JP6537217B1 - 起立補助装置及びオフセット部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】着座部を閉状態であってもガススプリングによる初期起立持ち上げ力を得ることができ、薄い厚みを実現できる起立補助装置を提供する。【解決手段】上面板と底面板とが揺動自在に支持された着座部と、着座部に収納された揺動機構と、着座部を閉状態にするロック手段と、を有し、揺動機構により上面板を傾斜して着座部に着座した人の起立を補助する起立補助装置であり、揺動機構は、回動軸に支持されたピストンロッドが突出して着座部を開くガススプリングを少なくとも備え、ガススプリングの一端と他端の少なくとも一方は、回動軸の回動軸芯と回動軸芯に直交するピストンロッドの出没軸芯とが同一平面上で交差しないようにオフセットするオフセット部材を介して回動軸に支持される。【選択図】図1

Description

本発明は起立補助装置及びオフセット部材に係り、上面板を傾けることで上面板に着座する利用者の起立を補助する起立補助装置であって、必要に応じて椅子や車椅子の座面に敷いて使用することができる独立型の起立補助装置及び起立補助装置に好適なオフセット部材に関する。
体力が衰えた老人や足腰に何らかの障害を有する身体障がい者は、椅子や車椅子から立ち上がったり着座したりする際に、多大の労力を要するばかりでなく転倒する危険もある。
老人や身体障がい者等(以下、本発明の「利用者」という)が椅子や車椅子から立ち上がって例えばベッド等へ移乗する際、足腰への負担を軽減して安全に移乗できることが必要になる。また、利用者が自力で移乗できない場合には、移乗を介護する介護者が必要になる。
しかし、わが国では少子高齢化が進行しており、家庭においては老々介護となる傾向がある。また、介護施設等においては、1人の介護者で多数の利用者に対応することが多く、介護者の体力的負担が増大し、対応しきれないのが実情である。
この問題の対策として、介護ロボット等の開発が進められているが、実用化にはなお一定の期間を要し、仮に実用化されても価格が高い等の問題から広く普及することには多くの問題を抱えている。
このような背景から、価格もそれほど高価にならず、椅子や車椅子の座面に置くだけで利用者の起立を補助することができる装置が開発されている(例えば特許文献1)。
特許文献1の起立補助椅子は、ガススプリングと利用者が着座する際に座板と座板支持台とに挟まれてつぶれるような厚みのある低反発ポリウレタンフォームのダンパー部材とによって、座板を押し上げて傾斜させる構成となっている。そして、ガススプリングによる座板押し上げモーメントが小さい領域では、低反発ポリウレタンフォームの押し潰し反力で押し上げモーメントを得るようにしている。
このような起立補助装置は一般的に剛性の関係からステンレス等の硬い素材で製作されている。これにより、座り心地が悪いため、起立補助装置の上にスポンジ等の座布団を敷いて使用するのが通常である。
しかし、特許文献1の起立補助椅子は、十分な押し潰し反力を得るために厚みのある低反発ポリウレタンフォームのダンパー部材を使用している。したがって、起立補助装置自体の厚みが厚く座面高さが高くなるだけでなく、その上に更に座布団を敷くので、床面からの高さが高くなり過ぎて、使用感の良い着座が確保できないという問題がある。特に、背の低い利用者は、足が床から浮いた状態で起立補助装置を使用して立ち上がると、かえって転倒の危険がある。
また、立ち上がるときだけ、利用者の臀部と椅子(車椅子も含む)との間に介護者が起立補助装置を挿入して起立を補助する方法があるが、起立補助装置の厚みが厚いと挿入しづらくなる。
したがって、起立補助装置の厚みの問題は、利用者や介護者にとって重要な問題である。この場合、椅子や車椅子に一体的に組み付けた起立補助装置であれば起立補助装置の厚みを見込んで椅子や車椅子の高さを設計できる。しかし、必要に応じて椅子や車椅子の座面に置いたり、介護者が利用者の臀部と椅子(車椅子も含む)との間に介護者が起立補助装置を挿入したりして使用する独立型の起立補助装置の場合には、起立補助装置の厚みは特に重要である。
本出願人は、独立型の起立補助装置として、特許文献2に示す起立補助機能をもった椅子座面を提案した。特許文献2の起立補助装置は、ガススプリングと、ガススプリングと協働して座面を押し上げると共に押し上げモーメントを調節するねじりばね位置調節板を有するねじりばねとにより、座面を押し上げて傾斜させる構成となっている。
実用新案登録第3100983号公報 特許第5807311号公報
ところで、背の低い利用者や、立ち上がるときだけ利用者の臀部と椅子(車椅子も含む)との間に介護者が起立補助装置を挿入して起立を補助することを考慮すると、独立型の起立補助装置の厚みの上限は20mmであることが好ましい。
しかしながら、特許文献2の起立補助装置は、厚みを20mm以下にすることができない。その理由として、利用者が椅子(車椅子含む)の上に置いた起立補助装置に着座した状態から立ち上がる動作をスムーズに行うには、上記したように、利用者の立ち上がり初期における座面が閉じた状態から座面傾斜の小さい領域において、利用者の荷重に抗して座面をスムーズに傾斜させるに十分な揺動力(以下、「初期起立持ち上げ力」という)が必要になる。
特許文献2の場合、ねじりばねとガススプリングとの協働により座面を持ち上げる構成であるが、ガススプリングのピストンロッドが突出動作をするためには、底面板に対して座面が少しでも開く必要がある。即ち、座面が完全に閉じた状態では、ガススプリングは突っ張り棒の状態であり、ピストンロッドが突出しないので、ガススプリングによって初期起立持ち上げ力を得ることはできない。
したがって、特許文献2の場合には、初期起立持ち上げ力をねじりばねで得る必要があり、線径の太いねじりばねを使用する必要がある。これにより、ねじりばねの巻き径が大きくなるため、起立補助装置の厚みが20mmよりも大きくならざるを得ない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、着座部を閉じた状態であってもシリンダ装置による初期起立持ち上げ力を得ることができるので、従来にない薄い厚みを実現することができる独立型の起立補助装置及び起立補助装置に好適なオフセット部材を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明の起立補助装置は、上下方向に重なった上面板と底面板との前端部が揺動自在に連結支持された着座部と、底面板に対して上面板を揺動させて着座部を揺動開閉する揺動機構と、揺動機構による揺動動作をロックして着座部を閉状態にロックするロック手段と、を有し、ロック手段の解除により揺動機構が動作して上面板の後端部を持ち上げて上面板を傾斜することにより、着座部に着座した人の起立を補助する起立補助装置であって、揺動機構は、上面板に一端が回動自在に支持されると共に底面板に他端が回動自在に支持され、ピストンロッドが突出することで着座部を開く方向に揺動するシリンダ装置を少なくとも備え、シリンダ装置の一端と他端の少なくとも一方は、回動軸の回動軸芯と回動軸芯に直交するピストンロッドの出没軸芯とが同一平面上で交差しないようにオフセットするオフセット部材を介して回動軸に支持されることを特徴とする。
