JP6544622B2 - トナー補給装置及びこれを備える画像形成装置 - Google Patents

トナー補給装置及びこれを備える画像形成装置

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本発明は、トナー補給装置及びこれを備えた画像形成装置に関するものである。
従来、トナーを収容したトナーボトルから供給されたトナーを一時的に収容するトナー収容部を有し、内部にトナー補給搬送部材を有するトナー搬送経路を介してトナー収容部内のトナーを現像装置へと送るようにしたトナー補給装置が知られている。
特許文献1には、係るトナー補給装置において、トナー収容部とトナー搬送経路に繋がる空間との間にトナーの逆流を防止するための逆流防止壁を備えたものが記載されている。さらに、上記トナー収容部内に回転可能な回転搬送部材を設け、上記回転搬送部材により上記トナー収容部内のトナーを上記トナー搬送経路に繋がる空間へと送るようにしたものが記載されている。具体的には、トナー収容部内のトナーが回転搬送部材の上面に汲み上げられ、回転搬送部材が逆流防止壁を通過する際に、回転搬送部材の回転による遠心力によって回転搬送部材の上面にあるトナーが逆流防止壁を越えてトナー搬送経路に繋がる空間の方へと送られる。
しかしながら、特許文献1に記載のトナー補給装置では、上記回転搬送部材によるトナー収容部からトナー搬送経路に繋がる空間へのトナーの搬送が十分でなく、トナー搬送経路へのトナーの搬送が滞る場合があった。
上述した課題を解決するために、本発明は、トナーを収容する空間である第一トナー収容空間と、トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送経路と、前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間と、前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送する回転搬送部材と、前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、前記回転搬送部材が弾性体であって、前記回転搬送部材の回転軸と垂直な方向の先端の辺が前記回転軸の方向に対して傾斜するように前記回転搬送部材を形成し、前記回転搬送部材には前記回転搬送部材を回転方向に対し上流側の向きに屈曲させる屈曲部を少なくとも一箇所以上設けており、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁の最上端を通過するときに、前記屈曲部のうち前記回転搬送部材の先端に最も近い屈曲部の位置が前記逆流防止壁の最上端よりも鉛直方向で上方にあるようにしたことを特徴とするものである。
トナーを収容する空間内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
実施形態1に係るプリンタの概略構成図。 同プリンタのプロセスカートリッジ近傍の拡大図。 同プリンタのトナーボトルの斜視図。 同プリンタのトナーボトル及びトナー補給装置の斜視図。 図4の正面図。 図4の底面図。 図4の点線Rで囲った領域の拡大図など。 同トナー補給装置におけるトナー搬送スクリューの斜視図。 同トナー補給装置のホッパの概略構成を示す斜視図。 同ホッパ内のアジテータの概略構成を示す斜視図。 図9に示す斜視図の正面図。 同ホッパ内のアジテータによるトナーの搬送の説明図。 同アジテータの先端がトナー残量検知センサ付近を通過する際の様子を示す図。 同アジテータが逆流防止壁を通過する際の、アジテータの先端部の逆流防止壁への接触状況について説明する図。 同アジテータが逆流防止壁を通過する際に、アジテータの先端部に生じる撓みとひずみについて説明する図。 同トナー補給装置におけるアジテータの変形例についての説明図。 同トナー補給装置におけるアジテータの別の変形例についての説明図。 同トナー補給装置におけるアジテータの更に別の変形例についての説明図。 実施形態2に係るプリンタのトナー補給装置のホッパの概略構成を示す正面図。 同ホッパ内のアジテータの概略構成を示す斜視図。 同アジテータの先端がトナー残量検知センサ付近を通過する際の、アジテータの先端部のトナー残量検知センサへの接触状況について説明する斜視図。 同アジテータの先端がトナー残量検知センサ付近を通過する際の様子を示す斜視図。 同アジテータが逆流防止壁を通過する際の、アジテータの先端部の逆流防止壁への接触状況について説明する図。 同アジテータが逆流防止壁を通過する際に、アジテータの先端部に生じる撓みとひずみについて説明する図。
[実施形態1]
以下、本発明を適用した画像形成装置の第一の実施形態として、電子写真方式のプリンタ(以下、単に「プリンタ100」という。)について説明する。
まず、本プリンタ100の基本的な構成について説明する。図1は、本プリンタ100の概略構成図である。図において、このプリンタ100は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック(以下、Y、M、C、Kと記す。)のトナー像を生成するための4つのプロセスカートリッジ6Y,M,C,Kを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のY,M,C,Kトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。Mトナー像を生成するためのプロセスカートリッジ6Mを例にすると、図2に示すように、ドラム状の感光体1M、ドラムクリーニング装置2M、除電装置、帯電装置4M、現像装置5M等を備えている。このプロセスカートリッジ6Mは、プリンタ100本体に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Mは、駆動手段によって図中時計回りに回転する感光体1Mの表面を一様帯電する。一様帯電した感光体1Mの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてM用の静電潜像を担持する。このMの静電潜像は、Mトナーを用いる現像装置5MによってMトナー像に現像される。そして、中間転写ベルト8上に中間転写される。ドラムクリーニング装置2Mは、中間転写工程を経た後の感光体1M表面に残留したトナーを除去する。
除電装置は、クリーニング後の感光体1Mの残留電荷を除電する。この除電により、感光体1Mの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他のプロセスカートリッジ6Y,C,Kにおいても、同様にして感光体1Y,C,K上にY,C,Kトナー像が形成され、中間転写ベルト8上に中間転写される。
先に示した図1において、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中下方には、露光装置7が配設されている。潜像形成手段たる露光装置7は、画像情報に基づいて発したレーザ光Lを、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kにおけるそれぞれの感光体に照射して露光する。この露光により、感光体1Y,M,C,K上にY,M,C,K用の静電潜像が形成される。なお、露光装置7は、光源から発したレーザ光(L)を、モータによって回転駆動したポリゴンミラーで走査しながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。
露光装置7の図中下側には、紙収容カセット26、これらに組み込まれた給紙ローラ27、レジストローラ対28など有する給紙手段が配設されている。紙収容カセット26は、記録体たる転写紙Pが複数枚重ねて収納しており、それぞれの一番上の転写紙Pには給紙ローラ27が当接している。給紙ローラ27が駆動手段によって図中反時計回りに回転すると、一番上の転写紙Pがレジストローラ対28のローラ間に向けて給紙される。
レジストローラ対28は、転写紙Pを挟み込むべく両ローラを回転駆動するが、挟み込んですぐに回転を一旦停止させる。そして、転写紙Pを適切なタイミングで後述の2次転写ニップに向けて送り出す。かかる構成の給紙手段においては、給紙ローラ27と、タイミングローラ対たるレジストローラ対28との組合せによって搬送手段が構成されている。この搬送手段は、転写紙Pを収容手段たる紙収容カセット26から後述の2次転写ニップまで搬送するものである。
プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの図中上方には、中間転写体たる中間転写ベルト8を張架しながら無端移動せしめる中間転写ユニット15が配設されている。この中間転写ユニット15は、中間転写ベルト8の他、4つの1次転写バイアスローラ9Y,M,C,K、クリーニング装置10などを備えている。また、2次転写バックアップローラ12、クリーニングバックアップローラ13、テンションローラ14なども備えている。中間転写ベルト8は、これら3つのローラに張架されながら、少なくとも何れか1つのローラの回転駆動によって図中反時計回りに無端移動する。
1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kは、このように無端移動する中間転写ベルト8を感光体1Y,M,C,Kとの間に挟み込んでそれぞれ1次転写ニップを形成している。これらは中間転写ベルト8の裏面(ループ内周面)にトナーとは逆極性(例えばプラス)の転写バイアスを印加する方式のものである。1次転写バイアスローラ9Y,M,C,Kを除くローラは、全て電気的に接地されている。中間転写ベルト8は、その無端移動に伴ってY,M,C,K用の1次転写ニップを順次通過していく過程で、感光体1Y,M,C,K上のY,M,C,Kトナー像が重ね合わせて1次転写される。これにより、中間転写ベルト8上に4色重ね合わせトナー像(以下、「4色トナー像」という。)が形成される。
