JP6540383B2 - エレベータの群管理制御装置及び群管理制御方法 - Google Patents

エレベータの群管理制御装置及び群管理制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数台のエレベータの運行を制御するエレベータの群管理制御装置及び群管理制御方法に関する。
非特許文献1は、行先階登録装置を備えたエレベータの群管理システムにおける、新規行先階呼びの割当方法を開示している。具体的に、非特許文献1は、割当方法として、適応呼び割当(Adaptive Call Allocation。以下適宜「ACA」という)を開示している。ACAでは、新規に登録された行先階呼びを各号機に仮に割り当てて例えば全乗客の合計待ち時間を求め、この合計待ち時間の増分が最も小さくなると評価された号機に、新規行先階呼びを割り当てる。
Elevator Traffic Analysis, Design and Control" (George C. Barney, S. M. Dos Santos共著 ISBN:0901223867
近年、省エネルギーの観点からエレベータシステムにおいても消費電力量の低減が求められている。
本発明は、適応呼び割当(ACA)を利用して消費電力量の低減を図ることが可能なエレベータの群管理制御装置及び群管理制御方法を提供する。
本発明のエレベータの群管理制御装置は、新規行先階呼びを複数台のエレベータのいずれかの号機に割り当てる。
群管理制御装置は、
各号機について割当に関する評価値を求め、
当該評価値が最も小さい号機を新規行先階呼びに割り当てるように構成されている。
群管理制御装置は、
各号機について、
新規行先階呼びを当該号機に割り当てた場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離及び経過時間である第1走行距離及び第1経過時間と、
新規行先階呼びを当該号機に割り当てない場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離及び経過時間である第2走行距離及び第2経過時間と、を求めるとともに、
第1経過時間が経過した時から、現在を基準として所定期間が経過する時までの間に走行する距離の予想値である第1予想走行距離を、所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求めるとともに、
第2経過時間が経過した時から、現在を基準として所定期間が経過する時までの間に走行する距離の予想値である第2予想走行距離を、所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求め
さらに、第1走行距離と第1予想走行距離とを加算して得られる走行距離から、第2走行距離と第2予想走行距離とを加算して得られる走行距離を減算した値に比例する比例値を求め、
この比例値を、当該号機における割当に関する評価値の一のパラメータとして用いる。
本発明によれば、ACAに基づいて割当に関する評価値を求める際、所定期間内の走行距離に比例する値を一のパラメータとして用いる。そのため、走行距離ができるだけ少なくなるように割当号機の決定が行われるようになる。ここで、エレベータシステムの消費電力量は、かごの走行距離にほぼ比例する。したがって、本発明によれば、消費電力量が低減されることとなる。
実施形態1に係るエレベータの群管理制御装置が適用されたエレベータシステムの構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るエレベータの群管理制御装置の電気的構成を示すブロック図である。 実施形態1に係るエレベータの群管理制御装置により行われる割当号機決定処理の流れを示すフローチャートである。 新規行先階呼びを割り当てない場合のエレベータの運行線図の例を示す図である。 新規行先階呼びを割り当てた場合のエレベータの運行線図の例を示す図である。
(実施形態1)
本発明の実施形態に係るエレベータの群管理制御装置が適用されたエレベータシステムについて、図面を参照して説明する。
1.構成
1−1.エレベータシステムの概要
本実施形態に係るエレベータシステムの構成を説明する。図1は、実施形態1に係るエレベータシステムの構成を示すブロック図である。本実施形態に係るエレベータシステムは、群管理制御装置10、複数台の行先階登録装置20、複数台のエレベータ制御装置30−1〜30−3、及び複数台のエレベータ40−1〜40−3(1号機〜3号機。以下適宜「号機」という)を有する。
各エレベータ40−1〜40−3は、かご41、巻上機(モータ)42、釣合おもり43等を有する。
本実施形態に係るエレベータの群管理制御装置10は、複数台のエレベータ40−1〜40−3の走行および運行を統合的に制御する。本実施形態では、一例として1号機〜3号機の3台のエレベータ40−1〜40−3が設けられている。なお、複数台のエレベータ40−1〜40−3は同一の構成を有する。そのため、各エレベータを以下適宜「エレベータ40」という。
