JP6542044B2 - 顕微鏡システム - Google Patents

顕微鏡システム Download PDF

Info

Publication number
JP6542044B2
JP6542044B2 JP2015131732A JP2015131732A JP6542044B2 JP 6542044 B2 JP6542044 B2 JP 6542044B2 JP 2015131732 A JP2015131732 A JP 2015131732A JP 2015131732 A JP2015131732 A JP 2015131732A JP 6542044 B2 JP6542044 B2 JP 6542044B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
emitting led
illumination
input
light emitting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2015131732A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017015889A (ja
Inventor
英明 遠藤
英明 遠藤
広 渡邉
広 渡邉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2015131732A priority Critical patent/JP6542044B2/ja
Priority to US15/192,836 priority patent/US10191267B2/en
Priority to EP16176793.4A priority patent/EP3112917A1/en
Publication of JP2017015889A publication Critical patent/JP2017015889A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6542044B2 publication Critical patent/JP6542044B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B45/00Circuit arrangements for operating light-emitting diodes [LED]
    • H05B45/10Controlling the intensity of the light
    • H05B45/12Controlling the intensity of the light using optical feedback
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/06Means for illuminating specimens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/06Means for illuminating specimens
    • G02B21/08Condensers
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/241Devices for focusing
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/24Base structure
    • G02B21/26Stages; Adjusting means therefor
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/36Microscopes arranged for photographic purposes or projection purposes or digital imaging or video purposes including associated control and data processing arrangements
    • G02B21/365Control or image processing arrangements for digital or video microscopes

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Microscoopes, Condenser (AREA)

