JP4313406B2 - 昇降式ゲート - Google Patents

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Description

本発明は、昇降式ゲートに関し、特に、ゲート本体の昇降揚程を小さくしてゲート室を小型化することができる昇降式ゲートに関するものである。
河川の水路や、その河川の下を通る地下鉄の線路等で、水路の水位調整又は線路への止水を行うゲートとして、昇降式ゲートが多数採用されている。その昇降式ゲートのゲート本体は、水路や線路の上方に設けられると共にコンクリートの躯体構造物の内部に形成されるゲート室から下降され、水路や線路に配設されることにより、その水路や線路に流れ込む水を堰き止めたり、或いは水路の水位調整を行っている。
一方、昇降式ゲートのゲート本体を上昇させてゲート室に収容することにより、河川の水路や地下鉄の線路等が開放される。このように、ゲート本体がゲート室に収容される場合には、ゲート本体が水路や線路等に落下することを防止するために、そのゲート本体の下端面が支持ピンによって支持される。
ここで、図10を参照して、従来の昇降式ゲートのゲート本体501の昇降状態について説明する。図10(a)は、ゲート本体501が完全に下降した状態を示し、図10(b)は、ゲート本体501が上昇されてゲート室201内に収容されている状態を示している。なお、ゲート本体501を昇降させる昇降装置や支持ピン601を移動させる移動装置については、その図示を省略している。
図10(a)に示す下降状態にあるゲート本体501を、図10(b)に示すゲート室201内に収容された状態にするには、まず、図示しない昇降装置によって、ゲート本体501を矢印B方向に上昇させ、ゲート本体501がゲート室201に完全に収容された状態で、図示しない移動装置によって、支持ピン601を矢印C方向へスライドし、その支持ピン601によってゲート本体501の下端面を支持する。
なお、特開10−8444には、扉体の中間位置に相当する開閉装置本体の部分に扉体を一時的に保持する休止装置を設ける水門の開閉装置が開示されている。
特開10−8444号公報(図1、図2)
上述した通り、ゲート本体501の下端面を支持ピン601で支持するためには、ゲート本体501を、ゲート室201のフロア201a上面より、少なくとも支持ピン601の高さ分だけ、上方に引き上げる必要がある。よって、ゲート本体501の昇降揚程は、ゲート本体501の高さ距離に、少なくとも支持ピン601の高さ距離を加えた距離で設定せざるを得ず、ゲート室201も、ゲート本体501の高さ距離より昇降揚程が大きくなった分だけ、上下方向に大型化してしまうという問題点があった。
例えば、昇降式ゲートが地下鉄の線路等のように、地下に設置される場合には、ゲート室201が高さ方向に大型化すると、その分、線路の掘り下げ距離を増加せざるを得ず、工事コストを増大させてしまう。また、昇降式ゲートを既設の地下鉄の線路に設置する場合には、高さ方向に大型化したゲート室201自体を設置できない場合もある。
更に、支持ピン601をゲート本体501の下端面に沿って差し込むことにより、ゲート本体501を支持する場合には、支持ピン601を、少なくともゲート本体501の厚さ距離だけ長手方向に移動しなければならない。従って、支持ピン601の移動量が大きくなり、支持ピン601の移動に長時間を要し、支持ピン601の着脱操作を迅速に行うことができないという問題点があった。また、かかる支持ピン601の移動量を確保するために、ゲート本体501の前方又は後方に支持ピン601の移動スペースが必要となるので、この場合には、ゲート室201が水平方向に大型化するという問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、ゲート本体の昇降揚程を小さくしてゲート室を小型化することができる昇降式ゲートを提供することを目的としている。
この目的を達成するために、請求項1記載の昇降式ゲートは、軌道が形成される軌道室を開放または閉鎖するゲート本体と、前記軌道室を閉鎖する場合には前記ゲート本体を下降させ逆に前記軌道室を開放する場合には前記ゲート本体を上昇させて前記軌道室の上方に設けられたゲート室へ前記ゲート本体を収容する昇降装置と、その昇降装置により上昇され前記ゲート室へ収容されたゲート本体を支持して前記軌道室の開放状態を維持すると共に前記ゲート本体が前記軌道室へ落下することを防止する支持部材とを備えるものであり、前記支持部材で支持されたゲート本体の下端が前記軌道室と前記ゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するように、前記ゲート本体の下端より上方位置においてそのゲート本体に突設されると共に前記支持部材と係合する係合部材を備え、前記係合部材は、前記ゲート本体の両側にそれぞれ突設されて一対設けられ、前記支持部材は、前記ゲート本体の両側方にそれぞれ設けられると共にそのゲート本体の厚さ方向に延伸する一対の軸部材として構成され、前記ゲート本体の両側方において、その一対の軸部材をそれぞれ前記ゲート本体の幅方向に移動して、その一対の軸部材と前記一対の係合部材とを係合し或いは係合解除させる移動装置を備え、前記ゲート本体の両側であって高さ方向における複数の異なる位置にそれぞれ一対ずつ突設された複数のローラ軸と、その複数のローラ軸にそれぞれ回転自在に軸支された複数のローラと、前記ゲート本体の両側方において上下方向に配設され、前記複数のローラの転動を上下方向に案内するガイドフレームとを備え、前記一対の係合部材は、それぞれ前記ゲート本体の両側であって前記複数のローラ軸の間に突設されると共に、前記ゲート本体から前記ガイドフレームの外方まで延伸され、その延伸された先端部において前記一対の支持部材と係合するものである。
請求項2記載の昇降式ゲートは、軌道が形成される軌道室を開放または閉鎖するゲート本体と、前記軌道室を閉鎖する場合には前記ゲート本体を下降させ逆に前記軌道室を開放する場合には前記ゲート本体を上昇させて前記軌道室の上方に設けられたゲート室へ前記ゲート本体を収容する昇降装置と、その昇降装置により上昇され前記ゲート室へ収容されたゲート本体を支持して前記軌道室の開放状態を維持すると共に前記ゲート本体が前記軌道室へ落下することを防止する支持部材とを備えるものであり、前記係合部材は、前記ゲート本体の両側にそれぞれ突設されて一対設けられ、前記支持部材は、前記ゲート本体の両側方にそれぞれ設けられると共にそのゲート本体の厚さ方向に延伸する一対の軸部材として構成され、前記ゲート本体の両側方において、その一対の軸部材をそれぞれゲート本体の幅方向に移動して、その一対の軸部材と前記一対の係合部材とを係合し或いは係合解除させる移動装置を備え、前記ゲート本体の両側であって高さ方向における複数の異なる位置にそれぞれ一対ずつ突設された複数のローラ軸と、その複数のローラ軸にそれぞれ回転自在に軸支された複数のローラと、前記ゲート本体の両側方において上下方向に配設され、前記複数のローラの転動を上下方向に案内するガイドフレームとを備え、前記一対の係合部材は、前記ゲート本体の両側に突設された一対のローラ軸によって構成されると共に、そのローラ軸に軸支されるローラを貫通して前記ガイドフレームの外方まで延伸され、その延伸された先端部において前記一対の支持部材と係合するものである。
