JP6546777B2 - 農作業機用ハーネス及び農作業機用ハーネスの接続方法 - Google Patents

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Description

本発明は、農作業機用ハーネス及び農作業機用ハーネスの接続方法に関し、特に、トラクタに装着する作業機のアクチュエータの操作のために接続する農作業機用ハーネス及び農作業機用ハーネスの接続方法に関する。
トラクタに作業機を装着して農作業を行う農作業機では、トラクタの運転席からトラクタに装着する作業機のアクチュエータを遠隔で操作するためのリモコンシステムが用いられる。このとき、アクチュエータへの操作情報はトラクタの運転席近傍に配置可能な操作部から送られるが、トラクタに関する情報を加味する場合は、トラクタ側との配線接続する必要があった。
また、特許文献1には、トラクタと作業機の間のコネクタを接続してモータを作動させたり、ポテンショメータでの検出をフィードバックさせたりする技術が記載されている。
特開平6−62602号公報
しかし、トラクタから情報を得るために接続するコネクタの形状は、トラクタによって異なる場合がある。特に、トラクタメーカーごとにコネクタ形状が決められている場合が多く、そのため、コネクタ形状ごとに接続するハーネス(ワイヤーハーネス)を個別に用意する必要がある。この場合、作業者にとっては、作業機を装着するトラクタを変更するとこれまで使用していたハーネスを接続できない場合が生じ、別個に用意する必要がある。さらに、複数のコネクタ種類に対応するため複数のコネクタが接続されているハーネスの場合は、接続に使用しないコネクタが存在すると、防水、防塵やショート防止の面から問題があった。
本発明は、上記課題に鑑みて、トラクタに装着する作業機のアクチュエータの操作に必要なトラクタの情報を取得するためにトラクタ側の異なる種類のコネクタに対応して接続可能で、回路を複雑にすることなく、故障を防止することができる農作業機用ハーネス及び農作業機用ハーネスの接続方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の農作業機用ハーネスの一つは、接続コネクタと、前記接続コネクタと一端が接続されるメイン通信線と、前記メイン通信線から分岐する第1分岐通信線及び第2分岐通信線と、前記第1分岐通信線に接続される第1コネクタと、前記第2分岐通信線に接続される第2コネクタとを有するメインハーネスと、前記第1コネクタと前記第2コネクタの間に直列に接続可能で通信線の端部に着脱可能なコネクタを有する1以上の取付ハーネスとを備え、前記第1コネクタ、前記第2コネクタ、前記取付ハーネスのコネクタのいずれかは、トラクタ側に設けられトラクタに関する情報を出力するためのトラクタ側コネクタと接続可能であることを特徴とする。
また、本発明の農作業機用ハーネスの一つは、接続コネクタと、前記接続コネクタと一端が接続されるメイン通信線と、前記メイン通信線から直接又は別の通信線を介して分岐する4以上の分岐通信線と、前記分岐通信線の端部にそれぞれ接続されるコネクタとを備え、前記分岐通信線に接続されるコネクタは、複数の種類をともない、種類ごとに2つの分岐通信線先端のコネクタ同士がお互いに接続可能なコネクタで構成され、前記コネクタのいずれかは、トラクタ側に設けられトラクタに関する情報を出力するためのトラクタ側コネクタと接続可能であることを特徴とする。
さらに本発明の農作業機用ハーネスの一つは、前記接続コネクタは、トラクタに装着して農作業を行う作業機に設けられたアクチュエータを遠隔で操作する操作部側へ接続可能な操作部側接続コネクタであることを特徴とする。
さらに本発明の農作業機用ハーネスの一つは、前記作業機側へ接続可能な作業機側接続コネクタを有し、前記操作部側接続コネクタと作業機側接続コネクタとの間は接続通信線で接続されていることを特徴とする。
さらに本発明の農作業機用ハーネスの一つは、前記作業機は、施肥と播種の少なくとも一方を行う作業機であり、当該農作業機用ハーネスを介して前記操作部へトラクタの速度の情報が送られることを特徴とする。
さらに本発明の農作業機用ハーネスの一つは、2種類以上の異なる取付ハーネスが直列で接続可能であることを特徴とする。
また、本発明の農作業機用ハーネスの接続方法の一つは、前記第1コネクタと前記第2コネクタの間に直列に前記取付ハーネスが接続された状態から、前記第1コネクタ、前記第2コネクタ、前記取付ハーネスのコネクタのうち、前記トラクタ側コネクタに接続できるコネクタを取り外して、取り外したうちの一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続させ、もう一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続されていた端部接続部材を接続することを特徴とする。
また、本発明の農作業機用ハーネスの接続方法の一つは、前記分岐通信線の端部に接続されるコネクタが種類ごとにそれぞれ接続されている状態から、前記コネクタのうち、前記トラクタ側コネクタに接続できるコネクタを取り外して、取り外したうちの一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続させ、もう一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続されていた端部接続部材を接続することを特徴とする。
本発明によれば、農作業機用ハーネス及び農作業機用ハーネスの接続方法において、トラクタに装着する作業機のアクチュエータの操作に必要なトラクタの情報を取得するためにトラクタ側の異なる種類のコネクタに対応して接続可能で、回路を複雑にすることなく、故障を防止することができる。
