JP6548027B2 - テープ巻付器およびテープ巻付方法 - Google Patents

テープ巻付器およびテープ巻付方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6548027B2
JP6548027B2 JP2015195639A JP2015195639A JP6548027B2 JP 6548027 B2 JP6548027 B2 JP 6548027B2 JP 2015195639 A JP2015195639 A JP 2015195639A JP 2015195639 A JP2015195639 A JP 2015195639A JP 6548027 B2 JP6548027 B2 JP 6548027B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tape
winding device
tape winding
attachment member
attachment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015195639A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017070135A (ja
Inventor
雅己 水本
雅己 水本
正一 平岡
正一 平岡
寛 横長
寛 横長
貞雄 山下
貞雄 山下
真一 西谷
真一 西谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2015195639A priority Critical patent/JP6548027B2/ja
Publication of JP2017070135A publication Critical patent/JP2017070135A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6548027B2 publication Critical patent/JP6548027B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Description

本発明は、間接活線作業における架空電線等へのテープ巻付作業(テーピング作業)に用いるのに好適なテープ巻付器およびテープ巻付方法に関する。
従来、架空電線(架線や縁線等)が樹木の枝等と接触することにより架空電線の被覆が劣化したり傷付いたりして内部の銅線が露出した電線被覆損傷箇所を被覆する際や、スリーブを介して2本の架空電線を直線的に接続した電線接続部に被せられるスリーブカバーを架空電線に固定する際には、短筒状厚紙で構成される巻芯の外周に一定幅の長尺のテープを貼着面を内側にして巻き重ねてロール状に形成された自己融着性テープや粘着性ポリエチレンテープなどの絶縁テープを架空電線やスリーブカバー(被覆対象物)の外周に巻き付けている。
また、間接活線作業でのテープ巻付作業は、図4に示す間接活線用のヤットコ50を用いて、図3(a)〜(c)に示すように以下の手順で行っている(下記の特許文献1の段落0003,0004参照)。
(手順1)ヤットコ50の可動アーム51および固定アーム52で絶縁テープ2の先端部を把持して、絶縁テープ2の先端部を架空電線1に貼り付ける。
(手順2)ヤットコ50を操作して可動アーム51および固定アーム52で絶縁テープ2の両側面を挟んで下に引っ張って絶縁テープ2を伸ばしたのち、絶縁テープ2を奥側やや左斜め上方に向けて押し込んで架空電線1を中心に一回転させる。
(手順3)手順2を必要回数だけ繰り返して絶縁テープ2を架空電線1に巻き付けていく。
