JP6538132B2 - 燃料タンクおよび鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、上接合フランジを外周に有するようにしてプレス成形される金属製の上タンク半体と、下接合フランジを外周に有するようにしてプレス成形される金属製の下タンク半体とから成り、前記上接合フランジおよび前記下接合フランジを挟む一対のローラ電極で前記上接合フランジおよび前記下接合フランジがシーム溶接される燃料タンクに関し、さらにその燃料タンクが搭載される鞍乗り型車両に関する。
金属製の上タンク半体の外周の上接合フランジと、金属製の下タンク半体の外周の下接合フランジとが、それらの接合フランジを挟む一対のローラ電極でシーム溶接されるようにした燃料タンクが、特許文献1で既に知られている。
特開2015−13295号公報
ところで、上記特許文献1で開示される燃料タンクは、自動二輪車の車体フレームにおける左右のメインフレームを跨ぐ形状を有した大型のものであるが、このような大型の燃料タンクでは、上タンク半体および下タンク半体をそれぞれプレス成形するための板材を大きく使うことになって材料費が嵩んでしまう。そこで燃料タンク全体の容量を稼ぎつつ大型化を回避し得るように燃料タンクを複雑な形状とすることが考えられるが、その場合、上接合フランジおよび下接合フランジをシーム溶接して燃料タンクを形成する際の成形性を確保するためにローラ電極の上タンク半体もしくは下タンク体との干渉を回避する必要がある。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、成形用の金属板材を大きく使うことを回避して材料費が嵩むことを防止しつつ容量の増大を図るとともに成形性を高めた燃料タンクを提供することを第1の目的とするとともに、その燃料タンクが適切に配置される鞍乗り型車両を提供することを第2の目的とする。
上記第1の目的を達成するために、本発明は、上接合フランジを外周に有するようにしてプレス成形される金属製の上タンク半体と、下接合フランジを外周に有するようにしてプレス成形される金属製の下タンク半体とから成り、前記上接合フランジおよび前記下接合フランジを挟む一対のローラ電極で前記上接合フランジおよび前記下接合フランジがシーム溶接される燃料タンクにおいて、前記下タンク半体に、下タンク本体部と、当該下タンク本体部よりも浅くして前記下タンク本体部の両側に配置される一対の拡張タンク部とが形成され、前記上接合フランジおよび前記下接合フランジがシーム溶接されて成る接合部が、前記下タンク本体部の外周のうち前記拡張タンク部との間を除く部分に配置される本体対応接合部分と、一対の前記拡張タンク部の外周のうち前記下タンク本体部との間を除く部分に配置されて前記本体対応接合部分に連なる一対の拡張タンク対応接合部分とから成り、前記本体対応接合部分および前記拡張タンク対応接合部の連設部に対応した位置で上タンク半体および前記下タンク半体の少なくとも一方の側壁に、前記一対のローラ電極のうち少なくとも一方のローラ電極との接触を避けるローラ逃げ凹部が内方に凹んで形成されることを第1の特徴とする。
また本発明は、第1の特徴の構成に加えて、前記拡張タンク対応接合部分が前記本体対応接合部分から下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成され、前記一対のローラ電極のうち前記下接合フランジに当接する第1のローラ電極よりも大径として前記上接合フランジに当接する第2のローラ電極との干渉を回避する前記ローラ逃げ凹部が前記上タンク半体の側壁に形成されることを第2の特徴とする。
本発明は、第2の特徴の構成に加えて、前記ローラ逃げ凹部に対応する部分での前記本体対応接合部分への前記拡張タンク対応接合部分の連設部の側面視での角度が、20度以上に設定されることを第3の特徴とする。
第2の目的を達成するために、本発明は、第1〜第3の特徴の構成のいずれかに記載の燃料タンクが搭載される鞍乗り型車両であって、車両前後方向で前記下タンク本体部の前部両側に一対の前記拡張タンク部が配置される燃料タンクが車体フレームに搭載され、車両前後方向で前記拡張タンク部の後方に乗車用シートが配置されることを第4の特徴とする。
