JP6544630B2 - 極細繊維生成装置 - Google Patents

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本発明は、熱可塑性樹脂を用いた極細繊維集合体を生成する極細繊維生成装置に関する。
一般的なメルトブローン法は、熱可塑性の固形原料樹脂を溶融して押出される繊維から、繊維集合体を得る溶融紡糸方法である。この方法は、幅方向に一列に間隔を置いて配置され溶融した原料樹脂を吹き出して繊維を形成するためのノズル孔の列と、このノズル孔の列の両側に設けられ、かつ熱風を吹き出すための一対のスリットとを備える溶融紡糸方法である。そして、吹き出された熱風は、ノズル孔の列から吹き出した溶融樹脂に対して、直接当てられる。この吹き出した溶融樹脂を粉砕する力で細繊維化しながら極細繊維を生成し、ノズル孔の列に対向して配置された繊維捕集部に吹きつけ、集積して極細繊維集合体を生成する。
このような極細繊維集合体の生成装置において、繊維を効率的に細繊維化するために種々の工夫が施されている。例えば、特許文献1では、熱風を吹き出すノズル孔の列の両側に第2の熱風を吹き出すためのスリットを具備し、吹き出された第2の熱風は、ノズル孔の列の先端で合流するように導入されて、細繊維化しながら極細繊維を得る方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、ノズル孔から押出された繊維状の溶融樹脂に、熱風を直接吹き付けるため、繊維長が短くなりやすい。
そこで、前記問題を解決するために、特許文献2のように、熱風を溶融樹脂に直接吹き付けるのではなく、平行流に載せて延伸することで、細繊維化しながら長繊維を得る方法が開示されている。また、特許文献3のように、溶融樹脂吐出ノズル管と熱風吹き出しノズル管とを平行に配置し、さらに、溶融樹脂吐出ノズル管の方を下流に配置することで、吐出した溶融樹脂を1つの平行な熱風により、効率良く繊維化する方法が開示されている。
特開2014−88639号公報 特開2011−241509号公報 特許第5378960号公報
しかしながら、特許文献2に記載の技術においては、熱風吹き出し口近傍にて乱流が発生することで、平行流と反する方向の流れが発生して、紡糸が不安定となることから、やはり、繊維が短くなりやすい課題があった。また、特許文献3に記載の技術においては、溶融樹脂吐出ノズル管から溶融樹脂があふれた際のメンテナンスが困難であり、また、このあふれ出た溶融樹脂がノズル近傍に付着し固化することで、空気の流れが阻害され、乱流が発生し、やはり、紡糸が不安定になりやすい。
そこで、本発明は、前記問題を解決し、極細かつ長い繊維を、容易かつ安定的に大量に生産することができる極細繊維生成装置を提供する。
前記課題を解決するために、本発明の1つの態様にかかる極細繊維生成装置によれば、
固体状の熱可塑性樹脂を定量かつ定速で供給する原料供給部と、
前記原料供給部から供給された前記熱可塑性樹脂を加熱して溶融樹脂を生成する樹脂加熱部と、
前記樹脂加熱部で生成された前記溶融樹脂を溶融樹脂吐出ノズル孔から吐出する溶融樹脂吐出ノズル部と、
気体を加熱して高温気流を生成する高温気流発生装置と、
前記高温気流発生装置で生成された前記高温気流を高温気流吐出ノズル孔から吹き出す高温気流吐出ノズル部と、
前記溶融樹脂吐出ノズル孔より吐出した前記溶融樹脂を、前記高温気流吐出ノズル孔より吹き出した前記高温気流によって引き延ばすことで生成した繊維状樹脂を捕集する繊維捕集部とを備える極細繊維生成装置であって、
前記溶融樹脂吐出ノズル孔の近傍に前記高温気流吐出ノズル孔が、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の軸方向と前記高温気流吐出ノズル孔の軸方向とが互いに平行になるように設置されて、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の開口と前記高温気流吐出ノズル孔の開口とが1つの円形の吐出ノズル面内に配置され、かつ前記吐出ノズル面の直径は、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の溶融樹脂吐出方向から反対側に向かうにつれて大きくなるように傾斜した紡糸ノズル先端部を形成しているとともに、
