JP6543391B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は、半導体装置に関する。
従来から、半導体装置が知られている(たとえば特許文献1参照)。同文献には半導体装置としてLEDモジュールが開示されている。同文献に開示のLEDモジュールは、基板と、LEDチップと、封止樹脂と、を備える。LEDチップは基板に配置されている。封止樹脂は基板上に形成され、LEDチップを覆っている。
このようなLEDモジュールを回路基板に実装する際には加熱処理が行われる。このとき、封止樹脂は熱変形することにより、封止樹脂とともにLEDチップが基板から剥離してしまうおそれがある。
特開2012−186450号公報
本発明は、上記した事情のもとで考え出されたものであって、回路基板に実装する際に、半導体素子が基材から剥離することを防止できる半導体装置を提供することをその主たる課題とする。
本発明の第1の側面によると、基材と、前記基材に配置された半導体素子と、前記基材に形成されたレジスト層と、前記半導体素子および前記レジスト層を覆う封止樹脂部と、を備え、前記レジスト層には、複数の凹部が形成されており、前記複数の凹部の各々には、前記封止樹脂部の一部が充填されている、半導体装置が提供される。
好ましくは、前記複数の凹部は各々、前記封止樹脂部が接する凹部側面を有し、前記凹部側面は、前記基材に近づくほど前記凹部の開口面積が大きくなるように、前記基材の厚さ方向に対して傾斜している。
好ましくは、前記複数の凹部は各々、直径0.5mmの円形の範囲内に収まる形状である。
好ましくは、前記基材は、前記レジスト層が形成された基材表面を有し、前記レジスト層は、前記基材表面の向く方向と同一方向を向くレジスト層表面を有し、前記複数の凹部は各々、前記レジスト層表面から凹んだ形状である。
好ましくは、前記複数の凹部の各々の縁は、前記基材の厚さ方向視において、閉じた線を構成している。
好ましくは、前記複数の凹部は各々、前記基材の厚さ方向視において、円形状である。
好ましくは、前記複数の凹部のいずれかは、前記レジスト層を貫通している。
好ましくは、前記複数の凹部のいずれかは、前記レジスト層によって構成された凹部底面を有している。
好ましくは、前記複数の凹部のうちのいずれか2つは、前記基材の厚さ方向に平行であり且つ前記半導体素子を通る仮想平面を挟んで、互いに反対側に位置している。
好ましくは、前記複数の凹部は、前記基材の厚さ方向視において、前記半導体素子を取り囲むように配置されている。
好ましくは、前記基材に形成された表面電極を更に備え、前記複数の凹部は、前記基材の厚さ方向視において、前記基材のうち前記表面電極とは重ならない領域に、形成されている。
好ましくは、前記表面電極は、前記半導体素子が配置されたダイボンディング部を含む。
好ましくは、前記レジスト層は、エポキシ樹脂、あるいは顔料よりなる。
好ましくは、前記レジスト層の厚さは、20〜100μmである。
好ましくは、前記レジスト層は、複数のアイランド部を含み、前記複数のアイランド部は、隙間を介して離間しており、前記複数のアイランド部のいずれかに、前記複数の凹部のいずれかが形成されている。
好ましくは、前記基材の厚さ方向における前記封止樹脂部の寸法は、0.3〜3.0mmである。
好ましくは、前記基材の厚さ方向視における、前記基材に対する前記封止樹脂部の占める面積は、10〜100%である。
好ましくは、前記封止樹脂部は、前記基材から起立する外面を有し、前記外面は、外部空間に露出している。
好ましくは、前記封止樹脂部のうち前記外面を構成する部分の材料と、前記封止樹脂部のうち前記半導体素子に接する部分の材料とは、同一である。
好ましくは、前記封止樹脂部を構成する材料の線膨張率は、前記基材を構成する材料の線膨張率よりも大きい。
好ましくは、前記封止樹脂部を構成する材料の線膨張率は、前記レジスト層を構成する材料の線膨張率よりも大きい。
好ましくは、前記封止樹脂部を構成する材料の線膨張率は、10〜500ppm/Kであり、前記レジスト層を構成する材料の線膨張率は、10〜500ppm/Kであり、前記基材を構成する材料の線膨張率は、10〜500ppm/Kである。
好ましくは、前記封止樹脂部は、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、もしくは、ポリビニル系樹脂よりなる。
好ましくは、前記封止樹脂部は、前記基材に接している。
好ましくは、前記半導体素子は、光学素子であり、前記封止樹脂部は、光を透過させる材料よりなる。