さらに本発明は、第4の特徴の構成に加えて、前記車体フレームが、操向ハンドルを操向可能に支持するヘッドパイプから左右に分かれて後方に延びる左右一対のメインフレームを有し、前記拡張タンク部が前記メインフレームの外側に配置されるようにして前記車体フレームに前記燃料タンクが支持されることを第5の特徴とする。
本発明の第1の特徴によれば、下タンク半体に、下タンク本体部と、当該下タンク本体部の両側に配置される一対の拡張タンク部とが形成されるようにして、燃料タンクの形状を複雑化して当該燃料タンクの大型化を避けながら容量の増大化を図るようにしてプレス成形するためのタンク板材を有効に利用してコストダウンを図ることができる。しかも上接合フランジおよび下接合フランジがシーム溶接されて成る接合部が、下タンク本体部の外周のうち拡張タンク部との間を除く部分に配置される本体対応接合部分と、拡張タンク部の外周のうち下タンク本体部との間を除く部分に配置されて前記本体対応接合部分に連なる一対の拡張タンク対応接合部分とから成り、本体対応接合部分および拡張タンク対応接合部の連設部に対応した位置で上タンク半体および前記下タンク半体の少なくとも一方の側壁に、ローラ電極の進行方向が変化する部分で当該ローラ電極が上タンク半体および前記下タンク半体の少なくとも一方に干渉するのを防止して成形性を高めることができる。
また本発明の第2の特徴によれば、拡張タンク対応接合部分が本体対応接合部分から下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成されるので、一対のローラ電極のうち下接合フランジに当接する第1のローラ電極よりも大径である第2のローラ電極が上タンク半体の側壁に極力接触しないようにして、上タンク半体の側壁に形成されるローラ逃げ凹部を極力小さくし、ローラ逃げ凹部が燃料タンクの容量に及ぼす影響を小さくすることができる。
本発明の第3の特徴によれば、ローラ逃げ凹部に対応する部分での本体対応接合部分への拡張タンク対応接合部分の連設部の側面視でなす角度が20度以上と設定されることで、第2のローラ電極の上タンク半体の側壁への接触をより回避し易くして、ローラ逃げ凹部を小型化することができ、タンク容量をより確保し易くすることができる。
本発明の第4の特徴によれば、車両前後方向で下タンク本体部の前部両側に一対の拡張タンク部が配置され、車両前後方向で拡張タンク部の後方に乗車用シートが配置されるので、乗車用シートに乗車した乗員が、前記拡張タンク部の後方で燃料タンクの幅が狭い部分をニーグリップすることを可能とし、良好な乗車姿勢を得ることができる。
さらに本発明の第5の特徴によれば、左右一対のメインフレームの外側に燃料タンクの一対の拡張タンク部が配置されるので、メインフレームの外側のスペースを有効に活用して燃料タンクの容量を増大化することができ、特に、拡張タンク対応接合部分が本体対応接合部分から下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成される場合には、車幅方向でのコンパクト配置が可能となる。
自動二輪車の右側面図である。 図1の2−2線拡大断面図である。 サイドカバー、タンクカバーおよび乗車用シートを省略した状態での車体フレームおよび燃料タンクの拡大右側面図である。 図3の4矢視図である。 燃料タンクの右側面図である。 燃料タンクの分解斜視図である。 図5の7矢視図である。 下タンク半体のプレス成形過程を順次示す概略断面図である。 下タンク半体のプレス成形過程で下タンク本体部および下平面フランジ部をドロー成形した状態を示す平面図である。 下タンク半体のプレス成形過程で、拡張タンク部および下拡張フランジ部をドロー成形した状態を示す平面図である。 上タンク半体のドロー成形が完了した状態での平面図である。 燃料タンクの一部およびシーム溶接装置を示す一部縦断側面図である。
本発明の実施の形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお以下の説明において、上下、左右および前後は自動二輪車に乗車した乗員から見た方向を言うものとする。
先ず図1において、鞍乗り型車両である自動二輪車の車体フレームFは、前輪WFを軸支するフロントフォーク14およびバー状の操向ハンドル15を操向可能に支持するヘッドパイプ16と、該ヘッドパイプ16から後下がりに延びる左右一対のメインフレーム17と、それらのメインフレーム17よりも急角度で前記ヘッドパイプ16から後下がりに延びるダウンフレーム18と、該ダウンフレーム18の下端部に連設されて後方に延びる左右一対のロアフレーム19と、前記メインフレーム17の後端部および前記ロアフレーム19の後端部間を結んで上下に延びる左右一対のピボットフレーム20と、それらのピボットフレーム20の上端部から後方に延びる左右一対のシートレール21と、左右一対のピボットフレーム20の上下方向中間部および前記両シートレール21の前後方向中間部間を連結する左右一対のリヤフレーム22とを備える。
