JP6546043B2 - 吸収体の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、吸収性物品用の吸収体の製造方法に関する。
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に用いられる吸収体として、例えば、パルプ繊維及び合成繊維を含む吸収体が知られている。このように吸収体に合成繊維が含まれていると、吸収体に柔軟性を付与できると共に、更に、体液を吸収体が吸収しても吸収体に粗の構造が維持でき、体液をピンポイントで高速吸収することができる。パルプ繊維及び合成繊維を含む吸収体の製造方法として、例えば、特許文献1及び特許文献2が知られている。
特許文献1には、合成繊維から形成された不織布をコーミングロールによって短繊維化しながら、これにシートパルプを粉砕したものを乾式混合して、パルプと合成繊維との混綿を製造する製造方法が記載されている。
また、特許文献2には、回転ドラムを2個以上必要とせず、1個の回転ドラムに対して、該回転ドラムまで繊維材料等を搬送するための繊維供給手段である解繊装置及び繊維供給路を2組以上備えた吸収体の製造装置が記載されている。また、特許文献2には、パルプ繊維と合成繊維との複合繊維層を製造する場合には、パルプ原反シートと共に合成繊維原反シートを重ねて解繊装置に導入することが記載されている。
特許第2515748号 特許第4522349号
合成繊維から形成された不織布(合成繊維原反シート)を解繊する際、解繊不良が発生すると、吸収体に異物感を与える原因となってしまう。更に、体液を吸収体が吸収した際に吸収体の構造にムラができ、安定的に体液を吸収することができなくなってしまう。また、合成繊維とパルプ繊維とは繊維長が異なり、製造過程において、それぞれの繊維種ごとに凝集することがあるため、吸収体の構造にムラを生じることなく合成繊維及びパルプ繊維の均一な混合の実現は容易ではない。具体的に、上述した特許文献1のようなコーミングロールによる合成繊維の短繊維化では、前述した低密度な混合層を得難くなり好ましくない。また、上述した特許文献2の製造装置では、解繊機が2つ必要であるため、設備の増設を伴うため設備負荷が高くなってしまう。
従来の設備で均一混合するためには、特許文献2のように合成繊維シートとパルプシートとを1つの解繊機で一緒に解繊してそのまま混合、積繊することが好ましい。しかし、特許文献2のように合成繊維シートとパルプシートを共通のフィード装置を用いて解繊しても、合成繊維原反シートの幅や坪量に混合比率が依存してしまうため、合成繊維の比率を高めて両種の繊維の所望の混合比で、均一に混合することが難しい。一般的に、合成繊維シートの坪量がパルプシートの坪量よりも圧倒的に小さいため(例えば10倍程度の坪量差)ため、合成繊維シートの供給速度を上げて所望の混合比率へと調整しようとすると、合成繊維の比率が高い場合、供給速度が過大となり、解繊機による合成繊維シートの解繊不良が発生することが懸念される。このように合成繊維原反シートとパルプ原反シートとのシート坪量の違いによる混合比率の問題および合成繊維原反シートの供給速度過大による解繊不良の問題については、前記特許文献1および2に示すような従来の解繊技術においては着目されていない。
したがって本発明は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収体の製造方法を提供することにある。
本発明は、パルプ繊維から形成された帯状のパルプシート及び合成繊維から形成された帯状の合成繊維シートを、解繊機を用いて解繊する解繊工程と、解繊されたパルプ繊維及び合成繊維を、飛散状態にて搬送しながら混合し、集積用凹部に集積する集積工程とを備えたパルプ繊維及び合成繊維を含む吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、解繊工程の前工程に、前記合成繊維シートの搬送方向の引っ張り強度を低下させる加工を施す強度低下工程を備える吸収体の製造方法を提供するものである。
本発明によれば、合成繊維シートの供給速度に関わらず合成繊維の解繊不良を抑制でき、所望の混合比で合成繊維とパルプ繊維とを含む吸収体を製造できる。
図1は、本発明の吸収体の製造方法で製造される吸収体の好ましい一実施形態を示す断面図である。 図2は、図1に示す吸収体を製造する製造装置の好ましい一実施形態を示す概略斜視図である。 図3は、図2に示す製造装置を側部側から視た概略側面図である。 図4は、図2に示す製造装置の一部を天面から視た概略図である。 図5は、図2に示す製造装置の備える回転ドラムの外周面を形成する部材の分解斜視図である。 図6は、図1に示す製造装置の備える回転ドラムの集積用凹部を含む外周面を平面視した図である。 図7は、図5に示す回転ドラムの集積用凹部に配合割合の異なる状態で繊維材料及び吸収性粒子が集積した状態を示す図である。 図8は、コアラップシート上に積繊体が転写された状態を幅方向に沿って断面視した断面図である。 図9は、他の実施形態の製造装置の備える強度低下部の概略斜視図である。 図10は、更に他の実施形態の製造装置の備える強度低下部の概略斜視図である。
以下に、本発明について、その好ましい実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。
本発明の製造方法は、吸収性物品用の吸収体の製造方法である。図1には、本実施態様の吸収体の製造方法で製造される一実施形態の吸収体100の断面図が示されている。図1に示すように、本実施形態の吸収体100は、パルプ繊維10a及び合成繊維10bを含んでいる。好適には、吸収体100は、パルプ繊維10a及び合成繊維10bを含む形態であれば単層でも2層以上の複数層でもよいが、本実施形態では、パルプ繊維10aのみから形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体上に、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合して形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体を重ね合わせた二層構造に形成されている。
本発明で製造する吸収体は、吸収性物品用の吸収体として好ましく用いられる。吸収性物品とは、主として尿、経血等の身体から排泄される体液を吸収保持するために用いられるものである。吸収性物品には、例えば使い捨ておむつ、生理用ナプキン、失禁パッド、パンティライナー等が包含されるが、これらに限定されるものではなく、人体から排出される液の吸収に用いられる物品を広く包含する。吸収性物品は、典型的には、液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート及び両シート間に介在配置された液保持性の吸収体を具備している。該吸収体が、本発明の吸収体の製造方法で形成された吸収体である。本発明で製造する吸収体を吸収性物品の吸収体として用いる場合、吸収性能の向上の観点から、図1に示すように、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合して形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体を、肌側の上層に配置する方が好ましい。
吸収体100を形成する繊維材料としては、従来、吸収性物品用の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができ、パルプ繊維10a及び合成繊維10b以外に、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維の短繊維を含んでいてもよい。合成繊維10bとしては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の短繊維等が挙げられる。合成繊維10bから形成された合成繊維シート10bsとしては、シート形状であれば特に限定されるものではないが、不織布であることが好ましい。また、吸収体100を形成する繊維材料には、パルプ繊維10a及び合成繊維10b以外に、吸収性粒子10cも含まれている。吸収性粒子10cとしては、例えば、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー、高吸収性ポリマー系のものが挙げられる。高吸収性ポリマーとしては、例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体からなるもの等を用いることができる。吸収体100を形成する繊維材料としては、更に、消臭剤、抗菌剤等を必要に応じて用いることもできる。
次に、本発明の吸収体の製造方法を、前述した一実施形態の吸収体100の製造方法を例にとり図2〜図7を参照して説明する。図2には、本実施態様の製造方法の実施に用いる一実施形態の製造装置1の全体構成が示されている。本実施態様の吸収体100の製造方法を説明するに当たり、先に本実施形態の製造装置1を説明する。
図2に示す製造装置1は、上流側から下流側に向かって、合成繊維10bから形成された帯状の合成繊維シート10bsの引張強度を低下させる強度低下部5と、パルプ繊維10aから形成された帯状のパルプシート10as及び引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を解繊機21を用いて解繊する解繊部2と、解繊されたパルプ繊維10a及び合成繊維10bをダクト3を用いて飛散状態にて搬送しながら混合し、回転ドラム4aの集積用凹部41に集積する集積部4とを備えている。また、製造装置1では、ダクト3の下流側に隣接して回転ドラム4aの外周面4fに沿って配され且つ集積用凹部41に集積された吸収体の原料の積繊体100aを押さえる押さえベルト7と、回転ドラム4aの下方に配されたバキュームコンベア8とを備えている。
以下の説明では、パルプシート10as及び合成繊維シート10bsを搬送する方向をY方向、搬送する方向と直交する方向及び搬送されるパルプシート10as及び合成繊維シート10bsの幅方向をX方向、搬送されるパルプシート10as及び合成繊維シート10bsの厚み方向をZ方向として説明する。
強度低下部5は、合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)の引張強度を低下させる加工を施す部分であり、製造装置1では、図2及び図3に示すように、カット装置53を用いている。カット装置53は、複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・と、複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・に共通して対向配置された、周面が平坦な受けロール52とを備えている。カット装置53の各スコアカットナイフ51の刃の向きは、搬送方向(Y方向)に向いている。カット装置53の複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・は、合成繊維10bから形成された帯状の合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)に直交する方向(X方向)に並んで配置されている。直交する方向(X方向)に隣り合うスコアカットナイフ51,51どうしの間隔は、カットされた合成繊維10bから形成されたカットシート10bcの幅(X方向の長さ)に対応している。本実施形態では、カット装置53にてカットされて形成された複数本のカットシート10bcの全体が、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1となっている。
製造装置1では、解繊部2は、図2〜図4に示すように、パルプシート10as及び引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を解繊する解繊機21と、解繊機21の上側を覆うケーシング22とを備えている。解繊部2は、ダクト3内の流路30に、吸収体100の原料である解繊されたパルプ繊維10a及び合成繊維10bを供給する部分である。また、解繊部2は、製造装置1では、パルプシート10asを解繊機21に供給する一対のフィードロール23,23と、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を解繊機21に供給する一対のフィードロール24,24とを別々に有している。
製造装置1では、集積部4はダクト3を有している。ダクト3は、図2〜図4に示すように、解繊部2から回転ドラム4aに亘って延びており、ダクト3の下流側の開口が、負圧に維持される回転ドラム4aの空間Aに位置する外周面4fを覆っている。ダクト3は、天面を形成する天板31、底面を形成する底板32、及び両側面を形成する両側壁33,34を有している。回転ドラム4aの吸気ファン(不図示)の作動により、ダクト3の天板31、底板32及び両側壁33,34で囲まれた流路30内には、回転ドラム4aの外周面4fに向けて吸収体100の原料を流す空気流が生じるようになっている。
また、製造装置1では、ダクト3は、図2及び図4に示すように、その内部の流路30を幅方向(X方向)に仕切る仕切板35を有している。仕切板35は、底板32から天板31に向かって立設しており、天板31と底板32との間に亘って配されている。また、仕切板35は、解繊部2側から回転ドラム4a側に亘って延びている。そして、仕切板35の回転ドラム4a側の端部は、後述する回転ドラム4aの備える集積用凹部41の幅方向(X方向)の中心を通る中心線上に配されている。このような仕切板35を1枚有しているので、本実施形態においては、ダクト3の内部に形成された流路30が、幅方向(X方向)に2区分の第1流路30a及び第2流路30bに分けられている。また、仕切板35は、ダクト3の内部での幅方向(X方向)の位置を調整する調整機構を有している。仕切板35は、該調整機構によって、ダクト3の内部での幅方向(X方向)の位置を調整でき、第1流路30a及び第2流路30bの断面積の大きさを調整できるようになっている。尚、前記調整機構は、ダクト3の内部での仕切板35の幅方向(X方向)の位置を調整するのみならず、仕切板35の幅方向(X方向)の中心線に対する傾きを調整するようになっていてもよい。このように該調整機構が、ダクト3の内部での仕切板35の傾きを調整できれば、第1流路30aと第2流路30bの上流側(解繊部2側)の断面積及び第1流路30aと第2流路30bの下流側(回転ドラム4a側)の断面積を個別に調整できる。
