JP6545545B2 - 電気機器収納用箱体 - Google Patents
電気機器収納用箱体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6545545B2 JP6545545B2 JP2015132934A JP2015132934A JP6545545B2 JP 6545545 B2 JP6545545 B2 JP 6545545B2 JP 2015132934 A JP2015132934 A JP 2015132934A JP 2015132934 A JP2015132934 A JP 2015132934A JP 6545545 B2 JP6545545 B2 JP 6545545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pin receiving
- pin
- door
- hinge
- receiving member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
- Distribution Board (AREA)
Description
そして、そのように扉を片開き自在に蝶着する構造としては、たとえば特許文献1に記載されているように、ピン受け部を有し、箱本体側に固定される第1受け部材と、同様にピン受け部を有しており、扉体側に固定される第2受け部材と、両ピン受け部に挿通されるヒンジピンとを有する蝶番を用いる構造が一般的である。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記箱本体側に固定されるピン受け部材のピン受け部に、前記扉体を片開きする際の前記扉体の回動軌跡上に突出する規制部を設け、前記扉体が前記規制部に当接することにより、前記扉体の開放方向への更なる回動を規制可能としたことを特徴とする。
また、緩衝部材の下部が先割れ状の係止爪となっている一方、ヒンジピンの周面に凹溝が周設されており、ヒンジピンの挿通に伴い、係止爪が一旦押し広げられた後に縮径して凹溝に係止することにより、ヒンジピンの緩衝部材からの抜け止めがなされるようになっている。したがって、蝶番の組み立て後、ひいては扉体の蝶着後、ヒンジピンが不用意に抜け落ちたりする心配がない。また、係止爪が緩衝部材に一体的に設けられているため、部品点数が少なく、コスト低減を図ることができる。
さらに、請求項2に記載の発明によれば、箱本体側に固定されるピン受け部材のピン受け部に、扉体を片開きする際の扉体の回動軌跡上に突出する規制部を設け、扉体が規制部に当接することにより、扉体の開放方向への更なる回動を規制可能としている。したがって、扉体を開放した際、扉体と箱本体とが勢いよく衝突する等して箱本体や扉体が変形する事態を防止することができる。
収納箱1は、前面に開口を有する箱本体2と、箱本体の開口を開閉する扉体3とを備えてなる。箱本体2は、天板、左右両側板、背板、及び底板を有して前面を除く5面(上面、左右両側面、後面、及び下面)が閉塞された箱体であり、その内部空間に、分電盤等の各種電気機器を収納可能となっている。また、箱本体2の前面の開口周縁部には、前方へ延設された後に上下左右外方へ折り返されてなる水切り部4が設けられている。さらに、箱本体2の前面には、水切り部4を含めて箱本体2の開口を閉塞するように扉体3が取り付けられている。そして、箱本体2と扉体3との間には、それらの右側部の上部及び下部において夫々蝶番10、10が介在されており、扉体3は、箱本体2に対し右側部を軸として片開き自在となっている。
蝶番10は、金属製の第1ピン受け部材11、第2ピン受け部材12、及びヒンジピン13と、合成樹脂製のピン止め部材14とを有する。第1ピン受け部材11は、側面視コ字状に折り曲げられてなるもので、上下方向へ延びる固定部15には、図5に示すように自身を水切り部4の外面(箱本体2側)に固定するための固定孔16、16が穿設されている。また、固定部15の上下両端部から対向するように折り曲げられた各折り曲げ部には、ヒンジピン13を挿通可能なピン受け孔17が夫々穿設されている(すなわち、折り曲げ部がピン受け部となっている)。さらに、各折り曲げ部の先端側は、上面視円形に形成されているとともに、その頂部から外周縁に沿って両側へ夫々略90度回った位置には、外方へ張り出す規制段部26が設けられている。
まず、第1ピン受け部材11を、箱本体2側の所定位置(ここでは、水切り部4の右部表面における上部及び下部)にネジ止めして固定する。また、各第1ピン受け部材11の下側の折り曲げ部に、ピン受け孔17へ上方からフランジ部25の下面が折り曲げ部の上面に当接するまでピン止め部材14を差し込む。このとき、ピン止め部材14の係止爪24は、ピン受け孔17を貫通して折り曲げ部の下側に突出している。一方、第2ピン受け部材12を、扉体3側の所定位置(ここでは、右側の折り返し部の内面における上部及び下部)にネジ止めして固定する。そして、第2ピン受け部材12のピン受け部19を、第1ピン受け部材11の折り曲げ部間に入れ込み、ヒンジピン13を第1ピン受け部材11の上方から上側のピン受け孔17へ差し込む。さらに、そのままヒンジピン13を、上側のピン受け孔17、ピン受け部19、ピン止め部材14の順に挿通させ、ヒンジピン13のピン頭部21の下面が上側の折り曲げ部の上面に当接し、且つ、ヒンジピン13の先端がピン止め部材14よりも下方へ突出するまで差し込めば、蝶番10の組み立て、そして箱本体2と扉体3との間への介在、ひいては扉体3の箱本体2への蝶着が完了となる。
また、緩衝部材をピン止め部材としており、緩衝部材に係止部を一体的に設けているが、緩衝部材と抜け止め部材とを別体として構成することも可能である。
加えて、蝶番の固定位置についても、水切り部ではなく、箱本体の開口周縁の前面に固定する等、適宜設計変更可能である。
Claims (2)
- 少なくとも前面に開口を有する箱本体と、前記開口を開閉する扉体と、前記箱本体と前記扉体との間に介在され、前記箱本体に対し前記扉体を右側部若しくは左側部を軸として片開き自在に蝶着するための蝶番とを備えた電気機器収納用箱体であって、
前記蝶番が、
前記箱本体側と前記扉体側との何れか一方に固定され、ヒンジピンを上下方向に挿通可能な一対のピン受け部を、上下に所定の距離だけ離して有する第1ピン受け部材と、
他方に固定され、前記第1ピン受け部材の前記ピン受け部間に入れ込み可能で、且つ、前記ヒンジピンを挿通可能な筒状のピン受け部を有する第2ピン受け部材とを有しているとともに、
前記第1ピン受け部材の下側のピン受け部と、前記第2ピン受け部材のピン受け部の下端部との間に、合成樹脂製の緩衝部材を介在させてなり、
さらに、前記緩衝部材が、
前記ヒンジピンを挿通可能で、且つ、上端縁に外方へ突出する鍔状のフランジ部が設けられた上下方向へ延びる円筒状に形成されており、
前記フランジ部を前記第1ピン受け部材の下側のピン受け部上に位置させ、下部を前記第1ピン受け部材の下側のピン受け部よりも下方へ突出させた状態で取り付けられているとともに、
