JP6548966B2 - 水路開閉装置 - Google Patents

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Description

本発明は、油圧シリンダで扉体を上下方向に移動させることにより、農業用水路、工業用水路、疏水、河川その他の水路を堰き止め又は開通させる水路開閉装置に関するものである。
一般に、農業用水路等の水路には、適宜に水路の水位を高めて分岐水路等に水を流したり、水路内の水の流量を調整したりするために、該水路を堰き止め又は開通させる水路開閉装置(ウオーターゲート)が設けられる。そして、このような水路開閉装置としては、従来、扉体を上下方向に移動させることにより、水路を堰き止め又は開通させるようにした扉体昇降式の水路開閉装置が広く用いられている(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2006−45914号公報 特開2014−43679号公報
ところで、扉体昇降式の水路開閉装置としては、従来、商用電源から電力が供給される電動機や該電動機の回転運動を直線運動に変換するラック・ピニオン機構などを備えた電動式の扉体駆動機構により、扉体を上下方向に移動させて水路を開閉するようにしたものが多用されている。しかしながら、一般に電動式の扉体駆動機構は、重量が大きく、かさばり、また製作コストが高くつくといった問題がある。さらには、水路開閉装置の構成要素が外部に突出し、水路開閉装置の周囲を通行する人ないしは車の安全性が損なわれることがあるといった問題がある。
また、地震や台風などに起因して商用電源が電力の供給を停止した場合、水路を開閉することができないといった問題がある。なお、電動式の扉体駆動機構を備えた水路開閉装置には、通常、停電等に備えて、手動で扉体を昇降させる手動操作機構が付設される(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、従来のこの種の水路開閉装置では、手動操作で扉体を昇降させるには、かなり大きな人力を必要とする。他方、昨今は農業従事者が高齢化しているが、このような手動操作機構を農業用水路に設けた場合、高齢化している農業従事者、とくに高齢の女性にとって、手動操作で扉体を昇降させるのは困難ないしは苦痛であるといった問題がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであって、軽量で簡素な構造を有し、周囲を通行する人ないしは車の安全性が高く、かつ低コストで製作することができる扉体昇降式の水路開閉装置を提供することを主たる解決すべき課題とする。さらには、商用電源が電力の供給を停止したときでも、容易かつ迅速に扉体を昇降させることができる扉体昇降式の水路開閉装置を提供することも副次的な解決すべき課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る水路開閉装置は、本体部と、油圧シリンダと、扉体と、作動油供給装置とを備えている。本体部は、水路の上方で該水路が伸びる方向と交差(又は直交)する方向に水平に延びる上壁部(天壁)と、上壁部から下方に延びる互いに平行な2つの側壁部(縦壁)とを有している。ここで、2つの側壁部のうち一方の側壁部は水路の一方の縁部の上に位置し、他方の側壁部は水路の他方の縁部の上に位置している。なお、本発明に係る水路開閉装置を利用することができる水路としては、例えば農業用水路、工業用水路、疏水、放水路、河川などが挙げられる。
油圧シリンダは、上壁部を上下方向に通り抜けるような態様で該上壁部に固定されている。そして、油圧シリンダは、油室と、油室と連通する作動油通路と、油室内で作動油の圧力により上下方向に移動させられるピストンと、上下方向に伸びピストンに連結されたピストンロッドとを有している。なお、油室は、ピストンによって、該ピストンより上側に位置する上側油室と該ピストンより下側に位置する下側油室とに仕切られている。
扉体は、ピストンロッド(下端部)に連結され、ピストンロッドによって最も低い位置に配置されたときには水路を堰き止める一方、この位置から上方に移動させられたときには水路を少なくとも部分的に開通させる。作動油供給装置は、油圧ポンプを有し、この油圧ポンプによって加圧された作動油を、油圧シリンダの作動油通路を経由して油室(下側油室又は上側油室)に供給してピストンを上下方向に移動させる。
本発明に係る水路開閉装置において、該水路開閉装置のすべての構成要素は、通常の状態では、平面視において上壁部の外縁によって囲まれた平面領域である「上壁外縁内平面領域」の直上の空間部と直下の空間部とからなる「上壁外縁内空間部」に配置されている。ただし、油圧シリンダを除く水路開閉装置のすべての構成要素は、上壁部の外面(又は下面)より下方で上壁外縁内空間部に配置するのが好ましい。ここで、油圧シリンダを除く水路開閉装置の構成要素のうち操作者の操作により動かすことが可能な可動構成要素のうちの少なくとも一部のものは、操作時には上壁外縁内空間部の外部に一時的に出ることができるように構成されていてもよい。