前記紡糸ノズル先端部は、
前記高温気流吐出ノズル孔の外周縁部と前記紡糸ノズル先端部の外周部との最短距離L1は、0mmより大きく1mm以下であり、
前記溶融樹脂吐出ノズル孔の外周縁部と前記高温気流吐出ノズル孔の前記外周縁部の最短距離L2は0.1mm以上5mm以下であり、
前記突出したノズル形状部の周囲に対する高さH1は5mm以上100mm以下であるといった寸法関係を満たす
以上のように、本発明の前記態様にかかる極細繊維生成装置は、細線化の過程での高温気流吐出ノズル近傍での乱流発生を抑制できるため、乱流による繊維の流れの乱れを抑制でき、極細繊維を切れることなく、容易かつ安定的に大量に生産できる。
本発明の実施形態にかかる極細繊維生成装置の一例を説明する図 本発明の実施形態にかかる溶融紡糸ノズルの形状を説明する正面図 本発明の実施形態にかかる溶融紡糸ノズルの形状を説明する縦断面側面図 本発明の実施形態にかかる溶融樹脂吐出ノズルの突出形状を説明する図 本発明の実施形態にかかる溶融樹脂吐出ノズルの別部材化を説明する図 図4Aの4B部分の拡大図 本発明の実施形態にかかる高温気流吐出ノズル孔近傍にて乱流の発生する様子を説明する図 本発明の実施形態にかかる多連ノズル形状の詳細を説明する図 本発明の実施例1、実施例2及び比較例1によって生成される極細繊維の形状を示す写真を含む説明図 本発明の実施例1及び比較例1による乱流発生をシミュレーションした結果を示す説明図
以下、本発明の実施形態を、図面を用いて説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の一実施形態にかかる極細繊維生成装置110の一例を示している。極細繊維生成装置110は、溶融紡糸ユニット100と、繊維捕集部200とを備えている。
図1に示すように、原料樹脂400から極細繊維600を生成するための溶融紡糸ユニット100は、溶融樹脂生成部と、高温気流生成部とを備えている。
溶融樹脂生成部の一例としては、樹脂供給部101と、樹脂加熱部102と、溶融樹脂吐出ノズル孔103aを有する溶融樹脂吐出ノズル部103とで構成されている。
高温気流生成部の一例としては、高温気流発生装置105と、高温気流吹き出しノズル孔104aを有する高温気流吹き出しノズル部104とで構成されている。溶融樹脂吐出ノズル部103と高温気流吹き出しノズル部104とで紡糸ノズル810を構成している。
樹脂供給部101は、ペレット状の原料樹脂300を、例えば、スクリューポンプなどを用いて、定量かつ定速にて樹脂加熱部102に供給する。原料樹脂300としては、例えば、ポリプロピレン樹脂、ポリエステル樹脂、又は、ポリアミド樹脂などの熱可塑性樹脂が用いられる。
樹脂加熱部102は、その軸方向の一端が樹脂供給部101に接続されており、樹脂供給部101から供給された原料樹脂300を加熱して溶融する。
溶融樹脂吐出ノズル部103は、樹脂加熱部102の軸方向のもう一端に接続されており、溶融樹脂を軸方向(鉛直方向に垂直な方向、すなわち、水平方向、又は、紡糸方向)に溶融樹脂吐出ノズル孔103aから吐出する。
高温気流発生装置105は、高温気流吐出ノズル部104の上流に配置されて、高速気流を加熱することで、高温気流500を生成する。
高温気流吐出ノズル部104は、一例として、溶融樹脂吐出ノズル部103より鉛直方向の上部に配置されており、かつ高温気流発生装置105に接続されている。
前記のような構成により、高温気流発生装置105で高温気流が生成され、生成された高温気流が高温気流吐出ノズル部104に供給される。高温気流吐出ノズル部104では、高温気流発生装置105にて生成されて高温気流吐出ノズル部104に供給された高温気流500を、高温気流吐出ノズル孔104aから軸方向(鉛直方向に垂直な方向、すなわち、水平方向、又は、紡糸方向)沿いに吹き出す。この結果、溶融樹脂吐出ノズル部103の溶融樹脂吐出ノズル孔103aから吐出された溶融樹脂400は、溶融樹脂吐出ノズル部103のした上方の高温気流吐出ノズル部104のノズル孔104aから吐出された高温気流500に引き寄せられて高温気流に乗り、紡糸方向に延伸されて繊維状樹脂となり、軸方向に運ばれるにつれて徐々に冷却され、極細繊維600になる。