製造装置1において、ダクト3の天板31には、図2〜図4に示すように、吸収性粒子10cをダクト3内に供給するポリマー散布管36が配されている。更に好適には、ポリマー散布管36は、第1流路30a及び第2流路30bにそれぞれに設けられており、各ポリマー散布管36には、吸収性粒子10cがスクリューフィーダー等の装置(不図示)を介して供給されるようになっている。そして、各スクリューフィーダー等の装置(不図示)により、ポリマー散布管36への吸収性粒子10cの供給量を調整できるようになっている。その為、各スクリューフィーダー等の装置(不図示)によって吸収性粒子10cの各ポリマー散布管36への供給量を調整することにより、第1流路30aに散布される吸収性粒子10cの量、及び第2流路30bに散布される吸収性粒子10cの量を自在に調整でき、結果として、後述するパルプ繊維10a及び合成繊維10bにおける吸収性粒子10cの配合割合を自在に調整できる。
製造装置1では、集積部4は回転ドラム4aを有している。回転ドラム4aは、図2及び図3に示すように、円筒状をなし、モータ等の原動機(不図示)からの動力を受けて、その外周面4fを形成する部材が水平軸回りを矢印R方向に回転する。回転ドラム4aは、外周面4fを形成する部材40と、該部材40よりも内側に位置するドラム本体42とを有している。ドラム本体42は固定されていて回転しないものである。また、回転ドラム4aは、図2に示すように、その外周面4fに、吸収体の原料が積繊される集積用凹部41を有している。集積用凹部41は、製造装置1においては、回転ドラム4aの周方向(2Y方向)の全周に亘って連続的に配置されている。図中、2Y方向が回転ドラム4aの周方向、X方向が回転ドラム4aの幅方向(回転ドラム4aの回転軸と平行な方向)である。このように製造装置1の集積用凹部41は、回転ドラム4aの周方向(2Y方向)の全周に亘って連続的に配置されている形態であるが、回転ドラム4aの周方向(2Y方向)に所定の間隔で複数配置されている形態であってもよい。
回転ドラム4aのドラム本体42は、図2及び図3に示すように、内部に相互に独立した複数の空間を有しており、製造装置1においては例えば3つの空間A〜Cを有している。空間A〜Cどうしの間は、回転ドラム4aの回転軸側から外周面4f側に向かって設けられたプレートにより仕切られている。回転ドラム4aには吸気機構としての吸気ファン(不図示)が接続されており、該吸気ファンの駆動により、回転ドラム4a内の仕切られた複数の空間の圧力が調整できるようになっている。好適には、製造装置1においては、外周面4fがダクト3で覆われた領域に位置する上流側領域である空間Aに対応する領域の吸引力を、下流側領域である空間B〜Cに対応する領域の吸引力よりも強くしたり弱くしたりすることができ、製造装置1においては、空間Aが負圧に維持されるようになっている。尚、ドラム本体42の空間の仕切り方は、上述した形態に限定されるものではない。例えば、ドラム本体42の負圧に維持された空間Aを、更に複数に仕切り、細かく仕切られた空間毎に圧力が調整できるようにしてもよい。また、例えば、ドラム本体42の空間Bを、更に複数に仕切り、細かく仕切られた空間毎に圧力が調整できるようになっており、空間Aに最も隣接する位置の空間の圧力を空間Aの圧力に調整して、集積用凹部41がダクト3を抜けた少し先まで負圧領域とすることもできる。
外周面4fを形成する部材40は、図2及び図3に示すように、ドラム本体42の外周全周を覆って配されており、モータ等の原動機からの動力を受けて、ドラム本体42の水平軸回りを矢印R方向に回転する。外周面4fを形成する部材40は、製造装置1においては、図5に示すように、剛性を有する金属製のフレーム体43と、該フレーム体43に重ねて固定されるメッシュプレート44(多孔性部材)と、該メッシュプレート44の外面44a側に重ねて配される吸収体パターン形成プレート45とを有する。
フレーム体43は、図5に示すように、集積用凹部41の平面視において、集積用凹部41の底面と重なる凹部底面対応部431を、ドラム幅方向(X方向)の中央部に有している。ここで、「平面視」とは、対象物(集積用凹部41等)を、回転ドラム4aの外周面の法線方向(回転ドラム4aの回転軸方向と直交する方向)の外方から見た場合を意味する。凹部底面対応部431は、該凹部底面対応部431を厚み方向に貫通する複数の貫通口432と、回転ドラム3の周方向2Y方向に隣り合う2つの貫通口432,432の間に位置する非通気性のリブ433とを含んで構成されている。貫通口432を有していることによって、該凹部底面対応部431全体として通気性を有している。複数の貫通口432は、フレーム体43の周方向2Yに間欠的に配されている。非通気性のリブ433は、周方向2Yに隣り合う2つの貫通口432,432の間に位置し、ドラム幅方向(X方向)に延びて形成されている。リブ433は、主として、フレーム体43自体の強度を向上させるものである。各貫通口432には、後述するメッシュプレート44及び吸収体パターン形成プレート45を重ねた重合体が配され、例えばボルトあるいは接着剤等の公知の固定手段によってフレーム体43に固定されている。
メッシュプレート44は、図5に示すように、集積用凹部41の底面を構成する部材であり、多孔性部材から構成されている。多孔性部材からなるメッシュプレート44は、平坦状であり、多数の微細な通気孔が形成されており、外周面4fの内の集積用凹部41が、回転ドラム4a内における負圧に維持された空間上を通過している間、該通気孔が吸収体100の原料を吸引する吸引孔として機能する。製造装置1においては、集積用凹部41を回転ドラム4aの全周に亘って連続的に配置するように、周方向2Yに隣り合う2つの貫通口432,432毎にメッシュプレート44,44を配し、メッシュプレート44が回転ドラム4aの全周に亘って連続するように配置する。メッシュプレート44としては、金属又は樹脂製のメッシュや、金属又は樹脂製の板にエッチングやパンチングで多数の細孔を形成した、多孔性の金属板又は樹脂板等を用いることができる。メッシュプレート44を形成する多孔性の金属板又は樹脂板としては、例えば、厚み0.1〜0.5mm程度の金属又は樹脂製の板(ステンレス板等)等が挙げられる。
吸収体パターン形成プレート45は、図5に示すように、その外面45aが回転ドラム4aの最も外側に位置し、外周面4fの一部を形成する部材であり、集積用凹部41の外周面を形成する部材でもある。ここで「集積用凹部41の外周面」とは、集積用凹部41を平面視した際の集積用凹部41の輪郭で囲まれた部分の面を意味する。吸収体パターン形成プレート45は、一対のパターン形成プレート451,452から形成されている。一対のパターン形成プレート451,452は、製造装置1においては、集積用凹部41の幅方向(X方向)の中心を通る中心線に対して対称な形状に形成されており、該中心線に対して対称に配置させることによって、ドラム幅方向(X方向)の中央部に、集積用凹部41内の立体形状に対応する形状の空間部453が形成される。吸収体パターン形成プレート45は、この空間部453を除き、空気を通さない非通気性の部材となっている。製造装置1の一対のパターン形成プレート451,452は、平面視して、回転ドラム4aの周方向(2Y方向)に長い矩形状に形成されている。そして、周方向2Yに隣り合う2つの貫通口432,432毎に一対のパターン形成プレート451,452を配し、一対のパターン形成プレート451,452が回転ドラム4aの全周に亘って連続するように配置する。このように配置することにより、集積用凹部41が回転ドラム4aの全周に亘って連続的に配置されるようになる。吸収体パターン形成プレート45としては、例えば、ステンレス或いはアルミ等の金属又は樹脂製の板に機械加工を施したプレート、金型を用いて成形したプレート等を用いることができる。