本発明に係る水路開閉装置において、油圧ポンプが、ロータ、歯車等の回転体の回転により作動油を吐出する回転式油圧ポンプ(例えば、ギヤポンプ、ベーンポンプ等)である場合、回転体と同軸状に結合された駆動シャフトの端部に、電池により電力が供給される外部電動機の出力シャフトとの接続のための接続部が設けられているのが好ましい。この場合、接続部は、上壁外縁内空間部に固定して配置されていてもよく、また上壁外縁内空間部に収容された形態と、上壁外縁内空間部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができるように構成されていてもよい。また、この水路開閉装置は、電池と、この電池から電力が供給される外部電動機(直流モータ)と、外部電動機の出力シャフトの端部に設けられた、駆動シャフトの接続部との接続のための接続具とを備えている携帯式の油圧ポンプ駆動装置を備えているのが好ましい。なお、電池は、充電が可能な蓄電池(二次電池)であるのが好ましい。
本発明に係る水路開閉装置において、油圧ポンプが、操作レバーを揺動(スイング)又は回動させて該操作レバーに連結されたプランジャ(ピストン)を往復移動させることにより作動油を吐出させる手動式油圧ポンプ(例えば、手動式のアキシャル型プランジャポンプ等)である場合、操作レバーは、上壁外縁内空間部内のみで動かすことができるように構成されてもよく、また上壁外縁内空間部に収容された形態と上壁外縁内空間部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができるように構成されていてもよい。なお、操作レバーは、油圧ポンプに対して、着脱自在(取り外し可能)のものであるのが好ましい。
本発明に係る水路開閉装置においては、作動油供給装置自体に、油圧ポンプを駆動する電動機が設けられ、該電動機に電力を供給する導線の端部に、外部電源と接続することができる接続端子が設けられていてもよい。この場合、前記接続端子は、上壁外縁内空間部に固定・配置されてもよく、また上壁外縁内空間部に収容された形態と、上壁外縁内空間部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができるように構成されていてもよい。
本発明に係る水路開閉装置は、基本的には本体部と、油圧シリンダと、扉体と、作動油供給装置とで構成される、部品点数が少ない簡素な構造のものである一方、水路開閉装置のすべての構成要素が、上壁外縁内平面領域の直上又は直下の狭い上壁外縁内空間部、すなわち水路上又は水路内に配置されるので、軽量かつ簡素(コンパクト)なものとなり、低コストで製作することができる。また、側壁部から外部に常時突出する構成要素は何もないので、水路開閉装置の周囲(例えば農道)を通行する人又は車に対して安全なものとなる。なお、油圧シリンダを除く水路開閉装置のすべての構成要素が上壁部の上面(又は下面)より下方で上壁外縁内空間部に配置されている場合は、水路開閉装置がとくにコンパクトとなる。
また、本発明に係る水路開閉装置において、油圧ポンプを電池から電力が供給される外部電動機で駆動するようにした場合、油圧ポンプとして手動式油圧ポンプを用いた場合、あるいは作動油供給装置に油圧ポンプを駆動する電動機を設けこの電動機に外部の電池から電力を供給するようにした場合は、商用電源が電力の供給を停止した場合でも、迅速かつ容易に扉体を昇降させ、水路を開閉することができる。
本発明の実施形態1に係る水路開閉装置の斜視図である。 図1に示す水路開閉装置を構成する油圧シリンダの一部断面立面図である。 図1に示す水路開閉装置を構成する作動油供給装置、及び、油圧ポンプを駆動するための携帯式の油圧ポンプ駆動装置の側面図である。 図3に示す作動油供給装置の正面図である。 図3及び図4に示す作動油供給装置の全体構成を示す油圧回路図である。 作動油供給装置が油圧ポンプを駆動する電動機を備えている場合に用いられる外部電源の概略構成を示す模式図である。 作動油供給装置が機能を喪失した場合に用いることができる外部油圧装置の概略構成を示す模式図である。 本発明の実施形態2に係る水路開閉装置の斜視図である。 (a)は図8に示す水路開閉装置を構成する作動油供給装置の正面図であり、(b)は(a)に示す作動油供給装置の側面図である。 図9に示す作動油供給装置の全体構成を示す油圧回路図である。 本発明の実施形態3に係る水路開閉装置の斜視図である。
以下、添付の図面を参照しつつ本発明の実施形態1〜3に係る、上下方向に移動する扉体で水路を開閉する水路開閉装置を具体的に説明する。なお、以下では、農業用水路に設けられた水路開閉装置について説明するが、本発明に係る水路開閉装置を利用することができる水路は農業用水路に限定される訳ではなく、その他の種々の水路、例えば工業用水路、疏水、放水路、河川などにも利用することができるのはもちろんである。