好ましくは、前記光学素子は、発光素子あるいは受光素子である。
好ましくは、前記半導体素子および前記基材の間に介在する接合層を更に備える。
好ましくは、前記接合層は、Agよりなる。
好ましくは、前記基材に形成された表面電極と、前記半導体素子および前記表面電極にボンディングされたワイヤと、を更に備える。
好ましくは、前記半導体素子に導通し、且つ、前記基材に形成された裏面電極を更に備え、前記裏面電極は、前記基材を挟んで、前記半導体素子が配置された側とは反対側に位置している。
好ましくは、前記基材は、絶縁性の樹脂あるいはセラミックよりなる。
本発明のその他の特徴および利点は、添付図面を参照して以下に行う詳細な説明によって、より明らかとなろう。
本発明の第1実施形態の半導体装置の正面図である。 図1に示した半導体装置の右側面図である。 図1に示した半導体装置の左側面図である。 図1に示した半導体装置の平面図である。 図1に示した半導体装置の底面図である。 図4から封止樹脂部を省略した平面図である。 図6からレジスト層を省略した平面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う部分断面図である。 レジスト層における凹部を拡大して示す断面図である。 本発明の第1実施形態の第1変形例の半導体装置の平面図(封止樹脂部を省略)である。 本発明の第1実施形態の第2変形例の半導体装置の部分断面図である。
以下、本発明の実施の形態につき、図面を参照して具体的に説明する。
<第1実施形態>
図1〜図9を用いて、本発明の第1実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態の半導体装置の正面図である。図2は、図1に示した半導体装置の右側面図である。図3は、図1に示した半導体装置の左側面図である。図4は、図1に示した半導体装置の平面図である。図5は、図1に示した半導体装置の底面図である。図6は、図4から封止樹脂部を省略した平面図である。図7は、図6からレジスト層を省略した平面図である。図8は、図6のVIII−VIII線に沿う部分断面図である。
図1に示すように、半導体装置100は、導電性接合部891(たとえばハンダ)を介
して回路基板801に配置される。
図6、図8によく表れているように、半導体装置100は、基材11と、配線パターン12と、レジスト層2と、半導体素子3と、封止樹脂部5と、接合層71(図6、図7では省略、図8参照)と、ワイヤ77(図8では省略、図6参照)と、を備える。
図1〜図8に示す基材11は半導体素子3を配置するためのものである。本実施形態では、基材11は平面視において、長矩形状である。
本実施形態では、基材11は、絶縁性の材料よりなる。このような絶縁性の材料としては、たとえば、絶縁性の樹脂もしくはセラミックが挙げられる。絶縁性の樹脂としては、たとえば、ガラスエポキシ樹脂が挙げられる。セラミックとしては、たとえば、Al23、SiC、または、AlNが挙げられる。
本実施形態とは異なり、基材11は、アルミニウムなどの金属よりなる基板に、絶縁膜が形成されたものであってもよい。
基材11の厚さ方向Zの寸法は、たとえば、0.04〜0.06mmであり、第1方向Xの寸法は、たとえば、0.3〜5mmであり、第2方向Yの寸法は、たとえば、0.3〜5mmである。
図1、図4〜図7等に示すように、基材11は、基材表面111と、基材裏面112と、第1基材側面113と、第2基材側面114と、第1基材端面115と、第2基材端面116と、を有する。
図1に示すように、基材表面111および基材裏面112は互いに反対側を向いている。基材表面111は、厚さ方向Z(以下、方向Z1とする)の一方を向いている。基材表面111は平坦である。一方、基材裏面112は、厚さ方向Zの他方(以下、Z2とする)を向いている。基材裏面112は平坦である。基材表面111および基材裏面112はいずれも、長矩形状である。
図4に示す、第1基材側面113と、第2基材側面114と、第1基材端面115と、第2基材端面116と、はいずれも、基材11の厚さ方向Zに交差する方向を向いている。第1基材側面113と、第2基材側面114と、第1基材端面115と、第2基材端面116と、はいずれも、基材表面111および基材裏面112につながっている。第1基材側面113および第2基材側面114は、基材11の第1方向Xにおいて互いに反対側に位置している。第1基材側面113は、基材11の第1方向Xの一端に位置している。第2基材側面114は、基材11の第1方向Xの他端に位置している。第1基材端面115および第2基材端面116は、基材11の第2方向Yにおいて互いに反対側に位置している。第1基材端面115は、基材11の第2方向Yの一端に位置している。第2基材端面116は、基材11の第2方向Yの他端に位置している。本実施形態では、第1基材側面113と、第2基材側面114と、第1基材端面115と、第2基材端面116と、はいずれも、平坦である。
