JP6541519B2 - 画像形成装置および画像形成方法 - Google Patents
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Description
本発明は、情報処理装置の環境ヒータの構成および制御方法に関する。
従来、画像形成装置などの情報処理装置においては、急激な室温変化などの環境変動による結露や動作不良を防ぐことが求められている。以下、主に画像形成装置を例にして説明する。上述した急激な温度変化は、画像形成装置が設置された地域や季節に起因し、また、夜間や朝方の冷え込み、会社始業開始後の空調設備による急激な室温変化などの環境変動にも起因する。このような急激な温度変化により、画像が上手く形成できなくなる場合もある。
結露を防ぐために、画像形成装置を設置した後に、使用環境に応じて画像形成装置に環境ヒータを追加して結露を防止する手法が知られている。
近年、画像形成装置の更なる画質安定化と長寿命化が要求されており、その要求を満たすためには、電子写真プロセスにおいて画像形成装置の温度、特に感光ドラム周辺部の温度を一層安定化させる必要がある。また、情報処理装置一般においても、長寿命化などのために、情報処理装置の特定の部位で温度を安定化させることが要求されている。
近年、画像形成装置の更なる画質安定化と長寿命化が要求されており、その要求を満たすためには、電子写真プロセスにおいて画像形成装置の温度、特に感光ドラム周辺部の温度を一層安定化させる必要がある。また、情報処理装置一般においても、長寿命化などのために、情報処理装置の特定の部位で温度を安定化させることが要求されている。
なお、環境ヒータとしては、画像形成装置が接続されたAC(Alternating Current)商用電源を電源とするACヒータが知られている。
特許文献1は、使用される商用電源の電圧に応じて装置本体に選択的に装着される環境ヒータを開示している。
特許文献1は、使用される商用電源の電圧に応じて装置本体に選択的に装着される環境ヒータを開示している。
しかし、AC商用電源を用いたヒータは、供給される電圧が高くなるにつれて発熱量が大きくなる。従って、画像形成装置に供給されるAC電圧が異なると、それに応じてACヒータの発熱量も異なるものとなる。
画像形成装置が設置される地域により商用電源の電圧が異なる場合には、ACヒータの発熱量も異なることから、ACヒータを用いて温度を一定に保つことは困難である。このことから、AC商用電源に対してAC/DC(Alternating Current/Direct Current)変換を行って得られるDC電力を利用したDCヒータを用いることが提案されている。DCヒータは、温度を一定に保つためのヒータ(以下、環境ヒータと記載する)として用いられる。
画像形成装置が設置される地域により商用電源の電圧が異なる場合には、ACヒータの発熱量も異なることから、ACヒータを用いて温度を一定に保つことは困難である。このことから、AC商用電源に対してAC/DC(Alternating Current/Direct Current)変換を行って得られるDC電力を利用したDCヒータを用いることが提案されている。DCヒータは、温度を一定に保つためのヒータ(以下、環境ヒータと記載する)として用いられる。
特に、省エネルギーモード(以下、省エネモードと称する)を有する画像形成装置においては、省エネモード状態を制御するための制御ユニットにも給電を行う必要がある。このような制御ユニットへの給電を行うために、画像形成装置に接続されたAC商用電源からDC電源を出力する制御回路用DC電源が設けられている。
従って、環境ヒータとして上述のようにDCヒータを用いるとともに、その電源として上述した制御回路用DC電源を用いることが提案されている。
従って、環境ヒータとして上述のようにDCヒータを用いるとともに、その電源として上述した制御回路用DC電源を用いることが提案されている。
しかしながら、環境ヒータとしてDCヒータを制御回路用電源に単純に並列接続した場合には、環境ヒータが駆動されない省エネモードは別として、スタンバイや画像形成モードにおいては制御ユニットの消費電力が増加する。
従って、DC電源としては、制御ユニットの消費電力と、DCヒータの消費電力とによる電力の増加分にも対応できる高出力タイプの制御回路用電源を採用する必要がある。しかし、この場合、画像形成装置の省エネモード時の電力を増加させてしまうという課題が生じる。
従って、DC電源としては、制御ユニットの消費電力と、DCヒータの消費電力とによる電力の増加分にも対応できる高出力タイプの制御回路用電源を採用する必要がある。しかし、この場合、画像形成装置の省エネモード時の電力を増加させてしまうという課題が生じる。
制御回路用電源の出力可能電力の増加を抑えるという観点からは、DCヒータの装着箇所を削減することが好ましい。しかし、DCヒータが装着される画像読取部、給紙カセット部、画像形成部は、それぞれ独立した箇所に配置されているので、単純にDCヒータの装着数を削減することは困難である。
従って、本発明は、画像形成装置などの情報処理装置において、DCヒータを設けることで温度制御を行うとともに、情報処理装置でのDC消費電力を抑制することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の画像形成装置は、第1温度範囲が許容される第1部位、前記第1温度範囲よりも許容温度範囲が狭い第2温度範囲が許容される第2部位、および、直流電源を有する。この画像形成装置は、前記第1部位に配置されて交流電源からの給電を受ける第1ヒータと、前記第2部位に配置されて前記直流電源からの給電を受ける第2ヒータと、を有し、前記第1ヒータは、前記第1部位の温度が前記第1温度範囲の範囲内となるように制御され、前記第2ヒータは、前記第2部位の温度が前記第2温度範囲の範囲内となるように制御されることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置などの情報処理装置において、DCヒータを設けることで温度制御を行うとともに、情報処理装置でのDC消費電力が抑制される。