(実施形態1)
図1に示すように、通常時には矢印Pで示す方向に水が流れる農業用水路1に設けられた本発明の実施形態1に係る水路開閉装置A1は、略冏字状の本体部2と、上下方向に伸びる細長い油圧シリンダ3と、農業用水路1の伸びる方向と垂直な広がり面(受圧面)をもつ扉体4と、油圧シリンダ3に対して作動油を給排する作動油供給装置5とを備えている。なお、以下では、水路開閉装置A1の各構成要素の位置関係を簡明に表現するため、便宜上、農業用水路1の下流側から上流側をみて左側を単に「左」といい、これと反対側を「右」ということにする。
本体部2は、農業用水路1の上方で農業用水路1が伸びる方向と直交する方向において水平に延びる上壁部2a(天壁)と、上壁部2aの左端部から下方に延びる左側壁部2b(縦壁)と、上壁部2aの右端部から左側壁部2bと平行に下方に延びる右側壁部2c(縦壁)とを有している。ここで、左側壁部2bは農業用水路1の左側の縁部6(左岸)の上に位置し、右側壁部2cは農業用水路1の右側の縁部7(右岸)の上に位置している。そして、油圧シリンダ3は、上壁部2aに形成された穴部(図示せず)を上下方向に通り抜けるような態様で配置され、上壁部2aに固定されている。
図2に示すように、油圧シリンダ3は、上下方向伸びるように配置された略円筒形のシリンダ10と、シリンダ10内の円柱形の中空部に形成された油室11に配置されたピストン12と、上下方向伸びその上端部がピストン12に連結ないしは結合されたピストンロッド13と、油室11に対して作動油を給排する作動油通路14とを有している。ここで、油室11は、ピストン12によって、上側に位置する上側油室11aと、下側に位置する下側油室11bとに仕切られている。また、作動油通路14は、上側油室11aと連通する第1作動油通路14aと、下側油室11bと連通する第2作動油通路14bとで構成されている。なお、シリンダ10は、上壁部2aに固定されている。
油圧シリンダ3においては、作動油供給装置5によって加圧された作動油が、第1作動油通路14aを経由して上側油室11aに供給されたときには、ピストン12が下向きに移動させられ、これに伴ってピストンロッド13ひいては扉体4が下向きに移動させられる。このとき、下側油室11b内の作動油は、第2作動油通路14bを経由して作動油供給装置5に還流する。他方、作動油供給装置5によって加圧された作動油が、第2作動油通路14bを経由して下側油室11bに供給されたときには、ピストン12が上向きに移動させられ、これに伴ってピストンロッド13ひいては扉体4が上向きに移動させられる。このとき、上側油室11a内の作動油は、第1作動油通路14aを経由して作動油供給装置5に還流する。
再び図1に示すように、扉体4は、連結具15を介して、ピストンロッド13の下端部に連結され、ピストンロッド13と一体的に上下方向に移動する。そして、扉体4は、最も低い位置に配置されたとき、すなわち扉体4の下端部が農業用水路1の底部に当接しているときには農業用水路1を堰き止める。他方、扉体4は、この位置から上方に移動したときには、その上下方向の位置(高さ)に応じて、農業用水路1を部分的に又は全面的に開通させる。なお、扉体4は、最も高い位置に配置されたときには農業用水路1を全面的に開通させる。
図3〜図5に示すように、油圧シリンダ3に対して作動油を給排する作動油供給装置5には、作動油を貯留する作動油タンク17と、作動油タンク17内の作動油を油圧シリンダ3に供給する油圧ポンプ18とが設けられている。ここで、油圧ポンプ18は、吸込油路19を経由して作動油タンク17内の作動油を吸い込んで加圧し、加圧された作動油を、第1吐出油路20又は第2吐出油路21を経由して油圧シリンダ3に供給する。なお、第1吐出油路20の先端の第1接続端22は油圧シリンダ3の第1作動油通路14aに接続され、第2吐出油路21の先端の第2接続端23は油圧シリンダ3の第2作動油通路14bに接続されている。
油圧ポンプ18は、駆動シャフト24(ドライブシャフト)に同軸状に取り付けられたロータ、歯車等の回転体(図示せず)の回転により作動油を吐出する回転式油圧ポンプであり、回転体が正回転したときには、吸込油路19を経由して吸い込んだ作動油を加圧して第1吐出油路20に吐出し、回転体が逆回転したときには、吸込油路19を経由して吸い込んだ作動油を加圧して第2吐出油路21に吐出する。このような回転式油圧ポンプとしては、例えばギヤポンプやベーンポンプなどを用いることができる。さらに、作動油供給装置5には、作動油タンク17内の作動油の液位を検出する液位計25と、それぞれ第1、第2吐出油路20、21内の作動油を排出ないしはリークする第1、第2作動油排出通路26、27とが設けられている。また、第1作動油排出通路26には圧力調整弁28が設けられている。なお、第1、第2吐出油路20、21及び第2作動油排出通路27には逆止弁V1〜V4(チェックバルブ)が介設されている。なお、油圧ポンプ18は、典型的には、その質量が10〜20kg程度であり、その縦、横又は高さは20〜30cm程度のものである。