本発明によれば、シリンダ装置の一端と他端の少なくとも一方は、回動軸の回動軸芯と回動軸芯に直交するピストンロッドの出没軸芯とが同一平面上で交差しないようにオフセットするオフセット部材を介して回動軸に支持されるようにした。
これにより、着座部を完全に閉じた状態でも、シリンダ装置には着座部を開くための初期起立持ち上げ力が働く。即ち、オフセット部材を介してシリンダ装置を回動軸に回動自在に支持することによって、回動軸にはシリンダ装置が突っ張り棒として働く水平分力以外に着座部を開く方向に揺動する揺動力である垂直分力を生じさせることができる。
したがって、着座部が完全に閉じた状態でも、シリンダ装置は突っ張り棒の状態にならないようにできる。これにより、初期起立持ち上げ力を得るために、大きな揺動力を有するシリンダ装置を使用することができるので、起立補助装置の厚みを極力薄くすることができる。この結果、従来にない薄い厚みの起立補助装置を実現することができる。
本発明の態様において、シリンダ装置の一端と他端の両方にオフセット部材を設け、上面板側の第1オフセット部材は回動軸芯に対して出没軸芯を上面板側にオフセットし、底面板側の第2オフセット部材は回動軸芯に対して出没軸芯を底面板側にオフセットすることが好ましい。これにより、シリンダ装置の両端を回動軸に対してバランス良くオフセットすることができる。
本発明の態様において、同一平面上で交差しない回動軸の回動軸芯とピストンロッドの出没軸芯との離間距離をオフセット量としたとき、シリンダ装置の一端と他端の合計のオフセット量が4mm以上8mm以下であることが好ましい。
合計のオフセット量が4mm未満だと十分な初期持ち上げ力を得ることができない。また、合計のオフセット量が8mmを超えると、シリンダ装置に無理な力が加わるため、特にピストンロッドが破損し易くなる。
なお、オフセット部材は、シリンダ装置の一端と他端の少なくとも一方に設ければよく、例えばシリンダ装置の一端側のオフセット量が8mm、他端側のオフセット量が0mmでもよく、逆に他端側のオフセット量が8mmで一端側のオフセット量が0mmでもよい。
本発明の態様において、上下方向に重なった上面板と底面板との間には矩形薄板状の空間を有し、着座部が閉じた状態では揺動機構は空間内に収納されることが好ましい。
本発明の起立補助装置は、揺動機構を着座部の外側に設ける構成も可能である。例えば、上面板の側部に一端側の回動軸を突出し、底面板の側部に他端側の回動軸を突出し、一対の回動軸にオフセット部材を介してシリンダ装置の一端側と他端側とを揺動自在に連結することもできる。
しかし、着座部が閉じた状態で揺動機構を着座部の空間内に収納されるようにすることにより、起立補助装置の外観をスッキリとすることができる。この場合、オフセット部材を設けることで着座部が完全に閉じた状態でもシリンダ装置は突っ張り棒の状態にならないようにできるので、着座部を完全に閉じたときにシリンダ装置を収納できるだけの矩形薄板状の空間があればよい。したがって、起立補助装置を従来にない薄さにすることができる。
なお、着座部の外側に揺動機構を設けるメリットとしては、空間内にシリンダ装置を収納する場合よりもシリンダ径を太くすることができる。これにより、空間内にシリンダ装置を収納する場合に比べて着座部を揺動させる揺動力の大きなシリンダ装置を使用することが可能となる。
本発明の態様において、揺動機構は、上面板の内側面に設けられた回動軸に一端が回動自在に支持された第1アームと底面板の内側面に設けられた回動軸に一端が回動自在に支持された第2アームとの他端同士を回動ピンで回動自在に連結することにより着座部の揺動に連動して折り畳み可能に設けられ、着座部が閉じた状態では前記第1アームと前記第2アームとが一直線状に折り畳まれるリンク機構と、リンク機構を折り畳み状態から拡げる方向に付勢するリンク用付勢手段と、からなり、シリンダ装置と協働して着座部を開成動作する揺動補助手段を更に有し、揺動補助手段とシリンダ装置とは着座部の空間に着座部の揺動方向に沿って並列配置されていることが好ましい。
このように、シリンダ装置と協働して着座部を開成動作する揺動補助手段を更に設けることにより、シリンダ装置による初期起立持ち上げ力を補助することができる。この場合、シリンダ装置が主たる初期起立持ち上げ力を発揮できるので、揺動補助手段のリンク用付勢手段として、例えば線径が太く巻き径が大きなねじりばね等を使用する必要がない。
更には、揺動補助手段とシリンダ装置とは着座部の空間に着座部の揺動方向に沿って並列配置されているようにしたので、揺動補助手段を更に設けても起立補助装置を薄い厚みのまま維持することができる。したがって、薄い厚みを維持したまま大きな初期起立持ち上げ力を得ることができるので、体重の重い利用者が起立補助装置を使用する場合にもスムーズに起立補助することができる。
本発明の態様において、揺動補助手段は、着座部の後端部側と前端部側とにそれぞれ配設されていることが好ましい。これにより、揺動補助手段が一基の場合よりも一層大きな力でシリンダ装置による初期起立持ち上げ力を補助することができる。したがって、薄い厚みを維持したまま更に大きな初期起立持ち上げ力を得ることができるので、より体重の重い利用者が起立補助装置を使用する場合にもスムーズに起立補助することができる。
本発明の態様において、ロック手段は、上面板の後端部の内側面に設けられたロックバーと、底面板の後端部の内側面に設けられ、着座部を閉じたときにロックバーに係合する係合溝が形成された係合部材と、係合部材を着座部の前後方向にスライド自在に支持するスライド機構と、係合部材を着座部の後端部側に付勢するロック用付勢手段と、係合部材を着座部の前端部側にスライドさせることでロックバーと係合部材の係合溝との係合を解除するロック解除手段と、を備え、係合部材には、上面板を着座部が閉じる方向に揺動させたときにロックバーが当接して係合部材をロック用付勢手段に抗して前端部側にスライドさせる傾斜部を有することが好ましい。
