JP6551448B2 - 電流センサ - Google Patents

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Description

本発明は電流センサに関し、特に、Hブリッジ回路を含む自励発振回路を備えた電流センサに関する。
特許文献1には、Hブリッジ回路を含む電流センサが開示されている。Hブリッジ回路は、極性が交互に反転する第1及び第2の接続ノードを有しており、第1の接続ノードと第2の接続ノードとの間には、磁性体コアに巻回された検出コイルが接続される。検出コイルのインダクタンスは磁性体コアの透磁率によって変化するため、一次コイルに電流が流れることによって磁性体コアの透磁率が変化すると、磁性体コアが飽和するのに要する時間が変化する。したがって、磁性体コアが飽和するまでの時間を検出することによって、測定対象である電流の電流量を知ることが可能となる。
特表2012−526981号公報
磁性体コアが飽和するまでの時間を検出する方法として、Hブリッジ回路によって自励発振回路を構成し、発振信号の周波数やデューティをモニタする方法が考えられる。Hブリッジ回路によって自励発振回路を構成する場合、Hブリッジ回路の出力電圧と基準電圧を比較し、出力電圧が基準電圧を超える度に第1及び第2の接続ノードの極性を反転させればよい。
しかしながら、この方法では、電源電圧によって電流の検出感度が大きく変化するため、仕様と異なる電源電圧を用いた場合や、電源電圧が変動する環境においては、電流量を正しく測定することができないという問題があった。
したがって、本発明は、Hブリッジ回路を含む自励発振回路を備えた電流センサにおいて、電源電圧の変化による検出感度の変化を抑制することを目的とする。
本発明による電流センサは、電流経路と磁気結合する磁性体コアと、発振信号に基づいて極性が交互に反転する第1及び第2の接続ノードと、電源電圧が与えられる電源ノードと、出力ノードとを有するHブリッジ回路と、前記磁性体コアに巻回され、前記第1の接続ノードと前記第2の接続ノードとの間に接続された検出コイルと、前記出力ノードの電圧と基準電圧を比較するコンパレータと、前記コンパレータの出力に基づいて前記発振信号を反転させる発振信号生成回路と、前記電源電圧に応じて前記基準電圧を変化させる基準電圧生成回路と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、電源電圧に応じて基準電圧が変化することから、電源電圧の変化による電流の検出感度の変化を抑制することが可能となる。
本発明において、前記基準電圧生成回路は、前記電源電圧と前記基準電圧を比例させることが好ましい。この場合、前記基準電圧生成回路は、前記電源電圧を分圧する分圧抵抗を含むことが好ましい。これによれば、簡単な構成によって電源電圧と基準電圧を比例させることが可能となる。さらにこの場合、前記分圧抵抗は可変抵抗を含んでいても構わない。これによれば、電源電圧と基準電圧との関係を調整することが可能となる。
本発明による電流センサは、前記電流経路に流れる電流によって前記磁性体コアに生じる磁束を打ち消す負帰還コイルと、前記発振信号に基づいて前記負帰還コイルに負帰還電流を流す負帰還電流出力回路とをさらに備えることが好ましい。これによれば、クローズドループ制御が行われることから、より正確な測定を行うことが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、Hブリッジ回路を含む自励発振回路を備えた電流センサにおいて、電源電圧の変化による検出感度の変化を抑制することが可能となる。
