JP6540648B2 - 電源制御装置、車両用後付電子機器 - Google Patents

電源制御装置、車両用後付電子機器 Download PDF

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Description

本発明は、工場出荷後の車両に追加されるカーアクセサリへの車載バッテリからの電力供給を制御する電源制御装置、及び、その電源制御装置が内蔵されたカーアクセサリとしての車両用後付電子機器に関する。
工場出荷後の自動車には、ユーザやディーラ等によって、カーアクセサリが追加されることがある。このようなカーアクセサリによるバッテリ上がりを防止するためには、車両が駐車されている(換言すれば車両が使用されていない)場合には、車載バッテリからカーアクセサリへの通電を遮断することが好ましい。
そのため、車載バッテリからカーアクセサリへの電力供給を制御する装置(以降、電源制御装置)としては、IGラインやACCラインへの配線接続を必要とする構成が多い。また、特許文献1には、バッテリ電圧にエンジン始動や他の車載機器への電力供給開始に伴うノイズを発生したことをトリガとして、カーアクセサリへの電力を供給するとともに、車両側コンピュータと通信を実施している間は通電を遮断しない電源制御装置が開示されている。
特開2012−148717号公報
特許文献1に開示の構成によれば、IGラインやACCラインへの配線接続することなく、車両が使用中であるか否か(つまり使用状態)を識別できる。しかしながら、特許文献1の構成では、電源制御装置を車両側コンピュータと通信させるために、電源制御装置を車載ネットワークに接続する必要がある。
一方、バッテリ電圧に生じるノイズの有無だけでは、車両が使用されている状態であるのか、使用されていない状態であるのかを判別することは難しい。オルタネータをもたない電気自動車や、駆動手段をエンジンと電気式のモータに切り替えるハイブリッド車などでは、オルタネータノイズが発生しないためである。また、エンジン車でもオルタリップルが小さな車両も存在するためである。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、車載ネットワークへの接続を必要とせずに、車両の使用状態に応じた適切な電源制御を可能とする電源制御装置及び車両用後付電子機器を提供することにある。
その目的を達成するための電源制御装置の発明は、車載バッテリから所定の電子回路への電力の供給状態を切り替えるためのリレースイッチ(11)と、出力信号が車両の走行が走行しているか否かの指標として機能するセンサ(13)と、センサの出力信号の一定時間当りの挙動に基づいて、車両が走行を開始したか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定する走行状態判定部(F1)と、車載バッテリの出力電圧に重畳しているノイズを検出するノイズ検出部(F3)と、を備え、リレースイッチをオフからオンにする制御は走行状態判定部の判定結果を用いずにノイズ検出部の検出結果に基づいて行う一方、リレースイッチをオンからオフにする制御はノイズ検出部の検出結果と走行状態判定部の判定結果の両方を用いて実施するスイッチ制御部(F2)と、を備えることを特徴とする。
以上の構成では、走行状態判定部がセンサの出力信号に基づいて車両の走行が開始されたか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定する。ここで、車両の走行が開始されたか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定することは、車両がユーザによって使用されている状態であるか否か(つまり車両の使用状態)を判定することに相当する。すなわち、以上の走行状態判定部は、電源制御装置に内蔵されているセンサの出力信号に基づいて車両の使用状態を判定する構成に相当する。
また、スイッチ制御部は、走行状態判定部の判定結果に基づいてリレースイッチの接続状態を制御する。リレースイッチは、車載バッテリから所定の電子回路への電力の供給状態を切り替える構成要素である。そのため、スイッチ制御部がリレースイッチの接続状態を制御することは、車載バッテリから所定の電子回路(例えばカーアクセサリ)への電力の供給状態を制御することに相当する。つまり、上記構成によれば、車両の使用状態に応じた電源制御を実現することができる。
さらに、上記構成では、車両の使用状態を判定する上で車両側コンピュータとの通信状況を利用しない。つまり、電源制御装置を車両側コンピュータと通信させるために、車載ネットワークに接続させる必要もない。つまり、車載ネットワークへの接続を必要とせずに、車両の使用状態に応じた適切な電源制御が可能となる。
また、上記目的を達成するための車両用後付電子機器の発明は、上記の電源制御装置が内蔵されていることを特徴とする。したがって、車両用後付電子機器の発明もまた、上記の電源制御装置と同様の効果を奏する。
なお、特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
電源制御装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 演算部14の概略的な構成の一例を示すブロック図である。 車両の走行開始を演算部14が検出する際の各部の作動を表した図である。 車両の駐車を演算部14が検出する際の各部の作動を表した図である。 演算部14の作動を説明するためのフローチャートである。 演算部14の構成の変形例を示す図である。 車両の走行開始を演算部14が検出する際の各部の作動を表した図である。 演算部14の構成の変形例を示す図である。 車両の走行開始を演算部14が検出する際の各部の作動を表した図である。 車両の駐車を演算部14が検出する際の各部の作動を表した図である。 電源制御装置1の概略的な構成を示すブロック図である。 スイッチ制御部F2の制御態様を説明するための図である。 スイッチ制御部F2の他の制御態様を説明するための図である。 電源制御装置1の適用例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図を用いて説明する。図1は、本発明に係る電源制御装置1の概略的な構成の一例を示す図である。電源制御装置1は、車載バッテリ2からカーアクセサリ3への電力の供給状態を制御する装置である。なお、ここでのカーアクセサリ3とは、工場出荷後の車両の車内に追加される電子機器を指す。
