JP6550898B2 - 転がり軸受 - Google Patents

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Description

本発明は、転がり軸受に関する。
車両や工作機械等が備えている回転部の軸を支持するために、転がり軸受が用いられている。図12に示す転がり軸受は、円すいころ軸受90であり、内輪91、外輪92、これら内輪91と外輪92との間に設けられている複数の円すいころ93、及びこれら円すいころ93を周方向に間隔をあけて保持している環状の保持器94を備えている(例えば、特許文献1参照)。
このような円すいころ軸受90は、例えば自動車のトランスミッションにおいてギヤと共に回転する軸を支持するために用いられることがあり、この場合において、トランスミッションのハウジング内に溜められてギヤの潤滑に用いられる潤滑油は、円すいころ軸受90の潤滑にも用いられる。
特開2005−69421号公報
図12に示す円すいころ軸受90では、その回転に伴うポンプ作用により、前記ハウジング内に溜められ軸受外部に存在する潤滑油が、保持器94の小径側の端部95と内輪外周96との間から、及び、保持器94の小径側の端部95と外輪内周97との間から、円すいころ93が存在している軸受内部に流入し、流入した潤滑油が軸受内部を通過する。
そして、自動車のトランスミッションにおいては、潤滑油に、ギヤ等の製造時に生じた研磨粉や、駆動の際にギヤから生じた摩耗粉等の異物が含まれる。したがって、このような異物が潤滑油と共に軸受内部を通過すると、その異物が円すいころ93と軌道面91a,92aとの間に噛み込む場合があり、これにより、面あれが生じて軸受寿命が低下するおそれがある。
なお、このような潤滑油に含まれる異物に起因する軸受寿命の低下は、図12に示すような円すいころ軸受90に限らず、玉軸受や円筒ころ軸受等の他の転がり軸受においても生じるおそれがある。
そこで、本発明の目的は、転がり軸受において、潤滑油に含まれている異物が軸受内部に侵入し難くすることにある。
本発明の転がり軸受は、内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間に介在している複数の転動体、及び複数の前記転動体を保持する環状の保持器を備え、前記保持器は、前記内輪と前記外輪との間であって軸方向一方側に設けられている環状部と、当該環状部から軸方向他方側に延在している複数の柱部と、を有し、前記環状部の内周面及び外周面のうちの一方又は双方に、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している凹部が形成されており、前記凹部の内壁は、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって当該凹部の横断面を拡大させている傾斜面を有している。
この転がり軸受によれば、軸受が回転すると内輪と保持器の環状部との間の環状隙間及び外輪と保持器の環状部との間の環状隙間に、軸受回転方向と同方向の潤滑油の流れが発生する。潤滑油が環状隙間に沿って流れると、その一部が凹部に入り凹部において潤滑油の渦が発生し、この渦による遠心力で潤滑油に含まれている異物は凹部の内壁に押し付けられる。そして、この凹部の内壁は、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって凹部の横断面を拡大させている傾斜面を有していることから、この傾斜面に押し付けられる異物はこの面に沿って軸受外部へ排出される。これにより、潤滑油に含まれている異物は環状隙間を通じて軸受内部に侵入し難くなる。なお、凹部の横断面とは、軸受の中心線に直交する断面である。
また、前記凹部の前記内壁は、周方向に対向する側面部と、当該対向する側面部の間の底面部と、を有し、前記側面部及び前記底面部のうちの一方又は双方が、前記傾斜面となっている構成とすることができる。
つまり、凹部の側面部及び底面部のうちの一方が傾斜面となっている場合、その傾斜面に沿って異物を排出することが可能となる。また、凹部の側面部及び底面部の双方が傾斜面となっている場合、これら傾斜面に沿って異物を排出することが可能となる。
