JP6544829B2 - レール締結装置 - Google Patents

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Description

この発明は、レールを支持体に締結するレール締結装置に関する。
鉄道では、腐食環境下において使用されるレールの腐食を防止する対策の一つとして、防食材料によってレールに被膜を形成し、レールの腐食を促進させない方法がある。例えば、防食材料をレール底部の表面に塗布して防食塗膜による皮膜を形成した防食レールは、トンネルのような厳しい腐食環境下において用いられ、レールの長寿命化を図っている。従来の防食レールは、レールの表面に錆処理剤を塗布して形成された錆処理剤層と、この錆処理剤層の表面に防錆塗料を塗布して形成された有機被覆層と、この有機被覆層の表面に防食材を貼り付けて形成された防錆材層と、この防錆材層の表面に防錆塗料を塗布して形成された上塗り層とを備えている(例えば、特許文献1参照)。このような従来の防食レールは、レールの表面に防錆材による強固な塗膜を形成することによって、高い絶縁性を付与するとともに腐食によるレール寿命の短縮を防いでいる。
特開平07-018601号公報
このような従来の防食レールでは、レール締結装置によって支持体に締結すると、レール締結装置の締結ばねと防食塗膜とが直接接触し、締結ばねと接触する部分の防食塗膜が損傷し、損傷個所から腐食が進行する可能性がある。このため、従来の防食レールでは、レール締結装置の締結ばねとこの防食レールとの間に挟み込まれるレール押さえ部材として樹脂材を利用することが提案されている。
図9〜図11に示すレール101は、このレール101の表面に防食塗膜による被覆層102を備えている。このようなレール101では、被覆層102の損傷を低減するとともに、レール締結装置104の締結ばね106とレール101との間において軌道の絶縁性を高める目的で挟み込み部材111の使用が検討されている。例えば、図9〜図11に示すような断面形状が略L字状の樹脂材の挟み込み部材111をレール底部101bの底部上面101eと締結ばね106との間に挟み込み、被覆層102を保護することが検討されている。しかし、このような挟み込み部材111は、軌道上を走行する列車から受ける繰り返しの列車荷重によって、図10及び図11に示す断面形状が変化し弱点箇所となる内側角部111aに応力が集中し、この内側角部111aからき裂が発生する可能性がある。特に、レール101が曲線区間に敷設されている場合には、レール101の左右方向に作用する横圧がレール101から挟み込み部材111に作用すると、挟み込み部材111の内側角部111aに応力が集中する。
この発明の課題は、レールと締結ばねとの間に挟み込まれる挟み込み部材の耐久性を向上させることができるレール締結装置を提供することである。
この発明は、以下に記載するような解決手段により、前記課題を解決する。
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図2〜図4に示すように、レール(1)を支持体(3)に締結するレール締結装置であって、前記レールと締結ばね(6)との間に挟み込まれる挟み込み部材(11)を備え、前記挟み込み部材は、前記レールからこの挟み込み部材に伝わる荷重によってこの挟み込み部材に発生する応力集中を緩和する応力集中緩和構造(12)を備え、前記応力集中緩和構造は、前記レールの底部上面(1e)と前記締結ばねのばね先端部(6a)との間に挟み込まれる上側挟み込み部材(11A)と、前記レールの底部側面(1g)と前記締結ばねのばね先端部(6a)との間に挟み込まれる下側挟み込み部材(11B)とに、前記挟み込み部材を分割することによって前記応力集中を緩和し、前記上側挟み込み部材及び前記下側挟み込み部材は、前記締結ばね(6)を締め付ける締結ボルト(9)によって締結されていないことを特徴とするレール締結装置(4)である。
請求項2の発明は、請求項1に記載のレール締結装置において、図5及び図6に示すように、前記挟み込み部材は、前記レールと前記締結ばねとの間からこの挟み込み部材が抜け出すのを防止する抜け出し防止部(11b,11e)を備えることを特徴とするレール締結装置である。
