JP6548066B2 - Led素子搭載用リードフレーム、led素子搭載用樹脂付きリードフレーム及び半導体装置 - Google Patents

Led素子搭載用リードフレーム、led素子搭載用樹脂付きリードフレーム及び半導体装置 Download PDF

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Description

本発明は、LED素子搭載用リードフレーム、LED素子搭載用樹脂付きリードフレーム及び半導体装置に関する。
従来、LED素子を光源として用いる照明装置が、各種家電、OA機器、車両機器の表示灯、一般照明、車載照明、及びディスプレイ等に用いられている。このような照明装置の中には、リードフレームにLED素子を搭載することにより作製された半導体装置を含むものがある。
LED素子用の半導体装置に用いられるリードフレームには、枠体内に、個々の半導体装置に対応するパッケージ領域が、多列多段に、複数配置されたものがある。パッケージ領域は、LED素子を搭載するダイパッドと、LED素子とワイヤボンディングにより接続されるリード部とを有し、リードフレームには、ダイパッドとリードとが、規則的に配列される。特許文献1では、隣接するパッケージ領域のダイパッドとリード部が傾斜補強片により斜めに連結され、取り扱い時に変形が生じることを防止することが可能な、LED素子搭載用リードフレームが提案されている。
特開2012−191233号公報
しかしながら、このようなリードフレームは、傾斜補強片とこれに近接するダイパッドとの間隔や、傾斜補強片とこれに近接するリード部との間隔が狭くなっており、傾斜補強片と傾斜補強片に近接するダイパッド(またはリード部)が短絡するおそれがある。
本発明は、このような点を考慮してなされたものであり、傾斜補強片が形成されたリードフレームであっても、傾斜補強片と、傾斜補強片に近接するダイパッドまたはリード部との間隔が狭くなり、短絡することを防止することが可能な、信頼性の高い、LED素子搭載用リードフレームを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、LED素子搭載用リードフレームにおいて、多列多段に配置され、各々が、LED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含む多数のパッケージ領域を備え、一のパッケージ領域内のリード部と、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとが、傾斜補強片により連結され、一のパッケージ領域内のダイパッドまたは隣接する他のパッケージ領域内のリード部は、傾斜補強片と対向する角が切り欠かれているリードフレームを提供する。本発明の第2の態様は、LED素子搭載用リードフレームにおいて、多列多段に配置され、各々が、LED素子が搭載されるダイパッドと、ダイパッドに隣接するリード部とを含む多数のパッケージ領域とを備え、一のパッケージ領域内のリード部と、隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとが、傾斜補強片により連結され、一のパッケージ領域内のリード部または隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドは、傾斜補強片と隣接する角が切り欠かれているリードフレームを提供する。
本発明によれば、傾斜補強片と、傾斜補強片に近接するダイパッドまたはリード部との間隔が狭くなり、短絡することを防止することが可能な、信頼性の高いLED素子搭載用リードフレームを提供することができる。
本発明に係るリードフレームを示す全体平面図である。 図1のリードフレームのA部の部分拡大平面図である。 図1のリードフレーム裏面A部の部分拡大平面図である。 図2のリードフレームを示すB−B線断面図である。 本発明に係るリードフレームの変形例(変形例1)を示す部分拡大平面図である。 本発明に係るリードフレームの変形例(変形例2)を示す部分拡大平面図である。 図2のリードフレームを示すD−D線断面図である。 本発明に係るリードフレームにより作製された半導体装置を示す断面図である。 図8のリードフレームにより作製された半導体装置を示す平面図である。 本発明に係るリードフレームを製造する方法を示す図である。 本発明に係るリードフレームを用いて、リフレクタ付きリードフレームを製造する方法を示す図である。 本発明に係るリードフレームを用いて、半導体装置を製造する方法を示す図である。 本発明に係るリードフレームの他の実施形態(実施形態2)を示す部分拡大平面図である。 本発明に係るリードフレームの他の実施形態(実施形態3)を示す部分拡大平面図である。 本発明に係るリードフレームの他の実施形態(実施形態4)を示す部分拡大平面図である。 本発明に係るリードフレームの他の実施形態(実施形態5)を示す部分拡大平面図である。 本発明に係るリードフレームの他の実施形態(実施形態6)を示す部分拡大平面図である。 本発明に係るリードフレームの変形例を示す部分拡大平面図である。
以下、本発明を図示する実施形態に基づいて説明する。
A.LED素子搭載用リードフレーム