この電源制御装置1は、図1に示すように、車載バッテリ2とカーアクセサリ3の間に設けられて使用される。具体的には、電源制御装置1は電源用入出力端子として、プラス入力端子、マイナス入力端子、プラス出力端子、及びマイナス出力端子を備え、プラス入力端子は車載バッテリ2のプラス側端子と電気的に接続されている。マイナス入力端子は車載バッテリ2のマイナス側端子と電気的に接続されている。プラス出力端子は、カーアクセサリ3のプラス側端子と電気的に接続されている。マイナス出力端子はカーアクセサリ3のマイナス側端子と電気的に接続されている。
電源制御装置1の内部においてプラス入力端子とプラス出力端子は、リレースイッチ11を介して接続されている。また、マイナス入力端子とマイナス出力端子は、電源制御装置1の内部において電気的に接続されている。
リレースイッチ11は、後述する演算部14から入力される制御信号に基づいて、接続状態(つまりON/OFF)が切り替わるスイッチである。リレースイッチ11の接続状態がONに設定されている場合には、プラス出力端子に車載バッテリ2の出力電圧が印加され、カーアクセサリ3に車載バッテリ2の電力が供給される。また、リレースイッチ11の接続状態がOFFに設定されている場合には、車載バッテリ2からカーアクセサリ3への電力供給が遮断される。カーアクセサリ3が請求項に記載の電子回路に相当する。
この電源制御装置1は、図1に示すようにリレースイッチ11の他に、電源回路部12、加速度センサ13、及び演算部14を備える。電源回路部12は、車載バッテリ2の出力電圧(以降、バッテリ電圧)を、電源制御装置1の作動に適した所定の作動電圧に変換する回路モジュールである。すなわち、電源回路部12は、車載バッテリ2からの電力を電源制御装置1が備える他の要素(例えば演算部14)に供給する内部電源としての役割を担う。
加速度センサ13は、電源制御装置1に作用する加速度を検出する周知のセンサである。加速度センサ13としては、例えば互いに直交する3つの軸方向毎の加速度を検出する3軸加速度センサを採用することができる。本実施形態では一例として、加速度センサ13はアナログ式の3軸加速度センサとする。加速度センサ13は、3つの検出軸のそれぞれに対応する3つの出力端子を備えており、3つの出力端子のそれぞれから、その出力端子に対応する軸方向に作用する加速度を示す電圧信号が、演算部14に入力される。
なお、電源制御装置1は車両で用いられるため、電源制御装置1には車両の挙動に応じた加速度が作用する。具体的には、車両が走行している場合には、路面の凹凸に起因する上下方向の加速度や、加減速操作に応じた水平方向の加速度が電源制御装置1に作用する。また、車両が旋回している場合には、遠心力が電源制御装置1に作用する。車両が駆動源としてエンジンを備える車両である場合には、エンジンの振動に由来する加速度が作用する。
このように車両が道路上を走行している場合には、加速度センサ13は、重力以外の成分を検出する。つまり、加速度センサ13の出力信号は車両の走行が走行しているか否かの指標として機能する。よって、加速度センサ13は請求項に記載のセンサに相当する。
便宜上以降では、路面の凹凸に起因して車体に作用する加速度のことを、地面振動成分と称する。また、エンジンの駆動によって車体に作用する加速度のことを、エンジン振動成分と称する。地面振動成分は、凹凸が多い道路や、橋の上などを車両が走行している場合には、相対的に大きくなる。
演算部14は、加速度センサ13の出力信号に基づいて車両が走行を開始したか否か、及び、駐車されたか否かを判定し、その判定結果に応じてリレースイッチ11のON/OFFを切り替える構成要素である。演算部14は、CPU141、ROM142、RAM143、及び図示しない入出力回路などを用いて実現されている。
ROM142は不揮発性の記憶媒体であり、RAM143は揮発性の記憶媒体である。ROM142には、通常のコンピュータを本実施形態における演算部14として機能させるためのプログラム(以降、電源制御プログラム)が格納されている。演算部14は、CPU141が電源制御プログラムを実行することによって、後述する種々の機能を発現させる。
なお、電源制御プログラムは、非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible storage medium)に格納されていればよい。CPU141が電源制御プログラムを実行することは、電源制御プログラムに対応する方法が実行されることに相当する。
<演算部14の機能について>
次に、演算部14の機能について図2を用いて説明する。ここでは一例として、演算部14は、地面振動成分の有無に応じて車両が走行を開始したか否か、及び、駐車されたか否かを判定し、その判定結果に基づいてリレースイッチ11の接続状態を制御する態様について説明する。
演算部14は、上記制御を実現するための機能ブロックとして、バンドバスフィルタ(以降、BPF:Band-Pass Filter)144、検波部145、コンパレータ146、走行状態判定部F1、及びスイッチ制御部F2を備える。
なお、ここではバンドバスフィルタ(以降、BPF:Band-Pass Filter)144、検波部145、コンパレータ146をそれぞれ1つずつしか図示していないが、これらの部材は、加速度センサ13の出力端子毎に設けられている。以降では便宜上、加速度センサ13が備える3つの出力端子のうち、或る出力端子から出力される信号を対象として、各部材について説明する。
BPF144は、加速度センサ13の出力信号に含まれる地面振動成分を通過させるように設計されたフィルタ回路である。地面振動成分が存在しうる周波数の具体的な範囲(以降、地面振動周波数帯)は、試験によって特定されればよい。BPF144は、地面振動周波数帯に属する信号を通過させる一方、地面振動周波数帯以外の成分は減衰させる。BPF144の出力信号は、検波部145に入力される。BPF144が請求項に記載の振動成分抽出部に相当する。
図3の(A)及び(B)は、加速度センサ13の出力信号に対するBPF144の作動を概念的に表したグラフである。図3の(A)は、加速度センサ13の出力信号を表しており、(B)がBPF144の出力信号を表している。加速度センサ13の出力信号がBPF144に入力されることによって、地面振動成分のみが後段の要素である検波部145に伝達される。なお、何れのグラフも横軸は時間を表している。
