直方体形状の第三嵩上台15bが設けられる。またさらに、第四接続部10dと第二開き止め部材6との間には、略直方体形状の第四嵩上台16bが設けられる。ここで、図10に示すように、第一開き止め部材5の厚さ、すなわち幅方向Zの長さをt1とし、第二開き止め部材6の厚さをt2とすると、第一嵩上台15a及び第三嵩上台15bの厚さはCであり、第二嵩上台16a及び第四嵩上台16bの厚さはC+t1である。
ここで、第一嵩上台15a及び第三嵩上台15bの厚さCは、第一開き止め部材5と枠体10との距離であり、第一の幅を構成する。さらに、第二嵩上台16a及び第四嵩上台16bの厚さC+t1は、第二開き止め部材6と枠体10との距離であり、第二の幅を構成する。
また、第一嵩上台15a及び第三嵩上台15bは、第一開き止め部材5と枠体10との距離を第一の幅Cに保持する第一幅保持部を構成する。さらに、第二嵩上台16a及び第四嵩上台16bは第二開き止め部材6と枠体10との距離を第二の幅C+t1に保持する第二幅保持部を構成する。
以上より、この実施の形態5に係る釣合おもり500では、枠体10に対する第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6の距離、すなわち第一の幅C及び第二の幅C+t1は、各々、互いに異なる長さである。従って、互いに交差する第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6は、交差部分において干渉し合うおそれがなく、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材6にかかる負荷が少なくなるため、開き止め機構19の耐久性が向上する。
実施の形態6.
この発明の実施の形態6に係る釣合おもり600の構成を図11及び12に示す。
図11に示すように、釣り合いおもり600の枠体10の両面側の各々には、第一対角方向D1に延びる金属製の細長平板形状の第一開き止め部材65と、第二対角方向D2に延びる金属製の細長平板形状の第二開き止め部材66とが設けられる。第一開き止め部材65と第二開き止め部材66とは、交差部分Bにおいて、互いに斜交いとなるように交差している。図12に示すように、第一開き止め部材65には、交差部分Bに対応する箇所に、第二開き止め66が嵌合可能となるような凹部65aが形成される。また、第二開き止め部材66には、交差部分Bに対応する箇所に、第一開き止め65が嵌合可能となるような凹部66aが形成される。凹部65a,66aの深さは、各々、第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66の厚さtの半分の長さ、すなわちt/2である。そして、図11に示すように、第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66が枠体10に取り付けられる際は、交差部分Bにおいて、第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66は、各々の凹部65a,66aが互いに嵌合し合うように配置される。
なお、第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66は開き止め機構69を構成する。
以上より、この実施の形態6に係る釣合おもり600では、第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66には、交差部分Bに対応する位置に、第二開き止め部材66及び第一開き止め部材65が互いに嵌合可能な凹部65a,66aが、各々形成される。従って、互いに交差する第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66は、交差部分Bにおいて干渉し合うおそれがなく、第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66にかかる負荷が少なくなるため、開き止め機構69の耐久性が向上する。
また、実施の形態1〜5の釣合おもり100〜500では、第一開き止め部材と第二開き止め部材とが交差部分において重なり合うと、その分開き止め機構の厚さが厚くなってしまう。そのため、かご、昇降路壁又はレールブラケット等の近接物に対する釣合おもり100〜500の間隔を充分に確保する必要があった。一方、この実施の形態6の釣合おもり600では、互いに交差する第一開き止め部材65及び第二開き止め部材66が、交差部分Bにおいて互いに噛み合う凹部65a,66aを有しているため、交差部分Bの厚さが抑えられる。従って、エレベータに設けられる近接物と釣合おもり600との間隔をより確保しやすくなる。
実施の形態7.