上記2次転写バックアップローラ12は、2次転写ローラ19との間に中間転写ベルト8を挟み込んで2次転写ニップを形成している。中間転写ベルト8上に形成された4色トナー像は、この2次転写ニップで転写紙Pに転写される。2次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト8には、転写紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、クリーニング装置10によってクリーニングされる。
2次転写ニップにおいては、転写紙Pが互いに順方向に表面移動する中間転写ベルト8と2次転写ローラ19との間に挟まれて、上記レジストローラ対28側とは反対の向きに搬送される。2次転写ニップから送り出された転写紙Pは、定着装置20のローラ間を通過する際に熱と圧力とにより、表面に転写された4色トナー像が定着される。その後、転写紙Pは、排紙ローラ対29のローラ間を経て機外へと排出される。プリンタ100本体の上面には、スタック部30が形成されており、排紙ローラ対29によって機外に排出された転写紙Pは、このスタック部30に順次スタックされる。
プロセスカートリッジ6M内の現像装置5Mの構成について図2を用いて説明する。現像装置5Mは、現像スリーブ51Mとドクター52Mとを備えている。現像スリーブ51Mは、内部に磁界発生手段を備え、磁性粒子とトナーを含む二成分系現像剤を表面に担持して搬送する現像剤担持体である。ドクター52Mは、現像スリーブ51M上に担持されて搬送される現像剤の層厚を規制する現像剤規制部材である。ここで現像スリーブ51を収容する場所を現像スリーブ収容部53とする。
現像スリーブ収容部53Mに隣接し、現像剤を収容する場所を現像剤収容部54Mとし、現像剤収容部54Mは現像剤を撹拌搬送するための現像剤搬送スクリュ55Mを備えている。また、現像装置5Mは、現像剤収容部54M内の現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサとしての濃度検知センサ56Mを備えている。また、濃度検知センサ56Mの検知結果に基づいて補給されるトナーを現像剤収容部54Mに取り込むためのトナー補給口を備えている。
次に、この現像装置の動作について説明する。現像剤は、現像剤搬送スクリュ55Mが回転することにより攪拌搬送され現像剤収容部54内を循環し、攪拌搬送されることにより現像剤中のトナーは、キャリアとの摩擦帯電により帯電する。現像剤収容部54の現像スリーブ収容部53Mに隣接する側内の帯電したトナーを含む現像剤は、内部に磁極を有する現像スリーブ51Mの表面に供給され、磁力により担持される。現像スリーブ51Mに担持された現像剤層は、現像スリーブ51Mの回転に伴い矢印の向きに搬送される。途中、ドクター52Mで現像剤層の層厚を規制されたのち、感光体1Mと対向する現像領域まで搬送される。現像領域では、感光体1M上に形成された潜像に基づく現像が行われる。現像領域を通過し、現像スリーブ51M上に残った現像剤層は現像スリーブ51Mの回転に伴い、搬送され、現像スリーブ51Mの内部の磁極配置による反発磁力によって現像スリーブ51Mから離脱し、現像剤収容部54に収容される。
先に示した図1において、中間転写ユニット15と、これよりも上方にあるスタック部30との間には、トナーボトル収容部としてのトナーボトルベース31が配設されている。このトナーボトルベース31は、Y,M,C,Kトナーを内包するトナーボトル32Y,M,C,Kを収容している。トナーボトル32Y,M,C,Kは、トナーボトルベース31上にトナー各色毎に上から置くようにして設置する。トナーボトル32Y,M,C,K内のY,M,C,Kトナーは、それぞれ後述するトナー補給装置により、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kの現像装置に適宜補給される。これらのトナーボトル32Y,M,C,Kは、プロセスカートリッジ6Y,M,C,Kとは独立してプリンタ100本体に着脱可能である。
図3はトナーボトル32Mの斜視図である。図3に示すように、トナーボトル32Mは、ボトル本体33Mの先端部に樹脂ケース34Mが設けられている。また、ボトル本体33の樹脂ケース34M側には、ボトル本体33と一体で回転するボトル回転ギア37Mが設けられている。トナーボトル32Mをプリンタ100本体に取り付ける場合は、トナーボトル32Mをプリンタ100本体の差し込めばシャッタ36Mが移動して開いてトナー排出口が開放される。これと同時に、樹脂ケース34Mとトナーボトルベース31(図1参照)とが連結し固定される。
一方、トナーボトル32Mをプリンタ100本体から取り外すには、トナーボトル32Mをプリンタ100本体から引き抜くことでトナーボトルベース31との連結が解除され、同時にシャッタ36Mが閉じてトナー排出口が閉鎖される。そして、そのままトナーボトル32Mをプリンタ100本体から取り出すことができる。
次に、トナー搬送手段について説明する。
以下、トナー補給装置40Y,M,C,Kの構成は同一なので、Mトナー搬送用のトナー補給装置40Mについて説明する。
図4は、トナーボトル32M、トナー補給装置40M、及びプロセスカートリッジ6Mの斜視図である。図5は図4の正面図であり、図6は図4の底面図である。また、図7(a)は図4の点線Rで囲った領域の拡大図であり、図7(b)はA−A断面における斜視断面図、図7(c)はB−B断面における斜視断面図である。なお、他のトナー補給装置40Y,C,K、及びトナーボトル32Y,C,Kも同様に配置されるものである。
図5,6に示すように、トナー補給装置40Mは、トナー補給動作駆動源としての駆動モータ、トナー収容部であるホッパ48M、トナー搬送路としてのトナー搬送パイプ43Mから主に構成される。ホッパ48M側には、ホッパ48M内のトナーを攪拌するための後述するアジテータ80が設けられている。アジテータ80の回転軸73Mには攪拌側かさ歯車46Mが設けられている。駆動モータからの駆動は、駆動伝達ギアを介して攪拌側かさ歯車46Mに伝達される。トナー搬送パイプ43Mの内部にはトナー搬送スクリュウ70が内接されており、このトナー搬送スクリュウ70の搬送回転軸71Mには搬送側かさ歯車47Mが設けてある。搬送側かさ歯車47Mは、攪拌側かさ歯車46Mと噛み合っている。
図8に示すトナー補給装置40のトナー搬送スクリュウ70は、エラストマーなどの柔軟で摺動磨耗にも耐えられるような樹脂材料によって形成されている。これにより、曲がりのあるトナー搬送パイプ内でも回転軸73を中心として回転駆動できる。なお、トナー搬送スクリュウ70に代えて、弾性変形によりトナー搬送パイプ43M内にて駆動伝達することが可能な樹脂性コイルを用いてもよい。
図2に示す現像装置5Mの濃度検知センサ56Mが現像剤収容部54Mでトナー濃度の不足を検知すると、制御部57Mからの補給信号により、駆動モータが回転する。ボトル本体33Mの内壁内面には螺旋状の現像剤案内溝38Mが形成されているため、回転により内部のトナーがボトル本体33M奥側から先端の樹脂ケース34M側に搬送される。図7(b)に示すように、ボトル本体33M内のトナーは樹脂ケース34Mの排出口60Mからトナー補給装置40Mのホッパ48M内に落下する。
ホッパ48Mは上方でトナー搬送パイプ43Mにつながっており、駆動モータを回転させると、ボトル本体33Mが回転すると同時に、ホッパ48M内のアジテータ80及びトナー搬送パイプ43M内のトナー搬送スクリュウ70が同時に回転する。このトナー搬送スクリュウ70の回転により、ホッパ48Mの下方に到達したトナーは、トナー搬送パイプ43M内を搬送されて、図7(c)に示す現像装置5Mの現像剤収容部54Mのトナー補給口61Mに補給される。このようにして、現像装置5M内のトナー濃度を調整する。
次に、本実施形態の特徴部である、ホッパ48について説明する。なお、以下の説明において、Y,M,C,Kという添字は省略する。
図9は、ホッパ48を左上方から内部を見たときの概略構成を示す斜視図である。
図9に示すように、ホッパ48は、第一トナー収容空間81と第二トナー収容空間82を有し、第一トナー収容空間81と第二トナー収容空間82との間には逆流防止壁83がある。第一トナー収容空間81内の壁面には、トナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサ86が設けられている。
アジテータ80は、第一トナー収容空間81のほぼ中心に位置する回転軸73に固定されている。アジテータ80は、PET材などの弾性材料によって形成された厚み0.05〜0.4[mm]程度の略長方形の板状部材である。
図10は、アジテータ80の概略構成を示す図である。
図10(a)に示すように、アジテータ80は、先端80aに近い方から第1屈曲部80b、第2屈曲部80dと2つの屈曲部を有しており、2つの屈曲部はいずれも軸回転方向に対し上流側の方に向かって曲がっている。また、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端にきたときに、第1屈曲部80bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。
トナー残量検知センサ86(図9参照)としては、非磁性トナー、磁性トナーにかかわりなく、電圧振動式、透過光式のセンサを利用することができる。さらに小型化を考えると電圧振動式が好ましい。このため、トナー残量検知センサ86(図9参照)として、例えば圧電振動方式のセンサなどの、センサの検知面にかかる負荷の大きさによりトナーの有無を検知する方式のセンサが多く用いられている。このようなトナー残量検知センサ86では、検知面がトナー(粉体)により受ける負荷(粉圧)を検知することによりトナーの残量レベルを検知している。しかし、アジテータ80が回転する際に、アジテータ80の先端80aがトナー残量検知センサ86の検知面に接触して上記検知面が押されると、トナー残量検知センサ86の誤検知が起きるおそれがある。