以下、図面を参照して本発明の画像形成装置の第1実施形態を説明する。図1(a)は、画像形成装置1を斜め背面側から見た一部透過斜視図、(b)は、画像形成装置1に設けられたシステムコントローラ117の機能ブロック図である。また、図2は、画像形成装置1の制御ブロック図である。
図1(a)に示されるように、画像形成装置1は、画像エンジン部101、画像読取部102および原稿給送部103という3つのパーツにより構成される。
ACコード104は、AC商用電源に接続され、プリンタが設置される地域に合わせてそのプラグ形状が異なるものとされている。AC商用電源は、ACコード104とインレット105とを介して装置に給電される。
本体電源118は、制御回路用DC電源201と、負荷駆動用AC電源205と、を有する。
ACコード104は、AC商用電源に接続され、プリンタが設置される地域に合わせてそのプラグ形状が異なるものとされている。AC商用電源は、ACコード104とインレット105とを介して装置に給電される。
本体電源118は、制御回路用DC電源201と、負荷駆動用AC電源205と、を有する。
なお、図面の簡略化のために、制御回路用DC電源201および負荷駆動用AC電源205は図2にのみ記載し、図1(a)には記載していない。本体電源の詳細は、図2を参照して後述する。
制御回路用DC電源201は、AC商用電源からのAC電力により駆動されてDC電力を出力する。このDC電力は、電源配電部であるリレーボード116を通じて、システムコントローラ117や図示しないモータやソレノイドなどの駆動負荷に供給される。
制御回路用DC電源201は、AC商用電源からのAC電力により駆動されてDC電力を出力する。このDC電力は、電源配電部であるリレーボード116を通じて、システムコントローラ117や図示しないモータやソレノイドなどの駆動負荷に供給される。
本実施形態の画像形成装置は、後述の通常電力モードから省エネモードへ移行可能な構成である。図1(a)において、モード切り替えスイッチ123は、電力消費が抑制される省エネモードへの移行要求や省エネモードからの復帰要求をユーザの手動操作により受け付けるスイッチである。ユーザがモード切り替えスイッチ123を押下げることで画像形成装置の電力モードを切り替えることができる。以下、省エネモードを第1モード、省エネモード以外のモードである通常電力モード、例えばスタンバイモードや画像形成モード、を第2モードと記載する場合がある。通常電力モードは、画像形成の開始を待機しているときのスタンバイモードと画像形成を行っている画像形成動作モードのときの電力モードであり、省エネモード時よりも消費電力が大きい。モード切り替えスイッチ123が押下げられると、後述するように、CPU131は省エネモードで動作する。
図1(a)および図2において、ヒータ111a、111b、111cは、それぞれ所定の抵抗値Rha、Rhb,Rhcを有する抵抗体であり、供給される電圧により発熱量(消費電力)が決定される。また、電界効果トランジスタ(以下、FETと記載する)206は、ヒータ111b、111cへの給電を遮断する第1遮断手段として動作する。FET207は、ヒータ111aへの給電を遮断する第2遮断手段として動作する。即ち、FET206,207は信号によりオンオフされるスイッチである。
本実施例では、画像形成部125にはヒータ111a、画像読取部内部にはヒータ111b、記録紙が格納されている給紙カセット124にはヒータ111cが配置されている。ユーザにより手動で切替られる環境スイッチ122がONの状態である場合、これら各部位に配置されたヒータ111a〜111cへの給電が可能となる。また、環境スイッチ122がOFFの状態である場合、これらヒータに給電を行うためのFET206、207がOFFになり、ヒータ111a〜111cに給電を行うことはできない。
図1(b)に示されるように、システムコントローラ117は、CPU131、制御プログラムが書き込まれたROM132、処理を行うためのRAM133を有する。更に、システムコントローラ117は、装置の電源OFF時であっても記録内容を維持するための不揮発性メモリであるSRAM134、I/Oポート135を有する。CPU131、ROM132、RAM133、SRAM134、I/Oポート135は、バス140により相互接続されている。システムコントローラ117は、CPU131を通じて、図2に示される第1制御回路202および第2制御回路203を制御する。
また、システムコントローラ117は、負荷駆動用AC電源205については、省エネモード時には動作せずにその他のモードにおいては動作するように制御する。一方、システムコントローラ117は、制御回路用DC電源201については、省エネモードおよびその他のモードのいずれにおいても動作するよう制御する。
I/Oポート135には、図1に示される画像形成部125の感光体ドラムや現像ユニットを動作させるモータやソレノイドなどの駆動負荷、紙の位置を検知するセンサ、定着装置などが接続されている。更に、I/Oポート180には、画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度を検知する環境センサ190が接続されている。CPU131は、ROM132の内容に従ってI/Oポート135を介して順次入出力の制御を行い、画像形成動作を実行する。
I/Oポート135には、図1に示される画像形成部125の感光体ドラムや現像ユニットを動作させるモータやソレノイドなどの駆動負荷、紙の位置を検知するセンサ、定着装置などが接続されている。更に、I/Oポート180には、画像形成装置が設置されている環境の温度及び湿度を検知する環境センサ190が接続されている。CPU131は、ROM132の内容に従ってI/Oポート135を介して順次入出力の制御を行い、画像形成動作を実行する。
図2に示されるように、本体電源ACコード104のプラグが商用コンセントに接続されると、システムコントローラ117に接続された制御回路用DC電源201に電力が供給される。また、本体電源ACコード104は、リレー204を通じて負荷駆動用AC電源205に電力を供給する。
制御回路用DC電源201は、環境スイッチ122およびFET206およびリレー224に接続される。即ち、環境スイッチ122は、制御回路用DC電源201とヒータ111aとの間の直流電源ラインに配置されている。リレー224には、ヒータ111bの温度制御部221およびヒータ111cの温度制御部222が接続されている。