請求項3の発明は、請求項に記載のレール締結装置において、前記抜け出し防止部は、前記締結ばねと嵌合することによって、前記レールとこの締結ばねとの間から前記挟み込み部材が抜け出すのを防止することを特徴とするレール締結装置である。
請求項4の発明は、請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のレール締結装置において、図2〜図6及び図8に示すように、前記挟み込み部材は、この挟み込み部材の姿勢を保持する姿勢保持部(11g)を備えることを特徴とするレール締結装置である。
請求項5の発明は、請求項に記載のレール締結装置において、図2〜図4に示すように、前記姿勢保持部は、前記支持体に支持されることによって、前記挟み込み部材の姿勢を保持することを特徴とするレール締結装置である。
この発明によると、レールと締結ばねとの間に挟み込まれる挟み込み部材の耐久性を向上させることができる。
この発明の実施形態に係るレール締結装置の平面図である。 この発明の実施形態に係るレール締結装置の側面図である。 この発明の実施形態に係るレール締結装置の縦断面図である。 図3のIV部分を拡大して示す縦断面図である。 この発明の実施形態に係るレール締結装置の挟み込み部材の使用状態を概略的に示す斜視図である。 この発明の実施形態に係るレール締結装置の挟み込み部材の外観図であり、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面図であり、(D)は斜視図である。 この発明の実施形態に係るレール締結装置の挟み込み部材の上側挟み込み部材の外観図であり、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面図であり、(D)は斜視図である。 この発明の実施形態に係るレール締結装置の挟み込み部材の下側挟み込み部材の外観図であり、(A)は平面図であり、(B)は正面図であり、(C)は側面図であり、(D)は斜視図である。 比較例に係るレール締結装置の挟み込み部材の使用状態を概略的に示す縦断面図である。 図9のX部分を拡大して示す縦断面図である。 比較例に係るレール締結装置の挟み込み部材の使用状態を概略的に示す斜視図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1〜図3に示す車輪Wは、レール1と回転接触する部材である。車輪Wは、レール頭部1aの頭頂面と接触して摩擦抵抗を受ける踏面W1と、車輪Wの外周部に連続して形成されたフランジ面W2とを備えている。図1〜図3に示す車輪Wは、左右一対の車輪のうちの一方の車輪であり、他方の車輪については図示を省略している。
図1〜図5に示すレール1は、鉄道車両の車輪Wを支持し案内してこの鉄道車両を走行させる部材である。レール1は、図1〜図3及び図5に示すレール頭部1aと、図1〜図5に示すレール底部1bと、図1〜図3及び図5に示すレール腹部(ウェブ部)1cとを備えている。図1〜図3及び図5に示すレール頭部1aは、車輪Wと接触する部分であり、車輪Wを直接支持する頭頂面(頭部上面)1dを備えている。図1〜図5に示すレール底部(フランジ部)1bは、レール締結装置4によって支持体3上に支持されて取り付けられる部分である。レール底部1bは、レール締結装置4の締結ばね6によって押さえ付けられる底部上面1eと、支持体3上に設置される底部下面1fと、レール底部1bの左右の側面部分を構成する底部側面1gとを備えている。図1〜図3及び図5に示すレール腹部1cは、レール頭部1aとレール底部1bとを繋ぐ部分である。レール腹部1cは、レール頭部1aに作用する輪重及び横圧をレール底部1bに伝達する。図1〜図5に示すレール1は、このレール1の表面が防食処理された防食レールであり、左右一対のレールのうちの一方のレールであり、他方のレールについては図示を省略している。