検波部145は、BPF144の出力信号の包絡線成分を抽出するアナログ回路(いわゆる包絡線検波回路)である。検波部145の出力信号は、コンパレータ146に入力される。図3の(C)は、同図の(B)に示すBPF144の出力信号に対する検波部145の出力信号の推移を表している。
コンパレータ146は、図3の(D)に示すように、検波部145の出力信号が所定の走行判定閾値Thα以上となっている場合にハイレベルの信号を出力する構成要素(例えば回路)である。コンパレータ146は、検波部145の出力信号が走行判定閾値Thαを下回っている場合には、ローレベルの信号を出力する。コンパレータ146がハイレベル信号を出力したということは、地面振動成分の振幅が走行判定閾値Thα以上となったことを意味する。ここで導入される走行判定閾値Thαは、車両が走行していると可能性があると判定するための閾値である。走行判定閾値Thαの具体的な値は適宜設計されればよい。
走行状態判定部F1は、コンパレータ146から入力される信号に基づいて、車両の走行が開始されたか否か、及び、車両が駐車されているか否かを判定する機能ブロックである。走行状態判定部F1は、CPU141が上述の電源制御プログラムを実行することで実現されている。
なお、他の態様として走行状態判定部F1は、1つ又は複数のICなどを用いてハードウェアとして実現されても良い。また、ソフトウェアの実行とハードウェアの組み合わせによって実現されていてもよい。上述したBPF144、検波部145、コンパレータ146もまた、アナログ回路で実現しても良いし、例えばCPUでのソフトウェア処理でデジタル的に実現しても良い。
走行状態判定部F1は、図3の(D)及び(E)に示すように、コンパレータ146の出力レベルがハイレベルとなっている状態が所定の走行判定時間Trn以上継続した場合に、車両の走行が開始されたと判定する。
走行状態判定部F1は、上記判定を実施するためのサブ機能として、走行判定タイマを備える。走行判定タイマは、コンパレータ146の出力信号がローレベルからハイレベルへと遷移してからの経過時間を計測するタイマである。走行判定タイマは、コンパレータ146からハイレベル信号が入力されたことをトリガとしてカウントを開始し、カウント値が走行判定時間Trnに相当する値となった場合に満了状態となる。ただし、タイマ満了となるまでにコンパレータ146の出力がローレベルとなった場合には、カウント値をリセットする。つまり、走行判定タイマは、コンパレータ146がハイレベル信号を出力されている状態が走行判定時間Trn以上継続した場合に満了となる。
走行状態判定部F1は、走行判定タイマが満了となった場合、車両の走行が開始したと判定し、走行フラグをオンに設定する。走行フラグは、処理上のフラグであり、後述する初期化処理が実行された状態(以降、初期状態)ではオフに設定されている。この走行フラグの設定状態(つまりオン/オフ)は、リレースイッチ11をONにするか否かの判定に用いられる。
また、走行状態判定部F1は、図4に示すように、コンパレータ146の出力がローレベルとなった状態が所定のマスク時間Tmsk継続した場合には、車両が駐車されたと判定する。これは、車両が走行中である場合には地面振動成分が観測されるはずであるためである。換言すれば、コンパレータ146の出力がローレベルとなったということは、車両が停車している可能性があることを間接的に意味しているためである。
ここで導入されるマスク時間Tmskは、車両が停車された状態と駐車された状態とを切り分けるための要素である。マスク時間Tmskは、車両の停車時間として想定される時間の最大値、例えば、信号機の表示切り替え時間の想定値や、渋滞に伴う最大停車時間の想定値よりも大きい値に設計されている。マスク時間Tmskの具体的な値は適宜設計されればよい。ここでは一例として10分に設定されているものとする。
なお、コンパレータ146の出力がローレベルとなった状態が所定のマスク時間Tmsk継続したか否かは、コンパレータ146の出力がローレベルとなってからの経過時間を計測するタイマ(以降、駐車判定タイマ)を用いて判定すればよい。
駐車判定タイマは、走行フラグがオンに設定されている状態において、コンパレータ146からローレベル信号が入力されたことをトリガとしてカウントを開始し、カウント値がマスク時間Tmskに相当する値となった場合に満了状態となる。ただし、タイマ満了となるまでにコンパレータ146の出力がハイレベルとなった場合にはカウント値をリセットし、コンパレータ146の出力がローレベルとなるまで動作を停止する。駐車判定タイマが満了となった場合、走行状態判定部F1は、車両が駐車されたと判定し、走行フラグをオフに設定する。
ところで、本実施形態では一例として、加速度センサ13の出力端子数(換言すれば検出軸の数)に合わせて、BPF144からコンパレータ146までの信号処理経路を3系統設けている。つまり、走行状態判定部F1には、3つのコンパレータ146のそれぞれから信号が入力される。本実施形態のように、BPF144からコンパレータ146までの信号処理経路を3系統備える場合には、走行状態判定部F1は、上述した判定処理を、3つの入力のそれぞれに対して実行する。3つの入力の何れかが、走行フラグをオンに設定すべき条件を充足した場合には、走行フラグをオンにする。また、3つの入力の全てが走行フラグをオフにする条件を充足した場合に、走行フラグをオフにすればよい。
スイッチ制御部F2は、走行状態判定部F1の判定結果に基づいてリレースイッチ11のON/OFFを制御する機能ブロックである。スイッチ制御部F2は、CPU141が上述の電源制御プログラムを実行することで実現されている。なお、他の態様としてスイッチ制御部F2は、走行状態判定部F1と同様に、1つ又は複数のICなどを用いて実現されても良い。
スイッチ制御部F2は、走行状態判定部F1の判定結果に基づき、リレーON条件が充足されたか否かを判定する。リレーON条件は、リレースイッチ11の接続状態をOFFからONに切り替える条件である。ここでは一例として、走行状態判定部F1によって車両が走行を開始したと判定された場合、すなわち走行フラグがオンに設定された場合に、リレーON条件が充足されたと判定するものとする。