Description

本発明は、ステージ上に載置された標本を観察する顕微鏡システムに関する。
従来、顕微鏡システムにおいては、ハロゲンランプを光源として標本に照明光を照射していた。しかしながら、ハロゲンランプは、調光によって色温度が変化するため、視野の色が変わってしまうという問題点があった。このため、近年では、調光によって色温度がほとんど変化しないLED(Light Emitting Diode)を光源として標本に照明光を照射する技術が知られている(特許文献1参照)。この技術では、標本を観察する観察光路の状態と調光ボリュームスイッチから入力された調光信号とに基づいて、LEDの光量を自動的に調光することにより、観察時の操作性の向上を図っている。
特開2005−250151号公報
しかしながら、上述した特許文献1では、調光ボリュームスイッチから入力された調光信号に応じた光量へ瞬時に切り替えるため、例えば電源投入時に調光ボリュームが必要以上に設定されている場合、観察者の意に反して急激に光量が増加してしまうという問題があった。この場合、観察者が接眼レンズから目を離す回避行動や対光反射に要する時間的な余裕がないため、急激な光量増加を防止することが求められていた。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる顕微鏡システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係る顕微鏡システムは、標本が載置されるステージと、前記標本を照明するための照明光を発光する発光LEDと、前記発光LEDが発光した照明光を集光して前記標本に照射する光学系と、前記発光LEDの光量を調整する調光信号の入力を受け付ける入力部と、前記入力部から前記調光信号が入力された場合、該調光信号が入力されたタイミングから所定時間遅らせて前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を制御する制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記制御部は、当該顕微鏡システムの電源が投入された直後に、前記発光LEDの光量を制御する。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記制御部は、前記入力部から出力された前記調光信号における所定の周波数より高い周波数成分を減衰させるローパスフィルタを用いて構成され、前記入力部から出力された前記調光信号を前記所定時間遅らせて出力する遅延部と、前記遅延部から出力された前記調光信号に基づいて、前記発光LEDの光量を制御する照明制御部と、を有することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記制御部は、前記所定時間内で前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を指示する光量指示値を一定時間間隔で指数的に単調増加させて出力することによって前記発光LEDを制御することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記制御部は、前記所定時間内で前記調光信号に応じた光量になるように前記発光LEDにおける一定の光量を指示する等間隔な光量指示値を指数的に単調減少する関数に従って出力することによって前記発光LEDを制御することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、当該顕微鏡システムの電源が投入された際に、前記光量指示値を記憶する記憶部をさらに備え、前記制御部は、前記記憶部が記憶する前記光量指示値に応じた前記発光LEDの光量より前記調光信号に応じた前記発光LEDの光量が大きい場合、前記所定時間経過した後に前記調光信号に応じた光量になるように前記発光LEDの光量を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記入力部は、前記所定時間の変更を指示する指示信号の入力を受け付けることを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、観察者が前記標本を観察しているか否かを検出する検出部をさらに備え、前記制御部は、前記検出部が前記観察者による前記標本の観察を検出した場合、前記発光LEDの光量を制御することを特徴とする。
また、本発明に係る顕微鏡システムは、上記発明において、前記所定時間は、人が光に対する対光反射時間であることを特徴とする。
本発明によれば、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡システムの概略構成を示す模式図である。 図2は、本発明の実施の形態1に係る遅延部の回路構成を模式的に示す図である。 図3は、本発明の実施の形態1に係る操作装置から入力される調光信号の流れを模式的に示す図である。 図4は、人の瞳孔を模式的に示す図である。 図5は、フラッシュ光が瞳に入射した場合の対光反射時の瞳孔半径の変化を模式的に示す図である。 図6は、過大な光が連続的に光に入射した場合の瞳孔半径および瞳孔面積の関係を模式的に示す図である。 図7は、本発明の実施の形態1に係る操作装置から入力される調光信号に対して遅延部が遅延させる調光信号を模式的に示す図である。 図8は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡システムの概略構成を示す模式図である。 図9は、本発明の実施の形態2に係る調光テーブル記憶部が記憶する調光テーブルの一例を示す図である。 図10は、本発明の実施の形態2に係る照明制御部が制御する落射照明用光源または透過照明用光源の光量を模式的に示す図である。 図11は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡システムが実行する処理の概要を示すフローチャートである。 図12は、本発明の実施の形態3に係る調光テーブル記憶部が記憶する調光テーブルの一例を示す図である。 図13は、本発明の実施の形態3に係る照明制御部が制御する落射照明用光源または透過照明用光源の光量を模式的に示す図である。 図14は、本発明の実施の形態3の変形例に係る照明制御部が制御する落射照明用光源または透過照明用光源の光量を模式的に示す図である。 図15は、本発明の実施の形態4に係る顕微鏡システムの概略構成を示す模式図である。 図16は、本発明の実施の形態4に係る再生モード設定テーブル記憶部53が記憶する再生モード設定テーブルの一例を示す図である。 図17は、本発明の実施の形態4に係る顕微鏡システムが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、「実施の形態」という)について説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって、本発明が限定されるものではない。また、以下の説明において参照する各図は、本発明の内容を理解でき得る程度に形状、大きさ、および位置関係を概略的に示してあるに過ぎない。即ち、本発明は、各図で例示された形状、大きさ、および位置関係のみに限定されるものではない。
(実施の形態1)
〔顕微鏡システムの構成〕
図1は、本発明の実施の形態1に係る顕微鏡システムの概略構成を示す模式図である。図1において、顕微鏡システム1が載置される平面をXY平面とし、XY平面と垂直な方向をZ方向として説明する。
図1に示す顕微鏡システム1は、標本SPを観察する顕微鏡装置2と、顕微鏡装置2を介して標本SPを撮像し、標本SPの画像データを生成する撮像装置3と、顕微鏡装置2の照明の調光値を指示する調光信号の入力を受け付ける操作装置4と、顕微鏡装置2を制御する顕微鏡制御装置5と、撮像装置3が生成した画像データに対応する画像を表示する画像処理装置6と、を備える。顕微鏡装置2、撮像装置3、操作装置4および画像処理装置6は、データが送受信可能に有線または無線で接続されている。
〔顕微鏡装置の構成〕
まず、顕微鏡装置2の構成について説明する。
顕微鏡装置2は、略C字状の本体部100と、標本SPが載置されるステージ101と、ステージ101と対向して配置された対物レンズ102と、倍率が異なる複数の対物レンズ102を保持するレボルバ103と、観察光路L上に配置された対物レンズ102の種別(倍率)を検出するレボルバ検出部104と、ステージ101を標本SPが載置される載置面と直交する直交方向(Z軸方向)へ移動させてステージ101と対物レンズ102との距離を調整する焦準部105と、焦準部105を上下方向へ移動させる焦準操作部106と、焦準操作部106にタッチする物体を検出するタッチセンサ107と、焦準操作部106に接近する物体を検出する近接センサ108と、標本SPに光を照射する落射照明光学部109と、観察光路L上に配置されたコードキューブの種別を検出するキューブ位置センサ110と、標本SPに光を照射する透過照明光学部111と、本体部100に取り付けられた三眼鏡筒ユニット112と、三眼鏡筒ユニット112を介して取り付けられた接眼レンズ113と、接眼レンズ113に接近する物体を検出する近接センサ114と、を備える。
ステージ101は、XY平面内で水平方向に移動自在であり、焦準部105を介して本体部100に設けられる。
対物レンズ102は、倍率が互いに異なる複数の対物レンズ(例えば10倍の対物レンズ102a、50倍の対物レンズ102b、100倍の対物レンズ102c)がレボルバ103に着脱自在に取り付けられている。
レボルバ103は、本体部100に対して回転自在に設けられ、対物レンズ102を標本SPの上方に配置する。レボルバ103は、回転することによって、観察光路L上に配置された標本SPの観察に用いる対物レンズ102を択一的に切り替えることによって視野内の画像の倍率を変化させる。
レボルバ検出部104は、対物レンズ102に設けられた倍率や種別を示す識別情報を取得し、この識別情報を顕微鏡制御装置5へ出力する。
焦準部105は、標本SPが載置される載置面と直交する直交方向へ移動可能であり、対物レンズ102とステージ101との距離を調整する。具体的には、対物レンズ102に対してステージ101を標本SPが載置される載置面と直交する直交方向(Z方向)へ相対的に移動させる。焦準部105は、焦準操作部106の操作に応じて、ステージ101を上下方向に移動させる。焦準部105は、ステージ101が着脱自在に接続される。
焦準操作部106は、外部からの操作に応じて焦準部105を直交方向へ移動させる。具体的には、焦準操作部106は、ステージ101に対して標本SPが載置される載置面と直交する直交方向(Z方向)へ相対的に移動させる。より詳細には、焦準操作部106は、所定の軸を中心に回転可能に設けられ、観察者によって回転させられることにより、ステージ101に対して焦準部105をZ方向に相対的に移動させる。
タッチセンサ107は、焦準操作部106に対する物体の接触を検出し、この検出結果を顕微鏡制御装置5へ出力する。タッチセンサ107は、接触センサ等を用いて構成される。
近接センサ108は、焦準操作部106に対する物体の接近を検出し、この検出結果を顕微鏡制御装置5へ出力する。近接センサ108は、近赤外光を照射する近赤外センサ等を用いて構成される。
