JP2014083396A - 眼底撮像装置及び制御方法、プログラム - Google Patents

眼底撮像装置及び制御方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】撮影光学系における視度補正レンズの有無にかかわらず、適切なオートフォーカスを実現可能な眼底撮像装置を提供する。
【解決手段】眼底撮像装置は、照明光を被検眼の眼底に投影する照明光学系と、眼底からの反射光を撮像素子に導く撮影光学系と、撮影光学系の光路に設けられ、撮像素子の撮像面を眼底に対して合焦させるフォーカスレンズと、光路に対して挿脱可能に設けられた視度補正レンズと、を有する。眼底撮像装置は、フォーカスレンズを駆動しながら得られる撮像素子からの信号に基づいて、合焦を検出することにより合焦を行なう。ここで、眼底撮像装置は、視度補正レンズが光路へ挿入されているか否かに応じて、合焦に用いられる合焦位置検出方法を切り替える。
【選択図】 図1

Description

本件は眼底撮影装置及び制御方法に関する。
眼底カメラにより好適な眼底像を撮影するためには、被検者ごとに眼底に対して焦点を合わせることが必要である。これは、被検眼ごとに屈折度が異なるためである。このような合焦操作を容易にするため、オートフォーカス機能を有した眼底カメラが知られている。一般に、そのような眼底カメラでは、被検者の眼底を撮影する際、観察光学系に設置されたフォーカスレンズと、照明光学系に設置され、フォーカスレンズと同期して駆動するフォーカス指標とを用いて合焦が行われる。
このとき、強度の近視や遠視を補正するための視度補正レンズが観察光学系に挿入されていると、スプリットとフォーカスの光学的関係が変化してしまう。すなわち、視度補正レンズが観察光学系に挿入されていると、フォーカスレンズとフォーカス指標の光学的な関係が崩れるため、フォーカス指標を用いた合焦が不可能となる。そのため、検者は実際の眼底像を観察しながら手動で合焦をする必要が生じる。特許文献1によれば、視度補正レンズが挿入されている場合には、フォーカスレンズの操作感度を変化させ、手動での合焦操作を行いやすくする発明が開示されている。
特開2011−189063号公報
しかしながら、合焦操作を手動で行うことは、検者にとって煩わしい作業であり、検者の熟練度が低ければ、合焦操作に時間がかかり、被検者に負担をかけてしまう。
本件は上記の課題に鑑みてなされたものであり、視度補正レンズが挿入された状態であっても、オートフォーカスが可能な眼底カメラを提供することを目的の1つとする。
なお、前記目的に限らず、後述する発明を実施するための形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも本発明の他の目的の1つとして位置付けることができる。
上記目的を達成するための本件の一態様による眼底撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、
照明光を被検眼の眼底に投影する照明光学系と、
前記眼底からの反射光を撮像手段に導く撮影光学系と、
前記撮影光学系の光路に設けられ、前記撮像手段を前記眼底に対して合焦させるフォーカスレンズと、
前記光路に対して挿脱可能に設けられた視度補正レンズと、
前記フォーカスレンズを駆動しながら得られる前記撮像手段からの信号に基づいて、合焦を検出する合焦手段と、
前記視度補正レンズが前記光路へ挿入されているか否かに応じて、前記合焦手段が用いる合焦位置検出方法を切り替える切替手段と、を備える。
本件によれば、視度補正レンズが挿入された状態であっても、オートフォーカスが可能となる。
実施形態による眼底カメラの概略構成の一例を示す図。 実施形態による第一の合焦位置検出方法の一例を説明する図。 実施形態による第一の合焦位置検出方法の一例を説明する図。 実施形態による第二の合焦位置検出方法の一例を説明する図。 実施形態による眼底カメラの撮影シーケンスの一例に係わるフローチャート。
以下、本発明を適用した眼底撮像装置の好適な実施形態を添付の図面を用いて説明する。