また、前記凹部の横断面のうちの周方向一方側半分と周方向他方側半分とは、対称形状であるのが好ましい。
この場合、転がり軸受は、前記凹部による軸受外部へ異物を排出する機能を、軸受の回転方向にかかわらず同じように備えることが可能となる。
また、前記内輪及び前記外輪のうちの前記凹部と対向する軌道輪と、前記環状部との間に形成される環状隙間の径方向寸法は、前記凹部の軸方向一方側の開口端における径方向寸法よりも小さいのが好ましい。
保持器の環状部の内周面に凹部が形成されている場合、この環状部と内輪との間の環状隙間の径方向寸法が、凹部の開口端における径方向寸法よりも小さくなる。これにより、環状隙間を流れる潤滑油に含まれる異物を効率よく凹部に侵入させ、その異物を軸受外部に排出させることが可能となる。
また、保持器の環状部の外周面に凹部が形成されている場合、この環状部と外輪との間の環状隙間の径方向寸法が、凹部の開口端における径方向寸法よりも小さくなる。これにより、環状隙間を流れる潤滑油に含まれる異物を効率よく凹部に侵入させ、その異物を軸受外部に排出させることが可能となる。
本発明の転がり軸受によれば、保持器が有する環状部に形成されている凹部において潤滑油の渦が発生し、この潤滑油に含まれている異物が、渦による遠心力で凹部の傾斜面に押し付けられこの面に沿って軸受外部へ排出される。これにより、潤滑油に含まれている異物は軸受内部に侵入し難くなり、異物による軸受寿命の低下を抑制することが可能となる。
本発明の転がり軸受の実施の一形態を示す縦断面図である。 保持器の小径環状部及びその周囲を示す拡大断面図である。 図2の矢印X方向から円すいころ軸受の一部を見た説明図である。 軸方向一方側から小径環状部の一部を見た斜視図である。 軸方向一方側から小径環状部の他部を見た斜視図である。 軸方向一方側から小径環状部の一部を見た斜視図である。 図6に示す凹部の変形例を示す斜視図である。 図6に示す凹部の変形例を示す斜視図である。 図6に示す凹部の変形例を示す斜視図である。 図4に示す凹部の変形例を示す斜視図である。 図4に示す凹部の変形例を示す斜視図である。 従来の転がり軸受の縦断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
〔転がり軸受の全体構成について〕
図1は、本発明の転がり軸受の実施の一形態を示す縦断面図である。この転がり軸受は、円すいころ軸受2であり、内輪3、外輪4、これら内輪3と外輪4との間に介在している複数の円すいころ5、及び複数の円すいころ5を保持する環状の保持器6を備えている。
本実施形態では、円すいころ軸受2が自動車のトランスミッションに用いられており、この円すいころ軸受2は、トランスミッションのハウジング内において、ギヤと共に回転する軸7を回転可能として支持している。このハウジング内には、ギヤを潤滑するための潤滑油(オイル)が溜められており、また、この潤滑油は、円すいころ軸受2の潤滑にも用いられる。このようなトランスミッションにおいては、潤滑油に、ギヤ等の製造時に生じた研磨粉や、駆動の際にギヤから生じた摩耗粉等の金属製である異物が含まれる。
内輪3は、軸受鋼や機械構造用鋼等を用いて形成された環状の部材であり、その外周には、複数の円すいころ4が転動するテーパー状の内輪軌道面3aが形成されている。また、内輪3は、内輪軌道面3aの軸方向一方側(図1では左側)に設けられ径方向外側に突出する小鍔部8と、内輪軌道面3aの軸方向他方側(図1では右側)に設けられ径方向外側に突出する大鍔部9とを有している。
外輪4も、内輪3と同様、軸受鋼や機械構造用鋼等を用いて形成された環状の部材であり、その内周には、内輪軌道面3aに対向し複数の円すいころ4が転動するテーパー状の外輪軌道面4aが形成されている。
円すいころ5は、軸受鋼等を用いて形成された部材であり、内輪軌道面3aと外輪軌道面4aとを転動する。円すいころ5は、軸方向一方側に直径の小さい小端面5aを有し、軸方向他方側に直径の大きい大端面5bを有している。大端面5bは、内輪3の大鍔部9の鍔面9aと接触する。