これは、ロック手段の好ましい態様の一つを例示したものである。
本発明の態様において、前記シリンダ装置はガススプリングであることが好ましい。
オフセット部材を使用するシリンダ装置としては、ガススプリングを好適に使用できるが、ガススプリング以外にもピストンロッドが空圧、油圧、電動(モータ)等により出没するシリンダ装置にも広く使用できる。
本発明の態様において、揺動補助手段のリンク用付勢手段はトーションバネ、ぜんまいバネ、板バネ、コイルバネの何れかであることが好ましい。トーションバネ、ぜんまいバネの取り付けは、リンク機構の回動ピンでも、着座部の揺動軸でも何れでもよいが、リンク機構の回動ピンに取り付ける方がより大きな揺動力を得ることができる。
本発明の態様において、起立補助装置の厚みの上限は20mmであることが好ましい。
これは、背の低い利用者や、立ち上がるときだけ利用者の臀部と椅子(車椅子も含む)との間に介護者が起立補助装置を挿入して起立を補助することを考慮すると、独立型の起立補助装置の厚みの上限は20mmであることが好ましいからである。
前記目的を達成するために、本発明のオフセット部材は、揺動自在に連結支持された上面板と底面板とのそれぞれの内側面に設けられた一対の回動軸に両端部が回動自在に支持されると共にピストンロッドが出没することによって上面板を揺動させるシリンダ装置に用いられ、シリンダ装置の出没方向の端部と回動軸とを連結するオフセット部材であって、オフセット部材は、回動軸が貫通する貫通孔と、貫通孔に直交すると共にシリンダ装置の端部を連結する連結孔とを有し、貫通孔に回動軸を貫通し、連結孔にシリンダ装置の端部を連結したときに回動軸の回動軸芯と回動軸芯に直交するピストンロッドの出没軸芯とが同一平面上で交差しないようにするものであることを特徴とする。
本発明のオフセット部材によれば、揺動自在に連結支持された上面板と底面板とのそれぞれの内側面に設けられた一対の回動軸に両端部が回動自在に支持されると共にピストンロッドが出没することによって上面板を揺動させるシリンダ装置に用いることによって、上面板と底面板とを閉じた状態でも、シリンダ装置には上面板を開く方向に揺動させるための初期起立持ち上げ力が働く。
本発明のオフセット部材において、シリンダ装置はガススプリングであることが好ましい。
本発明の起立補助装置は、着座部を閉じた状態であってもシリンダ装置による初期起立持ち上げ力を得ることができるので、従来にない薄い厚みを実現することができる。
また、本発明のオフセット部材は、上面板と底面板とを閉じた状態でも、シリンダ装置には上面板を開く方向に揺動させるための初期起立持ち上げ力を働かすことができる。
本発明の起立補助装置を開いたときの斜視図 本発明の起立補助装置を閉じたときの上面図と側面図 本発明の起立補助装置を開いたときの側面図 本発明のオフセット部材を説明する斜視図 オフセット部材の作用を説明する説明図 本発明の起立補助装置において揺動補助手段のリンク用付勢手段として板バネを使用した場合の側面図 本発明の起立補助装置において揺動補助手段を後端部側と前端部側の両方に設けた場合の側面図 本発明の起立補助装置を椅子の座面に置いて利用者の起立を補助する説明図
以下添付図面に従って、本発明に係る起立補助装置及びオフセット部材の好ましい実施の形態について詳述する。
なお、本発明の実施の形態では、本発明のオフセット部材を本発明の起立補助装置に適用した場合で説明するが、これに限定したものではない。
また、本発明の起立補助装置は、着座部を揺動させる揺動機構を着座部の外側に設けることも可能であるが、本実施の形態では揺動機構を着座部の空間内に収納される例で説明する。また、本実施の形態では、揺動機構の構成要素であるシリンダ装置としてガススプリングの例で説明する。
[起立補助装置]
図1は、本発明の起立補助装置を開いたときの斜視図である。また、図2の(A)は、本発明の起立補助装置を閉じたときの上面図であり、(B)は側面図である。また、図3は、本発明の起立補助装置を開いたときの側面図である。
ただし、図1では起立補助装置の内部構造が分かり易いように、図3に示す起立補助装置10の着座部12の最大傾斜角度(約30°)よりも大きく開いた図で示している。また、図2の(A)では起立補助装置10の内部構造が分かり易いように上面板20を除いて図示しており、図2の(B)は上面板20と底面板22の片側の側辺部20B,22Bを除いて図示している。
図1から図3に示すように、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、主として着座部12と、着座部12を揺動開閉する揺動機構14と、揺動機構14をロックするロック手段16とで構成される。
(着座部)
着座部12は、上下方向に矩形薄板状の空間18(図2の(B)参照)を有して重なった上面板20と底面板22とで構成され、上面板20と底面板22の前端部が揺動軸24よって揺動自在に連結支持されている。
ここで、前端部とは、起立補助装置10の利用者(例えば老人や身体障がい者)が起立補助装置10の着座部12に着座したときに、顔が向く方向を前側、背中側を後側としたときの前側の端部を言う。前端部は着座部12に限定されるものではなく、起立補助装置10を構成する部材について使用する。また、前後方向に直交する方向は幅方向と言うことにする。
上面板20は本発明の実施の形態の起立補助装置10を利用する利用者M(図8参照)が座る平坦な座面平坦部20Aと座面平坦部20Aの幅方向両側に下向きに直角に折曲した側辺部20B,20Bとで構成される。また、底面板22は平坦な底面平坦部22Aと底面平坦部22Aの幅方向両側に上向きに直角に折曲した側辺部22B,22Bとで構成される。更に、上面板20の両側の側辺部20Bの前端部と底面板22の両側の側辺部22Bの前端部とを揺動軸24が貫通支持することで、上面板20と底面板20とが揺動自在に連結される。これにより、着座部12が形成される。
そして、着座部12が閉じたときに上面板20の両側の側辺部20B、20Bが底面板22の両側の側辺部22B、22Bの外側に被さることにより上面板20と底面板22との間に矩形薄板状の空間18が形成される。
また、底面板22には、着座部12を閉じて上面板20の側辺部20Bが底面板22の側辺部22Bの外側に被さったときに、揺動機構14の回動軸30及びロック手段16のロックバー62が底面板22の側辺部22Bに当たらないための凹状の切り欠き22C、22Dがそれぞれ形成されている。
また、着座部12は、図1及び図2の(A)に示すように、前後方向の長さよりも幅方向の長さが短く、持ち運びや携帯に便利なように形成されている。着座部12の幅方向の長さは、利用者Mが着座可能な幅で良く、例えば椅子の座面幅の半分程度であることが好ましい。