図1〜図4は、本実施形態のLED素子搭載用リードフレームの一例を示す説明図である。図1は、本実施形態のリードフレーム10のLED素子載置面(以下、表面または上面と呼ぶ)の全体平面図である。図2は、図1のA部拡大図である。図3は、外部配線基板接続面(以下、裏面または下面と呼ぶ)の平面図であり、図2の裏面図である。図4は、図2のB−B線における断面図である。
1.LED素子搭載用リードフレームの構成
まず、本実施形態のリードフレームの構成について説明する。図1に示すように、リードフレーム10は、矩形状の枠体13と、枠体13内に多列多段に配置された複数のパッケージ領域14からなる。
図2に示すように、2つの隣接するパッケージ領域14a、14bは、互いにダイシング領域15を介して接続されている。パッケージ領域14a、14bは、個々の半導体装置20を構成する領域に対応し、LED素子21が搭載されるダイパッド25a、25bと、ダイパッド25a、25bに隣接するリード部26a、26bを含む。同じパッケージ領域14内のダイパッド25とリード部26は離間し、リードフレーム10がパッケージ領域ごとに個片化された際に、互いに絶縁されるようになっている。ダイシング領域15は、後述する半導体装置の製造工程において、リードフレーム10をパッケージ領域ごとに切断する際に、ダイシングブレードが通過し、除去される領域に対応する。
図2において、ダイパッド25a、25b及びリード部26a、26bは、図示しない枠体13内に、それぞれ縦方向に一列に配置されている。縦(上下)方向とは、図2におけるY軸方向であり、これに対し横(左右)方向とは、図2におけるX軸方向である。本実施形態において、ダイパッド25a、25bは、それぞれリード部26a、26bよりも面積が広いが、これに限らず、ダイパッド25a、25bとリード部26a、26bとの面積が互いに同一であっても良い。あるいは、ダイパッド25a、25bの面積が、それぞれリード部26a、26bの面積よりも狭くても良い。
リードフレーム10の、上下に隣接する任意の二つのパッケージ領域14aと14bは、上方のパッケージ領域14aのリード部26aと、下方のパッケージ領域14bのダイパッド25bとが、ダイシング領域15に位置する傾斜補強片51cにより連結されている。傾斜補強片51cは、上述のダイパッド25a、25bの列及びリード部26a、26bの列の間に対して、傾斜して設けられている。
また、リード部26aとリード部26bは連結部52により、またダイパッド25aとダイパッド25bは連結部53により連結されている。さらに、リード部26a、リード部26bはそれぞれ、隣接する他のパッケージ領域14のダイパッド25と連結部54により連結されている。同様に、ダイパッド25a、ダイパッド25bはそれぞれ、隣接する他のパッケージ領域14のリード部26と連結部54により連結されている。
図2において、傾斜補強片51cは、リード部26aの角pとダイパッド25bの角qを連結している。また、傾斜補強片51cは、上方のパッケージ領域14aのリード部26aの連結部52と隣接した位置から、下方のパッケージ領域14bのダイパッド25bの連結部53から離間した位置へと延びている。
上方のパッケージ領域14aのダイパッド25aと、下方のパッケージ領域14bのリード部26bは、傾斜補強片51cと近接する位置関係にある。ダイパッド25aの傾斜補強片51cと対向する角には、切り欠き部Rが設けられている。また、リード部26bの傾斜補強片51cと対向する角には、切り欠き部Sが設けられている。すなわち、ダイパッド25aとリード部26bは矩形に形成されているが、これらの傾斜補強片51cと対向する角は、それぞれ三角形状に切り欠かれている。上述の切り欠き部とは、ダイパッド25及びリード部26を構成するリードフレーム部材のない部分である。
このようにリードフレーム10において、パッケージ領域14aのダイパッド25aとパッケージ領域14bのリード部26bは、傾斜補強片51cと対向する角が、ダイパッド25aの切り欠き部R及びリード部26bの切り欠き部Sにより、切り欠かれている。そのため、傾斜補強片51cと、傾斜補強片51cに近接するダイパッド25aとリード部26bとの間隔が狭くなることがない。したがって、これらが短絡するのを防止することができ、半導体装置の信頼性を向上することができる。
また、切り欠き部が形成されているので、同じパッケージ領域14内のダイパッド25とリード部26は、より近づけて配置することができる。したがって、半導体装置20を小型化することが可能である。
また、半導体装置は同じサイズとし、ダイパッド25とリード部26の平面形状をより大きく設計することも可能である。この場合、放熱性の良い半導体装置を作製することができる。また、ダイパッド25あるいはリード部26どちらか一方のみの平面形状を大きく設計しても良い。ダイパッド25を大きくする場合、LED素子をパッケージの中心に配置することが容易となり、LED素子からの光の放射方向を均一にすることができる。リード部26を大きくする場合、ワイヤボンディングの際にセキュリティーボンド、セキュリティーループ等を使用するための領域を確保することが容易となり、信頼性の高い半導体装置を得ることができる。
また、切り欠き部を設けることで、上下に隣接するパッケージ領域同士の間隔をより狭めることができる。したがって、リードフレーム10により多くのパッケージ領域14を配置し、製造効率の良いリードフレームを提供することができる。