スイッチ制御部F2は、リレーON条件が充足されたと判定した場合、リレースイッチ11に対して、接続状態をOFFからONに切り替える制御信号(以降、ON信号)を出力する。リレースイッチ11はON信号が入力された場合、ON状態へと切り替わる。
また、スイッチ制御部F2は、走行状態判定部F1の判定結果に基づき、リレーOFF条件が充足されたか否かを判定する。リレーOFF条件は、リレースイッチ11の接続状態をONからOFFに切り替える条件である。ここでは一例として、走行状態判定部F1によって車両が駐車されたと判定された場合、すなわち走行フラグがオフに設定された場合に、リレーOFF条件が充足されたと判定するものとする。
スイッチ制御部F2は、リレーOFF条件が充足されたと判定した場合、リレースイッチ11に対して、接続状態をONからOFFに切り替える制御信号(以降、OFF信号)を出力する。リレースイッチ11はOFF信号が入力された場合、OFF状態へと切り替わる。
図5は、電源制御装置1の作動態様を概略的に表したフローチャートである。図5に示すフローチャートは、電源制御装置1が車載バッテリ2に接続されて、演算部14に電力が供給されたときに開始されればよい。
まずステップS1では、電源制御装置1の図示しないオペレーティングシステム (以降、OS:Operating System)が初期化処理を実行してステップS2に移る。初期化処理では、RAM143のチェックや、ROM142に格納されたプログラムの読み込み、種々の演算用のパラメータの初期設定値の読み出しなどを実施する。初期化処理が完了するとステップS2に移る。
ステップS2ではスイッチ制御部F2が、走行状態判定部F1の判定結果に基づいて、リレーON条件が充足されたか否かを判定する。リレーON条件が充足されたと判定した場合には、ステップS2が肯定判定されてステップS3に移る。ステップS3ではスイッチ制御部F2が、リレースイッチ11にON信号を出力してステップS4に移る。ステップS3が実行されることによってリレースイッチ11がON状態になり、カーアクセサリ3に対して車載バッテリ2の電力が供給されるようになる。
一方、リレーON条件が充足されていない場合には、ステップS2が否定判定されてステップS2に戻る。つまり、リレーON条件が充足されることを待機した状態となる。なお、ステップS2を繰り返し実行している途中で電源制御装置1への電力供給が遮断された場合には本フローは終了する。
ステップS4ではスイッチ制御部F2が、走行状態判定部F1の判定結果に基づいて、リレーOFF条件が充足されたか否かを判定する。リレーOFF条件が充足されたと判定した場合には、ステップS4が肯定判定されてステップS5に移る。ステップS5では、リレースイッチ11にOFF信号を出力してステップS6に移る。ステップS5が実行されることによってリレースイッチ11がOFF状態になり、カーアクセサリ3への電力供給が遮断される。
一方、リレーOFF条件が充足されていない場合には、ステップS4が否定判定されてステップS4に戻る。つまり、リレーOFF条件が充足されることを待機した状態となる。なお、ステップS4を繰り返し実行している途中で電源制御装置1への電力供給が遮断された場合には本フローは終了する。
ステップS6ではOSが、電源が遮断されたか否かを判定する。電源が遮断されたか否かは、電源回路部12に入力される電圧レベルに基づいて判定すればよい。例えば、電源回路部12に入力される電圧レベルが所定の閾値以下となった場合に、電源が遮断されたと判定する。なお、電源が遮断される場合とは、例えば、電源制御装置1が車載バッテリ2から取り外された場合などである。電源が遮断されていない場合には、ステップS1に戻る。一方、電源が遮断された場合には、本フローを終了する。
<本実施形態のまとめ>
以上の構成では、電源制御装置1に内蔵されている加速度センサ13の出力信号に基づいて車両の走行が開始されたか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定する。そして、車両の走行が開始されたと判定してから、駐車されたと判定するまでは、リレースイッチ11をONにする。また、車両が駐車されたと判定した場合にはリレースイッチ11をOFFにする。
さらに、車両の走行が開始されたか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定することは、車両がユーザによって使用されている状態であるか否か(つまり車両の使用状態)を判定することに相当する。すなわち、以上の構成によれば、電源制御装置1に内蔵されている加速度センサ13の出力信号に基づいて車両の使用状態を判定することができ、車両の使用状態に応じたカーアクセサリ3への電源制御を実現することができる。
また、上記構成では車両の使用状態の判定に、IGラインやACCラインの信号を用いない。したがって、電源制御装置1はバッテリーライン(いわゆるBライン)とのみ接続すればよく、車両のIGラインやACCラインと配線接続する必要はない。
さらに、以上の構成では、車両の使用状態を判定する上で、バッテリ電圧に生じるノイズの有無を使用しない。故に、上記構成によれば、電気自動車やハイブリッド車などといったオルタネータノイズがバッテリ電圧に重畳しない車両や、オルタリップルが小さなエンジン車においても、車両の使用状態に応じた電力の供給制御を実現することができる。
さらに、上記構成では、車両の使用状態を判定する上で車両側コンピュータとの通信状況を利用しない。つまり、電源制御装置1を車両側コンピュータと通信させるために、車載ネットワークに接続させる必要もない。つまり、車載ネットワークへの接続を必要とせずに、車両の使用状態に応じた適切な電源制御が可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、以降で述べる種々の変形例も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、複数の変形例を組み合わせて実施することもできる。
なお、前述の実施形態で述べた部材と同一の機能を有する部材については、同一の符号を付し、その説明を省略する。また、構成の一部のみに言及している場合、他の部分については先に説明した実施形態の構成を適用することができる。
[変形例1]
前述の実施形態では、BPF144とコンパレータ146の間に、包絡線検波を行う検波部145を設けた態様を開示したが、これに限らない。例えば図6に示すように、検波部145を備えていない構成を採用しても良い。
ただし、その場合には、図7に示すようにコンパレータ146の出力レベルが、BPF144の出力に応じてパルス状に変動しうる。そのため、走行状態判定部F1は、車両の走行が開始されたか否かを判定するためのサブ機能として、走行判定タイマと、リセットタイマを備える。
走行判定タイマは、前述の実施形態と同様に、コンパレータ146がハイレベル信号を出力し始めてからの経過時間を計測するタイマである。ただし、走行判定タイマは、コンパレータ146の出力がローレベルになってもすぐにはリセットされない。走行判定タイマは、リセットタイマが満了状態になった場合に、リセットされる。
リセットタイマは、走行判定タイマが起動している状態においてコンパレータ146の出力がローレベルとなっている状態が継続している時間Tlwを計測するタイマである。リセットタイマは、走行判定タイマが起動している状態においてコンパレータ146の出力がローレベルとなった場合にカウントを開始する。そして、ローレベルが継続している時間Tlwを示すカウント値が、所定のローレベル許容時間Tlmtに相当する値となった場合に満了状態となる。つまり、本変形例1における走行判定タイマは、コンパレータ146の出力がローレベルとなっている状態が、所定のローレベル許容時間継続した場合にリセットされる。
ここで導入されるローレベル許容時間Tlmtは、コンパレータ146の出力がパルス状に変動する構成において、前述の実施形態と同様に加速度センサ13の出力から走行が開始されたか否かを判定するためのパラメータである。ローレベル許容時間Tlmtの具体的な値は、地面振動周波数帯の中心周波数や、上限周波数、下限周波数等に応じて決定されれば良い。例えばローレベル許容時間は、地面振動周波数帯の中心周波数の逆数を2倍した値とすればよい。また他の態様としてローレベル許容時間Tlmtは、地面振動周波数帯の下限周波数の逆数としてもよい。
なお、車両が駐車されたか否かは、前述の実施形態と同様の判定ロジックを採用すればよい。車両が駐車されている場合には、コンパレータ146の出力は振動せずにローレベルで安定するはずであるためである。このような構成によっても前述の実施形態と同様の効果を奏する。また、検波部145を省略する分、電源制御装置1の構成を簡略化することができる。
[変形例2]
上述した実施形態及び変形例1では、地面振動成分の有無によって、車両が走行を開始したか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定する態様を開示したが、これに限らない。例えば、エンジン振動成分の有無によって、種々の状態を判定しても良い。その場合には、BPF144を加速度センサ13の出力信号に含まれるエンジン振動成分を通過させるように設計すればよい。
エンジン振動成分が存在しうる周波数の範囲(以降、エンジン振動周波数帯)は、実試験やシミュレーションによって特定されればよい。例えば、エンジンの回転速度の分布範囲に応じて決定されれば良い。仮にエンジンの回転速度の主たる分布範囲を1000rpmから5000rpmまでと想定する場合には、17〜84Hzの成分を通過するようにBPF144を設計すれば良い。
BPF144は、エンジン振動周波数帯と地面振動周波数帯の両方を通過させるように設計されていても良い。そのような構成によれば、地面振動成分とエンジン振動成分の両方に基づいて、車両が走行を開始したか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定することができる。便宜上、エンジン振動成分と地面振動成分を合わせた成分を、車体振動成分と称する。
[変形例3]
走行状態判定部F1は、加速度センサ13の出力信号に含まれる、車両の加減速操作に由来する成分を用いて、車両が走行を開始したか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定してもよい。その場合には図8に示すように、加速度センサ13の出力信号を、ローパスフィルタ(以降、LPF:Low-Pass Filter)147を介してコンパレータ148に入力すれば良い。
なお、ここでは車両の加減速操作は、ドライバとしてのユーザによって実施される態様を想定して説明するが、これに限らない。車両の加減速操作は、自動運転機能を提供する電子制御装置によって実施されてもよい。つまり、ドライバは電子制御装置であってもよい。
また、以降では、上述した走行判定時間Trn、マスク時間Tmskを後述する種々のパラメータと区別するため、第1走行判定時間Trn1、第1マスク時間Tmsk1と記載する。
本変形例3で導入されるLPF147は、所定の遮断周波数より低い周波数の成分については通過させる一方、遮断周波数より高い周波数の成分を逓減させるフィルタである。LPF147は、ユーザの加減速操作に由来する成分(以降、加減速操作成分)が分布しうる周波数帯の信号を通過させる一方、エンジン振動成分や地面振動成分は通過させないように構成されている。LPF147が請求項に記載の加減速操作成分抽出部に相当する。
加速度センサ13の出力信号において加減速操作成分が分布しうる周波数の範囲(以降、加減速周波数帯)は試験等によって特定されればよい。なお、一般的なユーザは、あまり頻繁には急な加減速操作を実施しないと想定される。急な加減速操作を除けば、アクセル操作やブレーキ操作によって生じる加速度成分は、高くても数Hzまでに分布する。そのため、ここでは一例としてLPF147は、3Hzまでの信号が通過するように(換言すれば遮断周波数が3Hzとなるように)構成されているものとする。
LPF147の出力信号は、コンパレータ148に入力されて、所定の加減速判定閾値Thβと比較される。コンパレータ148は、LPF147の出力信号が所定の加減速判定閾値Thβ以上となっている場合にハイレベルの信号を出力する構成要素である。コンパレータ148は、LPF147の出力信号が加減速判定閾値Thβを下回っている場合には、ローレベルの信号を出力する。コンパレータ146の出力がハイレベルであるということは、ユーザが加減速操作を実施していることを意味する。加減速判定閾値Thβの具体的な値は適宜設計されればよい。