図1は実施形態による眼底撮像装置としての眼底カメラ100の概略の構成例を示す図である。本実施形態の眼底カメラ100は大まかに分けて撮影光源部101、観察光源部102、照明光学系103、撮影/照明光学系104、撮影光学系105から構成される。撮影光源部101または観察光源部102によって射出された光束は照明光学系103、撮影/照明光学系104を経て被検者眼底部を照明し、その眼底部の像は撮影/照明光学系104、撮影光学系105を経て撮像素子に結像される。
撮影光源部101において、11は光量検出部であり、SPCやPDなど既知の光電変換を利用したセンサである。12は撮影光源であり、ガラス管の中にキセノン(Xe)を封入し電圧を印加することで発光し、撮影時に眼底像を記録するために十分な強度の白色光を得ることが可能である。13は撮影コンデンサレンズであり、一般的な球面レンズである。14は撮影リングスリットであり、環状の開口を持った平板である。15は撮影水晶体バッフルであり、これも環状の開口を持った平板である。
観察光源部102において、16は観察光源であり、ハロゲンランプやLEDなど連続発光可能な光源であり、素子の特性やフィルタによって赤外光を発光する。17は観察コンデンサレンズであり、一般的な球面レンズである。18は観察リングスリットであり、環状の開口を持った平板である。19は観察水晶体バッフルであり、これも環状の開口を持った平板である。
照明光学系103では、撮影光源部101、観察光源部102で作られた光束をリレーするとともに、眼底像の焦点合わせのための指標像を造りこむ。照明光学系103において、20はダイクロイックミラーであり、赤外光を透過、可視光を反射する。したがって、撮影光源部101で作られた可視光による光束はダイクロイックミラー20で反射して、観察光源部102で作られた赤外光による光束はダイクロイックミラー20を透過して、照明光学系103に導光される。21は第一照明リレーレンズ、23は第二照明リレーレンズであり、これらによってリング照明は被検眼に結像される。
22はスプリットユニットであり、フォーカス指標を投影するためのスプリットLED221と、LED221から射出された光を分割するためのプリズム222、フォーカス指標の外形を示すフォーカス指標マスク223から構成される。スプリットユニット22は、これらの構成を図中に示す矢印方向224に移動させることでフォーカス指標を光軸方向にシフト移動させる移動機構と、上記の構成を観察時には照明光学系103に進入させ、撮影時には退避させる進退機構とを有する。M1はスプリットシフト駆動モータ、S1はスプリット位置センサであり、スプリットユニット22を矢印方向224にシフト駆動してフォーカス指標の焦点を合わせ、かつ、その停止位置を検出する。また、M2はスプリット進退駆動モータであり、スプリットユニット22を照明光学系103に対して進退させる。スプリット進退駆動モータM2は、観察像の中にスプリット指標を投影するために、眼底観察時には照明光学系103内にスプリットユニット22を進入させるように駆動制御される。そして、撮影時には、撮影像の中にフォーカス指標が写りこむことがないように照明光学系103からスプリットユニット22を退避させるよう駆動制御される。24は角膜バッフルであり、眼底像に不要な被検眼の角膜からの反射光の写りこみを防ぐ。
撮影/照明光学系104は、被検眼27の眼底に対して照明光束を投影するとともに、被検眼眼底像を導出する。撮影/照明光学系104において、25は穴あきミラーであり、外周部がミラー、中央部が穴となっている。照明光学系103から導かれた光束はミラー部分で反射して、対物レンズ26を介して被検眼眼底を照明する。照明された被検眼眼底像は対物レンズ26を戻り、穴あきミラー25の中央部の穴を通って撮影光学系105に導出される。
撮影光学系105は被検眼眼底像の焦点調節を行った上でこれを撮像素子に結像する。撮影光学系105において、28はフォーカスレンズであり、穴明きミラー25の中央の穴を通過した撮影光束の焦点調節行うためのレンズであり、図中の矢印方向281に移動することで焦点調節を行う。M3はフォーカスレンズ駆動モータ、S3はフォーカスレンズ位置センサであり、フォーカスレンズ28を駆動して焦点を合わせるとともに、その停止位置を検出する。29は視度補正レンズであり、フォーカスレンズで焦点調整困難な強度の近視・遠視の被検眼眼底にピントを合わせるために、光軸上に挿脱可能に設置されている。視度補正レンズ29は、凸レンズである視度補正+レンズ291、及び、凹レンズである視度補正−レンズ292を含む。M4は視度補正レンズ進退駆動モータであり、患者が強度の近視である場合には視度補正−レンズ292を、強度の遠視である場合には視度補正+レンズ291を撮影光学系105に対して進退(挿脱)させる。