保持器6は、内輪3と外輪4との間であって軸方向一方側に設けられている小径環状部11と、この小径環状部11から軸方向他方側に延在している複数の柱部13とを有している。更に、本実施形態の保持器6は、内輪3と外輪4との間であって軸方向他方側に設けられている大径環状部12を有している。小径環状部11と大径環状部12とは円環状であり、軸方向に所定間隔離れて設けられている。柱部13は、周方向に間隔をあけて設けられており、環状部11,12を連結している。なお、周方向とは、円すいころ軸受2の中心線C回りの方向である。
両環状部11,12の間であって周方向で隣り合う二つの柱部13,13の間に形成される空間が、円すいころ4を収容(保持)するポケット14となる。保持器6は金属製であってもよいが、本実施形態の保持器6は樹脂製(合成樹脂製)であり、射出成形によって成形することができる。保持器6を樹脂製とすることで、後述する凹部41(42)の成形が容易となる。
図2は、保持器6の小径環状部11及びその周囲を示す拡大断面図である。本実施形態の小径環状部11は、外輪4の軸方向一方側の端部21(以下、外輪端部21という。)と、内輪3の軸方向一方側の端部である小鍔部8(以下、内輪端部8という。)との間に位置している。小径環状部11の内周面31は、内輪端部8の外周面23に対して環状隙間A1を有して対向している。また、この小径環状部11の外周面32は、外輪端部21の内周面22に対して環状隙間A2を有して対向している。本実施形態では、内輪端部8の外周面23及び小径環状部11の内周面31は、前記中心線C(図1参照)を中心とするストレート形状の円筒面に沿った形状を有しており、外輪端部21の内周面22及び小径環状部11の外周面32は、円すいころ軸受2の中心線C(図1参照)を中心とする円錐面に沿った形状を有している。
内輪端部8の外周面23と小径環状部11の内周面31とは接近しており、環状隙間A1の径方向寸法は微小(例えば、半径で1.5mm未満)となるように設定されている。また、外輪端部21の内周面22と小径環状部11の外周面32とは接近しており、環状隙間A2の径方向寸法は微小(例えば、半径で1.5mm未満)となるように設定されている。以上より、内輪端部8と外輪端部21との間には環状の開口部が形成されるが、小径環状部11は、この開口部を微小な環状隙間A1,A2をあけて塞ぐ構成となっている。
そして、図1に示す円すいころ軸受2では、外輪4の内周面(外輪軌道面4a)が、軸方向一方側から他方側に向かって拡径している。このため、円すいころ軸受2(本実施形態では内輪3)が回転すると、内輪3と外輪4との間に形成されている環状空間を潤滑油が軸方向一方側から他方側に向かって流れる作用(ポンプ作用)が生じる。このような円すいころ軸受2の回転に伴うポンプ作用により、軸受外部10の潤滑油が、軸方向一方側から、内輪3と外輪4との間の環状空間に流入可能となり、流入した潤滑油は、軸方向他方側から流出する。つまり、円すいころ4が存在している軸受内部を潤滑油が通過する。以上より、図1に示す円すいころ軸受2では、軸方向一方側が潤滑油の流入側となり、軸方向他方側が潤滑油の流出側となる。
〔小径環状部11に設けられている凹部について〕
図3は、図2の矢印X方向から円すいころ軸受2の一部を見た説明図である。図2及び図3に示すように、小径環状部11の内周面31及び外周面32の双方に、軸方向一方側の軸受外部10に向かって開口している凹部41,42が形成されている。なお、小径環状部11の内周面31及び外周面32のうちの一方にのみ、凹部が形成されている構成であってもよい。
図4は、軸方向一方側から小径環状部11の一部を見た斜視図である。図2及び図4に示すように、内周面31側の凹部41の内壁41aは傾斜面43を有しており、この傾斜面43によって、凹部41の横断面を軸方向一方側の軸受外部10に向かうにしたがって拡大させている。つまり、この凹部41は、軸方向一方側の開口端41bにおいて横断面が最も大きくなっている。なお、前記横断面とは、円すいころ軸受2の中心線C(図1参照)に直交する断面である。そして、この凹部41は内周面31に沿って複数設けられている。
図5は、軸方向一方側から小径環状部11の他部を見た斜視図である。図2及び図5に示すように、外周面32側の凹部42の内壁42aは傾斜面44を有しており、この傾斜面44によって、凹部42の横断面を軸方向一方側の軸受外部10に向かうにしたがって拡大させている。つまり、この凹部42は、軸方向一方側の開口端42bにおいて横断面が最も大きくなっている。そして、この凹部42は外周面32に沿って複数設けられている。