請求項記載の昇降式ゲートは、請求項1又は2に記載の昇降式ゲートにおいて、前記一対の係合部材は、前記ゲート本体の高さ方向の異なる位置に複数対設けられている。
請求項記載の昇降式ゲートは、請求項からのいずれかに記載の昇降式ゲートにおいて、前記ガイドフレームは、前記昇降装置が支持される支持枠部材に連結されると共に前記ゲート室に配設される上部ガイドフレームと、その上部ガイドフレームに連結されると共に前記軌道室に配設される下部ガイドフレームとを有して構成されている。
請求項1記載の昇降式ゲートによれば、軌道が形成される軌道室を閉鎖する場合には、昇降装置によりゲート本体を下降させ逆に軌道室を開放する場合には、昇降装置によりゲート本体を上昇させて軌道室の上方に設けられたゲート室へゲート本体を収容し、ゲート本体を支持部材により支持して軌道室の開放状態を維持すると共にゲート本体が軌道室へ落下することを防止している。
ここで、本発明によれば、支持部材で支持されたゲート本体の下端が軌道室とゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するように、ゲート本体の下端より上方位置においてそのゲート本体に突設されると共に支持部材と係合する係合部材を備えているので、ゲート室を高さ方向に小型化できるという効果がある。即ち、支持部材が係合部材で支持された場合において、支持部材で支持されたゲート本体の下端は、軌道室とゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するので、ゲート本体のゲート室からの高さ距離をゲート本体の高さ距離より小さくすることができる。
従って、ゲート本体の昇降揚程を従来の方式より小さく設定でき、ゲート室を高さ方向に小型化できるという効果がある。
また、係合部材は、ゲート本体の両側にそれぞれ突設されて一対設けられ、支持部材は、ゲート本体の両側方にそれぞれ設けられると共にそのゲート本体の厚さ方向に延伸する一対の軸部材として構成され、移動装置によってゲート本体の両側方において、その一対の軸部材をそれぞれゲート本体の幅方向に移動させて、その一対の軸部材と一対の係合部材とを係合し或いは係合解除させるので、支持部材の移動量を少なくして、支持部材の着脱操作を迅速に行なわせることができるという効果がある。
即ち、ゲート本体の側方に配設された一対の軸部材をゲート本体の幅方向に移動させてゲート本体を支持するので、ゲート本体の厚さ距離以上に軸部材を移動させる必要がなく、一対の軸部材で構成される支持部材の移動量を少なくでき、支持部材の着脱操作を迅速に行わせることができる。また、ゲート本体の側方に支持部材を配設するので、ゲート本体の前方又は後方に、少なくとも支持部材の長手方向の移動量を確保した状態で、支持部材を設ける必要がなく、ゲート本体の前方又は後方に現出されるスペースを有効活用できるという効果がある。
また、一対の係合部材は、ゲート本体の両側であって高さ方向における複数の異なる位置に設けられた複数のローラ軸の間に突設され、更にその係合部材は、ゲート本体からゲート本体の両側方に配設されるローラ及びガイドフレームの外方まで延伸されている。その一対の係合部材は、その延伸された先端部において、一対の軸部材で構成される支持部材と係合するので、支持部材をガイドフレームの外側に配設することができ、支持部材とガイドフレームとの干渉を防止することができるという効果がある。
更に、係合部材は、ゲート本体からガイドフレームの外方まで延伸されるので、ゲート本体の両側で前側上部ガイドフレームと後側上部ガイドフレームとの間に現出するスペースを利用して、係合部材を配設することができる。従って、ゲート本体側方のスペースの有効活用を図ることができるという効果がある。
請求項2記載の昇降式ゲートによれば、支持部材で支持されたゲート本体の下端が軌道室とゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するように、ゲート本体の下端より上方位置においてそのゲート本体に突設されると共に支持部材と係合する係合部材を備えているので、ゲート室を高さ方向に小型化できるという効果がある。即ち、支持部材が係合部材で支持された場合において、支持部材で支持されたゲート本体の下端は、軌道室とゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するので、ゲート本体のゲート室からの高さ距離をゲート本体の高さ距離より小さくすることができる。
従って、ゲート本体の昇降揚程を従来の方式より小さく設定でき、ゲート室を高さ方向に小型化できるという効果がある。
また、係合部材は、ゲート本体の両側にそれぞれ突設されて一対設けられ、支持部材は、ゲート本体の両側方にそれぞれ設けられると共にそのゲート本体の厚さ方向に延伸する一対の軸部材として構成され、移動装置によってゲート本体の両側方において、その一対の軸部材をそれぞれゲート本体の幅方向に移動させて、その一対の軸部材と一対の係合部材とを係合し或いは係合解除させるので、支持部材の移動量を少なくして、支持部材の着脱操作を迅速に行なわせることができるという効果がある。
即ち、ゲート本体の側方に配設された一対の軸部材をゲート本体の幅方向に移動させてゲート本体を支持するので、ゲート本体の厚さ距離以上に軸部材を移動させる必要がなく、一対の軸部材で構成される支持部材の移動量を少なくでき、支持部材の着脱操作を迅速に行わせることができる。また、ゲート本体の側方に支持部材を配設するので、ゲート本体の前方又は後方に、少なくとも支持部材の長手方向の移動量を確保した状態で、支持部材を設ける必要がなく、ゲート本体の前方又は後方に現出されるスペースを有効活用できるという効果がある。