油圧ポンプ18の駆動シャフト24の先端部には、携帯式ないしはハンディタイプの油圧ポンプ駆動装置30の出力シャフト31との接続のための接続部29が設けられている。油圧ポンプ駆動装置30には、充電可能な蓄電池32(バッテリ)と、この蓄電池32から供給される電力により回転する外部電動機33とが内蔵ないしは付設されている。この外部電動機33は直流モータであり、切換スイッチ(図示せず)を操作して電流の流れる方向を切り換える(反転させる)ことにより、正回転又は逆回転させることができる。そして、出力シャフト31の先端には、接続具34を介して、油圧ポンプ18の駆動シャフト24の接続部29と同軸状に連結することができる接続部材35が設けられている。
かくして、水路開閉装置A1を操作するときには、操作者が、手で油圧ポンプ駆動装置30を保持し、接続具34を介して出力シャフト31の接続部材35を駆動シャフト24の接続部29に連結ないしは接続し、切換スイッチを操作して外部電動機33を正回転させたときには、加圧された作動油が、第1吐出油路20と第1作動油通路14aとを経由して、油圧シリンダ3の上側油室11aに供給される。このとき、ピストン12及びピストンロッド13、ひいては扉体4が下向きに移動させられる。逆に、操作者が外部電動機33を逆回転させたときには、加圧された作動油が、第2吐出油路21と第2作動油通路14bとを経由して、油圧シリンダ3の下側油室11bに供給される。このとき、ピストン12及びピストンロッド13、ひいては扉体4が上向きに移動させられる。
油圧ポンプ駆動装置30は、軽量かつ小型(コンパクト)であり、例えばその質量は2〜3kg程度であり、その高さ及び前後長は30〜35cm程度である。したがって、操作者は、油圧ポンプ駆動装置30を手で容易に保持ないしは把持することができ、迅速かつ容易に油圧ポンプ18の回転体を正回転又は逆回転させて、扉体4を下向き又は上向きに移動させることができる。すなわち、操作者は、さほど体力がなくても、商用電源を用いることなく、水路開閉装置A1を迅速かつ容易に操作することができる。つまり、水路開閉装置A1は、高齢者その他の体力に欠ける者でも容易に操作することが可能な電源フリーの装置である。なお、蓄電池32の容量は、充電が完了した後、油圧ポンプ駆動装置30を30分程度作動させることができるような容量に設定するのが実用的である。
本発明の実施形態1に係る水路開閉装置A1においては、油圧ポンプ駆動装置30を除き、水路開閉装置A1のすべての構成要素は、平面視において上壁部2aの外縁によって囲まれた平面的な領域である「上壁外縁内平面領域」の直上の空間部及び直下の空間部からなる「上壁外縁内空間部」に配置されている。すなわち、平面視では、油圧ポンプ駆動装置30を除き、水路開閉装置A1のすべての構成要素は、上壁部2aの外縁の内部領域(外縁自体を含む)に配置されている。つまり、水路上又は水路内に配置されている。
そして、油圧ポンプ駆動装置30と油圧シリンダ3とを除き、水路開閉装置A1のすべての構成要素は、上壁部2aの外面(上面)又は下面より下方の上壁外縁内空間部(以下「上壁外縁内空間部下部」という。)に配置されている。図示していないが、水路開閉装置A1には、種々の工具、工具箱、引き出し、照明具等を設けることができるが、これらを設ける場合、これらはすべて上壁外縁内空間部下部に配置することになる。
一定範囲の地域の水路には、通常、複数の水路開閉装置A1が設けられるが、油圧ポンプ駆動装置30を各水路開閉装置A1にその専用機器として常設する場合は、この専用の油圧ポンプ駆動装置30は、不使用時にはその水路開閉装置A1の上壁外縁内空間部下部に保管しておき、使用時に上壁外縁内空間部下部の外部に持ち出すことになる。ただし、油圧ポンプ駆動装置30の蓄電池32は適宜に充電する必要があるので、外部の適当な保管場所に保管するようにしてもよい。また、油圧ポンプ駆動装置30は、複数の水路開閉装置A1で共用することができるので、この場合は共用の油圧ポンプ駆動装置30を、いずれかの水路開閉装置A1の上壁外縁内空間部下部に保管し、又は外部の適当な保管場所に保管することになる。
前記のとおり、水路開閉装置A1においては、基本的には、油圧シリンダ3を除く水路開閉装置A1の構成要素は上壁外縁内空間部下部に配置されているが(以下、このような構成要素を「下方外縁内構成要素」という。)、このような下方外縁内構成要素のうち操作者の操作により動かすことが可能な下方外縁内構成要素(以下「可動構成要素」という)は、操作時には上壁外縁内空間部下部の外部に出ることができるように構成してもよい。ただし、このような可動構成要素も、操作が終了した後は、上壁外縁内空間部下部に収容される。
