JP6536789B2 - ロープ緩み検知装置 - Google Patents
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Description
第3の形態のロープ緩み検知装置は、第2の形態において、前記シーブは、前記クレーンの下部ブームまたは上部旋回体に搭載されたガイドシーブであることを特徴とする。
第4の形態のロープ緩み検知装置は、ウインチドラムの回転によりロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチ装置を備えたクレーンに用いられ、前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの緩みを検知するロープ緩み検知装置であって、前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの経路上において、前記ロープの繰り出し方向における前記ロープの移動を検出する第1検出部と、前記ウインチ装置の動作を検出する第2検出部と、前記第1検出部で検出された前記ロープの移動と、前記第2検出部で検出された前記ウインチ装置の動作との比較結果に基づいて、前記ロープの緩みを検知する緩み検知部とを備え、前記第1検出部は、前記クレーンの下部ブームまたは上部旋回体に搭載されたガイドシーブの回転を検出することにより、前記ロープの移動を検出するように構成されていることを特徴とする。
第3の形態によれば、たとえばブームの先端部に搭載されたシーブの回転を第1検出部で検出する構成に比べて、乱巻の原因となるロープの緩みの検知の確度が高くなる。
第4の形態のロープ緩み検知装置によれば、ウインチ装置から繰り出されたロープの経路上でのロープの移動と、ウインチ装置の動作とが、第1検出部および第2検出部で個別に検出される。緩み検知部は、ウインチ装置から繰り出されたロープの経路上でのロープの移動と、第2検出部で検出されたウインチ装置の動作との比較結果に基づいて、ロープの緩みを検知する。言い換えれば、ロープ緩み検知装置は、2か所で同時に検出されるロープの繰り出し状況を比較することで、直接的にロープの緩みを検知する。したがって、ロープ緩み検知装置は、予め多様な物理量を求めることなく、ウインチ装置から繰り出されるロープの緩みを検知できる、という利点がある。また、たとえばブームの先端部に搭載されたシーブの回転を第1検出部で検出する構成に比べて、乱巻の原因となるロープの緩みの検知の確度が高くなる。
本実施形態に係るロープ緩み検知装置は、ウインチドラムの回転によりロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチ装置を備えたクレーンに用いられ、ウインチ装置から繰り出されたロープの緩みを検知する。
以下ではまず、本実施形態に係るロープ緩み検知装置が用いられるクレーンの基本的な構成について説明する。
主巻ウインチ152、補巻ウインチ153、あるいは起伏ウインチ170として用いられる各ウインチ装置は、図3Aおよび図3Bに示すように、ウインチドラム31の回転によりロープ4の巻き取りおよび繰り出しを行うように構成されている。以下の説明では、主巻ウインチ152と補巻ウインチ153と起伏ウインチ170とを区別しない場合には、各々を単に「ウインチ装置3」という。また、ウインチ装置3により巻き取りおよび繰り出しが行われる主巻ワイヤロープ150と補巻ワイヤロープ151と起伏ワイヤロープ171とを区別しない場合には、各々を単に「ロープ4」という。
次に、図1を参照して、本実施形態のロープ緩み検知装置2について説明する。ここでは一例として、主巻ワイヤロープ150の緩み検知に用いられるロープ緩み検知装置2について説明するが、他のロープ(補巻ワイヤロープ151、起伏ワイヤロープ171)の緩み検知にもロープ緩み検知装置2は適用可能である。
以上説明した本実施形態のロープ緩み検知装置2によれば、ウインチ装置3から繰り出されたロープ4の経路上でのロープ4の移動と、ウインチ装置3の動作とを、第1検出部21および第2検出部22で個別に検出している。そして、緩み検知部23は、第1検出部21で検出されたウインチ装置3から繰り出されたロープ4の経路上でのロープ4の移動と、第2検出部22で検出されたウインチ装置3の動作との比較結果に基づいて、ロープ4の緩みを検知する。言い換えれば、ロープ緩み検知装置2は、2か所で同時に検出されるロープ4の繰り出し状況を比較することで、直接的にロープ4の緩みを検知する。したがって、本実施形態のロープ緩み検知装置2によれば、予め多様な物理量(無負荷モーメントなど)を求めることなく、ウインチ装置3から繰り出されるロープ4の緩みを検知できる、という利点がある。
第1検出部21は、ウインチ装置3から繰り出されたロープ4の経路上においてロープ4の移動を検出する構成であればよく、上述したようにウインチ装置3から繰り出されたロープ4の経路上に設けられたシーブの回転を検出することは必須の構成ではない。
本実施形態のロープ緩み検知装置2では、緩み検知部23は、第1検出部21の検出結果から求まるロープ4の移動速度と、第2検出部22の検出結果から求まるロープ4の繰り出し速度との速度差に基づいて、ロープ4の緩みを検知するように構成されている。以下、実施形態1と同様の構成については、共通の符号を付して適宜説明を省略する。
以上説明した本実施形態のロープ緩み検知装置2によれば、緩み検知部23は、ロープ4の移動速度Yと、ロープ4の繰り出し速度Xとの速度差(X−Y)に基づいて、ロープ4の緩みを検知する。そのため、ウインチ装置3が動作し、かつウインチ装置3から繰り出されたロープ4の経路上でロープ4が移動している状況でも、速度差(X−Y)が生じていれば、緩み検知部23は、ロープ4の緩みを検知することができる。したがって、ロープ緩み検知装置2は、より確実に、ウインチ装置3から繰り出されるロープ4の緩みを検知できる、という利点がある。