本実施形態におけるアジテータ80は、アジテータ80が回転する際にトナー残量検知センサ86と干渉する領域を切り欠いている。上記領域を切り欠いたことで、図10(a)に示すように、アジテータ80は、先端部80cが図中の左右に二つある、二股形状になっている。なお、アジテータ80は、トナー残量検知センサ86と干渉する領域が切り欠かれてさえいればよく、アジテータ80の形状を二股形状に限るものではない。トナー残量検知センサ86と干渉する領域を切り欠いたことで、トナー残量検知センサ86の誤検知を防止することができる。
また、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向(図中の矢印Z)に対して角度(図中の矢印αで示す角度)をなすように、すなわち軸方向と直交する方向で一方が短くなるように、アジテータ80を形成している。なお、図10中の矢印αで示す角度は、図10中の左右に二つある先端部80cでそれぞれ異なっていてもよい。
第一トナー収容空間81内の壁面にトナー残量検知センサ86を設けない場合やアジテータ80の先端80aが触れても誤検知を起こさないトナー残量検知センサ86を用いる場合、アジテータ80に上記切り欠きを設けなくてよい(図10(b))。図10(b)に示すアジテータ80は、先端80aに近い方から第1屈曲部80b、第2屈曲部80dと2つの屈曲部を有しており、2つの屈曲部はいずれも軸回転方向に対し上流側の方に向かって曲がっている。また、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端にきたときに、第1屈曲部80bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。
次に、アジテータ80によるトナーの搬送動作について説明する。
図11は、図9に示す斜視図の正面図である。
図11に示すように、逆流防止壁83の最上端(図中の点T)はトナー搬送パイプ43の入口84の最下点(図中点M)よりも鉛直方向で上方になっている。アジテータ80は、先端80aに近い方から第1屈曲部80b、第2屈曲部80dと2つの屈曲部を有しており、2つの屈曲部はいずれも軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。アジテータ80は、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)にきたときに、第1屈曲部80bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。つまり、回転軸73の中心点との距離(図中L)は、回転軸73の中心点と逆流防止壁83の最上端(図中の点T)との鉛直距離(図中h1)よりも長くなるようにする。アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83を通過する際に、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83を押圧する。アジテータ80の先端部80cは逆流防止壁83から反力を受けて撓む。
図12は、アジテータ80の回転駆動による、第一トナー収容空間81から第二トナー収容空間82へのトナーの搬送について説明する図である。
図12(a)は、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83を押圧している状態を示す。また、図12(b)は、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)を通過して、アジテータ80の先端部80cの撓みが解放される直前の状態を示す。
図12(b)に示すように、第1屈曲部80bが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)よりも鉛直方向で上方にあり、かつ第1屈曲部80bは軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。このため、図中矢印C1に示す先端部分80cの上面の法線ベクトルは第二トナー収容空間82の方に向いている。アジテータ80における先端部80cにあるトナーは、先端部80cの撓みが復元する際の復元力によって、図中矢印F1,G1,H1などに示す第二トナー収容空間82に向かう向きに飛散する。
また、アジテータ80における先端部80cにあるトナーのうち上記復元力によって飛散しなかったトナーも、アジテータ80の回転による遠心力を受けて図中矢印D1に示す第二トナー収容空間82に向かう向きに飛ばされる。先端部分80cの上面の法線ベクトルが第二トナー収容空間82の方に向いている(図中矢印C1)ので、遠心力が作用した際に、アジテータ80における先端部80cにあるトナーが、アジテータ80の上面から図中矢印I1の向きに受ける摩擦力は小さい。よって、アジテータ80の回転速度が従来と同じでも、アジテータ80における先端部80cにあるトナーを遠心力によって第二トナー収容空間82に向かう向きに飛ばすことができる。これにより、第一トナー収容空間81内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
図13は、アジテータ80の先端80aがトナー残量検知センサ86付近を通過する際の様子を示す図である。
アジテータ80には上述した切り欠きが設けられているので、図13に示すように、アジテータ80の先端80aがトナー残量検知センサ86付近を通過する際、アジテータ80の先端80aがトナー残量検知センサ86に接触しない。
アジテータ80の先端部cに上述した切り欠きが設けられていると、上記切り欠きの部分ではトナーの搬送ができなくなる。このため、アジテータ80のトナー搬送能力(第一トナー収容空間81内のトナーを第二トナー収容空間82へと搬送する能力)が不十分になることが懸念される。本発明のトナー補給装置に係るアジテータ80では、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向(図中の矢印Z)に対して角度(図中の矢印αで示す角度)をなすようにしているので、アジテータ80がトナーを搬送する能力を向上させることができる。
本実施形態のアジテータ80のトナーを搬送する能力の向上について説明する。
図14は、アジテータ80が逆流防止壁83を通過する際の、アジテータ80の先端部80cの逆流防止壁83への接触状況について説明する図である。
図14(b)は、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行になっている場合を示す。この場合、アジテータ80の先端80aにおいてトナーを持ち上げることが可能な幅(図中矢印L3で示す幅)は、アジテータ80の先端部80cの幅(図中矢印L1で示す幅)と同じである。
図14(a)は、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向に対して角度をなすようにアジテータ80を形成した場合で、アジテータ80の全体がねじられ、逆流防止壁83と先端80aとが平行になっている。この場合、アジテータ80の先端80aにおいてトナーを持ち上げることが可能な幅(図中矢印L2で示す幅)は、アジテータ80の先端部80cの幅(図中矢印L1で示す幅)よりも大きくなる。このため、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行になっている場合に対し、より多くのトナーを搬送することができる。
アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行になっている場合、逆流防止壁83の最上端(図11中のT点)を通過する際、先端80aには曲げ応力による撓みが生じている。図12(b)で説明したように、逆流防止壁83の最上端を通過した瞬間に、先端部80cの撓みが開放される。撓みが開放されることによるトナーを跳ね上げる力により、アジテータ80の先端部80cがトナーを跳ね上げる。
図15は、アジテータ80が逆流防止壁83を通過する際に、アジテータ80の先端部80cに生じる撓みとねじりについて説明する図である。
図15(a)はアジテータ80の先端部80cの斜視図で、図15(b)は図15(a)に示す矢印Z1の向きから見た図、図15(c)は図15(a)に示す矢印Z2の向きから見た図である。
図15(a)に示すように、先端部80cの内側部80c_aと外側部80c_bとでは表面積が異なっている。このため、先端部80cの内側部80c_aの上面が第一トナー収容空間81内に蓄積されたトナーより受ける力と、先端部80cの外側部80c_bの上面が第一トナー収容空間81内に蓄積されたトナーより受ける力とは異なる。つまり、先端部80cの内側部80c_aの方が外側部80c_bより表面積が大きいので、先端部80cの内側部80c_aの上面がトナーより受ける力の方が、先端部80cの外側部80c_bの上面がトナーより受ける力よりも大きい。
また、軸回転に伴いアジテータ80の先端80a全体の辺が、逆流防止壁83の面に確実に密着するようになる。すなわち、軸と垂直平面である逆流防止壁83とが長手方向で平行なため、図15(b)に示した撓みと図15(c)に示したねじりとにより、アジテータ80の先端80a全体の辺が、逆流防止壁83の面に確実に密着する。なお、2つのアジテータ80の先端80aの内側部80c_aを長くすると逆流防止壁83に摺接するとき先端80aは内側に向かう。このため、逆流防止壁83の最上端を通過してアジテータ80の先端80aの撓みが解放されたときに、先端80aが逆流防止壁83の最上端に衝突することなく、安定的なアジテータ80の回転が得られる。