製造装置1においては、図5に示すように、回転ドラム4aの外周面4fを形成する部材40が、以上のように構成されたメッシュプレート44及び吸収体パターン形成プレート45を重ね合わせた重合体を、フレーム体43の各貫通口432に配し、ボルトあるいは接着剤等の公知の固定手段によって、固定されて形成されている。このようにして形成された各集積用凹部41の底面は、メッシュプレート44で構成されるようになる。そして、製造装置1の集積用凹部41は、図6に示すように、回転ドラム4aの全周に亘って連続的に配置されるようになる。各集積用凹部41の底面は、製造装置1においては、メッシュプレート44を構成する多孔性部材の微細な通気孔が、集積用凹部41が負圧に維持された空間A上を通過している間、吸引孔として機能する。
製造装置1は、上述した解繊部2、ダクト3及び回転ドラム4aを有する集積部4に加えて、押さえベルト7と、バキュームコンベア8とを有している。
製造装置1では、押さえベルト7は、図2〜図4に示すように、ダクト3の位置よりも下流側に隣接して回転ドラム4aの外周面4fに沿って配されており、回転ドラム4aの空間Aよりも弱い負圧又は圧力ゼロ(大気圧)に設定されている空間Bに位置する外周面21に沿って配されている。押さえベルト7は、無端状の通気性又は非通気性のベルトであり、ロール71及びロール72に架け渡されて、回転ドラム4aの回転と共に連れ回るようになっている。尚、押さえベルト7が通気性のベルトである場合には、実質的に集積用凹部41内の原料を通過させないものであることが好ましい。押さえベルト7により、空間Bの圧力を大気圧に設定しても、集積用凹部41内の積繊体100aをバキュームコンベア8上に転写するまで、集積用凹部41内に保持できる。
製造装置1では、バキュームコンベア8は、図2及び図3に示すように、回転ドラム4aの下方に配されており、回転ドラム4aの弱い陽圧又は圧力ゼロ(大気圧)に設定されている空間Cに位置する外周面4fに配されている。バキュームコンベア8は、駆動ロール81及び従動ロール82,82に架け渡された無端状の通気性ベルト83と、通気性ベルト83を挟んで回転ドラム4aの空間Cに位置する外周面4fと対向する位置に配されたバキュームボックス84とを備えている。バキュームコンベア8上には、ティッシュペーパー又は透液性の不織布等からなるコアラップシート100bが導入されるようになっている。
尚、製造装置1は、バキュームコンベア8よりも下流側に、コアラップシート100bと、コアラップシート100b上に転写された積繊体100aとを一体として幅方向(X方向)に折り返す折りガイド板(不図示)を有している。折りガイド板(不図示)は、製造装置1においては、コアラップシート100b及び転写された積繊体100aを二つ折りに折り返すものである。また、製造装置1は、折りガイド板(不図示)よりも下流側に切断装置(不図示)を備えており、該切断装置(不図示)によって、個々の吸収体100が製造される。切断装置(不図示)としては、例えば、生理用ナプキン、軽失禁パッド、パンティライナー、おむつ等の吸収性物品の製造において、吸収体連続体の切断に従来使用されているもの等を特に制限なく使用することができる。切断装置(不図示)としては、例えば、一対の周面に切断刃を備えたカッターロール及び該切断刃を受ける周面平滑なアンビルロール等が挙げられる。
次に、上述した製造装置1を用いて吸収体100を連続的に製造する方法、即ち、本発明の吸収体の製造方法の一実施態様について説明する。
本実施態様の吸収体100の製造方法は、パルプ繊維10aから形成されたパルプシート10as及び合成繊維10bから形成された合成繊維シート10bsを、解繊機21を用いて解繊する解繊工程と、解繊されたパルプ繊維10a及び合成繊維10bを、飛散状態にて搬送しながら混合し、集積用凹部41に集積する集積工程とを備えている。以下、本実施態様の吸収体100の製造方法について詳述する。
先ず、回転ドラム4a内の空間A、及びバキュームコンベア用のバキュームボックス84内を、それぞれに接続された吸気ファン(不図示)を作動させて負圧にする。空間A内を負圧にすることで、ダクト3内に、吸収体100の原料を、回転ドラム4aの外周面4fに搬送する空気流(バキュームエアー)が生じる。また解繊機21及び回転ドラム4aを回転させ、押さえベルト7及びバキュームコンベア8を作動させる。
また、ダクト3の仕切板35の有する調整機構によって、ダクト3の内部での仕切板35の幅方向(X方向)の位置を調整し、第1流路30a及び第2流路30bの断面積の大きさを調整する。
次いで、解繊工程の前工程に、合成繊維10bから形成された合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)の引っ張り強度を低下させる加工を施す(強度低下工程)。本実施態様では、強度低下工程は、カット装置53を用い、合成繊維シート10bsをカットして複数本の合成繊維10bから形成されたカットシート10bcを形成することで、引っ張り強度を低下させる。カット装置53は、上述した上述した製造装置1では、複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・と、複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・に共通して対向配置された、周面が平坦な受けロール52とを備えている。そして、各スコアカットナイフ51の刃の向きは、搬送方向(Y方向)に向いている。このような複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・を有するカット装置53を用いているので、本実施態様では、強度低下工程は、図2に示すように、カットする方向が合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)であり、これにより搬送方向(Y方向)に延びるカットシート10bcを複数本形成するようになる。
このようにして形成された複数本のカットシート10bcの全体の搬送方向(Y方向)の引張強度は、幅方向(X方向)に隣り合うカットシート10bc,10bcどうしに跨る合成繊維10bが切断されているので、カット前の合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)の引張強度よりも低下しており、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1となっている。搬送方向(Y方向)の引張強度を低下させる観点から、カットシート10bcの幅(X方向の長さ)は、カットする前における合成繊維シート10bsを形成する合成繊維10bの平均繊維長よりも短いことが好ましい。言い換えれば、直交する方向(X方向)に隣り合うスコアカットナイフ51,51どうしの間隔が、カットする前における合成繊維シート10bsを形成する合成繊維10bの平均繊維長よりも短くなるように配置することが好ましい。カット後の合成繊維シート10bs1の引張強度が、カット前の合成繊維シート10bsの引張強度よりも低下しているか否かは以下の引張強度測定方法によって確認できる。以下に引張強度測定方法の一例を記載する。