さらに、傾斜補強片51cをより太くし、傾斜補強片の強度を向上させることができる。例えば、傾斜補強片51cの幅は、上述の連結部52、53、54の幅と同じか、あるいは連結部52、53、54の幅よりも太く設計することが可能である。
さらに、図2の例においては、ダイパッド25aとリード部26bは三角形状に切り欠かれており、切り口には直線が残っている。そのため、半導体装置20の製造過程においてリードフレーム10にリフレクタ樹脂を形成する際、傾斜補強片51c付近において、リードフレーム10間が局所的に狭くなる領域がなくなるため、樹脂が回り込み易く、樹脂成形をスムーズに行うことができる。切り口の直線が傾斜補強片51cと平行である場合は、特に樹脂が回り込みやすく、好ましい形態である。
さらに、図2においては、ダイパッド25とリード部26が同じ形状に切り欠かれている。そのため、同じパッケージ領域14内のリード部26の切り欠き部とダイパッド25の切り欠き部は、リード部26とダイパッド25の間隙の中心に対して点対称になる。例えば、パッケージ領域14b内において、リード部26bの切り欠き部Sとダイパッド25bの切り欠き部R´とは、リード部26bとダイパッド25bの間隙の中心に対して点対称に設けられている。そのため、半導体装置20の製造過程において、リード部26bとダイパッド25bの間にリフレクタ樹脂を形成する際、樹脂の流入経路が略直線状となるため、樹脂が回り込み易く、樹脂成形をスムーズに行うことができる。
また、図2においては、傾斜補強片51cは、リード部26aの連結部52と隣接した位置から、ダイパッド25bの連結部53から離間した位置へと延びているが、リード部26aのさらに右側、すなわち連結部52から離間した位置から伸びていても良い。リードフレームの変形防止に寄与する傾斜補強片51の効果は、傾斜補強片51が、リード部26やダイパッド25の連結部52、53から離れた位置から延びているほど大きい。しかし、このようなリードフレームは、傾斜補強片51とダイパッド25aまたはリード部26bとの間隔がより狭くなるため、本発明の切り欠き部を設けることが特に好ましい。
切り欠き部の形状は、図2の形状に限られず、他の形状とすることもできる。例えば、図5では、切り欠かれた後に残る切り口がカーブ形状に形成されている。この場合、傾斜補強片51c付近にリフレクタ樹脂がさらに回り込み易く、樹脂成形をよりスムーズに行うことができる。また、図6に示すように、ダイパッド25a及びリード部26bが矩形状に切り欠かれ、ダイパッド25a及びリード部26bの縦方向の長さが短くなる形態であっても良い。この場合には、樹脂成形時に、ダイパッド25aとリード部26bの間を流れる樹脂が、傾斜補強片51cの方向へと流動する際に、傾斜補強片51cに対して垂直方向から侵入しやすくなるため、流動方向が偏ることなく、樹脂の充填密度がより均一になる。
また、図2においては、ダイパッド25とリード部26の双方が切り欠かれているが、一方の端子のみが切り欠かれていても良い。さらに、リードフレーム10の一部のパッケージ領域内のダイパッド25またはリード部26のみが切り欠かれていても良い。
また、図2において示した、枠体13及び連結部52、53、54は、すべて設ける必要はなく、適宜選択して配置すれば良い。これらが設けられない形態であっても良い。
次に、リードフレーム10の裏面の形状について説明する。図4に示すように、リードフレーム10は、一定の厚みを有し、前述の構成に対応する貫通部と薄肉部が形成されている。薄肉部があるため、リードフレーム10の形状は表面と裏面とで異なっている。図3は、リードフレーム10の裏面の説明図であり、斜線部により表面側の形状も示されている。図3の斜線部は、表面側にはリードフレーム部材があるが、裏面側にはリードフレーム部材がない部分である。斜線部は、半導体装置20を製造する際に、リフレクタ23により埋設され、半導体装置20の裏面に露出しない。
図7(a)には、図2及び図3のD−D線、すなわち、傾斜補強片51cと、切り欠き部R、Sが設けられている部分の断面図を示した。図7(a)のように、リードフレーム10の傾斜補強片51cは、厚みが薄肉であり、リードフレーム10の表面側のみに設けられている。ダイパッド25とリード部26の裏面形状は矩形であり、裏面の外形は、切り欠き部R、Sが設けられた部分において、切り欠き部の切り口よりもダイパッド25及びリード部26の内側に位置している。したがって、切り欠き部R,Sの裏面側にもリードフレーム部材がないため、傾斜補強片51cとダイパッド25aまたはリード部26bとの間隔をより確実に広げることができる。
これに対し、ダイパッド25とリード部26の裏面の外形が、切り欠き部Rと切り欠き部Sが設けられた部分において、切り欠き部の切り口に一致する形態とすることもできる。すなわち、図2及び図3のD−D線におけるリードフレーム10の断面形状が図7(b)のような形態であっても良い。また、ダイパッド25とリード部26の裏面の外形が、切り欠き部R、Sが設けられた部分において、切り欠き部の切り口よりも突出する形態とすることもできる。すなわち、図2及び図3のD−D線におけるリードフレーム10の断面形状が図7(c)のような形態であっても良い。図7(c)では、切り欠き部R、Sは、ダイパッド25a及びリード部26bの表面側のみに設けられ、裏面側にはリードフレーム部材が残っている。しかし、前述のように、傾斜補強片51cはリードフレーム10の表面側のみに設けられるため、この形態においても、傾斜補強片51cと、傾斜補強片51cに近接するダイパッド25aとリード部26bが短絡するのを防止することが可能である。