このような保持器6を有する円すいころ軸受2によれば、図3に示すように、軸受が回転すると(本実施形態では内輪3が矢印R1方向に回転すると)、内輪3と小径環状部11との間の環状隙間A1に、軸受回転方向と同方向(図3において、矢印R2方向)の潤滑油の流れが発生する。この潤滑油が環状隙間A1に沿って流れると、その一部が凹部41に入り凹部41において潤滑油の渦が発生する(矢印r1に示す渦が発生する)。すると、この渦による遠心力で潤滑油に含まれている異物Jは凹部41の内壁41aに押し付けられる。
特に、異物Jは、前記のとおり金属製であるため潤滑油と比較して比重が大きい。このため、凹部41において異物Jには潤滑油よりも大きな遠心力が作用し、異物Jは潤滑油の流れから分離するようにして内壁41aに押し付けられる。
そして、凹部41の内壁41aは、前記のとおり傾斜面43を有していることから、この傾斜面43に押し付けられる異物Jはこの面(傾斜面43)に沿って軸受外部10へ排出される(図2の矢印G1参照)。これにより、潤滑油に含まれている異物Jは環状隙間A1を通じて、円すいころ5が存在している軸受内部に侵入し難くなる。
また、本実施形態では、小径環状部11の外周面32側においても同様の機能を有する凹部42が設けられている。つまり、図3に示すように、軸受が回転すると(内輪3が矢印R1方向に回転すると)外輪4と小径環状部11との間の環状隙間A2に、軸受回転方向と同方向(図3において、矢印R3方向)の潤滑油の流れが発生する。この潤滑油が環状隙間A2に沿って流れると、その一部が凹部42に入り凹部42において潤滑油の渦が発生する(矢印r2に示す渦が発生する)。すると、この渦による遠心力で潤滑油に含まれている異物Jは凹部42の内壁42aに押し付けられる。
そして、凹部42の内壁42aは、前記のとおり傾斜面44を有していることから、この傾斜面44に押し付けられる異物Jはこの面(傾斜面44)に沿って軸受外部10へ排出される(図2の矢印G2参照)。これにより、潤滑油に含まれている異物Jは環状隙間A2を通じて、円すいころ5が存在している軸受内部に侵入し難くなる。
本実施形態では、凹部41の内壁41a及び凹部42の内壁42aは、円すいころ軸受2の中心線C(図1参照)に平行な直線を中心とする円すい面に沿った形状を有しており(図4、図5参照)、凹部41,42それぞれの横断面形状は半円形状である。このため、凹部41の内壁41aの全体が傾斜面43となっており、また、凹部42の内壁42aの全体が傾斜面44となっている。
内壁41a,42aに関して更に説明する。図3において、小径環状部11の内周側に設けられている凹部41の内壁41aを区画すると、この内壁41aは、周方向に対向する側面部43a,43bと、これら対向する側面部43a,43bの間の底面部43cとを有している。そして、本実施形態では、一対の側面部43a,43b、及び底面部43cの双方が傾斜面43となっている(図4参照)。つまり、底面部43cは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって径方向外側へ延びる傾斜面43となっており、側面部43a,43bは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって両者間の間隔が広くなる傾斜面43となっている。このため、内壁41aのどの面においても、異物Jを排出する機能を期待することができる。
また、図3において、小径環状部11の外周側に設けられている凹部42の内壁42aを区画すると、この内壁42aは、周方向に対向する側面部44a,44bと、これら対向する側面部44a,44bの間の底面部44cとを有しており、本実施形態では、一対の側面部44a,44b、及び底面部44cの双方が、傾斜面44となっている(図5参照)。つまり、底面部44cは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって径方向内側へ延びる傾斜面44となっており、側面部44a,44bは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって両者間の間隔が広くなる傾斜面44となっている。このため、内壁42aのどの面においても、異物Jを排出する機能を期待することができる。