前記メインフレーム17、前記ダウンフレーム18、前記ロアフレーム19および前記ピボットフレーム20で囲まれる空間には、後輪WRを駆動する動力を発揮する水冷式のエンジンEのエンジン本体23が配置されており、このエンジン本体23は、前記ダウンフレーム18の下部、前記ピボットフレーム20の上部および前記ロアフレーム19で支持される。
図2および図3を併せて参照して、前記エンジンEの上方には燃料タンク25が配置され、前記シートレール21で支持される乗車用シート26が、その前部で前記燃料タンク25の後半部を覆うようにして配置される。また前記燃料タンク25の下方かつ前記エンジン本体23の前方にはラジエータ27(図3参照)が配置される。
前記燃料タンク25は、その幅方向両側が左右一対の前記メインフレーム17を上方から跨ぐように形成されて前記車体フレームFに支持されるものであり、この燃料タンク25の上部はタンクカバー28で上方から覆われ、前記燃料タンク25の両側上部および前記メインフレーム17の一部はシュラウド29でそれぞれ覆われる。
図4〜図7を併せて参照して、前記燃料タンク25は、上接合フランジ31を外周に有する上タンク半体30と、上接合フランジ31に接合される下接合フランジ33を外周に有する下タンク半体32とから成るものであり、前記上タンク半体30および前記下タンク半体32は、金属製たとえば純チタン製である。
前記下タンク半体32には、下タンク本体部34と、下タンク本体部34の両側に配置される一対の拡張タンク部35とが形成され、前記上タンク半体30には、上タンク本体部36と、前記拡張タンク部35をそれぞれ覆うようにして前記上タンク本体部36から側方に張り出す一対の張出し部37とが形成される。
前記下接合フランジ33および前記上接合フランジ31の一部はそれぞれ下平面フランジ部33aおよび上平面フランジ部31aとして平面状に形成され、前記下タンク本体部34は、前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aの接合面を含む基準平面BPと平行な方向で一方向に長く延びるとともにその長手方向に沿う一方側(この実施の形態では車両前後方向に沿う前方側)に他方側(この実施の形態では車両前後方向に沿う後方側)よりも幅狭となる幅狭部分34aを有して前記基準平面BPよりも下方に膨出するように形成され、前記拡張タンク部35は、前記準平面BPに直交する方向からの平面視で前記幅狭部分34aの両側に配置されるとともに前記下タンク本体部34よりも浅くして前記基準平面BPよりも下方に膨出するように形成される。なお前記準平面BPは、前記燃料タンク25の前記車体フレームFへの搭載状態では、側面視で前上がりに傾斜した平面となる。
図5に特に注目して、前記下タンク本体部34のうち前記基準平面BPからの距離L1が最大となる下タンク本体部最深部分34bと、前記拡張タンク部35のうち前記基準平面BPからの距離L2が最大となる拡張タンク部最深部分35aとが、前記下タンク本体部34の長手方向で相互にオフセットした位置に配置される。
また前記上タンク本体部36は、前記基準平面BPよりも上方に膨出するように形成され、前記張出し部37は、前記拡張タンク部35をそれぞれ覆うようにして前記上タンク本体部36から側方に張り出すとともに前記基準平面BPよりも下方に配置されるように形成される。
前記上タンク本体部36のうち前記基準平面BPからの距離L3が最大となる上タンク本体部最高部分36aと、前記張出し部37のうち前記基準平面BPからの距離L4が最大となる張出し部最低部分37aとが、前記下タンク本体部34の長手方向で相互にオフセットした位置に配置される
