JP2744999B2 - 水圧ハンマー装置 - Google Patents

水圧ハンマー装置

Info

Publication number
JP2744999B2
JP2744999B2 JP27872891A JP27872891A JP2744999B2 JP 2744999 B2 JP2744999 B2 JP 2744999B2 JP 27872891 A JP27872891 A JP 27872891A JP 27872891 A JP27872891 A JP 27872891A JP 2744999 B2 JP2744999 B2 JP 2744999B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
pressure chamber
water
water supply
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP27872891A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0586620A (ja
Inventor
義男 日笠
雅一 福若
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP27872891A priority Critical patent/JP2744999B2/ja
Publication of JPH0586620A publication Critical patent/JPH0586620A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2744999B2 publication Critical patent/JP2744999B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Placing Or Removing Of Piles Or Sheet Piles, Or Accessories Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、杭打ちに用いるピス
トン式水圧ハンマー装置、特にそのハンマーを昇降する
水圧シリンダとその制御機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の杭打ち用ピストン式ドロップハン
マーにおいては一般に油圧により昇降するピストンが用
いられているが、油圧式では万一配管系統等に漏れを生
じた場合に、杭打ち現場周辺に油汚染、特に現場が海上
である場合においては海水汚染の問題があり、さらにピ
ストンの上下の油圧室に油を流入、流出するための配管
系統及びその作動制御が複雑である上に、油は粘性が高
く流動抵抗が大きいために、シリンダーにおける油を流
入、流出によるピストン作動が円滑に行われ難いという
難点があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、油圧式に
よる油汚染、ピストン作動の円滑性に欠けるという課題
を解決することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、ピストン2
の下面に連結されたロッド3の先端に杭打ち用のハンマ
ー4を取付け、ピストン2の下側に圧力室5を構成した
メインシリンダ1と、中間に設けた隔壁10にスライド
自在に挿通されたロッド11の両端に第一ピストン12
及び第二ピストン13を取付け、前記第一ピストン12
と前記隔壁10との間に第一圧力室14を、また前記第
二ピストン13と前記隔壁10との間に第二圧力室15
を構成し、この隔壁10の近傍における前記第一圧力室
14及び第二圧力室15の周壁にそれぞれ第一給排水管
16及び第二給排水管17を接続し、さらに前記第一ピ
ストン12の先端側に第三圧力室18を構成し、この第
三圧力室を流路8を介して前記メインシリンダ1の圧力
室5に連通させ、この両圧力室5,18間に水を満たし
てなる複数のサブシリンダ7と、前記第一給排水管16
とポンプPにより水を圧送する送水管19との間に接続
した第一切換弁20と、前記第二給排水管17と前記第
一給排水管16の途中に接続された戻し管21との間に
接続した第二切換弁22と、第二給排水管17と第二切
換弁22を介してその開閉に拘らず連通するように接続
された排水管23と、前記第一及び第二切換弁20,2
2を交互に開閉作動させるための切換器24とを備えた
水圧ハンマーを提案するものである。
【0005】
【作用】切換器24を図3のように切り換えて第一切換
弁20を開放すると共に、第二切換弁22を閉鎖するこ
とにより、ポンプPにより圧送された水Sが送水管1
9,第一切換弁20、第一給排水管16を介してサブシ
リンダ7の第一圧力室14に流入し、第一ピストン12
をその先端側に前進作動して第三圧力室18内の水Sを
流路8を介してメインシリンダ1の圧力室5内に圧送
し、ピストン2と共にハンマー4を上昇させる。
【0006】このとき、サブシリンダ7の送水圧が比較
的低圧であっても、メインシリンダ1へ複数のサブシリ
ンダ7から水を圧送し、しかも各サブシリンダ7の第一
ピストン12はロッド11の取付部のない広い先端面で
水Sを加圧し、この圧力をロッド3の取付部で面積を狭
められたピストン2の後端面に作用するため、強力な圧
力でピストン2と共に重量のあるハンマー4を上昇させ
ることができる。
【0007】なお、サブシリンダ7の第一ピストン12
の前進に伴って第二ピストン13も前進し、これによっ
て加圧された第三圧力室15内の水は第二給排水管17
から第二切換弁22を介して連通している排水管23に
より排水槽等に排出される。
【0008】このようにしてハンマー4を上昇させた
後、切換器24を図3と逆側に切り換え、第一切換弁2
0を閉鎖すると共に、第二切換弁22を開放すると、ハ
ンマー4がその重力により下降し、ピストン2により圧
力室5内の水Sをサブシリンダ7の第三圧力室18内に
戻すことにより、第一ピストン12が後退作動して第一
圧力室14内の水は第一給排水管16、戻し管21、第