(揺動機構)
揺動機構14は、底面板22に対して上面板20を揺動させて着座部12を揺動開閉するものであり、主としてガススプリング26(シリンダ装置の一例)と揺動補助手段28とで構成される。なお、本発明の起立補助装置10は、揺動機構14として少なくともガススプリング26があれば成立するが、本発明の実施の形態では、ガススプリング26と揺動補助手段28とを組み合わせた例で以下に説明する。
揺動機構14は、図2の(A)に示すように、ガススプリング26と揺動補助手段28とは着座部12の空間18に、着座部12の揺動方向に沿って並列配置されている。このように、ガススプリング26と揺動補助手段28とが重ならないようにすることで、起立補助装置10の薄型化を図っている。
なお、ガススプリング26と揺動補助手段28の並列配置は、ガススプリング26を着座部12の幅方向の左右いずれに配置してもよく、図1は揺動軸24に向かって右側にガススプリングを配置した場合であり、図2の(A)、図3、図6、図7は左側に配置した場合である。
ガススプリング26は、上面板20の内側面(空間18側の面)に設けられた回動軸30に長さ方向(前後方向)の一端が回動自在に支持されると共に底面板22の空間18側に設けられた回動軸32に他端が回動自在に支持される。
なお、本実施の形態では、ガススプリング26の一端側の回動軸30と後記するリンク機構48の回動軸30とを兼用したが、別個に設けることもできる。また、ガススプリング26は、密閉された胴体部26Cに充填された圧縮ガスの反力を利用して、ピストンロッド26Aが胴体部26Cから出没するスプリングである。
これにより、ピストンロッド26Aが胴体部26Cから突出することで着座部12を開成する。回動軸30は上面板20の後端部位置に設けられ、上面板20の両側の側辺部20B,20Bに支持される。一方、回動軸32は、底面板22の前端部位置に設けられ、回動軸32の一端が側辺部20Bに支持されると共に他端がガススプリング26と揺動補助手段28との間の底面板22の底面平坦部22Aに立設された支持部材34に支持される。
そして、図1に示すように、ガススプリング26の長さ方向の両端は、回動軸30,32の回動軸芯S1と回動軸芯S1に直交するピストンロッド26Aの出没軸芯S2とが同一平面上で交差しないようにオフセットするオフセット部材36(36A,36B)を介して回動軸30,32に支持されている。
なお、本実施の形態では、ガススプリング26の長さ方向の両端にオフセット部材36を設けたが、いずれか一方にオフセット部材36を設ける場合も本発明は含む。
また、ガススプリング26は、胴体部26Cの直径が着座部12の空間18の高さ(着座部12が閉じたときの上面板20と底面板22の距離)よりも小さくなるように形成される。これにより、閉じた状態の着座部12の空間18にガススプリング26を収納することができるようにしている。
(オフセット部材)
図4は、本発明の実施の形態のオフセット部材36であり、本発明の実施の形態の起立補助装置10に用いた場合である。
オフセット部材36は、揺動自在に連結支持された上面板20と底面板22とのそれぞれの内側面(空間18の側)に設けられた一対の回動軸30,32に両端部が回動自在に支持されると共にピストンロッド26Aが出没することによって上面板20を揺動させるシリンダ装置に用いられ、シリンダ装置の出没方向の端部と回動軸30又は32とを連結するものであって、回動軸30又は32が貫通する貫通孔42と、貫通孔42に直交すると共にシリンダ装置の端部を連結する連結孔38とを有し、貫通孔42に回動軸30又は32を貫通し、連結孔38にシリンダ装置の端部を連結したときに回動軸30又は32の回動軸芯S1と回動軸芯S1に直交するピストンロッド26Aの出没軸芯S2とが同一平面上で交差しないようにするものである。
シリンダ装置としては、本発明の実施の形態の起立補助装置10に用いたガススプリング26を好適に使用できるが、ガススプリング26以外にもピストンロッドが空圧、油圧、電動(モータ)等により出没するシリンダ装置にも広く使用できる。
図4では、本発明のオフセット部材36として、2種類のオフセット部材36を図示している。
図4の(A)はL字形状のオフセット部材36であり、ガススプリング26のピストンロッド26Aの出没軸芯S2の方向にガススプリング26のピストンロッド26A又は連結ロッド26Bの先端部が連結される連結孔38が穿設された連結部40と、出没軸芯S2に直交する方向であって出没軸芯S2とは同一平面上で交差しない回動軸芯S1を有するように回動軸30,32の貫通孔42が形成された回動支持部44とでL字形状に形成される。なお、出没軸芯S2を含む平面と回動軸芯S1を含む平面は平行に形成される。
図4の(B)はコ字形状のオフセット部材36であり、ガススプリング26のピストンロッド26Aの出没軸芯S2の方向にガススプリング26のピストンロッド26A又は連結ロッド26Bの先端部が連結される連結孔38が形成された板状の連結部40と、出没軸芯S2に直交する方向であって出没軸芯S2とは同一平面上で交差しない回動軸芯S1を有するように回動軸30,32の貫通孔42がそれぞれ形成された2つの板状の回動支持部44、44とでコ字形状に形成される。
なお、図4の(A)及び(B)のいずれのオフセット部材36の場合も、出没軸芯S2を含む平面と回動軸芯S1を含む平面は平行に形成される。
本実施の形態では、L逆形状のオフセット部材36で説明するが、オフセット部材36の形状はオフセット部材36としての作用(以下に説明)を有していれば、図4に示した形状に限定されない。
図5の(A)は、ガススプリング26の両端を第1オフセット部材36Aと第2オフセット部材36Bとを介して回動軸30,32に回動自在に支持した図である。また、図5の(B)は、オフセット部材36の作用を説明するために、ガススプリング26の両端を回動軸30,32に連結する従来の連結構造の図である。
なお、図5は着座部12を閉じた状態であり、上面板20と底面板22を揺動自在に連結支持する揺動軸24(図5に図示していない)は図5の左側に設けられる。
図5の(A)に示すように、ガススプリング26は一端側に設けられたピストンロッド26Aの先端部に雄ネジ46が刻設されると共に、他端側に形成されて連結ロッド26Bの先端に雄ネジ46が刻設されている。一方、第1及び第2オフセット部材36A,36Bの連結孔38にはガススプリング26の雄ネジ46に螺合する雌ネジ(図示せず)が刻設されている。これにより、ガススプリング26の両端に第1及び第2オフセット部材36A,36Bを取り付け、オフセット部材36A,36Bを介してガススプリング26を回動軸30,32に回動自在に支持することができる。