例えば、油圧ポンプ駆動装置30の使用時に、接続部材35(接続具34)と接続部29との接続ないしは連結を容易にするために、油圧ポンプ18の駆動シャフト24の接続部29を、本体部2(例えば、左側壁部2b又は右側壁部2c)から外部に引き出すことができるように構成することができる。この場合、接続部29(可動構成要素に該当する)は、上壁外縁内空間部下部に収容された形態と、上壁外縁内空間部下部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができる。接続具29は、油圧ポンプ駆動装置30の操作が終了した後は、上壁外縁内空間部下部に収納される。なお、接続部29を、上壁外縁内空間部下部に固定して配置してもよい。
このように、水路開閉装置A1は、基本的には本体部2と、油圧シリンダ3と、扉体4と、作動油供給装置5とで構成される、部品点数が少ない簡素な構造のものである。そして、下方外縁内構成要素(上壁外縁内空間部下部に配置されている、油圧シリンダ3以外の水路開閉装置A1の構成要素)が、比較的狭い上壁外縁内空間部下部に配置されているので、水路開閉装置A1は非常に軽量かつコンパクト(小型)なものとなり、低コストで製作することができる。さらに、側壁部2b、2cから外部(側方)に常時突出する構成要素は何もなく、また油圧シリンダ3以外に上壁部2aから外部(上方)に常時突出するものは何もないので、水路開閉装置A1は、その周囲(例えば農道)を通行する人ないしは車に対して非常に安全なものである。
図6に示すように、作動油供給装置5に、油圧ポンプ18を駆動する電動機40を付設(内蔵)してもよい。この場合は、外部の蓄電池、例えば自動車41(例えば軽トラック)のバッテリ42とオン・オフスイッチ43と接続ケーブル45とを用いて、電動機40に電力を供給し、作動油供給装置5ないしは水路開閉装置A1を作動させて、扉体4を上下に移動させることができる。この場合、1台の自動車41で巡回することにより、複数の水路開閉装置A1を順次容易に作動させることができる。なお、自動車41のバッテリ42以外の適当な充電可能なバッテリ44を用いてもよい。
また、図7に示すように、蓄電池で作動する電動機48(直流モータ)と、この電動機48により駆動される油圧ポンプ49とを備えた外部油圧装置50を用いて、水路開閉装置A1の油圧シリンダ3に対して作動油を給排し、水路開閉装置A1を作動させることができる。詳しくは図示していないが、外部油圧装置50は、軽量かつコンパクトな構造のものであり、適当な場所に保管しておけば、迅速かつ容易に水路開閉装置A1の近傍に移動させることができるものである。また、電動機48には、外部の蓄電池、例えば自動車41(例えば軽トラック)のバッテリ42とオン・オフスイッチ43と接続ケーブル45とを用いて電力を供給することができる。
この場合、外部油圧装置50の吸込油路51を作動油供給装置5の作動油タンクに接続又は導入する一方、第1、第2吐出油路52、53をそれぞれ油圧シリンダ3の第1、第2作動油通路14a、14bに接続すればよい。かくして、外部油圧装置50の油圧ポンプ49は、作動油タンク17内の作動油を、吸込油路51を経由して吸い込んで加圧し、第1吐出油路52と油圧シリンダ3の第1作動油通路14aとを経由して上側油室11aに供給し、又は第2吐出油路53と油圧シリンダ3の第2作動油通路14bとを経由して下側油室11bに供給する。これにより、水路開閉装置A1を作動させることができる。このような外部油圧装置50は、例えば図3〜5に示す作動油供給装置5が故障等により機能を喪失したときに用いることができる。
以上、実施形態1に係る水路開閉装置A1は、基本的には本体部2と、油圧シリンダ3と、扉体4と、作動油供給装置5とで構成される簡素な構造のものである一方、油圧シリンダ3を除く水路開閉装置A1のすべての構成要素が、上壁部2aの外面より下方で上壁外縁内空間部に配置されているので、側壁部2b、2cから外部(側方)に常時突出するものは何もなく、とくに油圧シリンダ3以外に上壁部2aから外部(上方)に常時突出するものは何もない。つまり、水路開閉装置A1のすべての構成要素が、水路1上ないしは水路1内に配置され、水路1上の空間を有効に利用して配置されているので、水路開閉装置A1は軽量かつコンパクトなものとなり、またその周囲を通行する人又は車に対して安全なものとなる。また、商用電源が電力の供給を停止した場合でも、迅速かつ容易に扉体4を昇降させ水路1を開閉することができる。
(実施形態2)