なお、凹部41,42の形態は、図2〜図5に示した形態以外であってもよい。以下、凹部41,42の他の形態について説明する、他の形態については、小径環状部11の内周側に設けられている凹部41を説明するが、外周側に設けられている凹部42についても、内周側の凹部41と同様の構成を採用することができる。また、内周側の凹部41と外周側の凹部42とが異なる形態であってもよい。
〔凹部の他の形態(その1)〕
図6は、凹部41が形成されている小径環状部11の一部を軸方向一方側から見た斜視図である。この凹部41では、横断面形状が矩形(隅部41c,41dに小さい凹アール形状を有する矩形)となっている。この凹部41は、図4に示す形態と同様に、小径環状部11の内周面31に形成されており、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している。そして、この凹部41の内壁41aは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって凹部41の横断面を拡大させている傾斜面43を有している。
図6に示す形態においても、軸受が回転すると(内輪3が回転すると)内輪3と小径環状部11との間の環状隙間A1に、軸受回転方向と同方向(図6において、矢印R2方向)の潤滑油の流れが発生する。この潤滑油が環状隙間A1に沿って流れると、その一部が凹部41に入り凹部41において潤滑油の渦が発生する(矢印r1に示す渦が発生する)。すると、この渦による遠心力で潤滑油に含まれている異物Jは凹部41の内壁41aに押し付けられる。
そして、凹部41の内壁41aは、前記のとおり傾斜面43を有していることから、図4に示す形態の場合と同様の作用により、この傾斜面43に押し付けられる異物Jはこの面(傾斜面43)に沿って軸受外部10へ排出される。
また、この内壁41aは、周方向に対向する側面部43a,43bと、これら対向する側面部43a,43bの間の底面部43cとを有しており、本実施形態では、側面部43a,43b及び底面部43cの双方が、前記傾斜面43となっている。このため、内壁41aのどの面においても、異物Jを排出する機能を期待することができる。
以上より、潤滑油に含まれている異物Jは環状隙間A1を通じて、円すいころ5が存在している軸受内部に侵入し難くなる。
また、この図6に示す横断面形状が矩形となる凹部41の場合、この凹部41に二つの隅部41c,41dが形成されており、この隅部41c,41dにおいて、より一層回転半径が小さい渦(矢印r3に示す渦)が発生する。遠心力は回転半径が小さいほど大きくなることから、潤滑油に含まれている異物Jは、特に凹部41の隅部41c,41dにおける内壁41aに押し付けられやすくなる。そして、この内壁41aは傾斜面43となっていることから、押し付けられる異物Jはこの傾斜面43に沿って軸受外部へ排出される。
〔凹部の他の形態(その2)〕
図7は、図6に示す凹部41の変形例を示す斜視図である。この凹部41は、図6に示す凹部41と同様に、小径環状部11の内周面31に形成されており、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している。そして、凹部41の内壁41aは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって凹部41の横断面を拡大させている傾斜面43を有している。
そして、図7に示す凹部41の横断面は矩形であり、その内壁41aは、周方向に対向する側面部43a,43bと、これら対向する側面部43a,43bの間の底面部43cとを有しており、底面部43cのみが傾斜面43となっている。つまり、対向する側面部43a,43bは平行となっている。このため、内壁41aの底面部43cにおいて、異物Jを排出する機能を期待することができる。
〔凹部の他の形態(その3)〕