図1〜図5に示す被覆層2は、レール1の表面を被覆する層である。被覆層2は、図1及び図5に示すように、レール1の長さ方向に沿って連続してこのレール1の表面に形成されている。被覆層2は、例えば、図2、図3及び図5に示すように、レール底部1bの表面及びレール腹部1cの下側表面を被覆すことによってレール1の腐食を防止する防食塗膜であり、レール1の表面を保護する保護層として機能する。被覆層2は、例えば、レール1の腐食に対する耐久性を向上させるために、防食性、耐衝撃性及び耐摩耗性に優れたガラスフレーク塗料のような防食塗料を塗布して形成されている。
図1〜図4に示す支持体3は、レール1を支持する支承体である。支持体3は、左右のレール1の間隔(軌間)を正確に保持するとともに、この支持体3を支持する道床にレール1から伝達される列車荷重を分散させるために、レール1と道床との間に設置されている。図1〜図4に示す支持体3は、レール1に対して直角に並べて敷設される横まくらぎ(一般区間で使用される並まくらぎ)であり、緊張材として使用される鋼材(Prestressing Steel(PC))によってプレストレスが与えられたプレストレスコンクリート製まくらぎ(PCまくらぎ)である。支持体3は、レール1の長さ方向に所定の間隔をあけて配置されており、レール1を離散的に支持している。支持体3は、図2〜図4に示すように、凹状の段差部分に所定の傾斜角度で形成されたショルダ部3aと、凹状の平坦部分に形成されたレール座面3bとを備えている。
図1〜図5に示すレール締結装置4は、レール1を支持体3に締結する装置である。レール締結装置4は、図2〜図5に示す軌道パッド5と、図1〜図5に示す締結ばね6と、図1〜図4に示すばね受台7と、図2〜図4に示す埋込栓8と、図1〜図5に示す締結ボルト9と、座金10と、図1〜図6に示す挟み込み部材11などを備えている。レール締結装置4は、図2〜図5に示すように、レール底部1bとレール座面3bとの間に軌道パッド5を挟み込み、締結ばね6によってレール1を支持体3に締結する二重弾性締結装置である。
図2〜図5に示す軌道パッド5は、レール1と支持体3との間に挿入する弾性体である。軌道パッド5は、列車が通過する際に発生する衝撃荷重を緩和するとともに、レール1が長手方向に移動するふく進に対する抵抗力を確保するために、レール底部1bの底部下面1fと支持体3のレール座面3bの間に挟み込まれる加硫ゴム製又はウレタン製の板状部材である。軌道パッド5は、レール底部1bと接触する側の表面に鋼板が接着され固定されている。軌道パッド5は、支持体3の表面を保護し電気的に絶縁する機能を有する。
図1〜図5に示す締結ばね6は、レール1を押さえ付けて締結するばねである。締結ばね6は、図2〜図4に示すように、板状のばね鋼を略U字状に折り曲げて形成した板ばね(主ばね)であり押さえ金(ばねクリップ)として機能する。締結ばね6は、図4に示すように、ばね先端部6a,6bと、板状部6c,6dと、湾曲部6eと、貫通孔6f,6gなどを備えている。
図4に示すばね先端部6a,6bは、レール底部1bを締結ばね6の弾性力によって押さえ付ける部分である。ばね先端部6aは、レール底部1bの底部上面1e及び底部側面1gを抑え付ける。ばね先端部6aは、略S字状に屈曲して形成されており、接触部6h,6iを備えている。接触部6hは、上側挟み込み部材11A側の接触部11cと接触する部分であり、接触部11cと密着するように水平方向及び垂直方向に伸びた平坦面である。接触部6hは、上側挟み込み部材11Aを介してレール底部1bの底部上面1eを押さえ付ける機能と、レール底部1bの底部上面1eから上側挟み込み部材11Aを介して伝わるレール1に対して垂直方向の荷重を受ける機能とを有する。接触部6iは、上側挟み込み部材11A側の接触部11cと下側挟み込み部材11B側の接触部11fと接触する部分であり、接触部11c,11fと密着するように垂直方向に伸びた平坦面である。接触部6iは、上側挟み込み部材11Aを介してレール底部1bの底部側面1gを押さえ付ける機能と、レール底部1bの底部側面1gから下側挟み込み部材11Bを介して伝わるレール1に対して左右方向の荷重(横圧)を受ける機能とを有する。ばね先端部6bは、このばね先端部6bの下面がばね先端部6aの上面を押さえ付けており、ばね先端部6aに重ね合わせた状態でこのばね先端部6aを介してレール底部1bの上面を押さえ付ける。