制御回路用DC電源201は、環境スイッチ122およびFET206およびリレー224に接続される。即ち、環境スイッチ122は、制御回路用DC電源201とヒータ111aとの間の直流電源ラインに配置されている。リレー224には、ヒータ111bの温度制御部221およびヒータ111cの温度制御部222が接続されている。
図示されるように、システムコントローラ117は、第1制御回路202および第2制御回路203を有する。第1制御回路202は、ヒータ111aの温度検知部220から温度を取得し、FET207を通じてヒータ111aの温度を制御する。第2制御回路は、負荷駆動用AC電源205に接続された画像形成部125の感光体ドラムや現像ユニットを動作させるモータやソレノイドなどの駆動負荷を制御する。
次に、図3に示す制御フローチャートにより、画像形成装置1のシステムコントローラ117が実行する処理の概略を説明する。特に断りのない限り、以下の処理は、システムコントローラ117がCPU131を通じて実行する。
AC商用電源によりACコード104を通じて情報処理装置1に給電が開始されると、制御回路用DC電源201からシステムコントローラ117に電力が供給される。
AC商用電源によりACコード104を通じて情報処理装置1に給電が開始されると、制御回路用DC電源201からシステムコントローラ117に電力が供給される。
システムコントローラ117のCPU131は、負荷駆動用AC電源205の起動や画像形成装置の状態確認および各種調整などの処理を実行する起動シーケンスを実行し(S301)、スタンバイモードへと状態遷移する(S302)。その後、CPU131は、外部接続された機器や画像読取部(102)などからの画像形成要求があるか否かを判定する(S303)。
画像形成要求がある場合(S303:Y)、CPU131は、画像形成動作を行い(S304)、再びスタンバイモードへと移行する。画像形成要求がない場合(S303:N)、モード切り替えスイッチ123の押下などにより省エネモード移行要求が入力されるか否かを判定する(S305)。
移行要求がないと判定された場合(S305:N)、CPU131は、再度S302を実行する。移行要求があると判定された場合(S305:Y)、CPU131は、省エネモード移行シーケンスを実施し(S306)、省エネモードへと状態推移する(S307)。省エネモード移行シーケンスでは、第2制御回路203の動作が停止され、かつ、負荷駆動用AC電源205も動作が停止される。なお、第1制御回路202および制御回路用電源201については、省エネモードに入った後でも動作継続する。
その後、CPU131は、モード切り替えスイッチ123が押下げられることなどにより省エネモード復帰要求が入力されたかを判定する(S308)。入力されていない場合には、CPU131は、再度S307を実行する。入力されていた場合には、CPU131は、後述する省エネモードからの復帰シーケンスを実施して(S309)スタンバイモードへと移行する。更に、CPU131は、制御終了指示が入力されたか否かを判定し(S310)、制御終了指示があった場合には(S310:Y)、処理を終了する。制御終了指示がない場合には(S310:N)、再度S302を実行する。
図1および図2を参照すると、画像形成装置1のACコード104のプラグがAC商用電源コンセントに接続されると、AC商用電源が制御回路用DC電源201に供給される。制御回路用DC電源201は、システムコントローラ117に電力を供給する。
システムコントローラ117は、通常電力モード(スタンバイモードおよび画像形成モード)時及び省エネモード時において動作している第1制御回路202と、省エネモード時には動作せず、通常電力モードに動作する第2制御回路203とを有する。システムコントローラ117は、省エネモードへの移行要求信号又は省エネモードからの復帰要求信号がモード切り替えスイッチ123から入力された際、入力信号に応じて、CPU131を通じて以下の動作を行う。
1)第2制御回路203の起動(省エネモードからの復帰時)および停止制御(省エネモードへの移行時)。
2)リレー204を駆動することによる負荷駆動用AC電源205の起動(省エネモードからの復帰時)および停止制御(省エネモードへの移行時)。
3)FET207を駆動することによる制御回路用DC電源201からのヒータ111aへの給電(省エネモードからの復帰時)および遮断制御(省エネモードへの移行時)。
4)FET206を駆動し、リレー224を駆動することにより、AC商用電源からのヒータ111b、111cへの給電(省エネモードからの復帰時)および遮断制御(省エネモードへの移行時)。
1)第2制御回路203の起動(省エネモードからの復帰時)および停止制御(省エネモードへの移行時)。
2)リレー204を駆動することによる負荷駆動用AC電源205の起動(省エネモードからの復帰時)および停止制御(省エネモードへの移行時)。
3)FET207を駆動することによる制御回路用DC電源201からのヒータ111aへの給電(省エネモードからの復帰時)および遮断制御(省エネモードへの移行時)。
4)FET206を駆動し、リレー224を駆動することにより、AC商用電源からのヒータ111b、111cへの給電(省エネモードからの復帰時)および遮断制御(省エネモードへの移行時)。
省エネモードからの復帰要求、省エネモードへの移行要求としては、前述のモード切り替えスイッチ123の押下げの他に、外部接続された機器からの画像形成要求などがある。
なお、本実施例では、環境スイッチ122がONの状態のときのみ上記3)、4)での給電が可能となっている。また、環境スイッチ122がない場合でも第1制御回路が環境ヒータであるヒータ111a、111b、111cへの通電状態を制御することで環境ヒータを常に非給電状態にすることは可能である。
なお、本実施例では、環境スイッチ122がONの状態のときのみ上記3)、4)での給電が可能となっている。また、環境スイッチ122がない場合でも第1制御回路が環境ヒータであるヒータ111a、111b、111cへの通電状態を制御することで環境ヒータを常に非給電状態にすることは可能である。