図2〜図7に示すように、本実施形態では、基材11には、第1凹み113Aおよび第2凹み114Aが形成されている。
第1凹み113Aは、第1基材側面113から凹む形状である。一方、第2凹み114Aは第2基材側面114から凹む形状である。本実施形態とは異なり、基材11に第1凹み113Aや第2凹み114Aが形成されていなくてもよい。
図2、図4に示すように、配線パターン12は基材11に形成されている。配線パターン12は半導体素子3へ給電する機能を果たす。配線パターン12は導電性の材料よりなり、このような導電性の材料のとしては、たとえば、Au、Ag、あるいは、Cuが挙げられる。
図1〜図8に示すように、配線パターン12は、表面電極121と、裏面電極122と、第1連絡電極123と、第2連絡電極124と、を含む。
図6、図7に示すように、表面電極121は、基材11の基材表面111に形成されている。表面電極121は、基材11の厚さ方向Z視において所定のパターン形状となっている。表面電極121のパターン形状は適宜変更可能である。表面電極121には、半導体素子3およびワイヤ77がボンディングされている。
表面電極121は、ダイボンディング部121Aと、第1配線部121Bと、ワイヤボンディング部121Cと、第2配線部121Dと、を有する。
ダイボンディング部121Aは、半導体素子3を配置するための部分である。第1配線部121Bは、ダイボンディング部121Aにつながっている。本実施形態では、第1配線部121Bは、複数の帯状の部位と、半円環状の部位と、により構成されている。ワイヤボンディング部121Cは、ワイヤ77をボンディングするための部分である。第2配線部121Dは、ワイヤボンディング部121Cにつながっている。本実施形態では、第2配線部121Dは、帯状の部位と、半円環状の部位と、により構成されている。
図5に示す裏面電極122は、基材11の基材裏面112に形成されている。すなわち、裏面電極122は、基材11を挟んで、半導体素子3が配置された側とは反対側に位置している。
本実施形態では、裏面電極122は、2つの部位を有する。裏面電極122における2つの部位の一方(図5の右側に位置するもの)は、ダイボンディング部121Aおよび第1配線部121Bに導通している。裏面電極122における2つの部位の他方(図5の左側に位置するもの)は、ワイヤボンディング部121Cおよび第2配線部121Dに導通している。
図2に示す第1連絡電極123は、表面電極121および裏面電極122を導通させている。より具体的には、第1連絡電極123は、ダイボンディング部121Aと、裏面電極122における2つの部位の一方(図5の右側に位置するもの)と、を導通させている。本実施形態では、第1連絡電極123は、第1凹み113Aの内面に形成されている。第1連絡電極123は、表面電極121における第1配線部121Bと、裏面電極122における2つの部位の一方(図5の右側に位置するもの)と、につながっている。本実施形態とは異なり、第1連絡電極123が、基材11に形成されたスルーホール電極であってもよい。
図3に示す第2連絡電極124は、表面電極121および裏面電極122を導通させている。より具体的には、第2連絡電極124は、ワイヤボンディング部121Cと、裏面電極122における2つの部位の他方(図5の左側に位置するもの)と、を導通させている。本実施形態では、第2連絡電極124は、第2凹み114Aの内面に形成されている。第2連絡電極124は、表面電極121における第2配線部121Dと、裏面電極122における2つの部位の他方(図5の左側に位置するもの)と、につながっている。本実施形態とは異なり、第2連絡電極124が、基材11に形成されたスルーホール電極であ
ってもよい。
図6、図8に示すレジスト層2は、基材11に形成されている。具体的には、レジスト層2は、基材11の基材表面111に形成されている。レジスト層2は、絶縁性の材料よりなる。具体的には、レジスト層2は、たとえば、エポキシ樹脂、あるいは顔料よりなる。レジスト層2の厚さは、20〜40μmである。レジスト層2は、表面電極121と、基材11の基材表面111とに、直接接している。レジスト層2と基材表面111との間に、表面電極121が介在している。