落射照明光学部109は、落射照明光を発光する落射照明用光源109aと、落射照明用光源109aが発光した落射照明光を集光する落射照明光学系109bと、落射照明用光源109aが出射した落射照明光を集光して観察光路Lの方向へ導く種々の落射光学部材を有するキューブ109cと、を有する。
落射照明用光源109aは、LED(Light Emitting Diode)ランプを用いて構成される。落射照明用光源109aは、顕微鏡制御装置5の制御のもと、所定の光量で発光する。
落射照明光学系109bは、集光レンズやコリメートレンズを用いて構成され、落射照明用光源109aが発光した落射照明光を集光してキューブ109cへ導光する。
キューブ109cは、本体部100に対して回転自在に設けられ、ハーフミラー、フィルタユニット、絞りおよび開口絞り等を収容した複数のキューブ109cを観察光路L上に配置する。
キューブ位置センサ110は、観察光路L上に配置されたキューブ109cの種別を検出し、この検出結果を顕微鏡制御装置5へ出力する。
透過照明光学部111は、透過照明光を出射する透過照明用光源111aと、透過照明用光源111aが出射した透過照明光を集光して観察光路Lの方向へ導く種々の透過照明光学系111bと、を有する。
透過照明用光源111aは、LEDランプを用いて構成される。透過照明用光源111aは、顕微鏡制御装置5の制御のもと、所定の光量で発光する。なお、本実施の形態1では、落射照明用光源109aおよび透過照明用光源111aが発光LEDとして機能する。
透過照明光学系111bは、集光レンズ、コリメートレンズおよびミラー等を用いて構成され、透過照明用光源111aが発光した光を集光して観察光路L上へ反射する。
三眼鏡筒ユニット112は、対物レンズ102から入射した標本SPの観察光を撮像装置3および接眼レンズ113それぞれへ導光する。
接眼レンズ113は、観察者が標本SPを観察するためのものである。接眼レンズ113は、標本SPの観察像を結像する複数のレンズを用いて構成される。
近接センサ114は、接眼レンズ113に対する物体の接近を検出し、この検出結果を顕微鏡制御装置5へ出力する。近接センサ114は、近赤外光を照射する近赤外センサ等を用いて構成される。
〔撮像装置の構成〕
次に、撮像装置3の構成について説明する。
撮像装置3は、対物レンズ102および三眼鏡筒ユニット112を介して入射された標本SPの観察像(観察光)を受光して光電変換を行うことによって電気信号(アナログ信号)に変換する複数の画素を有するCCD(Charge Coupled Device)またはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の撮像素子31と、撮像素子31から出力される電気信号に増幅(ゲイン調整)等の信号処理を施した後、A/D変換を行うことによってデジタルの標本SPの画像データに変換して画像処理装置6へ出力する信号処理部(図示せず)と、を用いて構成される。撮像装置3は、顕微鏡制御装置5の制御のもと、標本SPの画像データを微小な時間間隔で連続的に生成して画像処理装置6へ出力する。また、撮像装置3は、所定のフレームレート、例えば15fpsで画像データを生成する。
〔操作装置〕
次に、操作装置4について説明する。
操作装置4は、顕微鏡装置2の落射照明用光源109aおよび透過照明用光源111aそれぞれの発光量を示す調光信号の入力を受け付ける。操作装置4は、所定の軸を中心に回転可能であり、調光信号の入力を受け付けるボリューム操作部41と、落射照明用光源109aおよび透過照明用光源111aのどちらか一方の点灯を指示する指示信号の入力を受け付ける照明切替スイッチ42と、を備える。なお、操作装置4は、スイッチ等を用いて構成されているが、例えばタッチパネルやジョイスティック等を用いて構成してもよい。なお、本実施の形態1では、操作装置4が入力部として機能する。
〔顕微鏡制御装置の構成〕
次に、顕微鏡制御装置5の構成について説明する。
顕微鏡制御装置5は、顕微鏡装置2を構成する各部の動作を統括的に制御する。また、顕微鏡制御装置5は、所定のタイミングで撮像装置3に撮像させる。さらに、顕微鏡制御装置5は、操作装置4から入力される調光信号が入力された場合、この調光信号が入力されたタイミングから所定時間遅らせて調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を制御する。顕微鏡制御装置5は、CPU(Central Processing Unit)等を用いて構成される。
ここで、顕微鏡制御装置5の詳細な構成について説明する。顕微鏡制御装置5は、少なくとも遅延部51と、照明制御部52と、を有する。
遅延部51は、操作装置4から入力される調光信号に対して、所定の時間遅延させて照明制御部52へ出力する。
図2は、遅延部51の構成を示す回路図である。図2に示すように、遅延部51は、調光信号における所定の周波数より高い周波数成分を減衰させるローパスフィルタを用いて構成される。具体的には、遅延部51は、操作装置4から入力される調光信号を伝播する配線に並列に配置されたコンデンサCと、調光信号を伝播する配線と直列に配置された抵抗Rと、を有する1次ローパスフィルタである。なお、抵抗Rを可変抵抗に換えてローパスフィルタを構成してもよい。遅延部51は、操作装置4から調光信号が入力されたタイミングから所定時間遅らせるため、操作装置4から入力されたパルス調の調光信号(Vin)にローパス処理を施した調光信号(Vout)を照明制御部52へ出力する(Vout)。
照明制御部52は、遅延部51から入力された調光信号に応じて、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを所定の光量で発光させる。
〔処理装置の構成〕
次に、画像処理装置6の構成について説明する。
画像処理装置6は、パーソナルコンピュータを用いて構成され、撮像装置3が生成した複数の画像データに対して所定の画像処理を施して表示したり、画像データを記憶したりする。また、画像処理装置6は、顕微鏡システム1に関する各種の操作を指示する指示信号の入力を受け付ける。
このように構成された顕微鏡システム1は、観察者が顕微鏡システム1の電源を起動させた後に、接眼レンズ113を介してステージ101上に載置した標本SPの観察を行う。この場合において、観察者が操作装置4を操作して落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を増加させたとき、観察者の意に反射した急激な光量増加により目にストレスが掛かる場合がある。このため、図3に示すように、遅延部51は、操作装置4から入力される調光信号を遅延させることによって、調光信号が入力されたタイミングから所定の時間遅延させることによって照明制御部52に出力することで調光制御を行う。
〔遅延部による調光値の時間設定の原理〕
次に、遅延部51が遅延させる時間について詳細に説明する。図4は、人の瞳孔を模式的に示す図である。図5は、フラッシュ光が瞳に入射した場合の対光反射時の瞳孔半径の変化を模式的に示す図である。図6は、過大な光が連続的に光に入射した場合の瞳孔半径および瞳孔面積の関係を模式的に示す図である。図5において、横軸が時間(sec)を示し、縦軸が瞳孔半径Dを示す。また、図6において、横軸が時間(sec)を示し、縦軸が光量の値P、瞳孔面積π×r、瞳孔半径rを示す。また、図5において、曲線L1が瞳孔半径を示し、直線L2が瞳孔の収縮速度を示し、直線L3が一旦収縮した瞳孔が再度、拡張する際の再拡張速度を示す。さらに、図6において、曲線L11が瞳孔面積の変化を示し、曲線L12が瞳孔半径の変化を示し、折れ線L13が光量の変化を示す。
図4に示すように、人の瞳孔の直径2rは、光量に応じて最大7〜8mm、最小2〜3mmまで変化(拡大時の1/4まで減少)する(図5のDmaxからDminを参照)。以下、この現象を対光反射運動という。入射光量は、瞳孔の面積に比例するため、網膜への光量を最大1とした場合、1/16程度まで抑えられる。
図5および図6に示すように、フラッシュ光が瞳に入射した場合、光刺激による人の瞳孔の収縮(対光反射運動)は、過大な光量入射後、反応遅れ(潜時)を含め約1秒程度で最小となり(直線L2を参照)、その後、瞳孔が拡張する(直線L3を参照)。瞳孔の収縮より早い光量の増加は、網膜への入射光量増加に繋がるため、人が眩しいと感じる。このため、急激な光量増加を1秒以上で行うようにすることで、対光反射が追いつくため、人が必要以上に眩しさを感じないうえ、観察者が操作装置4のボリューム操作部41を操作することによって、調光信号(調光ボリューム)を戻す等の操作を行う時間を確保することができるため、光量増大の回避を行うこともできる。
このため、図2および図3に示すように、遅延部51は、操作装置4から入力される調光信号を遅延させることによって、調光信号が入力されたタイミングから所定の時間遅延させることによって照明制御部52に出力することで調光制御を行う。
図7は、操作装置4からの調光信号に対して遅延部51が遅延させる調光信号を模式的に示す図である。図7において、横軸が時間を示し、縦軸が電圧値を示す。図7の(a)の曲線L21が操作装置4から入力された調光信号の電圧値を示し、図7の(b)の曲線L22が遅延部51によって所定時間だけ遅延させられた調光信号の電圧値を示す。
図7に示すように、遅延部51は、操作装置4から入力される急峻な調光信号の曲線L21(電圧値)に対して、傾斜が滑らかになるように調光信号の曲線L22(電圧値)を緩慢に上昇させることによって、調光信号に対応する電圧値になるタイミングが時間t(例えば約1秒)遅延するように、調光信号を照明制御部52に出力する。これにより、対光反射における時間的余裕を持たせることができる。なお、遅延させる時間は、0.5秒〜3秒であり、好ましくは1〜2秒、より好ましく1秒である。
以上説明した本発明の実施の形態1によれば、操作装置4のボリューム操作部41から入力される調光信号に対して、所定時間遅らせる遅延部51を設け、調光信号の電圧値に遅れ時間を持たせることによって、調光信号の電圧値を緩慢に上昇させることによって、入力タイミングが時間t(例えば約1秒)遅延するように、調光信号を照明制御部52に出力するので、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。
また、本発明の実施の形態1によれば、顕微鏡システム1の電源が投入された直後に、操作装置4のボリューム操作部41から調光信号が入力された場合、所定時間経過した後に調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を制御するので、顕微鏡システム1を起動した直後に観察者が接眼レンズ113を覗きながら標本SPの観察を行うとき、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。