また、本実施形態に係るエレベータの群管理システムでは、行先階登録方式を採用しており、新規に発生した行先階呼びを、複数台のエレベータ40のいずれかの号機に割り当てる制御を行う。
1−2.群管理制御装置
群管理制御装置10は、行先階登録装置20において登録された行先階を、複数のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータ(号機)に割り当てる制御を行う。
図2は、実施形態1における群管理制御装置10の電気的構成を示すブロック図である。群管理制御装置10は、コンピュータを利用して構成され、制御部11と、記憶部12と、入出力インタフェース13とを備える。
記憶部12は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施形態の群管理制御装置10の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部11は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部11は、記憶部12から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、群管理制御装置10における後述する各種の機能を実現する。
入出力インタフェース13は、行先階登録装置20、及びエレベータ制御装置30−1〜30−3との間で各種信号を送受信するためのインタフェースである。入出力インタフェース13は、制御部11から出力される信号を所定の形式の信号に変換して出力する。また、入出力インタフェース13は、行先階登録装置20、及びエレベータ制御装置30−1〜30−3から入力された信号を所定の形式の信号に変換して制御部11に出力する。
1−3.行先階登録装置
行先階登録装置20は、利用者が行先階の登録を行うための装置である。行先階登録装置20は、所定の制御を行う制御部と、利用者が行先階を入力するための操作部と、制御部からの表示信号に基づく表示を行う表示部とを備える(図示せず)。
記憶部は、例えばRAM、ROM、HDD、SSD等を利用して構成され、プログラム、及び種々のデータを格納している。プログラムは、本実施形態の行先階登録装置20の各種機能を実現するためのプログラムを含む。
制御部は、例えばCPU、MPU等を利用して構成される。制御部は、記憶部から読み出した上記プログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、行先階登録装置20における各種の機能を実現する。
行先階登録装置20の操作部は、例えばテンキーで構成される。行先階登録装置20の表示部は、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイで構成される。また、行先階登録装置20の表示部と操作部とは、タッチパネル式表示装置として一体的に形成されてもよい。
1−4.エレベータ制御装置
エレベータ制御装置30−1〜30−3は、群管理制御装置10からの制御信号にしたがって、対応するエレベータ40−1〜40−3をそれぞれ駆動制御する。また、エレベータ制御装置30−1〜30−3はそれぞれ、対応するエレベータ40−1〜40−3のかご41の位置、走行方向、ドアの開閉状態、荷重等を含むかご状態を検知して、検知したかご状態を示す情報を含むかご状態信号を群管理制御装置10に出力する。なお、複数台のエレベータ制御装置30−1〜30−3は同一の構成を有する。そのため、各エレベータ制御装置を以下適宜「エレベータ制御装置30」という。
2.動作
2−1.動作の概要
本実施形態に係るエレベータの群管理システムの動作の概要について説明する。本システムは、行先階登録装置20によって利用者の行先階の登録を受け付ける。行先階登録装置20で登録を受け付けると、群管理制御装置10によって、登録された行先階を、複数台のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータに割り当てる。さらに、エレベータ制御装置30によって、登録された行先階を割り当てた割当号機を、行先階の登録が行われた登録階と登録された行先階を順に運行するように運行制御する。また、登録を受け付けた行先階登録装置20は、行先階が割り当てられた号機の情報を取得し、登録された行先階の割当号機の表示を行う。
行先階登録装置20によって利用者の行先階の登録を受け付けた場合に、本システムは、割当号機の表示を行うとともに割当号機の運行制御を行う。
2−2.群管理制御装置の動作
群管理制御装置10の動作について説明する。