前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aは、前記長手方向に沿う他方側(この実施の形態では車両前後方向に沿う後方側)に配置されて前記下タンク半体32および前記上タンク半体30の周縁に配置される第1の下および上平面部分33aa,31aaと、前記長手方向に沿う一方側(この実施の形態では車両前後方向に沿う前方側)の端部で前記下タンク半体32および前記上タンク半体30の周縁に配置される第2の下および上平面部分33ab,31abとをそれぞれ有しており、前記下接合フランジ33および前記上接合フランジ31のうち前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aを除く残余の部分である下および上拡張フランジ部33b,31bが、前記第1の下および上平面部分33aa,31aaと、前記第2の下および上平面部分33ab,31abとの間を結ぶように形成される。しかも前記下および上拡張フランジ部33b,31bは、前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aから外側方に向かうにつれて下方位置となるように傾斜して形成されている。
また前記下タンク半体32には、前記下平面フランジ部33aに面一に連なる平板部38が、前記下タンク本体部34の前記幅狭部分34aと、前記拡張タンク部35との間に介在して形成される。
前記上接合フランジ31および前記下接合フランジ33がシーム溶接されて成る接合部39は、前記下タンク本体部34の外周のうち前記拡張タンク部35との間を除く部分に配置される本体対応接合部分39aと、一対の前記拡張タンク部35の外周のうち前記下タンク本体部34との間を除く部分に配置されて前記本体対応接合部分39aに連なる一対の拡張タンク対応接合部分39bとから成り、前記拡張タンク対応接合部分39bが前記本体対応接合部分39aから下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成される。
前記燃料タンク25は、車体フレームFのうち一対の前記メインフレーム17間に前記下タンク本体部34が配置されるとともに前記メインフレーム17の外方に前記拡張タンク部35がそれぞれ配置されるようにして前記エンジンの上方で前記車体フレームFに支持される。
図3および図4に注目して、前記燃料タンク25の上タンク半体30の車両前後方向前端部には、上タンク半体30から車両前後方向前方に延びる支持ステー40が一対の第1ボルト41で締結されており、この支持ステー40の前端部が、ヘッドパイプ16に連設された支持ボス42に、第2ボルト43で締結される。すなわち前記燃料タンク25の前端部は前記ヘッドパイプ16に支持される。一方、前記接合部39のうち前記本体対応接合部分39aの車両前後方向に沿う後端部の両側が、左右一対のメインフレーム17間に架設されて前記車体フレームFの一部を構成するクロスメンバ44に、一対の第3ボルト45で締結される。すなわち前記燃料タンク25の後端部は前記クロスメンバ44に支持される。
図2に注目して、前記車体フレームFに支持された状態の前記燃料タンク25における前記下タンク半体32の前記平板部38および前記メインフレーム17間にはゴム等の弾性部材46が介装され、前記下タンク半体32における下平面フランジ部33aのうち第1の下平面部分33aaおよび前記メインフレーム17間にはゴム等の弾性部材47が介装される。
ところで前記タンクカバー28の下部のうち前記燃料タンク25を側方から覆う部分の下端部28aと、前記シュラウド29の上部のうち前記燃料タンク25を側方から覆う部分の端部29aとは、前記シュラウド29の前記上端部29aで前記タンクカバー28の前記下端部28aを覆うように重なって配置されており、その重なり部48を収容するようにして後上がりに延びる収容溝49が、前記燃料タンク25における上タンク本体部36の側壁に形成される。
前記燃料タンク25における前記下タンク本体部34の底部には、燃料タンク25からの燃料を前記エンジンE側に供給するための供給口50が設けられており、この供給口50から前記燃料タンク25内に挿入されるポンプユニット51が、前記供給口50の周縁に配置される複数の第4ボルト52で前記下タンク本体部34に締結される。また燃料タンク25における前記上タンク本体部36の天井部には、燃料タンク25内に燃料を給油するための給油筒53が前記タンクカバー28を貫通するようにして固設されており、この給油筒53の上端部には、給油キャップ4が開閉可能に取付けられる。