しかし、このようなテープ巻付作業では、絶縁テープ2を挟み難かったり絶縁テープ2を伸ばすときに滑ったりして、作業に時間が掛っていた。
このような問題を解決する手法として、本出願人は、下記の特許文献1において、間接活線把持工具の把持部の把持解除時に、ロール状の粘着テープ(絶縁テープ)が、第1の可動保持部の第1の保持面と第2の可動保持部の第2の保持面とによる保持が解除されるとともに、自重によって内面側が第1の可動保持部の下り傾斜面に接触しつつ下り傾斜面に沿って降下することにより第1の可動保持部から離脱するとともに自重による第2の可動保持部の回動によってテープ巻付部位よりも奥側へ送り出すことにより、間接活線把持工具の全体を横方向に移動させることなくロール状の絶縁テープをテープ保持部から離脱させられるようにしたテープ巻付先端工具を提案している。
また、本出願人は、下記の特許文献2において、ロール状の絶縁テープを保持するための少なくとも一対のテープ保持棒と、把持部の先端側の接離方向と直交する方向に沿って突出するとともに把持部の先端側が接離するのに伴って互いに平行を保ちつつ接離するように一対のテープ保持棒を把持部の先端側に着脱自在に取り付け可能な接続部とを備えたテープ巻付先端工具を提案している。
特開2014−75880号公報 特開2008−17600号公報
しかしながら、上述した従来のテープ巻付作業では、手順2において絶縁テープ2を下に引っ張って伸ばす際に絶縁テープ2が必要以上に出てしまい架空電線1を効率良く巻き付けていくことができないという問題があった。
また、上記の特許文献1,2で提案したテープ巻付先端工具でも、このような問題は解決できないという問題がある。
本発明の目的は、テープ巻付作業の効率化を図ることができるテープ巻付器およびテープ巻付方法を提供することにある。
本発明のテープ巻付器は、間接活線用のヤットコ(50)を操作して絶縁テープ(2)を被覆対象物(1)に巻き付けるテープ巻付作業に用いるためのテープ巻付器(10)であって、前記絶縁テープを回転可能に取り付けるためのテープ取付部材(20)と、前記被覆対象物に引っ掛けて前記テープ巻付器を該被覆対象物に取り付けるためのフック(32)が本体(31)の上端部に固定されたテープ巻付器取付部材(30)とを具備し、スライド孔(31a)が、前記テープ巻付器取付部材の前記本体の下端部に形成されており、前記テープ取付部材が、前記テープ巻付器取付部材の前記スライド孔に沿って上下にスライド可能に該テープ巻付器取付部材に取り付けられていることを特徴とする。
ここで、前記テープ取付部材が、径が前記絶縁テープの内径よりも小さくされた、かつ、長さが該絶縁テープの横幅よりも大きくされた円柱状のテープ取付部(21)と、径が前記テープ取付部の径よりも大きくされた、かつ、一端面の中央部に前記テープ取付部の一端面が固定された円板状の顎部(22)とを備えてもよい。
前記テープ取付部材が、一端面が前記顎部の他端面の中央部に固定された、かつ、前記ヤットコの可動アーム(51)および固定アーム(52)で把持できる大きさにされた円柱状の把持部(23)をさらに備えてもよい。
前記テープ巻付器取付部材が、矩形板状の前記本体と、半円環板状の前記フックと、前記テープ取付部材の前記顎部と同じ形状および大きさとされた円板状の他の顎部(33)と、一端面が前記他の顎部の一端面の中央部に固定されるとともに前記スライド孔を貫通する軸部および一端面が該軸部の他端面の中央部に固定された抑え部を備えたスライド軸(34)と、一端面が前記他の顎部の他端面の中央部に固定された円柱状のテープ取付部材取付部(35)とを備え、前記本体の下端部の中央部に、開口面が矩形状とされた前記スライド孔が形成されていてもよい。