そして、走行状態判定部F1は、図9に示すように、コンパレータ148がハイレベル信号を出力している状態が所定の第2走行判定時間Trn2以上継続した場合に、車両の走行が開始されたと判定し、走行フラグをオフからオンに設定する。
また、図10に示すように、コンパレータ148がローレベル信号を出力している状態が所定の第2マスク時間Tmsk2以上継続した場合に、車両が駐車されたと判定し、走行フラグをオフに設定する。種々の経過時間は、実施形態で述べた方法と同様の方法で計測されれば良い。
以上の構成によっても上述した実施形態や、種々の変形例と同様の効果を奏する。なお、エンジン振動や地面振動は走行中定常的に発生しうるが、走行開始に伴う加減速操作は、所定の速度まで到達した以降においては観測されない可能性がある。そのため、第2走行判定時間Trn2は第1走行判定時間Trn1と同程度か、第1走行判定時間Trn1以下の値に設定されることが好ましい。例えば第2走行判定時間Trn2は、3秒や5秒などに設定されることが好ましい。
同様の理由によって、第2マスク時間Tmsk2もまた、第1マスク時間Tmsk1よりも長い値に設定されていることが好ましい。例えば第2マスク時間Tmsk2は5分〜30分程度の値に設定されていることが好ましい。第2マスク時間Tmsk2を相対的に長い値に設定することによって、車両が定速走行中であるにも関わらず、誤ってリレースイッチ11をOFFにする恐れを低減することができる。なお、第1マスク時間Tmsk1についても同様に、長ければ長いほど、車両が使用中であるにも関わらず誤ってリレースイッチ11をOFFにしてしまう恐れを低減することができる。
ただし、種々のマスク時間を長く設定すればするほど、カーアクセサリへの電力供給を維持した状態が継続されるため、車載バッテリ2の残電力がなくなりやすくなってしまう。すなわち、種々のマスク時間を長く設定すればするほど、カーアクセサリ3が車載バッテリ2の電力を消費する量を抑制することが出来る。なお、車載バッテリ2の残電力がなくなった状態は、いわゆるバッテリ上がりとなった状態に相当する。
[変形例4]
走行状態判定部F1が車両の走行が開始されたと判定する条件は、適宜設計されればよい。例えば、車体振動成分に対して設定されている走行判定条件が充足され、かつ、加減速操作成分に対して設定されている走行判定条件を充足された場合に、車両の走行が開始されたと判定してもよい。
車体振動成分に対して設定されている走行判定条件とは、コンパレータ146からハイレベル信号が第1走行判定時間Trn1以上継続して出力されていることである。加減速操作成分に対して設定されている走行判定条件とは、コンパレータ148からハイレベル信号が第2走行判定時間Trn2以上継続して出力されていることである。
また、他の態様として、車体振動成分に対して設定されている走行判定条件が充足されるか、又は、加減速操作成分に対して設定されている走行判定条件を充足された場合に、車両の走行が開始されたと判定してもよい。
[変形例5]
車両が駐車されたと走行状態判定部F1が判定する条件もまた、適宜設計されればよい。例えば、車体振動成分に対して設定されている駐車判定条件が充足され、かつ、加減速操作成分に対して設定されている駐車判定条件を充足された場合に、車両が駐車されたと判定してもよい。
車体振動成分に対して設定されている駐車判定条件とは、コンパレータ146からローレベル信号が第1マスク時間Tmsk1以上継続して出力されていることである。加減速操作成分に対して設定されている駐車判定条件とは、コンパレータ148からローレベル信号が第2マスク時間Tmsk2以上継続して出力されていることである。
また、他の態様として、車体振動成分に対して設定されている駐車判定条件が充足されるか、又は、加減速操作成分に対して設定されている駐車判定条件を充足された場合に、車両が駐車されたと判定してもよい。
[変形例6]
電源制御装置1がオルタネータを備える車両で用いられることを前提とする場合、電源制御装置1はオルタネータの作動に由来するノイズ(以降、オルタノイズ)の有無と、走行状態判定部F1の判定結果とを併用して、リレースイッチ11のON/OFFを制御しても良い。そのような態様を変形例6として以下に示す。
変形例6における電源制御装置1は、図11に示すように、バッテリ電圧に重畳しているノイズを検出するノイズ検出部F3を備える。このノイズ検出部F3は、オルタネータの駆動に伴う電圧変動をノイズとして検出する。なお、ノイズ検出部F3はオルタノイズに加えて、エンジンの始動時に発生する電圧降下や、他の車載機器への電力供給開始に伴う電圧降下などもノイズとして検出するように構成されていても良い。
オルタノイズを検出するための構成は、周知の構成を適用することができる。ここでは一例としてノイズ検出部F3は、特許文献1に開示の構成によって実現されているものとする。ノイズ検出部F3は、バッテリ電圧にノイズが含まれていることを検出した場合には、ノイズを検出したことを示す信号(以降、ノイズ検出信号)を演算部14に出力する。なお、ノイズ検出部F3は、所定の検出周期でノイズの有無を判定し、ノイズを検出する度にノイズ検出信号を出力する。また、オルタネータが駆動している場合にはバッテリ電圧には定常的にノイズが重畳する。そのため、オルタネータが駆動している場合、ノイズ検出部F3は検出周期毎にノイズ検出信号を演算部14に出力することが期待される。
スイッチ制御部F2は、ノイズ検出部F3からノイズ検出信号が入力されたか否かによって、オルタノイズが発生しているか否かを管理する。具体的には、ノイズ検出部F3からノイズ検出信号が入力された場合には、ノイズフラグをオンに設定する。ノイズフラグは、オルタノイズが発生しているか否かを示す処理上のフラグであり、初期状態においてはオフに設定されている。
また、スイッチ制御部F2は、ノイズフラグがオンとなっている状態において、ノイズ検出信号が入力されない状態が所定時間(以降、判定保留時間)継続した場合には、ノイズフラグをオフに設定する。つまり、スイッチ制御部F2は、ノイズ検出信号が最後に入力されてから判定保留時間、ノイズ検出信号が入力されなかった場合には、ノイズフラグをオフに設定する。