ここまで、ダイパッド25とリード部26の裏面の外形について、切り欠き部R、Sが設けられている部分を説明したが、その他の部分は、図3のように、裏面の外形が表面の外形よりも内側に位置する形態に限られず、例えば、裏面の外形と表面の外形とが一致しても良い。
なお、図3においては、ダイパッド25及びリード部26の裏面形状は矩形であるため、半導体装置20を外部配線基板へ実装する際、はんだ等の塗布量を適正に制御でき、これを容易に行うことができるが、矩形に限定されず、リフレクタ23との密着性、実装する対象、放熱性等を考慮して、適宜様々な形状とすることができる。
2.LED素子搭載用リードフレームの部材
次に、本実施形態のリードフレームの部材について説明する。図4に示すように、リードフレーム10は、リードフレーム本体11と、リードフレーム本体11上に形成されためっき層12とからなる。
このうちリードフレーム本体11は、銅、銅合金、42合金(Ni40.5〜43%のFe合金)等の金属板からなり、前述のダイパッド25、リード部26、傾斜補強片51等に対応した貫通部と薄肉部を有する。金属板の厚みは、半導体装置の構成により異なるが、例えば0.05mm〜0.5mの範囲内である。
めっき層12のうち、表面に設けられためっき層12は、LED素子21からの光を反射する機能を有し、裏面のめっき層12は、はんだとの密着性を高める機能を有する。めっき層12は、例えば銀(Ag)の電解めっき層からなり、その厚みは、例えば、0.5μm〜20μmの範囲内である。図4において、めっき層12はリードフレーム本体11の表面及び裏面全体に形成されているが、これに限らず、表面あるいは裏面のみに形成されていても良く、またこれらの面の一部のみに形成されていても良い。
B.半導体装置
図8及び図9は、本発明のLED素子搭載用リードフレームを用いて作製された半導体装置の一例を示す説明図である。図8は、半導体装置20の断面図、図9は、半導体装置20を上方から見た際の平面図である。
1.半導体装置の構成
まず、本発明の半導体装置の構成について説明する。図8及び図9に示すように、半導体装置20は、個片化されたリードフレーム10と、リードフレーム10のダイパッド25に搭載されたLED素子21と、リードフレーム10のリード部26とLED素子21を電気的に接続するボンディングワイヤ(接続部)22と、リードフレーム10のLED素子載置面側に設けられ、LED素子21を囲む凹部を有するリフレクタ23と、LED素子を覆う封止樹脂24を有する。リフレクタ23は、リードフレーム10のダイパッド25とリード部26の間の貫通部、及び薄肉部にも形成されている。
2.半導体装置の部材
次に、本発明の半導体装置の部材について説明する。
LED素子21は、従来一般に用いられているLED(発光ダイオード)の素子であり、例えば、発光層がGaP、GaAs、GaAlAs、GaAsP、AlInGaP、またはInGaN等の化合物半導体単結晶からなり、発光波長として紫外光から赤外光が選択されているものを使用することができる。図8及び図9において、LED素子21は、半導体装置20に一つ搭載されているが、複数搭載されていても良い。また、ダイパッド25には、LED素子21の少なくとも一部分が搭載されていれば良く、例えば、LED素子21がダイパッド25とリード部26とに跨がるように搭載されていても良い。あるいは、ダイパッド25に少なくとも1つのLED素子21が搭載されるとともに、リード部26に少なくとも1つの他のLED素子21が搭載されていても良い。
LED素子21は、はんだまたはダイボンディングペーストを介して、ダイパッド25に搭載されている。ダイボンディングペーストとして、例えば、耐光性のあるエポキシ樹脂やシリコーン樹脂からなるものを使用することができる。
ボンディングワイヤ22として、例えば、導電性の良い材料、例えば金、銅、銀等のワイヤを使用することができる。図8及び図9において、ボンディングワイヤ22は、その一端がリード部26上に、他端がLED素子21の端子部21aに接続されているが、これに限られず、LED素子21とダイパッド25の電気的接続がLED素子の載置面でなされず、LED素子とダイパッド25もまたボンディングワイヤ22により接続されていても良い。また、前述のようにLED素子21を半導体装置20に複数搭載する場合、ボンディングワイヤもまた複数設けることができる。
リフレクタ23は、LED素子の発光を半導体装置20の外部方向へと反射する機能を有する。リフレクタ23の形状は、図8及び図9に示された形状に限られないが、前述の機能を考慮し、LED素子を囲む凹部を有することが好ましい。リフレクタ23は、例えば、熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を射出成形またはトランスファ成形し、得ることができる。