<引張強度測定方法>
強度低下工程の前後それぞれにおいて、搬送方向(Y方向)に200mm、幅方向(X方向)に50mmの測定片を切り出し、強度低下工程の前の測定片を合成繊維シート10bsの測定サンプルとし、強度低下工程の後の測定片を合成繊維シート10bs1の測定サンプルとする。各測定サンプルを、引張り試験機(株式会社オリエンテック製RTC-1150)にて、引っ張り速度を100mm/min、チャック間距離150mmでY方向に引張り、搬送方向(Y方向)の引張り強度を測定する。
次いで、パルプシート10as及び合成繊維シート10bs1を、解繊機21を用いて解繊する(解繊工程)。製造装置1では、解繊部2は、パルプシート10asを解繊機21に供給する一対のフィードロール23,23と、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を解繊機21に供給する一対のフィードロール24,24とを別々に有している。本実施態様の解繊工程においては、パルプシート10asと合成繊維シート10bs1とを別々のフィードロール23,24を用いて解繊機21に別々に供給して解繊する。好適には、図2に示すように、パルプシート10asを一対のフィードロール23,23を介して解繊機21に供給し、パルプシート10asとは別に、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を一対のフィードロール24,24を介して解繊機21に供給している。一対のフィードロール23,23は、パルプシート10asの解繊機21への供給速度を制御する。同様に、一対のフィードロール24,24は、合成繊維シート10bs1の解繊機21への供給速度を制御する。一対のフィードロール24,24は、一対のフィードロール23,23とは非連動で、合成繊維シート10bs1のみの解繊機21への供給速度を好適に制御する。すなわち、解繊工程においては、パルプシート10as及び合成繊維シート10bs1の解繊機への供給をそれぞれ独立に制御して行われる。
具体的には、一対のフィードロール24,24のうち、少なくとも一方のロールは図示しない駆動装置により回転される構成を有する。一対のフィードロール24,24はニップ式のロールである。上記駆動装置としては、例えばサーボモータが挙げられる。合成繊維シート10bs1とのスリップを防止する観点から、一対のフィードロール24,24の両方が駆動装置により回転されていることが好ましい。この場合、一対のフィードロール24,24を直接駆動装置により駆動してもよいし、一方のロールを駆動装置で駆動し他方のロールにはギヤ等の伝道手段で駆動を伝達してもよい。また、一対のフィードロール24,24は、合成繊維シート10bs1とのスリップを一層防止する観点から、その表面に軸方向の溝が全周にわたり形成され、滑りにくくしてもよい。なお、一対のフィードロール24,24の他、合成繊維シート10bs1の搬送を補助するロールを有していてもよい。
本実施態様においては、合成繊維シート10bs1及びパルプシート10asの2種類のシートの解繊を1つの解繊機21で行っている。図2及び図4に示すように、パルプシート10asの搬送方向(Y方向)に沿う一側部上に合成繊維シート10bs1を配するようにして、解繊機21に別々に供給する。このような一側部側に片寄った状態でパルプシート10as及び合成繊維シート10bs1が搬送されると、解繊機21の幅方向(X方向)において、パルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合が異なるように解繊され、幅方向(X方向)にパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合の異なる解繊された繊維材料が、解繊機21からダクト3に供給される。本実施態様においては、幅方向(X方向)に配合割合の異なる繊維材料は、幅方向(X方向)の一端部(搬送方向(Y方向)に沿う一側部)では、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合された状態で形成されており、幅方向(X方向)の他端部(搬送方向(Y方向)に沿う他側部)が、パルプ繊維10aのみから形成されている。
本実施態様においては、仕切板35によって調整された第1流路30a及び第2流路30bに対して、幅方向(X方向)にパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合の異なる解繊された繊維材料が供給される。好適には、幅方向(X方向)の他端部(搬送方向(Y方向)に沿う他側部)側の第1流路30aに、パルプ繊維10aのみから形成された繊維材料が供給される。そして、幅方向(X方向)の一端部(搬送方向(Y方向)に沿う一側部)側の第2流路30bに、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合された状態で形成された繊維材料が供給される。このように、仕切板35によって調整された第1流路30a及び第2流路30bによって、解繊部2から供給された幅方向(X方向)に配合割合の異なるパルプ繊維10a及び合成繊維10bを、幅方向(X方向)にパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合の異なる状態で回転ドラム4aの外周面4fに向けて搬送する。また、ダクト3の天板31に配されたポリマー散布管36,36により、第1流路30a及び第2流路30b内に、それぞれ、各スクリューフィーダー等の装置(不図示)により個別に調整された供給量の吸収性粒子10cを供給する。
次いで、回転ドラム4a側の端部が回転ドラム4aの備える集積用凹部41の幅方向(X方向)の中心を通る中心線上にまで延びる仕切板35によって、回転ドラム4aの全周に亘って連続する集積用凹部41の幅方向(X方向)に、配合割合が異なる状態でパルプ繊維10a及び合成繊維10bを集積する。図7に示すように、本実施態様においては、集積用凹部41における幅方向(X方向)の他端部(搬送方向(Y方向)に沿う他側部)側の半面に、パルプ繊維10aのみから形成された繊維材料と吸収性粒子10cとが集積される。また、各集積用凹部41における幅方向(X方向)の一端部(搬送方向(Y方向)に沿う一側部)側の半面に、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合して形成された繊維材料と吸収性粒子10cとが集積される。
以上のようにして、図7に示すように、集積用凹部41の幅方向(X方向)に、配合割合が異なる状態でパルプ繊維10a及び合成繊維10bを集積用凹部41内に集積させ、回転ドラム4aの周方向(2Y方向)の全周に亘って連続的に集積物を製造する。このように、集積用凹部41内にパルプ繊維10a及び合成繊維10bが集積した集積物を得た後、図2に示すように、更に回転ドラム4aを回転させ、回転ドラム4aの空間Bに位置する外周面21に配された押さえベルト7で集積用凹部41内の集積物を押さえつけながら、バキュームコンベア8上まで搬送する。