また、一対の係合部材は、ゲート本体の両側に突設された一対のローラ軸によって構成されると共に、その係合部材は、ローラ軸に軸支されるローラを貫通してガイドフレームの外方まで延伸されている。ローラ軸で構成される一対の係合部材は、その延伸された先端部において、一対の軸部材で構成される支持部材と係合するので、係合部材を別途設ける必要がなく、部品点数を削減できると共に、係合部材の取付作業を不要とし、ゲート本体の組付作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項記載の昇降式ゲートによれば、請求項1又は2に記載の昇降式ゲートの奏する効果に加え、係合部材は、ゲート本体の高さ方向の異なる位置に複数対設けられるので、ゲート本体の高さ方向における複数の異なる位置で係合部材と支持部材とを係合させることができ、ゲート室からゲート本体の保守作業を行うことができ、ゲート本体の保守作業性を向上させることができる。即ち、ゲート本体の高さ方向における複数の異なる位置で係合部材と支持部材とを係合させることができるので、支持部材と係合される係合部材を変更することにより、ゲート室に収容されるゲート本体のフロア上面からの高さを変更することができる。
従って、ゲート本体の上部であっても、ゲート本体の上部位置に設けられる係合部材と支持部材とを係合させることにより、ゲート室に収容されるゲート本体のフロア上面からの高さを低く抑えることができるので、ゲート本体の保守作業を行うことが可能となり、ゲート本体の保守作業性を向上させることができるという効果がある。
請求項記載の昇降式ゲートによれば、請求項からのいずれかに記載の昇降式ゲートの奏する効果に加え、駆動装置が支持される支持枠部材は、ゲート室に配設される上部ガイドフレームに連結され、その上部ガイドフレームには軌道室に配設される下部ガイドフレームに連結されるので、ゲート本体の昇降時にゲート本体の自重により発生する鉛直の昇降反力は、主としてゲート室に伝達されず軌道室に伝達されるので、ゲート室より強度が高い軌道室で鉛直の昇降反力を受けることができ、ゲート室を小型化できる。即ち、鉛直の昇降反力は、ゲート室の下方に配設されるゲート室より強度が高い軌道室に伝達され、主としてゲート室に伝達されないので、ケート室を構成する部材の補強等が必要とされず、昇降装置が支持される支持枠部材がゲート室で直接支持される(鉛直の昇降反力をゲート室で受ける)場合に比べて、ゲート室を構成する部材を小さくでき、ゲート室を小型化することができる。
図1は、本発明の第1実施形態における引き上げ式ゲート1のゲート本体10をゲート室2又は軌道室3に配設した状態を示す図である。また、図1に示す矢印は引き上げ式ゲート1の前後方向を示しており、Fは前方を、Bは後方を示している。
まず、図1を参照して、引き上げ式ゲート1の配設状態について説明する。第1実施形態では、線路への浸水を防止する引き上げ式ゲート1について説明するが、第1実施形態の引き上げ式ゲート1を水路等に配設することはもちろん可能である。
第1実施形態の引き上げ式ゲート1は、地下鉄の構内やトンネル内への浸水を防止するゲートであって、線路が設けられる軌道室3の上方に位置するゲート室2に配設されている。ゲート室2は、コンクリートの躯体構造物の内部に形成されている。
軌道室3とゲート室2とは、コンクリートの躯体構造物の一部を構成する仕切壁4によって区画されている。仕切壁4の上面にはゲート室2のフロア2aが設けられ、仕切壁4の下面には軌道室3の天井3aが設けられる。また、仕切壁4には、この仕切壁4を上下方向に貫通する孔である開口部4aが設けられるので、ゲート本体10は、ゲート室2と軌道室3との間を昇降することができるように構成されている。
更に、軌道室3とゲート室2との間、即ち、ゲート室2のフロア2aと軌道室3の天井3aとの間には、仕切壁4の厚さ方向、即ち開口部4aの上端(フロア2a)と下端(天井3a)との間に空間5が設けられている。なお、40は後述する上部ガイドフレーム31,31と連結するとともに後述する昇降装置50の油圧シリンダ51を支持する支持枠である。これらの上部ガイドフレーム31、昇降装置50の油圧シリンダ51と支持枠40については後に詳細に説明する。また、上述したように、第1実施形態の軌道室3には線路が形成されている。
図2は、第1実施形態における引き上げ式ゲートの正面図であり、図3は、図2のIII−III線における断面図である。また、図3に示す矢印は引き上げ式ゲート1の前後方向を示しており、Fは前方を、Bは後方を示している。次に、図2と図3とを参照して、引き上げ式ゲート1の概略構成について説明する。
図2に示すように、引き上げ式ゲート1は、ゲート室2と軌道室3との間を昇降するゲート本体10を備えている。また、引き上げ式ゲート1は、ゲート本体10の両側部に取り付けられるローラ20と、そのローラ20の転動を上下方向に案内するガイドフレーム30と、ガイドフレーム30の上端に連結される支持枠40と、その支持枠40に支持されてゲート本体10を上下方向に移動させる駆動装置50とを主に備えている。
図2に示すように、ゲート本体10は、引き上げ式ゲート1の骨格となるものであり、このゲート本体10を昇降させることにより、地下鉄の線路に侵入した水を堰きとめて浸水の拡大を防止することができる。ゲート本体10は、ゲート本体10の全面を覆うように設けられるスキンプレート11(図3参照)と、そのスキンプレート11に連結される主桁12、中間縦桁13及び端桁14とを主に備えている。
スキンプレート11(図3参照)は、ゲート本体10の基本となるものであり、略矩形平板状に構成され、その片面には、複数本の主桁12がそれぞれ立設されると共に、その主桁12に直交して複数本の中間縦桁13がそれぞれ立設されている。
主桁12は、ゲート本体10の剛性を確保するためのものであり、スキンプレート11(図3参照)に溶接され連結されると共に、ゲート本体10の幅方向(図2の左右方向)に延伸されている。
中間縦桁13は、主桁12と同様にゲート本体10の剛性を確保するためのものでありスキンプレート11に溶接され連結されると共に、ゲート本体10の高さ方向(図2の紙面上下方向)に延伸され、主桁12間に介設されている。
また、ゲート本体10の幅方向(図2の紙面左右方向)両縁部には、一対の端縦桁14がそれぞれ配設されている。端縦桁14は、ゲート本体10の剛性を確保すると共に後述するローラ軸21を支持するためのものであり、図2に示すように、複数本の主桁12が連結されている。
更に、ゲート本体10は、両側部にローラ20,20を備えている。ローラ20は、後述する昇降装置50によって、後述するガイドフレーム30に沿って昇降するゲート本体10の昇降を案内するためのものであり、肉厚の円筒状に構成され、ベアリング(図示せず)を介してローラ軸21に回転自在に軸支されている。
また、ローラ20は、ゲート本体10の端縦桁14とその端縦桁14に隣接する中間縦桁13とに軸支されるローラ軸21に取り付けられている。ローラ軸21は、図2に示すように、ゲート本体10の両側部それぞれにおいて、主桁12と主桁12との間に配設され、高さ方向に4本(合計8本)配設されている。従って、ローラ軸21に取り付けられるローラ20も、主桁12と主桁12との間に配設され、高さ方向に4つ(合計8つ)配設されている。