図4に示す板状部6c,6dは、締結ばね6の板状に形成された平坦な部分である。湾曲部6eは、締結ばね6の湾曲した部分であり、この締結ばね6の略U字状に折り曲げて形成されている。貫通孔6f,6gは、板状部6c,6dを貫通する部分である。貫通孔6f,6gは、レール1の左右方向(幅方向)の位置調整に応じて締結ばね6を位置調整可能なように、レール1の左右方向に沿って板状部6c,6dに形成された長孔である。
図1〜図4に示すばね受台7は、締結ばね6を支持する部材である。ばね受台7は、図2〜図4に示すように、支持体3のショルダ部3aと締結ばね6の湾曲部6eとの間に挿入されており、図1に示すようにレール1と支持体3とを電気的に絶縁するプラスチック製のくさび状の部材である。ばね受台7は、図2〜図4に示すように、締結ばね6の湾曲部6eと密着してこの締結ばね6を支持しており、列車が通過するときにレール1の左右方向に発生する横圧をショルダ部3aに伝達させる。ばね受台7は、ショルダ部3aと湾曲部6eとの間に挿入されたときに、この挿入量を調節することによってレール1の左右方向の位置を調節する。
図2〜図4に示す埋込栓8は、締結ボルト9を締結するために支持体3に埋め込まれる部材である。埋込栓8は、締結ボルト9と支持体3との間を電気的に絶縁する不飽和ポリエステル樹脂製又はナイロン製の受け栓であり、支持体3に形成された埋込用の穴に埋め込まれてこの支持体3に装着されている。埋込栓8は、内周部に雌ねじ部が形成されている。
図1〜図5に示す締結ボルト9は、締結ばね6を締め付ける部材である。締結ボルト9は、外周部に埋込栓8の雌ねじ部と噛み合う雄ねじ部が形成されている。座金10は、締結ばね6と締結ボルト9との間に挟み込まれる部材である。座金10は、締結ばね6と板状部6dの上面と締結ボルト9の頭部との間に挟み込まれて締結ボルト9の緩みを防止する。
図1〜図6に示す挟み込み部材11は、レール1と締結ばね6との間に挟み込まれる部材である。挟み込み部材11は、レール1と締結ばね6との間に挟み込まれた状態でこのレール1の表面を保護する保護部材として機能する。挟み込み部材11は、図4に示すように、レール底部1bと締結ばね6のばね先端部6a,6bとの間に挟み込まれることによって、被覆層2と締結ばね6とが直接接触して被覆層2が損傷するのを防止する。挟み込み部材11は、レール1と締結ばね6との間を電気的に絶縁するとともにこれらと接触することによる摩耗を低減するために、ポリアミドなどの有機材料系の樹脂材によって形成されており、所定の形状に成型された樹脂ブロック体である。挟み込み部材11は、図1〜図7に示す上側挟み込み部材11Aと、図2〜図6及び図8に示す下側挟み込み部材11Bと、図2〜図8に示す応力集中緩和構造12とを備えている。挟み込み部材11は、図2〜図8に示すように、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとに分割可能な構造を有する。挟み込み部材11は、レール1と締結ばね6との間に挟み込まれた状態で、上側挟み込み部材11Aの下面と下側挟み込み部材11Bの上面との間に隙間が形成されるように、上側挟み込み部材11A及び下側挟み込み部材11Bの形状及び寸法が設定されている。
図1〜図7に示す上側挟み込み部材11Aは、締結ばね6のばね先端部6aとレール底部1bの底部上面1eとの間に挟み込まれる部材である。上側挟み込み部材11Aは、図5〜図7に示すように、外観が略四角形の板状部材であり、図5に示すように締結ばね6のばね先端部6aの幅よりも長さが長く形成されている。上側挟み込み部材11Aは、図4、図6及び図7に示す接触部11aと、図5〜図7に示す抜け出し防止部11bと、図4〜図7に示す接触部11cとを備えている。
図4〜図7に示す接触部11aは、レール底部1bの底部上面1eと接触する部分である。接触部11aは、図4及び図5に示すように、上側挟み込み部材11Aが締結ばね6のばね先端部6aに押し付けられたときに、この上側挟み込み部材11Aが傾かずに姿勢が略水平になるように、レール底部1bの底部上面1eの傾斜角度と略同じ傾斜角度で平坦な傾斜面に形成されている。