なお、本発明の実施の形態1では、遅延部51において値が固定された抵抗Rを用いて構成されていたが、例えば外部からの入力に応じて値を変更可能な可変抵抗を用いて構成してもよい。これにより、調光信号に対して遅延させる時間を変更することができたり、調光信号に対して瞬時に反応させたりすることができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。本実施の形態2に係る顕微鏡システムは、上述した実施の形態1と構成が異なる。具体的には、上述した実施の形態1では、操作装置4から入力される調光信号を遅延させる遅延部51を設けていたが、本実施の形態2に係る顕微鏡システムは、所定時間内(例えば約1秒)で調光信号に応じた光量になるように制御を行う。このため、以下においては、本実施の形態2に係る顕微鏡システムの構成を説明後、本実施の形態2に係る顕微鏡システムが実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態1に係る顕微鏡システム1と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
〔顕微鏡システムの構成〕
図8は、本発明の実施の形態2に係る顕微鏡システムの概略構成を示す模式図である。図8に示す顕微鏡システム1aは、上述した実施の形態1に係る顕微鏡システム1の顕微鏡制御装置5に換えて、顕微鏡制御装置5aを備える。
顕微鏡制御装置5aは、顕微鏡装置2を構成する各部の動作を統括的に制御する。また、顕微鏡制御装置5aは、所定のタイミングで撮像装置3に撮像させる。顕微鏡制御装置5aは、CPU等を用いて構成される。
ここで、顕微鏡制御装置5aの詳細な構成について説明する。顕微鏡制御装置5aは、記憶部53と、照明制御部54と、を有する。
記憶部53は、顕微鏡システム1aの各種の情報を記憶する。記憶部53は、例えばFlashメモリやSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等を用いて構成される。また、記憶部53は、調光テーブル記憶部531を有する。
調光テーブル記憶部531は、操作装置4から入力される調光信号に応じて遅延させる時間を示す調光テーブルを記憶する。図9は、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルの一例を示す図である。
図9に示すように、調光テーブルT1には、操作装置4から入力される調光信号Nに対して、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値Pが記憶されている。具体的には、調光テーブルT1には、操作装置4から入力される調光信号Nに所定の定数a(a:整数)を乗じた値が光量指示値Pとなるように記憶されている(P=N×a)。例えば、調光テーブルT1には、操作装置4から入力される調光信号Nが「3」の場合において、所定の定数aが「10」のとき、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値Pが「30」と記憶されている(P=3×10)。なお、所定の定数aは、適宜変更することができる。
照明制御部54は、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、操作装置4から入力される調光信号に応じた光量指示値を落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに出力する。また、照明制御部54は、顕微鏡システム1が起動した直後に、操作装置4から調光信号が入力された場合、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、操作装置4から入力される調光信号に応じた光量指示値を落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに出力する。具体的には、照明制御部54は、操作装置4から調光信号が入力された場合、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を段階的に変化させる。例えば、照明制御部54は、操作装置4から調光信号が入力された場合、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、所定時間内(1秒)で調光信号に応じた光量となるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値を一定間隔毎に出力することによって落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を制御する。
また、照明制御部54は、操作装置4から入力される調光信号(図9では、0〜255)に対応する調光指示値に相当する電流値で落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御する。この場合、照明制御部54は、0から1ステップ毎に調光信号に応じた光量まで段落的に増加させる。1ステップ毎の変化時間は、予め設定された所定時間となる。変化時間の目安としては、例えば調光信号Nが「255」が入力された場合、0〜255(256ステップ)の総変化時間が1秒以上確保できる時間、即ち4msec/Step以上(1000÷256)であることが望ましい。
図10は、照明制御部54が制御する落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を模式的に示す図である。図10において、横軸が時間を示し、縦軸が光量指示値を示す。また、図10において、曲線L51が顕微鏡システム1aの起動直後に照明制御部54が操作装置4から入力された調光信号に対する光量指示値を示す。
図10の曲線L51に示すように、照明制御部54は、顕微鏡システム1aが起動した直後に、操作装置4から調光信号が入力された場合、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、所定時間内(約1秒)で操作装置4から入力される調光信号に応じた光量指示値P1になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値を一定間隔毎(W1毎)に出力することによって落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を制御する。これにより、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。
〔顕微鏡システムの処理〕
次に、顕微鏡システム1aが実行する処理について説明する。図11は、顕微鏡システム1aが実行する処理の概要を示すフローチャートである。
図11に示すように、まず、照明制御部54は、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、所定時間内(1秒内)で操作装置4のボリューム操作部41から入力された調光信号に応じた光量になるように、操作装置4から入力される調光入力値まで光量指示値を一定間隔で落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに変化させながら出力することによって段階的に調光する(ステップS101)。これにより、対光反射における時間的余裕を持たせることができるので、顕微鏡システム1aの電源投入直後における観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。
続いて、操作装置4のボリューム操作部41に対してボリューム操作があった場合(ステップS102:Yes)、照明制御部54は、操作装置4から入力される調光入力値に対応する光量指示値を落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに出力することによって瞬時に調光する(ステップS103)。これにより、瞬時に落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を所望の値に変更することができる。この場合、観察者は、既に光量の調整を行いながら標本SPの観察を行っているので、操作装置4のボリューム操作部41の即応性が求められる。ステップS103の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS104へ移行する。
ステップS102において、操作装置4のボリューム操作部41に対してボリューム操作がない場合(ステップS102:No)、顕微鏡システム1aは、後述するステップS104へ移行する。
ステップS104において、標本SPの観察を終了する場合(ステップS104:Yes)、顕微鏡システム1aは、本処理を終了する。これに対して、標本SPの観察を終了しない場合(ステップS104:No)、顕微鏡システム1aは、ステップS101へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態2によれば、照明制御部54が所定時間内で操作装置4から入力された調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値を一定間隔毎で出力することによって落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御するので、顕微鏡システム1aの電源投入直後における観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。さらにその後は、操作装置4のボリューム操作部41に対してボリューム操作が行われた場合、照明制御部54がボリューム操作に応じて瞬時に光量を変化させるため、観察者に対する応答性を損なうことがないので、操作性を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。本実施の形態3に係る顕微鏡システムは、上述した実施の形態2に係る調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルが異なるうえ、照明制御部が行う制御が異なる。このため、以下においては、本実施の形態3に係る調光テーブル記憶部が記憶する調光テーブルを説明後、本実施の形態3に係る照明制御部が行う制御について説明する。なお、上述した実施の形態2に係る顕微鏡システム1aと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図12は、本発明の実施の形態3に係る調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルの一例を示す図である。図12に示すように、調光テーブルT2には、操作装置4から入力される調光信号Nに対して、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値Pが記憶されている。具体的には、調光テーブルT2には、操作装置4から入力される調光信号Nに対して所定の定数aをべき乗した値が光量指示値Pとなるように記憶されている(P=N)。例えば、調光テーブルT2には、操作装置4から入力される調光信号Nが「3」の場合、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を指示する光量指示値Pが「9」と記憶されている(P=32)。照明制御部54は、操作装置4から入力される調光信号(図12では、0〜255)に対応する調光指示値に相当する電流値で落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御する。この場合、照明制御部54は、指数的に単調増加する光量指示値を一定間隔で出力することによって、所定時間(約1秒)で調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御する。