群管理制御装置10は、エレベータの割当処理を行う。エレベータの割当処理は、行先階登録装置20で登録された行先階を、複数台のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータに割り当てる処理である。具体的に、制御部11は、割当依頼信号を、行先階登録装置20から入出力インタフェース13を介して受信すると、エレベータの割当処理を開始する。この割当依頼信号は、行先階登録装置20で登録された行先階を、複数台のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータに割り当てることを要求する信号である。割当依頼信号は、利用者によって登録された行先階を示す行先階情報と、当該行先階が登録された階(出発階)を示す出発階情報、および当該行先階の登録が行われた行先階登録装置20を識別する識別情報とを含む。制御部11は、受信した割当依頼信号が示す行先階を、エレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかに割り当てる。
具体的には、制御部11はまず、各エレベータの運行情報に基づいて、行先階を割り当てるべきエレベータ(割当号機)を選択するための割当に関する評価値を、エレベータ毎に算出する。ここで、各エレベータの運行情報は、例えば、各エレベータのかご状態(かごの位置、走行方向、ドアの開閉状態、荷重等を含む)、予測される待ち時間、予測されるサービス完了時間などを示す情報を含む。さらに、本実施形態では、後述するように、各エレベータの運行情報は、エレベータの走行距離を示す情報を含む。上記評価値の算出後、制御部11は、エレベータ40−1〜40−3のうちから最も小さい評価値を有するエレベータを選択し、行先階を、選択したエレベータに割り当てる。
制御部11は、上記の割当処理の結果に基づいて、行先階の登録が行われた登録階と登録された行先階を順に運行するように指示する制御信号をエレベータ制御装置30に出力する。制御部11はまた、割当依頼信号の応答として、割当号機を示す割当号機情報を、入出力インタフェース13を介して、行先階の登録が行われた行先階登録装置20に送信する。
2−3.行先階登録装置の動作
行先階登録装置20は、操作部において、利用者による行先階の登録操作を受け付ける。行先階登録装置20の制御部は、利用者により登録された行先階を示す行先階情報と、その行先階を登録する操作が行われた行先階登録装置20の設置階を示す出発階情報と、当該行先階登録装置20を識別する識別情報とを含む割当依頼信号を生成する。行先階登録装置20の制御部は、生成した割当依頼信号を、群管理制御装置10に出力する。
また、行先階登録装置20の制御部は、上述の割当依頼信号の応答として、群管理制御装置10から、割当号機を示す割当号機情報を受信する。行先階登録装置20の制御部は、利用者によって登録された行先階と、割当号機情報が示す割当号機を示す情報とを、表示部に表示させる。これによって、行先階登録装置20は、登録された行先階が、表示された割当号機に割り当てられたことを利用者に報知する。
2−4.群管理制御装置の具体的動作
本実施形態の群管理制御装置10は、割当号機の決定のためのアルゴリズムとして、適応呼び割当(ACA)アルゴリズムを採用している。その場合において、本実施形態では、ACAにおける割当に関する評価値を求める際のパラメータ(ペナルティ値)として、所定期間T内におけるかご41の走行距離(平均走行距離)に基づく値を採用する。
ここで、オフィスビルにおける出勤時等の、エレベータの交通量がピークになる時間帯においては、出発階及び行先階等の停止階において利用者が乗車や降車している時間以外、各エレベータは走行状態にあることが多い。ここで、上記のように走行距離をパラメータとする場合、当該走行距離を求める期間の長さは、走行状態の変動が平均化されるように、例えば、エレベータが最上階と最下階との間で2往復(2周)程度することが可能な期間長とすることが好ましい。一方、利用者による行先階呼びの登録個数は、エレベータが1周する間の個数程度しか登録されない場合が多い。したがって、登録されている行先階呼びに係る走行距離だけを、ACAにおける割り当てに関する評価値を求める際のパラメータとして利用するのは適切でない。そこで、本実施形態では、現在割り当てられている行先階呼びに応答し終えた後、それまでの走行と同程度の平均的な走行が継続されるものと仮定して、走行距離を求める。以下、実施形態1に係るエレベータの群管理制御装置10により行われる割当号機決定処理を、図3のフローチャートを参照して具体的に説明する。
図3は、実施形態1に係るエレベータの群管理制御装置により行われる割当号機決定処理の流れを示すフローチャートである。
群管理制御装置10は、新規行先階呼びが登録されたか否かを判断する(S21)。具体的に、群管理制御装置10は、行先階登録装置20から新規行先階呼びについての割当依頼信号を受信した場合において、その行先階呼びをいずれかのエレベータがサービス可能であるときは、新規行先階呼びが登録されたと判断する。
新規行先階呼びが登録されていないと判断した場合(S21でNO)、群管理制御装置10は、本フローチャートによる処理を終了する。
これに対し、新規行先階呼びが登録されたと判断した場合(S21でYES)、群管理制御装置10は、かご番号iとして1を設定する(S22)。なお、かご41と号機とは1対1で対応するのでかご番号iは号機の番号でもある。本実施形態では、3台のエレベータ40が設けられているので、iは1〜3である。