また前記乗車用シート26は、その前部で前記燃料タンク25の後半部を覆うのであるが、車両前後方向で前記燃料タンク25における前記拡張タンク部35よりも後方に配置されるように乗車用シート26の位置が設定される。
次に、前記下タンク半体32の成形について図8〜図11を参照しながら説明するが、図9〜図11では、燃料タンク25の自動二輪車への搭載姿勢とは上下を逆にした状態で前記下タンク半体32の成形過程が示される。
前記下タンク半体32は、図8(a)〜(c)で示す第1、第2および第3の工程を順次経過するようにした成形過程を経てプレス成形されるものであり、図8(a)で示す第1の工程では、図9で示すように、鎖線で示す矩形状の下タンク板材55からのドロー成形によって、前記下タンク本体部34を形成するとともに、余分な部分を切除する。また第1の工程に続く第2の工程では、図8(b)および図10で示すように、第1の工程でのドロー成形で収縮した下タンク板材55からのドロー成形によって前記拡張タンク部35および前記下接合フランジ33を形成する。しかも上述の第1および第2の工程でのドロー成形では前記下平面フランジ部33aに対応する部分を押さえつつプレス成形を実行する。
前記第2の工程に続く第3の工程では、図8(c)で示すように、前記下平面フランジ部33aおよび前記下拡張フランジ部33bの連設部を基点として前記下拡張フランジ部33bおよび前記拡張タンク部35を下方に折り曲げるものであり、図10で示す直線Lより外側の部分が、前記下拡張フランジ部33bおよび前記拡張タンク部35として下方に折り曲げられる。
一方、前記上タンク半体30もプレス成形されるものであり、そのプレス成形では、図11で示すように、鎖線で示す矩形状の上タンク板材54からのドロー成形を実行し、前記上タンク本体部36および前記張出し部37と、前記上接合フランジ31とを形成する。
ところで上述のドロー成形では、前記上タンク板材54および前記下タンク板材55が、図示しない上下の成形型間に挟まれて、摩擦抵抗力を受けながら突形状に向けて引き込まれるのであるが、この際、前記上タンク板材54および前記下タンク板材55を純チタン製とすることで、板材の延伸方向(図9〜図11の紙面に対して左右方向)には伸びるものの、それに直交する方向には伸び量が小さいという特性が得られることになり、その特性を充分に活かしてドロー行程を実行することができる。
図12において、前記上接合フランジ31および前記下接合フランジ33は、下接合フランジ33に当接する第1のローラ電極56と、第1のローラ電極56との間に前記下接合フランジ33および前記上接合フランジ31を挟むようにして前記上接合フランジ31に当接する第2のローラ電極57とでシーム溶接されるものであり、第2のローラ電極57は第1のローラ電極56よりも大径に形成される。すなわち第2のローラ電極57の直径D2が第1のローラ電極56の直径D1よりも大きく設定される。
第1および第2のローラ電極56,57を備える第1および第2の電極機構58,59は、固定位置にあるコラム60に上下位置を変位可能として支持されており、前記下接合フランジ33および前記上接合フランジ31に接触しつつ転動する第1および第2のローラ電極56,57間に通電することでシーム溶接が行なわれることになる。
前記燃料タンク25の前記接合部39のうち前記本体対応接合部分39aおよび前記拡張タンク対応接合部39bの連設部に対応した位置で上タンク半体30および前記下タンク半体32の少なくとも一方の側壁に、この実施の形態では下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aのうち第1の下および上平面部分33aa,31aaと、前記下拡張フランジ部33bおよび前記上拡張フランジ部31bの連設部に対応した部分での上タンク半体30の側壁には、第1および第2のローラ電極57のうち少なくとも一方のローラ電極、この実施の形態では第2のローラ電極56,57との接触を避けるローラ逃げ凹部61,62が、たとえば2箇所ずつ内方に凹んで形成される。
しかも前記ローラ逃げ凹部61,62に対応する部分での前記本体対応接合部分39aへの前記拡張タンク対応接合部分39bの連設部の側面視での角度αが、20度以上に設定される。