二切換弁22を介して排出され、さらにこの水を同時に
後退作動する第二ピストン13により負圧を生じた第二
圧力室15内に流入させ、第二ピストン13を後退方向
に加圧して第一ピストン12を円滑に後退作動させる結
果、ハンマー4を急速に下降させることが可能となる。
【0009】各シリンダ1,7の作動に用いる作動媒体
は流動抵抗の小さい水であるため、送排水の流動性がよ
く、ピストン作動が円滑に行われると共に、シリンダ
1,7間に水を交互に送排水し、一部は外部に排出する
ため、ピストン作動時に発生する熱が効果的に排熱され
てメインシリンダ1の過熱が防止され、さらに用いた水
を排出したり、漏出しても環境汚染の心配がない。
【0010】
【実施例】メインシリンダ1のピストン2の下面に連結
されたロッド3の先端には、杭打ち用のハンマー4が取
付けられ、ピストン2の下側の圧力室5における下部周
壁に給排水口6が設けられ、この給排水口6に複数のサ
ブシリンダ7に連通する流路8が連結されている。
【0011】各サブシリンダ7は、その一端部に設けた
給排水口9に流路8が連結され、他端部は大気に連通し
ており、中間部の内部には隔壁10が設けられ、この隔
壁10にスライド自在に挿通されたロッド11の両端に
第一及び第二ピストン12,13が取付けられている。
【0012】各サブシリンダ7には、第一ピストン12
と隔壁10との間に第一圧力室14が、また第二ピスト
ン13と隔壁10との間に第二圧力室15が構成され、
この隔壁10の近傍における各圧力室14,15の周壁
にはそれぞれ第一給排水管16及び第二給排水管17が
接続され、さらに第一ピストン12と給排水口9との間
に第三圧力室18が構成され、この第三圧力室18とこ
れに流路8を介して連通するメインシリンダ1の圧力室
5には常時水Sが満たされている。
【0013】第一圧力室14に通ずる第一給排水管16
には送水管19が第一切換弁20を介して接続され、ま
た第二圧力室15に通ずる第二給排水管17には第一給
排水管16の途中に接続された戻し管21が第二切換弁
22を介して接続され、さらにこの第二給排水管17は
第二切換弁22を介してその開閉に拘らず排水管23に
連通している。
【0014】第一切換弁20及び22は、切換器24の
所定時間毎の切り換え作動によって交互に開閉され、こ
れによってサブシリンダ7とメインシリンダ1との間に
水Sを流通させてハンマー4を上下動するようになって
いる。
【0015】いま、切換器24を図3のように切り換え
て第一切換弁20を開放すると共に、第二切換弁22を
閉鎖すると、ポンプPにより圧送された水Sが送水管1
9,第一切換弁20、第一給排水管16を介してサブシ
リンダ7の第一圧力室14に流入し、第一ピストン12
を前進作動して第三圧力室18内の水Sを流路8を介し
てメインシリンダ1の圧力室5内に圧送し、ピストン2
と共にハンマー4を上昇させる。
【0016】このとき、サブシリンダ7の第一ピストン
12はロッド11の取付部のない広い先端面で水Sを加
圧し、この圧力をロッド3取付部で面積を狭められたピ
ストン2の後端面に作用するため、強力な圧力でピスト
ン2と共にハンマー4を上昇させることができる。
【0017】なお、サブシリンダ7の第一ピストン12
の前進にともなって第二ピストン13も前進し、これに
よって加圧された第三圧力室15内の水は第二給排水管
17から第二切換弁22を介して連通している排水管2
3により排水槽等に排出される。
【0018】このようにしてハンマー4を上昇させた
後、切換器24を図3と逆側に切り換え、第一切換弁2
0を閉鎖すると共に、第二切換弁22を開放すると、ハ
ンマー4がその重力により下降し、ピストン2により圧
力室5内の水Sをサブシリンダ7の第三圧力室18内に
戻すことにより、第一ピストン12が後退作動して第一
圧力室14内の水は第一給排水管16、戻し管21、第
二切換弁22を介して排出され、さらにこの水を同時に
後退作動する第二ピストン13により負圧を生じた第二
圧力室15内に流入させ、第二ピストン13を後退方向
に加圧して第一ピストン12を円滑に後退作動させる結
果、ハンマー4を急速に下降させることが可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上の通りこの発明によれば、ハンマー
を昇降作動するシリンダの作動媒体として水を用いるの
で、油のように環境汚染の心配がないため、配管系統の
事故等に際しても安全であると共に、流動抵抗が小さい
ためシリンダにおける流入、流出が極めて円滑で、油圧
のようにハンマー上部に加圧室を設ける必要がなく、配
管及びサブシリンダの作動ための給排水制御の切換弁機
構等を簡素化し、またハンマーの昇降作動も円滑かつ迅
速化して杭打ち作業の能率を向上させることが可能とな
る。
【0020】また、サブシリンダの送水圧が比較的低圧
であっても、メインシリンダへ複数のサブシリンダから
水を圧送し、しかも各サブシリンダの第一ピストンはそ
のロッドの取付部のない広い先端面で水を加圧し、この
圧力をロッドの取付部で面積を狭められたメインシリン
ダのピストンの後端面に作用するため、強力な圧力でピ
ストンと共に重量のあるハンマーを上昇させることがで
き、またメインシリンダとサブシリンダ間に水を交互に
送排水し、一部は外部に排出するため、ピストン作動時
に発生する熱を効果的に排熱してメインシリンダの過熱
を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の装置の概要を示す縦断正面図。
【図2】この発明の装置におけるハンマーの上昇状態を
示す縦断正面図。
【図3】この発明の装置におけるハンマーの下降状態を
示す縦断正面図
【符号の説明】
1 メインシリンダ 2 ピストン 3 ロッド 4 ハンマー 5 圧力室 6 給排水口 7 サブシリンダ 8 流路 9 給排水口 10 隔壁 11 ロッド 12 第一ピストン 13 第二ピストン 14 第一圧力室 15 第二圧力室 16 第一給排水管 17 第二給排水管 18 第三圧力室 19 送水管 20 第一切換弁 21 戻し管 22 第二切換弁 23 排水管 24 切換器 P ポンプ S 水