31は撮像素子であり、撮影光を光電変換する。33は画像処理部であり、撮像素子31から出力された信号をモニター34、及び、システム制御部36へ出力する。内部固視灯部106はハーフミラー30によって、撮影光学系105から光路が分割され、その光路に対して内部固視灯ユニット32が対向している。内部固視灯ユニット32は複数のLEDによって構成され、検者が選択した固視部に対応した位置のLEDを点灯させる。被検者に点灯したLEDを固視させることで、検者は所望の向きの眼底像を得ることができる。
焦点操作部材35は検者が焦点操作に用いる操作部材である。焦点操作部材35の停止位置は焦点操作部材位置センサS5によって検出され、システム制御部36へ出力される。なお、この眼底カメラ100では上記の全てのセンサからの信号がシステム制御部36へ出力され、上記のすべてのモータがシステム制御部36により制御される。
図2は実施形態における第一の合焦位置検出方法によるフォーカス指標ずれの検出を説明する模式図である。第一の合焦位置検出方法では、スプリットユニット22により作成される2つのフォーカス指標が用いられる。なお、第一の合焦位置検出方法は、例えばシステム制御部36により実行される。スプリットユニット22は、フォーカスレンズ28と同期して光軸上を駆動し、撮像素子31へ2つの指標を投影する。投影された第一のフォーカス指標像42aと第二のフォーカス指標像42bはスプリットが光軸上を駆動するにつれ、互いに逆方向に移動し、2つの指標が一致したときに合焦される。図2の画像41a〜41bは、スプリットユニット22を駆動したときの、フォーカス指標像の様子を示しており、第一のフォーカス指標像42aと第二のフォーカス指標像42bをそれぞれ観察することができる。
画像41aは、画像のコントラストを評価するためのスキャンの様子を示している。ここでいうコントラストとは隣接する画素の輝度差のことである。スキャンラインとは、隣接する輝度値を求める順序を示すラインであり、画像に対して水平方向、一画素ごとの等間隔のラインである。また、コントラスト値とはスキャンラインの輝度データ中の最も大きい輝度差の値としている。
画像41aにおける、43a、43b、43cはスキャンラインの例であり、これらを用いて第一の合焦位置検出方法におけるコントラスト値の検出手法を説明する。第一の合焦位置検出手法では、フォーカス指標を表示した状態でコントラスト値を検出する。この際、フォーカス指標部は、血管など、他の眼底像に比べ輝度値が高くなる。よって、フォーカス指標とその他の部分の輝度差がコントラスト値となる。ここでは、説明のため、フォーカス指標像の輝度値を一定、また、フォーカス指標像以外の部位の輝度値を一定として説明する。
スキャンライン43aでは、第一のフォーカス指標像42a、および、第二のフォーカス指標像42bがスキャンライン内に含まれないため、すべての輝度が同一となり、その結果、スキャンライン43aでのコントラスト値は0として算出される。次に、スキャンライン43bでは、第二のフォーカス指標像42bがスキャンライン内に含まれるため、指標像以外の部分の輝度と第二のフォーカス指標像42bの左側面の輝度の差が、スキャンライン43bでのコントラスト値として算出されることになる。たとえば、指標像以外の部分の輝度を0、第二のフォーカス指標像42bの輝度を100とすると、スキャンライン43bでのコントラスト値は100となる。さらに、スキャンライン43cでは、第一のフォーカス指標像42aの左側面の輝度差が、スキャンライン43cでのコントラスト値として算出することになる。スキャンライン43bと同様に、スキャンライン43cにおけるコントラスト値は100となる。