リードフレーム10の切り欠き部R、Sとリフレクタ23の凹部の大きさは、図9(a)のように、切り欠き部R、Sがリフレクタ23の凹部の底面に露出せず、リフレクタ23に覆われるよう設計することができる。この場合、リフレクタ23の凹部の底面に露出するダイパッド25とリード部26の形状が、切り欠き部を設けた場合でも変化しないため、半導体装置20の反射性が低下することがない。
また、リードフレーム10の切り欠き部R、Sとリフレクタ23の凹部の大きさは、図9(b)のように、リードフレーム10の切り欠き部R、Sがリフレクタ23の凹部の底面に露出するよう設計することもできる。この場合、切り欠き部R、Sを上方から認識することが可能であるため、LED素子の搭載時やダイボンディング等の製造工程において、切り欠き部R、Sをアライメントマークとして使用することができる。また、切り欠き部R、Sのどちらか一方を凹部の底面に露出させることもできる。この場合は、前述のLED素子搭載時において、認識マークとして用いることができる。
リフレクタ23としては、特に耐熱性、耐光性及び機械的強度の優れた樹脂を使用することが好ましい。熱可塑性樹脂ならば、ポリアミド、ポリフタルアミド、ポリフェニレンサルファイド、液晶ポリマー、ポリエーテルスルホン、ポリブチレンテレフタレート、ポリオレフィン等を使用することができる。また、熱硬化性樹脂ならば、シリコーン、エポキシ、ポリエーテルイミド、ポリウレタン及びポリブチレンアクリレート等を用いることができる。さらに、これらの樹脂中に反射剤として、二酸化チタン、二酸化ジルコニウム、チタン酸カリウム、窒化アルミニウム及び窒化ホウ素のうちいずれかを添加し、リフレクタ23の光反射率を増大させることができる。
リフレクタ23として、特にポリプロピレン、ポリメチルペンテン等の炭化水素系樹脂に反射剤及びフィラーからなる無機成分を多量に(重量比で60%以上)添加し、電離放射線で架橋させた樹脂を用いる場合は、このような樹脂はチキソ性が高く、成形時の充填速度変化による流動性の変化が大きいため、本発明の切り欠き部を設けることがより好ましい。すなわち、切り欠き部を設けることにより、傾斜補強片51c付近に樹脂が回り込み易くなり、樹脂成形をスムーズに行うことができる。
封止樹脂24は、LED素子の発光を外部に透過させ、またLED素子を保護する機能を有する。図8及び図9において、封止樹脂24は、リードフレーム10上のリフレクタ23に囲まれた空間すべてを充填しているが、これに限られず、LED素子を覆い、封止していれば良い。
封止樹脂24として、半導体装置20の発光波長における光透過率、光屈折率が高い樹脂を使用することが好ましい。例えば、エポキシ樹脂やシリコーン樹脂等である。特に、LED素子21として高輝度LEDを用いる場合は、耐光性の高いシリコーン樹脂を用いることが好ましい。また、これらの樹脂中に蛍光体を分散させ、発光波長が調節される形態としても良い。
C.LED素子搭載用リードフレームの製造方法
次に、本発明のリードフレーム、半導体装置の製造方法について説明する。図10は、本発明のリードフレームの製造方法の一例を示す説明図であり、図1〜図4に示されるリードフレーム10の製造方法である。
本発明のリードフレームは、以下のエッチング加工による方法を用いて作製することができる。
まず、図10(a)に示すように、平板状の金属基板31を準備する。金属基板31としては、前述した銅、銅合金、42合金(Ni40.5〜43%のFe合金)等からなる金属基板を使用することができる。
次に、図10(b)に示すように、表面及び裏面に感光性レジストパターン32、33を形成する。レジストパターン32、33は、金属基板31に従来公知の感光性レジストを塗布し、マスクを介して露光、現像して、所望の開口部32b、33bが設けられるよう形成する。
次に、図10(c)に示すように、レジストパターン32、33を耐腐食膜として金属基板31にエッチングを施し、その後、レジストパターン32、33を剥離する。これにより、ダイパッド25、リード部26、傾斜補強片51等の構成を有するリードフレーム本体11を得る。
エッチング液は、金属基板31の材質に応じ、適宜選択することが可能である。例えば、金属基板31として銅基板を用いる場合、塩化第二鉄水溶液を使用することができる。図10(c)における貫通部は表面及び裏面からのエッチングにより、薄肉部はこれら一方の面からのハーフエッチングにより作製される。
次いで、図10(d)に示すように、リードフレーム本体11の表面及び裏面に電解めっきにより、めっき層12を形成する。めっき層12は銀めっきが最も一般的である。この場合、めっき液として、シアン化銀を主成分とする銀めっき液を使用し、電解脱脂工程、酸洗工程、化学研磨工程、銅ストライク工程、水洗工程、中性脱脂工程、シアン洗工程、及び銀めっき工程を行う。リードフレーム本体11上に、部分的にめっき層12を形成する場合、これらの工程の途中にパターニング工程を介在させる。このようにして、図1〜図4に示されるリードフレーム10を得る。
D.半導体装置の製造方法
図11は、本発明の半導体装置20の製造方法の一例を示す説明図であり、図8及び図9に示される半導体装置20の製造方法に対応する。本発明の半導体装置20は、以下の方法を用いて作製することができる。
