JP3077112U - 水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置 - Google Patents

水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置

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JP3077112U
JP3077112U JP2000007493U JP2000007493U JP3077112U JP 3077112 U JP3077112 U JP 3077112U JP 2000007493 U JP2000007493 U JP 2000007493U JP 2000007493 U JP2000007493 U JP 2000007493U JP 3077112 U JP3077112 U JP 3077112U
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cylinder
driving
oil
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勝 武内
彰 相坂
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Hanshin Engineering Co Ltd
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Hanshin Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置を、付帯
設備と一体化し、部品点数の削減をはかると共に、その
設置作業性の向上をはかる。また、送油管路を短くし、
作動油量を減らすと共に、エネルギーロスの削減をはか
る。 【解決手段】水門や樋門の扉体を駆動するシリンダ装置
1を、シリンダ2の外側に油タンク3a,3bが設けら
れた二重構造とし、この油タンク3a,3b内の作動油
をシリンダ2内に圧送するための油圧ポンプや、この油
圧ポンプ4を駆動するモータ5、および送油方向を切り
換える電磁バルブなどの付帯設備を、外側の外筒体4の
外部に一体的に取り付けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、水門や樋門の扉体を油圧駆動するためのシリンダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、水門や樋門の扉体を駆動するシリンダ31は、図5に示すように水門の ピアなどの固定建造物(図示せず)上に固定されるトラニオン架台30で、縦横 方向に揺動可能に、ほぼ垂直下向きに支持されており、下方に突出したピストン ロッド32の下端に、連結軸33を介して扉体34を揺動可能に吊支するように なっていた。そして、このシリンダ31内に図示しない油圧ポンプから作動油を 供給することにより、ピストンロッド32を出没駆動し、このことで吊支した扉 体34を昇降させ、水門や樋門を開閉するようにしていた。
【0003】 そのため、このトラニオン架台30近傍の適所には、別途、油圧ポンプ(図示 せず)が設置され、この油圧ポンプとシリンダ31が切換弁(図示せず)を介し て配管接続されていた。また、この油圧ポンプの近傍には、その駆動用のモータ (図示せず)や、シリンダに供給する作動油を貯留するための油タンク(図示せ ず)などが設置されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述した従来の水門や樋門の扉体を駆動するシリンダ装置では、扉体を駆動す るシリンダの近傍に、別途、油圧ポンプや油タンクを設置し、しかもそれぞれを 配管で接続すると共に、その途中に切換弁も取り付けなくてはならず、その据え 付け作業が煩わしく、作業能率も悪いという問題点があった。
【0005】 さらに、このようにシリンダと油圧ポンプおよび油タンクを配管で接続してい るので、その接続部分から油漏れを生じるおそれがあると共に、送油管路が長い ため、多量の作動油量を必要とし、かつ送油時のエネルギーロスも大きいという 問題点もあった。
【0006】 本考案は、上記従来の水門や樋門の扉体駆動用のシリンダ装置が有していた問 題点の解決を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の問題点を解決するために本考案のうち、請求項1記載の考案は、水門や 樋門の扉体に連結されたピストンロッドの出没動作により該扉体を駆動するよう にした水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置において、ピストンロッドに連結さ れたピストンを摺動可能に密嵌したシリンダを外筒体で覆い、両者間を作動油を 貯留するための油タンクとし、この油タンクからシリンダ内に作動油を圧送する 油圧ポンプと、油圧ポンプを駆動するモータ、および作動油の圧送方向を切り換 える電磁バルブを、前記外筒体の外部に一体的に取り付けたことを特徴とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、水門や樋門の扉体に連結されたピストンロッドの出没 動作により該扉体を駆動するようにした水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置に おいて、ピストンロッドに連結されたピストンを摺動可能に密嵌したシリンダを 外筒体で覆い、両者間を作動油を貯留するための油タンクとし、この油タンクか らシリンダ内に作動油を圧送する油圧ポンプと、油圧ポンプを駆動するモータ、 および作動油の圧送方向を切り換える電磁バルブを、前記外筒体の外部に一体的 に取り付け、かつ、前記ピストンまたはピストンロッドの所定位置にマグネット を固定すると共に、シリンダーの後部にこのマグネットの位置を検出することに より、ピストンロッドの先端位置を検出するセンサを設けたことを特徴とする。
【0009】
【考案の実施の形態】
以下、本考案を図示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
【0010】 図1は、本考案に係る水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置1の要部切欠側面 図である。図示したように、このシリンダ装置1は、一端からピストンロッド7 が突出したシリンダ2を外筒体4で覆い、この外筒体4の内側をシリンダ2への 作動油を貯留するための油タンク3a,3bとした二重構造となっており、その 外側には、作動油を圧送するための油圧ポンプ(図示せず)や、この油圧ポンプ を駆動するモータ5、および作動油の圧送方向を切り換える電磁バルブ(図示せ ず)などの付帯設備が、一体的に設けられている。なお、上記油圧ポンプや電磁 バルブは、外筒体4に固定されたケーシング6に内装されている。
【0011】 上記シリンダ2は、供給される作動油の送り方向を逆にすることにより、ピス トンロッド7が出没する方向に駆動される復動式のものであり、ケーシング6に 内装された油圧ポンプは、シリンダ2の内部に摺動可能に密嵌されたピストン8 の前側と後側に形成される送油室9,10に連通するように、それぞれ開口2a ,2bから油タンク3a,3bを介して連続するように、取り付けられている。
【0012】 なお、図示していないが、ピストンロッド7の先端には、挿通孔を有する先端 金具が取り付けられており、この挿通孔に連結軸を係合させることにより、後述 する水門や樋門の扉体を、連結するようにしている。
【0013】 本考案の水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置1は、上記の構成を有している 。
【0014】 上記構成を有する本考案のシリンダ装置1は、従来のものと同様に、図2〜3 に示すように縦横方向に揺動可能に保持するトラニオン架台30を介して水門や 樋門の堅牢な上位個所に、ほぼ垂直下向きに取り付けられ、ピストンロッド7の 先端金具を挿通した連結軸で扉体20(または21)の上端に連結され、この扉 体20(または21)を吊り下げ支持するようにしている。
【0015】 そして、このシリンダ装置1に一体的に設けられた油圧ポンプを作動させ、油 タンク3内の作動油をシリンダ2内に送り込むことにより、ピストンロッド7を 駆動し、その先端金具に連結された扉体20(または21)を駆動するものであ る。なお、この扉体20(または21)の開閉方向の動きの切り換えは、ケーシ ング6に内装された電磁バルブ(図示せず)で、油圧ポンプ(図示せず)からの 送油方向を切り換えることによりなされる。
【0016】 以上のようにして本考案の水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置1は、作動し 、水門や樋門の開閉に使用されるものである。
【0017】 なお、図1において符号11は、シリンダ2の後部(図1において右側)に取 り付けられたセンサを示す。このセンサ11は、シリンダ2の内部に位置したピ ストン8またはピストンロッド7に固定された図示しないマグネットの位置を、 ピストンロッド7に貫入したプローブで検出するものであり、このことでピスト ンロッド7の出没状態(先端位置)を検出するようになっている。
【0018】 そして、このようにシリンダ装置1にピストンロッド7の先端位置を検出する センサ11を設ければ、ピストンロッド7の動きに伴って駆動される扉体20( または21)の位置が、容易かつ正確に検出することができ、その検出値に基づ きモータ5を駆動制御することとすれば、扉体20(または21)の開閉制御が より正確に行えることとなり、望ましい。さらにまた、図4に示すように複数の シリンダ装置1で扉体22を駆動するようにしたものにあっては、その同調制御 も簡単にはかられることとなるものである。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように本考案のうち、請求項1記載の考案は、水門や樋門の扉体 を駆動するシリンダを外側に油タンクが設けられた二重構造とし、このシリンダ を駆動するための油圧ポンプやサーボモータなどの付帯設備をコンパクトに一体 化して取り付けたので、部品点数が削減され、設置作業現場での作業が簡素化さ れる。また、配管の接続作業も不要で、能率的に作業が行えると共に、その接続 部分からの油漏れのおそれもなくなる。さらに、従来のものに比し、送油用の管 路が短くなるので、必要な作動油量が削減されると共に、送油時のエネルギーロ スも少なくなり、省資源になると共に、小型のモータの使用が可能となり、一層 、装置のコンパクト化がはかられるという効果がある。
【0020】 請求項2記載の考案は、ピストンまたはピストンロッドの所定位置にマグネッ トを固定すると共に、シリンダーの後部にこのマグネットの位置を検出するセン サを設けたので、請求項1記載の考案の効果に加え、扉体の位置の検出が、容易 かつ正確に行え、その開閉制御がより正確に行えることとなる。さらに、複数の シリンダ装置を用いた場合には、その同調制御が簡単になるという効果が得られ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る水門や樋門の扉体駆動用シリンダ
装置の要部切欠側面図である。
【図2】図1に示したシリンダ装置の設置例を示す斜視
図である。
【図3】図1に示したシリンダ装置の他の設置例を示し
た斜視図である。
【図4】図1に示したシリンダ装置のさらに他の設置例
を示した斜視図である。
【図5】従来例を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 シリンダ装置 2 シリンダ 2a,2b 開口 3a,3b 油タンク 4 外筒体 5 モータ 6 ケーシング 7 ピストンロッド 8 ピストン 9,10 送油室 11 センサ 20,21,22 扉体 30 トラニオン架台