ノイズ検出信号が入力されない場合とは、オルタネータが停止している状態となっている可能性を意味する。つまり、ノイズ検出信号が入力されない状態とは、電源制御装置1が用いられている車両が駐車された可能性を示唆する。一方で、オルタネータが停止したからといって駐車されたとは限らない。ドライバがアイドリングストップを実行するドライバであったり、車両に停車中はエンジンが自動で停止するシステムが搭載されたりしている場合には、停車中であってもエンジン停止に伴って、オルタネータが停止するためである。
ここで導入される判定保留時間は、第1マスク時間Tmsk1と同様に、停車と駐車とを切り分けるための要素であって、想定される停車時間の最大値よりも大きい値に設計されている。判定保留時間の具体的な値は適宜設計されればよい。また、判定保留時間は、ノイズ検出部F3の検出周期よりも十分に大きい値(例えば10倍以上の値)に設定されているものとする。
そして、スイッチ制御部F2は、走行状態判定部F1の判定結果と、ノイズ検出部F3の検出結果に基づいてリレースイッチ11のON/OFFを制御する。すなわち、走行フラグとノイズフラグのそれぞれの設定状態に基づいてリレースイッチ11のON/OFFを制御する。
例えばスイッチ制御部F2は、図12に示すように、走行フラグとノイズフラグの少なくとも何れか一方がオンに設定されている場合には、リレーON条件が充足されていると判定し、リレースイッチ11をON状態に設定する。また、走行フラグとノイズフラグの両方がオフに設定されている場合には、リレーOFF条件が充足されていると判定し、リレースイッチ11をOFF状態に設定する。
このような制御態様によれば、上述した実施形態等に比べてリレースイッチ11がONに設定されやすくなる。例えば、加速度センサ13では車両の動きを検出できなかったとしても、オルタノイズが検出できた場合にはリレースイッチ11をONに設定することができる。つまり、車両がユーザによって使用されているにも関わらず、リレースイッチ11がOFFのままとなる恐れを低減することができる。
また、他の態様として、図13に示すように、走行フラグとノイズフラグの両方がオンに設定されている場合にのみ、リレーON条件が充足されていると判定し、リレースイッチ11をON状態に設定してもよい。その場合、走行フラグとノイズフラグの少なくとも何れか一方がオフに設定されている場合には、リレーOFF条件が充足されていると判定し、リレースイッチ11をOFF状態に設定する。
上記の制御態様によれば、リレースイッチ11がOFFに設定されやすくなり、車載バッテリ2が電力切れ状態になる恐れを低減できる。何れにしても、走行状態判定部F1の判定結果だけでなく、オルタノイズの有無もリレーON条件やリレーOFF条件に利用することによって、車両の使用状態に応じた、より適切な電源制御を実現することができる。
[変形例7]
上述した実施形態等では、加速度センサ13をアナログ式の加速度センサとする態様を開示したが、これに限らない。加速度センサ13は、デジタル式の加速度センサであっても良い。その場合、BPF144等の各部材もまたデジタル回路素子を用いて実現されれば良い。また、BPF144や、検波部145、コンパレータ146等の機能は、CPU141がソフトウェアを実行することで実現しても良い。LPF147及びコンパレータ148も同様である。
[変形例8]
以上では加速度センサ13が備える3つの検出軸のそれぞれに対して、BPF144等の信号処理経路を設ける構成を開示したが、これに限らない。加速度センサ13の軸ごとの検出値から、3軸合成加速度を演算し、当該3軸合成加速度を用いて、車両の走行が開始されたか否か、及び、車両が駐車されたか否かを判定しても良い。ここでの3軸合成加速度とは、軸方向毎の検出値の二乗和である。
3軸合成加速度の演算を実行する構成(以降、加速度合成部)は、加速度センサ13とBPF144や、加速度センサ13とLPF147の間といった、加速度センサ13の出力段の直後に配置されれば良い。そのような構成によれば走行状態判定部F1に入力される信号を1つにまとめることができる。
[変形例9]
上述した変形例6では、リレーON条件とリレーOFF条件の両方において、走行状態判定部F1の判定結果とノイズ検出部F3の検出結果の両方を使用する態様を開示したが、これに限らない。
例えばリレーOFF条件には走行状態判定部F1の判定結果とノイズ検出部F3の検出結果の両方を使用する一方、リレーON条件として、走行状態判定部F1の判定結果を用いない制御態様を採用してもよい。その場合、ノイズ検出部F3がノイズを検出した場合、すなわちノイズフラグがオフからオンに切り替わった場合に、リレーON条件が充足されたと見なしてリレースイッチ11をON状態に設定する。
そのような態様によれば、リレースイッチOFF時には、ノイズ検出部F3にのみ電力を供給しておけば良いので駐車中の暗電流を抑制することができる。具体的には次の通りである。
仮に変形例7で言及したように加速度センサ13としてデジタル式の加速度センサを採用する場合には、CPU等にも定常的に電力を供給する必要が生じる。CPUは一般的には消費電流が大きいため、加速度センサ13としてデジタル式の加速度センサを採用する場合には、暗電流が増えてしまう。そのような懸念に対し、この変形例9の構成によれば、駐車中の暗電流を抑制することができるため、バッテリ上がりに至ってしまう恐れをより一層低減できる。
また、バッテリ電圧に重畳するノイズだけで判定する構成に比べて、リレースイッチ11を、より適切なタイミングでOFFにすることができる。具体的には、車両が使用されていない(つまり駐車されている)にも関わらずリレースイッチ11をONに設定した状態を維持したり、使用中にも関わらずOFFしてしまったりする恐れを低減できる。
[変形例10]
スイッチ制御部F2は、リレースイッチ11をONに設定している状態の継続時間が、所定の上限時間に到達した場合には、リレースイッチ11をOFFに切り替える構成を備えていても良い。ここでの上限時間とは、車両の連続使用時間の想定値に応じて定まる値であって、例えば4時間などとすればよい。もちろん、上限時間はその他の値(例えば6時間)などであってもよい。
このような態様によれば、走行状態判定部F1やノイズ検出部F3が正常に動作せずに、リレースイッチ11のON状態が継続してしまった場合であっても、時間の経過に伴って強制的にOFFにすることができる。その結果、バッテリ上がりが生じる恐れを低減できる。
[変形例11]
以上では、電源制御装置1をカーアクセサリの外部に設けた態様を開示したが、これに限らない。電源制御装置1は、図14に示すように、電源制御モジュール1Aとしてカーアクセサリ3に内蔵されていても良い。