そして、集積用凹部41内の集積物は、図2及び図3に示すように、回転ドラム4aの空間Cに位置するバキュームボックス84の対向位置にくると、バキュームボックス84からの吸引によって、集積用凹部41から離型し、バキュームコンベア8上に導入されたコアラップシート100b上へと受け渡され、搬送方向(Y方向)に連続して延びる積繊体100aが製造される。好適には、搬送されているコアラップシート100bの搬送方向(Y方向)に沿う他側部上に積繊体100aが受け渡される。図8には、コアラップシート100b上に配された積繊体100aの断面図が示されている。このように製造された積繊体100aは、幅方向(X方向)にパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合が異なる状態で積繊されている。本実施態様においては、積繊体100aにおける幅方向(X方向)の他端部(搬送方向(Y方向)に沿う他側部と同義)側の半分に、パルプ繊維10aのみから形成された繊維材料と吸収性粒子10cとが集積されている。また、積繊体100aにおける幅方向(X方向)の一端部(搬送方向(Y方向)に沿う一側部)側の半面に、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合して形成された繊維材料と吸収性粒子10cとが集積されている。
次いで、コアラップシート100bと共に積繊体100aを、折りガイド板(不図示)により幅方向(X方向)に折り重ね、厚み方向(Z方向)にパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合を異なるようにする。本実施態様においては、折りガイド板(不図示)によって、コアラップシート100bと共に積繊体100aを、搬送方向(Y方向)に沿う一側部側から二つ折りに折り返し、パルプ繊維10aのみから形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体上に、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合して形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体を重ね合わせて帯状の吸収体100を製造する。
その後、切断装置(不図示)によって、帯状の吸収体100を、搬送方向(Y方向)に所定の間隔にて切断して、個々の吸収体100を製造する。このように製造された吸収体100は、図1に示すように、厚み方向(Z方向)の一方側(下方側)が、パルプ繊維10aのみから形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体となっており、厚み方向(Z方向)の他方側(上方側)が、パルプ繊維10a及び合成繊維10bが混合して形成された繊維材料と吸収性粒子10cとの集積体となっており、厚み方向(Z方向)において、パルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合が異なっている。
以上のように、製造装置1を用いた本実施態様の製造方法によれば、解繊工程の前工程に、合成繊維10bから形成された合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)の引っ張り強度を低下させる加工を施す強度低下工程を備えているので、合成繊維シートの供給速度に関わらず合成繊維シート10bsを解繊する際に解れ易く、解繊不良を抑えることができ、所望の混合比で合成繊維10bとパルプ繊維10aを含む吸収体100を製造できる。特に合成繊維の比率を高めるために供給速度を速くした場合でも、解繊不良を抑えることができる。更に、製造される吸収体100が、解繊不良の抑えられた状態で合成繊維10bを含んでいると、体液を吸収体100が吸収しても吸収体100に粗の構造が維持でき、体液をピンポイントで高速吸収することができる。製造装置1を用いた本実施態様の製造方法によれば、このような吸収体100を効率的に連続して製造することができる。
また、製造装置1を用いた本実施態様の製造方法によれば、パルプシート10asと合成繊維シート10bs1とを別々のフィードロール23,24を用いて解繊機21への供給を別々に独立に制御して解繊している。その為、フィードロール23及びフィードロール24の回転数をそれぞれ調整することによって、一対のフィードロール23,23を介して解繊機21に供給するパルプシート10asの供給量、或いは一対のフィードロール24,24を介して解繊機21に供給する引張強度の低下した合成繊維シート10bs1の供給量を調整でき、吸収体100におけるパルプ繊維10a及び合成繊維10bを所望の割合で調整できる。
また、製造装置1を用いた本実施態様の製造方法によれば、図2に示すように、強度低下工程は、図2に示すように、カット装置53を用い、合成繊維シート10bsをカットして複数本の合成繊維10bから形成されたカットシート10bcを形成する。特に、本実施態様では、刃の向きが搬送方向(Y方向)に向いた複数のスコアカットナイフ51,51,51・・・と受けロール52とを備えたカット装置53を用い、合成繊維シート10bsを搬送方向(Y方向)にカットして、搬送方向(Y方向)に延びるカットシート10bcを複数本形成する。このように形成された各カットシート10bが搬送方向(Y方向)に延びているので、一対のフィードロール24,24を介して解繊機21に供給し易く、吸収体100を効率的に製造することができる。
また、製造装置1を用いた本実施態様の製造方法によれば、厚み方向(Z方向)に繊維材料10a,10bの配合割合が異なる吸収体100を、1個の回転ドラム4aと、1組の解繊機2及びダクト3とを用いて製造することができるので、設備の規模をコンパクト化でき、製造装置のコストも抑えることができる。また、本実施態様の製造方法によれば、厚み方向(Z方向)にパルプ繊維10a、合成繊維10b及び吸収性粒子10cの配合割合が異なる吸収体100を効率的に製造することができる。
また、製造装置1を用いた本実施態様の製造方法によれば、ダクト3の仕切板35が調整機構を有しているので、第1流路30a及び第2流路30bの断面積の大きさを調整でき、幅方向(X方向)におけるパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合を調製することができる。従って、製造される吸収体100の厚み方向(Z方向)におけるパルプ繊維10a及び合成繊維10bの配合割合を調製することができる。
本発明は、前記実施態様に制限されず適宜変更可能である。
例えば、本実施態様の集積工程は、解繊されたパルプ繊維10a及び合成繊維10bを、ダクト3を用いて飛散状態にて搬送しながら混合し、回転ドラム4aの外周面4fに配された集積用凹部41に集積しているが、集積用凹部に集積さえすればよく、該集積用凹部が、回転ドラム4aの外周面4fに形成されていなくてもよい。
また、本実施態様の強度低下工程は、カット装置53を用いて合成繊維シート10bsを搬送方向(Y方向)にカットして、搬送方向(Y方向)と平行に延びるカットシート10bcを複数本形成しているが、搬送方向の引張強度を低下させるものであればこれに限定されるものではなく、例えば、搬送方向(Y方向)に波状にカットしてもよい。また、他のカット装置を用いて合成繊維シート10bsを搬送方向(Y方向)に直交する方向(X方向)にカットして、直交する方向(X方向)に延びるカットシートを複数本形成してもよい。また、本実施態様の強度低下工程に用いるカット装置53は、スコアカットナイフを用いる以外に、上刃と下刃の側面を擦り合わせて切断するシェアカット方式のカット装置であってもよく、レーザー光を照射して溶断するレーザー装置であってもよい。