まず、図11(a)に示すように、前述の工程(図10(a)〜(d))により作製したリードフレーム10を、射出成形機またはトランスファ成形機の金型35内に配置する。金型35は、リフレクタ23の形状に対応した空間35aを有している。
次に、図11(b)に示すように、射出成形機またはトランスファ成形機の樹脂供給部(図示せず)から、金型35内にリフレクタ23とする樹脂を流し込み、硬化させ、リードフレーム10上にリフレクタ23を形成する。
次いで、図11(c)に示すように、リフレクタ23が形成されたリードフレーム10を金型35から取り出す。このようにして、リフレクタ23とリードフレーム10とが一体に形成されたリフレクタ付きリードフレーム(樹脂付きリードフレーム)30を得る。
次に、図12(a)に示すように、リフレクタ付きリードフレーム30のダイパッド25にLED素子21を搭載する。この場合、はんだまたはダイボンディングペーストを用いて、LED素子21をダイパッド25上に載置して固定する。
次に、図12(b)に示すように、LED素子21の端子部21aと、リード部26表面とを、ボンディングワイヤ22によって互いに電気的に接続する。
その後、図12(c)に示すように、リフレクタ23の凹部に封止樹脂24を形成し、封止樹脂24によりLED素子21とボンディングワイヤ22とを封止する。
次に、図12(d)に示すように、ダイヤモンド砥石等からなるダイシングブレード38によって、LED素子が搭載されたリフレクタ付きリードフレーム30の、ダイシング領域15に対応する部分を切断、除去し、パッケージ領域14に対応する部分ごとに分離する。このようにして、図8及び図9に示される半導体装置20を得る(図12(e))。
E.LED素子搭載用リードフレームの他の実施形態
以下、本発明のリードフレームの他の実施形態について、説明する。図13は、本発明のLED素子搭載用リードフレームの第2の実施形態を示す説明図である。図13は、リードフレーム40の表面側の拡大平面図であり、第1の実施形態(リードフレーム10)の図2に対応する。リードフレーム10と同じ構成については、図2と同じ符号を付している。また、リードフレーム40の全体平面図及び断面図は、図1及び図4とほぼ相違しないため、省略する。
図13のリードフレーム40は、傾斜補強片61cが、上下に隣接するリード部26aの辺tの中央と、他のパッケージ領域のダイパッド25bの辺uの中央とを連結している点で、図2のリードフレーム10と相違する。また、リードフレーム40は、リード部26aの傾斜補強片61cと隣接する角には、切り欠き部Vが、ダイパッド25bの傾斜補強片61cと隣接する角には、切り欠き部Wが設けられている。すなわち、リード部26aの辺tに傾斜補強片61cと切り欠き部Vが設けられている。また、ダイパッド25bの辺uに傾斜補強片61cと切り欠き部Wが設けられている。
このように、リードフレーム40は、傾斜補強片61cと近接するリード部26aとダイパッド25bの、傾斜補強片61cと隣接する角がそれぞれ切り欠かれている(切り欠き部V、W)。これにより、連結部52、53に傾斜補強片61cが接するように設けられている場合でも、傾斜補強片61cと、傾斜補強片61cに近接するリード部26aとダイパッド25bとの間隔が狭くなることがない。したがって、これらが短絡するのを防止することができる。
切り欠き部V、Wの形状は、図13に示す形状に限られない。例えば、切り口がカーブ形状であっても良い。この場合は、傾斜補強片51c付近に樹脂がさらに回り込み易く、樹脂成形をスムーズに行うことができる。
また、図13おいて、切り欠き部はリード部26aとダイパッド25bの双方が切りか欠かれているが、リード部26aあるいはダイパッド25bのみが切り欠かれていても良い。さらに、リードフレーム10の一部のパッケージ領域内のダイパッド25及びリード部26が切り欠かれていても良い。
図14は、本発明に係る第3の実施形態を示す部分拡大図である。図2のリードフレーム10と図13のリードフレーム40が組み合わされ、ダイパッド25またはリード部26が、図14のように切り欠かれている。
図14のリードフレーム90は、傾斜補強片71cにより、リード部26aの辺tの中央とダイパッド25bの角qが連結されている。そのため、本発明の切り欠き部は、ダイパッド25a及びリード部26bの傾斜補強片71cと対向する角(切り欠き部R、S)及びリード部26aの傾斜補強片71cと隣接する角(切り欠き部V)に適宜設けることが可能である。
図15は、本発明に係る第4の実施形態を示す部分拡大図である。図15において、リードフレーム100は、リード部26aの角pと、隣接するパッケージ14bのダイパッド25bの角qとを連結する傾斜補強片101cを有している。この傾斜補強片101cは、リード部26b側に向けて湾曲しており、その平面形状は非直線状であり、例えば略1/4円弧形状、カーブ形状又はJ字形状となっている。また、リード部26bの傾斜補強片101cと対向する角には、切り欠き部Sが設けられている。すなわち、リード部26bは矩形に形成されているが、この傾斜補強片101cと対向する角は切り欠かれている。この場合、切り欠き部Sの縁部は、傾斜補強片101cに類似する略1/4円弧形状、カーブ形状又はJ字形状となっている。一方、ダイパッド25aの傾斜補強片101cと対向する角は、切り欠かれておらず、直角となっている。しかしながら、これに限られるものではなく、図15において、ダイパッド25aが切り欠かれていてもよい。この場合、ダイパッド25aの切欠きをリード部26bの切欠き(切り欠き部S)よりも小さくすることができる。