前記テープ取付部の他端面の中央部に、ネジ穴(21a)が形成されており、前記テープ取付部材取付部の外周面に、前記ネジ穴と螺合するネジ山が形成されていてもよい。
本発明のテープ巻付方法は、本発明のテープ巻付器(10)を用いて前記ヤットコ(50)を操作して前記絶縁テープ(2)を前記被覆対象物(1)に巻き付けるためのテープ巻付方法であって、前記テープ取付部材(20)に前記絶縁テープを取り付ける第1のステップと、前記テープ巻付器取付部材(30)に前記テープ取付部材を取り付ける第2のステップと、前記ヤットコを操作して前記テープ巻付器取付部材の前記フック(32)を前記被覆対象物に引っ掛けて前記テープ巻付器を該被覆対象物に取り付ける第3のステップと、前記絶縁テープの先端部を前記被覆対象物に貼り付ける第4のステップと、前記ヤットコを操作して前記被覆対象物を中心に前記テープ巻付器を一回転させて前記絶縁テープを該被覆対象物に巻き付ける第5のステップと、前記ヤットコを用いて前記テープ取付部材を前記テープ巻付器取付部材の前記スライド孔(31a)に沿って引き下げて前記絶縁テープを引き出す第6のステップと、前記第5および第6のステップを必要回数だけ繰り返す第7のステップとを具備することを特徴とする。
ここで、前記第6のステップにおいて、前記テープ巻付器取付部材の前記スライド軸(34)を前記テープ巻付器取付部材の前記スライド孔(31a)の底面に当接するまで前記ヤットコを引き下げて前記絶縁テープを引き出してもよい。
前記第1のステップにおいて、前記絶縁テープを前記テープ取付部材の前記テープ取付部(21)に取り付け、前記第2のステップにおいて、前記テープ取付部材を回しながら前記ネジ穴(21a)を前記テープ巻付器取付部材の前記テープ取付部材取付部(35)のネジ山と螺合させていって該絶縁テープを前記テープ巻付器に取り付け、前記第3のステップにおいて、前記ヤットコの固定アーム(52)と可動アーム(51)とで前記テープ取付部材の前記顎部(22)の下端部と前記テープ巻付器取付部材の前記本体(31)の下端部とを挟んで前記テープ巻付器を該ヤットコで把持して、前記テープ巻付器取付部材の前記フックを前記被覆対象物に引っ掛けて前記テープ巻付器を該被覆対象物に取り付け、前記第5のステップにおいて、前記ヤットコの前記固定アームと前記可動アームとで前記テープ取付部材の前記顎部の下端部と前記テープ巻付器取付部材の前記他の顎部(33)の下端部とを挟んで前記テープ巻付器を該ヤットコで把持して、前記テープ巻付器を前記被覆対象物を中心に一回転させてもよい。
本発明のテープ巻付器およびテープ巻付方法は、以下に示す効果を奏する。
(1)テープ巻付器取付部材の本体に形成したスライド孔に沿って上下にスライド可能にテープ取付部材をテープ巻付器取付部材に取り付けることにより、テープ巻付作業時に絶縁テープが必要以上に出ないようにできるため、テープ巻付作業の効率化を図ることができる。
(2)被覆対象物を中心にテープ巻付器を回転させて絶縁テープを被覆対象物に巻き付けていけるため、テープ巻付作業の効率化を図ることができる。
本発明の一実施例によるテープ巻付器10の構成を示す図であり、(a)はテープ取付部材20の正面図であり、(b)はテープ巻付器取付部材30の正面図であり、(c)はテープ巻付器取付部材30の本体31およびフック32の左側面図であり、(d)および(e)はテープ取付部材20のテープ巻付器取付部材30への取付方法について説明するための図である。 図1に示したテープ巻付器10を用いたテープ巻付作業の手順について説明するための図である。 従来のテープ巻付作業の手順について説明するための図である。 間接活線用のヤットコ50について説明するための図である。
上記の目的を、テープ巻付器取付部材の本体に形成したスライド孔に沿って上下にスライド可能にテープ取付部材をテープ巻付器取付部材に取り付けることにより実現した。
以下、本発明のテープ巻付器およびテープ巻付方法の実施例について図面を参照して説明する。
本発明の一実施例によるテープ巻付器10は、径=1.8cmの架空電線1に内径=3.5cmおよび横幅=1.9cmの絶縁テープ2を巻き付けるために使用するものであり、図1(d),(e)に示すようにテープ取付部材20とテープ巻付器取付部材30とを具備する。
ここで、テープ取付部材20は、図1(a)に示すように、テープ取付部21と、顎部22と、把持部23とを備える。
テープ取付部21は、径(=3.3cm)が絶縁テープ2の内径(=3.5cm)よりも小さくされているとともに長さ(=2cm)が絶縁テープ2の横幅(=1.9cm)よりも大きくされた円柱状のものである。
テープ取付部21の左端面は顎部22の右端面の中央部に固定されており、テープ取付部21の右端面の中央部にはネジ穴21aが形成されている。
顎部22は、径(=6cm)がテープ取付部21の径(=3.3cm)よりも大きくされた円板状のものである。
把持部23は、ヤットコ50の可動アーム51および固定アーム52(図4参照)で把持できるように、径=1.5cmおよび長さ=2.5cmとされた円柱状のものである。
把持部23の右端面は、顎部22の左端面の中央部に固定されている。
テープ巻付器取付部材30は、図1(b),(c)に示すように、本体31と、フック32と、顎部33と、スライド軸34と、テープ取付部材取付部35(以下、「取付部35」と称する。)とを備える。
本体31は、縦=11cmおよび横=1.5cmとされた矩形板状のものである。
本体31の下端部の中央部には、開口面が縦=5.5cmおよび横=0.5cmとされた矩形状のスライド孔31aが、その底面が本体31の底面から0.5cmの位置になるように形成されている。
フック32は、テープ巻付器10を架空電線1に引っ掛けて取り付けるためのものであり(図2(a)参照)、内径(開口部の径)=2cm(架空電線1の径=1.8cmよりも大きくされている。)および外径=5cmとされた半円環板状のものである。
フック32の末端部は、開口部の開口面がスライド孔31aの開口面と平行になるように本体31の表面(図1(b)の紙面の表側)から裏面に向けて本体31の上端部に固定されている。
これにより、架空電線1の手前側からフック32の先端部を架空電線1に引っ掛けることにより、本体31が架空電線1の手前側になるようにテープ巻付器10を架空電線1に取り付けることができる。
顎部33は、テープ取付部材20の顎部22と同じ形状および大きさとされた円板状のものである。
スライド軸34は、左端面が顎部33の右端面の中央部に固定されるとともにスライド孔31aを貫通する矩形棒状の軸部と、右端面が軸部の左端面の中央部に固定された台形棒状の抑え部とを備える。
これにより、顎部33をスライド軸31aに沿って上下にスライドさせることができる。
取付部35は、径および長さがテープ取付部材20のテープ取付部21のネジ穴21aの径および深さと略同じにされた円柱状のものである。
取付部35の右端面は顎部33の左端面の中央部に固定されており、取付部35の外周面にはネジ穴21aと螺合するネジ山が形成されている。
これにより、図1(d)に示すように絶縁テープ2をテープ取付部材20のテープ取付部21に取り付けたのち、同図に矢印で示すようにテープ取付部21のネジ穴21aをテープ巻付器取付部材30の取付部35に近づけて、図1(e)に矢印で示すようにテープ取付部材20を手で回しながらネジ穴21aを取付部35のネジ山と螺合させていくことにより、テープ取付部材20の顎部22とテープ巻付器取付部材30の顎部33との間に絶縁テープ2を回転可能に取り付けることができる。
次に、テープ巻付器10の使用方法について、図2(a)〜(d)を参照に説明する。
(手順1)作業員は、手で絶縁テープ2をテープ取付部材20のテープ取付部21に取り付けたのち(図1(d)参照)、テープ取付部材20を手で回しながらネジ穴21aをテープ巻付器取付部材30の取付部35のネジ山と螺合させていって絶縁テープ2をテープ巻付器10に取り付ける(図1(e)参照)。
その後、作業員は、絶縁テープ2の先端部を架空電線1に貼り付けるのに必要な長さだけ引き出す。
(手順2)作業員は、ヤットコ50を操作して固定アーム52と可動アーム51とでテープ取付部材20の顎部22の左端面の下端部とテープ巻付器取付部材30の本体31の右端面の下端部とを挟んでテープ巻付器10をヤットコ50で把持する。
(手順3)作業員は、ヤットコ50を押し上げてテープ巻付器10を架空電線1に近付けたのち、テープ巻付器取付部材30のフック32を架空電線1にその上方から引っ掛けてテープ巻付器10を架空電線1に取り付ける(図2(a)参照)。
その後、作業員は、ヤットコ50を操作して固定アーム52と可動アーム51とをテープ巻付器10から離し、離した固定アーム52と可動アーム51とで絶縁テープ2の先端部を把持したのち、絶縁テープ2の先端部を架空電線1に貼り付ける。
(手順4)作業員は、ヤットコ50を操作して固定アーム52と可動アーム51とでテープ取付部材20の把持部23を挟んだのち、テープ巻付器取付部材30のスライド軸34が本体31のスライド孔31aの底面に当接するまでヤットコ50を引き下げて絶縁テープ2を引き出す(図2(b)の矢印参照)。
(手順5)作業員は、ヤットコ50を操作して固定アーム52と可動アーム51とでテープ取付部材20の顎部22の左端面の下端部とテープ巻付器取付部材30の顎部33の右端面の下端部とを挟んでテープ巻付器10をヤットコ50で把持したのち、ヤットコ50を操作してテープ巻付器10を奥側やや左斜め上方に向けて押し込んで架空電線1を中心にテープ巻付器10を180°回転させる(図2(c)の矢印参照)。
これにより、ヤットコ50をテープ巻付器10から離すとテープ巻付器10を押し込む力でテープ巻付器10が架空電線1を中心に一回転するため、絶縁テープ2を架空電線1に1回巻き付けることができる。
また、スライド軸34の軸部は矩形棒状とされているため、テープ巻付器10を一回転させてもテープ取付部材20およびテープ巻付器取付部材30の顎部33はテープ巻付器取付部材30の本体31に対して回転しない。その結果、テープ巻付器10を回転させるとテープ巻付器取付部材30のスライド軸34は本体31のスライド孔31aに沿ってスライド孔31aの上面に向かって移動するため、テープ巻付器10を一回転させても絶縁テープ2が引き出されることはない。(以上、図2(d)の矢印参照)。
(手順6)作業員は、手順4,5を必要回数だけ繰り返して絶縁テープ2を架空電線1に巻き付けていったのち、間接活線用の切断工具を用いて絶縁テープ2の終端部を切る。
(手順7)作業員は、ヤットコ50を操作して固定アーム52と可動アーム51とでテープ取付部材20の顎部22の左端面の下端部とテープ巻付器取付部材30の本体31の右端面の下端部とを挟んでテープ巻付器10をヤットコ50で把持したのち、ヤットコ50を操作してテープ巻付器取付部材30のフック32を架空電線1から外してテープ巻付器10を架空電線1から取り外す。
1 架空電線
2 絶縁テープ
10 テープ巻付器
20 テープ取付部材
21 テープ取付部
21a ネジ穴
22 顎部
23 把持部
30 テープ巻付取付部材
31 本体
31a スライド孔
32 フック
33 顎部
34 スライド軸
35 取付部
50 ヤットコ
51 可動アーム
52 固定アーム