次に、画像41a全体のコントラスト値は、上部から下部までの垂直方向の画像数に応じたライン分をスキャンし、各ラインで求めたコントラスト値を合計した値として算出される。たとえば、第一のフォーカス指標像42aの1本分の縦の長さをスキャンラインの10ライン分とすると、100×10=1000となる。このようにして、画像全体のコントラスト値を求めている。よって、画像41a〜41c中の点線で囲んだ部分が、各画像のコントラスト値となって算出されることになる。
以上説明したように、画像41aのコントラスト値は、図中の点線で囲んだフォーカス指標像42aの1本分とフォーカス指標像42bの1本分の値の合計である。同様に、画像41bでは、コントラスト値は、フォーカス指標像42aの1本分とフォーカス指標像42bの0.5本分となる。さらに、画像41cでは、コントラスト値は第一のフォーカス指標像42aの1本分となっている。たとえば、第一のフォーカス指標像42aの1本分と第二のフォーカス指標像42bの1本分の縦の長さが同じスキャンラインの10ライン分であれば、画像41aにおけるコントラスト値は100×20=2000となる。同様に、画像41bにおけるコントラスト値は100×15=1500、画像41cにおけるコントラスト値は100×10=1000となる。つまり、画像41cのコントラスト値が最も小さく、次いで画像41bのコントラスト値となり、最もコントラスト値が大きいのが、画像41aとなっている。
次に、図2で説明したコントラスト値算出の方法と、第一のフォーカス指標像42aおよび第二のフォーカス指標像42bの位置によるコントラスト値の違いを使って、フォーカス指標像のずれが最も小さくなる位置を検出する方法について説明する。図3は、そのような位置の検出について説明する図である。
図3の画像41d〜41hは、図2と同様に、撮像素子31により得られるフォーカス指標像の様子を示している。また、画像41d〜41hは、スプリットユニット22の可動可能な範囲の全域に渡って駆動したときのフォーカス指標像を示しており、第一のフォーカス指標像42aと第二のフォーカス指標像42bの様子を観察することができる。図3の下部に示したグラフは、スプリットシフト駆動モータM1によりスプリットユニット22を駆動した際のスプリットユニット22の位置に対するコントラスト値の遷移を表している。このグラフでは、画像41d〜41hの各画像から求めたコントラスト値を結んだ線が示されている。
図2を用いて説明したように、フォーカス指標像42aとフォーカス指標像42bのずれが最も小さくなる画像41fは、コントラスト値が最も小さくなっている。すなわち、画像41fとなるスプリットユニット22の位置が、フォーカス指標像のずれが最も小さくなる位置と一致する。つまり、画像41d〜41hの各画像から求めたコントラスト値のうち、最も小さい値の位置を検出すればよいことが分かる。
上記の通り、第一の合焦位置検出方法では、フォーカスレンズ28と光学的に同期して駆動する、フォーカス指標を用いて合焦位置を検出する。このように、第一の合焦位置検出方法は、スプリット像(フォーカス指標像)のズレを評価することで合焦位置を算出する、所謂スプリット合焦方式である。
図4は、本実施形態における第二の合焦位置検出方法を説明する模式図である。第二の合焦位置検出方法では、網膜上の中大血管周辺部分の画像のコントラスト値を評価し合焦位置検出を行う。なお、第二の合焦位置検出方法は、例えばシステム制御部36により実行される。図4のグラフは、フォーカスレンズ駆動モータM3によって移動されるフォーカスレンズ28の位置に対するコントラスト値の遷移を表しており、コントラスト値の算出の方法は、第一の合焦位置検出方法で用いる算出方法と同様である。ただし、第一の合焦位置検出方法では、指標像以外の部分の輝度とフォーカス指標像42a、42bの左側面の輝度の差がコントラスト成分として支配的であったが、第二の合焦位置検出方法では、フォーカス指標像を表示しない。そのため、第二の合焦位置検出方法では、網膜上の中大血管以外の部分と中大血管の両端部との輝度の差がコントラスト成分として支配的となる。
図4に示すように、フォーカスが合った状態では画像が鮮明になるため、合焦位置F1においてはコントラスト値が最大となり、ピントが大きくずれた位置F2では、コントラスト値が小さくなる。