繊維捕集部200は、溶融樹脂吐出ノズル孔103aから軸方向に一定距離だけ離れて配置された平面状、又は、曲面状の板状の部材である。極細繊維600が高温気流500によって溶融樹脂吐出ノズル孔103aより運ばれて、繊維捕集部200で極細繊維集合体700として捕集される。
前記した構成にかかる極細繊維生成装置によれば、以下のような極細繊維生成方法で極細繊維を生成する。
まず、ペレット状の原料樹脂300を樹脂供給部101に投入し、樹脂供給部101から樹脂加熱部102まで原料樹脂300を供給する。ペレット状の原料樹脂は、数mm程度の大きさに形成されていることで、樹脂加熱部102において容易に溶融されるが、さらにサブミリオーダーまで粉砕されていることで、溶融樹脂を、より効率良く得ることが可能となる。
次いで、供給された原料樹脂300は樹脂加熱部102にて加熱されて、溶融される。このとき、樹脂加熱部102では、供給される原料樹脂300の融点以上かつ分解温度以下になるように設定されることが重要である。原料樹脂300の融点以下であると、原料樹脂300が溶融せず、また、分解温度以上であると樹脂がガス化して、気泡を多く含んだ溶融樹脂が生成されると同時に、繊維の収集率も低下する。設定温度は、使用する原料樹脂によって異なるものの、前記理由に寄れば、たとえば、ポリプロピレンの場合は、150度以上かつ400度以下となるように設定されることが好ましい。
次いで、樹脂加熱部102で生成した溶融樹脂が、溶融樹脂吐出ノズル部103に供給され、溶融樹脂吐出ノズル孔103aから軸方向(水平方向)に吐出される。
このとき、同時に、又は、吐出前から、高温気流発生装置105で発生した高温気流を高温気流吐出ノズル部104の高温気流吐出ノズル孔104aから軸方向(水平方向)沿いに吹き出すように設定する。前記高温気流の生成に用いる気体は、たとえば、空気などで良い。例えば、前記気体を0.4MPa程度に圧縮して細いノズル内を通過させることで、高速気流が得られる。また、前記高温気流発生装置105の内部には、例えば、トーチヒータなどが設置されており、ノズルなどの配管内を流れる高速気流を加熱して、高温気流を生成する。高速気流を加熱する方法としては、他に、ノズルなどの配管の外部、つまり、周囲にヒータを巻き付けて加熱しても良い。このような方法により、高速かつ高温の気流が生成される。
さらに、溶融樹脂の吐出される方向と、高温気流の吐出される方向とは、互いに平行であり、かつ、軸方向(水平方向)であることが重要である。
このように構成することによって、溶融樹脂吐出ノズル孔103aから吐出された溶融樹脂は、高温気流吐出ノズル孔104から吹き出した高温気流500によって、水平方向に延伸されて繊維化して、極細繊維600になる。
さらに、図2A及び図2Bには、溶融樹脂吐出ノズル孔103a及び高温気流吐出ノズル孔104aの詳細を示している。このとき、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの開口面及び高温気流吐出ノズル孔104aの開口面とは同一平面(例えば図2Aでは円形の吐出ノズル面)106上に配置されていることが重要である。さらに、溶融樹脂吐出ノズル部103の先端部及び高温気流吐出ノズル部104の先端部とが一体となって円錐台形状の紡糸ノズル先端部107を構成している。よって、高温気流吐出ノズル孔104aの外周縁部と紡糸ノズル先端部107の先端の円形の吐出ノズル面106の外周縁部との最短距離L1としては、0mmより大きく1mm以下とすることが好ましい。加えて、溶融樹脂吐出ノズル孔103aと高温気流吐出ノズル孔104aの一体となった紡糸ノズル先端部107は、周囲(樹脂加熱部102側の円柱状のノズル本体部(ノズル根元部))に比べて高さH1だけ軸方向の繊維捕集部200側に円錐台形状に突出しており、この紡糸ノズル先端部107の高さH1としては、5mm以上100mm以下とすることが好ましい。