図1は、本発明の実施形態による電流センサ100の構成を示すブロック図である。 図2は、一次コイル10、磁性体コア20、検出コイルLp及び負帰還コイルLcの位置関係の一例を説明するための模式図である。 図3は、自励発振回路30の回路図である。 図4は、発振信号Qの波形図である。 図5は、磁性体コア20の磁気特性を説明するためのグラフであり、外部磁場Hextがゼロである場合を示している。 図6は、磁性体コア20の磁気特性を説明するためのグラフであり、外部磁場Hextが存在する場合を示している。 図7は、出力ノードN4のレベルVcの変化を示す波形図である。 図8は、発振信号Q及び反転発振信号/Qの変化を示す波形図である。 図9は、基準電圧Vcmpと検出感度の関係を示すグラフである。 図10は、基準電圧Vcmpと検出感度の関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態による電流センサ100の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態による電流センサ100は、電流経路Pに流れる電流Ipを測定する装置であり、電流経路Pに設けられた一次コイル(バスバー)10と磁気結合する磁性体コア20と、磁性体コア20に巻回された検出コイルLpと、検出コイルLpに接続された自励発振回路30とを備える。後述するように、自励発振回路30はHブリッジ回路を含んでおり、これにより検出コイルLpの両端S1,S2に印加される電圧の極性が周期的に反転する。
さらに、本実施形態による電流センサ100は、負帰還コイルLcと、負帰還コイルLcに負帰還電流Ioを流す負帰還電流出力回路40と、負帰還電流Ioに基づいてセンサ出力OUTを生成する信号出力回路50とを備えている。
図2は、一次コイル10、磁性体コア20、検出コイルLp及び負帰還コイルLcの位置関係の一例を説明するための模式図である。
図2に示す例では、磁性体コア20が一次コイル10のコイル軸に挿入されており、さらに、磁性体コア20の周囲に検出コイルLpが巻回された構成を有している。さらに、検出コイルLpの近傍には負帰還コイルLcが配置されており、これにより検出コイルLpと負帰還コイルLcは符号Mで示すように磁気結合している。また、一次コイル10、磁性体コア20、検出コイルLp及び負帰還コイルLcは、外部磁場を遮るための磁気シールド70によって覆われている。
そして、一次コイル10に電流Ipが流れると、これによって生じる磁束B1が磁気シールド70に流れ、その一部が磁性体コア20を通過する。これによって磁性体コア20の透磁率が変化するため、検出コイルLpのインダクタンスが変化する。一方、負帰還コイルLcには、一次コイル10に流れる電流Ipによって磁性体コア20に生じる磁束B1を打ち消す負帰還電流Ioが与えられる。これにより、負帰還コイルLcは磁束B2を発生させ、磁性体コア20に生じている磁束B1を打ち消す。
図3は、自励発振回路30の回路図である。
図3に示すように、自励発振回路30はHブリッジ型の自励発振回路であり、スイッチSW1〜SW4と、抵抗R1〜R3と、コンパレータ31と、フリップフロップ回路32と、基準電圧生成回路33を備えている。スイッチSW1とスイッチSW3は、電源ノードN3と出力ノードN4との間に直列に接続されており、その接続点である第1の接続ノードN1は、抵抗R1を介して検出コイルLpの一端S1に接続されている。同様に、スイッチSW2とスイッチSW4は、電源ノードN3と出力ノードN4との間に直列に接続されており、その接続点である第2の接続ノードN2は、抵抗R2を介して検出コイルLpの他端S2に接続されている。電源ノードN3には電源電圧Vccが与えられる。また、出力ノードN4は抵抗R3を介して接地される。
コンパレータ31の非反転入力端子(+)は出力ノードN4に接続され、反転入力端子(−)には基準電圧Vcmpが印加される。これにより、出力ノードN4のレベルVcが基準電圧Vcmpを超えると、コンパレータ31の出力はハイレベルに変化する。基準電圧Vcmpは、基準電圧生成回路33によって生成される。基準電圧生成回路33は、電源電圧Vccが与えられる電源ラインと接地電位が与えられる電源ラインとの間に直列に接続された抵抗R4,R5からなる分圧抵抗である。このため、基準電圧Vcmpのレベルは、電源電圧Vccのレベルと比例することになる。