本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを適用可能なトラクタを示す平面概略図である。 本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを示す図である。 本発明の農作業機用ハーネスにおけるコネクタの一例を示す斜視図であり、(a)はコネクタ(Bメス)を示し、(b)はコネクタ(Bオス)を示す。 本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを用いた状態を示すブロック図である。 本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを作業機に適用した例を示す側面概略図である。 図5の作業機で使用する操作部の例を示す平面図である。 本発明の実施例2の農作業機用ハーネスを作業機に適用した例を示す側面概略図である。 本発明の実施例3の農作業機用ハーネスを示す図である。 本発明の実施例4の農作業機用ハーネスを示す図である。
本発明を実施するための形態を説明する。
図1は、本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを適用可能なトラクタを示す平面概略図である。トラクタ1はCANシステム2を有している。CANシステム2は、CAN(Controller Area Network)によるシステムであり、トラクタ1の車速、リフト角、PTO回転、前後進等のトラクタ1に関する情報を通信線(CAN通信線)から出力できる構成となっている。なお、トラクタ1には、バッテリ11も有している。
図1では、CANシステム2から、CAN通信線4を介してコネクタ(Bメス)43から、他の機器へ出力できるようになっている。そして、コネクタ(Bメス)43に他の機器を接続しないときは、抵抗47及びコネクタ(Bオス)44を有する端部接続部材(B)7が接続されている。コネクタ(Bメス)43には、コネクタ(Bオス)44が接続可能となっている。
CANの出力に用いられるコネクタは、トラクタにより異なる場合が生じる。特にトラクタメーカーにより規格が異なる場合が多い。例えば、他のトラクタであれば、(CAN通信線4及びコネクタ(Bメス)43の代わりに)CAN通信線3を介してコネクタ(Aメス)41が接続され、これに対応する端部接続部材(A)6が接続されている等である。端部接続部材(A)6は、抵抗47及びコネクタ(Aオス)42を有している。この場合、コネクタ(Aメス)41には、コネクタ(Aオス)42を接続可能となっている。
図2は、本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを示す図である。農作業機用ハーネス20は、ワイヤーハーネスである、メインハーネス21と、第1取付ハーネス31と、第2取付ハーネス33で構成されており、さらに、カバー28を有していてもよい。
メインハーネス21は、メイン通信線22、第1分岐通信線23、第2分岐通信線24、操作側接続コネクタ25、作業機側接続コネクタ26、接続通信線27、コネクタ(Aオス)42、コネクタ(Bオス)44を有している。
メイン通信線22は、一端が操作側接続コネクタ25と接続され、他端が第1分岐通信線23と第2分岐通信線24へ分岐している。
第1分岐通信線23は、メイン通信線22から分岐して先端にコネクタ(Aオス)42が接続されている。
第2分岐通信線24は、メイン通信線22から分岐して先端にコネクタ(Bオス)44が接続されている。
なお、メイン通信線22、第1分岐通信線23、第2分岐通信線24は、トラクタ1からの情報を伝送するために用いられ、CAN情報を通信可能なCAN通信線となっており、ケーブル等で構成することができる。
操作側接続コネクタ25は、後述する操作部12側へ接続可能なコネクタである。操作側接続コネクタ25は、メイン通信線22の一端と接続通信線27の一端が接続されているコネクタであり、操作部12もしくは操作部12と配線接続されるコネクタと着脱可能なコネクタである。
作業機側接続コネクタ26は、後述する作業機15側へ接続可能なコネクタである。作業機側接続コネクタ26は、接続通信線27の他端と接続されているコネクタであり、作業機15に設けられた制御部16もしくは制御部16と配線接続されるコネクタと着脱可能なコネクタである。
接続通信線27は、一端が操作側接続コネクタ25に接続され、他端が作業機側接続コネクタ26に接続される。接続通信線27は、操作部12から制御部16(作業機15)へ情報を伝送するために用いられる通信線であり、電線等を有するケーブル等で構成される。
第1取付ハーネス31は、第1通信線32、コネクタ(Aメス)41、コネクタ(Cメス)45を有している。第1通信線32は、一端はコネクタ(Aメス)41が接続され、他端はコネクタ(Cメス)45が接続されている。第1通信線32は、トラクタ1からの情報を伝送するために用いられ、CAN情報を通信可能なCAN通信線となっており、ケーブル等で構成することができる。
第2取付ハーネス33は、第2通信線34、コネクタ(Cオス)46、コネクタ(Bメス)43を有している。第2通信線34は、一端はコネクタ(Cオス)46が接続され、他端はコネクタ(Bメス)43が接続されている。第2通信線34は、トラクタ1からの情報を伝送するために用いられ、CAN情報を通信可能なCAN通信線となっており、ケーブル等で構成することができる。
ここで、コネクタ(Aオス)42、コネクタ(Bオス)44、コネクタ(Cオス)46は、トラクタ1側のコネクタに接続可能なコネクタであり、コネクタ(Aメス)41、コネクタ(Bメス)43、コネクタ(Cメス)45は、トラクタ1側の出力側コネクタと同じ形状のコネクタである。コネクタ(Aメス)41及びコネクタ(Aオス)42は互いに着脱可能なコネクタであり、コネクタ(Bメス)43及びコネクタ(Bオス)44は互いに着脱可能なコネクタであり、コネクタ(Cメス)45及びコネクタ(Cオス)46は、互いに着脱可能なコネクタである。