なお、一番下のローラ20とその上のローラ20との間には、ゲート本体10から突設された係合ブラケット15が配設されている。なお、図2においては、ゲート本体10がゲート室に収容されて係合ブラケット15が後述する支持ピン60を支持される状態についても想像線を用いて記載されている。係合ブラケット15と支持ピン60については、後に詳細に説明する。
また、図2に示すように、引き上げ式ゲート1は、ローラの転動を上下方向に案内するガイドフレーム30を備えている。ガイドフレーム30は、ゲート本体10の両側方で、それぞれゲート本体10の前後それぞれに一対ずつ配設されており(図3参照)、ローラ20の転動を上下方向に案内している。
ガイドフレーム30は、角柱状に形成され、ゲート室2に配設される上部ガイドフレーム31と、軌道室3に配設される下部ガイドフレーム32とを備えている。上部ガイドフレーム31は、図2に示すように、ゲート室2のフロア2aに固着されるコンクリートにより形成されるコンクリート枠部6に支持されている。
図2及び図3に示すように、このコンクリート枠部6は、引き上げ式ゲート1をゲート室2に配設するための補強部材であって、ゲート本体10の両側でフロア2aに固着される平面視コの字型(図3参照)の支持部6a,6aと、支持部6a,6aからそれぞれ軌道室3側に延伸されるとともに下端側でゲート本体10の幅方向で互いに向かい合う方向に延伸させて連結され正面視で上方に開口するコの字型(図2参照)の枠部6bとを備え、全体で正面視逆ハット状(図2参照)に形成されている。この枠部6bには上下方向に沿って延伸する溝である溝部6b1が設けられている。
図2に示すように、上部ガイドフレーム31は、コンクリート枠6の支持部6aの上面に固定され、前記ゲート本体10の前後で、ゲート本体10の両側にそれぞれ一対ずつ配設されている。また、上部ガイドフレーム31は、前側ガイドフレーム31aと、後側ガイドフレーム31bとを備えている(図3参照)。
図3に示すように、後側ガイドフレーム31aは、前側ガイドフレーム31bと対向する側面に取り付けられる後側ローラレール31a1を備えている。前側ガイドフレーム31bは、図3に示すように、後側ガイドフレーム31aと対向する側面に固着された前側ローラレール31b2を備えている。
従って、図2に示すように、後述する昇降装置50によって、ゲート本体10が下降すると、前述したローラ20は、上部ガイドフレーム31に設けられたこれらのローラレール(31a1,31b2)に沿って下方に移動し、ゲート本体10が軌道室3に収容される。
図2に示すように、下部ガイドフレーム32は、コンクリート枠6の枠部6bに設けられた溝部6b1に沿って延伸され、上端を上部ガイドフレーム31に連結させるとともに下端をコンクリート枠6の枠部6bに連結させている。即ち、下部ガイドフレーム32は、このコンクリート枠6の枠部6bに支持されている。
なお、下部ガイドフレーム32の上端が連結される上部ガイドフレーム31の上端には、後述する昇降装置50を支持する支持枠40が連結されている。即ち、昇降装置50は、一体的に結合された支持枠40、上部ガイドフレーム31及び下部ガイドフレーム32の全体によって支持されるため、ゲート本体10を昇降装置50によって昇降する際にゲート本体10の自重により発生する鉛直の昇降反力は、支持枠40から上部ガイドフレーム31へ伝達され、上部ガイドフレーム31から下部ガイドフレーム32に伝達され、下部ガイドフレームを支持するコンクリート枠6の枠部6bに伝達されるので、このコンクリート枠6の枠部6b0が取付けられる軌道室3に伝達される。
よって、ゲート室2に鉛直の昇降反力が伝達されないので、ゲート室2を形成するコンクリートの矩体構造物を補強する必要がない。従って、コンクリートの躯体構造物を小さくでき、ゲート室を小型化することができる。
また、下部ガイドフレーム32は、上部ガイドフレーム31と同様に、後側ガイドフレーム32aと、前側ガイドフレーム(図示せず)とを備えている。これらの後側ガイドフレーム32aと前側ガイドフレーム(図示せず)とは、後側ローラレール(図示せず)と前側ローラレール(図示せず)とを備えている点については、上部ガイドフレーム31と同様であるので、説明を省略する。
従って、図2に示すように、後述する昇降装置50によって、ゲート本体10が上昇すると、前述したローラ20は、下部ガイドフレーム32に設けられたこれらのローラレール(図示せず)に沿って上方に移動し、ゲート本体10はゲート室2に収容される。
図2に示すように、上部ガイドフレーム31の上端は、支持枠40に連結されている。支持枠40は、上部後側ガイドフレーム31a,31aと上部前側ガイドフレーム31b,31b(図3参照)とを連結する側部連結フレーム41,41と、一対の上部後側ガイドフレーム31a,31aから前側に延出された部分をそれぞれ連結する後側連結フレーム42と、一対の上部前側ガイドフレーム31b,31b(図3参照)とを連結する前側連結フレーム43と、これらの後側連結フレーム42の中央部と前側連結フレーム43の中央部とを連結する一対の架台フレーム44,44と、一対の架台フレーム44,44それぞれと上部後側ガイドフレーム31a,31aとを連結する支持フレーム45,45とを備えている。支持枠40は、後述する昇降装置50の油圧シリンダ51を支持している。
図2に示すように、昇降装置50は、ゲート本体10を昇降させる駆動力を発生する油圧シリンダ51と、油圧シリンダ51を支持枠40に支持させる支持部52と、油圧シリンダ51によって上下方向に駆動させられるシリンダロッド53と、シリンダロッド52の先端にゲート本体10に設けた結合ブラケット16に連結されるシリンダ連結部54とを備えている。
図2に示すように、油圧シリンダ51は、ゲート本体10の上下方向を長手方向と一致させて、支持枠40により支持されている。詳述すると、油圧シリンダ51の上部に固定された支持部52は、一対の架台フレーム44,44のそれぞれの上面で支持されている。
その架台フレーム44,44は、後側連結フレーム42と前側連結フレームとに43に連結され、後側連結フレーム42の下面には、支持フレーム45,45の上端が固定され、支持フレーム45,45の下端は、上部後側ガイドフレーム31a,31aの互いに対向する内側面に固定されている。
図2に示すように、シリンダロッド53は、シリンダロッド53の先端に設けられるシリンダ連結部54をゲート本体10の結合ブラケット16に結合させることにより、ゲート本体10と連結されている。シリンダ連結部54は、ゲート本体10の下端中央部に設けられている。
従って、浸水時には、支持枠40に支持された油圧シリンダ51によって、シリンダロッド53が油圧シリンダ51の長手方向に沿って下方に延伸することにより、ゲート本体10が下降して、ゲート本体10は、軌道室3に収容されるので、軌道室3は閉塞された状態となる。