負荷駆動用AC電源205には、画像読取動作、および画像形成動作に必要な駆動負荷、検出素子およびそれらを制御する制御ユニットが接続される。
環境スイッチ122がOFFのときは、制御回路用DC電源201からヒータ111aへの給電は行われない。また、ヒータ111b、111cは、リレー224を介してACコード104から給電が行われる。リレー224は、FET206を介して第1制御回路202により制御されるが、環境スイッチ122がOFFの場合にはFET206に給電が行われない。この場合、リレー224を通じてのヒータ111b、111cへの給電は行われない。
従って、環境スイッチ122がOFFの場合には、ヒータ111a、111b、111cへの給電はいずれも行われないものとなっている。
環境スイッチ122がOFFのときは、制御回路用DC電源201からヒータ111aへの給電は行われない。また、ヒータ111b、111cは、リレー224を介してACコード104から給電が行われる。リレー224は、FET206を介して第1制御回路202により制御されるが、環境スイッチ122がOFFの場合にはFET206に給電が行われない。この場合、リレー224を通じてのヒータ111b、111cへの給電は行われない。
従って、環境スイッチ122がOFFの場合には、ヒータ111a、111b、111cへの給電はいずれも行われないものとなっている。
続いて、図4を用いて、ヒータ111a,111bにおける温度状態を示す。なお、ヒータ111cの動作はヒータ111bの動作と同様であるので説明を省略する。この実施形態では、ヒータ111b、111cには温度制御部221、222が設けられており、温度制御手段としてサーマルリードスイッチが取り付けられている。
サーマルリードスイッチは、温度制御部221で測定された温度が所定の温度(T2)以下のときにはヒータ111bへの通電を可能としてヒータ111bの加熱を可能とする。一方、通電によりヒータ111bが加熱されて温度制御221で測定された温度がT2よりも高温である所定の温度(T1)に達すると、ヒータ111bへの給電を遮断する。給電を遮断した後に、温度制御部221で測定された温度がT2に達すると、再度ヒータ111bへの給電を行う。なお、通常T1とT2の温度差は5℃程度に設定され、この実施形態でも5℃としている。
ヒータ111bは、入力電圧Vinによりその発熱量が変化する。ヒータ111bの抵抗がRhbの場合、ヒータの発熱量は(Vin)2/Rhbとなる。
ヒータ111bは、入力電圧Vinによりその発熱量が変化する。ヒータ111bの抵抗がRhbの場合、ヒータの発熱量は(Vin)2/Rhbとなる。
図4(a)に、ACコード104を通じて入力される電圧が90V、100Vおよび110Vであるときのヒータ111bの温度遷移と、ヒータ111bが設置された部位である画像読取部の雰囲気温度の温度遷移を示す。以下、画像読取部などの雰囲気温度を、単に画像読取部などの温度と記載する。なお、図4(a)において、縦軸は温度(℃)、横軸は時間(t)を表す。
ヒータの温度推移はT1とT2の間の3つの曲線で表される。また、ヒータにより温められる画像読取部の温度は、T2の下部にある3つの曲線で示す。図中、点線は110V、直線は100V、鎖線は90Vにおける温度変化を表す。なお、画像読取部には、画像形成装置の動作に支障を来さないための許容温度範囲が定められている。
ヒータの温度推移はT1とT2の間の3つの曲線で表される。また、ヒータにより温められる画像読取部の温度は、T2の下部にある3つの曲線で示す。図中、点線は110V、直線は100V、鎖線は90Vにおける温度変化を表す。なお、画像読取部には、画像形成装置の動作に支障を来さないための許容温度範囲が定められている。
それぞれの電圧における温度遷移は図中に示されたとおりであり、いずれの電圧においても、ヒータ111bの温度は、T2以上かつT1以下となるように制御されている。
電圧として90Vが入力された場合、ヒータの発熱量は100V入力に対して約2割少なくなり、110Vが入力された場合、ヒータの発熱量は100V入力に対して約2割多くなる。図4(a)のT2の下部にある3つの曲線に示されるように、画像読取部の温度は、入力電圧Vinが110Vのときが一番高く、90Vのときが一番低くなっている。以上の説明は交流電源により駆動されるヒータ111cについても同様に適用される。
これら3つの曲線における最大温度をR1、最小温度をR2としてグラフに示した。電源電圧が90V〜110Vである場合、画像読取部内部に設けられたヒータ111bの温度はR2〜R1で示される温度範囲の範囲内(第1温度範囲内)となる。図示されるように、この温度範囲は、約4〜5℃程度となっている。
電圧として90Vが入力された場合、ヒータの発熱量は100V入力に対して約2割少なくなり、110Vが入力された場合、ヒータの発熱量は100V入力に対して約2割多くなる。図4(a)のT2の下部にある3つの曲線に示されるように、画像読取部の温度は、入力電圧Vinが110Vのときが一番高く、90Vのときが一番低くなっている。以上の説明は交流電源により駆動されるヒータ111cについても同様に適用される。
これら3つの曲線における最大温度をR1、最小温度をR2としてグラフに示した。電源電圧が90V〜110Vである場合、画像読取部内部に設けられたヒータ111bの温度はR2〜R1で示される温度範囲の範囲内(第1温度範囲内)となる。図示されるように、この温度範囲は、約4〜5℃程度となっている。
更に、交流電源を用いたヒータ111b、111cにおいては、電源電圧が110Vの場合、その温度の変動範囲は、電源電圧が90Vの場合に比較して大きくなる。また、画像形成装置1が配置される地域において供給される交流電源電圧が90V〜110Vである場合、画像読取部内部の雰囲気温度はR1〜R2の温度範囲となる。供給される交流電源電圧が90Vより小さい、又は110Vより大きい地域に画像形成装置1が配置された場合、第1温度範囲は更に広くなる。
このように、AC電源により駆動されるヒータ111b、111cにおいては、その平均温度および目標温度からの逸脱(以下、温度リップルと記載する)がAC商用電源の電圧変動に応じて変動する。従って、安定した温度制御を行うことは困難である。
このように、AC電源により駆動されるヒータ111b、111cにおいては、その平均温度および目標温度からの逸脱(以下、温度リップルと記載する)がAC商用電源の電圧変動に応じて変動する。従って、安定した温度制御を行うことは困難である。
しかしながら、ヒータ111bおよびヒータ111cが設置される画像読取部102および給紙カセット124は、温度リップルの発生や平均温度の変化による性能への影響は、画像形成部などに比較して軽微である。そのため、画像形成装置に入力される平均的な電圧(例えば100V,120V,240V)に応じて同程度の発熱量(消費電力)となる環境ヒータを設置すればよい。
一方、ヒータ111aが配置される画像形成部125には、感光体ドラムや現像器のように精密な温度管理が必要とされるパーツが設けられている。詳細には、温度が高くなるとトナーが凝集してしまうことから、例えば画像形成部の温度を40℃よりも低く保つ必要がある。従って、画像形成部の許容温度範囲は、画像形成装置の動作に支障を来さないために、画像読取部の許容温度範囲よりも狭くなっている。現像器内のトナー帯電量の安定・結露の防止など、適正な画像形成を行うには、画像形成部の温度を35℃程度に保てばよい。
DCヒータは、電圧が安定しているDC電源を用いることから、リップルが少ない温度調整制御が可能となる。従って、ヒータ111aとしては、DCヒータを用いている。ヒータ111aの電源としては、省エネモードでもDC電源を供給可能な制御回路用DC電源201が用いる。
本実施形態で用いられる制御回路用DC電源201は、AC電源を入力として5V±2%の精度でDC電力を出力可能である。この精度は、入力されるAC商用電源の電圧変動には依存しない。
本実施形態で用いられる制御回路用DC電源201は、AC電源を入力として5V±2%の精度でDC電力を出力可能である。この精度は、入力されるAC商用電源の電圧変動には依存しない。
図4(b)に、ヒータ111aの温度推移を、図4(c)に、後述する第1制御回路202AによりOFF/ON制御されるFET207の状態を示す。なお、図4(b)において、縦軸は温度(℃)、横軸は時間(t)を表し、図4(c)において、縦軸はFETのON/OFFを、横軸は時間(t)を表す。
図4(b)に示されるように、ヒータ111aの温度は、Tb以上かつTa以下となるように制御されている。図示されるように、TbとTaとの温度差は、T2とT1との温度差である5℃よりも小さく設定されている。この実施形態では、3℃としている。
また、画像読取部に設けられたヒータ111aの雰囲気温度の最大温度をR3、最小温度をR4として図4(b)に示す。図4(b)の温度Tbの下の曲線に示されるヒータ111aの雰囲気温度はR3〜R4で示される温度範囲(第2温度範囲)となる。ヒータ111aは直流電源から給電されており、図示されるように、R3〜R4で表される第2温度範囲は、1℃程度となっている。つまり、第2温度範囲は、交流電源から給電されるヒータ111bの第1温度範囲よりも狭くなっている。
図4(b)に示されるように、ヒータ111aの温度は、Tb以上かつTa以下となるように制御されている。図示されるように、TbとTaとの温度差は、T2とT1との温度差である5℃よりも小さく設定されている。この実施形態では、3℃としている。
また、画像読取部に設けられたヒータ111aの雰囲気温度の最大温度をR3、最小温度をR4として図4(b)に示す。図4(b)の温度Tbの下の曲線に示されるヒータ111aの雰囲気温度はR3〜R4で示される温度範囲(第2温度範囲)となる。ヒータ111aは直流電源から給電されており、図示されるように、R3〜R4で表される第2温度範囲は、1℃程度となっている。つまり、第2温度範囲は、交流電源から給電されるヒータ111bの第1温度範囲よりも狭くなっている。
ヒータ111aの発熱量は、制御回路用DC電源201の電圧Vaと、ヒータ111aの抵抗値Rhaにより(Va)2/Rhaとなる。制御回路用DC電源201の電圧Vaは該電源に入力されるAC商用電源の電圧に依存しないので、安定した発熱量が確保される。従って、温度リップルも小さく、また、平均温度も安定化させることが可能である。
次に、図5(a)、(b)に示されるフローチャートを参照して、ヒータ111aにおける温度制御を説明する。特に断りのない限り、各処理はCPU131によって実行される。
図5(a)は、図3のS309における省エネモードからの復帰処理の詳細を表すフローチャートである。図3のS308における判定結果がYである場合、CPU131は、省エネモードからの復帰要求信号などの、省エネモードから通常モードへと復帰する要求があるか否かを判定する(S501)。省エネモードからの復帰要求がない場合(S501:N)は、温度調整シーケンスに移行し(S502)、再度ステップS501を実行する。
図5(a)は、図3のS309における省エネモードからの復帰処理の詳細を表すフローチャートである。図3のS308における判定結果がYである場合、CPU131は、省エネモードからの復帰要求信号などの、省エネモードから通常モードへと復帰する要求があるか否かを判定する(S501)。省エネモードからの復帰要求がない場合(S501:N)は、温度調整シーケンスに移行し(S502)、再度ステップS501を実行する。
省エネモードからの復帰要求があった場合(S501:Y)、第2制御回路203を起動して画像形成に備える(S503)。その後、CPU131は、リレー204をONにすることで負荷駆動用AC電源205を駆動し(S504)、画像形成動作が可能な状態とする。続いて、CPU131は、ヒータ111a、111b、111cの温度調整が必要か否かを判定する(S505)。
環境ヒータを動作させる目的の1つは結露の発生を防ぐことであることから、S505では、結露が発生する状況であるか否かを判定する。詳細には、画像形成装置の環境が20度±5度、湿度が40%前後であれば、環境ヒータ111b、111cによる温度調整は不要である。
環境ヒータを動作させる目的の1つは結露の発生を防ぐことであることから、S505では、結露が発生する状況であるか否かを判定する。詳細には、画像形成装置の環境が20度±5度、湿度が40%前後であれば、環境ヒータ111b、111cによる温度調整は不要である。