このように構成することによって、溶融樹脂吐出ノズル孔103a及び高温気流吐出ノズル孔104aの近傍での乱流の発生を抑制することができる。紡糸ノズル先端部107の高さH1が5mmより小さいとき、やはり、乱流が発生して紡糸が不安定になる。一方、紡糸ノズル先端部107の高さH1が100mmより大きいとき、紡糸ノズル先端部107のノズル先端がぶれて、繊維化が不安定になる。なお、ここで言う乱流とは、図5に示すような、溶融樹脂を引き延ばして繊維化する際に用いる高温気流500によって周辺部に付随した気流501が発生するが、部位502に示すように、高温気流500の吹き出す方向と反対の方向に気流が発生することを意味している。
さらに、前記吐出ノズル面106は、例えば図2A及び図2Bに示すように、紡糸方向に対して反対方向に斜面を持たせるように円錐台形状に構成することで、より気流が整流化され、より乱流が発生しにくくなる。
さらに、図2A及び図2Bに示す溶融樹脂吐出ノズル孔103aの外周縁部と高温気流吐出ノズル孔104aの外周縁部との最短距離L2としては、0.1mm以上5mm以下とすることが好ましい。前記最短距離L2が0.1mm未満であると、吐出される溶融樹脂の溶融樹脂吐出ノズル孔103aの周辺への濡れ広がりが無視できず、高温気流吐出ノズル孔104aの周辺に付着するため、気流を乱すことになる。また、前記最短距離L2が5mmより大きくなると、高温気流が溶融樹脂を巻き込む効果が十分に得られず、紡糸が安定しない。従って、このような最短距離L2として0.1mm以上5mm以下の構成にすることによって、吐出される溶融樹脂400を緩やかに高温気流500に載せることができる。そのため、繊維が途切れにくくなり、長い繊維を安定的に大量に生成することが可能となる。
さらに、前記最短距離L2は、前記最短距離L1より大きいことがより好ましい。このような構成にすることにより、溶融樹脂がより気流に引き込まれやすくなる。
また、前記構成に加えて、図3に示すように、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの先端は高温気流吐出ノズル孔104aの先端に対して、紡糸方向に突出している方が、溶融樹脂400をより効率的に高温気流500に載せることが可能になる。その突出している高さH2としては、0.1mm以上3mm以下とすることが好ましい。高さH2が0.1mmより小さいとき、溶融樹脂がノズル面106に塗れ広がりやすく、樹脂の固化を引き起こしやすい。また、高温気流は高温気流吐出ノズル孔104aから吹き出されると徐々に拡散するため、溶融樹脂吐出ノズルを3mmより大きく突出することで、この拡散した気流が直接ノズル先端に当たり、ノズル先端での溶融樹脂の固化を引き起こし、ノズル詰まりの原因となる。
さらに、変形例として、前記構成において、図4Aに示すように、溶融樹脂吐出ノズル孔103aを形成する部材(溶融樹脂吐出ノズル部103)は、吐出ノズル面106及び高温気流吐出ノズル部104とを形成して円錐台形状の紡糸ノズル先端部107及びそのノズル根元部を形成する部材109とは異なる部材によって構成されており、正確には、吐出ノズル面106等を形成する部材109とは隔離されていることが好ましい。溶融紡糸法は、高温にて溶融した樹脂を連続的に吐出するため、必然的に先端の磨耗又は樹脂の固化などによる詰まりが発生しやすく、紡糸性が低下する。そのため、定期的なノズルのメンテナンスが必要となる。このような場合、前記のような構成とすることにより、円筒状の溶融樹脂吐出ノズル部103を、吐出ノズル面106等を形成する部材109から簡単に取り外すことができて、メンテナンス性が向上する。また、前記構成においては、必然的に、吐出ノズル面106等を形成する部材109と溶融樹脂吐出ノズル孔103aを形成する溶融樹脂吐出ノズル部103との間に、隙間L3が発生する(図4A及び図4B参照)。この隙間L3としては、例えば、0mmより大きく1mm以下であることが好ましい。このような構成により、乱流を発生させることはなく、紡糸の安定性を保持できる。前記隙間L3が1mmより大きいと、高温気流の引き込み力の影響を受け、溶融樹脂吐出ノズル部104の先端にブレが生じやすく、紡糸が不安定となる。