図3は、本発明の農作業機用ハーネスにおけるコネクタの一例を示す斜視図であり、(a)はコネクタ(Bメス)43を示し、(b)はコネクタ(Bオス)44を示す。
図3(a)に示されるコネクタ(Bメス)43は、直方体形状の本体部43bを有し、前面に横に2つ並んだピン挿入穴43aを有している。ピン挿入穴43aは内部に接点を有し、接点からはハーネス内の通信線へと接続される。そして、上部には凸部43cを有している。
図3(b)に示されるコネクタ(Bオス)44は、外側が外形壁44bとなっており、内側にメスコネクタ挿入部44cを有している。メスコネクタ挿入部44cは、上部に凸部挿入部44dを有している。外形壁44bより内側のメスコネクタ挿入部44c内には、2つの横に並んだピン44aを有している。ピン44aは、電気を伝える素材で形成されハーネス内の通信線へと接続される。
コネクタ(Bメス)43とコネクタ(Bオス)44を接続するときは、コネクタ(Bメス)43の本体部43bを、コネクタ(Bオス)44のメスコネクタ挿入部44cに挿入して接続する。このとき、ピン44aはピン挿入穴43aに挿入されて、ピン44aとピン挿入穴43aは内部の接点で接続される。これにより、2つのコネクタ43、44が電気的に接続される。また、凸部43c及び凸部挿入部44dを有することで、2つのコネクタ43、44同士の取り付ける方向を間違えないようにでき、ピン44aとピン挿入穴43aによる接続が正しく行われる。さらに、コネクタ(Bメス)43の本体部43bの周囲と、コネクタ(Bメス)43の外形壁44bの内側との間に、パッキン等の防水や防塵の機能を設ければ、2つのコネクタ43、44を接続したときに、外からの水や土などの侵入を防止できる。これにより、ピン44aやピン挿入穴43a内の接点の腐食を防止できる。
図3では、コネクタ(Bメス)43とコネクタ(Bオス)44の接続について説明したが、他のコネクタも同様である。コネクタ(Aメス)41とコネクタ(Aオス)42の組合せ、コネクタ(Cメス)45とコネクタ(Cオス)46の組合せでも、外壁形状や本体部の形状が異なる以外は、コネクタ(Bメス)43とコネクタ(Bオス)44の組合せと同様の機能を有する。
また、図2に示すように、農作業機用ハーネス20は、カバー28を有していてもよい。カバー28は、メインカバー部28aと、メインカバー部28aから分岐する、A側分岐カバー部28bと、B側分岐カバー部28cと、C側分岐カバー部28dと、作業機側分岐カバー部28eを有している。これらは、切欠き部28f、28g、28h、28i、28jより中側でハーネスが収納されている。カバー28は、例えばコルゲートチューブを用いることができる。
メイン通信線22の一部は、切欠き部28fからメインカバー部28aに収納される。第1分岐通信線23の分岐側の一部がA側分岐カバー部28bに収納される。第2分岐通信線24の分岐側の一部がB側分岐カバー部28cに収納される。第1通信線32の一部は、A側分岐カバー部28bからC側分岐カバー部28dにかけて収納される。第2通信線34の一部は、C側分岐カバー部28dからB側分岐カバー部28cにかけて収納される。接続通信線27の一部は、メインカバー部28aから作業機側分岐カバー部28eにかけて収納される。
これらにより、A側分岐カバー部28b(切欠き部28g)より先では、Aコネクタ41、42の接続が、B側分岐カバー部28c(切欠き部28h)より先ではBコネクタ43、44の接続が、C側分岐カバー部28d(切欠き部28i)より先ではCコネクタ45、46の接続がなされるようになっており、各コネクタを分離した状態でも、カバー28により、第1取付ハーネス31や第2取付ハーネス33がばらばらにならず、ハーネスの紛失等を防止できる。
次に、図2の接続状態について説明する。図2はトラクタ1のコネクタ形状がコネクタ(Bメス)43の場合である。この場合、第1分岐通信線23先端のコネクタ(Aオス)42と、第1取付ハーネス31一端のコネクタ(Aメス)41を接続する。そして、第1取付ハーネス31他端のコネクタ(Cメス)45と、第2取付ハーネス33一端のコネクタ(Cオス)46を接続する。そして、第2取付ハーネス33他端のコネクタ(Bメス)43と、端部接続部材(B)7のコネクタ(Bオス)44を接続する。一方、第2分岐通信線24先端のコネクタ(Bオス)44は、トラクタ1のCAN通信線4先端のコネクタ(Bメス)43に接続する。
これらの接続により、CANによる通信は、第2分岐通信線24及びメイン通信線22を介して操作側接続コネクタ25に通信可能となる。一方、第1分岐通信線23側は、第1取付ハーネス31及び第2取付ハーネス33を介して、最終的には端部接続部材(B)7が接続されている。端部接続部材(B)7は、図1に示されるように、もともとは、トラクタ1のCANシステム2の出力側に接続されていたものを取り外し、第2取付ハーネス33の他端部へ接続している。この端部接続部材(B)7を接続することで、第2取付ハーネス33端部からの腐食を防止し、さらに端部接続部材(B)7の紛失を防止でき、抵抗47を具備した端部接続部材(B)7による適切な端部の状態とすることができる。
トラクタ側へ接続しない場合は、図2の状態から第2取付ハーネス33他端のコネクタ(Bメス)43と、第2分岐通信線24先端のコネクタ(Bオス)44を接続して、コネクタ端部の露出を防止することができる。