図8は、図6に示す凹部41の変形例を示す斜視図である。この凹部41は、図6に示す凹部41と同様に、小径環状部11の内周面31に形成されており、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している。そして、凹部41の内壁41aは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって凹部41の横断面を拡大させている傾斜面43を有している。
図8に示す凹部41の横断面は矩形であり、その内壁41aは、周方向に対向する側面部43a,43bと、これら対向する側面部43a,43bの間の底面部43cとを有しており、側面部43a,43bが傾斜面43となっている。そして、底面部43cは、小径環状部11の内周面31と平行な面となっている。このため、内壁41aの側面部43a,43bにおいて、異物Jを排出する機能を期待することができる。
なお、図6、図7、及び図8それぞれに示す形態では、凹部41の横断面形状を矩形(四角形)としているが、五角形や六角形等の多角形であってもよい。
〔凹部の他の形態(その4)〕
図9は、図6に示す凹部41の変形例を示す斜視図である。この凹部41は、図6に示す凹部41と同様に、小径環状部11の内周面31に形成されており、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している。そして、凹部41の内壁41aは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって凹部41の横断面を拡大させている傾斜面43を有している。
図9に示す凹部41の横断面は、三角形(頂部41eに小さい凹アール形状の三角形)である。この凹部41の内壁41aは、周方向に対向する側面部43a,43bを有しており、側面部43a,43bが傾斜面43となっている。このため、内壁41aの側面部43a,43bにおいて、異物Jを排出する機能を期待することができる。
横断面が三角形である凹部41の場合、凹部41の頂部41eの小空間において、より一層回転半径が小さい渦(矢印r4に示す渦)が発生する。遠心力は回転半径が小さいほど大きくなることから、潤滑油に含まれている異物Jは、特に凹部41の頂部における内壁41aに押し付けられやすくなる。そして、内壁41aは傾斜面43となっていることから、押し付けられる異物Jはこの傾斜面43に沿って軸受外部へ排出される。
〔凹部の他の形態(その5)〕
図10は、図4に示す凹部41の変形例を示す斜視図である。この凹部41は、図4に示す凹部41と同様に、小径環状部11の内周面31に形成されており、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している。そして、凹部41の内壁41aは、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって凹部41の横断面を拡大させている傾斜面43を有している。
また、この内壁41aは、周方向に対向する側面部43a,43bと、これら対向する側面部43a,43bの間の底面部43cとを有しており、本実施形態では、一対の側面部43a,43b、及び底面部43cの双方が、傾斜面43となっている。このため、内壁41aのどの面においても、異物Jを排出する機能を期待することができる。
図10に示す凹部41では、底面部43cの横断面が円弧形状であるが、一対の側面部43a,43bそれぞれは平面となっており、凹部41の内壁41aの横断面形状は、半長円形(半楕円形)となっている。このため、凹部41の奥部、つまり、底面部43c側において潤滑油の渦を確実に生じさせることが可能となる。
〔凹部41(42)の対称性について〕
図3〜図10に示す各形態において、図3により代表して説明すると、各凹部41(42)の横断面は対称形状となっている。つまり、各凹部41(42)の横断面の図心Q1(Q2)と円すいころ軸受2の中心とを通過する径方向の仮想線K1(K2)を挟んで、凹部41(42)の周方向一方側半分と周方向他方側半分とは線対称となっている。このように、凹部41(42)の横断面のうちの周方向一方側半分と周方向他方側半分とが対称形状であることから、円すいころ軸受2は、凹部41(42)による軸受外部へ異物を排出する機能を、軸受の回転方向にかかわらず同じように備えることが可能となる。つまり、図3に示す形態では、内輪3が矢印R1方向に回転する場合について説明したが、この矢印R1と反対方向に内輪3が回転する場合においても、凹部41(42)による軸受外部へ異物を排出する作用を生じさせることが可能となる。