図5の(A)ように、ガススプリング26の両端にオフセット部材36を設けた場合には、上面板20側に支持される第1オフセット部材36Aは回動軸芯S1に対して出没軸芯S2を上面板20側にオフセットする。一方、底面板22側の第2オフセット部材36Bは回動軸芯S1に対して出没軸芯S2を底面板22側にオフセットする。
ここで、オフセットとは、回動軸芯S1と出没軸芯S2とが同一平面上で交差しないようにズレを設けることを言い、ズレにより生じる離間距離をオフセット量L(L1,L2)と言う。
本発明の起立補助装置10におけるオフセット部材36のオフセット量Lは、ガススプリング26の一端と他端、即ち第1及び第2オフセット部材36A,36Bのオフセット量Lの合計L1+L2が4mm以上8mm以下であることが好ましい。
オフセット量Lをガススプリング26の出没軸芯S2に対する傾きθで表すこともできる。例えば、長さが145mmのガススプリング26を使用した場合、オフセット量Lの合計L1+L2が4mmは傾斜角度θ(tanθ)で示すと2°となり、8mmは3.16°となる。即ち、オフセット量Lをガススプリング26の出没軸芯S2に対する傾きθで表わした場合には、2°以上3.16°以下であることが好ましい。
<オフセット部材の作用>
図5の(A)に示すように、オフセット部材36A,36Bを介してガススプリング26の両端を回動軸30,32に回動自在に支持することによって、着座部12がロック手段16によりロックされて閉じた状態であっても、ガススプリング26のピストンロッド26Aの突出力によって回動軸30,32周りには着座部12を開く方向の揺動力が潜在的に働いている。
即ち、オフセット部材36を介してガススプリング26を回動軸30,32に支持することによって、回動軸30,32周りにはガススプリング26が突っ張り棒として働く水平分力F1の他に、水平分力F1に直角な垂直分力F2を生じる。この水平分力F1と垂直分力F2により、着座部12を開く揺動力である合力F3が回動軸30,32周りに生じる。この結果、上面板20側の回動軸30に回動自在に支持された第1オフセット部材36Aには上面板20を持ち上げる斜め上方の合力F3が生じる。
一方、底面板22側の回動軸32に回動自在に支持された第2オフセット部材36Bには底面板22を斜め下方に押し下げる合力F3が回動軸32周りに生じる。これにより、着座部12には、上面板20と底面板22とを揺動自在に支持する揺動軸24を揺動中心に揺動しようとする揺動力が作用する。即ち、着座部12が閉じた状態であっても、ガススプリング26には初期起立持ち上げ力が潜在した状態にある。したがって、ロック手段16のロックを解除することによって、着座部12は開く方向に揺動する。
このように、本発明の起立補助装置10は、着座部12が閉じた状態でも、ガススプリング26は突っ張り棒の状態にならないようにできる。したがって、初期起立持ち上げ力を得るために、大きな揺動力を有するガススプリング26を使用できる。
これにより、着座部12を閉じたときにガススプリング26を収納できるだけの矩形薄板状の空間18があればよく、起立補助装置10の厚みを極力薄くすることができる。したがって、従来にない薄い厚みの起立補助装置10を実現することができ、具体的には起立補助装置10の厚みの上限20mmmを達成することができる。
オフセット量は上記したように第1及び第2オフセット部材36A,36Bのオフセット量Lの合計L1+L2が4mm以上8mm以下であることが好ましい。これは、合計のオフセット量が4mm未満だと十分な初期持ち上げ力を得ることができない。また、合計のオフセット量が8mmを超えると、ガススプリング26に無理な力が加わるため、特にガススプリング26のピストンロッド26Aや連結ロッド26Bが破損し易くなる。
なお、オフセット部材36は、ガススプリング26の一端と他端の少なくとも一方に設ければよく、例えばガススプリング26の一端側のオフセット量が8mm、他端側のオフセット量が0mmでもよく、逆に他端側のオフセット量が8mmで一端側のオフセット量が0mmでもよい。
一方、図5の(B)の従来のガススプリング26と回動軸30,32の連結構造は、連結部材48によって回動軸30,32の回動軸芯S1とガススプリング26の出没軸芯S2とが同一平面上で交差する。したがって、着座部12が完全に閉じた状態では、ガススプリング26が突っ張り棒として働く水平分力F1のみが生じる。即ち、従来の連結構造の場合には、着座部12が少し開いた状態でないとガススプリング26は動作しない。したがって、特許文献2でも述べたように、初期起立持ち上げ力を得るための例えばポリウレタンフォームのダンパー部材やねじりばね等を必要とする。
(揺動補助手段)
図1〜図3に示すように、揺動補助手段28は、ガススプリング26の初期起立持ち上げ力を補助するものであり、主として上面板20の揺動に連動して折り畳み可能に設けられたリンク機構48と、リンク機構48を折り畳み状態から拡げる方向に付勢するリンク用付勢手段50とで構成される。
<リンク機構>
リンク機構48は、上面板20の内側面(空間18側の面)に設けられた回動軸30に一端が回動自在に支持された第1アーム52と、底面板22の内側面(空間18側の面)に設けられた回動軸54に一端が回動自在に支持された第2アーム56との他端同士が回動ピン58で回動自在に連結されている。なお、本実施の形態におけるリンク機構48では、上面板20の内側面に設けられた回動軸30として、ガススプリング26と同じ回動軸30を使用したが、別設してもよい。
図1に示すように、第1アーム52は平行な一対のアーム板52A,52Aをアーム板52Aよりも短い連結板52Bで連結した形状に形成され、一対のアーム板52A,52Aの一端に回動軸30が貫通している。同様に、第2アーム56は平行な一対のアーム板56A,56Aをアーム板56Aよりも短い連結板56Bで連結した形状に形成され、一対のアーム板56A,56Aの一端に回動軸54が貫通している。回動軸54は、一端が底面板22の側辺部22Bに支持され、他端が底面板22の底面平坦部22Aに立設した支持部材60に支持される。そして、一対のアーム板52A,52Aの他端と一対のアーム板56A,56Aの他端とが回動ピン58によって回動自在に貫通支持されている。
第1アーム52のアーム板52Aの幅及び第2アーム56のアーム板56Aの幅(着座部12が揺動する方向の幅)が着座部12の空間18の高さ(着座部12がと閉じたときの上面板20と底面板22の距離)よりも小さくなるように形成される。