前記緩衝部材の下部が先割れ状の係止爪となっている一方、前記ヒンジピンの周面に凹溝が周設されており、前記ヒンジピンの挿通に伴い、前記係止爪が一旦押し広げられた後に縮径して前記凹溝に係止し、前記ヒンジピンの前記緩衝部材からの抜け止めがなされることを特徴とする電気機器収納用箱体。 - 前記箱本体側に固定されるピン受け部材のピン受け部に、前記扉体を片開きする際の前記扉体の回動軌跡上に突出する規制部を設け、
前記扉体が前記規制部に当接することにより、前記扉体の開放方向への更なる回動を規制可能としたことを特徴とする請求項1に記載の電気機器収納用箱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015132934A JP6545545B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 電気機器収納用箱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015132934A JP6545545B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 電気機器収納用箱体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017017197A JP2017017197A (ja) | 2017-01-19 |
JP6545545B2 true JP6545545B2 (ja) | 2019-07-17 |
Family
ID=57831097
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015132934A Active JP6545545B2 (ja) | 2015-07-01 | 2015-07-01 | 電気機器収納用箱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6545545B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6895664B2 (ja) * | 2017-02-27 | 2021-06-30 | 株式会社Wave Energy | 太陽光発電システム、及び、交流集電箱 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3093007U (ja) * | 2002-09-25 | 2003-04-18 | 株式会社桂 | 蝶 番 |
JP4384076B2 (ja) * | 2005-03-31 | 2009-12-16 | 株式会社栃木屋 | 蝶番 |
JP2009221844A (ja) * | 2009-07-09 | 2009-10-01 | Suehiro Kanagu Kk | クリーンルーム用の金属製蝶番 |
JP2014040745A (ja) * | 2012-08-23 | 2014-03-06 | Taisei Kogyo Kk | 丁番 |
JP6279281B2 (ja) * | 2013-10-08 | 2018-02-14 | 河村電器産業株式会社 | 電気機器収納用箱体 |
-
2015
- 2015-07-01 JP JP2015132934A patent/JP6545545B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017017197A (ja) | 2017-01-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7380310B2 (en) | Hidden hinge | |
JP6122336B2 (ja) | ホールプラグ | |
US9776578B2 (en) | Clip and pillar garnish fixing structure | |
JP5784937B2 (ja) | ボルト固定部構造 | |
JP6545545B2 (ja) | 電気機器収納用箱体 | |
US20150108287A1 (en) | Wire holder mounting structure and display device | |
KR101601097B1 (ko) | 배터리 단자용 케이스의 힌지 장치 | |
JP6268006B2 (ja) | ハーネス装置 | |
WO2013011710A1 (ja) | 締め付け座面ピッチ吸収ブラケット及び一対の締め付け座面ピッチ吸収ブラケット | |
JP5821682B2 (ja) | 電装部品のガタツキ防止構造 | |
JP2008288056A (ja) | 端子保護カバーに対する端子の取付構造 | |
KR101139818B1 (ko) | 차량의 커버링 쉘프 힌지 브래킷 | |
JP5971696B2 (ja) | 電子機器の筺体及び電子機器の筺体用化粧パネル | |
KR100804279B1 (ko) | 박스의 커버장착구조 | |
JP2019161817A (ja) | プロテクタ | |
JP4640202B2 (ja) | ハーネスプロテクタ | |
JP2016180426A (ja) | スクリューホール用キャップ | |
JP5041953B2 (ja) | 電気機器収納用箱の蝶番構造 | |
KR101619985B1 (ko) | 범퍼 커버용 토잉 후크 캡의 힌지 장치 | |
JP6985062B2 (ja) | 分電盤 | |
JP6509260B2 (ja) | プラグ抜け防止具 | |
JP5924291B2 (ja) | プロテクタ | |
JP6569897B2 (ja) | クリップ | |
JP6219142B2 (ja) | クッションクリップ | |
JP2017043162A (ja) | アシストグリップ |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20180525 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20190315 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190319 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190510 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190528 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190619 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6545545 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |