JP6541428B2 - シート状物品形成装置及びシート状物品形成方法 - Google Patents
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Description
より、前記第1の粉体像より構成される画像と前記第2の粉体像より構成されるシートが一体となったシート状物品を形成する加熱手段と、前記シート状物品を前記像担持体から分離する分離手段と、を備えることを特徴とするシート状物品形成装置を提供する。
本発明の実施形態に係るシート状物品形成装置を図1、図2に模式的に示す。シート状物品形成装置は、任意形状のシートと画像が一体となった物(これをシート状物品と呼ぶ)を作成するための装置である。一般的なプリンタが紙などのシート上に画像を印刷して印刷物を形成するのに対し、本実施形態のシート状物品形成装置は「画像」と画像を保持・固定する「シート」の両方を一括に形成する点に特徴がある。
D1、D2に基づきプリンタ部A1を制御してシート及び画像の形成を行う。
図3(a)〜図3(d)に、本実施形態のシート状物品形成装置によるシート状物品の形成過程を模式的に示す。まず、図3(a)に示すように、画像形成ユニットU1〜U4により、転写ベルト6上に画像形成用粉体からなる第1の粉体像21が形成される。この第1の粉体像21は、例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラー画像である。次に、図3(b)に示すように、シート形成ユニットU5により、シート形成用粉体からなる第2の粉体像22が形成される。第2の粉体像22は、第1の粉体像21の後から転写ベルト6に転写されることで、第1の粉体像21と合わされる。第2の粉体像22の形状や大きさは任意であるが、第2の粉体像22により形成されるシートが、第1の粉体像21により形成される画像を保持・固定する役割を担う場合、第1の粉体像21と略同じかそれよりも大きくする。次に、図3(c)に示すように、第1の粉体像21と第2の粉体像22が一括に溶融、結着され、第1の粉体像21よりなる画像と第2の粉体像よりなるシートが一体となったシート状物品23が形成される。最後、図3(d)に示すように、シート状物品23が転写ベルト6から分離される。このように、本実施形態の装置によれば、任意形状のシート上に任意の画像が形成されたシート状物品23を一つのプロセスで作成することができる。
プル画像では、第1の粉体像が存在する部分(第1の粉体像の背面)にも第2の粉体像は形成されており、いわゆる白ぬきになっているわけではない。サンプル画像の4隅には各色のトナーで描かれた十字があり、十字の交点が各辺からそれぞれ5mmの場所に位置するようになっている。これらの粉体像がシート化されたとき、この交点の位置を調べることによってトナー画像がシートに対して正しく位置決めされたかを評価することができる。
シート形成用粉体として、中心粒径約5μmの高密度ポリエチレン(HDPE)よりなる粉体Aを用いた。粉体Aは以下のような方法で調整した。
粉体Aと同様の手法で中心粒径約100μmのHDPEよりなる粉体Bを調整し、シート形成用粉体として用いた。その他の条件は実施例1と同じにした。
シート形成用粉体として粉体Bを用いた。粉体Bを充填した現像装置4をもつカートリッジ11は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの前段である、転写ベルト6の進行方向最上流の装着部17aに装着した。つまり、実施例3は、シート形成用の第2の粉体像を先に転写ベルト6上に転写し、その上から画像形成用の第1の粉体像を転写する構成である。その他の条件は実施例1と同じにした。
シート形成用粉体に好適な物性を調べるために、図6(a)に示した材料を50μmの厚さのシートに加工してその性質を調べた。図6(a)中、HDPEは高密度ポリエチレン、PPはポリプロピレン、POMはポリアセタール、COCは環状オレフィン・コポリマーの略である。シートは、各種材料の粉体あるいはペレットを、50μmのスペーサを設けたホットプレスで加熱、加圧することで作成した。作成されたシートはいずれも適度な「腰」があり、かつ折り曲げても割れが発生せず、シートとして優れた性質を示した。
図6(b)に示した弾性率の低い材料を50μmの厚さのシートに加工してその性質を調べた。シートの作成方法は実施例4と同様である。図6(b)中、LDPEは低密度ポリエチレン、EEAはエチレン・アクリル酸共重合体、LLDPEは直鎖状低密度ポリエチレンである。作成されたシートは折り曲げても割れは発生しなかったが、腰が弱く丸まりやすかった。
図6(c)に示した破壊ひずみの小さい材料を50μmの厚さのシートに加工してその性質を調べた。シートの作成方法は実施例4と同様である。図6(c)中、PSはポリスチレンである。作成されたシートは適度な「腰」があったが、折り曲げると割れが発生した。
以上のように、本実施形態の構成によれば、画像形成用粉体の粉体像とシート形成用粉体の粉体像とを転写ベルト6上(像担持体上)で互いに合わせ、それらを加熱して一体化することで、シートと画像が一体となったシート状物品を直接に作成できる。しかも、画像形成用粉体の粉体像とシート形成用粉体の粉体像とを同じ像担持体上に連続して転写するため、画像とシートの位置合わせを正確に行うことが容易となる。また、シートそのものも成形されるため、シート状物品形成装置に与えるシート形成用データD1のデザイン次第で任意の形状のシートを得ることができる。
Claims (13)
- シートと画像が一体となったシート状物品を形成するシート状物品形成装置であって、
画像を構成する第1の粉体像を形成する、少なくとも1つの画像形成ユニットと、
シートを構成する第2の粉体像を形成する、少なくとも1つのシート形成ユニットと、
前記画像形成ユニットで形成された前記第1の粉体像と前記シート形成ユニットで形成された前記第2の粉体像とが、互いに合わさるように転写される、像担持体と、
前記像担持体上で合わされた前記第1の粉体像及び前記第2の粉体像を加熱することにより、前記第1の粉体像より構成される画像と前記第2の粉体像より構成されるシートが一体となったシート状物品を形成する加熱手段と、
前記シート状物品を前記像担持体から分離する分離手段と、
を備えることを特徴とするシート状物品形成装置。 - 前記第1の粉体像が前記像担持体に先に転写され、前記第1の粉体像に合わせて前記第2の粉体像が転写される
ことを特徴とする請求項1に記載のシート状物品形成装置。 - 前記第2の粉体像を形成する粉体の粒径は、前記第1の粉体像を形成する粉体の粒径よりも大きい
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシート状物品形成装置。 - 前記第1の粉体像を形成する粉体は、トナーである
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。 - 前記第1の粉体像が前記シートの一部を構成し、又は、前記第2の粉体像が前記画像の一部を構成する
ことを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。 - 前記第2の粉体像を形成する粉体の主たる構成材料は、熱可塑性樹脂である
ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。 - 前記第2の粉体像を形成する粉体の主たる構成材料の弾性率は、1GPa以上である
ことを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。 - 前記第2の粉体像を形成する粉体の主たる構成材料の破壊ひずみは、10%以上であることを特徴とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。
- 前記画像形成ユニット及び前記シート形成ユニットは、電子写真方式により粉体像を形成する
ことを特徴とする請求項1〜8のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。 - 前記加熱手段と前記分離手段のあいだに、前記像担持体上の前記シート状物品を冷却して硬化させる冷却手段をさらに備える
ことを特徴とする請求項1〜9のうちいずれか1項に記載のシート状物品形成装置。 - シートと画像が一体となったシート状物品を形成するシート状物品形成方法であって、
画像を構成する第1の粉体像を形成する工程と、
シートを構成する第2の粉体像を形成する工程と、
前記第1の粉体像と前記第2の粉体像とが互いに合わさるように像担持体上に転写する工程と、
前記像担持体上で合わされた前記第1の粉体像及び前記第2の粉体像を加熱することにより、前記第1の粉体像より構成される画像と前記第2の粉体像より構成されるシートが一体となったシート状物品を形成する工程と、
分離手段によって前記シート状物品を前記像担持体から分離する工程と、
を含むことを特徴とするシート状物品形成方法。 - 前記第1の粉体像を形成する工程において、前記第2の粉体像を形成する粉体より粒径が小さい粉体を用いて前記第1の粉体像を形成し、
前記第1の粉体像と前記第2の粉体像とが互いに合わさるように像担持体上に転写する工程において、前記第1の粉体像を前記像担持体上に転写した後、前記第1の粉体像に重ねて前記第2の粉体像を転写する
ことを特徴とする請求項11に記載のシート状物品形成方法。 - 前記第1の粉体像と前記第2の粉体像とが互いに合わさるように像担持体上に転写する工程において、前記第1の粉体像と前記第2の粉体像を互いに重ならず且つ平面方向に隣接するように前記像担持体上に転写する
ことを特徴とする請求項11に記載のシート状物品形成方法。
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