CPU131は、ヒータの温度調整が必要ではないと判定した場合(S505:N)、図3に示されるS310を実行する。ヒータの温度調整が必要であると判定した場合(S505:Y)、CPU131は、温度調整シーケンス図5(b)に示される温度調整シーケンスへと移行する(S506)。なお、CPU131は、環境センサ190により検知される温度及び湿度に基づいて温度制御が必要か否かを判断する。
図5(b)に示されるように、温度調整シーケンスでは、CPU131はFET206をONにする。このとき、環境スイッチ122がONであれば、リレー224がONとなり、ヒータ111b、111cの温度制御部221、222にそれぞれ通電が行われる(S507)。温度制御部221、222は、それぞれヒータ111b、111cの温度が、図4に示されるように温度T1〜T2の間となるように温度制御を行う。
続いて、ヒータ111aの温度検知部220で検知された温度が所定温度Ta以上か否かを判定する(S508)。検出された温度がTa以上の場合(S508:Y)、CPU131は、FET207をOFFにしてヒータ111aへの給電を遮断し(S509)、図3のS310を実行する。
温度検知部220で検知された温度がTaよりも低い場合(S508:N)、CPU131は、検知された温度が、Taよりも低い温度である所定温度Tb以下であるか否かを判定する(S510)。Tb以下の場合(S510:Y)、CPU131は、FET207をONにして給電を許可する(S511)。これにより、環境スイッチ122がONとされている場合は、ヒータ111aが給電により加熱され、CPU131は、図3のS310を実行する。
一方、検出された温度がTbより高い場合(S510:N)、CPU131は、FET207の状態を保持し、図3のS310を実行する。
一方、検出された温度がTbより高い場合(S510:N)、CPU131は、FET207の状態を保持し、図3のS310を実行する。
第1実施形態では、省エネモードにおいては、第1制御回路202および制御回路用DC電源201を動作させ、第2制御回路203および負荷駆動用AC電源205の動作は停止している。このように第2制御回路203および負荷駆動用AC電源205の動作を停止することで、省エネモードにおいて消費電力を抑制している。
また、ヒータ111aについては、精密な温度管理が必要で許容される温度範囲が狭い画像形成部125に設けられることから、DCヒータを用いて精密な温度管理を可能としている。一方、画像読取部102および給紙カセットに配置されるヒータ111b、111cには、許容される温度範囲が比較的広いことから、AC電源で駆動されるACヒータを用いている。
また、ヒータ111aについては、精密な温度管理が必要で許容される温度範囲が狭い画像形成部125に設けられることから、DCヒータを用いて精密な温度管理を可能としている。一方、画像読取部102および給紙カセットに配置されるヒータ111b、111cには、許容される温度範囲が比較的広いことから、AC電源で駆動されるACヒータを用いている。
このように、省エネモード時にDC電力により駆動されるヒータの数を抑制することで、消費電力を小さく抑えることができる。
また、第1実施形態では、ヒータ111aの温度制御は第1制御回路202が実行し、ヒータ111b、111cの温度制御についてはそれぞれ温度制御部221、222で実行する。つまり、ヒータ111b、111cについては、第1制御回路202は給電を行うか否かを判定し、温度制御については、温度制御部221、222が実行する。
また、第1実施形態では、ヒータ111aの温度制御は第1制御回路202が実行し、ヒータ111b、111cの温度制御についてはそれぞれ温度制御部221、222で実行する。つまり、ヒータ111b、111cについては、第1制御回路202は給電を行うか否かを判定し、温度制御については、温度制御部221、222が実行する。
次に、第2実施形態を説明する。なお、以下の説明では、第1実施形態と同一の部分については説明を省略する。
図6に、第2実施形態に係る画像形成装置2の機能ブロック図を示す。
第1実施形態では、第1制御回路202はFET206およびリレー224を通じてヒータ111bおよびヒータ111cに給電制御を行っていた。
しかし、第2実施形態では、図6に示されるように、ヒータ111bについてはFET206および双方向サイリスタ624を通じて給電制御を行う。また、ヒータ111cについては、FET606および双方向サイリスタ625を通じて給電制御を行う。
従って、第2実施形態では、ヒータ111bとヒータ111cは個別に給電制御がなされる。また、ヒータ111bには温度検知部621が、ヒータ111cには温度検知部622が設けられている。その他の構成は、図2に示される画像形成装置1と同様である。
第1実施形態では、第1制御回路202はFET206およびリレー224を通じてヒータ111bおよびヒータ111cに給電制御を行っていた。
しかし、第2実施形態では、図6に示されるように、ヒータ111bについてはFET206および双方向サイリスタ624を通じて給電制御を行う。また、ヒータ111cについては、FET606および双方向サイリスタ625を通じて給電制御を行う。
従って、第2実施形態では、ヒータ111bとヒータ111cは個別に給電制御がなされる。また、ヒータ111bには温度検知部621が、ヒータ111cには温度検知部622が設けられている。その他の構成は、図2に示される画像形成装置1と同様である。
システムコントローラ117は、省エネモードへの移行要求信号又は省エネモードからの復帰要求信号がモード切り替えスイッチ123から入力された際に、入力信号に応じて以下の動作を行う。
1)第2制御回路203の起動および停止制御、
2)リレー204を駆動することによる負荷駆動用AC電源205の起動および停止制御、
3)FET207を駆動することによる制御回路用DC電源201からのヒータ111aへの給電および遮断制御、
4)FET206を駆動して双方向サイリスタ624を駆動することによる、AC商用電源からヒータ111bへの給電および遮断制御、および、
5)FET606を駆動し、双方向サイリスタ625を駆動することによる、AC商用電源からヒータ111cへの給電および遮断制御。