Claims (8)

  1. 間接活線用のヤットコ(50)を操作して絶縁テープ(2)を被覆対象物(1)に巻き付けるテープ巻付作業に用いるためのテープ巻付器(10)であって、
    前記絶縁テープを回転可能に取り付けるためのテープ取付部材(20)と、
    前記被覆対象物に引っ掛けて前記テープ巻付器を該被覆対象物に取り付けるためのフック(32)が本体(31)の上端部に固定されたテープ巻付器取付部材(30)とを具備し、
    スライド孔(31a)が、前記テープ巻付器取付部材の前記本体の下端部に形成されており、
    前記テープ取付部材が、前記テープ巻付器取付部材の前記スライド孔に沿って上下にスライド可能に該テープ巻付器取付部材に取り付けられている、
    ことを特徴とする、テープ巻付器。
  2. 前記テープ取付部材が、
    径が前記絶縁テープの内径よりも小さくされた、かつ、長さが該絶縁テープの横幅よりも大きくされた円柱状のテープ取付部(21)と、
    径が前記テープ取付部の径よりも大きくされた、かつ、一端面の中央部に前記テープ取付部の一端面が固定された円板状の顎部(22)とを備える、
    ことを特徴とする、請求項1記載のテープ巻付器。
  3. 前記テープ取付部材が、一端面が前記顎部の他端面の中央部に固定された、かつ、前記ヤットコの可動アーム(51)および固定アーム(52)で把持できる大きさにされた円柱状の把持部(23)をさらに備えることを特徴とする、請求項2記載のテープ巻付器。
  4. 前記テープ巻付器取付部材が、
    矩形板状の前記本体と、
    半円環板状の前記フックと、
    前記テープ取付部材の前記顎部と同じ形状および大きさとされた円板状の他の顎部(33)と、
    一端面が前記他の顎部の一端面の中央部に固定されるとともに前記スライド孔を貫通する軸部および一端面が該軸部の他端面の中央部に固定された抑え部を備えたスライド軸(34)と、
    一端面が前記他の顎部の他端面の中央部に固定された円柱状のテープ取付部材取付部(35)とを備え、
    前記本体の下端部の中央部に、開口面が矩形状とされた前記スライド孔が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項2または3記載のテープ巻付器。
  5. 前記テープ取付部の他端面の中央部に、ネジ穴(21a)が形成されており、
    前記テープ取付部材取付部の外周面に、前記ネジ穴と螺合するネジ山が形成されている、
    ことを特徴とする、請求項4記載のテープ巻付器。
  6. 請求項1乃至5いずれかに記載のテープ巻付器(10)を用いて前記ヤットコ(50)を操作して前記絶縁テープ(2)を前記被覆対象物(1)に巻き付けるためのテープ巻付方法であって、
    前記テープ取付部材(20)に前記絶縁テープを取り付ける第1のステップと、
    前記テープ巻付器取付部材(30)に前記テープ取付部材を取り付ける第2のステップと、
    前記ヤットコを操作して前記テープ巻付器取付部材の前記フック(32)を前記被覆対象物に引っ掛けて前記テープ巻付器を該被覆対象物に取り付ける第3のステップと、
    前記絶縁テープの先端部を前記被覆対象物に貼り付ける第4のステップと、
    前記ヤットコを操作して前記被覆対象物を中心に前記テープ巻付器を一回転させて前記絶縁テープを該被覆対象物に巻き付ける第5のステップと、
    前記ヤットコを用いて前記テープ取付部材を前記テープ巻付器取付部材の前記スライド孔(31a)に沿って引き下げて前記絶縁テープを引き出す第6のステップと、
    前記第5および第6のステップを必要回数だけ繰り返す第7のステップと、
    を具備することを特徴とする、テープ巻付方法。
  7. 前記テープ巻付器が、請求項4記載のテープ巻付器であって、
    前記第6のステップにおいて、前記テープ巻付器取付部材の前記スライド軸(34)を前記テープ巻付器取付部材の前記スライド孔(31a)の底面に当接するまで前記ヤットコを引き下げて前記絶縁テープを引き出す、
    ことを特徴とする、請求項6記載のテープ巻付方法。
  8. 前記テープ巻付器が、請求項5記載のテープ巻付器であって、
    前記第1のステップにおいて、前記絶縁テープを前記テープ取付部材の前記テープ取付部(21)に取り付け、
    前記第2のステップにおいて、前記テープ取付部材を回しながら前記ネジ穴(21a)を前記テープ巻付器取付部材の前記テープ取付部材取付部(35)のネジ山と螺合させていって該絶縁テープを前記テープ巻付器に取り付け、
    前記第3のステップにおいて、前記ヤットコの固定アーム(52)と可動アーム(51)とで前記テープ取付部材の前記顎部(22)の下端部と前記テープ巻付器取付部材の前記本体(31)の下端部とを挟んで前記テープ巻付器を該ヤットコで把持して、前記テープ巻付器取付部材の前記フックを前記被覆対象物に引っ掛けて前記テープ巻付器を該被覆対象物に取り付け、
    前記第5のステップにおいて、前記ヤットコの前記固定アームと前記可動アームとで前記テープ取付部材の前記顎部の下端部と前記テープ巻付器取付部材の前記他の顎部(33)の下端部とを挟んで前記テープ巻付器を該ヤットコで把持して、前記テープ巻付器を前記被覆対象物を中心に一回転させる、
    ことを特徴とする、請求項6または7記載のテープ巻付方法。
JP2015195639A 2015-10-01 2015-10-01 テープ巻付器およびテープ巻付方法 Active JP6548027B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015195639A JP6548027B2 (ja) 2015-10-01 2015-10-01 テープ巻付器およびテープ巻付方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015195639A JP6548027B2 (ja) 2015-10-01 2015-10-01 テープ巻付器およびテープ巻付方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017070135A JP2017070135A (ja) 2017-04-06
JP6548027B2 true JP6548027B2 (ja) 2019-07-24