図13は、照明制御部54が制御する落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を模式的に示す図である。図13において、横軸が時間を示し、縦軸が光量指示値を示す。また、図13において、曲線L61が顕微鏡システム1aの起動直後に照明制御部54が操作装置4から入力された調光信号に対する光量指示値を示す。
図13の曲線L61に示すように、照明制御部54は、顕微鏡システム1aが起動した直後に、操作装置4から調光信号が入力された場合、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT2を参照して、指数的に単調増加する光量指示値を一定間隔で出力することによって、所定時間(約1秒)で調光信号に応じた光量指示値P2になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御する。これにより、ハロゲンランプの特性に近づけた調光制御を行うことができる。
以上説明した本発明の実施の形態3によれば、照明制御部54が操作装置4から入力された調光信号に応じた光量になるように指数的に単調増加させた光量指示値を一定間隔で落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aへ出力することによって、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を制御するので、顕微鏡システム1aの電源投入直後における観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができ、上述した実施の形態2と比して回避動作における時間的な余裕や対光反射における時間的な余裕をさらに長くすることができる。
(実施の形態3の変形例)
次に、本発明の実施の形態3の変形例について説明する。本実施の形態3の変形例は、上述した実施の形態3と同一の構成を有し、照明制御部が実行する処理が異なる。このため、以下においては、本実施の形態3の変形例の照明制御部が実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態3に係る顕微鏡システム1aと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
図14は、照明制御部54が制御する落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を模式的に示す図である。図14において、横軸が時間を示し、縦軸が光量指示値を示す。また、図14において、曲線L71が顕微鏡システム1aの起動直後に照明制御部54が操作装置4から入力された調光信号に対する光量指示値を示す。
図14の曲線L71に示すように、照明制御部54は、顕微鏡システム1aが起動した直後に、操作装置4から調光信号が入力された場合、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1(図9を参照)を参照して、等間隔の光量指示値(P1)を単調減少する時間間隔(t1>t2>t3・・・・>t)で出力することによって、所定時間内で調光信号に応じた光量指示値P3になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御する。
以上説明した本発明の実施の形態3の変形例によれば、照明制御部54が操作装置4から入力された調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aにおける一定の光量を指示する等間隔な光量指示値を単調減少する時間間隔で出力することによって、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御するので、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができ、上述した実施の形態2と比して回避動作における時間的な余裕や対光反射における時間的な余裕をさらに稼ぐことができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。本実施の形態4に係る顕微鏡システムは、上述した実施の形態3に係る顕微鏡システム1aと構成が異なる。このため、以下においては、本実施の形態4に係る顕微鏡システムの構成を説明後、本実施の形態4に係る顕微鏡システムが実行する処理について説明する。なお、上述した実施の形態3に係る顕微鏡システム1aと同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
〔顕微鏡システムの構成〕
図15は、本発明の実施の形態4に係る顕微鏡システムの概略構成を示す模式図である。図15に示す顕微鏡システム1bは、上述した実施の形態3に係る顕微鏡システム1aの操作装置4および顕微鏡制御装置5aに換えて、操作装置4bおよび顕微鏡制御装置5bを備える。
まず、操作装置4bの構成について説明する。操作装置4bは、上述した実施の形態3の操作装置4の構成に加えて、落射照明用光源109aおよび透過照明用光源111aの調光値を記憶する指示信号の入力を受け付ける光量設定スイッチ43と、記憶モードまたは再生モードを切り替える指示信号の入力を受け付けるモード切替スイッチ44と、を備える。ここで、記憶モードとは、顕微鏡システム1bが記憶モードの場合において、光量設定スイッチ43から調光値を記憶する指示信号が入力されたとき、現在の対物レンズ102の倍率と、キューブ109cの種別と、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの調光値と、を対応付けた後述する記憶部53bの再生モード設定テーブル記憶部532に記憶するモードである。また、再生モードとは、後述する再生モード設定テーブル記憶部532が記憶する再生モード設定テーブルに基づいて、現在の対物レンズ102の倍率とキューブ109cの種別とに対応付けられた調光値に落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを調光するモードである。
次に、顕微鏡制御装置5bの構成について説明する。顕微鏡制御装置5bは、上述した実施の形態3に係る顕微鏡制御装置5aの記憶部53aに換えて、記憶部53bを備える。記憶部53bは、上述した実施の形態3に係る記憶部53aの構成に加えて、再生モード設定テーブル記憶部532を有する。再生モード設定テーブル記憶部532は、対物レンズ102の倍率と、キューブ109cの種別と、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの調光値と、を対応付けて記憶する。
図16は、再生モード設定テーブル記憶部532が記憶する再生モード設定テーブルの一例を示す図である。図16に示すように、再生モード設定テーブルT3には、対物レンズの倍率に「50」、キューブ種別に「2」および調光値Nに「100」が対応付けて記憶されている。
このように構成された顕微鏡システム1bは、モード切替スイッチ44から再生モードを指示する指示信号が入力された場合において、現在の対物レンズの倍率とキューブNoとに対応する調光値Nが再生モード設定テーブル記憶部532によって記憶された再生モード設定テーブルT3に記憶されているとき、照明制御部54は、再生モード設定テーブルT3に設定された調光値Nに対応する光量となるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御する。また、モード切替スイッチ44から記憶モードを指示する指示信号が入力された場合において、光量設定スイッチ43から落射照明用光源109aおよび透過照明用光源111aの調光値を記憶する指示信号が入力されたとき、顕微鏡制御装置5bは、再生モード設定テーブル記憶部532に、現在の対物レンズの倍率と、キューブのNoと、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの調光値と、を対応付けて再生モード設定テーブル記憶部532に記憶する。
〔顕微鏡システムの処理〕
図17は、顕微鏡システム1bが実行する処理の概要を示すフローチャートである。図17に示すように、まず、顕微鏡制御装置5bは、操作装置4bのボリューム操作部41における調光値と現在出力している調光値との一致関係を示すフラグを初期化(Flag=0)する(ステップS201)。
続いて、顕微鏡システム1bのモードが記憶モードの場合(ステップS202:記憶モード)、照明制御部54は、調光テーブル記憶部531が記憶する調光テーブルT1を参照して、操作装置4bのボリューム操作部41から入力された調光値まで調光入力値を一定間隔毎に指数的に単調増加させて落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに出力する(ステップS203)。ステップS203の後、顕微鏡システム1aは、後述するステップS208へ移行する。
ステップS202において、顕微鏡システム1bのモードが再生モードの場合(ステップS202:再生モード)、顕微鏡制御装置5bは、レボルバ103およびキューブ109cそれぞれの位置の読み込みを行う(ステップS204)。
続いて、再生モード設定テーブル記憶部532に調光値の記憶値がある場合(ステップS205:Yes)、照明制御部54は、再生モード設定テーブル記憶部532を参照して、レボルバ103の対物レンズ102の倍率およびキューブ109cの種別に応じた調光値の記憶値まで調光入力値を一定間隔で変化させながら落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに出力する(ステップS206)。
その後、照明制御部54は、操作装置4bのボリューム操作部41における調光値と現在出力している調光値との一致関係を示すフラグを「1」(Flag=1)に切り替え(ステップS207)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS208へ移行する。
ステップS205において、記憶部53bに調光値の記憶値がない場合(ステップS205:No)、顕微鏡システム1bは、ステップS203へ移行する。
ステップS208において、操作装置4bのボリューム操作部41に対してボリューム操作があった場合(ステップS208:Yes)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS209へ移行する。これに対して、操作装置4bのボリューム操作部41に対してボリューム操作がなかった場合(ステップS208:No)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS214へ移行する。