図5〜図7に示す抜け出し防止部11bは、レール1と締結ばね6との間から挟み込み部材11が抜け出すのを防止する部分である。抜け出し防止部11bは、図5に示すように、締結ばね6と嵌合することによって、レール1とこの締結ばね6との間から上側挟み込み部材11Aが抜け出すのを防止する。抜け出し防止部11bは、温度変化によるレール1の伸縮や鉄道車両の通過によるレール1の振動などによって、レール底部1bの底部上面1eと締結ばね6のばね先端部6aとの間からレール1の長さ方向に上側挟み込み部材11Aが抜け出すのを防止する。抜け出し防止部11bは、図4及び図5に示すように、締結ばね6のばね先端部6aの接触部6h,6iが嵌合するように凹状に形成されており、ばね先端部6aの端面及び側面と対向して衝立状に形成されている。図5に示すように、抜け出し防止部11bの長さは、ばね先端部6a,6bの幅よりも僅かに広く形成されており、図4に示すように、抜け出し防止部11bの深さはばね先端部6aの厚さよりも僅かに浅く形成されている。抜け出し防止部11bは、図4に示すように、垂直な平面で切断したときの断面形状が略L字状の溝であり、図6及び図7に示すように上側挟み込み部材11Aの上面と背面(上側挟み込み部材11Aがレール腹部1cと対向する側とは反対側の面)とに連続して略直交して形成されている。図4〜図7に示す接触部11cは、締結ばね6のばね先端部6a側の接触部6hと接触する部分であり、この接触部6hと密着するように水平方向及び垂直方向に形成された平坦面である。
図2〜図6及び図8に示す下側挟み込み部材11Bは、締結ばね6のばね先端部6aとレール底部1bの底部側面1gとの間に挟み込まれる部材である。下側挟み込み部材11Bは、図8に示すように、外観が略四角形の板状部材であり、締結ばね6のばね先端部6aの幅よりも長さが長く形成されている。下側挟み込み部材11Bは、図4、図6及び図8に示す接触部11dと、図5、図6及び図8に示す抜け出し防止部11eと、図4〜図6及び図8に示す接触部11fと、姿勢保持部11gとを備えている。
図4〜図6及び図8に示す接触部11dは、レール底部1bの底部側面1gと接触する部分である。接触部11dは、図4に示すように、下側挟み込み部材11Bが締結ばね6のばね先端部6aに押し付けられたときに、この下側挟み込み部材11Bが傾かずに姿勢が略垂直になるように、レール底部1bの底部側面1gと対向する側(下側挟み込み部材11Bの正面側)に水平方向に伸びて形成された平坦面である。
図5、図6及び図8に示す抜け出し防止部11eは、レール1と締結ばね6との間から挟み込み部材11が抜け出すのを防止する部分である。抜け出し防止部11eは、図6に示すように、締結ばね6と嵌合することによって、レール1とこの締結ばね6との間から下側挟み込み部材11Bが抜け出すのを防止する。抜け出し防止部11eは、温度変化によるレール1の伸縮や鉄道車両の通過によるレール1の振動などによって、レール底部1bの底部側面1gと締結ばね6のばね先端部6aとの間からレール1の長さ方向に下側挟み込み部材11Bが抜け出すのを防止する。抜け出し防止部11eは、図4及び図5に示すように、締結ばね6のばね先端部6aの接触部6iが嵌合するように凹状に形成されており、ばね先端部6bの側面と対向するように衝立状に形成されている。図5に示すように、抜け出し防止部11eの長さはばね先端部6aの幅よりも僅かに広く形成されており、図4に示すように抜け出し防止部11eの深さはばね先端部6aの厚さよりも僅かに浅く形成されている。抜け出し防止部11eは、下側挟み込み部材11Bの背面(下側挟み込み部材11Bがレール底部1bの底部側面1gと対向する側とは反対側の面)に形成されている。図4〜図6及び図8に示す接触部11fは、締結ばね6のばね先端部6a側の接触部6iと接触する部分であり、この接触部6iと密着するように垂直方向に形成された平坦面である。
図4〜図6及び図8に示す姿勢保持部11gは、挟み込み部材11の姿勢を保持する部分である。姿勢保持部11gは、支持体3に支持されることによって、挟み込み部材11の姿勢を保持する。姿勢保持部11gは、下側挟み込み部材11Bの姿勢を保持するための足部として機能し、図4に示すように支持体3のレール座面3b上に設置される。姿勢保持部11gは、支持体3のレール座面3bと密着するように、下側挟み込み部材11Bの下端部に形成された平坦面である。