上記の通り、第二の合焦位置検出方法では、実際撮影する画像のコントラストが最も鮮明となる位置を画像そのものから算出し合焦位置を検出する。このように、第二の合焦位置検出方法は、画像のコントラストを評価することで合焦位置を算出する、所謂コントラスト合焦方式である。このため、視度補正レンズが挿入され、フォーカスレンズ28とスプリットユニット22の光学的関係が崩れていても合焦位置の検出が可能である。
以下、眼底カメラ100の撮影シーケンスについて、図5のフローチャートを参照して説明する。不図示の操作部から撮影開始が指示されると、ステップS101以降の処理が実行される。まず、ステップS101において、システム制御部36は、観察光源16を点灯する。そして、ステップS102において、システム制御部36は、視度補正レンズ29が撮影光学系105に入っているか否かを確認する。ここで、視度補正レンズ29が撮影光学系105に入っていなければ処理はステップS103へ進み、入っていればステップS109へ進む。
ステップS103において、システム制御部36は、スプリット進退駆動モータM2を駆動し、スプリットユニット22を照明光学系103に進入させる。そして、ステップS104において、システム制御部36は、スプリットLED221を点灯する。ステップS105において、システム制御部36は、スプリットシフト駆動モータM1を駆動し、スプリットユニット22を初期位置へ移動する。ステップS106において、システム制御部36は、図2、図3により上述した第一の合焦位置検出手法によるコントラスト値を算出する。ステップS107において、システム制御部36は、スプリットユニット22が終了位置にあるか確認する。スプリットユニット22が終了位置になければ処理はステップS108へ進む。テップS108において、システム制御部36は、スプリットシフト駆動モータM1を駆動し、スプリットユニット22を所定量移動させ、移動後、処理をステップS106へ戻す。
一方、ステップS107においてスプリットユニットが終了位置にあると判定されると処理はステップS109へ進む。ステップS109において、システム制御部36は、スプリットシフト駆動モータM1を駆動し、スプリットユニット22をコントラスト値が極小となる位置へ移動する。そして、システム制御部36は、ステップS110においてスプリットLED221を消灯し、ステップS111においてスプリット進退駆動モータM2を駆動することによりスプリットユニット22を照明光学系103から退避させる。
ステップS112において、システム制御部36は、第二の合焦位置検出方法によるコントラスト評価値を算出する。ステップS113において、システム制御部36は、ステップS112で算出したコントラスト評価値が極大となるか判定する。
極大でないと判定されると、処理はステップS114へ進む。ステップS114において、システム制御部36は、フォーカスレンズ駆動モータM3により、フォーカスレンズ28を所定量移動し、移動後、処理をステップS112へ戻す。
ステップS112において、コントラスト評価値が極大となると判定されると、処理はステップS115へ進む。ステップS115において、システム制御部36は、観察光源16の発光を停止する。そして、システム制御部36は、ステップS116において撮像素子31の記録を開始させ、ステップS117において撮影光源12の発光を開始させる。ステップS118では、光量検出部11が光量の検出を行う。ステップS119において、システム制御部36は、ステップS118において光量検出部11により検出された光量が所定の光量に達したかどうか確認する。光量が所定の光量に達していなければ、処理はステップS118へ戻る。光量が所定の光量に達すると、処理はステップS119からステップS120へ進む。ステップS120において、システム制御部36は、撮影光源12の発光を停止する。そして、ステップS121において、システム制御部36は、撮像素子31による記録動作を終了する。
以上のような構成の眼底カメラでは、強度の近視・遠視の患者の眼底を撮影するために、視度補正レンズが挿入された状態であっても、オートフォーカスが可能となる。すなわち、視度補正レンズの有無にかかわらずオートフォーカスが可能となり、好適な合焦状態での撮影が容易に行える。