また、浸水がない場合、即ち、通常時には、油圧シリンダ51によって、シリンダロッド53が上方に縮動作することにより、ゲート本体10が上昇して、ゲート本体10は、ゲート室2に収容されるので、軌道室3は開放された状態となる。
図2及び図3に示すように、通常時において、油圧シリンダ51より上昇されゲート室2へ収容されたゲート本体10を支持して軌道室3の開放状態を維持すると共に、ゲート本体10が軌道室3へ落下することを防止するために、本発明の第1実施形態における引き上げ式ゲート1は、ゲート本体10に突設される係合ブラケット15と、この係合ブラケット15と係合する支持ピン60と、この支持ピン60を移動させる移動装置70と、支持ピン60と移動装置70とを連結させるリンク部材80とを備えている。
図4は、図3の引き上げ式ゲート1のA部拡大図であり、図5は、本発明の第1実施形態における引き上げ式ゲート1の側面図ある。また、図4及び図5に示す矢印は引き上げ式ゲート1の前後方向を示しており、Fは前方を、Bは後方を示している。
次に、図4及び図5を参照して、係合ブラケット15について説明する。なお、係合ブラケット15は、図3に示すように、ゲート本体10の両側にそれぞれ設けられるが、左右同様に構成されているため、いずれか一方のみ説明し、残りについての説明は省略する。
図5に示すように、係合ブラケット15は、ゲート本体10の側部から突設され、最も低い位置に配設されるローラ20とその上に配設されるローラ20との間に配設されると共に、ゲート本体10に取り付けられる固定部15aと、そのローラ20,20の間で固定部15aからゲート本体10と離間する方向に延伸する係合部15bと、固定部15aと係合部15bとを連結させる一対の側面部15c,15cとを備えている。
図5に示すように、係合ブラケット15の固定部15aは、ゲート本体10の側面視で、矩形状の平板で構成され、最も低い位置に配設されるローラ20のローラ軸21(図2参照)とその上に配設されるローラ20のローラ軸21(図2参照)との間で上側のローラ20と重なるように、ゲート本体10の両側面に取り付けられている。
係合ブラケット15の固定部15aは、上側のローラ20と重なるように、ゲート本体10の側面に取り付けられているので、係合ブラケット15を複数のローラ軸21の間から突設させても、係合ブラケット15とゲート本体10に強固に固定することができる。
即ち、ローラ軸21に軸支されるローラ20と係合ブラケットとを干渉させることなく、係合ブラケット15とのゲート本体10との接合面積を確保して、係合ブラケット15をゲート本体10に強固に固定することができる。
このように、係合ブラケット15とゲート本体10との結合を強化させることができるので、係合ブラケット15でゲート本体10の荷重に耐え得ることができる。
図4に示すように、係合ブラケット15の係合部15bは、最も低い位置に配設されるローラ20とその上に配設されるローラ20との間で、係合ブラケット15の固定部15aの下端からゲート本体10の幅方向で上部ガイドフレーム31の外方まで延伸されている。
このように、係合ブラケット10の係合部15bは、上部ガイドフレーム31の外方まで延伸されているので、後述する支持ピン60をゲート本体10の幅方向で上部ガイドフレーム31の外側に配設することができ、支持ピン60と上部ガイドフレーム31との干渉を防止することができる。
更に、図4に示すように、係合ブラケット15の係合部15bは、ゲート本体10の幅方向で上部ガイドフレーム31の外方に延伸されるので、ゲート本体10の両側で前側上部ガイドフレーム31aと後側上部ガイドフレーム31bとの間に現出するスペースを有効に利用して、係合ブラケット15を配設することができる。従って、ゲート本体10の側方のスペースの有効活用を図ることができる。
係合ブラケット15は、固定部15aを最も低い位置に配設されるローラ20のローラ軸21とその上に配設されるローラ軸21との間でゲート本体10の側面に取り付けられる共に、係合部15bを最も低い位置に配設されるローラ20とその上に配設されるローラ20との間からゲート本体10の幅方向で外向きに延伸させている。
これにより、係合ブラケット15が後述する支持ピン60で支持された場合、ゲート本体10の下端をゲート室2のフロア2a(図1参照)の上面より下方であって軌道室3の天井3a(図1参照)より上方、即ち仕切壁4の厚さ空間5(図1参照)内に位置させることができる。
従って、ゲート本体10のゲート室2のフロア2a上面からの高さ距離をゲート本体10自体の高さ距離より小さくすることができるので、ゲート本体10の昇降揚程をゲート本体10自体の高さ距離より小さく設定できる。よって、支持ピン60でゲート本体10を支持してもゲート室2を大型化することなく、ゲート室2にゲート本体10を収容することができる(図1参照)。
係合ブラケット15の側面部15cは、ゲート本体10の正面から見て、三角形状に形成されている(図2参照)。この係合ブラケット15の側面部15cは、固定部15aと係合部15bとに連結されるので、係合ブラケット15全体の剛性を向上させている。
次に、図4及び図5を参照して、支持ピン60、移動装置70及びリンク部材80について説明する。なお、支持ピン60、移動装置70及びリンク部材80は、図3に示すように、ゲート本体10の両側にそれぞれ設けられるが、左右同様に構成されているため、いずれか一方のみ説明し、残りについての説明は省略する。
図4に示すように、支持ピン60は、支持ピン60の両端に設けられて後述するリンク部材80と連結されるリンク連結部61,61と、係合ブラケット15と係合する支持部62と、支持ピン60の両端において支持ピン60の下面に取付けられたピン側滑り版63,63とを備えている。
また、支持ピン60は、係合ブラケット15を支持する際においては、ゲート室2のフロア2aに開口する開口部4aを跨ぐように配設されている。なお、この支持ピン60の支持部62の上面と下面との間のスペースには、位置センサ62aが配設され、支持ピン60の正確な位置を検出している。
図5で示すように、支持ピン60のリンク連結部61は、上側リンク連結部61aと下側リンク連結部61bとで構成され、上側リンク連結部61aと下側リンク連結部61bとで後述するリンク部材80を挟持して、支持ピン60と後述するリンク部材80とが連結されている。支持ピン60の支持部62は、そのゲート本体10の厚さ方向に延伸する断面H型の軸部材として構成されている。
なお、支持ピン60の支持部62は、係合ブラケット15と係合、即ち、係合ブラケット15を支持することによって、ゲート本体10をゲート室2に収容するとともに軌道室3の開放状態を維持して、ゲート本体10が軌道室3に落下するのを防止している。