群管理制御装置10は、i号機に対して割当済みの全ての行先階呼びについての、現時刻における待ち時間の合計値Wiを求める(S23)。ここで、待ち時間とは、i号機のかご41が、現在位置(現時刻)から行先階呼び発生階に到着するまでの時間である。つまり、行先階呼び発生階において当該行先階呼びに係る利用者がi号機の到着を待つ時間である。
具体的に、群管理制御装置10は、i号機に割当済みの全ての行先階呼びについて、i号機の予測待ち時間テーブルを参照して待ち時間を求める。そして、群管理制御装置10は、i号機に割当済みの全ての行先階呼びの待ち時間を合計することにより、待ち時間の合計値Wiを求める。予測待ち時間テーブルは、新規行先階呼びの発生の都度、あるいは所定時間毎に階間走行時間テーブルや停止階での標準停車時間等に基づいて生成される。階間走行時間テーブルには、全ての階間の走行時間がマトリクス状に規定されている。標準停車時間は、例えば過去所定時間の間の1回の停止当たりの平均停車時間や予め定めた所定時間を用いることができる。
群管理制御装置10は、i号機に対して割当済みの全ての行先階呼びについてのサービス完了時間の合計値Siを求める(S24)。ここで、サービス完了時間とは、現在時刻から、当該利用者が当該行先階で降車可能となるまでの時間である。サービス完了時間は、待ち時間同様に、予測待ち時間テーブル、標準停車時間、戸開時間等に基づいて求めることができる。
群管理制御装置10は、所定期間Tの間の走行距離Diを求める(S25)。具体的に、群管理制御装置10は、まず、(a)かご41が全ての割当済み行先階呼びをサービスし終えて停止するまでの走行距離d1を計算する。走行距離d1は、割当て済みの全ての行先階呼びについての走行距離を積算することにより求めることができる。
次に、群管理制御装置10は、(b)かご41が全ての割当済み行先階呼びをサービスし終えて停止するまでの時間t1を計算する。時間t1は、上記の予測待ち時間テーブル等を利用して求めることができる。
次に、群管理制御装置10は、(c)全ての割当済み行先階呼びをサービスし終えた後の時間t2の間、平均的な走行を継続するものとして走行距離d2を計算する。ここで、平均的な走行を継続とは、単位時間内において、過去の一定時間内の単位時間当たりの走行距離(所定の単位時間当たり走行距離)と同じ走行距離を走行することをいう。走行距離d2は、上記のようにして求めた単位時間当たりの走行距離に、時間t2を乗算することにより求めることができる。
ここで、単位時間当たりの走行距離は、例えば、時間帯毎にテーブルで予め設定しておいてもよい。これによれば、時間帯に応じて単位時間当たりの走行距離が設定され、時間帯に応じた消費電力量低減制御が行われることとなる。
あるいは、単位時間当たりの走行距離は、一定時間Tc1(例えば30分)経過毎に、前記一定時間(例えば30分。第2所定時間)の間の実走行距離に基づいて設定してもよい。これによれば、時間帯毎の制御に準じた消費電力量低減制御が行われることとなる。
あるいは、単位時間当たりの走行距離は、新規行先階呼びの発生毎に、当該新規行先階呼びの発生前の一定時間Tc2(例えば5分。第1所定時間)の間の実走行距離に基づいて設定してもよい。これによれば、直近の突発的な交通量の変動に適応した、消費電力量低減制御が行われることとなる。
次に、群管理制御装置10は、(d)(a)で計算した走行距離d1と(c)で計算した走行距離d2とを用いて、数式2により、所定期間Tの間の平均走行距離Diを計算する。
(数1)
Di=(d1+d2)/T
ここで、所定期間Tは、平均的な個数の割当済み行先階呼びを有するかご41が、ビルの最低階と最高階との間を2往復(2周)するのに要する時間よりも長い時間である。例えばビルが20階建て以下のビルであれば、概ね5分程度の時間である。所定期間Tが、かご41がビルの最低階と最高階との間を1往復未満しかできない時間である場合、下降運転時の回生電力の生成に対して悪影響が生じる可能性がある。これを回避するため、本実施形態では、回生電力等に対する悪影響が抑制されるように、所定期間Tを、2往復するのに要する時間よりも長い時間としている。
群管理制御装置10は、i号機に新規行先階呼びを割り当てた場合の待ち時間の合計値Wi´を、ステップS24同様の方法により求める(S26)。
群管理制御装置10は、i号機に新規行先階呼びを割り当てた場合のサービス完了時間の合計値Si´を、ステップS24同様の方法により求める(S27)。
群管理制御装置10は、i号機に新規行先階呼びを割り当てた場合の所定期間Tの間の走行距離Di´を、ステップS25同様の方法により求める(S28)。具体的に、群管理制御装置10は、まず、(a´)かご41が全ての割当済み行先階呼び及び新規行先階呼びをサービスし終えて停止するまでの走行距離d1´を計算する。
次に、群管理制御装置10は、(b´)かご41が全ての割当済み行先階呼び及び新規行先階呼びをサービスし終えて停止するまでの時間t1´を計算する。