次にこの実施の形態の作用について説明すると、上接合フランジ31を外周に有するようにしてプレス成形される金属製の上タンク半体30と、前記上接合フランジ31に接合される下接合フランジ33を外周に有するようにしてプレス成形される金属製の下タンク半体32とから成る燃料タンク25において、前記下接合フランジ33および前記上接合フランジ31の一部がそれぞれ下平面フランジ部33aおよび上平面フランジ部31aとして平面状に形成され、前記下タンク半体32に、前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aの接合面を含む基準平面BPと平行な方向で一方向に長く延びるとともにその長手方向に沿う一方側に他方側よりも幅狭となる幅狭部分34aを有しつつ前記基準平面BPよりも下方に膨出する下タンク本体部34と、前記準平面BPに直交する方向からの平面視で前記幅狭部分34aの両側に配置されるとともに前記下タンク本体部34よりも浅くして前記基準平面BPよりも下方に膨出する一対の拡張タンク部35とが形成されるので、下タンク半体32をプレス成形するための下タンク板材55を有効に利用してコストダウンを図りながら燃料タンク25の容量を増大することができ、また下タンク本体部34よりも拡張タンク部35が浅いので、拡張タンク部35内の死残量を減らしつつプレス成形時の下タンク本体部34の成形性を良好とすることができる。
しかも下タンク半体32に、下タンク本体部34と、当該下タンク本体部34の両側に配置される一対の拡張タンク部35とが形成されるようにして、燃料タンク25の形状を複雑化して当該燃料タンク25の大型化を避けながら容量の増大化を図るようにしてプレス成形するためのタンク板材54,55を有効に利用してコストダウンを図ることができる。
また前記下タンク半体32に、前記下平面フランジ部33aに面一に連なる平板部38が、前記下タンク本体部34の前記幅狭部34aおよび前記拡張タンク部35間に介在して形成されるので、軽量化を図りつつ下タンク本体部34および拡張タンク部35間を離間させることができる。
また前記下タンク本体部34の下端部のうち前記基準平面BPからの距離が最大となる下タンク本体部最深部分34bと、前記拡張タンク部35の下端部のうち前記基準平面BPからの距離が最大となる拡張タンク部最深部分35aとが、前記長手方向で相互にオフセットした位置に配置されるので、下タンク板材55をより有効に利用して下タンク本体部34および拡張タンク部35を成形することができるようにしてコストダウンを図ることができるとともに、下タンク本体部最深部分34bの成形性を高めることができる。
また前記上タンク半体30に、前記基準平面BPよりも上方に膨出する上タンク本体部36と、前記拡張タンク部35をそれぞれ覆うようにして前記上タンク本体部36から側方に張り出すとともに前記基準平面BPよりも下方に配置される一対の張出し部37とが形成され、前記上タンク本体部36の上端部のうち前記基準平面BPからの距離が最大となる上タンク本体部最高部分36aと、前記張出し部37の下端部のうち前記基準平面BPからの距離が最大となる張出し部最低部分37aとが、前記長手方向で相互にオフセットした位置に配置されるので、上タンク半体30をプレス成形するための上タンク板材54を有効に利用して上タンク本体部36および張出し部37を成形することができるようにしてコストダウンを図ることができるとともに、上タンク本体部36の成形性を高めることができる。
また前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aが、前記長手方向に沿う他方側に配置されて前記下タンク半体32および前記上タンク半体30の周縁に配置される第1の下および上平面部分33aa,31aaと、前記長手方向に沿う一方側の端部で前記下タンク半体32および前記上タンク半体30の周縁に配置される第2の下および上平面部分33ab,31abとをそれぞれ有し、前記下接合フランジ33および前記上接合フランジ31のうち前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aを除く残余の部分である下および上拡張フランジ部33b,31が、前記第1の下および上平面部分33aa,31aaと、前記第2の下および上平面部分33ab,31abとの間を結びつつ前記下平面フランジ部33aおよび前記上平面フランジ部31aから外側方に向かうにつれて下方位置となるように傾斜してそれぞれ形成されるので、下タンク本体部34の長手方向に沿う剛性を確保しつつ、下タンク板材55のうち拡張タンク部3を形成するのに必要となる面積を少なくしてコストダウンを図りつつ良好な成形性を得ることができる。