図4で示すように、ピン側滑り板63は、支持ピン60の長手方向に延伸する矩形状に構成されて支持ピン60の下面に取付けられている(図5参照)。このピン側滑り板63は、ゲート本体10の幅方向に延伸するプレート側滑り板6c上を摺動して、支持ピン60の摺動によって発生する摩擦抵抗を低減させることができるので、支持ピン60は、滑らかにゲート本体10の幅方向に移動することができる。なお、プレート側滑り板6cは、コンクリート枠6の支持部6aの上面に固定されている。
図4に示すように、移動装置70は、油圧シリンダによって駆動されるシリンダ71と、このシリンダ71によってシリンダ71と離間する方向に伸長するロッド部72と、ピン74によって後述するリンク部材80の湾曲突部84と連結される突出部73とを備えている。
シリンダ71は、シリンダブラケット71aを介して、コンクリート枠6の支持部6aに固定され、上部前側ガイドフレーム31bより側方に配設されている。本発明の第1実施形態において、シリンダ71は、ゲート本体10の厚み方向(図4紙面上下方向)に長手方向を一致させて配設され、浸水時にシリンダ71によって、ロッド部72をシリンダ71と離間する方向、即ち斜め後方に伸長させている。
ロッド部72の前端には、後述するリンク部材80と連結される突出部73が設けられる。この突出部73には上下方向に貫通する穴である穴部73aが形成され、この穴部と後述するリンク部材80の穴部84aとに、ピン74が挿入されることにより、この突出部73は、リンク部材80に連結されている。
図4に示すように、リンク部材80は、ゲート本体10の後側に配設される後側リンク部材80aと、ゲート本体の前側に配設される前側リンク部材80bとで構成されている。また、リンク部材80は、支持ピン60に連結される係合部81と、コンクリート枠6の支持部6aに固定される固定部82と、係合部81と固定部82との間に延出される腕部83とを備えている。
後側リンク部材80aは、一端に筒状に形成される係合部81aと、他端に筒状に形成される固定部82aとを備えると共に、L字型に形成される腕部83aとを備えている。
前側リンク部材80bは、一端に筒状に形成される係合部81bと、他端に筒状に形成される固定部82bとを備えると共に、矩形状に形成される腕部83bとを備えている。この腕部83bは、移動装置70の突出部73に連結される突部84を備えている。
支持ピン60がシリンダ71により幅方向に移動させられると、L字型に形成された後側リンク部材80aの腕部83aは、支持ピン60の後側を外側から取り囲むように、長手方向を支持ピン60と一致させて配設される。
L字型に形成された後側リンク部材80aの腕部83aは、支持ピン60の後側を外側から取り囲むように配設されるので、このL字型の後側リンク部材80aの腕部83aによって支持ピン60の幅方向の動きを規制することができ、支持ピン60が過度に移動しようとするのを防止することができる。
ロッド部72がシリンダ71により伸長させられると、ロッド72部は、固定部82を基点としてリンク部材80を反時計回りに回動させる。リンク部材80が反時計回りに回動すると、支持ピン60がゲート本体10の幅方向で外向きに移動し、係合ブラケット15との係合を解除する。支持ピン60と係合ブラケット15との係合が解除されると、ゲート本体10は、移動装置70により下降して軌道室2(図2参照)に収容される。
なお、後側リンク部材80aの係合部81aと前側リンク部材80bの係合部81b及び後側リンク部材80aの固定部82aと前側リンク部材80bの固定部82bは、同様に形成されているので、係合部81と固定部82とについて説明する。
図5に示すように、リンク部材80の係合部81は、上側リンク連結部61aと下側リンク連結部61bとに挟持される。上側リンク連結部61a、リンク部材80の係合部81及び下側リンク連結部61bに形成された穴にピン81cを挿入してこれらを互いに連結させている。リンク部材80の固定部82は、コンクリート枠6の支持部6aに固定されている。
また、前側リンク部材80bの突部84に、ロッド部72の突出部73が接合され、突出部73と突部とのそれぞれに設けた穴にピン74が挿入されることにより、前側リンク部材80bと移動装置70とが連結されている。
次に、図4を参照して、移動装置70による支持ピン60の移動と、この支持ピン60の移動によるゲート本体10の昇降との関係について説明する。浸水時に、移動装置70のロッド部72が伸長すると、リンク部材80は、固定部82を基点として、反時計回りに回動する。
シリンダ71によってリンク部材80が反時計回りに回動すると、支持ピン60は、ゲート本体10から離間するように、ゲート本体10の幅方向、即ち、ゲート本体の幅方向で外向きかつ斜め後方に移動して係合ブラケット15と支持ピン60との係合が解除される。係合ブラケット15と支持ピン60との係合が解除されると、昇降装置50によってゲート本体10は下降させられて軌道室3に配設され、地下鉄の線路に侵入する水を堰き止める(図1参照)。
上述したように、ゲート本体10の両側方にそれぞれ設けられると共にゲート本体10の厚さ方向に延伸する軸部材として構成される支持ピン60をゲート本体10の幅方向に移動させて、支持ピン60と係合ブラケット15とを係合し或いは解除させるので、支持ピン60をゲート本体10の厚さ方向に移動させる必要がなく、支持ピン60の移動量を少なくすることができ、支持ピン60の着脱操作を迅速に行わせることができる。
また、ゲート本体10の側方に支持ピン60を配設するので、ゲート本体10の前方又は後方に、少なくとも支持ピン60の長手方向の移動量を確保した状態で、支持ピン60を設ける必要がなく、ゲート本体10の前方又は後方に現出されるスペースを有効活用できる。
更に、図6を参照して、ゲート本体10の昇降状態について説明する。図6(a)は、ゲート本体10が完全に下降した状態を示し、図6(b)は、ゲート本体10が上昇されてゲート室2に収容されている状態を示している。なお、ゲート本体10を昇降させる昇降装置や支持ピン60を移動させる移動装置については、その図示を省略している。地下鉄の線路に浸水があった場合、浸水の拡大を防止するために、図6(a)に示すように、図示しない昇降装置によって、ゲート本体10をゲート室2から軌道室3に下降させる。
一方、ゲート本体10を、図6(b)に示すゲート室2に収容された状態にするには、ゲート本体10を矢印B方向に上昇させ、ゲート本体10の下端面を軌道室3とゲート室2とを区画する仕切壁4の厚さ空間5内に位置させた状態で、図示しない移動装置により支持ピン60をゲート本体10の幅方向に移動させて、その支持ピン60を係合ブラケット15と係合、即ち支持ピン60で係合ブラケット15を支持する。