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水門や樋門の扉体に連結されたピストン
    ロッドの出没動作により該扉体を駆動するようにした水
    門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置において、 ピストンロッドに連結されたピストンを摺動可能に密嵌
    したシリンダが外筒体で覆われ、両者間が作動油を貯留
    するための油タンクとされ、この油タンクからシリンダ
    内に作動油を圧送する油圧ポンプと、油圧ポンプを駆動
    するモータ、および作動油の圧送方向を切り換える電磁
    バルブが、前記外筒体の外部に一体的に取り付けられた
    ことを特徴とする水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装
    置。
  2. 【請求項2】 水門や樋門の扉体に連結されたピストン
    ロッドの出没動作により該扉体を駆動するようにした水
    門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置において、 ピストンロッドに連結されたピストンを摺動可能に密嵌
    したシリンダが外筒体で覆われ、両者間が作動油を貯留
    するための油タンクとされ、この油タンクからシリンダ
    内に作動油を圧送する油圧ポンプと、油圧ポンプを駆動
    するモータ、および作動油の圧送方向を切り換える電磁
    バルブが、前記外筒体の外部に一体的に取り付けられ、
    かつ、前記ピストンまたはピストンロッドの所定位置に
    マグネットが固定されると共に、シリンダーの後部にこ
    のマグネットの位置を検出することにより、ピストンロ
    ッドの先端の位置を検出するセンサが設けられたことを
    特徴とする水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置。
JP2000007493U 2000-10-19 2000-10-19 水門や樋門の扉体駆動用シリンダ装置 Expired - Lifetime JP3077112U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017002667A (ja) * 2015-06-15 2017-01-05 株式会社ユーテック 水路開閉装置

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