このように、傾斜補強片101cがリード部26b側に向けて湾曲していることにより、ダイパッド25aの角を切り欠く必要が生じないか、又は、切欠きを小さくすることができる。これにより、ダイパッド25aの面積を維持することができ、ダイパッド25aの表面における光の反射効率を維持又は向上させることができる。また、ダイパッド25aの表面に大型のLED素子21や複数のLED素子21を搭載することが容易となる。さらに、ダイパッド25aの角を切り欠かないか又は切欠きを小さくすることにより、この角部と封止樹脂24との樹脂密着性を向上させることができる。
なお、図15において、傾斜補強片101cがリード部26b側に向けて湾曲しているが、これに限らず、ダイパッド25a側に向けて湾曲していても良い。この場合、リード部26bの面積を確保することできるので、半導体装置20の実装性を良好にすることができる。
図16は、本発明に係る第5の実施形態を示す部分拡大図である。図16において、リードフレーム110は、リード部26aの角pと、隣接するパッケージ14bのダイパッド25bの角qとを連結する傾斜補強片111cを有している。この傾斜補強片111cは、リード部26b側に向けて屈曲しており、その平面形状はL形状となっている。また、リード部26bの傾斜補強片111cと対向する角には、切り欠き部Sが設けられている。すなわち、リード部26bは矩形に形成されているが、この傾斜補強片101cと対向する角は切り欠かれている。この場合、切り欠き部Sの縁部は、直角に屈曲したL字形状となっている。一方、ダイパッド25aの傾斜補強片111cと対向する角は、切り欠かれておらず、直角となっている。しかしながら、これに限られるものではなく、図16において、ダイパッド25aが切り欠かれていてもよい。この場合、ダイパッド25aの切欠きをリード部26bの切欠き(切り欠き部S)よりも小さくすることができる。
このように、傾斜補強片111cがリード部26b側に向けて屈曲していることにより、第4の実施形態(図15)と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態によれば、隣接するパッケージ領域14a、14b間のダイシング領域15をX軸方向にダイシングする際、ダイシング時の切断方向の距離Lと傾斜補強片111cの幅dとを互いに同一にすることができる。このため、傾斜補強片が直線状であり、ダイシング時の切断方向の距離が傾斜補強片の幅よりも大きくなる場合(図2等)と比べて、ダイシング負荷を低減することができる。
なお、図16において、傾斜補強片111cがリード部26b側に向けて屈曲しているが、これに限らず、図18に示すように、傾斜補強片111cがダイパッド25a側に向けて屈曲していても良い。この場合、リード部26bの面積を確保することできるので、半導体装置20の実装性を良好にすることができる。さらに、L形状の傾斜補強片111cがダイパッド25a側に位置するように形成されるため、ダイシング領域15の連結部52、L形状の傾斜補強片111c、連結部53の間隔が均等に近くなりダイシング負荷を均等にすることができる。
図17は、本発明に係る第6の実施形態を示す部分拡大図である。図17において、リードフレーム120は、リード部26aの角pとダイパッド25bの角qとを連結する傾斜補強片121cを有している。この傾斜補強片121cは、リード部26aの右辺(ダイパッド25a側に位置する辺)mと、ダイパッド25bの上辺(ダイパッド25a側に位置する辺)uとを連結している。ダイパッド25aの傾斜補強片51cと対向する角には、切り欠き部Rが設けられている。一方、リード部26bの傾斜補強片121cと対向する角は、切り欠かれておらず、直角となっている。しかしながら、これに限られるものではなく、図17において、リード部26bが切り欠かれていてもよい。この場合、リード部26bの切欠きをダイパッド25aの切欠き(切り欠き部R)よりも小さくすることができる。
このように、傾斜補強片121cがリード部26aの右辺mから延出していることにより、連結部52と傾斜補強片121cとの間の領域Nが鋭角的にならない。これにより、領域Nに対するリフレクタ23用の樹脂の充填性が良好となる。また、傾斜補強片121cと、対向するリード部26bとの間の距離が広くなるため、当該リード部26bに切欠きを設ける必要がなく、リード部26bの面積を確保することできる。これにより、半導体装置20の実装性を良好にすることができる。
なお、傾斜補強片121cは、リード部26aの下辺(リード部26b側に位置する辺)と、ダイパッド25bの左辺(リード部26b側に位置する辺)とを連結していてもよい。この場合、リード部26bの右上の角(傾斜補強片121cと対向する角)を切り欠き、ダイパッド25aの左下の角(傾斜補強片121cと対向する角)を切り欠かない(あるいは切り欠き部Rを小さくする)ことができる。これにより、ダイパッド25aの面積を維持することができ、ダイパッド25aの表面における光の反射効率を維持又は向上させることができる。
10、40、90、100、110、120…リードフレーム