逆流防止壁83を通過する際、アジテータ80の先端80aには、図15(b)に示す曲げ応力による撓みが生じる。アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向に対して角度をなすようにした場合、逆流防止壁83を通過する際、アジテータ80の先端80aには、図15(c)に示すねじり応力によるねじりも生じている。逆流防止壁83の最上端を通過した瞬間に、先端部80cの撓みが開放されるとともにねじりも開放される。上記撓みが開放されることによるトナーを跳ね上げる力に加え、上記ねじりが開放されることによるトナーを跳ね上げる力も加わる。これにより、より多くのトナーを跳ね上げることができるので、より多くのトナーを搬送することができる。
[変形例1]
次に、本実施形態におけるアジテータ80の変形例について説明する。
アジテータ80は、第一トナー収容空間81のほぼ中心に位置する回転軸73に固定されている。アジテータ80は、PET材などの弾性材料によって形成された厚み0.05〜0.4[mm]程度のコ型(アジテータの回転軸の軸方向と直交する方向の先端部が、回転軸に対して離れる方向に延び、該先端部が軸方向に間隔を空けて設けられた形状)の略長方形の板状部材である。
図16は、本変形例に係るアジテータを備えたホッパ48の概略構成を示す正面図である。
図16(a)は、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83に押圧されている状態を示す。アジテータ80は、屈曲部として第1屈曲部80bのみを有している。第1屈曲部80bは軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。
本変形例におけるアジテータ80は、図10で説明したアジテータ80と同様に、アジテータ80が回転する際にトナー残量検知センサ86(図9参照)と干渉する領域を切り欠いている。また、本変形例におけるアジテータ80は、図10で説明したアジテータ80と同様に、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向に対して角度をなすようにしている。
図16(b)は、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)を通過して撓みとねじりが解放される直前の状態を示す。アジテータ80は、先端80aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)にきたときに、第1屈曲部80bが、逆流防止壁83の最上端(図中の点T)よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。つまり、先端80aと回転軸73の中心点との距離(図中L)が、逆流防止壁83の最上端(図中の点T)と回転軸73の中心点との鉛直距離(図中h1)よりも長くなるようにする。
図16(a)に示すように、第一トナー収容空間81内のトナーは、回転するアジテータ80によりアジテータ80の上面に汲み上げられる。
また、図16(b)に示すように、第1屈曲部80bが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)よりも鉛直方向で上方にあり、かつ第1屈曲部80bは軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。このため、図中矢印C2に示す先端部分80cの上面の法線ベクトルは第二トナー収容空間82の方に向いている。アジテータ80における先端部80cにあるトナーは、先端部80cの撓みとねじりが復元する際の復元力およびアジテータ80の回転による遠心力によって、第二トナー収容空間82に向かって(図中矢印F2,G2,H2,D2など)飛散する。これにより、第一トナー収容空間81内のトナーを遠心力、撓み、ねじりによりトナー搬送スクリュウ70の軸方向に分散し、滞りなく均された状態でトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
[変形例2]
次に、本実施形態におけるアジテータ80の他の変形例について説明する。
アジテータ80は、第一トナー収容空間81のほぼ中心に位置する回転軸73に固定されている。アジテータ80は、PET材などの弾性材料によって形成された厚み0.05〜0.4[mm]程度のコ型の略長方形の板状部材である。
図17は、本変形例に係るアジテータを備えたホッパ48の概略構成を示す正面図である。
図17(a)に示すように、アジテータ80は、先端80aに近い方から第1屈曲部80b、第2屈曲部80dと2つの屈曲部を有しており、2つの屈曲部はいずれも軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。アジテータ80は、先端80aが逆流防止壁83を通過する際に、先端80aが逆流防止壁83に接触しないように構成されている。アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)にきたときに、第1屈曲部80bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるようにする。つまり、回転軸73との距離(図中L)は、回転軸73の中心点と逆流防止壁83の最上端(図中の点T)との鉛直距離(図中h1)よりも長くなるようにする。
本変形例におけるアジテータ80は、図10で説明したアジテータ80と同様に、アジテータ80が回転する際にトナー残量検知センサ86(図9参照)と干渉する領域を切り欠いている。また、本変形例におけるアジテータ80は、図10で説明したアジテータ80と同様に、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向に対して角度をなすようにしている。
図17(b)は、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)にきたときの状態を示す。第1屈曲部80bが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)よりも鉛直方向で上方にあり、かつ第1屈曲部80bは軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。このため、図中矢印C3に示す先端部分80cの上面の法線ベクトルが第二トナー収容空間82の方に向いている。アジテータ80における先端部80cにあるトナーは、アジテータ80の回転による遠心力により図中矢印D3に示す第二トナー収容空間82に向かって飛散する。これにより、第一トナー収容空間81内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
図15で説明したように、アジテータ80の先端80aが回転軸73の軸方向と平行な方向に対して角度をなすようにした場合、80c_a側の方が80c_bより面積が大きいためトナーの反力を受けやすく、ねじりが生まれる。これはアジテータ80が逆流防止壁83に接触する場合と逆のねじりになる。このように、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83を通過する際、先端80aには、図15(c)に示すねじり応力によるねじりが生じる。逆流防止壁83の最上端を通過した瞬間に、先端部80cの撓みが開放されるとともにねじりも開放される。上記撓みが開放されることによるトナーを跳ね上げる力に加え、上記ねじりが開放されることによるトナーを跳ね上げる力も加わる。これにより、より多くのトナーを跳ね上げることができるので、より多くのトナーを搬送することができる。
[変形例3]
次に、本実施形態におけるアジテータ80の更に他の変形例について説明する。
図18は、本変形例に係るアジテータを備えたホッパ48の概略構成を示す正面図である。図18に示すように、アジテータ80は、第一アジテータ87と第二アジテータ88とからなる。第一アジテータ87の構成は、図10で説明したアジテータ80の構成と同様である。一方、第二アジテータ88は、第一アジテータ87と同軸で回転し、回転する際にトナー残量検知センサ86と接触するようにしている。
第二アジテータ88は、第一アジテータ87よりも撓みやすい部材で形成されている。例えば、第一アジテータ87は厚み0.05〜0.4[mm]程度のPET材によって形成し、第二アジテータ88は第一アジテータ87よりも厚みの薄いPET材によって形成する。第二アジテータ88を第一アジテータ87よりもやわらかい部材で形成するようにしてもよい。
第二アジテータ88は第一アジテータ87と比べて撓みやすいので、トナー残量検知センサ86と接触しても誤検知が発生しにくい。また、回転する際に第二アジテータ88がトナー残量検知センサの検知面と接触することにより、トナー残量検知センサの検知面におけるトナーによる汚れなどを清掃することも可能になる。
[実施形態2]
以下、本発明を適用した画像形成装置の第二の実施形態について説明する。
なお、本実施形態に係る画像形成装置の全体構成の一例は、図1を用いて説明した実施形態1に係る画像形成装置の全体構成の一例と同様のため、その説明は省略する。また、本実施形態におけるトナー補給装置の基本構成は、実施形態1において、図2を用いて説明したものと同じである。本実施形態では、トナー補給装置のホッパ内に設けられたアジテータの形状が実施形態1と異なる。
図19は、本実施形態におけるホッパ148の概略構成を示す正面図である。
なお、図19に示すホッパ148の基本構造は、図9に基づき説明したホッパ48と同様であるため、図9のホッパ48と同様な部分には同じ符号を付し、説明を省略する。
図19に示すように、ホッパ148は、第一トナー収容空間81と第二トナー収容空間82を有し、第一トナー収容空間81と第二トナー収容空間82との間には逆流防止壁83がある。第一トナー収容空間81内の壁面には、トナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサ186が設けられている。