以下、図8〜図10を参照しつつ、本発明の実施形態2に係る水路開閉装置A2の構成及び機能を説明する。ただし、実施形態2に係る水路開閉装置A2は、作動油供給装置5’を構成する油圧ポンプが操作レバー60を備えた手動式油圧ポンプ61である点を除けば、実施形態1に係る水路開閉装置A1と実質的に同様である。そこで、以下では、説明の重複を避けるため、主として実施形態1に係る水路開閉装置A1と異なる点を説明する。なお、図8〜図10に示す水路開閉装置A2の構成要素において、実施形態1に係る水路開閉装置A1の構成要素と共通するものには、水路開閉装置A1の場合と同一の参照番号を付している。
図8〜図10に示すように、実施形態2に係る水路開閉装置A2では、作動油供給装置5’に、操作者が細長い操作レバー60を両矢印Qで示す方向に揺動又は回動させて該操作レバー60に連結されたプランジャないしはピストン(図示せず)を往復移動させることにより作動油を吐出させる手動式油圧ポンプ61が設けられている。操作レバー60は、手動式油圧ポンプ61のプランジャ駆動ロッド73に着脱可能に取り付けられている。プランジャ駆動ロッド73は、プランジャないしはピストン(図示せず)に連結され、両矢印Qで示す方向に揺動又は回動してプランジャないしはピストンを往復移動させる。ここで、操作レバー60は、比較的長いので(例えば、全長1〜1.5m)、操作者はてこの原理により、比較的小さい力でプランジャないしはピストンを往復移動させて手動式油圧ポンプ61から作動油を吐出させることができる。なお、手動式油圧ポンプ61は、典型的には、その質量が10〜20kg程度であり、操作レバー60を取り外せばその縦、横又は高さは20〜40cm程度のものである。
具体的には、油圧シリンダ3に対して作動油を給排する作動油供給装置5’には、作動油を貯留する作動油タンク17と、操作レバー60により駆動される手動式油圧ポンプ61と、手動式油圧ポンプ61から吐出された作動油を油圧シリンダ3に対して給排する作動油通路63と、作動油通路63に介設された油路切換弁65とが設けられている。作動油通路63は第1油路63a及び第2油路63bを有している。そして、第1油路63aの一方の端部は、作動油タンク17内の作動油に導入(浸漬)され、他方の端部は第1接続端22を介して、油圧モータ3の第1作動油通路14aに接続されている。他方、第2油路63bの一方の端部は、作動油タンク17内の作動油に導入(浸漬)され、他方の端部は第2接続端23を介して、油圧モータ3の第2作動油通路14bに接続されている。
手動式油圧ポンプ61は、第1油路63aに介設され、作動油タンク17内の作動油を加圧し、作動油通路63(第1油路63a又は第2油路63b)を経由して油圧シリンダ3に供給する。作動油タンク17には、貯留している作動油の液位を検出する液位計25が設けられている。油路切換弁65は、第1、第2油路63a、63b内の作動油の流れ方向を順方向又は逆方向に切り換える。具体的には、油路切換弁65は、手動操作で操作され、手動式油圧ポンプ61から吐出された作動油を、第1油路63aを介して油圧シリンダ3に供給する第1の状態と、第2油路63bを介して油圧シリンダ3に供給する第2の状態と、油圧シリンダ3には作動油を供給せず作動油タンク17に還流させる第3の状態のいずれかにセットすることができる。なお、第1油路63aと第2油路63bとを接続する接続油路66には圧力調整器67が介設されている。
かくして、油路切換弁65を第1の状態にセットしたときには、油圧シリンダ3の上側油室11aに作動油を供給して、ピストン12及びピストンロッド13、ひいては扉体4を下向きに移動させることができる。他方、油路切換弁65を第2の状態にセットしたときには、油圧シリンダ3の下側油室11bに作動油を供給して、ピストン12及びピストンロッド13、ひいては扉体4を上向きに移動させることができる。
水路開閉装置A2においては、操作レバー60は可動構成要素に該当する。そして、手動式油圧ポンプ61を作動させるときには、操作レバー60は、上壁外縁内空間部下部に収容された形態と、上壁外縁内空間部下部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができる。操作レバー60は、手動式油圧ポンプ61の操作が終了した後は、上壁外縁内空間部下部に収容される。なお、操作レバー60を、上壁外縁内空間部下部の外には出さず、上壁外縁内空間部下部内で操作するようにしてもよい。水路開閉装置A2のその他の構成ないしは機能は、実施形態1に係る水路開閉装置A1の場合と同様である。
実施形態2に係る水路開閉装置A2は、基本的には本体部2と、油圧シリンダ3と、扉体4と、作動油供給装置5’とで構成される簡素な構造のものである一方、油圧シリンダ3を除く水路開閉装置A2のすべての構成要素が、上壁部2aの外面より下方で上壁外縁内空間部に配置されているので、油圧シリンダ3以外に、上壁部2a又は側壁部2b、2cから外部に常時突出するものは何もない。このため、水路開閉装置A2は軽量かつコンパクトなものとなり、また周囲を通行する人又は車に対して安全なものとなる。また、油圧ポンプ61を、てこの原理を利用した細長い操作レバー60により手動操作で駆動するようにしているので、商用電源が電力の供給を停止した場合でも、さほど体力を必要とすることなく、迅速かつ容易に扉体4を昇降させ、水路1を開閉することができる。