Family

ID=58495466

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015195639A Active JP6548027B2 (ja) 2015-10-01 2015-10-01 テープ巻付器およびテープ巻付方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6548027B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101912558B1 (ko) 2018-03-05 2018-10-29 한국전력공사 활선공구를 이용한 간접 활선 처리방법
KR20210049528A (ko) 2019-10-25 2021-05-06 한국전력공사 간접 활선용 기별점검 장치, 간접 활선용 기별점검 시스템 및 그 구동방법
CN115856485B (zh) * 2023-02-28 2023-04-28 国网辽宁省电力有限公司 一种配电变压器故障检测装置

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330713U (ja) * 1989-07-31 1991-03-26
JPH0711818U (ja) * 1993-05-25 1995-02-21 東北電力株式会社 マニピュレータ用テープ巻き工具
JP4879097B2 (ja) * 2007-06-20 2012-02-15 中国電力株式会社 自己融着テープ巻付け工具
JP2009118584A (ja) * 2007-11-02 2009-05-28 Chugoku Electric Power Co Inc:The 巻付部材および電線プロテクタ並びに電線カバー
JP4913881B2 (ja) * 2010-03-10 2012-04-11 古河電気工業株式会社 テープ巻付方法、該方法を用いた電線張替工法及びテープ巻付装置
JP5631703B2 (ja) * 2010-11-11 2014-11-26 中国電力株式会社 ヤットコ用アダプタ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017070135A (ja) 2017-04-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6548027B2 (ja) テープ巻付器およびテープ巻付方法
JP5631703B2 (ja) ヤットコ用アダプタ
EP2571125A1 (en) Cable retaining apparatus
JP5684306B2 (ja) 電線皮剥器
JP4859580B2 (ja) 巻付バインド着脱工具
WO2017163398A1 (ja) 剥離用工具
JP5792241B2 (ja) 架線の被覆剥取器具
JP2015220070A5 (ja)
JP5973523B2 (ja) テープ巻付補助具およびテープ巻付方法
KR20090012235U (ko) 전선의 피복 탈피장치
JP5461676B1 (ja) 間接活線工事用クリップ付き絶縁シート
JP5694419B2 (ja) 固定器具
JP5420739B1 (ja) テープ巻き付け先端工具
JP2007028730A (ja) テープ巻用治具及びテープの巻き付け方法
JP6012430B2 (ja) ケーブルの被覆剥ぎ取り工具及びこれを用いた剥ぎ取り方法
JP2011250579A (ja) キャブタイヤコード又はキャブタイヤケーブルの線心の絶縁体剥き装置
US2137325A (en) Wire tying tool
JP2018126002A (ja) 引下線支持具
JP5436140B2 (ja) 間接活線工事に用いられる把持工具の補助部材
KR101629727B1 (ko) 반도체 제조 설비의 원통형 부품에 적용되는 클램프 타입 이물질 제거기
JP2016086466A (ja) 電線用の絶縁被覆体剥取器
JP5654076B2 (ja) 引留グリップ及びその取付方法
JP2016007089A (ja) 絶縁用防具
CN203574309U (zh) 用于电缆铜屏蔽层的辅助剥离工具
CN103158104A (zh) 一种刀片快速插拔装卸装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180913

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190522

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190530

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190612

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6548027

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150