これにより、リンク機構48は、上面板20の揺動に連動して折り畳み可能に設けられ、図2の(B)に示すように、着座部12が閉じた状態では第1アーム52と第2アーム56とが一直線状に折り畳まれて、着座部12の空間18に収納される。
また、第1アーム52の一対のアーム板52A,52Aには、リンク機構48が一直線状に折り畳まれるときに、アーム板52Aが回動軸54に当たらないように凹状の切り欠き52C(図1参照)が形成されている。
<リンク用付勢手段>
図1から図3の起立補助装置10では、リンク用付勢手段50として、トーションバネ(ねじりばね)50Aの例で示している。即ち、トーションバネ50Aはリンク機構48の回動ピン58に巻回されると共に、一端部が第1アーム52の連結板52Bに当接支持され、他端が第2アーム56の連結板56Bに当接支持される。トーションバネ50Aは、リンク機構48に対して拡げる方向の付勢力を付与する。
トーションバネ50Aの回動ピン58への巻き径は、閉じた状態の着座部12の空間18に収納可能な径に形成される。
また、リンク機構48における第1アーム52及び第2アーム56の回動軸30、54は、着座部12の前端部側に配置されている。これにより、回動ピン58を支点とし、回動軸30、54を作用点とした梃の原理でみたときに、トーションバネ50Aの付与力、即ち着座部12を開く方向の力の作用点は着座部12の前端部側になる。したがって、着座部12には開く方向の大きな揺動力を働かすことができる。
なお、トーションバネ50Aの取り付けは、リンク機構48の回動ピン58でも、着座部12の揺動軸24でも何れでもよいが、リンク機構48の回動ピン58に取り付ける方が梃の原理を効率的に使用できるので、より大きな揺動力を得ることができる。トーションバネ50Aの代わりにぜんまいばね(図示せず)を使用することもできる。
図6は、リンク用付勢手段50の別の態様として、V字形状の板バネ50Bを使用した場合である。
図6に示すように、板バネ50Bは、リンク機構48の第2アーム56の回動軸54の近傍であって、底面板22の底面平坦部22Aと第2アーム56の連結板56Bとの間に設けられる。即ち、板バネ50BのV字状の一方辺が底面板22の底面平坦部22Aに支持され、他方辺が第2アーム56の連結板56Bに支持される。
また、図示しないが、板バネ50Bを回動ピン58の近傍であって、第1アーム52の連結板52Aと第2アーム56の連結板56Aとの間に設けることもできる。
このように、リンク用付勢手段50として、板バネ50Bを使用することで、トーションバネ50Aよりも着座部12を揺動させる大きな揺動力を得ることができる。
(ロック手段)
図1〜図3に示すように、ロック手段16は、着座部12の揺動動作をロックして着座部12を閉状態にロックするものであり、主としてロックバー62と、係合部材64と、スライド機構66と、ロック用付勢手段68と、ロック解除手段70とで構成される。
ロックバー62は丸棒状に形成され、上面板20の後端部の内側面に設けられ、上面板20の両方の側辺部20B,20Bに支持される。
係合部材64はロックバー62に係合するものであり、底面板22の後端部の内側面にスライド機構66を介して支持される。係合部材64は、矩形状の上辺中央部が切り欠かれ、これにより着座部12を閉じたときにロックバー62に係合する係合溝64Aが形成される。また、係合部材64の切り欠かれていない前端部側の上辺部には、後端側に向かって斜め下方に傾斜した傾斜部64Bを有する。
ロックバー62が係合する係合部材64は1個でもよいが、本実施の形態では、2個の係合部材64,64を底面板22の幅方向に間隔を置いてスライド機構66に支持するようにした。これにより、構造的に強固なロック手段16を形成することができ、着座部12を確実にロックすることができる。
スライド機構66は、係合部材64を着座部12の前後方向にスライド自在に支持するものであり、底面板22の両方の側辺部22B,22Bに対向して形成された一対の長孔66A、66Aと、係合部材64を貫通支持すると共に両端部が一対の長孔66A、66Aに係合支持されたスライド棒66Bとで構成される。長孔66Aは底面板22の側辺部22Bに前後方向が長い孔として形成される。
なお、スライド機構66は一対の長孔66Aと1本のスライド棒66Bでも可能であるが、本実施の形態では、二対の長孔66Aと2本のスライド棒66Bで構成した。即ち、底面板22の両方の側辺部22Bに二対の長孔66Aを近接させて形成し、二対の長孔66Aにスライド棒66Bをそれぞれ係合支持させた。そして、2本のスライド棒66Bを2個の係合部材64によって連結させた。これにより、構造的に強固なスライド機構66を形成することができ、係合部材64をスムーズ且つ精度良くスライドさせることができる。
ロック用付勢手段68は、係合部材64を着座部12の後端部側に付勢するものであり、引張スプリングやゴム紐を好適に用いることができる。ロック用付勢手段68は、一端が2本のスライド棒66Bのうち後端部側のスライド棒66Bの中央部に固定され、他端が底面板22の底面平坦部22Aの後端に立設した固定板68Aに固定される。
上記の如くロック手段16を形成することにより、着座部12を閉じる方向に揺動させたときに、ロックバー62が係合部材64の傾斜部64Bに当接することで、係合部材64がロック用付勢手段68の後端部側への付勢力に抗して前端部側にスライドする。そして、ロックバー62の傾斜部64Bへの当接が外れることにより、ロックバー62が係合部材64の係合溝64Aに落ちて係合すると共に係合した状態でロック用付勢手段68による後端部側への付勢力が働く。これにより、着座部12の揺動動作をロックして着座部12を閉状態にロックすることができる。
図1に示すように、ロック解除手段70は、係合部材64を着座部12の前端部側にスライドさせることでロックバー62と係合部材64の係合溝64Aとの係合を外してロックを解除するものである。
即ち、ロック解除手段70は、底面板22の両側の側辺部22B,22Bに回動自在に支持された丸棒状の解除バー70Aと、解除バー70Aの片側に設けられた解除レバー70Bと、解除バー70Aに設けられた解除レバー70C及びカム板70Dと、で構成される。
解除バー70Aは、2本のスライド棒66Bのうち後端側のスライド棒66Bよりも更に後端部側に設けられる。解除バー70Aが設けられた底面板22位置に対応する上面板20位置は上面板20の側辺部20Aを有しない部分であり、着座部12を閉じたときにも上面板20が解除バー70Aや解除レバー70Bに当たることはない。
