JP5062894B2 - レール締結装置 - Google Patents
レール締結装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5062894B2 JP5062894B2 JP2008075497A JP2008075497A JP5062894B2 JP 5062894 B2 JP5062894 B2 JP 5062894B2 JP 2008075497 A JP2008075497 A JP 2008075497A JP 2008075497 A JP2008075497 A JP 2008075497A JP 5062894 B2 JP5062894 B2 JP 5062894B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rail
- contact
- contact member
- pressing
- fastening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Railway Tracks (AREA)
Description
なお、この発明の実施形態に対応する符号を付して説明するが、この実施形態に限定するものではない。
請求項1の発明は、図1及び図4に示すように、レール(R)の上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体(S)にこのレールを締結するレール締結装置であって、前記レールの底部(R2)と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部(R3)と左右方向から密着する密着部材(2)と、前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材(3)と、前記レールの底部及び腹部に前記密着部材を押圧する押圧部材(4)とを備え、前記押圧部材は、前記レールの右側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する右側押圧部材(5R)と、前記レールの左側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する左側押圧部材(5L)と、前記右側押圧部材と前記左側押圧部材とを締結ボルト(6a)及び締結ナット(6b)によって前記レールの底部の下方で締結する締結部材(6)とを備えることを特徴とするレール締結装置(1)である。
以下、図面を参照して、この発明の第1実施形態について詳しく説明する。
図1は、この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の斜視図である。図2は、この発明の第1実施形態に係るレール締結装置の平面図である。図3は、図2のIII-III線で切断した状態を示す断面図である。図4は、図2のIV-IV線で切断した状態を示す断面図である。
レール底部R2及びレール腹部R3と密着部材2が密着した状態でこの密着部材2が取付部材3によって支持体Sに取り付けられると、レールRが支持体Sに強固に固定される。その結果、レールR上を車輪Wが通過したときにレールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられて、このレールRから発生する転動騒音が低減する。また、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材2を押圧部材4が押し付けた状態で、締結部材6によって密着部材2に押圧部材4が固定される。その結果、密着部材2と押圧部材4とが一体となってレールRに固定されてレールRの重量が増加し、レールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられる。
例えば、図3に示すように、支持体Sのレール座面S2と密着部材2の下側密着部2aとの間に軌道パッド7が挟み込まれて、支持体Sに密着部材2を取付部材3によって取り付けた状態で、この支持体Sが現場に設置される。先ず、取付部材3の締結ナット3cを緩めて、密着部材2の上側密着部2b,2cの上端部を左右に広げて、上側密着部2bと上側密着部2cとの間にレールRを挿入し、下側密着部2aの上面にレール底部R2の底部下面R22を設置する。次に、締結ナット3cを締めて密着部材2の屈曲部2d,2eを押し付けて、底部上面R21及び腹部側面R31に上側密着部2b,2cを密着させて、レールRに密着部材2を装着する。次に、図1に示す右側押圧部材5Rと左側押圧部材5LとをそれぞれレールRの左右から密着部材2を挟み込むように装着し、締結ボルト6aを挿入部5dに挿入して締結ナット6bを締めて、押圧部材4を密着部材2に装着する。その結果、レール締結装置1によってレールRが支持体Sに締結される。
(1) この第1実施形態では、レール底部R2及びレール腹部R3と上下方向及び左右方向から密着部材2が密着し、この密着部材2を支持体Sに取付部材3が着脱自在に取り付ける。このため、レールRが上下方向及び左右方向から締結されて、レールRと支持体Sとを強固に一体化することができる。その結果、レールR上を車両が走行するときに発生するレールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられて、この振動によって発生する転動騒音を低減することができる。
図5は、この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の斜視図である。図6は、この発明の第2実施形態に係るレール締結装置の平面図である。図7は、図6のVII-VII線で切断した状態を示す断面図である。図8は、図6のVIII-VIII線で切断した状態を示す断面図である。以下では、図1〜図4に示す部分と同一の部分については、同一の番号を付して詳細な説明を省略する。
レール底部R2及びレール腹部R3と密着部材9が密着した状態でこの密着部材9が取付部材12によって支持体Sに取り付けられると、レールRが支持体Sに強固に固定される。その結果、レールR上を車輪Wが通過したときにレールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられて、このレールRから発生する転動騒音が低減する。また、レール底部R2及びレール腹部R3に密着部材9が押し付けられた状態で、締結部材11によってレールRに密着部材9が固定される。その結果、密着部材9が一体となってレールRに固定されてレールRの重量が増加し、レールRの上下方向及び左右方向の振動が抑えられる。