この発明の実施の形態7に係る釣合おもり700の構成を図13に示す。
枠体10の両面側の各々には、第二対角方向D2に延びる第二開き止め部材76が設けられる。第二開き止め部材76は、第一開き止め部材5との交差部分Bよりも上側に配置される上側開き止め部材76aと、交差部分Bよりも下側に位置する下側開き止め部材76bとを有する。上側開き止め部材76aの下端部及び下側開き止め部材76bの上端部は、交差部分Bにおいて第一開き止め部材5に溶接される。すなわち、第一開き止め部材5と第二開き止め部材76とは互いに一体的に形成されている。
ここで、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材76は開き止め機構79を構成する。
以上より、この実施の形態7に係る釣合おもり700では、第一開き止め部材5と第二開き止め部材76とは交差部分Bにおいて一体的に形成される。従って、枠体10の両面側に配置される開き止め機構79は、各々、1つの部材として構成されている。そのため、開き止め機構79の剛性が向上し、枠体10の変形がさらに抑制されて、釣合おもり700の耐震性がより向上する。
また、第二開き止め部材76は、上側開き止め部材76a及び下側開き止め部材76bに分割された上で第一開き止め部材5に溶接されているため、第一開き止め部材5と第二開き止め部材76とが互いに干渉し合うおそれがない。
なお、実施の形態7において、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材76は平板形状の金属板であるが、これに限定されず、第一開き止め部材5及び第二開き止め部材76は丸棒形状であってもよい。
また、実施の形態1〜7に係る釣合おもり100〜700が適用されるエレベータのローピング方式の種類は限定されず、1:1方式又は2:1方式のどちらであってもよい。
1 上枠部材(横枠部材)、2 下枠部材(横枠部材)、3 縦枠部材(右縦枠部材)、4 縦枠部材(左縦枠部材)、5,65 第一の開き止め部材、6,66,76 第二の開き止め部材、7 釣合おもり本体、8 フック部材(仮係合部)、9 棒状部材(仮係合部)、10,40 枠体、10a,40a 第一接続部、10b,40b 第二接続部、10c,40c 第三接続部、10d,40d 第四接続部、12 ボルト(連結部材)、15a 第一嵩上台(第一幅保持部)、15b 第三嵩上台(第一幅保持部)、16a 第二嵩上台(第二幅保持部)、16b 第四嵩上台(第二幅保持部)、19,69,79 開き止め機構、41 中空棒状部材、41a 中空部分、65a,65b 凹部、100,200,300,400,500,600,700 釣合おもり、B 交差部分、C 第一の幅、C+t1 第二の幅。

Claims (9)

  1. 一対の縦枠部材と、前記一対の縦枠部材の間に設けられる一対の横枠部材とを各々四辺に有する矩形の枠体と、
    前記枠体に接続される開き止め機構と、
    前記枠体によって支持される釣合おもり本体とを備え、
    前記開き止め機構は、
    前記枠体の第一の対角方向に延びる第一の開き止め部材と、
    前記枠体の第二の対角方向に延び、前記第一の開き止め部材と交差する第二の開き止め部材とを有し、
    前記第一の開き止め部材の両端部及び前記第二の開き止め部材の両端部は、各々、前記縦枠部材と前記横枠部材との接続部の各々に接続されるエレベータの釣合おもり。
  2. 前記枠体を挟んで互いに対向して配置される2つの前記開き止め機構が設けられ、
    前記釣合おもり本体は、前記2つの開き止め機構の間に設けられる、請求項1に記載のエレベータの釣合おもり。
  3. 前記一対の横枠部材は、前記枠体の上辺に配置される上枠部材と、前記枠体の下辺に配置される下枠部材とを有し、
    前記開き止め機構は、前記開き止め機構を前記上枠部材に着脱自在に接続可能である仮係合部を有する請求項1又は2に記載のエレベータの釣合おもり。
  4. 前記仮係合部は、前記上枠部材に対して掛け外し自在なフック部材である請求項3に記載のエレベータの釣合おもり。
  5. 前記仮係合部は、前記上枠部材に取り外し可能に載置されることにより前記上枠部材に対して前記開き止め機構を着脱自在に接続可能である棒状部材である請求項3に記載のエレベータの釣合おもり。
  6. 前記開き止め機構は、前記枠体に着脱自在に係合可能である中空棒状部材を有し、
    前記中空棒状部材は中空部分を有する円筒形状であるとともに、前記中空部分には、前記開き止め機構を前記枠体に固定させる連結部材が挿入可能である請求項1又は2に記載のエレベータの釣合おもり。
  7. 前記第一の開き止め部材と前記枠体との間には、前記第一の開き止め部材と前記枠体との距離を所定の第一の幅に保持する第一幅保持部が設けられ、
    前記第二の開き止め部材と前記枠体との間には、前記第二の開き止め部材と前記枠体との距離を所定の第二の幅に保持する第二幅保持部が設けられ、
    前記第一の幅と前記第二の幅とは異なる長さである請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータの釣合おもり。
  8. 前記第一の開き止め部材及び前記第二の開き止め部材には、前記第一の開き止め部材と記第二の開き止め部材との交差部分に対応する位置に、互いに嵌合可能な凹部が各々形成される請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータの釣合おもり。
  9. 前記第一の開き止め部材と前記第二の開き止め部材とは、前記第一の開き止め部材と前記第二の開き止め部材との交差部分において一体的に形成される請求項1〜6のいずれか一項に記載のエレベータの釣合おもり。
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