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストンの下面に連結されたロッドの先
    端に杭打ち用のハンマーを取付け、ピストンの下側に圧
    力室を構成したメインシリンダと、中間に設けた隔壁に
    スライド自在に挿通されたロッドの両端に第一ピストン
    及び第二ピストンを取付け、前記第一ピストンと前記隔
    壁との間に第一圧力室を、また前記第二ピストンと前記
    隔壁との間に第二圧力室を構成し、この隔壁の近傍にお
    ける前記第一及び第二圧力室の周壁にそれぞれ第一給排
    水管及び第二給排水管を接続し、さらに前記第一ピスト
    ンの先端側に第三圧力室を構成し、この第三圧力室を流
    路を介して前記メインシリンダの圧力室に連通させ、こ
    の両圧力室間に水を満たしてなる複数のサブシリンダ
    と、前記第一給排水管とポンプにより水を圧送する送水
    管との間に接続した第一切換弁と、前記第二給排水管と
    前記第一給排水管の途中に接続された戻し管との間に接
    続した第二切換弁と、第二給排水管と第二切換弁を介し
    てその開閉に拘らず連通するように接続された排水管
    と、前記第一及び第二切換弁を交互に開閉作動させるた
    めの切換器とからなることを特徴とする水圧ハンマー装
    置。
JP27872891A 1991-09-30 1991-09-30 水圧ハンマー装置 Expired - Lifetime JP2744999B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27872891A JP2744999B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 水圧ハンマー装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27872891A JP2744999B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 水圧ハンマー装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0586620A JPH0586620A (ja) 1993-04-06
JP2744999B2 true JP2744999B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=17601375

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27872891A Expired - Lifetime JP2744999B2 (ja) 1991-09-30 1991-09-30 水圧ハンマー装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2744999B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101327392B1 (ko) * 2012-06-14 2013-11-08 (주)신우중공업 해머 상승 장치
CN102995639B (zh) * 2012-12-20 2014-10-15 湖南科技大学 一种环保节能型水压驱动式打桩机

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0586620A (ja) 1993-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3231771B2 (ja) エネルギ回収装置
JP4685384B2 (ja) 内部プッシュロッドを有するシリンダ
AU2017204033B2 (en) Apparatus for recuperating hydraulic energy with energy-efficient replenishment of the rod sides of differential cylinders and simultaneous pressure intensification
US5638616A (en) Oil supply mechanism in a deep excavator
SU639438A3 (ru) Устройство дл управлени подъемом и опусканием стрелы крана
US5218897A (en) Hydraulic circuit apparatus for operating work-implement actuating cylinders
SK54494A3 (en) Electrohydraulic machine
JPH03503736A (ja) 油圧管システム又は類似システムの洗浄装置
JP2744999B2 (ja) 水圧ハンマー装置
EP1375758A4 (en) HYDRAULIC CONTROL CIRCUIT FOR A CREATING CYLINDER OF A CONSTRUCTION MACHINE
US8443827B2 (en) Controlling device for hydraulic consumers
JPH11230375A (ja) 再生回路を有する方向制御弁
US6327956B1 (en) Hydraulic control with improved regenerative valve apparatus and method
JPS5916563Y2 (ja) 閉回路のフラッシング回路
BR102016020653B1 (pt) Sistema gerador de força hidráulica
JP2513964Y2 (ja) プレス用油圧回路
JP3798882B2 (ja) ハンマーシャベル
US1867906A (en) Double-action pump
SU1686081A2 (ru) Гидросистема управлени самоходным скрепером
SU1161673A1 (ru) Гидропривод рабочего оборудовани фронтального ковшевого погрузчика
JP2003074296A (ja) 管推進機用土砂圧送ポンプの油圧制御装置
JPH0352269Y2 (ja)
SU150433A1 (ru) Насосно-аккумул торный гидравлический привод преимущественно подземного одноковшового экскаватора
KR200216753Y1 (ko) 저압 고출력 2단 유압실린더
JP3181187B2 (ja) 液圧式ゲート開閉装置