なお、上述した処理において、視度補正レンズ29が撮影光学系105の光路に挿入されていない場合は、第一の合焦位置検出方法を使用した後に第二の合焦位置検出方法を使用しているが、これに限られるものではない。例えば、視度補正レンズ29が撮影光学系105の光路に挿入されていない場合には、第二の合焦位置検出方法を不使用としてもよい。
また、上記実施形態では、第二の合焦位置検出方法としてコントラスト合焦方式を用いたが、これに限られるものではない。スプリット像を用いずに合焦を評価できる方式であれば、いかなる方式を用いてもよい。すなわち、視度補正レンズ29が撮影光学系の光路へ挿入されているか否かに応じた、システム制御部36が用いる合焦位置検出方法の切替において、
・視度補正レンズ29が光路に挿入されていない場合には、スプリット像のズレを評価することで合焦位置を算出するスプリット合焦方式を使用し、
・視度補正レンズ29が光路に挿入されている場合には、スプリット像を使用せずに合焦位置を検出する合焦方式を利用するようにする。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (7)

  1. 照明光を被検眼の眼底に投影する照明光学系と、
    前記眼底からの反射光を撮像手段に導く撮影光学系と、
    前記撮影光学系の光路に設けられ、前記撮像手段を前記眼底に対して合焦させるフォーカスレンズと、
    前記光路に対して挿脱可能に設けられた視度補正レンズと、
    前記フォーカスレンズを駆動しながら得られる前記撮像手段からの信号に基づいて、合焦を検出する合焦手段と、
    前記視度補正レンズが前記光路へ挿入されているか否かに応じて、前記合焦手段が用いる合焦位置検出方法を切り替える切替手段と、を備えることを特徴とする眼底撮像装置。
  2. 前記切替手段は、
    前記視度補正レンズが前記光路に挿入されていない場合には、スプリット像のズレを評価することで合焦位置を算出するスプリット合焦方式を利用し、
    前記視度補正レンズが前記光路に挿入されている場合には、前記スプリット像を用いずに合焦位置を検出する合焦方式を利用することを特徴とする請求項1に記載の眼底撮像装置。
  3. 前記合焦手段は、スプリット像のズレを評価することで合焦位置を算出するスプリット合焦方式と、画像のコントラストを評価することで合焦位置を算出するコントラスト合焦方式と、を用いることができ、
    前記切替手段は、前記光路に前記視度補正レンズが挿入されているか否かに応じて、前記スプリット合焦方式と前記コントラスト合焦方式の使用、不使用を切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の眼底撮像装置。
  4. 前記切替手段は、前記視度補正レンズが前記光路に挿入されていないときは前記スプリット合焦方式と前記コントラスト合焦方式を用い、前記視度補正レンズが前記光路に挿入されているときは、前記コントラスト合焦方式を用いるように、前記合焦手段が用いる合焦位置検出方法を切り替えることを特徴とする請求項3に記載の眼底撮像装置。
  5. 前記切替手段は、前記視度補正レンズが前記光路に挿入されていないときは前記スプリット合焦方式を用い、前記視度補正レンズが前記光路に挿入されているときは、前記コントラスト合焦方式を用いるように、前記合焦手段が用いる合焦位置検出方法を切り替えることを特徴とする請求項3に記載の眼底撮像装置。
  6. 照明光を被検眼の眼底に投影する照明光学系と、
    前記眼底からの反射光を撮像手段に導く撮影光学系と、
    前記撮影光学系の光路に設けられ、前記撮像手段を前記眼底に対して合焦させるフォーカスレンズと、
    前記光路に対して挿脱可能に設けられた視度補正レンズと、を備える眼底撮像装置の制御方法であって、
    合焦手段が、前記フォーカスレンズを駆動しながら得られる前記撮像手段からの信号に基づいて、合焦を検出する合焦工程と、
    切替手段が、前記視度補正レンズが前記光路へ挿入されているか否かに応じて、前記合焦工程で用いられる合焦位置検出方法を切り替える切替工程と、を有することを特徴とする眼底撮像装置の制御方法。
  7. コンピュータに、請求項6に記載の制御方法の各工程を実行させるためのプログラム。
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