次に、群管理制御装置10は、(c´)全ての割当済み行先階呼び及び新規行先階呼びをサービスし終えた後の時間t2´の間、平均的な走行を継続するものとして走行距離d2´を計算する。
次に、群管理制御装置10は、(d´)(a´)で計算した走行距離d1´と(c´)で計算した走行距離d2´とを用いて、数式2により、所定期間Tの間の平均走行距離Di´を計算する。
(数2)
Di´=(d1´+d2´)/T
群管理制御装置10は、i号機の割当に関する評価値COST(i)を数式3により求める(S29)。
(数3)
COST(i)=C1(Wi´−Wi)+C2(Si´−Si)+C3(Di´−Di)
ここで、係数C1、C2、C3はそれぞれ定数である。C1、C2、C3は、パラメータ間の重み付けを行うための定数であり、ビルの構造、利用者の特性等の条件等に応じて設定される。なお、C3の大きさは、出勤時等のピーク時間帯と、昼間等の閑散時間帯とで異ならせてもよい。例えば、出勤時は、待ち時間やサービス完了時間が重視されるようにC3の値を小さくし、閑散時は、消費電力量低減効果が重視されるようにC3の値を大きくしてもよい。
ここで、評価値COST(i)の第3項のC3(Di´−Di)は、本発明の「比例値」の一例であり、走行距離d1´(第1走行距離)と走行距離d2´(第1予想走行距離)とを加算して得られる走行距離から、走行距離d1(第2走行距離)と走行距離d2(第2予想走行距離)とを加算して得られる走行距離を減算した値に比例する比例値であり、本発明の「比例値」の一例である。
群管理制御装置10は、iに1を加算する(S30)。
群管理制御装置10は、iが所定値imaxよりも大きいか否かを判断する(S31)。所定値imaxは、群管理制御装置10によって群管理されているエレベータ40の台数である。本例では3である。
iが所定値imaxよりも大きくない場合(S31でNO)、群管理制御装置10は、ステップS23に戻り、i号機について同様の処理を行う。
iが所定値imaxよりも大きい場合(S31でYES)、群管理制御装置10は、評価値COST(i)が最小の号機を判断し、評価値COST(i)が最小の号機に新規行先階呼びを割り当てる(S32)。
ここで、ステップS25、S28では、平均走行距離Di、Di´を求めているが、平均せず、走行距離そのものであってもよい。数式3の係数C3により調整可能だからである。
2−5.号機割当動作の具体例
走行距離を考慮した号機割当動作の具体例について説明する。図4は、新規行先階呼びを割り当てない場合のエレベータの運行線図の例を示す図である。具体的に、図4(a)は、i号機への行先階呼びの割当状態を模式的に示す図であり、図4(b)は、i号機の運行線図を示す。
図4(a)において、call1及びcall2は、割当て済みの行先階呼びである。call1は、出発階が1階で行先階が4階の上方向の行先階呼びである。call2は、出発階が1階で行先階が7階の上方向の行先階呼びである。
図4(b)に示すように、i号機は現在3階に位置しているものとする。図4(b)において、実線で示す運行線は、新規行先階呼びを割り当てない場合、つまり割当て済みの行先階呼びにのみ応答した場合の運行線を示す。一方、破線で示す運行線は、仮の運行線である。
図5は、新規行先階呼びを割り当てる場合のエレベータの運行線図の例を示す図である。具体的に、図5(a)は、i号機への行先階呼びの割当状態を模式的に示す図であり、図5(b)は、i号機の運行線図を示す。
図5(a)において、call1及びcall2は、割当て済みの行先階呼びである。call1は、出発階が1階で行先階が4階の上方向の行先階呼びである。call2は、出発階が1階で行先階が7階の上方向の行先階呼びである。call3は、新規行先階呼びであり、出発階が9階で行先階が6階の下方向の行先階呼びである。
図5(b)に示すように、i号機は現在3階に位置しているものとする。図5(b)において、実線で示す運行線は、新規行先階呼びに応答した場合の運行線を示す。一方、破線で示す運行線は、仮の運行線である。
(1)割当て済みの行先階呼びにのみ応答する場合
割当て済みの行先階呼びにのみ応答する場合、i号機は、まず、現在位置の3階から、call1の出発階である1階まで下降し、call1に係る利用者の乗車のため1階で停車時間ts1の間停車する。次に、i号機は、1階から、call1の行先階である4階まで上昇し、call1に係る利用者の降車のため、4階で停車時間ts4の間停車する。次に、i号機は、4階から、call2の行先階である7階まで上昇する。
この場合、現在から割当済の全ての行先階呼びに応答し終わるまでの走行距離d1は、現在位置の3階から1階までの下降走行距離L31と、1階から4階までの上昇走行距離L14と、4階から7階までの上昇走行距離L47との合計として求めることができる。階間走行距離は、各階間の走行距離を規定した走行距離テーブル等を参照して求めることができる。なお、階床間の距離が全て同じである場合は、移動階床数を求め、移動階床数に1階床の高さ(階高)を乗算することにより求めてもよい。