本実施形態におけるトナー残量検知センサ186は、トナーセンサ検知面186aが第一トナー収容空間81内の壁面から図中h2で示す高さとなるように、次のような凸形状を形成している。すなわち、第一トナー収容空間81の中心に向かう凸形状を形成し、この凸形状の先端面にトナーセンサ検知面186aを配置している。
本実施形態に係るアジテータ180は、第一トナー収容空間81のほぼ中心に位置する回転軸73に固定されている。アジテータ180は、PET材などの弾性材料によって形成された厚み0.1〜0.2[mm]程度のコ型(アジテータの回転軸の軸方向と直交する方向の先端部が回転軸に対して離れる方向に延び、該先端部が軸方向に間隔を空けて設けられた形状)の略長方形の板状部材である。なお、本実施形態のアジテータ180は、0.1〜0.2[mm]程度の厚みの弾性材料を使用したが、これに限らず、0.05〜0.4[mm]程度の厚みの規格品で製作してもよい。
図20は、本実施形態に係るアジテータ180の概略構成を示す斜視図である。
図20(a)に示すように、アジテータ180は、先端180aに近い方から第1屈曲部180b、第2屈曲部180dと2つの屈曲部を有しており、2つの屈曲部はいずれも軸回転方向に対し上流側の方に向かって曲がっている。また、アジテータ180の先端180aが逆流防止壁83の最上端にきたときに、第1屈曲部180bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。
本実施形態におけるアジテータ180は、アジテータ180が回転する際にトナー残量検知センサ186のトナーセンサ検知面186aと干渉する領域を切り欠いている。上記領域を切り欠いたことで、図20(a)に示すように、アジテータ180は、先端部180cが図中の左右に二つある、二股形状になっている。なお、アジテータ180は、少なくともトナー残量検知セン86のトナーセンサ検知面186aと干渉する領域が切り欠かれてさえいればよく、アジテータ180の形状を二股形状に限るものではない。トナー残量検知センサ186のトナーセンサ検知面186aと干渉する領域を切り欠いたことで、トナー残量検知センサ186の誤検知を防止することができる。この理由については、後程説明する。
また、アジテータ180は、アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅よりも、該直交方向の先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部180eを形成している。すなわち、この幅広形状部180eは、アジテータ180の先端部180cの幅(図中矢印t1で示す幅)よりも、アジテータ180の先端180aにおいてトナーを持ち上げることが可能な幅(図中矢印t2で示す幅)の方が大きくなるような形状である。
また、本実施形態においては、図19に示すように、アジテータ180の先端幅広部180eと回転軸73の中心点との距離(図中R)を、回転軸73の中心点とトナーセンサ検知面186aとの距離(図中r1)よりも長くなるように形成している。すなわち、アジテータ180の先端幅広部180eが、回転軸73を中心点とした径方向において、トナーセンサ検知面186aよりも外側に設けられている。
第一トナー収容空間81内の壁面にトナー残量検知センサ186を設けない場合やアジテータ180の先端180aが触れても誤検知を起こさないトナー残量検知センサ186を用いる場合、アジテータ180に上記切り欠きを設けなくてよい(図20(b))。図20(b)に示すアジテータ180は、先端180aに近い方から第1屈曲部180b、第2屈曲部180dと2つの屈曲部を有しており、2つの屈曲部はいずれも軸回転方向に対し上流側の方に向かって曲がっている。また、アジテータ180の先端180aが逆流防止壁83の最上端にきたときに、第1屈曲部80bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。
次に、アジテータ180によるトナーの搬送動作について説明する。
図19に示すように、本実施形態のホッパ148は、実施形態1の構成と同様に、逆流防止壁83の最上端(図中の点T)がトナー搬送パイプ43の入口84の最下点(図中点M)よりも鉛直方向で上方になっている。アジテータ180の有する2つの屈曲部は、実施形態1の構成と同様に、いずれも軸回転方向(図中矢印V)に対し上流側の方に向かって曲がっている。アジテータ180は、実施形態1の構成と同様に、アジテータ180の先端180aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)にきたときに、第1屈曲部180bは、逆流防止壁83の最上端よりも鉛直方向で上方にあるように構成する。つまり、回転軸73の中心点との距離(図中L)は、回転軸73の中心点と逆流防止壁83の最上端(図中の点T)との鉛直距離(図中h)よりも長くなるようにする。
これにより、実施形態1のアジテータ80によるトナーの搬送動作について、図11及び図12を用いて説明したのと同様に、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83を通過する際に、アジテータ80の先端80aが逆流防止壁83を押圧し、アジテータ180の先端部180cが逆流防止壁83から反力を受けて撓む。そして、アジテータ180の先端180aが逆流防止壁83の最上端(図中の点T)を通過して、アジテータ180の先端部180cの撓みが解放されることで、第一トナー収容空間81内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
本実施形態のアジテータ180に上述した切り欠きが設けられていることで、トナー残量検知センサ186の誤検知を防止することができる理由を説明する。
図21は、同アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186付近を通過する際の、アジテータ180の先端部180cのトナー残量検知センサへの接触状況について説明する図。
図21(a)は、アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186付近を通過する直前の状態を示す。また、図21(b)は、アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186付近を通過している状態を示す。
図22は、アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186付近を通過する際の様子を示す斜視図である。
本実施形態では、図21(a)に示すように、アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186を通過する際、トナー残量検知センサ186の側面186bをアジテータ180の先端幅広部180eが押圧する。このとき、アジテータ180の先端幅広部180eは、トナー残量検知センサ186の側面186bから反力を受けて撓む。
そして、アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186付近を通過している際、図21(b)に示すように、トナー残量検知センサ186の側面186bによってアジテータ180の先端幅広部180eがトナー残量検知センサ186の側面186bに沿って押しのけられ、アジテータ180の先端部180cが撓む。
したがって、図22に示すように、アジテータ180の先端180aがトナー残量検知センサ186付近を通過する際、アジテータ180の先端180aが次のように移動する。すなわち、アジテータ180の先端部180cの撓みによって、アジテータ180の先端180aが図中矢印Aで示すように、トナー残量検知センサ186のトナーセンサ検知面186aと接触することなく移動することができる。
本実施形態のアジテータ180においては、アジテータ180の回転軸の軸方向において、トナー残量検知センサ186と重なる領域にアジテータ180の先端幅広部180eを形成した場合においても、トナー残量検知センサ186のトナーセンサ検知面186aに圧をかけることなく、トナー残量検知センサ186を通過することが可能である。
しかし、アジテータ180の先端部180cに上述した切り欠きが設けられていると、上記切り欠きの部分ではトナーの搬送ができなくなる。このため、アジテータ180のトナー搬送能力(第一トナー収容空間81内のトナーを第二トナー収容空間82へと搬送する能力)が不十分になることが懸念される。本実施形態のトナー補給装置に係るアジテータ180では、アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅よりも、該直交方向の先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部180eを形成しているので、アジテータ180がトナーを搬送する能力を向上させることができる。
本実施形態のアジテータ180のトナーを搬送する能力の向上について説明する。
図23は、アジテータ180が逆流防止壁83を通過する際の、アジテータ180の先端部180cの逆流防止壁83への接触状況について説明する図である。
図23(b)は、アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅と、該直交方向の先端部側の幅とが同じ場合を示す。この場合、アジテータ280の先端280aにおいてトナーを持ち上げることが可能な幅(図中矢印t3で示す幅)は、アジテータ280の先端部280cの幅(図中矢印t1で示す幅)と同じである。