また、本実施態様の強度低下工程は、カット装置53を用いて引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を形成しているが、カット装置53に換えて、図9に示すように、複数の凸部54を表面に有する凸部材55を用い、合成繊維10bの合成繊維シート10bsの表面を起毛して、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を形成してもよい。好適には、凸部材55は、周面に凸部54が複数設けられた凸ローラであり、その回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転するようになっている。そして、凸部材55の上流側及び下流側に配された搬送ローラ56a,56bを介して、合成繊維シート10bsを凸ローラである凸部材55に搬送し、合成繊維シート10bsの構成繊維である合成繊維10bを起毛して、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を形成してもよい。凸ローラである凸部材55の回転方向は、合成繊維10bを効率的に起毛する観点から、合成繊維シート10bsの搬送方向(Y方向)に対して逆方向に回転させることが好ましい。
また、本実施態様の強度低下工程は、カット装置53に換えて、図10に示すように、先端が尖鋭な複数の凸部57を表面に有する凸部材58を用い、合成繊維10bの合成繊維シート10bsを開孔して、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を形成してもよい。好適には、凸部材58は、周面に尖鋭な凸部57が複数設けられた凸ローラであり、その回転軸に駆動手段(図示せず)からの駆動力が伝達されることによって回転するようになっている。そして、凸部材58の上流側及び下流側に配された搬送ローラ59a,59bを介して、合成繊維シート10bsを凸ローラである凸部材58に搬送し、合成繊維シート10bsの表面に開孔を空け、構成繊維である合成繊維10bにダメージを与え、引張強度の低下した合成繊維シート10bs1を形成してもよい。
また、本実施態様においては、解繊工程の前工程であって、且つ、強度低下工程の後工程に、折り板(不図示)を用いて、強度低下工程の後の合成繊維シート10bs1を多重に折り重ねる折り工程を備えていてもよい。このような折り工程を備えていていれば、強度低下工程の後の合成繊維シート10bs1の幅を狭めることができ、下流側の解繊工程の解繊機21への供給量を上げて吸収体100を効率的に製造することができる。また、強度低下工程の前工程に、折り板(不図示)を用いて、強度低下を行う前の合成繊維シート10bsを多重に折り重ねて積層する折り工程を備えていてもよい。強度低下工程の前工程に折り工程を備えていれば、例えば、合成繊維シート10bsに対してカット装置53を用いて合成繊維シート10bsをカットする際に、多重に折り重ねた積層状態の合成繊維シート10bsをカット装置53に供給でき、製造される吸収体100における合成繊維10bの配合割合を調製することができる。
また、本実施態様においては、複数本の帯状の合成繊維シート10bsを用意しておき、強度低下工程の前工程に、複数本の帯状の合成繊維シート10bsを積層する積層工程を備えていてもよい。このような積層工程を備えていれば、例えば、合成繊維シート10bsに対してカット装置53を用いて合成繊維シート10bsをカットする際に、積層状態の合成繊維シート10bsをカット装置53に供給でき、製造される吸収体100における合成繊維10bの配合割合を調製することができる。
また、本実施態様においては、解繊工程の前工程であって、且つ、強度低下工程の後工程に、一対のニップロールを用いて、強度低下工程の後の合成繊維シート10bs1を束ねる集束工程を備えていてもよい。また、強度低下工程の前工程に、一対のニップロールを用いて、強度低下工程の前工程の前の合成繊維10bの合成繊維シート10bsを束ねる集束工程を備えていてもよい。前記集束工程を備えていていれば、例えば、カット装置53を用いてカットする際に、カット装置53に供給し易く、吸収体100を効率的に製造することができる。
また、製造される積繊体100aの形状は、集積用凹部41の形状を変更することにより柔軟に変更してもよい。また、合成繊維10bに用いられる繊維を親水化処理しても良い。
上述した実施形態に関し、さらに以下の吸収体の製造方法を開示する。
<1>
パルプ繊維から形成された帯状のパルプシート及び合成繊維から形成された帯状の合成繊維シートを、解繊機を用いて解繊する解繊工程と、
解繊されたパルプ繊維及び合成繊維を、飛散状態にて搬送しながら混合し、集積用凹部に集積する集積工程とを備えたパルプ繊維及び合成繊維を含む吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
解繊工程の前工程に、前記合成繊維シートの搬送方向の引っ張り強度を低下させる加工を施す強度低下工程を備える吸収体の製造方法。
<2>
前記解繊工程においては、前記パルプシート及び前記合成繊維シートの前記解繊機への供給をそれぞれ独立に制御して行う、前記<1>に記載の吸収体の製造方法。
<3>
前記強度低下工程は、カット装置を用い、前記合成繊維シートをカットして複数本の前記合成繊維から形成されたカットシートを形成することで引っ張り強度を低下させるものである、前記<1>又は<2>に記載の吸収体の製造方法。
<4>
前記強度低下工程は、カットする方向が前記合成繊維シートの搬送方向であり、これにより搬送方向に延びる前記カットシートを複数本形成する前記<3>に記載の吸収体の製造方法。
<5>
前記カットシートの幅は、カットする前における前記合成繊維シートを形成する前記合成繊維の平均繊維長よりも短い前記<3>又は<4>に記載の吸収体の製造方法。
<6>
前記強度低下工程に用いる前記カット装置は、複数のスコアカットナイフと、該複数のスコアカットナイフに共通して対向配置された、周面が平坦な受けロールとを備えている前記<3>〜<5>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<7>
前記強度低下工程は、複数の凸部を表面に有する凸部材を用い、前記合成繊維シートの表面を起毛することで引っ張り強度を低下させるものである、前記<1>又は<2>に記載の吸収体の製造方法。
<8>
前記強度低下工程は、先端が尖鋭な複数の凸部を表面に有する凸部材を用い、前記合成繊維シートを開孔することで引っ張り強度を低下させるものである、前記<1>又は<2>に記載の吸収体の製造方法。
<9>
前記解繊工程の前工程であって、且つ、前記強度低下工程の前工程又は後工程に、該強度低下工程の前の合成繊維シート又は該強度低下工程の後の合成繊維シートを多重に折り重ねる折り工程を備えている前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<10>