係合ブラケット15が支持ピン60によって支持されることにより、ゲート本体10は、支持ピン60によって支持されて前記軌道室3の開放状態が維持されると共に前記ゲート本体10が軌道室3へ落下することが防止される。
この場合、上述したように、ゲート本体10の下端面は、仕切壁4の厚さ空間5内に位置している。従って、ゲート本体10のゲート室2からの高さ距離をゲート本体10の本来の本来高さ距離より小さくすることができるので、ゲート本体10の昇降揚程をゲート本体10の本来高さ距離より小さく設定でき、ゲート室2を小型化することができる。
次に、図7と図8とを参照して、本発明の第2実施の形態について説明する。図7は、本発明の第2実施の形態における引き上げ式ゲート101の概略側面図であり、図8は、本発明の第2実施の形態における引き上げ式ゲート101のVIII−VIII線における概略断面図である。また、図7及び図8に示す矢印は引き上げ式ゲート101の前後方向を示しており、Fは前方を、Bは後方を示している。更に、図7と図8においては、必要な個所のみ表示し、その他の部分は省略されている。なお、上記した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
第1実施の形態の支持ピン60によって支持される係合ブラケット15は、ゲート本体10の両側部から突設されて構成されていたのに対し、第2実施の形態の支持ピン260によって支持される係合ブラケット215は、ローラ軸221を軸心方向に延長させて構成されている。
図8に示すように、係合ブラケット215は、ローラ軸221に軸支されるローラ220を貫通して上部ガイドフレーム231の外方まで延伸させられたローラ軸221で構成し、その延伸された先端部において支持ピン260と係合するので、係合ブラケット215をローラ軸221と別に設ける必要がなく、部品点数を削減できると共に、係合ブラケット215の取付作業を不要とし、ゲート本体210の組付作業性を向上させることができる。
なお、図7で示すように、第2実施の形態において、ローラ軸221で構成された係合ブラケット215は、軸支部材264を介して支持ピン260によって支持されているが、ローラ軸221で構成された係合ブラケット215を直接支持ピン260で支持してもよい。
また、第1実施の形態における移動装置70は、シリンダ51をゲート本体10の厚み方向に長手方向を一致させてゲート本体10の前方に配設し、軌道室3にゲート本体10を収容する場合に、シリンダ71によってロッド部72を伸長させている。
これに対し、第2実施の形態における移動装置270は、シリンダ271をゲート本体210の幅方向に長手方向を一致させてゲート本体の前方に配設し、軌道室3にゲート本体210を収容する場合に、シリンダ271のロッド部272をゲート本体210の幅方向で外側方向に伸長させている(図8参照)。
図8に示すように、ロッド部272が伸長すると、支持ピン260は、ゲート本体210に近接するように、ゲート本体210の幅方向、詳述すると、ゲート本体210の幅方向で内向きかつ斜め後方に移動して、係合ブラケット215と係合、即ち、係合ブラケットを支持する。係合ブラケット215が支持ピンで支持されると、ゲート本体210は、支持ピン260によって支持されて前記軌道室3の開放状態が維持されると共に前記ゲート本体210が前記軌道室3へ落下することが防止されている。
なお、第1実施の形態では、支持ピン60と係合ブラケット15との係合を解除させる場合にシリンダ51のロッド部72を伸長させたのに対して、第2実施の形態では、支持ピン260と係合ブラケット215とを係合させる場合に、シリンダ271のロッド部272を伸長させている。
即ち、シリンダ210によってロッド部272を伸長させリンク部材280を反時計回りに回動させることにより、支持ピン260をゲート本体210の幅方向で内向きに移動させ、その支持ピン260と係合ブラケット215とを係合させる。支持ピン260と係合ブラケット215とが係合することにより、ゲート本体210がゲート室2に収容される。
次に、図9を参照して、本発明の第3実施の形態について説明する。図9は、本発明の第3実施の形態におけるゲート本体310の概略側面図であり、図9においては、必要な個所のみ表示し、その他の部分は省略されている。
第1実施の形態の支持ピン60によって支持される係合ブラケット15は、ゲート本体10の高さ方向の一ヶ所に一対設けられていたのに対し、第3実施の形態の支持ピン360によって支持される係合ブラケット315は、ゲート本体310の高さ方向の異なる位置に複数対設けられている。なお、上記した第1実施の形態と同一の部分には同一の符号を付して、その説明は省略する。
ゲート本体310の側面にゲート本体310の高さ方向における複数の位置で係合ブラケット315を突設することにより、ゲート本体310のフロア2a上面からの高さを変えることができる。即ち、係合ブラケット315はフロア2aの上面で支持ピンによって支持されるため、支持ピン360に係合する係合ブラケット315を変更することで、ゲート室2に収容されるゲート本体310のフロア2a上面からの高さを変更することができる。
このようにゲート本体310のフロア2a上面からの高さを変えることができるので、ゲート本体310の上部から突設した係合ブラケット315と支持ピン360とを係合させた場合には、ゲート本体310のフロア2a上面からの高さを抑えることができるため、ゲート室2からゲート本体310の保守作業を行うことができ、保守作業性を向上させることができる。
以上、実施の形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記した実施の形態になんら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変更が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、支持ピンで支持されたゲート本体の下端を仕切壁の厚さ空間内の中央に位置させたが、必ずしもこの位置に位置させる必要はなく、例えば、ゲート本体の下端面と仕切壁の厚さ空間の下端と一致するように、係合ブラケットの支持部に、この支持部より上方に位置する段部を設けてもよい。この場合、仕切壁の厚さ空間を最大限利用できるので、ゲート室に収容されるゲート本体のフロアからの高さを最も低くでき、ゲート本体をゲート室に収容することができる。
また、ゲート本体の両側からブラケットを突設させたが、ゲート本体の前面と後面とからブラケットを突設させてもよい。この場合は、支持ピンをゲート本体の幅方向と長手方向を一致させて、支持ピン、移動装置及びリンク部材をゲート本体の前面及び後面に配設することになるので、ゲート本体の側方に、これらを配設するスペースを確保できない場合は有効である。