レジスト層2は、レジスト層表面21を有する。レジスト層表面21は、基材表面111の向く方向と同一方向を向く。
レジスト層2には、複数の凹部23が形成されている。
図9は、レジスト層における凹部を拡大して示す断面図である。
図6、図8、図9に示す複数の凹部23は各々、レジスト層表面21から凹んだ形状である。複数の凹部23は各々、直径0.5mmの円形の範囲内に収まる形状であり、好ましくは、直径0.2mmの円形の範囲内に収まる形状であり、更に好ましくは、直径0.12mmの円形の範囲内に収まる形状である。複数の凹部23の各々の縁239は、基材11の厚さ方向Z視において、閉じた線を構成している。具体的には、複数の凹部23は各々、基材11の厚さ方向Z視において、円形状、楕円形状、および多角形状のいずれかである。本実施形態では、複数の凹部23は各々、基材11の厚さ方向Z視において、円形状である。複数の凹部23のうちのいずれか2つは、基材11の厚さ方向Zに平行であり且つ半導体素子3を通る仮想平面V1を挟んで、互いに反対側に位置している。本実施形態では、4つの凹部23と、3つの凹部23とが、基材11の厚さ方向Zに平行であり且つ半導体素子3を通る仮想平面V1を挟んで、互いに反対側に位置している。本実施形態では、複数の凹部23は、基材11の厚さ方向Z視において、基材11のうち表面電極121とは重ならない領域に、形成されている。本実施形態とは異なり、複数の凹部23は、基材11の厚さ方向Z視において、基材11のうち表面電極121とは重なる領域に、形成されていてもよい。
図8、図9に示すように、複数の凹部23のいずれかは(本実施形態では複数の凹部23の全ては)、レジスト層2を貫通している。そのため、基材表面111の一部が、レジスト層2に形成された凹部23から露出している。
図8、図9に示すように、複数の凹部23は各々、封止樹脂部5が接する凹部側面231を有する。本実施形態では、凹部側面231は、基材11に近づくほど凹部23の開口面積が大きくなるように、基材11の厚さ方向Zに対して傾斜している。このように、凹部側面231はテーパ状となっている。本実施形態では、凹部側面231は、基材11に近づくほど、方向Z2とのなす角度θ(図9参照)が小さくなっている。
図6に示すように、レジスト層2は、複数のアイランド部26を含む。複数のアイランド部26は、隙間29を介して離間している。本実施形態では、5つのアイランド部261,262,263,264,265が、隙間29を介して離間している。複数のアイランド部26のいずれかに、複数の凹部23のいずれかが形成されている。本実施形態では、アイランド部261に1つの凹部23が形成され、アイランド部262に3つの凹部23が形成され、アイランド部263に1つの凹部23が形成され、アイランド部264に2つの凹部23が形成されている。なお、凹部23の配置態様は、本実施形態の態様に限定されるものではなく、どのようなものであってもよい。たとえば、アイランド部265
に凹部23が形成されていてもよく、あるいは、アイランド部261やアイランド部263に凹部23が形成されていなくてもよい。
なお、レジスト層2を形成するには、基材11の全面にレジスト層を形成した後、当該レジスト層上にマスク形成し、当該レジスト層の一部をエッチングすることにより、行うとよい。凹部23の形成は、隙間29等の形成と同時に行ってもよいし、あるいは、凹部23が形成されていない複数のアイランド部を形成した後に、各アイランド部の一部をエッチングすることにより凹部23を形成してもよい。
図6〜図8に示す半導体素子3は基材11に配置されている。具体的には、半導体素子3は、配線パターン12を介して基材11に配置されている。半導体素子3の配置された領域には、レジスト層2が形成されていない。半導体素子3は、配線パターン12におけるダイボンディング部121Aにボンディングされている。本実施形態では半導体素子3は、光学素子である。具体的には、光学素子は、発光素子あるいは受光素子である。本実施形態では、半導体素子3は、光学素子のうち発光素子であり、青色光を発する。本実施形態とは異なり、半導体素子3が青色光以外の光を発するものであってもよい。本実施形態とは異なり、半導体素子3は、光学素子ではないダイオードであってもよい。