前記解繊工程の前工程であって、且つ、前記強度低下工程の前工程に、前記合成繊維シートを多重に折り重ねる折り工程を備えている前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<11>
前記解繊工程の前工程であって、且つ、前記強度低下工程の後工程に、引っ張り強度が低下した合成繊維シートを多重に折り重ねる折り工程を備えている前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<12>
前記強度低下工程の前工程に、複数本の帯状の合成繊維シートを積層する積層工程を備えている前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<13>
前記解繊工程においては、前記パルプシートと前記合成繊維シートとを別々のフィードロールを用いて前記解繊機に別々に供給して解繊する前記<1>〜<12>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<14>
前記合成繊維シート及び前記パルプシートの解繊を1つの解繊機で行う前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<15>
前記パルプシートの搬送方向に沿う一側部上に前記合成繊維シートを配するようにして、前記パルプシートと前記合成繊維シートとを前記解繊機に供給する前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<16>
前記集積工程においては、前記集積用凹部を有する回転ドラムと、前記解繊機から回転ドラムに亘って延びるダクトを有する装置を用いて、解繊機によって解繊されたパルプ繊維及び合成繊維を集積用凹部に供給する前記<1>〜<15>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<17>
前記ダクトは仕切り板を有する前記<16>に記載の吸収体の製造方法。
<18>
前記仕切り板は調整機構を有する前記<17>に記載の吸収体の製造方法。
<19>
前記調整機構は、前記ダクトの内部での前記仕切板の幅方向の位置を調整する前記<18>に記載の吸収体の製造方法。
<20>
前記調整機構は、前記仕切板の幅方向の中心線に対する傾きを調整する前記<18>又は<19>に記載の吸収体の製造方法。
<21>
前記ダクトの内部に形成された流路が、前記仕切板によって、幅方向に2区分の第1流路及び第2流路に分けられており、
ポリマー散布管が、前記第1流路及び前記第2流路にそれぞれに設けられている前記<17>〜<20>の何れか1に記載の吸収体の製造方法。
<22>
前記第1流路に、パルプ繊維のみから形成された繊維材料が供給され、前記第2流路に、パルプ繊維及び合成繊維が混合された状態で形成された繊維材料が供給される前記<21>に記載の吸収体の製造方法。
<23>
前記<1>〜<22>の何れか1に記載の吸収体の製造方法で製造された吸収体であって、
パルプ繊維から形成された繊維材料と吸収性粒子との集積体上に、合成繊維及びパルプ繊維が混合して形成された繊維材料と吸収性粒子との集積体を重ね合せた積層構造を有する吸収体。
<24>
液透過性の表面シート、液不透過性又は撥水性の裏面シート、及び前記表面シート及び前記裏面シート間に介在配置された液保持性の吸収体を具備した吸収性物品であって、前記吸収体が前記<1>〜<22>の何れか1に記載の吸収体の製造方法で製造された吸収体である、吸収性物品。
<25>
パルプ繊維及び合成繊維が混合して形成された繊維材料と吸収性粒子との集積体が、肌側の上層に配置されている、前記<24>に記載の吸収性物品
<26>
使い捨ておむつ、生理用ナプキン、パンティライナー及び失禁パッドのいずれかである、前記<24>又は<25>に吸収性物品
100 吸収体
100a 積繊体
10a パルプ繊維
10as パルプ繊維から形成されたパルプシート
10b 合成繊維
10bs 合成繊維から形成された合成繊維シート
10bs1 引張強度の低下した合成繊維シート
10bc カットシート
100b コアラップシート
1 製造装置
2 解繊部
21 解繊機
22 ケーシング
23,24 フィードロール
4 集積部
3 ダクト
30 流路
31 天板
32 底板
33,34 側壁
35 仕切板
36 ポリマー散布管
4a 回転ドラム
4f 外周面
41 集積用凹部
42 ドラム本体
5 強度低下部
51 スコアカットナイフ
52 受けロール
53 カット装置
54,57 凸部
55,58 凸部材
56a,56b,59a,59b 搬送ロール
7 押さえベルト
8 バキュームコンベア
84 バキュームボックス
9 ニップロール

Claims (10)

  1. パルプ繊維から形成された帯状のパルプシート及び合成繊維から形成された帯状の合成繊維シートを、1つの解繊機を用いて解繊する解繊工程と、
    解繊されたパルプ繊維及び合成繊維を、飛散状態にて搬送しながら混合し、集積用凹部に集積する集積工程とを備えたパルプ繊維及び合成繊維を含む吸収性物品用の吸収体の製造方法であって、
    解繊工程の前工程に、前記合成繊維シートの搬送方向の引っ張り強度を低下させる加工を施す強度低下工程を備える吸収体の製造方法。
  2. 前記解繊工程においては、前記パルプシート及び前記合成繊維シートの前記解繊機への供給をそれぞれ独立に制御して行う、請求項1に記載の吸収体の製造方法。
  3. 前記強度低下工程は、カット装置を用い、前記合成繊維シートをカットして複数本の前記合成繊維から形成されたカットシートを形成することで引っ張り強度を低下させるものである、請求項1又は2に記載の吸収体の製造方法。
  4. 前記強度低下工程は、カットする方向が前記合成繊維シートの搬送方向であり、これにより搬送方向に延びる前記カットシートを複数本形成する請求項3に記載の吸収体の製造方法。
  5. 前記カットシートの幅は、カットする前における前記合成繊維シートを形成する前記合成繊維の平均繊維長よりも短い請求項3又は4に記載の吸収体の製造方法。
  6. 前記強度低下工程に用いる前記カット装置は、複数のスコアカットナイフと、該複数のスコアカットナイフに共通して対向配置された、周面が平坦な受けロールとを備えている請求項3〜5の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
  7. 前記強度低下工程は、複数の凸部を表面に有する凸部材を用い、前記合成繊維シートの表面を起毛することで引っ張り強度を低下させるものである、請求項1又は2に記載の吸収体の製造方法。
  8. 前記強度低下工程は、先端が尖鋭な複数の凸部を表面に有する凸部材を用い、前記合成繊維シートを開孔することで引っ張り強度を低下させるものである、請求項1又は2に記載の吸収体の製造方法。
  9. 前記解繊工程の前工程に、前記合成繊維シートを多重に折り重ねる折り工程を備えている請求項1〜8の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
  10. 前記強度低下工程の前工程に、複数本の帯状の合成繊維シートを積層する積層工程を備えている請求項1〜8の何れか1項に記載の吸収体の製造方法。
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