コンパレータ31の出力は、フリップフロップ回路32のクロックノードに入力される。フリップフロップ回路32から出力される発振信号QはスイッチSW1,SW4を制御し、反転発振信号/QはスイッチSW2,SW3を制御する。また、反転発振信号/Qは、フリップフロップ回路32のデータノードにフィードバックされる。これにより、フリップフロップ回路32から出力される発振信号Q及び反転発振信号/Qの論理レベルは、コンパレータ31の出力がローレベルからハイレベルに変化する度に反転することになる。このように、フリップフロップ回路32は、発振信号Q及び反転発振信号/Qを生成する発振信号生成回路を構成する。但し、本発明において発振信号生成回路をフリップフロップ回路によって構成することは必須でない。
図3に示す自励発振回路30に電源投入すると、スイッチSW1,SW4がオンし、スイッチSW2,SW3がオフする第1の状態と、スイッチSW2,SW3がオンし、スイッチSW1,SW4がオフする第2の状態が交互に現れる。第1の状態においては、電源電圧Vccが与えられる電源ラインから、スイッチSW1、抵抗R1、検出コイルLp、抵抗R2、スイッチSW4、抵抗R3を介して電流が流れる。これにより、出力ノードN4のレベルVcが徐々に上昇し、これが基準電圧Vcmpを超えると、コンパレータ31の出力がローレベルからハイレベルに変化する。
コンパレータ31の出力がハイレベルに変化すると、発振信号Q及び反転発振信号/Qの論理レベルが反転し、第2の状態に遷移する。第2の状態においては、電源電圧Vccが与えられる電源ラインから、スイッチSW2、抵抗R2、検出コイルLp、抵抗R1、スイッチSW3、抵抗R3を介して電流が流れる。これにより、出力ノードN4のレベルVcが徐々に上昇し、これが基準電圧Vcmpを超えると、コンパレータ31の出力がローレベルからハイレベルに変化する。
このような動作を繰り返すことによって、自励発振回路30は交互に第1の状態と第2の状態となる。これにより、検出コイルLpの両端に印加される電圧の極性が周期的に反転することから、発振信号Qの波形は、図4に示すようにハイレベルとローレベルを交互に繰り返す波形となる。ここで、図4に示す符号Tは自励発振回路30の発振周期を示し、符号Tは第1の状態である期間を示し、符号Tは第2の状態である期間を示す。そして、自励発振回路30の発振周期Tや発振信号Qのデューティは、磁性体コア20の透磁率によって変化する。以下、この現象についてより詳細に説明する。
図5及び図6は磁性体コア20の磁気特性を説明するためのグラフであり、図5は外部磁場Hextがゼロである場合を示し、図6は外部磁場Hextが存在する場合を示している。いずれも、横軸は磁界強度Hであり、縦軸は磁束密度Bである。
図5に示すように、外部磁場Hextがゼロである場合(電流経路Pに電流Ipが流れていない場合)は、検出コイルLpによって与えられる磁場が一方向に変化する場合に現れるBH曲線(ポイント1→ポイント2)と、検出コイルLpによって与えられる磁場が逆方向に変化する場合に現れるBH曲線(ポイント3→ポイント4)は対称形となる。ここで、ポイント2は、検出コイルLpによって与えられる磁場が一方向に変化する場合において、磁束密度Bが所定の値Bthとなる点を指す。同様に、ポイント4は、検出コイルLpによって与えられる磁場が逆方向に変化する場合において、磁束密度Bが所定の値−Bthとなる点を指す。
検出コイルLpによって与えられる磁場が一方向に変化する場合とは、図3に示す端子S1から端子S2に電流が流れる状態、つまり第1の状態である。一方、検出コイルLpによって与えられる磁場が逆方向に変化する場合とは、図3に示す端子S2から端子S1に電流が流れる状態、つまり第2の状態である。そして、外部磁場Hextがゼロである場合(電流経路Pに電流Ipが流れていない場合)には、BH曲線が対称形であることから、発振信号Qのデューティは50%となる。
これに対し、外部磁場Hextが存在する場合(電流経路Pに電流Ipが流れている場合)には、図6に示すように、外部磁場Hextの強度分だけBH曲線がシフトする。その結果、検出コイルLpによって与えられる磁場が一方向に変化する場合に現れるBH曲線(ポイント1→ポイント2)と、検出コイルLpによって与えられる磁場が逆方向に変化する場合に現れるBH曲線(ポイント3→ポイント4)は非対称となる。このため、発振信号Qのデューティは50%から外れる。