図23(a)は、アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅よりも、該直交方向の先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部180eを形成した場合を示す。この場合、アジテータ180の先端180aにおいてトナーを持ち上げることが可能な幅(図中矢印t2で示す幅)は、アジテータ180の先端部180cの幅(図中矢印t1で示す幅)よりも大きくなる。このため、アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅と、該直交方向の先端部側の幅とが同じ場合に対し、より多くのトナーを搬送することができる。
アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅と、該直交方向の先端部側の幅とが同じ場合、逆流防止壁83の最上端(図19中のT点)を通過する際、先端280aには曲げ応力による撓みが生じている。図12(b)で説明したように、逆流防止壁83の最上端を通過した瞬間に、先端部280cの撓みが開放される。撓みが開放されることによるトナーを跳ね上げる力により、アジテータ280の先端部280cがトナーを跳ね上げる。
図24は、アジテータ180が逆流防止壁83を通過する際に、アジテータ180の先端部180cに生じる撓みとねじりについて説明する図である。
図24(a)はアジテータ180の先端部180cの斜視図で、図24(b)は図24(a)に示す矢印Z1の向きから見た図、図24(c)は図24(a)に示す矢印Z2の向きから見た図である。
図24(a)に示すように、先端部180cの内側部180c_aと外側部180c_bとでは表面積が異なっている。このため、先端部180cの内側部180c_aの上面が第一トナー収容空間81内に蓄積されたトナーより受ける力と、先端部180cの外側部180c_bの上面が第一トナー収容空間81内に蓄積されたトナーより受ける力とは異なる。つまり、先端部180cの内側部180c_aの方が外側部180c_bより表面積が大きいので、先端部180cの内側部180c_aの上面がトナーより受ける力の方が、先端部180cの外側部180c_bの上面がトナーより受ける力よりも大きい。
また、軸回転に伴いアジテータ180の先端180a全体の辺が、逆流防止壁83の面に確実に密着するようになる。すなわち、軸と垂直平面である逆流防止壁83とが長手方向で平行なため、図24(b)に示した撓みと図24(c)に示したねじりとにより、アジテータ180の先端180a全体の辺が、逆流防止壁83の面に確実に密着する。
逆流防止壁83を通過する際、アジテータ180の先端180aには、図24(b)に示す曲げ応力による撓みが生じる。アジテータ180の回転軸73との直交方向における中心部の幅よりも、該直交方向の先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部180eをアジテータ180に形成した場合、逆流防止壁83を通過する際、アジテータ180の先端180aには、図24(c)に示すねじり応力によるねじりも生じている。逆流防止壁83の最上端を通過した瞬間に、先端部180cの撓みが開放されるとともにねじりも開放される。上記撓みが開放されることによるトナーを跳ね上げる力に加え、上記ねじりが開放されることによるトナーを跳ね上げる力も加わる。これにより、より多くのトナーを跳ね上げることができるので、より多くのトナーを搬送することができる。
次に、本実施形態におけるアジテータ180の変形例について説明する。
本変形例のアジテータ180は、第三アジテータと第四アジテータとからなる。第三アジテータの構成は、図20で説明したアジテータ180の構成と同様である。一方、第四アジテータは、第三アジテータと同軸で回転し、回転する際にトナー残量検知センサ186のトナーセンサ検知面186aと接触するようにしている。
第四アジテータは、第三アジテータよりも撓みやすい部材で形成されている。例えば、第三アジテータは厚み0.05〜0.4[mm]程度のPET材によって形成し、第四アジテータは第三アジテータよりも厚みの薄いPET材によって形成する。第四アジテータを第三アジテータよりもやわらかい部材で形成するようにしてもよい。
第四アジテータは第三アジテータと比べて撓みやすいので、トナー残量検知センサ186のトナーセンサ検知面186aと接触しても誤検知が発生しにくい。また、回転する際に第四アジテータがトナーセンサ検知面186aと接触することにより、トナーセンサ検知面186aにおけるトナーによる汚れなどを清掃することも可能になる。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
(態様A)
トナーを収容する空間である第一トナー収容空間81などの第一トナー収容空間と、トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送パイプ43などのトナー搬送経路と、前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間82などの第二トナー収容空間と、前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送するアジテータ80などの回転搬送部材と、前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁83などの逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、前記回転搬送部材が弾性体であって、前記回転搬送部材の回転軸と垂直な方向の先端の辺が前記回転軸の方向に対して傾斜するように前記回転搬送部材を形成した。
前記回転搬送部材の回転軸と垂直な方向の先端の辺が回転軸の方向に対して傾斜するようにすると、上記回転搬送部材の幅方向(回転軸の軸方向と平行な方向)の長さを等分する線を挟んで一方側にある領域(以下、「一方側領域」という)と他方側にある領域(以下、「他方側領域」という)とでは表面積が異なるようになる。上記一方側領域と上記他方側領域とでは、上記回転搬送部材が回転する際に第一トナー収容空間内に蓄積されたトナーから受ける力が異なる。前記回転搬送部材が弾性体なので、上記一方側領域と上記他方側領域とで、トナーから受ける力が異なると、上記回転搬送部材にはねじりが生じる。逆流防止壁を通過する際に、上記回転搬送部材の上面に汲み上げられたトナーには、上記回転搬送部材の回転による遠心力に加えて、上記回転搬送部材のねじりが解放されることによる力が及ぼされる。これにより、より多くのトナーが逆流防止壁を越えて上記第二トナー収容空間へと送られるので、トナーを収容する空間内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
(態様B)
態様Aにおいて、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を通過する際に、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を押圧するように前記回転搬送部材を構成した。
図14を用いて説明したように、前記回転搬送部材の回転軸と垂直な方向の先端の辺が回転軸の方向に対して傾斜するようにする構成では、傾斜しない構成に対し、上記先端が上記逆流防止壁を通過する際に、上記先端と上記逆流防止壁とが接する領域が増える。上記逆流防止壁と接する上記先端の領域が増えることで、上記回転搬送部材が汲み上げることのできるトナーの量が増える。これにより、より多くのトナーを上記第二トナー収容空間へと送ることができる。
(態様C)
態様AまたはBのいずれかにおいて、前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサ86などのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が回転する際に、前記回転搬送部材の先端が前記トナー残量検知センサに接触しないようにするために前記回転搬送部材に切り欠きを設けた。
トナー補給装置において、トナー収容部内の壁面には、トナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられているのが一般的である。上記トナー残量検知センサは、粉圧検知面を備えており、トナー収容部内に蓄積されたトナー粉の粉圧を粉圧検知面で検知することによってトナー残量を検知するようにしている。このため、上記回転搬送部材が回転する際に、トナー残量検知センサの粉圧検知面に上記回転搬送部材の先端が強く接触すると、トナー残量検知センサ86の誤検知が起きるおそれがあった。上記回転搬送部材に上記切り欠きを設けることにより、上記回転搬送部材の先端が上記トナー残量検知センサの検知面に接触しないようにすることができる。これにより、回転搬送部材の先端がトナー残量検知センサの検知面に接触して誤検知が発生することを防止することができる。
(態様D)
態様Cにおいて、前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサ86などのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が、回転する際に先端が前記トナー残量検知センサに接触しないように切り欠きを設けた第一アジテータ87などの第一回転搬送部材と、回転する際に先端が前記トナー残量検知センサに接触するようにした第二アジテータ88などの第二回転搬送部材とからなり、前記第二回転搬送部材を前記第一回転搬送部材より撓みやすい部材で形成した。
第二回転搬送部材を第一回転搬送部材より撓みやすい部材で形成すると、回転する際に第二回転搬送部材がトナー残量検知センサの検知面に接触しても誤検知が発生しにくい。また、第二回転搬送部材がトナー残量検知センサの検知面に接触することで、この検知面におけるトナーによる汚れなどを清掃することが可能になる。
(態様E)