更に、リンク部材を移動装置によってゲート本体の幅方向に移動できればよいので、リンク部材の形状は、図4等に示す形状に限られない。従って、前側リンク部材を後側リンク部材と同様にL字型に形成してもよいし、後側リンク部材を前側リンク部材と同様に矩形状に形成してもよい。また、これらの形状に限定されず、移動装置によってゲート本体の幅方向に移動させることができれば、シリンダ及び支持ピン等の配置等によって、リンク部材の形状を適宜変更させてもよい。
また、本発明においては、リンク部材を油圧シリンダによって移動させたが、リンク部材を電動シリンダによって移動させてもよい。
本発明の第1実施の形態における引き上げ式ゲートのゲート本体をゲート室 に配設した状態を示す図である。 第1実施の形態における引き上げ式ゲートの背面図である。 第1実施の形態における引き上げ式ゲートのIII−III線における断面 図である。 図3のA部を拡大した図である。 第1実施の形態における引き上げ式ゲートの側面図ある。 第1実施の形態におけるゲート本体の昇降状態を示すゲート本体の概略側面 図である。 第2実施の形態における引き上げ式ゲートの概略側面図であって、図6(a )は、ゲート本体が完全に下降した状態を示し、図6(b)は、ゲート本体が上昇さ れてゲート室に収容されている状態を示している。 第2実施の形態における引き上げ式ゲートのVIII−VIII線における 一部概略断面図である。 第3実施の形態における引き上げ式ゲートのゲート本体の概略側面図である。 従来の技術における引き上げ式ゲートのゲート本体の概略側面図であり、 (a)は、ゲート本体が完全に下降した状態を示し、(b)は、ゲート本体が上昇されてゲート室内に収容されている状態を示している。
1,101 引き上げ式ゲート(昇降式ゲート)
2 ゲート室
3 軌道室
4 仕切壁
5 空間
10,210,310 ゲート本体
15,215,315 係合部材(係合ブラケット)
20,220 ローラ
21,210 ローラ軸
30 ガイドフレーム
31,231 上部ガイドフレーム
32 下部ガイドフレーム
40 支持枠(支持枠部材)
50 昇降装置
60,260,360 支持部材(支持ピン)
70,270 移動装置

Claims (4)

  1. 軌道が形成される軌道室を開放または閉鎖するゲート本体と、前記軌道室を閉鎖する場合には前記ゲート本体を下降させ逆に前記軌道室を開放する場合には前記ゲート本体を上昇させて前記軌道室の上方に設けられたゲート室へ前記ゲート本体を収容する昇降装置と、その昇降装置により上昇され前記ゲート室へ収容されたゲート本体を支持して前記軌道室の開放状態を維持すると共に前記ゲート本体が前記軌道室へ落下することを防止する支持部材とを備えた昇降式ゲートにおいて、
    前記支持部材で支持されたゲート本体の下端が前記軌道室と前記ゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するように、前記ゲート本体の下端より上方位置においてそのゲート本体に突設されると共に前記支持部材と係合する係合部材を備え、
    前記係合部材は、前記ゲート本体の両側にそれぞれ突設されて一対設けられ、
    前記支持部材は、前記ゲート本体の両側方にそれぞれ設けられると共にそのゲート本体の厚さ方向に延伸する一対の軸部材として構成され、
    前記ゲート本体の両側方において、その一対の軸部材をそれぞれ前記ゲート本体の幅方向に移動して、その一対の軸部材と前記一対の係合部材とを係合し或いは係合解除させる移動装置を備え、
    前記ゲート本体の両側であって高さ方向における複数の異なる位置にそれぞれ一対ずつ突設された複数のローラ軸と、
    その複数のローラ軸にそれぞれ回転自在に軸支された複数のローラと、
    前記ゲート本体の両側方において上下方向に配設され、前記複数のローラの転動を上下方向に案内するガイドフレームとを備え、
    前記一対の係合部材は、それぞれ前記ゲート本体の両側であって前記複数のローラ軸の間に突設されると共に、前記ゲート本体から前記ガイドフレームの外方まで延伸され、その延伸された先端部において前記一対の支持部材と係合するものであることを特徴とする昇降式ゲート。
  2. 軌道が形成される軌道室を開放または閉鎖するゲート本体と、前記軌道室を閉鎖する場合には前記ゲート本体を下降させ逆に前記軌道室を開放する場合には前記ゲート本体を上昇させて前記軌道室の上方に設けられたゲート室へ前記ゲート本体を収容する昇降装置と、その昇降装置により上昇され前記ゲート室へ収容されたゲート本体を支持して前記軌道室の開放状態を維持すると共に前記ゲート本体が前記軌道室へ落下することを防止する支持部材とを備えた昇降式ゲートにおいて、
    前記支持部材で支持されたゲート本体の下端が前記軌道室と前記ゲート室とを区画する仕切壁の厚さ空間内に位置するように、前記ゲート本体の下端より上方位置においてそのゲート本体に突設されると共に前記支持部材と係合する係合部材を備え、
    前記係合部材は、前記ゲート本体の両側にそれぞれ突設されて一対設けられ、
    前記支持部材は、前記ゲート本体の両側方にそれぞれ設けられると共にそのゲート本体の厚さ方向に延伸する一対の軸部材として構成され、
    前記ゲート本体の両側方において、その一対の軸部材をそれぞれ前記ゲート本体の幅方向に移動して、その一対の軸部材と前記一対の係合部材とを係合し或いは係合解除させる移動装置を備え
    前記ゲート本体の両側であって高さ方向における複数の異なる位置にそれぞれ一対ずつ突設された複数のローラ軸と、
    その複数のローラ軸にそれぞれ回転自在に軸支された複数のローラと、
    前記ゲート本体の両側方において上下方向に配設され、前記複数のローラの転動を上下方向に案内するガイドフレームとを備え、
    前記一対の係合部材は、前記ゲート本体の両側に突設された一対のローラ軸によって構成されると共に、そのローラ軸に軸支されるローラを貫通して前記ガイドフレームの外方まで延伸され、その延伸された先端部において前記一対の支持部材と係合するものであることを特徴とする請求項1記載の昇降式ゲート。
  3. 前記一対の係合部材は、前記ゲート本体の高さ方向の異なる位置に複数対設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の昇降式ゲート。
  4. 前記ガイドフレームは、前記昇降装置が支持される支持枠部材に連結されると共に前記ゲート室に配設される上部ガイドフレームと、その上部ガイドフレームに連結されると共に前記軌道室に配設される下部ガイドフレームとを有して構成されることを特徴とする請求項からのいずれかに記載の昇降式ゲート。
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