図2〜図6に示す応力集中緩和構造12は、レール1から挟み込み部材11に伝わる荷重によってこの挟み込み部材11に発生する応力集中を緩和する構造である。応力集中緩和構造12は、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとに挟み込み部材11を分割することによって、この挟み込み部材11に発生する応力集中を緩和する。応力集中緩和構造12は、上側挟み込み部材11Aの下面と下側挟み込み部材11Bの上面との間の分割部で挟み込み部材11を分離して、レール1から挟み込み部材11に伝わる横圧によって挟み込み部材11に応力が集中し、挟み込み部材11にき裂が発生し損傷するのを防止する。
次に、この発明の実施形態に係るレール締結装置の組立方法を説明する。
先ず、図4に示す下側挟み込み部材11Bの接触部11dをレール底部1bの底部側面1gに接触させるとともに、下側挟み込み部材11Bの姿勢保持部11gを支持体3のレール座面3bと密着させて、このレール座面3b上に下側挟み込み部材11Bを設置する。次に、上側挟み込み部材11Aの接触部11aをレール底部1bの底部上面1eに接触させて、この底部上面1e上に上側挟み込み部材11Aを設置する。図1〜図4に示すように、支持体3のショルダ部3aにばね受台7を設置し、図4に示すように締結ばね6aの湾曲部6eをばね受台7に接触させる。同時に、図4に示す締結ばね6のばね先端部6aの接触部6h,6iを図5〜図7に示す上側挟み込み部材11A側の抜け出し防止部11bに嵌め込むとともに、図4に示す締結ばね6のばね先端部6aの接触部6iを図5、図6及び図8に示す下側挟み込み部材11B側の抜け出し防止部11eに嵌め込む。その結果、図2〜図5に示すように、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとの間に微小な間隙部が形成されて、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとが分離した状態で、レール1と締結ばね6との間に挟み込み部材11が挟み込まれる。次に、図4に示す締結ボルト9を座金10、締結ばね6の貫通孔6f,6gに挿入し、この締結ボルト9の雄ねじ部を埋込栓8の雌ねじ部にねじ込み、所定の締結力に達するまで締結ボルト9によって締結ばね6を締め付ける。その結果、上側挟み込み部材11Aを介して締結ばね6のばね先端部6a,6bがレール底部1bの底部上面1eを押さえ付けるとともに、下側挟み込み部材11Bを介して締結ばね6のばね先端部6aがレール底部1bの底部側面1gを押さえ付けて、レール締結装置4が組み立てられる。
次に、この発明の実施形態に係るレール締結装置の作用を説明する。
図9〜図11に示すように、図2〜図6に示す上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとが一体化したような構造の挟み込み部材111である場合には、挟み込み部材111を垂直な平面で切断したときの断面形状が略L字状になる。このため、レール1の左右方向に作用する横圧がレール1から挟み込み部材111に作用すると、挟み込み部材111の断面形状が変化する内側角部111aに応力が集中する。
一方、図2〜図6に示すように、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとに分離されている構造の挟み込み部材11の場合には、図9〜図11に示す挟み込み部材111のような断面形状が変化する内側角部111aが挟み込み部材11には存在しない。このため、レール1の左右方向に作用する横圧がレール1から挟み込み部材11に作用しても、レール1から挟み込み部材11に応力が集中せず、挟み込み部材11の損傷が低減される。
この発明の実施形態に係るレール締結装置は、以下に記載するような効果がある。
(1) この実施形態では、レール1と締結ばね6との間に挟み込み部材11が挟み込まれており、このレール1からこの挟み込み部材11に伝わる荷重によってこの挟み込み部材11に発生する応力集中を応力集中緩和構造12が緩和する。このため、挟み込み部材11の耐久性を向上させることができるとともに、レール1の表面の腐食を防止することができる。また、例えば、挟み込み部材11を樹脂材によって形成した場合であって、防食塗膜を表面に有するレール1と締結ばね6との間に挟み込み部材11を介在させたときには、レール1と締結ばね6との接触部における防食塗膜の損傷を軽減することができる。その結果、防食塗膜の損傷が防止されてレール1の腐食の進行を妨げることができるため、安全性を向上させることができる。また、レール1の耐久性が向上して、腐食環境下におけるレール1の寿命延伸を実現することができるとともに、レール1の交換周期が延伸し交換に要する費用を低減することができる。さらに、挟み込み部材11を樹脂材によって形成した場合には、樹脂材を利用したレール締結装置4によって絶縁性を確保しつつ、安定的な信号システムの実現に寄与することができるとともに、輸送の安定性を向上させることができる。
(2) この実施形態では、レール1の底部上面1eと締結ばね6との間に挟み込まれる上側挟み込み部材11Aと、レール1の底部側面1gと締結ばね6との間に挟み込まれる下側挟み込み部材11Bとに挟み込み部材11を分割することによって応力集中を緩和する。例えば、図2〜図6に示す上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとを接合したような図9〜図11に示す一体構造の挟み込み部材111である場合には、断面形状が変化し弱点箇所となる内側角部111aに応力集中が発生し、この内側角部111aからき裂が発生する可能性がある。この実施形態では、図2〜図6に示すように、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとが分離している構造であるため、図9〜図11に示す内側角部111aのような弱点箇所がなくなって、挟み込み部材11の強度を向上させることができる。また、鋼材と比較して強度が低く損傷する可能性がある樹脂材を挟み込み部材11に使用した場合であっても、挟み込み部材11を複数の樹脂材によって構成して、レール1と締結ばね6との間にこの複数の樹脂材を介在させることができる。その結果、応力集中が発生する弱点箇所が挟み込み部材11に存在しないため、挟み込み部材11の強度を向上させることができる。さらに、上側挟み込み部材11Aと下側挟み込み部材11Bとに挟み込み部材11が分離されているため、断面形状や高さが異なる複数種類のレールに挟み込み部材11を適用することができる。
(3) この実施形態では、レール1と締結ばね6との間から挟み込み部材11が抜け出すのを抜け出し防止部11b,11eが防止する。このため、温度変化によるレール1の伸縮や鉄道車両の通過によるレール1の振動などによって、レール1と締結ばね6との間から挟み込み部材11が脱落するのを防止することができる。
(4) この実施形態では、抜け出し防止部11b,11eが締結ばね6と嵌合することによって、レール1とこの締結ばね6との間から挟み込み部材11が抜け出すのを抜け出し防止部11b,11eが防止する。このため、抜け出し防止部11b,11eと締結ばね6とを嵌合させるだけで、挟み込み部材11の抜け出しを簡単に防止することができる。
(5) この実施形態では、挟み込み部材11の姿勢を姿勢保持部11gが保持する。このため、レール1とこの締結ばね6との間に挟み込み部材11が挟み込まれたときに、この挟み込み部材11の姿勢を安定的に保持し、この挟み込み部材11の姿勢が変化するのを防ぐことができる。
(6) この実施形態では、姿勢保持部11gが支持体3に支持されることによって、挟み込み部材11の姿勢を姿勢保持部11gが保持する。このため、支持体3上に姿勢保持部11gを設置するだけで、挟み込み部材11の姿勢を簡単に一定に保持することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