トラクタ1からのコネクタがコネクタ(Aメス)41である場合は、第1分岐通信線23先端のコネクタ(Aオス)42と、トラクタ1のCAN通信線3先端のコネクタ(Aメス)41を接続する。また、第2分岐通信線24先端のコネクタ(Bオス)44と、第2取付ハーネス33他端のコネクタ(Bメス)43を接続し、第2取付ハーネス33一端のコネクタ(Cオス)46と、第1取付ハーネス31他端のコネクタ(Cメス)45を接続する。そして、第1取付ハーネス31一端のコネクタ(Aメス)41と、端部接続部材(A)6のコネクタ(Aオス)42を接続する。
トラクタ1からのコネクタがコネクタ(Cメス)45である場合は、第1分岐通信線23先端のコネクタ(Aオス)42と、第1取付ハーネス31一端のコネクタ(Aメス)41が接続され、第1取付ハーネス31他端のコネクタ(Cメス)45と端部接続部材(C)(図示省略)のコネクタ(Cオス)46を接続する。さらに、第2分岐通信線24先端のコネクタ(Bオス)44と、第2取付ハーネス33他端のコネクタ(Bメス)43を接続し、第2取付ハーネス33一端のコネクタ(Cオス)46と、トラクタ1のCAN通信線(図示省略)先端のコネクタ(Cメス)45を接続する。
さらに、図2から、対応コネクタの数を減らして、AコネクタとBコネクタのみに対応する農作業機用ハーネスとするときは、第1取付ハーネス31及び第2取付ハーネス33の代わりに、コネクタ(Aメス)41とコネクタ(Bメス)43を両端に接続したハーネスを追加すればよい。
さらに、図2から、Dコネクタにも対応する場合は、例えば、第2取付ハーネス33の代わりに、コネクタ(Cオス)46とコネクタ(Dメス)が両端に接続されたハーネスと、コネクタ(Dオス)とコネクタ(Bメス)43が両端に接続されたハーネスを追加すればよい。
このようにメイン通信線22を2つに分岐してその分岐通信線23、24先端のコネクタ(コネクタ(Aオス)42、コネクタ(Bオス)44)の間に直列に(第1取付ハーネス31、第2取付ハーネス33等の様に異なる種類のコネクタを有する)異なる種類の取付ハーネスを接続していくことにより、直列接続したハーネスの数だけ、対応するコネクタの数を増やすことができる。即ち、2つの種類の取付ハーネスなら3つのコネクタに対応でき、3つの種類の取付ハーネスなら4つのコネクタに対応できる。そして、直列に接続した状態からトラクタに対応して使用したいコネクタを取り外して、一方をトラクタ側のコネクタに接続し、他方を(トラクタ側のコネクタに接続されていた)端部接続部材を接続することで、複数の種類のトラクタ側コネクタに対応することができる。
なお、図2では、メインハーネス21から分岐した第1分岐通信線23及び第2分岐通信線24先端のコネクタ42、44は、トラクタ1側のコネクタに直接接続できるAとBのオスコネクタである。これにより、トラクタ1側のAかBのコネクタと接続する場合は、途中でコネクタ接続がなく操作側接続コネクタ25と配線接続されている。
図4は、本発明の実施例1の農作業機用ハーネス20を用いた状態を示すブロック図である。トラクタ1に関する情報は、例えば、車速情報2a、リフト角情報2b、PTO回転情報2c、前後進情報2d等があげられる。これらは、CANシステム2による情報としてトラクタ1側から取得することが可能である。
ここで、車速情報2aは、例えばトラクタ1の現在の速度を示す。リフト角情報2bは、例えばロアーリンク14(図5に記載)の角度等のトラクタ1に装着する作業機15を持ち上げる角度に関する情報を示す。PTO回転情報2cは、例えば作業機15に動力を伝動するためのPTO(Power take−off)の回転数等の情報を示す。前後進情報2dは、例えばトラクタ1が前進しているか後進しているかの情報を示す。
そして、上記のトラクタ1からの情報は、CANシステム2の出力部2eから出力して、出力部2eと接続される農作業機用ハーネス20を介して、操作部12へ送られる。操作部12では、取得したトラクタ1の情報と作業者の操作部12による操作内容を加味して、制御部16へ制御に必要な情報が送られる。そして、制御部16では、操作部12からの情報をもとにアクチュエータ17を制御する。また、制御部16は、必要に応じて他のセンサからの情報を取得してもよい。また、制御部16やアクチュエータ17の電源として、トラクタ1のバッテリ11を利用できる。また、操作部12も制御部16と配線接続されているのでバッテリ11を電源とすることができる。
図5は、本発明の実施例1の農作業機用ハーネスを作業機に適用した例を示す側面概略図である。図ではトラクタ1は、後ろ部分のみを記載している。図5で説明する作業機15は、施肥播種機100であるが、施肥機又は播種機単独でも同様に本発明の農作業機用ハーネスは適用可能である。
施肥播種機100は、装着部111をトラクタ1の後部に装着し、入力軸112から入力されたトラクタ1のPTO動力により耕耘部113を回転させて耕耘を行うロータリ110を有している。ロータリ110の上部には、肥料ホッパー121が設置されており、内容物として肥料を有しており、肥料モータ122の回転にともない、肥料が肥料ホース123を通り肥料排出部124から排出される。さらに、肥料ホッパー121の後部には、種子ホッパー131が設置されており、内容物として種子を有しており、種子モータ132の回転にともない、種子が種子ホース133a、133bを通り種子排出部134から排出される。
肥料排出部124は、ロータリ110の前側に設置されており、排出された肥料は、耕耘部113の回転にともない土中に攪拌される。一方、種子排出部134は、耕耘部113より後ろに設置されており、耕耘した土に、ディスク115で溝をつけ、その溝の中に種子が排出され、種子排出部134の後部の鎮圧輪116で地面を鎮圧し、種子を土中に埋め込むことができる。