トナーを収容する空間である第一トナー収容空間81などの第一トナー収容空間と、トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送パイプ43などのトナー搬送経路と、前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間82などの第二トナー収容空間と、前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送するアジテータ180などの回転搬送部材と、前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁83などの逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、前記回転搬送部材が弾性体であって、前記回転搬送部材の回転軸との直交方向における中心部の幅よりも該直交方向における先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部を有するように前記回転搬送部材を形成した。
前記回転搬送部材の回転軸との直交方向における中心部の幅よりも該直交方向における先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部を有するようにすると、上記回転搬送部材の幅方向(回転軸の軸方向と平行な方向)の長さを等分する線を挟んで一方側にある領域(以下、「一方側領域」という)と他方側にある領域(以下、「他方側領域」という)とでは表面積が異なるようになる。上記一方側領域と上記他方側領域とでは、上記回転搬送部材が回転する際に第一トナー収容空間内に蓄積されたトナーから受ける力が異なる。前記回転搬送部材が弾性体なので、上記一方側領域と上記他方側領域とで、トナーから受ける力が異なると、上記回転搬送部材にはねじりが生じる。逆流防止壁を通過する際に、上記回転搬送部材の上面に汲み上げられたトナーには、上記回転搬送部材の回転による遠心力に加えて、上記回転搬送部材のねじりが解放されることによる力が及ぼされる。これにより、より多くのトナーが逆流防止壁を越えて上記第二トナー収容空間へと送られるので、トナーを収容する空間内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
(態様F)
態様Eにおいて、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を通過する際に、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を押圧するように前記回転搬送部材を構成した。
図23を用いて説明したように、前記回転搬送部材の回転軸との直交方向における中心部の幅よりも該直交方向における先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部を有するようにする構成では、該先端部の幅が、該中心部の幅と同じ構成に対し、上記先端が上記逆流防止壁を通過する際に、上記先端と上記逆流防止壁とが接する領域が増える。上記逆流防止壁と接する上記先端の領域が増えることで、上記回転搬送部材が汲み上げることのできるトナーの量が増える。これにより、より多くのトナーを上記第二トナー収容空間へと送ることができる。
(態様G)
態様EまたはFのいずれかにおいて、前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサ186などのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が回転する際に、前記回転搬送部材の先端が少なくとも前記トナー残量検知センサのトナーセンサ検知面186aなどの検知面に接触しないようにするために前記回転搬送部材に切り欠きを設けた。
トナー補給装置において、トナー収容部内の壁面には、トナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられているのが一般的である。上記トナー残量検知センサは、粉圧検知面を備えており、トナー収容部内に蓄積されたトナー粉の粉圧を粉圧検知面で検知することによってトナー残量を検知するようにしている。このため、上記回転搬送部材が回転する際に、トナー残量検知センサの粉圧検知面に上記回転搬送部材の先端が強く接触すると、トナー残量検知センサ186の誤検知が起きるおそれがあった。上記回転搬送部材に上記切り欠きを設けることにより、上記回転搬送部材の先端が上記トナー残量検知センサの検知面に接触しないようにすることができる。これにより、回転搬送部材の先端がトナー残量検知センサの検知面に接触して誤検知が発生することを防止することができる。
(態様H)
態様Gにおいて、前記トナー残量検知センサは、前記第一トナー収容空間の中心に向かう凸形状を形成するものであって、前記凸形状の先端面に前記トナー残量検知面を配置し、前記回転搬送部材が前記トナー残量検知センサを通過する際に、トナー残量検知センサ186の側面186bなどの前記トナー残量検知センサの側面を前記幅広形状部が押圧するように前記回転搬送部材を構成した。
図21を用いて説明したように、上記回転搬送部材が上記トナー残量検知センサを通過する際に、上記トナー残量検知センサの側面を上記幅広形状部が押圧することで、上記先端幅広部が、上記トナー残量検知センサの側面から反力を受けて撓む。上記回転搬送部材の先端が上記トナー残量検知センサ付近を通過している際、上記トナー残量検知センサの側面によって上記先端幅広部が上記トナー残量検知センサの側面の沿って押しのけられることで、上記回転搬送部材が撓む。この上記回転搬送部材と上記先端幅広部の撓みによって、上記回転搬送部材の先端が上記トナー残量検知センサの検知面に接触することなく移動することができる。これにより、上記回転搬送部材の回転軸の軸方向において、上記トナー残量検知センサと重なる領域に上記先端幅広部を形成した場合においても、上記回転搬送部材の先端がトナー残量検知センサの検知面に接触して誤検知が発生することを防止することができる。
(態様I)
態様GまたはHのいずれかにおいて、前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が、回転する際に先端が少なくとも記トナー残量検知センサの検知面に接触しないように切り欠きを設けた第三アジテータなどの第一回転搬送部材と、回転する際に先端が前記トナー残量検知センサに接触するようにした第四アジテータなどの第二回転搬送部材とからなり、前記第二回転搬送部材を前記第一回転搬送部材より撓みやすい部材で形成した。
第二回転搬送部材を第一回転搬送部材より撓みやすい部材で形成すると、回転する際に第二回転搬送部材がトナー残量検知センサの検知面に接触しても誤検知が発生しにくい。また、第二回転搬送部材がトナー残量検知センサの検知面に接触することで、この検知面におけるトナーによる汚れなどを清掃することが可能になる。
(態様J)
態様A〜Iのいずれかにおいて、前記回転搬送部材には前記回転搬送部材を回転方向に対し上流側の向きに屈曲させる屈曲部を少なくとも一箇所以上設けており、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁の最上端を通過するときに、前記屈曲部のうち前記回転搬送部材の先端に最も近い屈曲部の位置が前記逆流防止壁の最上端よりも鉛直方向で上方にあるようにした。
回転搬送部材の先端が逆流防止壁の最上端にあるとき、先端に最も近い屈曲部が逆流防止壁の最上端よりも鉛直方向で上方にあると、回転方向に対して上流側の向きに屈曲した回転搬送部材の先端部分上面の法線ベクトルは第二トナー収容空間の方に向く。よって、上記回転搬送部材の部分の上面に載っているトナーは、回転搬送部材の先端が逆流防止壁の最上端を通過した際に遠心力によって容易に第二トナー収容空間の方に向かって飛ばされる。これにより、トナー補給源からトナー収容室内に供給されたトナーを収容する空間内のトナーを滞りなくトナー搬送経路へと送ることが可能になる。
(態様K)
態様Jにおいて、前記逆流防止壁の最上端が、前記回転搬送部材の回転軸の中心点よりも鉛直方向で上方にある。
(態様L)
態様JまたはKにおいて、前記逆流防止壁の最上端が、前記第二トナー収容空間にある前記トナー搬送経路の入口の最下点よりも鉛直方向で上方にある。
(態様M)
態様J〜Lにおいて、前記回転搬送部材は弾性変形する材料によって形成され、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁と接触しているときに、前記回転搬送部材の先端側が回転方向に対し上流側の向きに撓むようにした。
回転搬送部材の先端が逆流防止壁の最上端を通過する直前に、上記回転搬送部材の部分は回転搬送部材の回転方向に対し上流側の向きに撓んでいる。回転搬送部材の先端が逆流防止壁の最上端を通過した瞬間に、上記回転搬送部材の部分の撓みが解放されることにより、上記回転搬送部材の部分の上面に載っているトナーは第二トナー収容空間へと向かう向きに力を受ける。この力が遠心力にプラスされることで、トナーを第一トナー収容空間内からトナー搬送経路へ搬送する効率をさらに向上させることができる。
(態様N)
感光体1などの潜像担持体と、現像剤収容部54などの現像剤収容部内の現像剤を用いて上記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置5などの現像装置と、上記現像剤収容部にトナーを供給するトナー補給装置40などのトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、上記トナー補給手段として、態様A〜Mのいずれか一のトナー補給装置を用いた。
43 トナー搬送パイプ
70 トナー搬送スクリュウ
80 実施形態1に係るアジテータ
81 第一トナー収容空間
82 第二トナー収容空間
83 逆流防止壁
86 実施形態1に係るトナー残量検知センサ
180 実施形態2に係るアジテータ
186 実施形態2に係るトナー残量検知センサ