ところで上タンク半体30の上接合フランジ31と、下タンク半体32の下接合フランジ33とは、前記上接合フランジ31および前記下接合フランジ33を挟む第1および第2のローラ電極56,57でシーム溶接されるものであり、前記上接合フランジ31および前記下接合フランジ33がシーム溶接されて成る接合部39が、前記下タンク本体部34の外周のうち前記拡張タンク部35との間を除く部分に配置される本体対応接合部分39aと、一対の前記拡張タンク部35の外周のうち前記下タンク本体部34との間を除く部分に配置されて前記本体対応接合部分39aに連なる一対の拡張タンク対応接合部分39bとから成り、前記本体対応接合部分39aおよび前記拡張タンク対応接合部39の連設部に対応した位置で上タンク半体30および前記下タンク半体32の少なくとも一方(この実施の形態では上タンク半体30)の側壁に、第1および第2のローラ電極56,57のうち少なくとも一方のローラ電極(この実施の形態では第2のローラ電極)57との接触を避けるローラ逃げ凹部61,62が内方に凹んで形成されるので、第1および第2のローラ電極56,57の進行方向が変化する部分で前記少なくとも一方のローラ電極(この実施の形態では第2のローラ電極)57が上タンク半体30および前記下タンク半体32の少なくとも一方(この実施の形態では上タンク半体30)に干渉するのを防止して成形性を高めることができる。
また前記拡張タンク対応接合部分39bが前記本体対応接合部分39aから下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成され、第1および第2のローラ電極56,57のうち前記下接合フランジ33に当接する第1のローラ電極56よりも大径として前記上接合フランジ31に当接する第2のローラ電極57との干渉を回避する前記ローラ逃げ凹部61,62が前記上タンク半体30の側壁に形成されるので、大径である第2のローラ電極57が上タンク半体30の側壁に極力接触しないようにして、上タンク半体30の側壁に形成されるローラ逃げ凹部61,62を極力小さくし、ローラ逃げ凹部61,62が燃料タンク25の容量に及ぼす影響を小さくすることができる。
しかも前記ローラ逃げ凹部61,62に対応する部分での前記本体対応接合部分39aへの前記拡張タンク対応接合部分39bの連設部の側面視での角度αが、20度以上に設定されることにより、第2のローラ電極57の上タンク半体30の側壁への接触をより回避し易くして、ローラ逃げ凹部61,62を小型化することができ、タンク容量をより確保し易くすることができる。
また前記燃料タンク25のうち前記下タンク半体32を下タンク板材55からプレス成形するにあたっては、前記下タンク本体部34をドロー成形する第1の工程と、前記拡張タンク部35および前記下接合フランジ33をドロー成形する第2の工程とを、この順に実行するので、下タンク半体32の成形性を良好なものとすることができる。
しかも前記第1および前記第2の工程では、前記下平面フランジ部33aに対応する部分を押さえつつプレス成形を実行するので、下平面フランジ部33aを有効に活用してプレス成形を行なうことができる。
また前記第2の工程に続く第3の工程で、前記下平面フランジ部33aおよび前記下拡張フランジ部33bの連設部を基点として前記下拡張フランジ部33bおよび前記拡張タンク部35を下方に折り曲げるので、下平面フランジ部33aおよび下拡張フランジ部33bの連続性を損なうことがないようして拡張タンク部35の側方への張出しを抑え、燃料タンク25の幅を抑えて容量を増大することが可能となる。
ところで前記燃料タンク25は、自動二輪車の車体フレームFが備える一対のメインフレーム17間に前記下タンク本体部34が配置されるとともに前記メインフレーム17の外方に前記拡張タンク部35がそれぞれ配置されるようにしてエンジンEの上方で前記車体フレームFに支持されるものであり、メインフレーム17の外側のスペースを有効に活用して燃料タンク25の容量を増大化しつつ、下タンク本体部34および拡張タンク部35間の間隙を有効に利用して燃料タンク25をスペース効率よく車体フレームFに搭載することができる。また前記拡張タンク対応接合部分39bが前記本体対応接合部分39aから下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成されていることで、車幅方向でのコンパクト配置が可能となる。