1)第2制御回路203の起動および停止制御、
2)リレー204を駆動することによる負荷駆動用AC電源205の起動および停止制御、
3)FET207を駆動することによる制御回路用DC電源201からのヒータ111aへの給電および遮断制御、
4)FET206を駆動して双方向サイリスタ624を駆動することによる、AC商用電源からヒータ111bへの給電および遮断制御、および、
5)FET606を駆動し、双方向サイリスタ625を駆動することによる、AC商用電源からヒータ111cへの給電および遮断制御。
省エネモード復帰要求、移行要求としては、前述のモード切り替えスイッチ123の押下げの他に、外部接続された機器からの画像形成要求などがある。
本実施形態では、上述のように、環境スイッチ122がONの状態のときにのみ、上記3)、4)、5)での給電が可能となっている。また、環境スイッチ122がない場合でも、第1制御回路202が環境ヒータであるヒータ111a、111b、111cへの通電状態を制御することで環境ヒータを常に非給電状態にする構成としてもよい。
負荷駆動用AC電源205には、画像読取動作、および画像形成動作に必要な駆動負荷、検出素子およびそれらを制御する制御ユニットが接続されている。
本実施形態では、上述のように、環境スイッチ122がONの状態のときにのみ、上記3)、4)、5)での給電が可能となっている。また、環境スイッチ122がない場合でも、第1制御回路202が環境ヒータであるヒータ111a、111b、111cへの通電状態を制御することで環境ヒータを常に非給電状態にする構成としてもよい。
負荷駆動用AC電源205には、画像読取動作、および画像形成動作に必要な駆動負荷、検出素子およびそれらを制御する制御ユニットが接続されている。
画像形成装置2において、環境スイッチ122がOFFのときは、制御回路用DC電源201からヒータ111aへの給電は行われない。また、ヒータ111b、111cへの給電を行う双方向サイリスタ624,625への給電も行われず、これらをONにすることができない。従って、環境スイッチ122がOFFのときは、環境ヒータであるヒータ111a、111b、111cへの給電が遮断される。
第2実施形態の画像形成装置2は、第1実施形態と同様に、図3に示す制御フローチャートに示される処理を実行する。また、図3のS309においては、第1実施形態と同様に、図5(a)に示される省エネモードからの復帰シーケンスが実行される。
第1実施形態では、図5(a)のS506において、図5(b)に示される温度調整シーケンスが実行される。第2実施形態では、図5(b)の制御を行った後に、更に、図7に示される温度調整シーケンスが実行される。
第1実施形態では、図5(a)のS506において、図5(b)に示される温度調整シーケンスが実行される。第2実施形態では、図5(b)の制御を行った後に、更に、図7に示される温度調整シーケンスが実行される。
以下、図7のフローチャートを参照してこの温度調整シーケンスによるヒータ111bの制御を説明する。なお、ヒータ111cの制御はヒータ111bと同様であることから、説明を省略する。
CPU131は、ヒータ111bの温度検知部621で検知された温度が所定温度T1以上であるか否かを判定する(S701)。検出された温度がT1以上の場合(S701:Y)、CPU131は、FET206をOFFにして、制御回路用DC電源からヒータ111bへの給電を遮断し(S702)、後述するS705を実行する。
CPU131は、ヒータ111bの温度検知部621で検知された温度が所定温度T1以上であるか否かを判定する(S701)。検出された温度がT1以上の場合(S701:Y)、CPU131は、FET206をOFFにして、制御回路用DC電源からヒータ111bへの給電を遮断し(S702)、後述するS705を実行する。
温度検知部621で検知された温度がT1よりも低い場合(S701:N)、CPU131は、検知された温度が、T1よりも低い温度である所定温度T2以下であるか否かを判定する(S703)。T2以下の場合、(S703:Y)、CPU131は、FET206をONにして給電を許可する(S704)。これにより、環境スイッチ122がONとされている場合は、ヒータ111bが給電により加熱される。その後、CPU131は、後述するS705を実行する。一方、検出された温度がT2よりも大きい場合(S703:N)、CPU131は、FET206の状態を保持する。
その後、CPU131は、ヒータ111cの温度検知部622で検知された温度が所定温度T1以上であるか否かを判定する(S705)。検出された温度がT1以上の場合(S705:Y)、CPU131は、FET606をOFFにして、制御回路用DC電源からヒータ111bへの給電を遮断し(S706)、図3のS310を実行する。
温度検知部621で検知された温度がT1よりも低い場合(S705:N)、CPU131は、検知された温度が、T1よりも低い温度である所定温度T2以下であるか否かを判定する(S707)。T2以下の場合、(S707:Y)、CPU131は、FET206をONにして給電を許可する(S708)。これにより、環境スイッチ122がONとされている場合は、ヒータ111bが給電により加熱される。その後、CPU131は、図3のS310を実行する。一方、検出された温度がT2よりも大きい場合(S707:N)、CPU131は、FET206の状態を保持して図3のS310を実行する。
第2実施形態では、第1実施形態と同様に、省エネモードにおいて第2制御回路203および負荷駆動用AC電源205の動作を停止することで、消費電力を抑制している。また、ヒータ111aについては、精密な温度管理が必要で許容される温度範囲が狭い画像形成部125に設けられることから、DCヒータを用いて精密な温度管理を可能としている。一方、画像読取部102および給紙カセットに配置されるヒータ111b、111cには、許容される温度範囲が比較的広いことから、AC商用電源で駆動されるACヒータを用いている。
このように、第2実施形態では、省エネモード時にDC電力により駆動されるヒータの数を抑制することで、消費電力を小さく抑えることができる。
このように、第2実施形態では、省エネモード時にDC電力により駆動されるヒータの数を抑制することで、消費電力を小さく抑えることができる。