186a トナー残量検知センサの検知面
186b トナー残量検知センサの側面
特開2011−215588号公報

Claims (15)

  1. トナーを収容する空間である第一トナー収容空間と、
    トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送経路と、
    前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間と、
    前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送する回転搬送部材と、
    前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材が弾性体であって、前記回転搬送部材の回転軸と垂直な方向の先端の辺が前記回転軸の方向に対して傾斜するように前記回転搬送部材を形成し
    前記回転搬送部材には前記回転搬送部材を回転方向に対し上流側の向きに屈曲させる屈曲部を少なくとも一箇所以上設けており、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁の最上端を通過するときに、前記屈曲部のうち前記回転搬送部材の先端に最も近い屈曲部の位置が前記逆流防止壁の最上端よりも鉛直方向で上方にあるようにしたことを特徴とするトナー補給装置。
  2. 請求項1に記載のトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を通過する際に、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を押圧するように前記回転搬送部材を構成したことを特徴とするトナー補給装置。
  3. 請求項1または2に記載のトナー補給装置において、
    前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が回転する際に、前記回転搬送部材の先端が前記トナー残量検知センサに接触しないようにするために前記回転搬送部材に切り欠きを設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  4. トナーを収容する空間である第一トナー収容空間と、
    トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送経路と、
    前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間と、
    前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送する回転搬送部材と、
    前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材が弾性体であって、前記回転搬送部材の回転軸と垂直な方向の先端の辺が前記回転軸の方向に対して傾斜するように前記回転搬送部材を形成し、
    前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を通過する際に、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を押圧するように前記回転搬送部材を構成し、
    前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が回転する際に、前記回転搬送部材の先端が前記トナー残量検知センサに接触しないようにするために前記回転搬送部材に切り欠きを設け、
    前記回転搬送部材における前記切り欠きを挟んで前記回転軸の方向の両側に位置する箇所の前記先端の辺が、前記切り欠き側である内側の方が前記回転軸との長さが長くなるように傾斜することを特徴とするトナー補給装置。
  5. 請求項3または4に記載のトナー補給装置において、
    記回転搬送部材が、回転する際に先端が前記トナー残量検知センサに接触しないように切り欠きを設けた第一回転搬送部材と、回転する際に先端が前記トナー残量検知センサに接触するようにした第二回転搬送部材とからなり、前記第二回転搬送部材を前記第一回転搬送部材より撓みやすい部材で形成したことを特徴とするトナー補給装置。
  6. トナーを収容する空間である第一トナー収容空間と、
    トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送経路と、
    前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間と、
    前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送する回転搬送部材と、
    前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材が弾性体であって、前記回転搬送部材の回転軸との直交方向における中心部の幅よりも該直交方向における先端部側の幅の方が大きくなるような幅広形状部を有するように前記回転搬送部材を形成し、
    前記回転搬送部材には前記回転搬送部材を回転方向に対し上流側の向きに屈曲させる屈曲部を少なくとも一箇所以上設けており、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁の最上端を通過するときに、前記屈曲部のうち前記回転搬送部材の先端に最も近い屈曲部の位置が前記逆流防止壁の最上端よりも鉛直方向で上方にあるようにしたことを特徴とするトナー補給装置。
  7. 請求項に記載のトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を通過する際に、前記回転搬送部材が前記逆流防止壁を押圧するように前記回転搬送部材を構成したことを特徴とするトナー補給装置。
  8. 請求項6または7に記載のトナー補給装置において、
    前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が回転する際に、前記回転搬送部材の先端が少なくとも前記トナー残量検知センサの検知面に接触しないようにするために前記回転搬送部材に切り欠きを設けたことを特徴とするトナー補給装置。
  9. 請求項に記載のトナー補給装置において、前記トナー残量検知センサは、前記第一トナー収容空間の中心に向かう凸形状を形成するものであって、前記凸形状の先端面に前記検知面を配置し、前記回転搬送部材が前記トナー残量検知センサを通過する際に、前記トナー残量検知センサの側面を前記幅広形状部が押圧するように前記回転搬送部材を構成したことを特徴とするトナー補給装置。
  10. 請求項8または9に記載のトナー補給装置において、
    前記第一トナー収容空間にはトナーの残量を検知するためのトナー残量検知センサが設けられ、前記回転搬送部材が、回転する際に先端が少なくとも前記トナー残量検知センサの検知面に接触しないように切り欠きを設けた第一回転搬送部材と、回転する際に先端が前記トナー残量検知センサに接触するようにした第二回転搬送部材とからなり、前記第二回転搬送部材を前記第一回転搬送部材より撓みやすい部材で形成したことを特徴とするトナー補給装置。
  11. トナーを収容する空間である第一トナー収容空間と、
    トナーを現像装置内に搬送するための搬送部材を内部に備えたトナー搬送経路と、
    前記トナー搬送経路に繋がる第二トナー収容空間と、
    前記第一トナー収容空間内で回転することにより前記第一トナー収容空間内のトナーを前記第二トナー収容空間へと搬送する回転搬送部材と、
    前記第一トナー収容空間と前記第二トナー収容空間との間に位置し、前記第一トナー収容空間から前記第二トナー収容空間に搬送されたトナーの逆流を防止する逆流防止壁とを有するトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材には前記回転搬送部材を回転方向に対し上流側の向きに屈曲させる屈曲部を少なくとも一箇所以上設けており、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁の最上端を通過するときに、前記屈曲部のうち前記回転搬送部材の先端に最も近い屈曲部の位置が前記逆流防止壁の最上端よりも鉛直方向で上方にあるようにしたことを特徴とするトナー補給装置。
  12. 請求項1乃至11のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    前記逆流防止壁の最上端が、前記回転搬送部材の回転軸の中心点よりも鉛直方向で上方にあることを特徴とするトナー補給装置。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    前記逆流防止壁の最上端が、前記第二トナー収容空間にある前記トナー搬送経路の入口の最下点よりも鉛直方向で上方にあることを特徴とするトナー補給装置。
  14. 請求項1乃至13のいずれか一に記載のトナー補給装置において、
    前記回転搬送部材は弾性変形する材料によって形成され、前記回転搬送部材の先端が前記逆流防止壁と接触しているときに、前記回転搬送部材の先端側が回転方向に対し上流側の向きに撓むようにしたことを特徴とするトナー補給装置。
  15. 潜像担持体と、
    現像剤収容部内の現像剤を用いて上記潜像担持体上の潜像を現像する現像装置と、
    上記現像剤収容部にトナーを供給するトナー補給手段とを備えた画像形成装置において、
    上記トナー補給手段として、請求項1乃至14のいずれか一に記載のトナー補給装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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