JP5594939B2 - 扉装置 - Google Patents
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Description
さらには、前記従来のものにおいて大開口を形成する場合では、戸袋とスライド扉体との戸先側部位を、上枠、あるいは、上框から外した状態で開放することになるため、戸袋とスライド扉体扉は、戸先側部位を上枠、あるいは、上框に対して係脱自在な構成にしなければならないが、該構成が複雑になるという問題もあり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、スライド扉体は、開閉装置により自動的に開閉作動する自動扉に構成されている請求項1に記載の扉装置である。
請求項2の発明とすることにより、自動扉にも採用することができる。
図面において、1は建築物(躯体)の開口部に設けられた扉装置であって、該扉装置1を構成する戸袋2は、通常使用状態では、図1(A)において左側となる戸尻側に位置して開口部の戸尻側半部を常時閉鎖しており、左右方向の移動が規制されるように構成されている。
一方、戸袋2の屋内側に配設されるスライド扉体3は、左右方向のスライド移動が自在な状態で配設されており、通常使用状態では、戸袋2に積層状となって開口部の戸先側半部を開放する開放姿勢と、戸袋2に沿う左右方向のスライド移動を行い、開口部の戸先側半部を閉鎖する閉鎖姿勢とに変姿するように構成されている。
一方、戸袋2とスライド扉体3との上端部が対向する躯体開口部上方には、スライド扉体3を吊持して左右方向に移動案内するための走行レール5が設けられている。
また、戸袋用左右縦框9、10のうち、戸袋用右縦框10の上端部には枢支ピン10cが相対回転自在な状態で上方に向けて突設されており、これら枢支ピン10cの上端部にそれぞれ折畳み作動用ユニット10dが設けられている。尚、折畳み作動用ユニット10dは、屋内外一対の折畳み用ローラ10eが左右に隣接して設けられている。
ここで、前記連結体8は、戸袋用左右パネル体6、7を連結する場合と、スライド扉体用左右パネル体12、13を連結する場合とで、屋内外方向反転して設けられるように構成されており、これによって、戸袋2は連結体8が屋外側に突出する状態で折畳まれ、スライド扉体3は連結体8が屋内側に突出する状態で折畳まれるように構成されている。
また、スライド扉体用左右縦框14、15の各上端部には枢支ピン14c、15cが相対回転自在な状態で上方に向けて突設されており、これら枢支ピン14c、15cの上端部にそれぞれ折畳み作動用ユニット14d、15dが設けられており、これら折畳み作動用ユニット14d、15dには、それぞれ屋内外一対の折畳み用ローラ14e、15eが左右に隣接して設けられている。
また、戸尻側の折畳み作動用ユニット14dは、レール片16cの左右方向両端部から抜止めされるように構成されている。
因みに、図5から明らかなように、開口部の上部に固定される戸袋用上框11の屋内外両側の下面と、開口部の上部に左右方向移動自在に吊持されるスライド扉体用上框16の屋内外両側の下面とは、全て同じ高さに設定されており、さらに、これら戸袋用上框11、スライド扉体用上框16にそれぞれ吊持される戸袋用パネル体6、7とスライド扉体用パネル体12、13との各屋内外両側の上面は、戸袋用上框11とスライド扉体用上框16との各屋内外両側の下面に対して間隔を存して同じ高さに設定されている。
一方、前記壁面の戸尻側端部には、電動モータを備えた開閉機18が設けられており、該開閉機18の駆動に基づいて駆動プーリ18aが正逆回転するように構成されている。さらに、壁面の戸先側端部には従動プーリ18bが設けられており、これら駆動プーリ18aと従動プーリ18bとの間に駆動ベルト18cが懸回されており、開閉機18の駆動に伴い駆動プーリ18aの正逆回転がなされると、駆動ベルト18cが両プーリ18a、18b間を回転変位するように構成されている。そして、前記駆動ベルト18cに連結されたジョイント部材18dは、戸先側の走行ローラユニット17の支持金具17bに連結されており、これによって、開閉機18の駆動に伴い駆動ベルト18cが変位すると、走行ローラユニット17が強制変位せしめられ、スライド扉体3を全閉姿勢と全開姿勢とにスライド移動(開閉作動)させるように構成されている。尚、開閉機18によるスライド扉体3の開閉作動において、開閉機18には、通行者検知、障害物検知等、適宜検知に基づく駆動制御がなされることは、汎用の自動扉と同様であり、ここでの説明は省略する。
尚、19は、スライド扉体3の戸先側に設けた施錠装置であって、スライド扉体3の全閉姿勢で施錠するように構成されている。
前記第二の実施の形態ものは、戸袋20とスライド扉体21とが、両者とも屋内側に突出する状態で折畳まれる構成となっていること以外は前記第一の実施の形態と同様に構成されている。このように、戸袋とスライド扉体との折畳み方向は、設置条件にあわせて適宜変化させることが可能である。
2 戸袋
3 スライド扉体
6 戸袋用左パネル体
8 連結体
8b 落し錠装置
9 戸袋用左縦框
10d 折り畳み作動用ユニット
11 戸袋用上框
11c レール片
12 スライド扉体用左パネル体
14 スライド扉体用左縦框
14d 折り畳み作動用ユニット
16 スライド扉体用上框
17 走行ローラユニット
18 開閉機
Claims (2)
- 建築物の開口部の戸尻側半部に設けられる戸袋と、該戸袋に沿って左右方向にスライド移動して開口部の戸先側半部を開閉するスライド扉体とを備えた扉装置において、前記戸袋とスライド扉体とを、それぞれ少なくとも二枚のパネル体を連結体を介して揺動自在に連結して折畳み自在に構成するにあたり、前記戸袋は、開口部の上部に固定される戸袋用上框と、前記連結体を介して折り畳み自在に構成される少なくとも二枚の戸袋用パネル体と、これら戸袋用パネル体を戸袋用上框に対して折り畳み可能な状態で左右方向移動自在に吊持するべく戸袋用上框に設けた戸袋用レール片および戸袋用パネル体に設けられて戸袋用レール片を走行する戸袋用折畳みローラと、戸袋用パネル体を戸袋用上框に対して折り畳みを規制するための戸袋用姿勢規制手段とを備えて構成される一方、前記スライド扉体は、開口部の上部に設けられた走行レールに走行ローラを介して左右方向移動自在に吊持されるスライド扉体用上框と、前記連結体を介して折り畳み自在に構成される少なくとも二枚のスライド扉体用パネル体と、これらスライド扉体用パネル体をスライド扉体用上框に対して折り畳み可能な状態で左右方向移動自在に吊持するべくスライド扉体用上框に設けたスライド扉体用レール片およびスライド扉体用パネル体に設けられてスライド扉体用レール片を走行するスライド扉体用折畳みローラと、スライド扉体用パネル体をスライド扉体用上框に対して折り畳みと左右移動とを規制するためのスライド扉体用姿勢規制手段とを備えて構成されると共に、前記開口部の上部に固定される戸袋用上框の屋内外両側の下面と開口部の上部に左右方向移動自在に吊持されるスライド扉体用上框の屋内外両側の下面とは全て同じ高さに設定され、さらに、これら戸袋用上框、スライド扉体用上框にそれぞれ吊持される戸袋用パネル体とスライド扉体用パネル体との各屋内外両側の上面は、戸袋用上框とスライド扉体用上框との各屋内外両側の下面に対して間隔を存して同じ高さに設定されている扉装置。
- スライド扉体は、開閉装置により自動的に開閉作動する自動扉に構成されている請求項1に記載の扉装置。
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