(1) この実施形態では、支持体3がまくらぎである場合を例に挙げて説明したが、まくらぎ以外の支持体についてもこの発明を適用することができる。例えば、矩形平板状のプレキャストのコンクリート版(軌道スラブ)によって構成されて道床とまくらぎとを一体化させた省力化軌道の一種である軌道スラブなどの支持体、又はレール1をそれぞれ支持するプレストレスコンクリート構造(PRC構造)の縦梁を鋼管製の継材によって連結する梯子状のラダーまくらぎなどの支持体についても、この発明を適用することができる。この場合には、スラブ軌道のコンクリート版又はラダーまくらぎのレール座面上に下側挟み込み部材11Bの姿勢保持部11gを設置することができる。また、この実施形態では、曲線区間で使用されるレール締結装置4を例に挙げて説明したが、直線区間で使用されるレール締結装置についてもこの発明を適用することができる。この場合には、ばね受台7を省略することができる。
(2) この実施形態では、レール締結装置4がタイプレートを使用せずに支持体3の上面にレール1を直接締結する座面式レール締結装置である場合を例に挙げて説明したが、座面式レール締結装置に限定するものではない。例えば、レール1と支持体3との間に挟み込まれるタイプレートの上面にこのレール1を締結するタイプレート式レール締結装置、又は線ばね状のばねクリップによって支持体3の上面にレール1を締結する線ばね式レール締結装置などについてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、レール表面が被覆層2によって被覆されている防食レールと締結ばね6との間に挟み込み部材11を挟み込む場合を例に挙げて説明したが、被覆層2が形成されていないレールと締結ばね6との間に挟み込み部材11を挟み込む場合についてもこの発明を適用することができる。さらに、この実施形態では、上側挟み込み部材11Aの下面と下側挟み込み部材11Bの上面との間に隙間を形成しこれらを非接触にする場合を例に挙げて説明したが、上側挟み込み部材11Aの下面と下側挟み込み部材11Bの上面との間に隙間を形成せずにこれらを接触させることもできる。
1 レール
1a レール頭部
1b レール底部
1c レール腹部
1d 頭頂面
1e 底部上面
1f 底部下面
1g 底部側面
2 被覆層
3 支持体
4 レール締結装置
5 軌道パッド
6 締結ばね
7 ばね受部
8 埋込栓
9 締結ボルト
10 座金
11 挟み込み部材
11A 上側挟み込み部材
11B 下側挟み込み部材
11b,11e 抜け出し防止部
11g 姿勢保持部
W 車輪
1 踏面
2 フランジ面

Claims (5)

  1. レールを支持体に締結するレール締結装置であって、
    前記レールと締結ばねとの間に挟み込まれる挟み込み部材を備え、
    前記挟み込み部材は、前記レールからこの挟み込み部材に伝わる荷重によってこの挟み込み部材に発生する応力集中を緩和する応力集中緩和構造を備え、
    前記応力集中緩和構造は、前記レールの底部上面と前記締結ばねのばね先端部との間に挟み込まれる上側挟み込み部材と、前記レールの底部側面と前記締結ばねのばね先端部との間に挟み込まれる下側挟み込み部材とに、前記挟み込み部材を分割することによって前記応力集中を緩和し、
    前記上側挟み込み部材及び前記下側挟み込み部材は、前記締結ばねを締め付ける締結ボルトによって締結されていないこと、
    を特徴とするレール締結装置。
  2. 請求項1に記載のレール締結装置において、
    前記挟み込み部材は、前記レールと前記締結ばねとの間からこの挟み込み部材が抜け出すのを防止する抜け出し防止部を備えること、
    を特徴とするレール締結装置。
  3. 請求項に記載のレール締結装置において、
    前記抜け出し防止部は、前記締結ばねと嵌合することによって、前記レールとこの締結ばねとの間から前記挟み込み部材が抜け出すのを防止すること、
    を特徴とするレール締結装置。
  4. 請求項1から請求項までのいずれか1項に記載のレール締結装置において、
    前記挟み込み部材は、この挟み込み部材の姿勢を保持する姿勢保持部を備えること、
    を特徴とするレール締結装置。
  5. 請求項に記載のレール締結装置において、
    前記姿勢保持部は、前記支持体に支持されることによって、前記挟み込み部材の姿勢を保持すること、
    を特徴とするレール締結装置。
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