肥料ホッパー121の下部には、凹部を有する操出ローラ125が肥料モータ122の回転と連動して回転するようになっている。凹部が上側にあるときは、内容物である肥料がこの凹部に入り、操出ローラ125が回転して、凹部が下側に来ると凹部内の肥料が落ちて肥料ホース123を通り圃場へ排出される機構となっている。このとき凹部内に入る肥料の量は決まっているため、操出ローラ125の回転が速ければその分だけ、単位時間当たりの肥料の排出量が増えることになる。
種子ホッパー131の下部にも、凹部を有する操出ローラ135、136が種子モータ132の回転と連動して回転するようになっている。凹部が上側にあるときは、内容物である種子がこの凹部に入り、操出ローラ135、136が回転して、凹部が下側に来ると凹部内の種子が落ちて種子ホース133a、133bから圃場へ排出される機構となっている。このとき凹部内に入る種子の量は決まっているため、操出ローラ135、136の回転が速ければその分だけ、単位時間当たりの種子の排出量が増えることになる。
ここでアクチュエータ17である、肥料モータ122及び種子モータ132の制御は、施肥播種機100に有する制御部140(16)によって行う。制御部140は、制御部ハーネス141の一端と接続され、制御部ハーネス141の他端は制御部コネクタ142と接続されている。この制御部コネクタ142は、農作業機用ハーネス20の作業機側接続コネクタ26と接続されている。制御部ハーネス141は、操作部150からの情報を制御部140へ送信するために必要な通信線で構成されている。
トラクタ1からの情報は、CANシステム2から得ることができ、CANシステム2におけるCAN通信線4先端のコネクタ(Bメス)43は、農作業機用ハーネス20のコネクタ(Bオス)44と接続されている。
肥料モータ122及び種子モータ132の操作は、操作部150(12)で行う。操作部150は操作部ハーネス171の一端と接続され、操作部ハーネス171の他端は、操作部コネクタ172と接続されている。この操作部コネクタ172は、農作業機用ハーネス20の操作側接続コネクタ25と接続されている。操作部ハーネス171は、CAN通信線と、操作部150の操作情報を制御部140へ送信するために必要な通信線で構成されている。
なお、操作部150と制御部140の電源は、バッテリハーネス201や電源ハーネス205を介してバッテリ11から得ることができる。
図6は、図5の施肥播種機100で使用する操作部の例を示す平面図である。図6では、操作部12として、施肥播種機100を操作するための操作部150として説明する。操作部150は、電源スイッチ151、速度設定スイッチ152、肥料設定スイッチ153、種子設定スイッチ154、肥料入切スイッチ155、種子入切スイッチ156、表示部160、電源確認灯166、肥料スイッチ確認灯168、種子スイッチ確認灯169を有している。
電源スイッチ151を入れると操作部150の電源が入る。電源確認灯166で電源が入っているか否かを確認できる。
肥料設定スイッチ153は、肥料ホッパー121から排出する肥料の単位面積あたりの排出量をあらかじめ設定しておくスイッチである。設定された情報は、表示部160の肥料設定量表示161に表示される。図6の例では単位はKg/10aである。
種子設定スイッチ154は、種子ホッパー131から排出する種子の単位面積あたりの排出量をあらかじめ設定しておくスイッチである。設定された情報は、表示部160の種子設定量表示162に表示される。図6の例では単位はKg/10aである。
肥料入切スイッチ155は、肥料モータ122を作動させて施肥を開始もしくは中止するためのスイッチであり、図6では左右の肥料モータ122ごとのスイッチが設定されている。種子入切スイッチ156は、種子モータ132を作動させて播種を開始もしくは中止するためのスイッチであり、図6では左右の種子モータ132ごとのスイッチが設定されている。
肥料スイッチ確認灯168は、肥料入切スイッチ155がONになっているかを示す表示灯で、図6では左右のスイッチごとに設けられており、LED等により、例えばONのときは点灯して知らせる。種子スイッチ確認灯169は、種子入切スイッチ156がONになっているかを示す表示灯で、図6では左右のスイッチごとに設けられており、LED等により、例えばONのときは点灯して知らせる。
トラクタ1の速度の情報は、車速情報2aとしてCANシステム2から取得可能である。このときの車速は、表示部160の速度表示163に表示される。一方、車速情報2aが取得できない場合は、速度設定スイッチ152により作業者がトラクタの速度の設定を手で行うこともでき、速度表示163に設定速度が表示され、トラクタ1をその速度で運転する。
作業者は、操作部150の電源スイッチ151を入れて、肥料設定スイッチ153により肥料の施肥量を、種子設定スイッチ154により種子の播種量を設定する。そして、肥料入切スイッチ155及び種子入切スイッチ156をONとして、トラクタ1を前進させれば、CANシステム2より車速情報2aが農作業機用ハーネス20(第2分岐通信線24、メイン通信線22)を介して操作部150へ送られる。このとき、この速度情報を用いて設定した単位面積あたりの施肥量と播種量になるように肥料モータ122及び種子モータ132の回転数を計算して決定する。そして、その情報が農作業機用ハーネス20(接続通信線27)を介して、制御部140へ送られる。制御部140では、操作部150の情報をもとに肥料モータ122と種子モータ132の回転数を制御する。
操作部150と制御部140の通信はリアルタイムのような短い時間間隔(例えば、1秒間に複数回以上)で行われ、トラクタ1の車速が変化したら、面積当たりの散布量が同じになるように、それに応じた肥料モータ122及び種子モータ132の回転数を変更する制御を行う。
一方、肥料モータ122及び種子モータ132の回転数の計算は制御部140側で行ってもよい。この場合、トラクタ1の車速情報と操作部150による施肥と播種の設定量が制御部140へ送られる。