14、14a、14b…パッケージ領域
25、25a、25b…ダイパッド
26、26a、26b…リード部
51、51c、61、61c、71、71c、101c、111c、121c…傾斜補強片
23…リフレクタ
R、R´、S、V、W…切り欠き部

Claims (7)

  1. LED素子搭載用リードフレームにおいて、
    X軸方向、及びX軸方向に直交するY軸方向に沿って多列多段に配置され、各々が、LED素子が搭載されるダイパッドと、前記ダイパッドにX軸方向に隣接するリード部とを含む多数のパッケージ領域を備え、
    一のパッケージ領域内のリード部と、Y軸方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとが、前記X軸方向及び前記Y軸方向の両方に対して傾斜する傾斜補強片により連結され、
    前記一のパッケージ領域内のダイパッドまたは前記他のパッケージ領域内のリード部は、前記傾斜補強片に最も近接する前記傾斜補強片と対向する角が切り欠かれた矩形形状を有することを特徴とするリードフレーム。
  2. LED素子搭載用リードフレームにおいて、
    X軸方向、及びX軸方向に直交するY軸方向に沿って多列多段に配置され、各々が、LED素子が搭載されるダイパッドと、前記ダイパッドにX軸方向に隣接するリード部とを含む多数のパッケージ領域とを備え、
    一のパッケージ領域内のリード部と、Y軸方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとが、傾斜補強片により連結され、
    前記傾斜補強片は、前記一のパッケージ領域内のリード部のうち、前記他のパッケージ領域側を向く第1辺と、前記他のパッケージ領域内のダイパッドのうち、前記一のパッケージ領域側を向く第2辺とを連結しており、
    前記一のパッケージ領域内のリード部は、前記第1辺と前記一のパッケージ領域内のダイパッドに面する第3辺との間に位置する角が切り欠かれた矩形形状を有することを特徴とするリードフレーム。
  3. LED素子搭載用リードフレームにおいて、
    X軸方向、及びX軸方向に直交するY軸方向に沿って多列多段に配置され、各々が、LED素子が搭載されるダイパッドと、前記ダイパッドにX軸方向に隣接するリード部とを含む多数のパッケージ領域とを備え、
    一のパッケージ領域内のリード部と、Y軸方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとが、傾斜補強片により連結され、
    前記傾斜補強片は、前記一のパッケージ領域内のリード部のうち、前記他のパッケージ領域側を向く第1辺と、前記他のパッケージ領域内のダイパッドのうち、前記一のパッケージ領域側を向く第2辺とを連結しており、
    記他のパッケージ領域内のダイパッドは、前記第2辺と前記他のパッケージ領域内のリード部に面する第4辺との間に位置する角が切り欠かれた矩形形状を有することを特徴とするリードフレーム。
  4. LED素子搭載用リードフレームにおいて、
    X軸方向、及びX軸方向に直交するY軸方向に沿って多列多段に配置され、各々が、LED素子が搭載されるダイパッドと、前記ダイパッドにX軸方向に隣接するリード部とを含む多数のパッケージ領域を備え、
    一のパッケージ領域内のリード部と、Y軸方向に隣接する他のパッケージ領域内のダイパッドとが、傾斜補強片により連結され
    記傾斜補強片は、前記一のパッケージ領域内のダイパッドまたは前記他のパッケージ領域内のリード部側に向けて屈曲しており、
    前記一のパッケージ領域内のダイパッドまたは前記他のパッケージ領域内のリード部は、前記傾斜補強片に最も近接する前記傾斜補強片と対向する角が切り欠かれた矩形形状を有し、この切り欠き部の縁部はL字形状となっていることを特徴とするリードフレーム。
  5. 樹脂付きリードフレームにおいて、
    請求項1乃至のいずれか一項記載のリードフレームと、
    リードフレームのLED素子載置面側に設けられ、LED素子を囲む凹部を有するリフレクタとを備え、
    前記リードフレームの切り欠かれている部分がすべて、前記リフレクタに覆われていることを特徴とする樹脂付きリードフレーム。
  6. 樹脂付きリードフレームにおいて、
    請求項1乃至のいずれか一項記載のリードフレームと、
    リードフレームのLED素子載置面側に設けられ、LED素子を囲む凹部を有するリフレクタとを備え、
    前記リードフレームの切り欠かれている部分が、前記リフレクタの前記凹部の底面に露出することを特徴とする樹脂付きリードフレーム。
  7. 請求項又は記載の樹脂付きリードフレームを用いて作製された半導体装置において、
    前記リードフレームと、
    前記リードフレームの前記ダイパッドに搭載されたLED素子と、
    前記リードフレームの前記リード部と前記LED素子を電気的に接続する接続部と、
    前記リードフレームに設けられ、前記LED素子を囲む凹部を有するリフレクタと、
    前記LED素子を覆う封止樹脂とを備えたことを特徴とする半導体装置。
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