さらに、図2A及び図2Bにおいて、高温気流吐出ノズル104のノズル孔直径D1に対して、溶融樹脂吐出ノズル部103のノズル孔直径D2が小さいことが好ましい。このような構成により、ノズル孔近傍での気流の直径が溶融樹脂の直径より大きくなるため、溶融樹脂吐出ノズル孔104aから吐出される溶融樹脂の直径の全域にわたって、高温気流500による延伸させる力が作用するため、より均一に溶融樹脂400を引き延ばして繊維化することが可能となる。
また、前記高温気流吐出ノズル孔104aの開口近傍での気流温度は、前記溶融樹脂吐出ノズル孔103aの開口近傍での溶融樹脂温度より高いことが好ましい。このような構成にすることによって、高温気流吐出ノズル部側に面する溶融樹脂の温度が上がり、粘度がより低くなることで、高温気流側に溶融樹脂が引き込まれやすくなることから、紡糸が安定する。
さらに、図1に示すように、紡糸方向を鉛直方向に対して垂直方向に設置し、かつ図2A及び図2Bに示すように、高温気流吐出ノズル部104を溶融樹脂吐出ノズル部103に対して、鉛直方向の上側に配置することが好ましい。通常、溶融樹脂吐出ノズル孔103aより吐出される溶融樹脂400は、重力によって鉛直下方向に垂れるが、高温気流吐出ノズル孔104が鉛直方向の下側に配置されている場合、両ノズル部間にて樹脂の固着が進行し、やがては、高温気流吐出ノズル孔104aを塞ぐといったことが、なくなる。しかしながら、溶融樹脂吐出ノズル部103を、高温気流吐出ノズル部104に対して鉛直方向の上側に配置することによって、溶融樹脂400の重力による垂れ込みを抑制しながら、かつ前記したノズル部103,104の配置構成により、吐出された溶融樹脂400を高温気流側に緩やかに巻き込みながら紡糸する形態となるため、ノズル詰まりが抑制され、より安定的な紡糸が可能となる。
また、詰まりを抑制するためには、溶融紡糸ユニット100を停止する際に、溶融樹脂吐出ノズル孔103aからの溶融樹脂の吐出を先に停止し、その後、高温気流を停止することで、高温気流吐出ノズル孔開口近傍に付着した溶融樹脂を空圧で吹き飛ばすため、高温気流吐出ノズル孔104aへの溶融樹脂の詰まり、つまりは、固化した樹脂が詰まることを抑制できる。
前記構成における紡糸ノズル810を、図6に示すように、複数個、鉛直方向と直交する横方向に並列配置して多連ノズルを構成することで、より極細繊維の生産性を高めることができる。この場合、円形の吐出ノズル面106も、図6に示すように、互いにつながった形状となる。これら紡糸ノズル810は、等間隔で配列されていることが好ましい。また、紡糸ノズル810を複数列にわたって配置されても良い。また、前記構成における紡糸ノズル810を小さい間隔で配列した場合、曲線を繋げた形状となる。このとき、多連ノズルにおける、高温気流吐出ノズル孔104aの鉛直方向の上側(直上にある)にある曲線の曲率半径をR1とし、多連ノズルにおける、隣接する紡糸ノズル810,810間を繋ぐ曲線の鉛直方向の上側の曲率半径をR2とすると、曲率半径R1に対して、曲率半径R2の方が大きいことが好ましい。このような構成により、乱流発生を抑制しながら、極細繊維の生産性を高めることができる。
前記のような構成において生成される繊維状樹脂は、高速気流によって軸方向に一定距離運ばれながら徐々に冷却されて、極細繊維600となり、やがて、繊維捕集部200で捕集されて、シート状の極細繊維集合体700が得られる。
次に、本発明にかかる実施形態の実施例について、図を参照しながら説明する。なお、 本実施例は、本発明にかかる実施形態を限定するものではない。下記に本実施例について評価する際に用いた項目及び評価方法を示す。
(1)繊維欠陥
キーエンス製走査型電子顕微鏡VE−7800を用いて、3000倍に拡大して、シート状の極細繊維集合体700のうちの球形状の樹脂の個数をカウントした。この球形状の樹脂は、溶融樹脂のうち、紡糸が不安定であったことにより繊維化しなかったものであり、繊維欠陥と呼んでいる。
(2)乱流の発生(シミュレーションによる結果)
シミュレーションは、CD−adapco製STAR−CCM+V7.006.012を用いて実施した。気流の流速は340m/sに設定している。
また、下記に示す実施例及び比較例の中で、以下の4項目については、共通条件とした。
原料樹脂 ポリプロピレン樹脂(メルトフローレート1700g/10分)
紡糸方向 水平方向
樹脂加熱部 360℃設定
高温気流発生装置 450℃設定