電源制御モジュール1Aは、カーアクセサリ3が備える他のモジュール31への電力の供給状態を制御する役割を担う。電源制御モジュール1Aの具体的な構成や制御態様は、上述した実施形態や種々の変形例、及びそれらを組み合わせたものを採用することができる。このような電源制御モジュール1Aも、請求項に記載の電源制御装置に相当する。また、電源制御モジュール1Aが内蔵された(換言すれば電源制御装置1が適用された)カーアクセサリ3が請求項に記載の車両用後付電子機器に相当する。モジュール31が請求項に記載の電子回路に相当する。
この変形例11の態様によれば、車室内に設置する装置の数を抑制でき、車室内空間をすっきりとすることができる。また、後付タイプのカーナビゲーション装置の多くは、加速度センサを内蔵している場合が多い。そのような加速度センサが予め設けられているカーアクセサリ3に電源制御装置1としての電源制御モジュール1Aを内蔵する場合には、既存の加速度センサを流用することができる。そのため、電源制御モジュール1Aの導入コストを抑制することができる。
[変形例12]
以上では、出力信号が車両の走行が走行しているか否かの指標として機能するセンサ(以降、指標情報センサ)として、加速度センサを採用した構成を開示したが、これに限らない。加速度の他にも、角速度や、角加速度、方位角、車両位置などといった、車両の走行に伴って変化する物理的な状態量を検出するセンサを指標情報センサとして採用することができる。つまり、ジャイロセンサや、地磁気センサ、GNSS受信機等を指標情報センサとして用いてもよい。
加速度センサ以外のセンサを用いる場合であっても、一定時間当りの挙動に基づいて、車両の走行が開始されたか否か、及び、駐車されたか否かを判定すれば良い。なお、ジャイロセンサなどのように、連続的な値を出力するセンサを用いる場合には、BPF144やLPF147を用いて車体振動成分や加減速操作成分を抽出し、その抽出した成分を用いて、上記判定を実施することができる。
また、指標情報センサは、車体振動成分によって固定接点に対する可動接点の接触状態が変化する(換言すれば振動する)ように構成されたスイッチ素子であってもよい。そのようなスイッチ素子の出力は、車両が走行している場合、車体振動成分等によって端子が接触したり離れたりを繰り返すため、パルス状の信号を出力する。一方、車両が駐車されている場合には、端子間の接触状態は、接触/非接触の何れか一方で安定するため、パルス状の信号は出力されない。すなわち、上記のスイッチ素子も指標情報センサとして使用することができる。
1 電源制御装置、1A 電源制御モジュール、2 車載バッテリ、3 カーアクセサリ、11 リレースイッチ、12 電源回路部、13 加速度センサ、14 演算部、141 CPU、142 ROM、143 RAM、144 BPF、145 検波部、146 コンパレータ、147 LPF、148 コンパレータ、F1 走行状態判定部、F2 スイッチ制御部、F3 ノイズ検出部

Claims (7)

  1. 車載バッテリから所定の電子回路への電力の供給状態を切り替えるためのリレースイッチ(11)と、
    出力信号が車両の走行が走行しているか否かの指標として機能するセンサ(13)と、
    前記センサの出力信号の一定時間当りの挙動に基づいて、前記車両が走行を開始したか否か、及び、前記車両が駐車されたか否かを判定する走行状態判定部(F1)と、
    前記車載バッテリの出力電圧に重畳しているノイズを検出するノイズ検出部(F3)と、を備え、
    前記リレースイッチをオフからオンにする制御は前記走行状態判定部の判定結果を用いずに前記ノイズ検出部の検出結果に基づいて行う一方、前記リレースイッチをオンからオフにする制御は前記ノイズ検出部の検出結果と前記走行状態判定部の判定結果の両方を用いて実施するスイッチ制御部(F2)と、を備えることを特徴とする電源制御装置。
  2. 請求項1において、
    前記スイッチ制御部は、
    記ノイズ検出部によって前記ノイズが検出された場合に前記リレースイッチをオフからオンに設定し、
    前記走行状態判定部によって前記車両が駐車されたと判定され、かつ、前記ノイズ検出部によって前記ノイズが検出されない状態が所定の判定保留時間継続した場合に前記リレースイッチをオフに設定することを特徴とする電源制御装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記センサは、加速度センサであって、
    前記センサとしての前記加速度センサの出力信号から、前記車両が走行することによって生じる振動成分を抽出する振動成分抽出部(144)を備え、
    前記走行状態判定部は、前記振動成分抽出部が抽出した前記振動成分の大きさが所定の走行判定閾値以上となっている状態が所定の走行判定時間継続した場合に、前記車両が走行を開始したと判定することを特徴とする電源制御装置。
  4. 請求項において、
    前記走行状態判定部は、前記振動成分抽出部が抽出した前記振動成分の大きさが所定の走行判定閾値未満となっている状態が所定のマスク時間継続した場合に、前記車両が駐車されたと判定することを特徴とする電源制御装置。
  5. 請求項1又は2において、
    前記センサは、加速度センサであって、
    前記センサとしての前記加速度センサの出力信号から、ドライバが前記車両を加減速させる操作を実施することで生じる成分である加減速操作成分を抽出する加減速操作成分抽出部(147)を備え、
    前記走行状態判定部は、前記加減速操作成分抽出部が抽出した前記加減速操作成分の大きさが所定の加減速判定閾値以上となっている状態が所定の走行判定時間継続した場合に、前記車両が走行を開始したと判定することを特徴とする電源制御装置。
  6. 請求項において、
    前記走行状態判定部は、前記加減速操作成分抽出部が抽出した前記加減速操作成分の大きさが所定の加減速判定閾値未満となっている状態が所定のマスク時間継続した場合に、前記車両が駐車されたと判定することを特徴とする電源制御装置。
  7. 請求項1からの何れか1項に記載の電源制御装置が内蔵された車両用後付電子機器。
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