また、肥料入切スイッチ155又は種子入切スイッチ156がONとなっている場合でも、CANシステム2からの情報を加味して、播種作業又は施肥作業を中止する制御を行うこともできる。これは、作業時でないと判断したときに肥料モータ122又は種子モータ132の回転を止めることで、無駄な肥料や種子の排出を防止することができる。例えば、リフト角情報2bであれば、トラクタ1のロアーリンク14(図5では図示簡略)の角度が一定以上持ち上げている情報により、施肥播種機100が上に持ち上げていることになり作業時でないと判断できる。また、例えば、PTO回転情報2cであれば、PTOが回転をしていない情報により、この場合はロータリ110が回転しないので作業時でないと判断できる。また、例えば、前後進情報2dであれば、後進をしているという情報により、後進時は作業をしないので作業時でないと判断できる。これらCANシステム2からの情報を組み合わせて判断をしてもよい。
図7は、本発明の実施例2の農作業機用ハーネスを作業機に適用した例を示す側面概略図である。実施例2では、実施例1と異なる点について主に説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
実施例2では、実施例1の農作業機用ハーネス20を農作業機用ハーネス20’とし、操作部150を操作部150’とし、施肥播種機100側の制御部140’と操作部150’の間の情報の通信は、無線通信により行う点が異なる。
農作業機用ハーネス20’は、実施例1の農作業機用ハーネス20に比べて、接続通信線27と作業機側接続コネクタ26を有さない点が異なる。さらに、操作側接続コネクタ25’は、CAN通信線のみの接続(メイン通信線22と操作部ハーネス171’の接続)を行うコネクタであればよい。
操作部150’は、実施例1の操作部150と比べて、操作部ハーネス171の代わりに操作部ハーネス171’が接続されている点と、送受信部ハーネス182を介して操作部側送受信部181に接続される点が異なる。操作部ハーネス171’は、操作部ハーネス171と異なり、CAN通信線のみを有する。
施肥播種機100側には、制御部側送受信部183を有し送受信部ハーネス184を介して制御部140’と接続されている。制御部140’は、実施例1の制御部140に対して、無線通信を用いるための構成以外は同様である。
作業者による操作部150’の操作は、実施例1の操作部150と同様である。CANシステム2からの情報は、農作業機用ハーネス20’(第2分岐通信線24、メイン通信線22)を介して操作部150’へ送られる。一方、操作部150’からの情報は、操作部側送受信部181から制御部側送受信部183へ無線により送信されて、制御部140’へ送られる。これら送られる情報の内容は実施例1と同様である。
これらにより、操作部150’と制御部140’の間の情報のやりとりは無線で行われるため、作業機15の付け替えの際のこのためのハーネスの接続の手間が省け、コネクタの取り外し忘れによる断線の防止にもなる。
なお、操作部側送受信部181と制御部側送受信部183の電源は、バッテリ11から得るようにしてもよい。また、操作部側送受信部181は操作部150’と、制御部側送受信部183は制御部140’と一体に構成してもよい。また、操作部150’と制御部140’の通信はリアルタイムのような短い時間間隔(例えば、1秒間に複数回以上)で行うことができる。
図8は、本発明の実施例3の農作業機用ハーネスを示す図である。実施例3では、実施例1と異なる点について主に説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
実施例3の農作業機用ハーネス50は、ワイヤーハーネスであり、メイン通信線52、第1分岐通信線53、分岐通信線53a、分岐通信線53b、第2分岐通信線54、分岐通信線54a、分岐通信線54b、第3分岐通信線55、分岐通信線55a、分岐通信線55b、操作側接続コネクタ25、作業機側接続コネクタ26、接続通信線27、コネクタ(Aメス)41、コネクタ(Aオス)42、コネクタ(Bメス)43、コネクタ(Bオス)44、コネクタ(Cメス)45、コネクタ(Cオス)46を有している。
メイン通信線52は、一端が操作側接続コネクタ25と接続され、他端が第1分岐通信線53、第2分岐通信線54、第3分岐通信線55へと3つに分岐している。
第1分岐通信線53は、一端はメイン通信線52から分岐して、他端が分岐通信線53aと分岐通信線53bへと2つに分岐しており、分岐通信線53aの先端はコネクタ(Aオス)42が接続され、分岐通信線53bの先端はコネクタ(Aメス)41が接続されている。
第2分岐通信線54は、一端はメイン通信線52から分岐して、他端が分岐通信線54aと分岐通信線54bへと2つに分岐しており、分岐通信線54aの先端はコネクタ(Cオス)46が接続され、分岐通信線54bの先端はコネクタ(Cメス)45が接続されている。
第3分岐通信線55は、一端はメイン通信線52から分岐して、他端が分岐通信線55aと分岐通信線55bへと2つに分岐しており、分岐通信線55aの先端はコネクタ(Bオス)44が接続され、分岐通信線55bの先端はコネクタ(Bメス)43が接続されている。
なお、メイン通信線52、第1分岐通信線53、分岐通信線53a、分岐通信線53b、第2分岐通信線54、分岐通信線54a、分岐通信線54b、第3分岐通信線55、分岐通信線55a、分岐通信線55bは、トラクタ1からの情報を伝送するために用いられ、CAN情報を通信可能なCAN通信線となっており、ケーブル等で構成することができる。
操作側接続コネクタ25は、作業機側接続コネクタ26、接続通信線27は、実施例1と同様である。