図7は出力ノードN4のレベルVcの変化を示す波形図であり、図8は発振信号Q及び反転発振信号/Qの変化を示す波形図である。いずれの図においても、実線は外部磁場Hextがゼロである場合(電流経路Pに電流Ipが流れていない場合)を示し、破線は外部磁場Hextが存在する場合(電流経路Pに電流Ipが流れている場合)を示している。
図7に示すように、いずれの場合も、時間の経過に伴って出力ノードN4のレベルVcが基準電圧Vcmpに達する度に極性が反転し、瞬間的に−Vcmpまで低下する。Vcmpのレベルは図5及び図6に示す値Bthに対応し、−Vcmpのレベルは図5及び図6に示す値−Bthに対応する。そして、外部磁場Hextがゼロである場合はBH曲線が対称形であることから、図8に示すように、発振信号Qのデューティは50%となる(T=T)。これに対し、外部磁場Hextが存在する場合はBH曲線が非対称形であることから、図8に示すように、発振信号Qのデューティは50%超となる(T'>T')とともに、磁性体コア20の磁気飽和による検出コイルLpのインダクタンスの低下によって、発振信号Qの周期Tが短くなる。つまり、自励発振回路30の発振周波数が高くなる。
自励発振回路30によって生成される発振信号Q及び反転発振信号/Qは、図1に示すように、負帰還電流出力回路40に供給される。負帰還電流出力回路40は、発振信号Q及び反転発振信号/Qのデューティ又は周波数をモニタし、これに基づいて負帰還電流Ioを生成する。例えば、発振信号Q及び反転発振信号/Qのデューティが50%から離れるほど、負帰還電流Ioの量が増大するよう制御する。負帰還電流Ioは負帰還コイルLcに供給され、一次コイル10によって生じる磁束B1を打ち消す磁束B2を生成する。このようなクローズドループ制御により、一次コイル10によって生じる磁束B1は常に打ち消され、発振信号Qのデューティが50%となるよう制御される。
負帰還電流Ioは、負帰還コイルLcに対して直列に接続された抵抗R6によって電圧Vdに変換され、そのレベルが信号出力回路50によって検出される。信号出力回路50は、電圧Vdに基づいてセンサ出力OUTを生成し、これを外部に出力する。
図9及び図10は基準電圧Vcmpと検出感度の関係を示すグラフであり、感度を示す縦軸は、一次コイル10に流れる電流Ipに対するセンサ出力OUTの変化率(%/A)を示す。また、図9と図10の違いは磁性体コア20の材料及び形状の違いである。
図9及び図10に示すように、電流センサ100の感度は、基準電圧Vcmp及び電源電圧Vccによって変化することが分かる。ここで、仮に基準電圧Vcmpが一定値であるとすると、電源電圧Vccが変動した場合、これに伴って感度が大きく変化する。一例として、図9に示す特性であれば、基準電圧Vcmpが500mVに固定されている場合、電源電圧Vccが4.5Vであれば感度は約4.1%/A、電源電圧Vccが5.0Vであれば感度は約3.2%/A、電源電圧Vccが5.5Vであれば感度は約2.7%/Aとなる。また、図10に示す特性であれば、基準電圧Vcmpが600mVに固定されている場合、電源電圧Vccが4.5Vであれば感度は約3.4%/A、電源電圧Vccが5.0Vであれば感度は約1.9%/A、電源電圧Vccが5.5Vであれば感度は約1.4%/Aとなる。
しかしながら、本実施形態による電流センサ100は、電源電圧Vccを分圧することによって基準電圧Vcmpを生成していることから、基準電圧Vcmpのレベルは固定されておらず、電源電圧Vccに比例して変化する。その結果、電源電圧Vccが変動しても、これに伴う感度の変化が抑制される。一例として、図9に示す特性であれば、
Vcmp=Vcc×1/10