なお、以下の表1における径D1は、高温気流吐出ノズル孔104aの直径である。径D2は、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの直径である。寸法L1は、高温気流吐出ノズル孔104aの外周縁部と紡糸ノズル先端部107の外周縁部との最短距離である。寸法L2は、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの外周縁部と高温気流吐出ノズル孔104aの外周縁部の最短距離である。寸法H1は、突出した紡糸ノズル先端部107の周囲(ノズル根元部)に対する高さである。寸法D3は、紡糸ノズル先端部107の吐出ノズル面106の直径である。寸法D4は、紡糸ノズル先端部107のノズル根元部側端部の直径である。
(実施例1)
表1の第1行に、実施例1にて使用したノズル形状の詳細な寸法(距離)を示す。
実施例1におけるノズル形状は、溶融樹脂吐出ノズル孔と高温気流吐出ノズル孔とが近接しており、かつ高温気流吐出ノズル孔が吐出ノズル面の外周縁部より近接しており、かつノズル根元部よりH1=30mm突出して斜面を形成していることが特徴である。この構成により、高温気流吐出ノズル孔開口近傍での乱流発生を抑制できる効果がある。前記の構成を基に、前記共通条件を用いて、極細繊維集合体を作製した結果、図7の(a)に示す通り、繊維欠陥数は5個となり、繊維欠陥のサイズも0.5μm程度と小さい。さらに、図8の(a)に示すように、シミュレーション結果からも、乱流が発生していないことが分かる。
(実施例2)
表1の第2行に、実施例2にて使用したノズル形状の詳細な寸法(距離)を示す。実施例2におけるノズル形状は、溶融樹脂吐出ノズル孔と高温気流吐出ノズル孔とが近接しており、かつ高温気流吐出ノズル孔が吐出ノズル面外周より近接しており、かつノズル根元部よりH1=10mm突出しているが斜面を形成せずほぼ垂直に突出していることが特徴である。この構成においても、高温気流吐出ノズル孔開口近傍での乱流発生を抑制できる効果がある。前記の構成を基に、前記共通条件を用いて、極細繊維集合体を作製した結果、図7の(b)に示す通り、実施例1と同様に、繊維欠陥数は2個と少なく、繊維欠陥のサイズも0.7μm程度と小さいことから、安定的に紡糸されていることが分かる。
(比較例1)
表1の第3行に、比較例1にて使用したノズル形状の詳細な寸法(距離)を示す。比較例1におけるノズル形状は、溶融樹脂吐出ノズル孔と高温気流吐出ノズル孔とが離れてしており、かつ高温気流吐出ノズル孔が吐出ノズル面外周より離れており、かつノズル根元部よりH1=5mm突出しているだけなので、斜面が小さいことが特徴である。この構成により、高温気流吐出ノズル孔開口近傍での乱流発生が抑制できず、紡糸が不安定になると想定された。前記の構成を基に、前記共通条件を用いて、極細繊維集合体を作製した結果、図7の(c)に示す通り、繊維欠陥数16個となり、繊維欠陥のサイズも7μmと前記実施例と比較して非常に大きい繊維欠陥が存在することが分かる。また、図8の(b)に示すように、シミュレーション結果からも、乱流が発生していることが理解される。
以下の表1は、本発明の実施例1、実施例2及び比較例1にかかる紡糸ノズル形状の詳細寸法を説明する表である。
前記実施結果により、実施例1及び実施例2に記載の構成に基づくと、比較例1と比較して、より安定的に紡糸できることを実証した。
前記実施形態によれば、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの近傍に高温気流吐出ノズル孔104aが、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの軸方向と高温気流吐出ノズル孔104aの軸方向とが互いに平行になるように設置されて、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの開口と高温気流吐出ノズル孔104aの開口とが1つの円形の吐出ノズル面106内に配置され、かつ吐出ノズル面106の直径は、溶融樹脂吐出ノズル孔103aの溶融樹脂吐出方向から反対側に向かうにつれて大きくなるように傾斜した紡糸ノズル先端部107を形成している。このように構成することにより、細線化の過程での高温気流吐出ノズル孔104aの開口近傍での乱流発生を抑制できるため、乱流による繊維の流れの乱れを抑制でき、極細繊維を切れることなく、容易かつ安定的に大量に生産できる。