また、農作業機用ハーネス50は、カバー28を有していてもよい。カバー28の形状は実施例1と同様である。図8では、A側分岐カバー部28bは、第1分岐通信線53を覆い、さらに分岐通信線53aと分岐通信線53bの分岐側の一部を覆っている。B側分岐カバー部28cは、第3分岐通信線55を覆い、さらに分岐通信線55aと分岐通信線55bの分岐側の一部を覆っている。C側分岐カバー部28dは、第2分岐通信線54を覆い、さらに分岐通信線54aと分岐通信線54bの分岐側の一部を覆っている。
次に、図8の接続状態について説明する。図8はトラクタ1のコネクタ形状がコネクタ(Bメス)43の場合である。この場合、第1分岐通信線53から分岐する分岐通信線53a先端のコネクタ(Aオス)42と、分岐通信線53b先端のコネクタ(Aメス)41を接続する。さらに、第2分岐通信線54から分岐する分岐通信線54a先端のコネクタ(Cオス)46と、分岐通信線54b先端のコネクタ(Cメス)45を接続する。そして、第3分岐通信線55から分岐する分岐通信線55a先端のコネクタ(Bオス)44には、トラクタ1のCAN通信線4先端のコネクタ(Bメス)43を接続する。さらに、第3分岐通信線55から分岐する分岐通信線55b先端のコネクタ(Bメス)43には、端部接続部材(B)7のコネクタ(Bオス)44を接続する。
これらの接続により、CANによる通信は、分岐通信線55a、第3分岐通信線55及びメイン通信線52を介して操作側接続コネクタ25に通信可能となる。一方、分岐通信線55b側は、端部接続部材(B)7が接続されている。端部接続部材(B)7は、図1に示されるように、もともとは、トラクタ1のCANシステム2の出力側に接続されていたものを取り外し、分岐通信線55b端部へ接続している。この端部接続部材(B)7を接続することで、未接続コネクタ端部からの腐食を防止し、さらに端部接続部材(B)7の紛失を防止でき、抵抗47を具備した端部接続部材(B)7による適切な端部の状態とすることができる。
トラクタ側へ接続しない場合は、図8の状態から分岐通信線55a先端のコネクタ(Bオス)44と、分岐通信線55b先端のコネクタ(Bメス)43を接続して、コネクタ端部の露出を防止することができる。
トラクタ1からのコネクタがコネクタ(Aメス)41である場合は、第1分岐通信線53から分岐する分岐通信線53a先端のコネクタ(Aオス)42にトラクタ1のCAN通信線3先端のコネクタ(Aメス)41を接続する。また、第1分岐通信線53から分岐する分岐通信線53bのコネクタ(Aメス)41には、端部接続部材(A)6のコネクタ(Aオス)42を接続する。さらに、第2分岐通信線54から分岐する分岐通信線54a先端のコネクタ(Cオス)46と、分岐通信線54b先端のコネクタ(Cメス)45を接続する。さらに、第3分岐通信線55から分岐する分岐通信線55a先端のコネクタ(Bオス)44と、分岐通信線55b先端のコネクタ(Bメス)43を接続する。
トラクタ1からのコネクタがコネクタ(Cメス)45である場合は、第2分岐通信線54から分岐する分岐通信線54a先端のコネクタ(Cオス)46にトラクタ1のCAN通信線(図示省略)先端のコネクタ(Cメス)45を接続する。また、第2分岐通信線54から分岐する分岐通信線54bのコネクタ(Cメス)45には、端部接続部材(C)(図示省略)のコネクタ(Cオス)46を接続する。さらに、第1分岐通信線53から分岐する分岐通信線53a先端のコネクタ(Aオス)42と、分岐通信線53b先端のコネクタ(Aメス)41を接続する。さらに、第3分岐通信線55から分岐する分岐通信線55a先端のコネクタ(Bオス)44と、分岐通信線55b先端のコネクタ(Bメス)43を接続する。
さらに、図8から、対応コネクタの数を減らしたい場合は、メイン通信線52からの分岐数を減らし、対応コネクタの数を増やしたい場合は、メイン通信線52からの分岐数を増やし、さらに2つに分岐させて異なる形状のコネクタを接続すればよい。
このようにメイン通信線52から分岐した通信線53、54、55の先端を2つに分岐して、コネクタの種類(A、B、C)ごとにオス、メスの接続可能な種類の異なるコネクタをそれぞれ設置することで、トラクタ側の複数のコネクタの種類に対応することができる。そして、2つに分岐した通信線先端のコネクタがそれぞれ接続した状態から、トラクタに対応して使用したいコネクタを取り外して、一方をトラクタ側のコネクタに接続し、他方を(トラクタ側のコネクタに接続されていた)端部接続部材を接続することで、種類の異なるトラクタ側コネクタに対応することができる。
なお、実施例3は、実施例2の無線通信の形態にも変形可能である。
図9は、本発明の実施例4の農作業機用ハーネスを示す図である。実施例4では、実施例3と異なる点について主に説明し、同一の箇所には同一の符号を付してある。
実施例4の農作業機用ハーネス50’は、実施例3の農作業機用ハーネス50に対して、第1分岐通信線53、第2分岐通信線54、第3分岐通信線55がなく、メイン通信線52から、分岐通信線53a、分岐通信線53b、分岐通信線54a、分岐通信線54b、分岐通信線55a、分岐通信線55bに直接分岐している点が異なる。それ以外の部分については、実施例3と同様である。カバー28については、A側分岐カバー部28bは、分岐通信線53aと分岐通信線53bの分岐側の一部を覆っており、B側分岐カバー部28cは、分岐通信線55aと分岐通信線55bの分岐側の一部を覆っており、C側分岐カバー部28dは分岐通信線54aと分岐通信線54bの分岐側の一部を覆っている。
このようにメイン通信線52から分岐した複数の分岐通信線53a、53b、54a、54b、55a、55bに、コネクタの種類(A、B、C)ごとにオス、メスの接続可能な種類の異なるコネクタをそれぞれ設置することで、トラクタ側の複数のコネクタの種類に対応することができる。このため、分岐通信線の数は基本的には偶数となり、複数の種類のコネクタに対応するには4以上必要である。そして、分岐通信線先端のコネクタがコネクタの種類ごとにそれぞれ接続した状態から、トラクタに対応して使用したいコネクタを取り外して、一方をトラクタ側のコネクタに接続し、他方を(トラクタ側のコネクタに接続されていた)端部接続部材を接続することで、種類の異なるトラクタ側コネクタに対応することができる。