本実施形態においては、半導体素子3は、ベアチップLEDである。すなわち、半導体素子3は、n型半導体層と、活性層と、p型半導体層と、を有する。上記n型半導体層は上記活性層に積層されている。上記活性層は上記p型半導体層に積層されている。活性層は、n型半導体層とp型半導体層との間に位置する。n型半導体層、活性層、およびp型半導体層は、たとえば、GaNよりなる。半導体素子3の上面および下面にはそれぞれ、電極(図示略)が形成されている。
図6、図7に示す複数のワイヤ77は各々、半導体素子3および配線パターン12のいずれにもボンディングされている。具体的には、ワイヤ77は、半導体素子3と、配線パターン12におけるワイヤボンディング部121Cと、にボンディングされている。これにより、半導体素子3と配線パターン12とが導通している。
図8に示すように、接合層71は半導体素子3および配線パターン12を接合している。接合層71は、半導体素子3および配線パターン12(具体的には、ダイボンディング部121A)の間に介在している。接合層71は、半導体素子3および配線パターン12のいずれにも直接接している。接合層71は導電性材料よりなる。接合層71を構成する導電性材料としては、たとえば、Agが挙げられる。接合層71を構成する導電性材料としては、Agの他にはハンダが挙げられる。本実施形態とは異なり、たとえば、半導体素子3に2本のワイヤをボンディングする場合には、接合層71は絶縁性材料よりなっていてもよい。
図1〜図4、図8、図9に示す封止樹脂部5は、基材11と、配線パターン12と、レジスト層2と、半導体素子3と、接合層71と、ワイヤ77と、を覆っている。封止樹脂部5は、基材11のうち基材表面111に配置されており、基材裏面112側に位置する部分を有していない。封止樹脂部5は、絶縁性の材料よりなる。本実施形態では、半導体素子3が光学素子であるので、封止樹脂部5は、光を透過させる材料よりなる。具体的には、半導体素子3が発光素子である場合、封止樹脂部5は発光素子が発する光を透過させる材料よりなる。あるいは、半導体素子3が受光素子である場合、封止樹脂部5は半導体素子3が受光可能な光を透過させる材料よりなる。封止樹脂部5は、たとえば、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、もしくは、ポリビニル系樹脂である。なお、封止樹脂部5に、蛍光体が混入されていてもよい。封止樹脂部5はモールド成型により形成される。
封止樹脂部5の一部は、複数の凹部23の各々に充填されている。本実施形態では上述のように凹部23がレジスト層2を貫通しているため、封止樹脂部5は、基材表面111のうち凹部23から露出する部分に、接している。
基材11の厚さ方向Zにおける封止樹脂部5の寸法は、0.3〜3.0mmであり、基材11の厚さ方向Z視における、基材11に対する封止樹脂部5の占める面積は、10〜100%である。
図1〜図3等に示す封止樹脂部5は、基材11から起立する外面51を有する。外面51は、半導体装置100の外部空間に露出している。封止樹脂部5のうち外面51を構成する部分の材料と、封止樹脂部5のうち半導体素子3に接する部分の材料とは、同一である。たとえば、封止樹脂部5のうち外面51を構成する部分の材料がエポキシ樹脂であれば、封止樹脂部5のうち半導体素子3に接する部分の材料も、外面51を構成する部分の材料と同一組成のエポキシ樹脂である。
封止樹脂部5の形状は、図1等に示すものに限定されない。たとえば、封止樹脂部5が正面から見て、第1方向Xに長辺をもつ矩形状であってもよい。
基材11と、レジスト層2と、封止樹脂部5と、の線膨張率の関係は、たとえば、以下の関係となっている場合がある。
封止樹脂部5を構成する材料の線膨張率は、基材11を構成する材料の線膨張率よりも大きい。封止樹脂部5を構成する材料の線膨張率は、レジスト層2を構成する材料の線膨張率よりも大きい。線膨張率の一例を挙げると、基材11を構成する材料の線膨張率は、10〜500ppm/Kであり、レジスト層2を構成する材料の線膨張率は、10〜500ppm/Kであり、封止樹脂部5を構成する材料の線膨張率は、10〜500ppm/Kである。具体的には、基材11がガラスエポキシ樹脂よりなる場合、線膨張率は100ppm/Kであり、基材11がセラミックよりなる場合、線膨張率は5ppm/Kである。レジスト層2がエポキシ樹脂よりなる場合、線膨張率は150ppm/Kであり、レジスト層2が顔料よりなる場合、線膨張率は100ppm/Kである。封止樹脂部5がエポキシ樹脂よりなる場合、線膨張率は150ppm/Kであり、封止樹脂部5がシリコーン樹脂よりなる場合、線膨張率は120ppm/Kであり、封止樹脂部5がポリビニル系樹脂よりなる場合、線膨張率は120ppm/Kであり、封止樹脂部5がアクリル系樹脂よりなる場合、線膨張率は150ppm/Kである。