ステップS209において、操作装置4bのボリューム操作部41における調光値と現在出力している調光値との一致関係を示すフラグが「1」(Flag=1)の場合(ステップS209:Yes)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS211へ移行する。これに対して、フラグが「1」(Flag=0)でない場合(ステップS209:No)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS210へ移行する。
ステップS210において、照明制御部54は、操作装置4bのボリューム操作部41から入力された調光入力値に応じた調光指示値になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを瞬時に調光する(ステップS210)。ステップS210の後、顕微鏡システム1bは、後述するステップS214へ移行する。
ステップS211において、調光入力値が減少している場合(ステップS211:Yes)、顕微鏡システム1bは、ステップS210へ移行する。これに対して、調光入力値が減少していない場合(ステップS211:No)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS212へ移行する。
ステップS212において、照明制御部54は、調光値まで調光入力値を一定間隔で変化させながら落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに出力する。
続いて、照明制御部54は、記憶部53bに記憶された操作装置4bのボリューム操作部41における調光値と現在出力している調光値との一致関係を示すフラグを初期化(Flag=0)する(ステップS213)。ステップS213の後、顕微鏡システム1bは、後述するステップS214へ移行する。
ステップS214において、顕微鏡制御装置5bは、レボルバ103およびキューブ109cそれぞれの位置の読み込みを行う。
続いて、レボルバ103およびキューブ109cそれぞれの位置が変化している場合(ステップS215:Yes)において、顕微鏡システム1bのモードが記憶モードのとき(ステップS216:記憶モード)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS219へ移行する。これに対して、レボルバ103およびキューブ109cそれぞれの位置が変化している場合(ステップS215:Yes)において、顕微鏡システム1bのモードが再生モードのとき(ステップS216:再生モード)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS217へ移行する。
ステップS215において、レボルバ103およびキューブ109cそれぞれの位置が変化していない場合(ステップS215:No)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS220へ移行する。
ステップS217において、記憶部53bに調光値の記憶値がある場合(ステップS217:Yes)、照明制御部54は、落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aに対して、調光値の記憶値まで瞬時に調光する(ステップS218)。
続いて、照明制御部54は、操作装置4bのボリューム操作部41における調光値と現在出力している調光値との一致関係を示すフラグを「1」(Flag=1)に切り替える(ステップS219)。ステップS219の後、顕微鏡システム1bは、後述するステップS220へ移行する。
ステップS217において、記憶部53bに調光値の記憶値がない場合(ステップS217:No)、顕微鏡システム1bは、ステップS220へ移行する。
ステップS220において、操作装置4bの光量設定スイッチ43が押された場合(ステップS220:Yes)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS221へ移行する。これに対して、操作装置4bの光量設定スイッチ43が押されていない場合(ステップS220:No)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS223へ移行する。
ステップS221において、顕微鏡システム1bのモードが再生モードの場合(ステップS221:再生モード)、顕微鏡システム1bは、後述するステップS223へ移行する。これに対して、顕微鏡システム1bのモードが記憶モードの場合(ステップS221:記憶モード)、照明制御部54は、再生モード設定テーブル記憶部532に現在の対物レンズ102の倍率と、キューブ109cの種別と、調光値と、を対応付けて記憶する(ステップS222)。ステップS222の後、顕微鏡システム1bは、ステップS223へ移行する。
ステップS223において、顕微鏡システム1bが標本SPの観察を終了する場合(ステップS223:Yes)、顕微鏡システム1bは、本処理を終了する。これに対して、顕微鏡システム1bが標本SPの観察を終了しない場合(ステップS223:No)、顕微鏡システム1bは、ステップS208へ戻る。
以上説明した本発明の実施の形態4によれば、顕微鏡システム1bの電源投入直後に、照明制御部54が操作装置4bから入力された調光信号もしくは記憶部53aに記憶された調光値に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を一定間隔で増加させながら落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aを制御するので、顕微鏡システム1bの電源投入時に必要以上にボリュームを大きくしていた場合または再生モードで必要以上の大光量に設定していた場合等の原因による観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。
また、本発明の実施の形態4によれば、顕微鏡システム1bの電源投入直後の調光を行った以降に、顕微鏡システム1bが再生モードによって記憶された調光値を出力している場合、操作装置4bに対して初めてボリューム操作が行われたとき、照明制御部54が調光値に応じた光量になるように落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を一定間隔で変化させることにより、観察者の意に反した急激な光量の増加を防止することができる。
さらに、本発明の実施の形態4によれば、顕微鏡システム1bの電源投入直後の調光を行った以降に、顕微鏡システム1bのモードが再生モードの場合において、操作装置4bに対してボリューム操作がなく、レボルバ103およびキューブ109cが変化し、この変化したレボルバ103およびキューブ109cに応じた記憶値が記憶部53bに記憶されているとき、照明制御部54が記憶部53bによって記憶された記憶値に対応する光量になるように、瞬時に光量を切り替える為、観察者に対する応答性を損なう事がないので、操作性を維持することができる。
また、本発明の実施の形態4によれば、顕微鏡システム1aのモードが再生モードの場合において、操作装置4から入力さされた調光信号に対応する調光値が減少するとき、観察者が観察する標本が明るい状態から暗い状態になったとしても、観察者がまぶしさを感じないため、操作装置4から入力さされた調光信号に対応する光量に落射照明用光源109aまたは透過照明用光源111aの光量を瞬時に切り替えるので、応答性を損なうことなく光量を切り替えることができる。
(その他の実施の形態)
また、本発明の実施の形態1〜4では、タッチセンサが外部からの接触を検出している場合および近接センサが物体の近接を検出している場合、即ち、観察者が標本を観察していると検出した場合において、操作装置から調光信号が入力されたとき、所定時間経過した後に調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源または透過照明用光源の光量を制御するようにしてもよい。もちろん、タッチセンサが外部からの接触を検出していない場合および近接センサが物体の近接を検出していない場合、例えば撮像装置による撮影による標本の観察を行っている場合、照明制御部は、操作装置から入力された調光信号に応じた光量に瞬時になるように落射照明用光源または落射照明用光源の光量を制御するようにしてもよい。
また、本発明の実施の形態1〜4では、照明制御部が操作装置から調光信号が入力された場合、所定時間経過した後に、調光信号に応じた光量になるように落射照明用光源または透過照明用光源の光量を制御していたが、例えば図示しない画像処理装置のキーボード等の入力インターフェースを介して上述した所定時間を適宜変更してもよい。具体的には、対光反射時間を超える時間(1秒以上)が好ましい。
また、本発明の実施の形態1〜4では、光量指示値が連続点灯での駆動電流値に相当する値で説明していたが、落射照明用光源または落射照明用光源をPWM点灯とし、このPWM点灯におけるデューティー比を調光指示値としてもよい。
本発明では、顕微鏡装置、撮像装置および顕微鏡制御装置を備えた顕微鏡システムを例に説明したが、たとえば標本を拡大する対物レンズ、対物レンズを介して標本を撮像する撮像機能、および画像を表示する表示機能を備えた撮像装置、たとえばビデオマイクロスコープ等であっても、本発明を適用することができる。
なお、本明細書におけるフローチャートの説明では、「まず」、「その後」、「続いて」等の表現を用いてステップ間の処理の前後関係を明示していたが、本発明を実施するために必要な処理の順序は、それらの表現によって一意的に定められるわけではない。すなわち、本明細書で記載したフローチャートにおける処理の順序は、矛盾のない範囲で変更することができる。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態を含みうるものであり、特許請求の範囲によって特定される技術的思想の範囲内で種々の設計変更等を行うことが可能である。
1,1a,1b 顕微鏡システム
2 顕微鏡装置
3 撮像装置
4,4b 操作装置
5,5a,5b 顕微鏡制御装置
6 画像処理装置
31 撮像素子
41 ボリューム操作部
42 照明切替スイッチ
43 光量設定スイッチ
44 モード切替スイッチ
51 遅延部
52,54 照明制御部
53,53b 記憶部
100 本体部
101 ステージ
102,102a〜102c 対物レンズ
103 レボルバ
104 レボルバ検出部
105 焦準部
106 焦準操作部
107 タッチセンサ
108,114 近接センサ
109 落射照明光学部
109a 落射照明用光源
109b 落射照明光学系
109c キューブ
110 キューブ位置センサ
111 透過照明光学部
111a 透過照明用光源
111b 透過照明光学系
112 三眼鏡筒ユニット
113 接眼レンズ
531 調光テーブル記憶部
532 再生モード設定テーブル記憶部
SP 標本
T1,T2 調光テーブル
T3 再生モード設定テーブル