以上のように、本発明の実施例について説明したが、本発明は施肥播種機に限らず、トラクタに装着して農作業を行う作業機について、トラクタからの情報を加味して操作部で操作可能なアクチュエータを有する作業機全般に適用することができる。また、上述した各実施例の一部構成を他の実施例の一部の構成に置き換えて適用することや、必要に応じて他の構成と組み合わせて利用してもよい。
1 トラクタ
2 CANシステム
3、4 CAN通信線
6 端部接続部材(A)
7 端部接続部材(B)
12、150、150’ 操作部
15 作業機
16、140、140’ 制御部
17 アクチュエータ
20、20’、50、50’ 農作業機用ハーネス
21 メインハーネス
22 メイン通信線
23 第1分岐通信線
24 第2分岐通信線
25、25’ 操作側接続コネクタ
26 作業機側接続コネクタ
27 接続通信線
28 カバー
31 第1取付ハーネス
32 第1通信線
33 第2取付ハーネス
34 第2通信線
41 コネクタ(Aメス)
42 コネクタ(Aオス)
43 コネクタ(Bメス)
44 コネクタ(Bオス)
45 コネクタ(Cメス)
46 コネクタ(Cオス)
52 メイン通信線
53 第1分岐通信線
54 第2分岐通信線
55 第3分岐通信線
53a、53b、54a、54b、55a、55b 分岐通信線
100 施肥播種機
122 肥料モータ
132 種子モータ
181 操作部側送受信部
183 制御部側送受信部

Claims (8)

  1. 接続コネクタと、前記接続コネクタと一端が接続されるメイン通信線と、前記メイン通信線から分岐する第1分岐通信線及び第2分岐通信線と、前記第1分岐通信線に接続される第1コネクタと、前記第2分岐通信線に接続される第2コネクタとを有するメインハーネスと、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタの間に直列に接続可能で通信線の端部に着脱可能なコネクタを有する1以上の取付ハーネスとを備え、
    前記第1コネクタ、前記第2コネクタ、前記取付ハーネスのコネクタのいずれかは、トラクタ側に設けられトラクタに関する情報を出力するためのトラクタ側コネクタと接続可能であることを特徴とする農作業機用ハーネス。
  2. 接続コネクタと、前記接続コネクタと一端が接続されるメイン通信線と、前記メイン通信線から直接又は別の通信線を介して分岐する4以上の分岐通信線と、前記分岐通信線の端部にそれぞれ接続されるコネクタとを備え、
    前記分岐通信線に接続されるコネクタは、複数の種類をともない、種類ごとに2つの分岐通信線先端のコネクタ同士がお互いに接続可能なコネクタで構成され、
    前記コネクタのいずれかは、トラクタ側に設けられトラクタに関する情報を出力するためのトラクタ側コネクタと接続可能であることを特徴とする農作業機用ハーネス。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の農作業機用ハーネスにおいて、
    前記接続コネクタは、トラクタに装着して農作業を行う作業機に設けられたアクチュエータを遠隔で操作する操作部側へ接続可能な操作部側接続コネクタであることを特徴とする農作業機用ハーネス。
  4. 請求項3に記載の農作業機用ハーネスにおいて、
    前記作業機側へ接続可能な作業機側接続コネクタを有し、前記操作部側接続コネクタと作業機側接続コネクタとの間は接続通信線で接続されていることを特徴とする農作業機用ハーネス。
  5. 請求項3又は請求項4に記載の農作業機用ハーネスにおいて、
    前記作業機は、施肥と播種の少なくとも一方を行う作業機であり、当該農作業機用ハーネスを介して前記操作部へトラクタの速度の情報が送られることを特徴とする農作業機用ハーネス。
  6. 請求項1に記載の農作業機用ハーネスにおいて、
    2種類以上の異なる取付ハーネスが直列で接続可能であることを特徴とする農作業機用ハーネス。
  7. 請求項1又は請求項6に記載の農作業機用ハーネスを用いた農作業機用ハーネスの接続方法であって、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタの間に直列に前記取付ハーネスが接続された状態から、前記第1コネクタ、前記第2コネクタ、前記取付ハーネスのコネクタのうち、前記トラクタ側コネクタに接続できるコネクタを取り外して、取り外したうちの一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続させ、もう一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続されていた端部接続部材を接続することを特徴とする農作業機用ハーネスの接続方法。
  8. 請求項2に記載の農作業機用ハーネスを用いた農作業機用ハーネスの接続方法であって、
    前記分岐通信線の端部に接続されるコネクタが種類ごとにそれぞれ接続されている状態から、前記コネクタのうち、前記トラクタ側コネクタに接続できるコネクタを取り外して、取り外したうちの一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続させ、もう一方のコネクタは、前記トラクタ側コネクタと接続されていた端部接続部材を接続することを特徴とする農作業機用ハーネスの接続方法。
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