(実施形態3)
以下、図11を参照しつつ、本発明の実施形態3に係る水路開閉装置A3の構成及び機能を説明する。ただし、実施形態3に係る水路開閉装置A3は、油圧シリンダ3以外の構成要素のうちの一部のものが上壁部2aの直上の上壁外縁内空間部にも配置されている点を除けば、実施形態2に係る水路開閉装置A2と同様である。そこで、以下では、説明の重複を避けるため、実施形態2に係る水路開閉装置A2と異なる点を説明する。なお、図10に示す水路開閉装置A3の構成要素において、実施形態2に係る水路開閉装置A2の構成要素と共通するものには、水路開閉装置A2の場合と同一の参照番号を付している。
図11に示すように、実施形態3に係る水路開閉装置A3では、制御装置70及び柵71が上壁部2aの上側の上壁外縁内空間部に配置されている。その他の構成は、実施形態2に係る水路開閉装置A2と同様である。実施形態3に係る水路開閉装置A3でも、基本的には実施形態2に係る水路開閉装置A2と同様の作用・効果を奏する。すなわち、水路開閉装置A3のすべての構成要素が、上壁部2aの外面より上方又は下方で上壁外縁内空間部に配置されているので、側壁部2b、2cから外部に常時突出するものは何もない。このため、水路開閉装置A3は軽量かつコンパクトなものとなり、また周囲を通行する人又は車に対して安全なものとなる。また、油圧ポンプ61を、てこの原理を利用した操作レバー60により手動操作で駆動するようにしているので、商用電源が電力の供給を停止した場合でも、さほど体力を必要とすることなく、迅速かつ容易に扉体4を昇降させ、水路1を開閉することができる。
A1〜A3 水路開閉装置、V1〜V6 逆止弁、1 農業用水路、2 本体部、2a 上壁部、2b 左側壁部、2c 右側壁部、3 油圧シリンダ、4 扉体、5 作動油供給装置、5’ 作動油供給装置、6 左縁部、7 右縁部、10 シリンダ、11 油室、11a 上側油室、11b 下側油室、12 ピストン、13 ピストンロッド、14 作動油通路、14a 第1作動油通路、14b 第2作動油通路、17 作動油タンク、18 油圧ポンプ、19 吸込油路、20 第1油路、21 第2油路、22 第1接続端、23 第2接続端、24 駆動シャフト、25 液位計、26 第1作動油排出通路、27 第2作動油排出通路、28 圧力調整器、29 接続部、30 油圧ポンプ駆動装置、31 出力シャフト、32 蓄電池、33 外部電動機、34 接続具、35 接続部材、40 電動機、41 自動車(軽トラック)、42 バッテリ、43 オン・オフスイッチ、44 バッテリ、45 接続ケーブル、48 電動機、49 油圧ポンプ、50 外部油圧装置、51 吸込油路、52 第1油路、52 第2油路、60 操作レバー、61 手動式油圧ポンプ、62 吸込油路、63 作動油通路、63a 第1油路、63b 第2油路、65 油路切換弁、66 接続油路、67 圧力調整器、70 制御装置、71 柵、73 プランジャ駆動ロッド。

Claims (11)

  1. 水路の上方で該水路が伸びる方向と交差する方向に水平に延びる上壁部と、前記上壁部から下方に延びる互いに平行な2つの側壁部とを有し、前記2つの側壁部のうち一方の側壁部は前記水路の一方の縁部の上に位置し、他方の側壁部は前記水路の他方の縁部の上に位置している本体部と、
    前記上壁部を上下方向に通り抜けるような態様で該上壁部に固定され、油室と、前記油室と連通する作動油通路と、前記油室内で作動油の圧力により上下方向に移動させられるピストンと、上下方向に伸び前記ピストンに連結されたピストンロッドとを有する油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドに連結され、前記ピストンロッドによって最も低い位置に移動させられたときには前記水路を堰き止める一方、前記位置から上方に移動させられたときには前記水路を少なくとも部分的に開通させる扉体と、
    油圧ポンプを有し、前記油圧ポンプによって加圧された作動油を、前記作動油通路を経由して前記油室に供給する作動油供給装置とを備えている水路開閉装置であって、
    該水路開閉装置のすべての構成要素が、平面視において前記上壁部の外縁が囲む上壁外縁内平面領域の直上及び直下の空間からなる上壁外縁内空間部に配置され
    前記油圧ポンプは正逆転可能なものであり、前記油圧ポンプと前記油圧シリンダの間の作動油通路は閉回路であることを特徴とする水路開閉装置。
  2. 水路の上方で該水路が伸びる方向と交差する方向に水平に延びる上壁部と、前記上壁部から下方に延びる互いに平行な2つの側壁部とを有し、前記2つの側壁部のうち一方の側壁部は前記水路の一方の縁部の上に位置し、他方の側壁部は前記水路の他方の縁部の上に位置している本体部と、