また、円筒状の溶融樹脂吐出ノズル部103を、吐出ノズル面106等を形成する部材109から簡単に取り外すことができるように構成すれば、万が一、溶融樹脂が溶融樹脂吐出ノズル孔開口近傍にあふれ出た際にも、メンテナンスが容易であるため、溶融樹脂吐出ノズル孔開口近傍での樹脂の固着を抑制し、乱流の発生しない紡糸状態を長時間維持できる。また、ノズル詰まりを抑制できるため、極細繊維を容易かつ安定的に大量生産することが可能となる。
なお、前記様々な実施形態又は変形例のうちの任意の実施形態又は変形例を適宜組み合わせることにより、それぞれの有する効果を奏するようにすることができる。また、実施形態同士の組み合わせ又は実施例同士の組み合わせ又は実施形態と実施例との組み合わせが可能であると共に、異なる実施形態又は実施例の中の特徴同士の組み合わせも可能である。
本発明にかかる極細繊維生成装置によれば、溶融樹脂を繊維化する過程において、高温気流吐出ノズル孔の近傍での乱流の発生を抑制できるため、高温気流と反対方向の流れが発生することによって繊維の流れが乱れることを抑制できる。またノズル詰まりを抑制できるため、極細繊維を容易かつ安定的に大量生産することが可能となる。

100 溶融紡糸ユニット
101 樹脂供給部
102 樹脂加熱部
103 溶融樹脂吐出ノズル部
103a 溶融樹脂吐出ノズル孔
104 高温気流吐出ノズル部
104a 高温気流吐出ノズル孔
105 高温気流発生装置
106 吐出ノズル面
107 紡糸ノズル先端部
109 吐出ノズル面106等を形成する部材
110 極細繊維生成装置
200 繊維捕集部
300 原料樹脂
400 溶融樹脂
500 高温気流
501 巻き込み気流
502 乱流発生部位
600 極細繊維
700 極細繊維集合体
810 紡糸ノズル
D1 高温気流吐出ノズル孔直径
D2 溶融樹脂吐出ノズル孔直径
D3 吐出ノズル面の直径
D4 紡糸ノズル先端部のノズル根元部側端部の直径
D5 紡糸ノズルのノズル根元部の外周部の直径
L1 高温気流吐出ノズル孔の外周縁部と紡糸ノズル先端部の外周縁部との最短距離
L2 溶融樹脂吐出ノズル孔の外周縁部と高温気流吐出ノズル孔の外周縁部の最短距離
L3 溶融樹脂吐出ノズル孔との間の隙間
H1 突出した紡糸ノズル先端部の周囲に対する高さ
H2 溶融樹脂吐出ノズル孔先端の高温気流吐出ノズル孔先端に対する突出高さ
R1 多連ノズルにおける、高温気流吐出ノズル孔直上の曲線の曲率半径
R2 多連ノズルにおける、紡糸ノズル対間を繋ぐ曲線の曲率半径

Claims (9)

  1. 固体状の熱可塑性樹脂を定量かつ定速で供給する原料供給部と、
    前記原料供給部から供給された前記熱可塑性樹脂を加熱して溶融樹脂を生成する樹脂加熱部と、
    前記樹脂加熱部で生成された前記溶融樹脂を溶融樹脂吐出ノズル孔から吐出する溶融樹脂吐出ノズル部と、
    気体を加熱して高温気流を生成する高温気流発生装置と、
    前記高温気流発生装置で生成された前記高温気流を高温気流吐出ノズル孔から吹き出す高温気流吐出ノズル部と、
    前記溶融樹脂吐出ノズル孔より吐出した前記溶融樹脂を、前記高温気流吐出ノズル孔より吹き出した前記高温気流によって引き延ばすことで生成した繊維状樹脂を捕集する繊維捕集部とを備える極細繊維生成装置であって、
    前記溶融樹脂吐出ノズル孔の近傍に前記高温気流吐出ノズル孔が、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の軸方向と前記高温気流吐出ノズル孔の軸方向とが互いに平行になるように設置されて、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の開口と前記高温気流吐出ノズル孔の開口とが1つの円形の吐出ノズル面内に配置され、かつ前記吐出ノズル面の直径は、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の溶融樹脂吐出方向から反対側に向かうにつれて大きくなるように傾斜した紡糸ノズル先端部を形成しているとともに