また、解除バー70Aの一端側が底面板22の側辺部22Bから外側に突出しており、この突出部に解除レバー70Bの基端部が固定される。解除バー70Bの先端部は基端部よりも太く形成され、利用者Mが解除レバー70Bを把持する把持部70Cが形成される。
また、解除バー70Aには、解除バー70Aの軸芯からの距離が短い円弧部分と長い円弧部分とを有するカム板70D,70D(例えば楕円形のカム板)が間隔を置いて貫通支持されている。そして、着座部12がロックされている状態、即ち解除レバー70Bが寝た状態ではカム板70Dの短い円弧部分がスライド棒66Bに当接している。
そして、ロック手段16のロックを解除する場合には、解除レバー70Bを持ち上げて解除バー70Aを回転させる。これにより、カム板70Dの長い円弧部分がスライド棒66Bに当接してスライド棒66Bを着座部12の前端部側に押す。この結果、係合部材64が着座部12の前端部側にスライドするので、係合部材64の係合溝64Aからロックバー62が外れてロックが解除される。
なお、カム板70Dは1個でもよいが、本実施の形態では解除バー70Aに間隔を置いて2個設けた。これにより、ロック手段16のロックを解除する場合に、係合部材64を着座部12の前端部側に確実にスライドさせることができる。
(揺動補助手段の別態様)
図7は、揺動補助手段28の別態様であり、着座部12の後端部側と前端部側とにそれぞれ配設された2列型の揺動補助手段28,28Bの場合である。したがって、ガススプリング26と2列型の揺動補助手段28,28Bとで揺動機構14を形成する。
後端部側に配設した揺動補助手段28は、図1〜図3で説明したので、あらためて説明するのは省略する。また、前端部側に配設された揺動補助手段28Bも構造は後端部側の揺動補助手段28同様である。
即ち、揺動補助手段28Bは、上面板20の揺動に連動して折り畳み可能に設けられたリンク機構72と、リンク機構72を折り畳み状態から拡げる方向に付勢するリンク用付勢手段74とで構成される。
リンク機構72は、上面板20の内側面に設けられた回動軸76に一端が回動自在に支持された第1アーム78と、底面板22の内側面に設けられた回動軸80に一端が回動自在に支持された第2アーム82との他端同士が回動ピン84で回動自在に連結されている。また、図7では、リンク用付勢手段74としてトーションバネを用いて図示したが、後端部側の揺動補助手段28と同様にぜんまいバネ、板バネ、コイルバネを使用することもできる。
[起立補助装置の使用方法]
図8の(A)に示すように、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、利用者Mが椅子86の座面に置いて使用するか、あるいは利用者Mが椅子から立ち上がるときだけ介護者(図示せず)が利用者Mの臀部MAと椅子86の座面との間に挿入して使用する。
このような使用方法の場合、起立補助装置10の厚みが厚いと床面88からの高さが高くなり過ぎて、利用者Mの足MBが床面88から離れ易くなり、使用感の良い着座が確保できないという問題がある。特に、背の低い利用者Mは、起立補助装置10を使用することによって足MBが床面88から浮いた状態で立ち上がると、かえって転倒の危険がある。
また、立ち上がるときだけ、利用者Mの臀部MAと椅子86との間に介護者が起立補助装置10を挿入して起立を補助する場合にも、起立補助装置10の厚みが厚いと挿入しづらくなる。
しかし、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、上記したように、オフセット部材36を介してガススプリング26の両端と回動軸30、32とを連結するようにした。これにより、着座部12が閉じた状態であっても、ガススプリング26が従来のように突っ張り棒として作用しない。
したがって、図8の(B)に示すように、利用者Mが椅子86から立ち上がるときには、起立補助装置10の解除レバー70Bを上向きに回動させてロック手段16による着座部12のロックを解除するだけで、ガススプリング26の初期起立持ち上げ力が着座部12に作用する。これにより、着座部12の座面板20が上向きに揺動し、利用者Mの起立を補助する。
このように、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、ガススプリング26によって着座部12を揺動開始するための初期起立持ち上げ力を得ることができる。したがって、従来のように初期起立持ち上げ力を得るためにガススプリング26とは別の例えば線径が太く巻き径の大きなねじりばねを使用する必要がない。即ち、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、ガススプリング26の胴体部26Cの径が収納可能な着座部12の空間18厚みがあればよい。これにより、厚みが上限20mmの極めて薄い起立補助装置10とすることができるので、床面88から起立補助装置10の上面板20までの距離が椅子86の座面までと殆ど変わらないようにできる。
したがって、利用者Mは、使用感の良い着座が確保できると共に、利用者Mの臀部MAと椅子86の座面との間に介護者が起立補助装置を挿入する場合もスムーズに挿入することができる。
また、本発明の実施の起立補助装置10では、ガススプリング26の初期起立持ち上げ力を補助する揺動補助手段28を設けたので、体重の重い利用者Mが起立補助装置10を使用する場合にもスムーズに起立補助することができる。この場合、ガススプリング26が主たる初期起立持ち上げ力を発揮するので、揺動補助手段として例えば線径が太く巻き径が大きなねじりばね等を使用する必要がない。
また、本発明の実施の起立補助装置10では、ガススプリング26と揺動補助手段28とを着座部12の空間18内に並列に配設した。
これにより、揺動補助手段28を設けることによって起立補助装置10の厚みが厚くなることもない。
なお、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、椅子86に用いる以外にも車椅子に用いてもよい。また、厚みが薄く幅も狭いので携帯に便利であり、利用者や介護者が持ち歩いて公園のベンチに座る時に使用することもできる。
更に、本発明の実施の形態の起立補助装置10は、厚みが極めて薄いため、介護ベッドの補助器具としても使用することができる。例えば、ベッドに寝た人の背中とベッドとの間に起立補助装置10を挿入し、ロック手段を解除することで寝た人の上半身を起き上がらせる補助として使用することができる。また、上半身を起こした人のお尻とベッドとの間に起立補助装置10を挿入し、ロック手段を解除することでベッドから床に立ち上がらせる補助として使用することもできる。