Claims (6)

  1. 顕微鏡システムであって、
    標本が載置されるステージと、
    前記標本を照明するための照明光を発光する発光LEDと、
    前記発光LEDが発光した照明光を集光して前記標本に照射する光学系と、
    前記発光LEDの光量を調整する調光信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部から前記調光信号が入力された場合、該調光信号が入力されたタイミングから所定時間遅らせて前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を制御する制御部と、
    当該顕微鏡システムの電源が投入された際に、前記発光LEDの光量を指示する光量指示値を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部が記憶する光量指示値に応じた前記発光LEDの光量より前記調光信号に応じた前記発光LEDの光量が大きい場合、前記所定時間経過した後に前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を指示する光量指示値を一定時間間隔で指数的に単調増加させて出力することによって前記発光LEDの光量を制御することを特徴とする顕微鏡システム
  2. 顕微鏡システムであって、
    標本が載置されるステージと、
    前記標本を照明するための照明光を発光する発光LEDと、
    前記発光LEDが発光した照明光を集光して前記標本に照射する光学系と、
    前記発光LEDの光量を調整する調光信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部から前記調光信号が入力された場合、該調光信号が入力されたタイミングから所定時間遅らせて前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を制御する制御部と、
    当該顕微鏡システムの電源が投入された際に、前記発光LEDの光量を指示する光量指示値を記憶する記憶部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記記憶部が記憶する光量指示値に応じた前記発光LEDの光量より前記調光信号に応じた前記発光LEDの光量が大きい場合、前記所定時間経過した後に前記調光信号に応じた光量になるように前記発光LEDにおける一定の光量を指示する等間隔な光量指示値を指数的に単調減少する関数に従って出力することによって前記発光LEDの光量を制御することを特徴とする顕微鏡システム。
  3. 標本が載置されるステージと、
    前記標本を照明するための照明光を発光する発光LEDと、
    前記発光LEDが発光した照明光を集光して前記標本に照射する光学系と、
    前記発光LEDの光量を調整する調光信号の入力を受け付ける入力部と、
    前記入力部から前記調光信号が入力され、かつ、前記調光信号が前記発光LEDの光量を増加させる指示の場合、前記調光信号が入力されたタイミングから、所定時間をかけて前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を段階的に変化させることによって、前記所定時間遅らせて前記調光信号に応じた光量となるように前記発光LEDの光量を制御する制御部と、
    を備えたことを特徴とする顕微鏡システム。
  4. 前記入力部は、前記所定時間の変更を指示する指示信号の入力を受け付けることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  5. 観察者が前記標本を観察しているか否かを検出する検出部をさらに備え、
    前記制御部は、前記検出部が前記観察者による前記標本の観察を検出した場合、前記発光LEDの光量を制御することを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
  6. 前記所定時間は、人が光に対する対光反射時間であることを特徴とする請求項1〜のいずれか一つに記載の顕微鏡システム。
JP2015131732A 2015-06-30 2015-06-30 顕微鏡システム Expired - Fee Related JP6542044B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015131732A JP6542044B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 顕微鏡システム
US15/192,836 US10191267B2 (en) 2015-06-30 2016-06-24 Microscope system
EP16176793.4A EP3112917A1 (en) 2015-06-30 2016-06-29 Microscope system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015131732A JP6542044B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 顕微鏡システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017015889A JP2017015889A (ja) 2017-01-19
JP6542044B2 true JP6542044B2 (ja) 2019-07-10