更に、第2実施形態では、ヒータ111bについては、温度検知部621で検知された温度に応じて温度制御を行い、ヒータ111cについては、温度検知部622で検知された温度に応じて温度制御を行う。
従って、ヒータ111b、111cの温度をCPU131が個別に実行することになる。その結果、第1実施形態とは異なり、ヒータ111b、111cに個別に温度制御部を設ける必要はない。
従って、ヒータ111b、111cの温度をCPU131が個別に実行することになる。その結果、第1実施形態とは異なり、ヒータ111b、111cに個別に温度制御部を設ける必要はない。
以上のように、本発明によれば、温度リップルがある程度許容される箇所に於いてはACヒータを使用し、温度リップルを小さく抑えることが必要となる箇所にはDCヒータを用いている。
特に、画像形成装置においては、温度リップルによって生じる問題として、過度の昇温によるトナー凝集、温度が目標に達しないで現像器内のトナーの電荷が不安定化することに起因する画像不良などが挙げられる。従って、画像読取部や給紙カセット部など、温度リップルがある程度許容される箇所に於いてはACヒータを使用する。一方、感光体ドラムや現像器を含む画像形成部の様に、温度リップルを小さく抑えることが必要な箇所にはDCヒータを用いる。
特に、画像形成装置においては、温度リップルによって生じる問題として、過度の昇温によるトナー凝集、温度が目標に達しないで現像器内のトナーの電荷が不安定化することに起因する画像不良などが挙げられる。従って、画像読取部や給紙カセット部など、温度リップルがある程度許容される箇所に於いてはACヒータを使用する。一方、感光体ドラムや現像器を含む画像形成部の様に、温度リップルを小さく抑えることが必要な箇所にはDCヒータを用いる。
このようにすることで、環境ヒータを複数設置した場合でも、適切な温度制御を達成しつつ、制御回路用DC電源の出力の増加を抑制することができる。
なお、上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、CPU131が図2に示される第1制御回路202および第2制御回路203を制御するものとしている。しかし、制御回路202又は制御回路203に設けられたCPUを、CPU131として用いるものとしてもよい。
なお、上記説明した実施形態は、本発明をより具体的に説明するためのものであり、本発明の範囲が、これらの例に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、CPU131が図2に示される第1制御回路202および第2制御回路203を制御するものとしている。しかし、制御回路202又は制御回路203に設けられたCPUを、CPU131として用いるものとしてもよい。
また、第2実施形態では、図5(b)の制御を行った後に、更に、図7に示される温度調整シーケンスが実行されている。しかし、図7の制御を行った後に図5(a)の制御を行うようにしてもよい。
Claims (9)
- 第1温度範囲が許容される第1部位、
前記第1温度範囲よりも許容温度範囲が狭い第2温度範囲が許容される第2部位、および、
直流電源を有する画像形成装置であって、
前記第1部位に配置されて交流電源からの給電を受ける第1ヒータと、
前記第2部位に配置されて前記直流電源からの給電を受ける第2ヒータと、を有し、
前記第1ヒータは、前記第1部位の温度が前記第1温度範囲の範囲内となるように制御され、前記第2ヒータは、前記第2部位の温度が前記第2温度範囲の範囲内となるように制御されることを特徴とする、
画像形成装置。 - 前記第1部位は、給紙カセット部又は画像読取部であることを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第2部位は、画像形成部であることを特徴とする、
請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第1ヒータおよび前記第2ヒータへの給電を共に遮断する状態と、前記第1ヒータおよび前記第2ヒータへの給電を共に許容する状態と、を手動により切替るスイッチ手段を更に有することを特徴とする、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記交流電源により駆動される負荷に対する前記交流電源からの給電を遮断する手段を更に有し、
前記交流電源により駆動される負荷に対する前記交流電源からの給電を前記遮断する手段を制御して遮断するとともに前記第1ヒータおよび前記第2ヒータへの給電を許可する第1モードと、前記交流電源により駆動される負荷に対する前記交流電源からの給電と前記第1ヒータおよび前記第2ヒータへの給電とを共に許可する第2モードと、の実行が可能な第1制御手段を更に有することを特徴とする、
請求項1〜4のいずれかに記載の画像形成装置。 - 前記第1モードへの移行要求を受け付けるモード切り替え手段を更に有し、
前記第1制御手段は、前記モード切り替え手段が前記第1モードへの移行要求を受け付けたことに応じて、前記第1モードを実行することを特徴とする、
請求項5に記載の画像形成装置。 - 前記第1部位に設けられて、前記第1部位の温度が前記第1温度範囲の範囲内となるように前記第1ヒータを制御する第2制御手段を更に有することを特徴とする、
請求項5又は6に記載の画像形成装置。 - 前記第1制御手段は、前記第1部位の温度が前記第1温度範囲の範囲内となるように前記第1ヒータを制御し、かつ、前記第2部位の温度が前記第2温度範囲の範囲内となるように前記第2ヒータを制御することを特徴とする、
請求項5又は6に記載の画像形成装置。 - 第1温度範囲が許容される第1部位、前記第1温度範囲よりも許容温度範囲が狭い第2温度範囲が許容される第2部位、および、直流電源を有する画像形成装置が実行する方法であって、
交流電源からの給電を受ける第1ヒータを、前記第1部位の温度が前記第1温度範囲の範囲内となるように制御し、
前記直流電源からの給電を受ける第2ヒータを、前記第2部位の温度が前記第2温度範囲の範囲内となるように制御することを特徴とする、
画像形成方法。
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