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態においては、レジスト層2には、複数の凹部23が形成されており、複数の凹部23の各々には、封止樹脂部5の一部が充填されている。このような構成によると、封止樹脂部5とレジスト層2との接触面積を大きくすることができる。その結果、封止樹脂部5とレジスト層2とをより強固に接合できる。よって、半導体装置100を回路基板801に実装する際のリフローを行うときに、半導体装置100が加熱されたとしても、封止樹脂部5が基材11から剥離することを防止できる。これにより、半導体装置100を回路基板801に実装する際に、半導体素子3が基材11から剥離することを防止できる。このことは、半導体装置100の信頼性の向上に適する。
本実施形態においては、複数の凹部23は各々、封止樹脂部5が接する凹部側面231を有する。凹部側面231は、基材11に近づくほど凹部23の開口面積が大きくなるように、基材11の厚さ方向Zに対して傾斜している。このような構成によると、凹部23
にて、封止樹脂部5とレジスト層2とを係合することができる。その結果、封止樹脂部5とレジスト層2とを更に強固に接合できる。よって、上述したのと同様に、半導体装置100を回路基板801に実装する際に、半導体素子3が基材11から剥離することをより好適に防止できる。このことは、半導体装置100の信頼性の向上に更に適する。
本実施形態においては、複数の凹部23のうちのいずれか2つは、基材11の厚さ方向Zに平行であり且つ半導体素子3を通る仮想平面V1を挟んで、互いに反対側に位置している。このような構成によると、封止樹脂部5とレジスト層2とをより強固に接合することができる。その結果、上述したのと同様に、半導体装置100を回路基板801に実装する際に、半導体素子3が基材11から剥離することをより好適に防止できる。このことは、半導体装置100の信頼性の向上に更に適する。
本実施形態においては、封止樹脂部5を構成する材料の線膨張率は、レジスト層2を構成する材料の線膨張率よりも大きい。このような構成によると、封止樹脂部5およびレジスト層2が同程度に温度上昇した場合、レジスト層2に比較して、封止樹脂部5がより熱膨張する。その結果、封止樹脂部5のうち凹部23内に充填された部位が、凹部23の凹部側面231に押し付けられ、封止樹脂部5とレジスト層2とがより噛み合った状態となる。これにより、封止樹脂部5がレジスト層2から剥離することを防止できる。その結果、上述したのと同様に、半導体装置100を回路基板801に実装する際に、半導体素子3が基材11から剥離することをより好適に防止できる。このことは、半導体装置100の信頼性の向上に更に適する。
<第1実施形態の第1変形例>
図10を用いて、本発明の第1実施形態の第1変形例について説明する。
なお、以下の説明では、上記と同一もしくは類似の構成については上記と同一の符号を付し、説明を適宜省略する。
図10は、本発明の第1実施形態の第1変形例の半導体装置の平面図(封止樹脂部を省略)である。
本変形例の半導体装置101では、図6に示したよりも多い数の凹部23が、レジスト層2に形成されている。本変形例では、10個の凹部23がレジスト層2に形成されている。複数の凹部23は、基材11の厚さ方向Z視において、半導体素子3を取り囲むように配置されている。
このような構成によっても、封止樹脂部5とレジスト層2とをより強固に接合することができる。その結果、上述したのと同様に、半導体装置101を回路基板801に実装する際に、半導体素子3が基材11から剥離することをより好適に防止できる。このことは、半導体装置101の信頼性の向上に更に適する。
<第1実施形態の第2変形例>
図11を用いて、本発明の第1実施形態の第2変形例について説明する。
図11は、本発明の第1実施形態の第2変形例の半導体装置の部分断面図である。
本変形例の半導体装置102においては、複数の凹部23のいずれかは、レジスト層2によって構成された凹部底面232を有している。すなわち、複数の凹部23はレジスト層2を貫通していない。このような凹部23を形成するには、凹部23が形成されていないアイランド部を形成した後に、別途アイランド部に凹部23を形成するとよい。本変形