また、現在から割当済の全ての行先階呼びに応答し終わるまでの時間t1は、現在位置の3階で乗場扉が閉まるまでの停車時間ts3と、現在位置の3階から1階までの下降走行時間tr31と、1階での停車時間ts1と、1階から4階までの上昇走行時間tr14と、4階での停車時間ts4と、4階から7階までの上昇走行時間tr47との合計として求めることができる。階床間の走行時間は、各階床間の走行時間を規定した走行時間テーブル等に基づいて求めることができる。各階での停車時間は、例えば乗場扉の開閉時間や、利用者の昇降時間等を含む。各階での停車時間は、例えば過去の停車時間に基づいて求められた平均停車時間としてもよい。
時間t2は、下式に示すように、所定期間Tから時間t1を減算することにより求めることができる。
t2=T−t1
距離d2は、下式に示すように、単位時間当たりの走行距離Loに時間t2を乗算することにより求めることができる。
d2=Lo×t2
そして、割当て済みの行先階呼びにのみ応答する場合の、所定期間T内の平均走行距離Diは、下式に示すように、走行距離d1と走行距離d2とを加算したものを所定期間Tで除算することにより求めることができる。
Di=(d1+d2)/T
(2)新規行先階呼びを割り当てた場合
新規行先階呼びcall3を割り当てた場合、i号機は、割当済のcall2の行先階である7階でcall2に係る利用者の降車のため停車時間ts7の間停車する。次に、i号機は、7階から、call3の出発階である9階まで上昇し、call3に係る利用者の乗車のため、9階で停車時間ts9の間停車する。次に、i号機は、9階から、call3の行先階である6階まで下降し、6階でcall3に係る利用者の降車のため停車時間ts6の間停車する。
この場合、全ての割当済の行先階呼び及び新規行先階呼びに応答し終わるまでの走行距離d1´は、前述の、現在位置の3階から1階までの下降走行距離L31と、1階から4階までの上昇走行距離L14と、4階から7階までの上昇走行距離L47とに加え、7階から9階までの上昇走行距離L79と、9階から6階までの下降走行距離L96との合計として求めることができる。
また、割当済の全ての行先階呼び及び新規行先階呼びに応答し終わるまでの時間t1´は、前述の、現在位置の3階で乗場扉が閉まるまでの停車時間ts3と、現在位置の3階から1階までの下降走行時間tr31と、1階での停車時間ts1と、1階から4階までの上昇走行時間tr14と、4階での停車時間ts4と、4階から7階までの上昇走行時間tr47とに加え、7階での停車時間ts7と、7階から9階までの上昇走行時間tr79と、9階での停車時間ts9と、9階から6階までの下降走行時間tr96との合計として求めることができる。
時間t2´は、下式に示すように、所定期間Tから時間t1´を減算することにより求めることができる。
t2´=T−t1´
距離d2´は、下式に示すように、単位時間当たりの走行距離Loに時間t2´を乗算することにより求めることができる。
d2´=Lo×t2´
そして、割当済み行先階呼びだけでなく新規行先階呼びにも応答する場合の、所定期間T内の平均走行距離Di´は、下式に示すように、走行距離d1´と走行距離d2´とを加算したものを所定期間Tで除算することにより求めることができる。
Di´=(d1´+d2´)/T
そして、評価値COST(i)は、前述の数式2に、求めたWi´、Wi、及びDi、Di´を代入することにより求めることができる。
そして、各号機について求めた評価値COST(i)が最も小さい号機iを選択し、割当号機とする。
上記の割当方法によれば、ACAにおいて評価値COST(i)を求める際のパラメータとして、所定期間Tの間の走行距離を含めているので、評価値COST(i)が最も小さい号機iを選択することにより、走行距離が小さい号機が選択されやくなる。消費電力量は走行距離にほぼ比例するので、消費電力量が少ない号機が選択されやすくなる。よって、省エネルギーを実現できる。
特に、本実施形態においては、各かご41が所定期間Tの間、現在割り当てられている行先階呼びに応答し終えた後においても、それまでの走行に基づく平均的な走行を継続するものとして、走行距離を求める。これにより、所定期間Tにおける走行距離が、現在登録されている行先階呼びの数によってばらつくのが抑制される。よって、走行距離をパラメータ(ペナルティ値)とした場合でも、ACAにおける割当ての評価を適切に行うことができる。
3.まとめ
本実施形態のエレベータの群管理制御装置10は、新規行先階呼びを複数台のエレベータのいずれかの号機に割り当てる。
群管理制御装置10は、
各号機について割当に関する評価値COST(i)を求め、
当該評価値COST(i)が最も小さい号機を新規行先階呼びに割り当てるように構成されている。
群管理制御装置10は、
各号機について、
新規行先階呼びを当該号機に割り当てた場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離d1´(第1走行距離)及び時間t1´(第1経過時間)と、
新規行先階呼びを当該号機に割り当てない場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離d1(第2走行距離)及び時間t1(第2経過時間)と、を求めるとともに、
時間t1´(第1経過時間)が経過した時から、現在を基準として所定期間Tが経過する時までの間に走行する距離の予想値である走行距離d2´(第1予想走行距離)を、所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求めるとともに、
時間t1(第2経過時間)が経過した時から、現在を基準として所定期間Tが経過する時までの間に走行する距離の予想値である走行距離d2(第2予想走行距離)を、所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求め
さらに、走行距離d1´(第1走行距離)と走行距離d2´(第1予想走行距離)とを加算して得られる走行距離から、走行距離d1(第2走行距離)と走行距離d2(第2予想走行距離)とを加算して得られる走行距離を減算した値に比例する比例値(Di´−Di)を求め、
この比例値(Di´−Di)を、当該号機における割当に関する評価値COST(i)の一のパラメータとして用いる。
本実施形態によれば、ACAに基づいて割当に関する評価値COST(i)を求める際、所定期間T内の走行距離に比例する値を一のパラメータとして用いる。そのため、走行距離ができるだけ少なくなるように割当号機の決定が行われるようになる。ここで、エレベータシステムの消費電力量は、かご41の走行距離にほぼ比例する。したがって、本実施形態によれば、消費電力量が低減されることとなる。
本実施形態において、
所定期間Tは、ビルの最低階と最高階との間を2往復するのに要する時間よりも長い時間である。
これにより、例えば所定期間が1往復するのに要する時間である場合もよりも、所定期間T内における走行距離が平均化される。そのため、走行距離にもとづく消費電力量の低減制御のムラが減少する。
本実施形態において、
所定の単位時間当たり走行距離は、新規行先階呼びの発生毎に、当該新規行先階呼びの発生前の一定時間Tc2(第1所定時間)の間の実走行距離に基づいて設定される。
これにより、直近の突発的な交通量の変動に適応しつつ、消費電力量低減を行うことができる。
本実施形態において、
所定の単位時間当たり走行距離は、一定時間Tc1(第2所定時間)経過毎に、一定時間の間の実走行距離に基づいて設定される。
これにより、時間帯毎の制御に準じて、消費電力量低減の制御が行われることとなる。
本実施形態の群管理システムは、
利用者の行先階を取得して新規行先階呼びを生成する行先階登録装置20(行先階取得装置)と、
行先階登録装置20で取得された新規行先階呼びを複数台のエレベータ40のいずれかの号機に割り当てる群管理制御装置10と、を備える。
(その他の実施形態)
前記各実施形態では、群管理制御装置10や行先階登録装置20の制御部は、CPU、MPU等を利用して構成され、記憶部から読み出したプログラムに基づいて種々のデータ等を利用して演算処理を行うことにより、各種の機能を実現している。つまり、制御部は、ハードウェアとソフトウェアとの協働により実現されている。しかし、制御部は、例えば、ハードウェア(電子回路)のみ、FPGA、ASIC等を利用して構成してもよい。
前記実施形態では、エレベータの群管理制御装置10は、行先階登録装置20において入力された行先階を、複数台のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータ(号機)に割り当てる制御を行う。しかし、ビルによっては、エレベータホール内への利用者の進入を許可または遮断するためのセキュリティゲートが配置され、当該セキュリティゲートにおいてIDカードから読み取られたカードIDに対応する行先階を取得可能に構成する場合がある。このようなビルにおいては、エレベータの群管理制御装置10は、セキュリティゲートにおいてIDカードから読み取られたカードIDに対応する行先階を、複数台のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータ(号機)に割り当てる制御を行うことが可能であり、このような場合にも本発明の技術思想は適用可能である。あるいは、行先階登録装置20及びセキュリティゲートの両方が配置され、いずれかの手段により取得された行先階を、複数台のエレベータ40−1〜40−3のうちのいずれかのエレベータ(号機)に割り当てる制御を行うことが可能であり、このような場合にも本発明の技術思想は適用可能である。
10 群管理制御装置
11 制御部
12 記憶部
13 入出力インタフェース
20 行先階登録装置
30、30−1〜30−3 エレベータ制御装置
40、40−1〜40−3 エレベータ
41 かご
42 巻上機
43 釣合おもり

Claims (8)

  1. 利用者の行先階及び出発階が特定された新規行先階呼びを複数台のエレベータのいずれかの号機に割り当てるエレベータの群管理制御装置であって、
    前記群管理制御装置は、
    各号機について割当に関する評価値を求め、