    前記上壁部を上下方向に通り抜けるような態様で該上壁部に固定され、油室と、前記油室と連通する作動油通路と、前記油室内で作動油の圧力により上下方向に移動させられるピストンと、上下方向に伸び前記ピストンに連結されたピストンロッドとを有する油圧シリンダと、
    前記ピストンロッドに連結され、前記ピストンロッドによって最も低い位置に移動させられたときには前記水路を堰き止める一方、前記位置から上方に移動させられたときには前記水路を少なくとも部分的に開通させる扉体と、
    油圧ポンプを有し、前記油圧ポンプによって加圧された作動油を、前記作動油通路を経由して前記油室に供給する作動油供給装置とを備えている水路開閉装置であって、
    該水路開閉装置のすべての構成要素が、平面視において前記上壁部の外縁が囲む上壁外縁内平面領域の直上及び直下の空間からなる上壁外縁内空間部に配置され、
    前記油圧シリンダを除く該水路開閉装置のすべての構成要素が、前記上壁部の外面より下方で前記上壁外縁内空間部に配置されていることを特徴とする水路開閉装置。
  3. 前記油圧シリンダを除く該水路開閉装置の構成要素のうち操作者の操作により動かすことが可能な可動構成要素のうちの少なくとも一部のものは、操作時には前記上壁外縁内空間部の外部に出ることができるように構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の水路開閉装置。
  4. 前記油圧ポンプは、回転体の回転により作動油を吐出する回転式油圧ポンプであり、
    前記回転体の駆動シャフトの端部に、電池から電力が供給される外部電動機の出力シャフトとの接続のための接続部が設けられ、
    前記接続部は、前記上壁外縁内空間部に配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の水路開閉装置。
  5. 前記油圧ポンプは、回転体の回転により作動油を吐出する回転式油圧ポンプであり、
    前記回転体の駆動シャフトの端部に、電池から電力が供給される外部電動機の出力シャフトとの接続のための接続部が設けられ、
    前記接続部は、前記上壁外縁内空間部に収容された形態と、前記上壁外縁内空間部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができることを特徴とする、請求項3に記載の水路開閉装置。
  6. 電池と、前記電池から電力が供給される外部電動機と、前記外部電動機の出力シャフトの端部に設けられた、前記駆動シャフトとの接続のための接続具とを備えている携帯式の油圧ポンプ駆動装置を備えていることを特徴とする、請求項4又は5に記載の水路開閉装置。
  7. 前記油圧ポンプは、操作レバーを揺動又は回動させて該操作レバーに連結されたプランジャを往復移動させることにより作動油を吐出させる手動式油圧ポンプであり、
    前記操作レバーは、前記上壁外縁内空間部内のみで動かすことができるように構成されていることを特徴とする、請求項に記載の水路開閉装置。
  8. 前記油圧ポンプは、操作レバーを揺動又は回動させて該操作レバーに連結されたプランジャを往復移動させることにより作動油を吐出させる手動式油圧ポンプであり、
    前記操作レバーは、操作時には前記上壁外縁内空間部の外部に出ることができるように構成され、前記上壁外縁内空間部に収容された形態と、前記上壁外縁内空間部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができることを特徴とする、請求項に記載の水路開閉装置。
  9. 前記作動油供給装置に、前記油圧ポンプを駆動する電動機が設けられ、
    前記電動機に電力を供給する導線の端部に、外部電源と接続することができる接続端子が設けられ、
    前記接続端子は、前記上壁外縁内空間部に固定・配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか1つに記載の水路開閉装置。
  10. 前記作動油供給装置に、前記油圧ポンプを駆動する電動機が設けられ、
    前記電動機に電力を供給する導線の端部に、外部電源と接続することができる接続端子が設けられ、
    前記接続端子は、前記上壁外縁内空間部に収容された形態と、前記上壁外縁内空間部の外部に少なくとも部分的に出た形態とに、その位置又は姿勢を変化させることができることを特徴とする、請求項3に記載の水路開閉装置。
  11. 前記水路は農業用水路、工業用水路、疏水又は河川であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか1つに記載の水路開閉装置。
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