例の構成によっても、半導体装置100に関して述べた作用効果と同様の作用効果を奏する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本発明の各部の具体的な構成は、種々に設計変更自在である。
100,101,102 半導体装置
11 基材
111 基材表面
112 基材裏面
113 第1基材側面
113A 第1凹み
114 第2基材側面
114A 第2凹み
115 第1基材端面
116 第2基材端面
12 配線パターン
121 表面電極
121A ダイボンディング部
121B 第1配線部
121C ワイヤボンディング部
121D 第2配線部
122 裏面電極
123 第1連絡電極
124 第2連絡電極
2 レジスト層
21 レジスト層表面
23 凹部
231 凹部側面
232 凹部底面
239 縁
26,261,262,263,264,265 アイランド部
29 隙間
3 半導体素子
5 封止樹脂部
51 外面
71 接合層
77 ワイヤ
801 回路基板
891 導電性接合部
V1 仮想平面
X 第1方向
Y 第2方向
Z 厚さ方向
Z1,Z2 方向
θ 角度

Claims (12)

  1. 基材と、
    前記基材に配置された半導体素子と、
    前記基材に形成されたレジスト層と、
    前記半導体素子および前記レジスト層を覆う封止樹脂部と、を備え、
    前記レジスト層には、複数の凹部が形成されており、前記複数の凹部の各々には、前記封止樹脂部の一部が充填されており、
    前記複数の凹部は各々、前記封止樹脂部が接する凹部側面を有し、
    前記凹部側面は、前記基材に近づくほど、前記基材の厚さ方向のうち前記レジスト層から前記基材に向かう方向とのなす角度が小さくなるように、湾曲している、半導体装置。
  2. 前記複数の凹部は、前記基材の厚さ方向に平行であり且つ前記半導体素子を通る仮想平面を挟んで、非対称に配置されている、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記基材に形成された表面電極を更に備え、
    前記表面電極は、前記レジスト層に覆われた部分と、前記レジスト層から露出している部分と、を含む、請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記基材は、前記レジスト層が形成された基材表面を有し、
    前記レジスト層は、前記基材表面の向く方向と同一方向を向くレジスト層表面を有し、
    前記複数の凹部は各々、前記レジスト層表面から凹んだ形状であり、且つ、前記凹部側面と前記基材表面とにより規定されている、請求項に記載の半導体装置。
  5. 前記基材表面は、第1端縁および第2端縁を含み、
    前記第1端縁および前記第2端縁は各々、前記基材の厚さ方向に直交する第1方向に沿って延びており、且つ、前記第1端縁および前記第2端縁は、前記基材の厚さ方向と前記第1方向とに直交する第2方向に互いに離間しており、
    前記表面電極は、前記第1端縁から前記第2縁にわたって、形成されている、請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記表面電極のうち、前記第1端縁から前記第2縁にわたって形成されている部分は、前記第2方向において、前記半導体素子と前記第1端縁との間に位置する端部を含み、
    前記表面電極の前記端部は、前記基材の厚さ方向視において、前記複数の凹部のいずれか2つの間に位置している、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記半導体素子は、前記第1方向において、前記複数の凹部のいずれか1つと重なっている、請求項5または6に記載の半導体装置。
  8. 前記レジスト層の厚さは、前記表面電極の厚さよりも厚い、請求項4ないし7のいずれかに記載の半導体装置。
  9. 前記半導体素子は、発光素子であり、
    前記封止樹脂部は、光を透過させる材料よりなる、請求項1ないし8のいずれかに記載の半導体装置。
  10. 前記複数の凹部は、前記基材の厚さ方向視において円形状である、請求項1ないし9のいずれかに記載の半導体装置。
  11. 前記複数の凹部のうち少なくとも1つは、前記レジスト層を貫通する、請求項1ないし10のいずれかに記載の半導体装置。
  12. 前記複数の凹部は、前記基材の厚さ方向視において、前記表面電極と重ならない領域に形成されている、請求項3に記載の半導体装置。
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