3 ウインチ装置
4 ロープ
5 ガイドシーブ(シーブ)
10 クレーン
21 第1検出部
22 第2検出部
23 緩み検知部
25 制御部
31 ウインチドラム
150 主巻ワイヤロープ(ロープ)
151 補巻ワイヤロープ(ロープ)
152 主巻ウインチ(ウインチ装置)
153 補巻ウインチ(ウインチ装置)
171 起伏ワイヤロープ(ロープ)
170 起伏ウインチ(ウインチ装置)
Claims (5)
- ウインチドラムの回転によりロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチ装置を備えたクレーンに用いられ、前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの緩みを検知するロープ緩み検知装置であって、
前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの経路上において、前記ロープの繰り出し方向における前記ロープの移動を検出する第1検出部と、
前記ウインチ装置の動作を検出する第2検出部と、
前記第1検出部で検出された前記ロープの移動と、前記第2検出部で検出された前記ウインチ装置の動作との比較結果に基づいて、前記ロープの緩みを検知する緩み検知部と、
前記ウインチ装置を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記第1検出部の検出結果から求まる前記ロープの移動速度と、前記第2検出部の検出結果から求まる前記ロープの繰り出し速度との速度差に応じて、前記ウインチドラムの回転速度を減速または前記ウインチドラムの回転を停止させるように構成されている
ことを特徴とするロープ緩み検知装置。 - 前記第1検出部は、前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの経路上に設けられたシーブの回転を検出することにより、前記ロープの移動を検出するように構成されている
ことを特徴とする請求項1に記載のロープ緩み検知装置。 - 前記シーブは、前記クレーンの下部ブームまたは上部旋回体に搭載されたガイドシーブである
ことを特徴とする請求項2に記載のロープ緩み検知装置。 - ウインチドラムの回転によりロープの巻き取りおよび繰り出しを行うウインチ装置を備えたクレーンに用いられ、前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの緩みを検知するロープ緩み検知装置であって、
前記ウインチ装置から繰り出された前記ロープの経路上において、前記ロープの繰り出し方向における前記ロープの移動を検出する第1検出部と、
前記ウインチ装置の動作を検出する第2検出部と、
前記第1検出部で検出された前記ロープの移動と、前記第2検出部で検出された前記ウインチ装置の動作との比較結果に基づいて、前記ロープの緩みを検知する緩み検知部とを備え、
前記第1検出部は、前記クレーンの下部ブームまたは上部旋回体に搭載されたガイドシーブの回転を検出することにより、前記ロープの移動を検出するように構成されている
ことを特徴とするロープ緩み検知装置。 - 前記緩み検知部は、前記第1検出部の検出結果から求まる前記ロープの移動速度と、前記第2検出部の検出結果から求まる前記ロープの繰り出し速度との速度差に基づいて、前記ロープの緩みを検知するように構成されている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のロープ緩み検知装置。
Priority Applications (1)
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JP2015047710A JP6536789B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | ロープ緩み検知装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP6536789B2 true JP6536789B2 (ja) | 2019-07-03 |
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Family Applications (1)
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JP2015047710A Active JP6536789B2 (ja) | 2015-03-10 | 2015-03-10 | ロープ緩み検知装置 |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6270177A (ja) * | 1985-09-20 | 1987-03-31 | Nippon Kokan Kk <Nkk> | 係船機の索食込み検出装置 |
JPH11139774A (ja) * | 1997-11-14 | 1999-05-25 | Hitachi Constr Mach Co Ltd | ウインチ装置の乱巻防止装置 |
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2015
- 2015-03-10 JP JP2015047710A patent/JP6536789B2/ja active Active
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