〔凹部の他の形態(その6)〕
これに対して、図11に示すように、凹部41の横断面のうちの周方向一方側半分と周方向他方側半分とが非対称形状であってもよい。図11に示す形態では、凹部41の横断面のうち周方向一方側半分は内周面31における開口が狭くなっている蟻溝形状であるが、周方向他方側半分は内周面31における開口が広い(狭くならない)円弧形状となっている。この場合、軸受の回転方向(内輪3の回転方向)を、周方向他方側から周方向一方側へ向かう方向、つまり、図11において矢印R1の方向に内輪3が回転することで、凹部41において潤滑油の渦流をより効果的に生じさせることが可能となる。
〔環状隙間A1,A2、及び凹部41,42について〕
前記各形態において(図3により代表して説明すると)、内輪3と小径環状部11との間には環状隙間A1が形成されており、また、外輪4と小径環状部11との間には環状隙間A2が形成されている。そして内輪3側の環状隙間A1の径方向寸法B1は、この環状隙間A1に開口する凹部41の軸方向一方側の開口端41bにおける径方向寸法B2よりも小さく設定されている(B1<B2)。このため、環状隙間A1を流れる潤滑油に含まれる異物Jを効率よく凹部41に侵入させ、その異物Jを軸受外部に排出させることが可能となる。
仮に、環状隙間A1の径方向寸法B1が、図示しないが(径方向寸法B2よりも)大きい場合(B1>B2)、特に内輪3の外周面23に沿って潤滑油と共に流れる異物Jは、凹部41へ流れにくくなる。しかし、本実施形態(B1<B2)によれば、内輪3の外周面23に沿って異物Jが潤滑油に含まれて流れても、その異物Jは潤滑油と共に凹部41に流れやすくなり、この異物Jを軸受外部へ排出させることが可能となる。
これと同様に、外輪4側の環状隙間A2の径方向寸法B3は、この環状隙間A2に開口する凹部42の軸方向一方側の開口端42bにおける径方向寸法B4よりも小さく設定されている(B3<B4)。このため、環状隙間A2を流れる潤滑油に含まれる異物Jを効率よく凹部42に侵入させ、その異物Jを軸受外部に排出させることが可能となる。
〔その他について〕
前記の各形態において、小径環状部11の内周面31に設けられている凹部41、及び外周面32に設けられている凹部42それぞれは、軸方向一方側に開口すると共に、軸方向他方側(円すいころ5側)にも開口しており、小径環状部11を軸方向に貫通している(図2参照)。しかし、軸方向他方側の開口は、円すいころ5の小端面5aによって塞がれた状態となっている。
なお、図示しないが、凹部41(42)は、軸方向一方側(軸受外部)に開口しているが、軸方向他方側(円すいころ5側)に開口していない構成であってもよい。
以上のように説明した各形態の円すいころ軸受2(図1参照)によれば、保持器6が有する小径環状部11に凹部41(42)が形成されており、凹部41(42)の横断面形状は、軸方向一方側の軸受外部10に向かうにしたがって拡大していることから、凹部41(42)において潤滑油の渦が発生し、この潤滑油に含まれている異物Jが、渦による遠心力で凹部41(42)の傾斜面43(44)に押し付けられこの面に沿って軸受外部10へ排出される。これにより、潤滑油に含まれている異物Jは軸受内部に侵入し難くなり、異物Jによる軸受寿命の低下を抑制することが可能となる。
特に本実施形態では、軸方向一方側の軸受外部10に存在する潤滑油が、前記のとおり軸受の回転に伴うポンプ作用によって、環状隙間A1,A2を通じて内輪3と外輪4との間から流入するが、環状隙間A1,A2を通過しようとする潤滑油から、凹部41,42によって異物Jを分離させ、しかも、この異物Jを軸方向一方側の軸受外部10へ戻す作用を有する。この結果、潤滑油が軸受内部に侵入しても、異物Jは軸受内部に侵入し難くなり、異物Jによる軸受寿命の低下を抑制することが可能となる。