さらに車両前後方向で前記拡張タンク部35の後方に乗車用シート26が配置されるので、乗車用シート26に乗車した乗員が、前記拡張タンク部35の後方で燃料タンク25の幅が狭い部分をニーグリップすることを可能とし、良好な乗車姿勢を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上述の実施の形態では、自動二輪車について説明したが、本発明は自動三輪車を含む鞍乗り型車両に広く適用能である。
15・・・操向ハンドル
16・・・ヘッドパイプ
17・・・メインフレーム
26・・・乗車用シート
30・・・上タンク半体
31・・・上接合フランジ
32・・・下タンク半体
33・・・下接合フランジ
34・・・下タンク本体部
35・・・拡張タンク部
39・・・接合部
39a・・・本体対応接合部分
39b・・・拡張タンク対応接合部分
56,57・・・ローラ電極
61,62・・・ローラ逃げ凹部
F・・・車体フレーム

Claims (5)

  1. 上接合フランジ(31)を外周に有するようにしてプレス成形される金属製の上タンク半体(30)と、下接合フランジ(33)を外周に有するようにしてプレス成形される金属製の下タンク半体(32)とから成り、前記上接合フランジ(31)および前記下接合フランジ(33)を挟む一対のローラ電極(56,57)で前記上接合フランジ(31)および前記下接合フランジ(33)がシーム溶接される燃料タンクにおいて、前記下タンク半体(32)に、下タンク本体部(34)と、当該下タンク本体部(34)よりも浅くして前記下タンク本体部(34)の両側に配置される一対の拡張タンク部(35)とが形成され、前記上接合フランジ(31)および前記下接合フランジ(33)がシーム溶接されて成る接合部(39)が、前記下タンク本体部(34)の外周のうち前記拡張タンク部(35)との間を除く部分に配置される本体対応接合部分(39a)と、一対の前記拡張タンク部(35)の外周のうち前記下タンク本体部(3)との間を除く部分に配置されて前記本体対応接合部分(39a)に連なる一対の拡張タンク対応接合部分(39b)とから成り、前記本体対応接合部分(39a)および前記拡張タンク対応接合部(39b)の連設部に対応した位置で上タンク半体(30)および前記下タンク半体(32)の少なくとも一方の側壁に、前記一対のローラ電極(56,57)のうち少なくとも一方のローラ電極(57)との接触を避けるローラ逃げ凹部(61,62)が内方に凹んで形成されることを特徴とする燃料タンク。
  2. 前記拡張タンク対応接合部分(39b)が前記本体対応接合部分(39a)から下方に湾曲しつつ側方に張り出すように形成され、前記一対のローラ電極(56,57)のうち前記下接合フランジ(33)に当接する第1のローラ電極(56)よりも大径として前記上接合フランジ(31)に当接する第2のローラ電極(57)との干渉を回避する前記ローラ逃げ凹部(61,62)が前記上タンク半体(30)の側壁に形成されることを特徴とする請求項1に記載の燃料タンク。
  3. 前記ローラ逃げ凹部(61,62)に対応する部分での前記本体対応接合部分(39a)への前記拡張タンク対応接合部分(39b)の連設部の側面視での角度(α)が、20度以上に設定されることを特徴とする請求項2に記載の燃料タンク。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料タンクが搭載される鞍乗り型車両であって、車両前後方向で前記下タンク本体部(34)の前部両側に一対の前記拡張タンク部(35)が配置される燃料タンク(25)が車体フレーム(F)に搭載され、車両前後方向で前記拡張タンク部(35)の後方に乗車用シート(26)が配置されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  5. 前記車体フレーム(F)が、操向ハンドル(15)を操向可能に支持するヘッドパイプ(16)から左右に分かれて後方に延びる左右一対のメインフレーム(17)を有し、前記拡張タンク部(35)が前記メインフレーム(17)の外側に配置されるようにして前記車体フレーム(F)に前記燃料タンク(25)が支持されることを特徴とする請求項4に記載の鞍乗り型車両。
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