に設定すると、電源電圧Vccが4.5Vであれば基準電圧Vcmpが450mVとなることから感度は約3.4%/A、電源電圧Vccが5.0Vであれば基準電圧Vcmpが500mVとなることから感度は約3.2%/A、電源電圧Vccが5.5Vであれば基準電圧Vcmpが550mVとなることから感度は約3.1%/Aとなり、基準電圧Vcmpを500mVに固定した場合と比べて感度の変化が大幅に抑制されることが分かる。
同様に、図10に示す特性であれば、
Vcmp=Vcc×3/25
に設定すると、電源電圧Vccが4.5Vであれば基準電圧Vcmpが540mVとなることから感度は約1.5%/A、電源電圧Vccが5.0Vであれば基準電圧Vcmpが600mVとなることから感度は約1.9%/A、電源電圧Vccが5.5Vであれば基準電圧Vcmpが660mVとなることから感度は約2.1%/Aとなり、基準電圧Vcmpを600mVに固定した場合と比べて感度の変化が大幅に抑制されることが分かる。
また、基準電圧Vcmpが高いほど電流センサ100の感度も高くなる傾向があるが、図9及び図10に示すように、電源電圧Vccが低いと、設定可能な基準電圧Vcmpも低くなってしまう。例えば、図9に示す特性であれば、電源電圧Vccが4.5Vである場合における基準電圧Vcmpの上限は約620mV、電源電圧Vccが5.0Vである場合における基準電圧Vcmpの上限は約710mV、電源電圧Vccが5.5Vである場合における基準電圧Vcmpの上限は約830mVであり、これを超える基準電圧Vcmpを与えると正しい発振動作が行われなくなる。このため、基準電圧Vcmpを固定する場合は、電源電圧Vccの変動などを考慮して、基準電圧Vcmpのレベルをある程度低めに設定せざるを得ない。その結果、高い感度を得ることが困難となる。
しかしながら、本実施形態においては、電源電圧Vccに比例して基準電圧Vcmpのレベルが変化することから、抵抗R4,R5の分圧比を適切に設定することにより、電源電圧Vccが変動しても、常に上限近傍の基準電圧Vcmpを用いることができる。このため、基準電圧Vcmpを固定する場合と比べ、より高い感度を得ることが可能となる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態では、抵抗R4,R5からなる分圧抵抗を用いて基準電圧Vcmpを生成しているが、抵抗R4,R5の一方を可変抵抗とすることにより、分圧比を可変とすることも可能である。
10 一次コイル
20 磁性体コア
30 自励発振回路
31 コンパレータ
32 フリップフロップ回路(発振信号生成回路)
33 基準電圧生成回路
40 負帰還電流出力回路
50 信号出力回路
70 磁気シールド
100 電流センサ
Lc 負帰還コイル
Lp 検出コイル
N1 第1の接続ノード
N2 第2の接続ノード
N3 電源ノード
N4 出力ノード
P 電流経路
R1〜R6 抵抗
SW1〜SW4 スイッチ

Claims (4)

  1. 電流経路と磁気結合する磁性体コアと、
    発振信号に基づいて極性が交互に反転する第1及び第2の接続ノードと、電源電圧が与えられる電源ノードと、出力ノードとを有するHブリッジ回路と、
    前記磁性体コアに巻回され、前記第1の接続ノードと前記第2の接続ノードとの間に接続された検出コイルと、
    前記出力ノードの電圧と基準電圧を比較するコンパレータと、
    前記コンパレータの出力に基づいて前記発振信号を反転させる発振信号生成回路と、
    前記電源電圧に応じて前記基準電圧を変化させる基準電圧生成回路と、
    前記電流経路に流れる電流によって前記磁性体コアに生じる磁束を打ち消す負帰還コイルと、
    前記発振信号に基づいて前記負帰還コイルに負帰還電流を流す負帰還電流出力回路と、を備えることを特徴とする電流センサ。
  2. 前記基準電圧生成回路は、前記電源電圧と前記基準電圧を比例させることを特徴とする請求項1に記載の電流センサ。
  3. 前記基準電圧生成回路は、前記電源電圧を分圧する分圧抵抗を含むことを特徴とする請求項2に記載の電流センサ。
  4. 前記分圧抵抗が可変抵抗を含むことを特徴とする請求項3に記載の電流センサ。
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