また、前記の各形態の凹部41(42)において、円すいころ5側に向かうにしたがって横断面が小さくなっている。例えば図4に示す形態の場合、凹部41の内壁41aは、円すい面に沿った形状を有しており、図2に示すように、円すいころ5側に向かうにしたがって横断面における半径が小さくなる。このため、凹部41において渦となって流れる潤滑油に含まれる異物Jには遠心力が作用するが、遠心力は回転半径が小さくなるほど大きくなることから、凹部41のうちの円すいころ5に近い奥部において大きな遠心力が生じ、異物Jを内壁41aに押し付ける作用が強くなる。このため、凹部41の前記奥部において捉えた異物Jを軸受外部10へ効果的に排出させることができる。
以上のとおり開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。つまり、本発明の転がり軸受は、図示する形態に限らず本発明の範囲内において他の形態のものであってもよい。
例えば、小径環状部11の内周面31(外周面32)において、凹部41(凹部42)が周方向に沿って複数設けられており、本実施形態では、複数の凹部41(42)は断続的に設けられているが、連続して設けられていてもよい。
また、図1に示す転がり軸受は円すいころ軸受2であるが、保持器6が有する環状部に凹部41(42)を設ける構成は、他の転がり軸受に適用してもよく、例えばアンギュラ玉軸受等に適用することができる。なお、前記のようなポンプ作用等により潤滑油の流入方向が一定となる転がり軸受の場合、その流入側となる環状部に凹部を設ければよい。また、転がり軸受は、例えば深溝玉軸受や円筒ころ軸受であってもよく、そして、保持器が軸方向両側に環状部を有している場合、両側の環状部それぞれに凹部を設けてもよい。また、転がり軸受は、一列の転動体を有する軸受以外に、二列の転動体を有する軸受であってもよい。このように、環状部に凹部を有する保持器は様々な形式の転がり軸受に適用可能である。
2:円すいころ軸受(転がり軸受) 3:内輪 4:外輪
5:円すいころ(転動体) 6:保持器 10:軸受外部
11:小径環状部(環状部) 13:柱部 31:内周面
32:外周面 41:凹部 41a:内壁
41b:開口端 42:凹部 42a:内壁
42b:開口端 43:傾斜面 43a,43b:側面部
43c:底面部 44:傾斜面 44a,44b:側面部
44c:底面部 A1:環状隙間 A2:環状隙間
B1:径方向寸法 B2:径方向寸法 B3:径方向寸法
B4:径方向寸法

Claims (4)

  1. 内輪、外輪、前記内輪と前記外輪との間に介在している複数の転動体、及び複数の前記転動体を保持する環状の保持器を備え、回転すると、前記内輪と前記外輪との間の環状空間を潤滑油が軸方向一方側から他方側に向かって流れるポンプ作用が生じ、軸方向一方側が潤滑油の流入側となり、軸方向他方側が潤滑油の流出側となる転がり軸受であって、
    前記保持器は、前記内輪と前記外輪との間であって軸方向一方側に設けられている小径環状部と、当該小径環状部から軸方向他方側に延在している複数の柱部と、軸方向他方側に設けられ前記柱部と連結している大径環状部と、を有し、
    前記大径環状部と前記小径環状部との内の当該小径環状部のみにおいて、当該小径環状部の内周面及び外周面のうちの一方又は双方に、軸方向一方側の軸受外部に向かって開口している凹部が形成されており、
    前記凹部の内壁は、軸方向一方側の軸受外部に向かうにしたがって当該凹部の横断面を拡大させている傾斜面を有している、転がり軸受。
  2. 前記凹部の前記内壁は、周方向に対向する側面部と、当該対向する側面部の間の底面部と、を有し、
    前記側面部及び前記底面部のうちの一方又は双方が、前記傾斜面となっている請求項1に記載の転がり軸受。
  3. 前記凹部の横断面のうちの周方向一方側半分と周方向他方側半分とは、対称形状である請求項1又は2に記載の転がり軸受。
  4. 前記内輪及び前記外輪のうちの前記凹部と対向する軌道輪と、前記小径環状部との間に形成される環状隙間の径方向寸法は、前記凹部の軸方向一方側の開口端における径方向寸法よりも小さい請求項1〜3のいずれか一項に記載の転がり軸受。
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