Family

ID=56289405

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015131732A Expired - Fee Related JP6542044B2 (ja) 2015-06-30 2015-06-30 顕微鏡システム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US10191267B2 (ja)
EP (1) EP3112917A1 (ja)
JP (1) JP6542044B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10166912B2 (en) * 2016-08-19 2019-01-01 Sl Corporation Automotive LED driving apparatus
JP2020071152A (ja) * 2018-10-31 2020-05-07 ソニー株式会社 免疫染色方法、免疫染色システム、および免疫染色キット
US20220075173A1 (en) * 2019-01-08 2022-03-10 Google Llc Automated microscope objective detector
US20210116377A1 (en) * 2019-10-17 2021-04-22 C2Sense, Inc. White light emissive species and related methods
KR20220098147A (ko) * 2019-10-17 2022-07-11 씨2센스, 인크. 감지 및/또는 인증을 위한 발광 이미징

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08234273A (ja) 1995-02-24 1996-09-13 Canon Inc 光学機器
US6665060B1 (en) * 1999-10-29 2003-12-16 Cytyc Corporation Cytological imaging system and method
JP2004273522A (ja) * 2003-03-05 2004-09-30 Toyoda Gosei Co Ltd 発光ダイオード制御装置及び発光ダイオード制御方法
JP2005250151A (ja) 2004-03-04 2005-09-15 Olympus Corp 顕微鏡装置、その調光方法、及びその調光プログラム
WO2010027000A1 (ja) 2008-09-03 2010-03-11 オリンパス株式会社 顕微鏡及び顕微鏡の制御方法
WO2013131062A1 (en) 2012-03-02 2013-09-06 The Regents Of The University Of California System and method for time-resolved fluorescence imaging and pulse shaping
JP2013229560A (ja) 2012-03-29 2013-11-07 Nec Corp Led駆動装置及びled駆動方法
EP2914300B1 (en) * 2012-11-01 2018-06-13 Rappaport Family Institute for Research in the Medical Sciences Light-sensitive ion channels for induction of cardiac activity

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017015889A (ja) 2017-01-19
US10191267B2 (en) 2019-01-29
US20170003487A1 (en) 2017-01-05
EP3112917A1 (en) 2017-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6542044B2 (ja) 顕微鏡システム
US8982457B2 (en) Microscope system and illumination intensity adjusting method
JP5022580B2 (ja) 内視鏡装置
JP2017517767A5 (ja)
JP2015221090A (ja) 眼科装置及びその制御方法
US9572489B2 (en) Ophthalmologic imaging apparatus, ophthalmologic imaging method, and program
JP2007089828A (ja) 眼底撮影装置
US20140104571A1 (en) Ophthalmologic imaging method, imaging apparatus, and non-transitory tangible medium
US10039449B2 (en) Slit lamp microscope
JP2014083397A (ja) 眼科装置およびその制御方法、プログラム
JP2013212217A5 (ja)
JP2018173559A (ja) 顕微鏡装置
JP2009118955A (ja) 手術用顕微鏡装置
JP2017526475A (ja) 走査型視野計
US11280989B2 (en) Disk scanning microscope system and computer-readable recording medium
JP2005250151A (ja) 顕微鏡装置、その調光方法、及びその調光プログラム
JP2014083396A (ja) 眼底撮像装置及び制御方法、プログラム
JP2011172609A (ja) 口腔内カメラ
JPH10123425A (ja) ズーム機能付き蛍光顕微鏡
JP2022095142A (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP4245696B2 (ja) 顕微鏡
JP6654749B1 (ja) カメラ装置およびir光照射方法
JP7080622B2 (ja) 撮像装置、及びその制御方法、並びにプログラム
JPH11344673A (ja) レボルバ連動照明制御装置
JP2008250238A (ja) 自動合焦装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180306

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181113

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181114

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190612

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6542044

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371