    前記紡糸ノズル先端部は、
    前記高温気流吐出ノズル孔の外周縁部と前記紡糸ノズル先端部の外周部との最短距離L1は、0mmより大きく1mm以下であり、
    前記溶融樹脂吐出ノズル孔の外周縁部と前記高温気流吐出ノズル孔の前記外周縁部の最短距離L2は0.1mm以上5mm以下であり、
    前記突出したノズル形状部の周囲に対する高さH1は5mm以上100mm以下であるといった寸法関係を満たす、極細繊維生成装置。
  2. 前記溶融樹脂吐出ノズル孔が前記吐出ノズル面に対して溶融樹脂吐出方向に突出している、請求項1に記載の極細繊維生成装置。
  3. 前記溶融樹脂吐出ノズル孔の先端が、前記吐出ノズル面より0.1mm以上3mm以下突出している、請求項に記載の極細繊維生成装置。
  4. 前記溶融樹脂吐出ノズル孔を有する前記溶融樹脂吐出ノズル部が、前記高温気流吐出ノズル孔を有する前記紡糸ノズル先端部から取り外し可能に取り付けられている、請求項1〜のいずれか1つに記載の極細繊維生成装置。
  5. 前記高温気流吐出ノズル孔の直径D1が、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の直径D2に比べて大きい、請求項1〜のいずれか1つに記載の極細繊維生成装置。
  6. 前記溶融樹脂吐出ノズル孔からの溶融樹脂吐出方向が水平方向沿いになるよう配置されている、請求項1〜のいずれか1つに記載の極細繊維生成装置。
  7. 前記高温気流吐出ノズル孔が前記溶融樹脂吐出ノズル孔に対して、鉛直方向の上側に配置される、請求項1〜のいずれか1つに記載の極細繊維生成装置。
  8. 固体状の熱可塑性樹脂を定量かつ定速で供給する原料供給部と、
    前記原料供給部から供給された前記熱可塑性樹脂を加熱して溶融樹脂を生成する樹脂加熱部と、
    前記樹脂加熱部で生成された前記溶融樹脂を溶融樹脂吐出ノズル孔から吐出する溶融樹脂吐出ノズル部と、
    気体を加熱して高温気流を生成する高温気流発生装置と、
    前記高温気流発生装置で生成された前記高温気流を高温気流吐出ノズル孔から吹き出す高温気流吐出ノズル部と、
    前記溶融樹脂吐出ノズル孔より吐出した前記溶融樹脂を、前記高温気流吐出ノズル孔より吹き出した前記高温気流によって引き延ばすことで生成した繊維状樹脂を捕集する繊維捕集部とを備える極細繊維生成装置であって、
    前記溶融樹脂吐出ノズル孔の近傍に前記高温気流吐出ノズル孔が、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の軸方向と前記高温気流吐出ノズル孔の軸方向とが互いに平行になるように設置されて、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の開口と前記高温気流吐出ノズル孔の開口とが1つの吐出ノズル面内に配置され、かつ前記吐出ノズル面の直径は、前記溶融樹脂吐出ノズル孔の溶融樹脂吐出方向から反対側に向かうにつれて大きくなるように傾斜した紡糸ノズル先端部を形成しているとともに、
    前記紡糸ノズル先端部は、
    前記高温気流吐出ノズル孔の外周縁部と前記紡糸ノズル先端部の外周部との最短距離L1は、0mmより大きく1mm以下であり、
    前記溶融樹脂吐出ノズル孔の外周縁部と前記高温気流吐出ノズル孔の前記外周縁部の最短距離L2は0.1mm以上5mm以下であり、
    前記突出したノズル形状部の周囲に対する高さH1は5mm以上100mm以下であるといった寸法関係を満たし、
    前記1つの溶融樹脂吐出ノズル孔に対して、前記1つの高温気流吐出ノズル孔を配置して紡糸ノズルを形成し、前記紡糸ノズルを複数並べて多連ノズルを構成する、極細繊維生成装置。
  9. 前記多連ノズルは、隣接する前記紡糸ノズル間をつなぐ曲線の鉛直方向の上側の曲率半径が、前記高温気流吐出ノズル孔の鉛直方向の上側にある曲線の曲率半径より大きい、請求項に記載の極細繊維生成装置。
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