先ず、図7に示すように、支持体Sのレール座面S2上にレール底部R2の底部下面R22を設置する。次に、図5に示す右側密着部材10Rと左側密着部材10LとをそれぞれレールRの左右から装着し、図8に示す締結ボルト11aを挿入部10dに挿入して締結ナット11bを締め付けて、密着部材9をレールRに装着する。次に、図5及び図6に示すように、押圧部材12aの押圧部12f,12gを密着部材9の押さえ部10eに接触させて、図7に示す押圧部12hの貫通孔12iに取付部材12の締結ボルト12cを挿入し、締結ナット12dを締め付けて取付部材12によって支持体Sに密着部材9を装着する。その結果、レール締結装置1によってレールRが支持体Sに締結される。
この第2実施形態では、右側のレール底部R2及びレール腹部R3と右側密着部材10Rが密着し、左側のレール底部R2及びレール腹部R3と左側密着部材10Lが密着し、右側のレール底部R2及びレール腹部R3に右側密着部材10Rを押圧し、左側のレール底部R2及びレール腹部R3に左側密着部材10Lを押圧するように、この右側密着部材10Rとこの左側密着部材10Lとを締結部材11が締結する。このため、密着部材9が右側密着部材10Rと左側密着部材10Lとの分割構造になりレールRへの着脱作業を容易に実施することができる。また、第1実施形態では、図1に示すように、密着部材2及び押圧部材4をレールRに重ねて装着しているが、この第2実施形態では密着部材9のみをレールRに装着すれば足りる。このため、レール締結装置1を構成する部品数が少なくなって、作業時間をより一層短縮化することができる。
この発明は、以上説明した実施形態に限定するものではなく、以下に記載するように種々の変形又は変更が可能であり、これらもこの発明の範囲内である。
例えば、この実施形態では、バラストによって構成された有道床軌道を例に挙げて説明したが、橋梁上に敷設された軌道などについてもこの発明を適用することができる。また、この実施形態では、支持体Sがまくらぎである場合を例に挙げて説明したが、まくらぎ以外の支持体Sについてもこの発明を適用することができる。例えば、左右のレールRをそれぞれ支持するプレストレスコンクリート構造(PRC構造)の縦梁を鋼管製の継材によって連結する梯子状のラダーまくらぎ、又は矩形平板状のプレキャストのコンクリート版(スラブ版)によって構成されて道床とまくらぎとを一体化させた省力化軌道の一種である軌道スラブなどの支持体についてもこの発明を適用することができる。この場合には、ラダーまくらぎや軌道スラブのほうがまくらぎに比べて重量が重いため、上下方向及び左右方向の振動をより一層抑えることができる。
2 密着部材
2a 下側密着部
2b,2c 上側密着部
3 取付部材
3b 締結ボルト
3c 締結ナット
4 押圧部材
5R 右側押圧部材
5L 左側押圧部材
5a 下側押圧部
5b 上側押圧部
6 締結部材
6a 締結ボルト
6b 締結ナット
7 軌道パッド
8 ばね受台
9 密着部材
10R 右側密着部材
10L 左側密着部材
10a 下側密着部
10b 上側密着部
10e 押さえ部
11 締結部材
11a 締結ボルト
11b 締結ナット
12 取付部材
12a 押圧部材
12c 締結ボルト
12d 締結ナット
W 車輪
R レール
R1 レール頭部
R2 レール底部
R3 レール腹部
R21 底部上面
R22 底部下面
R31 腹部側面
S 支持体
Claims (3)
- レールの上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体にこのレールを締結するレール締結装置であって、
前記レールの底部と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部と左右方向から密着する密着部材と、
前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材と、
前記レールの底部及び腹部に前記密着部材を押圧する押圧部材とを備えること、
前記押圧部材は、
前記レールの右側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する右側押圧部材と、
前記レールの左側の底部及び腹部に前記密着部材を押圧する左側押圧部材と、
前記右側押圧部材と前記左側押圧部材とを締結ボルト及び締結ナットによって前記レールの底部の下方で締結する締結部材とを備えること、
を特徴とするレール締結装置。 - レールの上下方向及び左右方向の振動を抑えるように、このレールを支持する支持体にこのレールを締結するレール締結装置であって、
前記レールの底部と上下方向から密着するとともに、このレールの腹部と左右方向から密着する密着部材と、
前記密着部材を前記支持体に着脱自在に取り付ける取付部材とを備え、
前記密着部材は、
前記レールの右側の底部及び腹部と密着する右側密着部材と、
前記レールの左側の底部及び腹部と密着する左側密着部材と、
前記レールの右側の底部及び腹部に右側密着部材を押圧し、前記レールの左側の底部及び腹部に前記左側密着部材を押圧するように、この右側密着部材とこの左側密着部材とを締結ボルト及び締結ナットによって前記レールの底部の下方で締結する締結部材とを備えること、
を特徴とするレール締結装置。 - 請求項1又は請求項2に記載のレール締結装置において、
前記密着部材は、前記レールの底部及び腹部を被覆するように、このレールの底部及び腹部と密着すること、
を特徴とするレール締結装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008075497A JP5062894B2 (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | レール締結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008075497A JP5062894B2 (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | レール締結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009228318A JP2009228318A (ja) | 2009-10-08 |
JP5062894B2 true JP5062894B2 (ja) | 2012-10-31 |