    当該評価値が最も小さい号機を前記新規行先階呼びに割り当てるように構成されており、
    前記群管理制御装置は、
    各号機について、
    前記新規行先階呼びを当該号機に割り当てた場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離及び経過時間である第1走行距離及び第1経過時間と、
    前記新規行先階呼びを当該号機に割り当てない場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離及び経過時間である第2走行距離及び第2経過時間と、を求めるとともに、
    前記第1経過時間が経過した時から、現在を基準として所定期間が経過する時までの間に走行する距離の予想値である第1予想走行距離を、所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求めるとともに、
    前記第2経過時間が経過した時から、現在を基準として前記所定期間が経過する時までの間に走行する距離の予想値である第2予想走行距離を、前記所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求め
    さらに、前記第1走行距離と前記第1予想走行距離とを加算して得られる走行距離から、前記第2走行距離と前記第2予想走行距離とを加算して得られる走行距離を減算した値に比例する比例値を求め、
    この比例値を、当該号機における割当に関する評価値の一のパラメータとして用いる、
    エレベータの群管理制御装置。
  2. 前記割当に関する評価値は、複数のパラメータに基づいて求められ、
    前記比例値は、前記複数のパラメータのうちの一のパラメータであり、
    前記比例値は、前記減算した値に所定係数を乗じることで求められ、
    前記所定係数の大きさが、エレベータが利用される時間帯に応じて変更される、
    請求項1記載のエレベータの群管理制御装置。
  3. 前記時間帯は、エレベータ利用に関するピーク時間帯と閑散時間帯とに区分され、
    前記所定係数の大きさは、ピーク時間帯よりも閑散時間帯の方が大きい、
    請求項2記載のエレベータの群管理制御装置。
  4. 前記所定期間は、ビルの最低階と最高階との間を2往復するのに要する時間よりも長い時間である、
    請求項1から3のいずれか1項に記載のエレベータの群管理制御装置。
  5. 前記所定の単位時間当たり走行距離は、新規行先階呼びの発生毎に、当該新規行先階呼びの発生前の第1所定時間の間の走行距離に基づいて設定される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータの群管理制御装置。
  6. 前記所定の単位時間当たり走行距離は、第2所定時間経過毎に、前記第2所定時間の間の走行距離に基づいて設定される、
    請求項1から4のいずれか1項に記載のエレベータの群管理制御装置。
  7. 利用者の行先階を取得して新規行先階呼びを生成する行先階取得装置と、
    前記行先階取得装置で取得された新規行先階呼びを複数台のエレベータのいずれかの号機に割り当てる請求項1から6のいずれか1項に記載の郡管理制御装置と、を備える、
    エレベータの群管理システム。
  8. 利用者の行先階及び出発階が特定された新規行先階呼びを複数台のエレベータのいずれかの号機に割り当てるエレベータの群管理制御方法であって、
    各号機について割当に関する評価値を求め、
    当該評価値が最も小さい号機を前記新規行先階呼びに割り当てる場合において、
    各号機について、
    前記新規行先階呼びを当該号機に割り当てた場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離及び経過時間である第1走行距離及び第1経過時間と、
    前記新規行先階呼びを当該号機に割り当てない場合の、現在から、当該号機に割り当てられた全ての行先階呼びに応答し終えるまでの走行距離及び経過時間である第2走行距離及び第2経過時間と、を求めるとともに、
    前記第1経過時間が経過した時から、現在を基準として所定期間が経過する時までの間に走行する距離の予想値である第1予想走行距離を、所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求めるとともに、
    前記第2経過時間が経過した時から、現在を基準として前記所定期間が経過する時までの間に走行する距離の予想値である第2予想走行距離を、前記所定の単位時間当たり走行距離に基づいて求め
    さらに、前記第1走行距離と前記第1予想走行距離とを加算して得られる走行距離から、前記第2走行距離と前記第2予想走行距離とを加算して得られる走行距離を減算した値に比例する比例値を求め、
    エレベータの群管理制御方法。
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