10…起立補助装置、12…着座部、14…揺動機構、16…ロック手段、18…空間、20…上面板、20A…座面平坦部、20B…側辺部、22…底面板、22A…底面平坦部、22B…側辺部、22C,22D…切り欠き、24…揺動軸、26…ガススプリング、26A…ピストンロッド、26B…連結ロッド、26C…胴体部、28…揺動補助手段、30、32…回動軸、34…支持部材、36(36A、36B)…オフセット部材、38…連結孔、40…連結部、42…貫通孔、44…回動支持部、46…雄ネジ、47…連結部材、48…リンク機構、50…リンク用付勢手段、50A…トーションバネ、50B…板バネ、52…第1アーム、52A…アーム板、52B…連結板、54…回動軸、56…第2アーム、56A…アーム板、56B…連結板、58…回動ピン、60…支持部材、62…ロックバー、64…係合部材、64A…係合溝、64B…傾斜部、66…スライド機構、66A…長孔、66B…スライド棒、68…ロック用付勢手段、70…ロック解除手段、70A…解除バー、70B…解除レバー、70C…把持部、70D…カム板、72…リンク機構、74…リンク用付勢手段、76…回動軸、78…第1アーム、80…回動軸、82…第2アーム、84…回動ピン、86…椅子、88…床面、S1…回動軸芯、S2…出没軸芯、F1…水平分力、F2…垂直分力、F3…合力、M…利用者、MA…臀部、MB…足

Claims (12)

  1. 上下方向に重なった上面板と底面板との前端部が揺動自在に連結支持された着座部と、
    前記底面板に対して前記上面板を揺動させて前記着座部を揺動開閉する揺動機構と、
    前記揺動機構による揺動動作をロックして前記着座部を閉状態にロックするロック手段と、を有し、前記ロック手段の解除により前記揺動機構が動作して前記上面板の後端部を持ち上げて前記上面板を傾斜することにより、前記着座部に着座した人の起立を補助する起立補助装置であって、
    前記揺動機構は、
    前記上面板に一端が回動自在に支持されると共に前記底面板に他端が回動自在に支持され、ピストンロッドが突出することで前記着座部を開く方向に揺動するシリンダ装置を少なくとも備え、
    前記シリンダ装置の一端と他端の少なくとも一方は、回動軸の回動軸芯と前記回動軸芯に直交する前記ピストンロッドの出没軸芯とが同一平面上で交差しないようにオフセットするオフセット部材を介して前記回動軸に支持されることを特徴とする起立補助装置。
  2. 前記シリンダ装置の一端と他端の両方に前記オフセット部材を設け、前記上面板側の第1オフセット部材は前記回動軸芯に対して前記出没軸芯を前記上面板側にオフセットし、前記底面板側の第2オフセット部材は前記回動軸芯に対して前記出没軸芯を前記底面板側にオフセットする請求項1に記載の起立補助装置。
  3. 前記同一平面上で交差しない前記回動軸の前記回動軸芯と前記ピストンロッドの前記出没軸芯との離間距離をオフセット量としたとき、前記シリンダ装置の一端と他端のオフセット量の合計が4mm以上8mm以下である請求項1又は2に記載の起立補助装置。
  4. 前記上下方向に重なった前記上面板と前記底面板との間には矩形薄板状の空間を有し、前記着座部が閉じた状態では前記揺動機構は前記空間内に収納される請求項1から3の何れか1項に記載の起立補助装置。
  5. 前記揺動機構は、
    前記上面板の内側面に設けられた回動軸に一端が回動自在に支持された第1アームと前記底面板の前記内側面に設けられた回動軸に一端が回動自在に支持された第2アームとの他端同士を回動ピンで回動自在に連結することにより前記着座部の揺動に連動して折り畳み可能に設けられ、前記着座部が閉じた状態では前記第1アームと前記第2アームとが一直線状に折り畳まれるリンク機構と、
    前記リンク機構を折り畳み状態から拡げる方向に付勢するリンク用付勢手段と、からなり、前記シリンダ装置と協働して前記着座部を開成動作する揺動補助手段を更に有し、
    前記揺動補助手段と前記シリンダ装置とは前記着座部の前記空間に前記着座部の揺動方向に沿って並列配置されている請求項4項に記載の起立補助装置。
  6. 前記揺動補助手段は、
    前記着座部の後端部側と前端部側とにそれぞれ配設されている請求項5に記載の起立補助装置。
  7. 前記ロック手段は、
    前記上面板の後端部の前記内側面に設けられたロックバーと、
    前記底面板の後端部の前記内側面に設けられ、前記着座部を閉じたときに前記ロックバーに係合する係合溝が形成された係合部材と、
    前記係合部材を前記着座部の前後方向にスライド自在に支持するスライド機構と、
    前記係合部材を前記着座部の後端部側に付勢するロック用付勢手段と、
    前記係合部材を前記着座部の前端部側にスライドさせることで前記ロックバーと前記係合部材の係合溝との係合を解除するロック解除手段と、を備え、
    前記係合部材には、前記上面板を前記着座部が閉じる方向に揺動させたときに前記ロックバーが当接して前記係合部材を前記ロック用付勢手段に抗して前記前端部側にスライドさせる傾斜部を有する請求項1から6の何れか1項に記載の起立補助装置。
  8. 前記シリンダ装置はガススプリングである請求項1から7の何れか1項に記載の起立補助装置。
  9. 前記揺動補助手段の前記リンク用付勢手段はトーションバネ、ぜんまいバネ、板バネ、コイルバネの何れかである請求項5から7の何れか1項に記載の起立補助装置。
  10. 前記起立補助装置の厚みの上限は20mmである請求項1から9の何れか1項に記載の起立補助装置。
  11. 揺動自在に連結支持された上面板と底面板とのそれぞれの内側面に設けられた一対の回動軸に両端部が回動自在に支持されると共にピストンロッドが出没することによって前記上面板を揺動させるシリンダ装置に用いられ、前記シリンダ装置の出没方向の端部と前記回動軸とを連結するオフセット部材であって、
    前記オフセット部材は、
    前記回動軸が貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔に直交すると共に前記シリンダ装置の端部を連結する連結孔とを有し、
    前記貫通孔に前記回動軸を貫通し、前記連結孔に前記シリンダ装置の端部を連結したときに前記回動軸の回動軸芯と前記回動軸芯に直交する前記ピストンロッドの出没軸芯とが同一平面上で交差しないようにするものであることを特徴とするオフセット部材。
  12. 前記シリンダ装置はガススプリングである請求項11に記載のオフセット部材。
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