Family
ID=41244016
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008075497A Expired - Fee Related JP5062894B2 (ja) | 2008-03-24 | 2008-03-24 | レール締結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5062894B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5762363B2 (ja) * | 2012-07-17 | 2015-08-12 | ブリヂストンケービージー株式会社 | レールの制振デバイス及び制振レール |
CN210529377U (zh) * | 2018-04-28 | 2020-05-15 | 洛阳双瑞橡塑科技有限公司 | 一种低高度道岔减振扣件 |
CN113818290B (zh) * | 2021-11-22 | 2022-01-28 | 成都中拓科技有限公司 | 连续支撑浮轨式扣件系统 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US2670136A (en) * | 1948-10-22 | 1954-02-23 | Railroad Rubber Products Inc | Resilient traction rail joint insulator |
DE3540128A1 (de) * | 1985-11-13 | 1987-05-14 | Clouth Gummiwerke Ag | Elastisch gelagerte schiene fuer schienenfahrzeuge |
GB8822293D0 (en) * | 1988-09-22 | 1988-10-26 | British Steel Plc | Improvements in & relating to railways |
JPH11172603A (ja) * | 1997-12-10 | 1999-06-29 | Koshinsha:Kk | レールの騒音低減部材 |
JP4610378B2 (ja) * | 2005-03-11 | 2011-01-12 | 財団法人鉄道総合技術研究所 | レール締結装置 |
JP4921833B2 (ja) * | 2005-08-30 | 2012-04-25 | 積水化学工業株式会社 | レールの防音装置 |
-
2008
- 2008-03-24 JP JP2008075497A patent/JP5062894B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009228318A (ja) | 2009-10-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101627778B1 (ko) | 레일 고정 시스템 및 상기 시스템용 텐션클램프 | |
JP5062894B2 (ja) | レール締結装置 | |
EP1657362A1 (en) | Tuned absorbers for railway rails | |
JP2010255363A (ja) | 磁気浮上システムの枕木締結構造 | |
KR101530965B1 (ko) | 전단하중 유도용 외함을 구비한 레일 체결장치 | |
JP4695487B2 (ja) | レールの防音構造 | |
KR200473880Y1 (ko) | 레일체결장치 | |
JP6441706B2 (ja) | まくら木の固定構造 | |
JP2006205803A (ja) | 列車制御用の地上子の取付方法、及び、取付装置 | |
US20060144659A1 (en) | Tuned absorbers for railway rails | |
ES2728938T3 (es) | Dispositivo para la fijación de un carril para vehículos sobre carriles | |
KR101067832B1 (ko) | 콘크리트 도상용 철도레일 체결장치 | |
KR200470249Y1 (ko) | 레일체결장치 | |
JP4592454B2 (ja) | スラブ軌道の騒音低減構造 | |
JP2008031653A (ja) | Pc枕木継手 | |
JP5934518B2 (ja) | タイプレート式レール締結装置 | |
JP4610378B2 (ja) | レール締結装置 | |
JP2019535934A (ja) | レールを基礎に固定するための引張クランプ、ガイドプレート、及び固定点 | |
JP2018104966A (ja) | 脱線防止用ガードアングル支持装置 | |
KR101338375B1 (ko) | 궤도 일체형 교량 | |
JP2004162368A (ja) | レール弾性締結装置 | |
JP2007239208A (ja) | タイプレート摩耗防止プロテクタ付きレール締結装置 | |
KR20190083909A (ko) | 고속주행지지용 숄더 및 이를 구비한 철도차량의 고속주행을 고려한 자갈도상궤도용 고탄성 레일체결장치 | |
JP6544829B2 (ja) | レール締結装置 | |
JPS6354081B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100708 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111115 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111124 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120803 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120806 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150817 Year of fee payment: 3 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |