JP6535981B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置に関する。
表面にトナー像を担持し回動する無端状のベルト走行体に当接し、トナー像を転写媒体に転写後のベルト走行体の表面をクリーニングするクリーニング装置において、ベルト走行体の表面に当接しクリーニングするクリーニングブレードと、ベルト走行体の裏面のクリーニングブレード対向位置に配置された対向ローラと、を有し、クリーニングブレードの当接位置が、ベルト走行体と対向ローラとが接触していない領域で、かつベルト走行体の走行方向で対向ローラの下流位置または上流位置となるように、クリーニングブレードを変位させ配置するクリーニング装置が知られている(特許文献1)。
複数のローラに張架されながら移動し複数の一次転写部でそれぞれ異なる色相の現像剤を転写され単一の二次転写部で現像剤を記録媒体に転写する中間転写体上に残留する現像剤を中間転写体上から除去するクリーニング機構において、一端部が中間転写体を張架する一方のローラの回転軸に軸支され、他端部に中間転写体の張力を調整するテンションローラを軸支し、傾斜角度の変化によってテンションローラを移動させる支持部材と、支持部材に支持され中間転写体上に残留する現像剤を中間転写体上から除去するクリーニングユニットと、を備えるクリーニング機構も知られている(特許文献2)。
特開2012−27170号公報 特開2006−72254号公報
本発明は、無端状ベルト部材表面に付着した被清掃物を安定して清掃することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の画像形成装置は、
支持ローラと駆動ローラを含む複数のローラに張架され、回転移動する無端状ベルト部材と、
前記複数のローラに含まれ、前記支持ローラと前記駆動ローラの間で前記駆動ローラに対して前記無端状ベルト部材の回転移動方向下流側において前記無端状ベルト部材の内面である重力方向の下面に接触して前記無端状ベルト部材を外面側へ押圧する対向ローラと、
前記複数のローラに含まれ、前記対向ローラに対して前記無端状ベルト部材の回転移動方向下流側において、前記無端状ベルト部材の外面に接触し、前記無端状ベルト部材を凸状態で外面側から押圧する押圧ローラと、
前記対向ローラと前記押圧ローラの間であって、前記無端ベルト部材を張架する前記複数のローラのいずれとも前記無端ベルト部材を介して接触しない位置で前記無端状ベルト部材の表面にエッジ部が当接して配置され、前記無端状ベルト部材の前記表面に付着した被清掃物を清掃する清掃部材と、を備えた、
ことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記支持ローラが、前記無端状ベルト部材の内面に接触して回転可能に且つ前記支持ローラの回転軸線方向と交差する方向に移動可能に支持されている、
ことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記駆動ローラが、前記無端状ベルト部材の内面に接触して前記無端状ベルト部材を回
転移動させる、
ことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、無端状ベルト部材の清掃部材を、無端状ベルト部材を表面側へ押圧する対向ローラと、無端状ベルトを表面側から押圧する押圧ローラとの間に配置しない構成に比して、無端状ベルト部材の表面に付着した被清掃物を安定して清掃することができる。
請求項2に記載の発明によれば、支持ローラが支持ローラの回転軸線方向と交差する方向に移動可能でない場合に比して、無端状ベルト部材の斜行を抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、支持ローラで無端状ベルト部材を回転移動させる構成に比して、画像形成装置を小型化することができる。
画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。 感光体ドラム31及び二次転写ローラ53を含む転写装置50の内部構成を示す断面模式図である。 対向ローラ56、押圧ローラ57及び中間転写ベルトクリーナ58の配置を示す要部断面模式図である。 (a)はフルカラー印刷時に中間転写ベルトユニット500が感光体ユニット30に接触した状態を示す断面模式図、(b)は白黒印刷時の中間転写ベルトユニット500が感光体ユニット30に接触した状態を示す断面模式図である。 (a)は対向ローラ56、押圧ローラ57を備えていない場合の中間転写ベルトユニット500における中間転写ベルト51及びベルトクリーニングブレード59の動きを説明するための断面模式、図5(b)は対向ローラ56、押圧ローラ57を備えた本実施形態の中間転写ベルトユニット500における中間転写ベルト51及びベルトクリーニングブレード59の動きを説明するための断面模式である。
次に図面を参照しながら、以下に実施形態及び具体例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施形態及び具体例に限定されるものではない。
また、以下の図面を使用した説明において、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることに留意すべきであり、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
尚、以後の説明の理解を容易にするために、図面において、前後方向をX軸方向、左右方向をY軸方向、上下方向をZ軸方向とする。
(1)画像形成装置の全体構成及び動作
図1は本実施形態に係る画像形成装置1の内部構成を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら、画像形成装置1の全体構成及び動作を説明する。
画像形成装置1は、制御装置10、給紙装置20、感光体ユニット30、現像装置40、転写装置50、定着装置60、を備えて構成されている。画像形成装置1の上面(Z方向)には、画像が記録された用紙が排出・収容される排出トレイ1aが形成されている。
制御装置10は、画像形成装置1の動作を制御する画像形成装置制御部11と、印刷処理要求に応じた画像データを準備するコントローラ部12、露光装置LHの点灯を制御する露光制御部13、電源装置14等を有する。電源装置14は、後述する帯電ローラ32、現像ローラ42、一次転写ローラ52、二次転写ローラ53等に高圧電圧を印加するとともに、露光装置LH、給紙装置20、定着装置60及び備えられた各センサ等に電力を供給する。
コントローラ部12は、外部の情報送信装置(例えばパーソナルコンピュータ等)から入力された印刷情報を潜像形成用の画像情報に変換して予め設定されたタイミングで、駆動信号を露光装置LHに出力する。本実施形態の露光装置LHは、複数の発光素子(LED:Light Emitting Diode)が主走査方向に沿って線状に配列されたLEDヘッドにより構成されている。
画像形成装置1の底部には、給紙装置20が設けられている。給紙装置20は、用紙積載板21を備え、用紙積載板21の上面には多数の記録媒体としての用紙Pが積載される。用紙積載板21に積載され、規制板(不図示)で幅方向位置が決められた用紙Pは、上側から1枚ずつ用紙引き出し部22により前方(−X方向)に引き出された後、レジストローラ対23のニップ部まで搬送される。
感光体ユニット30は、給紙装置20の上方(Z方向)に、それぞれが並列して設けられ、回転駆動する感光体ドラム31を備えている。感光体ドラム31の回転方向に沿って、帯電ローラ32、露光装置LH、現像装置40、一次転写ローラ52、ドラムクリーニングブレード34が配置されている。帯電ローラ32には、帯電ローラ32の表面をクリーニングするクリーニングローラ33が対向、接触して配置されている。
現像装置40は、内部に現像剤が収容される現像ハウジング41を有する。現像ハウジング41内には、感光体ドラム31に対向して配置された現像ローラ42と、この現像ローラ42の背面側斜め下方には現像剤を現像ローラ42側へ撹拌搬送する一対の搬送オーガ44A、44Bが配設されている。現像ローラ42には、現像剤の層厚を規制する層厚規制部材46が近接配置されている。
現像装置40各々は、現像ハウジング41に収容される現像剤を除いて略同様に構成され、それぞれがイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、黒(K)のトナー像を形成する。
回転する感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により帯電され、露光装置LHから出射する潜像形成光により静電潜像が形成される。感光体ドラム31上に形成された静電潜像は現像ローラ42によりトナー像として現像される。
転写装置50は、各感光体ユニット30の感光体ドラム31にて形成された各色トナー像が多重転写される無端状ベルト部材の一例としての中間転写ベルト51、各感光体ユニット30にて形成された各色トナー像を中間転写ベルト51に順次転写(一次転写)する一次転写ローラ52、中間転写ベルト51上に重畳して転写された各色トナー像を記録媒体である用紙Pに一括転写(二次転写)する二次転写ローラ53、中間転写ベルト51上に付着している被清掃物の一例としての残留トナーを除去する清掃部材の一例としての中間転写ベルトクリーナ58を備えて構成されている。
各感光体ユニット30の感光体ドラム31に形成された各色トナー像は、画像形成装置制御部11により制御される電源装置14等から所定の転写電圧が印加された一次転写ローラ52により中間転写ベルト51上に順次静電転写(一次転写)され、各色トナーが重畳された重畳トナー像が形成される。
中間転写ベルト51上の重畳トナー像は、中間転写ベルト51の移動に伴って二次転写ローラ53が配置された領域(二次転写部TR)に搬送される。重畳トナー像が二次転写部TRに搬送されると、そのタイミングに合わせて給紙装置20から用紙Pが二次転写部TRに供給される。そして、二次転写ローラ53には、画像形成装置制御部11により制御される電源装置14等から所定の転写電圧が印加され、レジストローラ対23から送り出され、搬送ガイドにより案内された用紙Pに中間転写ベルト51上の多重トナー像が一括転写される。
感光体ドラム31表面の残留トナーは、ドラムクリーニングブレード34により除去され、廃トナー回収容器(不図示)に回収される。感光体ドラム31の表面は、帯電ローラ32により再帯電される。尚、ドラムクリーニングブレード34で除去しきれず帯電ローラ32に付着した残留物は、帯電ローラ32に接触して回転するクリーニングローラ33表面に捕捉され、蓄積される。
定着装置60は加熱モジュール61と加圧モジュール62を有し、加熱モジュール61と加圧モジュール62の圧接領域によって定着ニップ部N(定着領域)が形成される。
転写装置50においてトナー像が転写された用紙Pは、トナー像が未定着の状態で搬送ガイドを経由して定着装置60に搬送される。定着装置60に搬送された用紙Pは、一対の加熱モジュール61と加圧モジュール62により、圧着と加熱の作用でトナー像が定着される。
定着トナー像が形成された用紙Pは、搬送ガイド65a、65bによってガイドされ、排出ローラ対69から画像形成装置1上面の排出トレイ1aに排出される。
(2)転写装置の構成及び動作
図2は感光体ドラム31及び二次転写ローラ53を含む転写装置50の内部構成を示す断面模式図、図3は対向ローラ56、押圧ローラ57及び中間転写ベルトクリーナ58の配置を示す要部断面模式図、図4(a)はフルカラー印刷時に中間転写ベルトユニット500が感光体ユニット30に接触した状態を示す断面模式図、図4(b)は白黒印刷時の中間転写ベルトユニット500が感光体ユニット30に接触した状態を示す断面模式図である。
以下、図面を参照しながら転写装置50の構成と動作について説明する。
(2.1)中間転写ユニットの構成
図2に示すように、中間転写ベルトユニット500は、無端状ベルト部材としての中間転写ベルト51、各一次転写ローラ52、駆動ローラ54、支持ローラ55、対向ローラ56、押圧ローラ57とを備え、これら各ローラが回転軸方向の両側において支持部材(不図示)に支持されている。また、中間転写ベルトユニット500は、中間転写ベルト51上に存在する残留トナー等を除去する中間転写ベルトクリーナ58を備えている。
このように、中間転写ベルトユニット500は、ユニット化された部材であり、一体として画像形成装置1の本体フレーム着脱可能に取り付けられる。
中間転写ベルト51は、ポリイミドあるいはポリアミド等の樹脂にカーボンブラック等の導電剤を適当量含有させたものが用いられ、その体積抵抗率が10〜1014Ω・cmとなるように形成されており、その厚みは例えば、0.1mm程度のフィルム状の無端ベルトで構成されている。
中間転写ベルト51は、中間転写ベルト51を循環駆動させる駆動ローラ54、各感光体ドラム31の配列方向に沿って略直線状に伸びる中間転写ベルト51を支持して中間転写ベルト51に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト51の蛇行を防止する支持ローラ55、駆動ローラ54に対して中間転写ベルト51の回転移動方向下流側に設けられ、中間転写ベルト51の内面に接触して中間転写ベルト51を内面側から表面側へ押圧する対向ローラ56、対向ローラ56に対して中間転写ベルト51の回転移動方向下流側に設けられ、中間転写ベルト51の表面に接触して中間転写ベルト51を表面側から押圧する押圧ローラ57に張架されて回転移動する。
一次転写ローラ52は、中間転写ベルト51を挟んで、各感光体ドラム31に対向して設けられ、トナーの帯電極性と逆極性の電圧が印加されるようになっている。これにより、各々の感光体ドラム31上のトナー像が中間転写ベルト51に順次、静電吸引され、中間転写ベルト51上に重畳されたトナー像が形成されるようになっている。
一次転写ローラ52としては、例えば、外径8mmの円筒形で、SUS、鉄、アルミなど従来公知の金属を用いることができるが、特に金属表面にニッケル、銅、クロム等のメッキ処理を施したものが好適に用いられる。
二次転写ローラ53は、例えば体積抵抗率が10〜1010Ω・cmの半導電性ゴムからなり、中間転写ベルト51を介して駆動ローラ54に対向して配置される。二次転写ローラ53は、給紙装置20から搬送される用紙Pに対して、駆動ローラ54とともに中間転写ベルト51が保持するトナー像を二次転写する二次転写部TRを形成する。
駆動ローラ54は、中間転写ベルト51の内面に接触して中間転写ベルト51を循環駆動させるための摩擦力を発揮できる、例えばカーボンを分散したEPDMゴムからなり、ローラ径が28mmとなるように形成され、硬度は例えば70度(アスカーC)に設定されている。そして、駆動ローラ54は接地して配置され、二次転写ローラ53の対向電極をなしている。
(2.2)中間転写ユニットの要部構成
図3に示すように、中間転写ベルト51に対しては、対向ローラ56と押圧ローラ57との間で、回転移動する中間転写ベルト51上に残留した残留トナーを除去する中間転写ベルトクリーナ58が、中間転写ベルト51の回転移動方向と交差する交差方向(本実施形態では回転移動方向に対して直交方向)に伸びて当接配置されている。
中間転写ベルトクリーナ58は、清掃部材の一例としてのベルトクリーニングブレード59がハウジングHSに固定支持されて構成されている。ベルトクリーニングブレード59の材料としては、耐磨耗性、耐欠け性、耐クリープ性などの機械的性質に優れる材料、例えば、熱硬化型ポリウレタンゴム等のウレタンゴムが好適であるが、ウレタンゴムに代えて薄いステンレス板(スクレーパ)を用いてもよい。
そして、ベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aは予め定められた接触圧で中間転写ベルト51の表面に接触し、中間転写ベルト51の表面からトナーや紙紛等を掻きとる。
ベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aが当接した中間転写ベルト51の回転移動方向上流側には、中間転写ベルト51を内面51b側から表面51a側へ押圧する対向ローラ56が、中間転写ベルト51の内面51bに接触して前述した交差方向に伸びて設けられている。なお、対向ローラ56は、中間転写ベルトユニット500の支持部材(不図示)に回転自在に支持され、中間転写ベルト51の回転移動に伴って従動回転される。
そのために、中間転写ベルト51は、駆動ローラ54と支持ローラ55に張架された状態で仮想された中間転写ベルト51の表面(図2、3にLで図示)が駆動ローラ54とベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aが当接した位置の間では、表面51a側へ凸状態で対向ローラ56表面との接触量(ラップ量l1)を増加するように張架されている。
さらに、ベルトクリーニングブレード59の中間転写ベルト51の回転移動方向下流側には、中間転写ベルト51を表面側から押圧する押圧ローラ57が中間転写ベルト51の表面に接触して前述した交差方向に伸びて設けられている。また、押圧ローラ57は、中間転写ベルトユニット500の支持部材(不図示)に回転自在に支持され、中間転写ベルト51の回転移動に伴って従動回転される。
そのために、中間転写ベルト51は、駆動ローラ54と支持ローラ55に張架された状態で仮想された中間転写ベルト51の表面がベルトクリーニングブレード59の中間転写ベルト51の回転移動方向下流側では、表面51a側が凹状態で押圧ローラ57表面との接触量(ラップ量l2)を増加するように張架されている。
その結果、中間転写ベルト51は、駆動ローラ54と支持ローラ55に張架された状態で仮想された中間転写ベルト51の表面が対向ローラ56と支持ローラ55の間では、対向ローラ56によって表面51a側が凸状態、押圧ローラ57で表面51a側が凹状態に押圧された状態で張架され、その中間に中間転写ベルトクリーナ58が配置される構成となっている。
また、ベルトクリーニングブレード59に対して、中間転写ベルト51の回転移動方向上流側には、フィルム状のシール部材SFが交差方向に伸びて設けられ、シール部材SFの先端部は、中間転写ベルト51と接触して、ベルトクリーニングブレード59によって掻き取られた残留トナーが飛散しないようになっている。
ベルトクリーニングブレード59及びシール部材Sが取り付けられるハウジングHSは、中間転写ベルト51に対向する側が開放された箱状とされ、ベルトクリーニングブレード59によって掻き取られ、ベルトクリーニングブレード59とシール部材SFとの間に滞留する残留トナーを廃トナー回収容器(不図示)へ搬送する搬送オーガAGが設けられている。
(2.3)中間転写ユニットの接離動作
(2.3.1)フルカラー印刷位置
図4(a)に示すように、画像形成装置1は中間転写ベルト51上に各色トナー像を形成するフルカラー印刷時には、全ての一次転写ローラ52(Y)、(M)、(C)、(K)が中間転写ベルト51を介して各感光体ドラム31に接触した第一接触位置に位置している。
(2.3.2)白黒印刷位置
図4(b)に示すように、画像形成装置1において、白黒印刷が選択されると、第一接触位置の状態から、カラー用一次転写ローラ52(Y)、(M)、(C)が感光体ドラム31から離間するように回転移動する(図4(b)中 矢印R1方向)。また、支持ローラ55も中間転写ベルト51を感光体ドラム31から離間させる方向に回転移動(図4(b)中 矢印R2方向)し、転写装置50は、図4(b)に模式的に示す白黒印刷モードである第二接触位置に位置することになる。
その結果、フルカラー印刷時と白黒印刷時とでは、二次転写部TRにおいて、トナー像が用紙に二次転写された後の、中間転写ベルト51の回転移動方向下流側における中間転写ベルト51の軌道が変化する。
特に、中間転写ベルトクリーナ58を、駆動ローラ54に対して中間転写ベルト51の回転移動方向下流に設ける場合には、中間転写ベルト51の緩み側に中間転写ベルトクリーナ58を配置することとなり、ベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aの中間転写ベルト51の表面への接触位置や接触圧が変化して、ベルトクリーニングブレード59と中間転写ベルト51表面との間でスティックスリップが発生してクリーニング不良が発生する虞があった。
(3)作用・効果
図5(a)は対向ローラ56、押圧ローラ57を備えていない場合の中間転写ベルトユニット500における中間転写ベルト51及びベルトクリーニングブレード59の動きを説明するための断面模式、図5(b)は対向ローラ56、押圧ローラ57を備えた本実施形態の中間転写ベルトユニット500における中間転写ベルト51及びベルトクリーニングブレード59の動きを説明するための断面模式である。以下、図面を参照しながら中間転写ベルトユニット500の作用について説明する。
本実施形態に係る中間転写ベルトユニット500においては、中間転写ベルト51は、中間転写ベルト51を循環駆動させる駆動ローラ54、各感光体ドラム31の配列方向に沿って略直線状に伸びる中間転写ベルト51を支持して中間転写ベルト51に対して一定の張力を与えると共に中間転写ベルト51の蛇行を防止する支持ローラ55によって張架されている。
駆動ローラ54に対して中間転写ベルト51の回転移動方向下流側には、中間転写ベルト51の内面51bに接触して中間転写ベルト51を内面51b側から表面51a側へ押圧する対向ローラ56が設けられ、対向ローラ56に対して中間転写ベルト51の回転移動方向下流側には、中間転写ベルト51の表面51aに接触して中間転写ベルト51を表面51a側から押圧する押圧ローラ57が設けられている。
このように張架された中間転写ベルト51に対しては、中間転写ベルトクリーナ58が、対向ローラ56と押圧ローラ57との間で当接配置され、回転移動する中間転写ベルト51上に残留した残留トナーを除去する。
係る構成の中間転写ベルトユニット500に対して、中間転写ベルトクリーナ58は、駆動ローラ54に対する中間転写ベルト51の回転移動方向下流側における中間転写ベルト51の緩み側に配置されることになる。
係る構成において、駆動ローラ54が、中間転写ベルト51の内面51bに接触して中間転写ベルト51を回転移動させると、図5(a)に示すように、対向ローラ56、押圧ローラ57を備えていない場合の中間転写ベルトユニット500においては駆動ローラ54に対する中間転写ベルト51の回転移動方向下流側における緩み側の中間転写ベルト51は、張力が減少しやすくなるとともに、中間転写ベルト51の回転移動方向下流側における中間転写ベルト51の軌道が変化する。
一方、本実施形態に係る中間転写ベルトユニット500においては、駆動ローラ54に対して、中間転写ベルト51の回転移動方向下流側には、対向ローラ56が中間転写ベルト51の内面51bに接触して、中間転写ベルト51を内面51b側から表面51a側へ押圧しているために、中間転写ベルト51は、表面51a側へ凸状態で対向ローラ56表面と一定の接触量(ラップ量)を保持して張架されている。そのために、中間転写ベルト51は緩み側であっても、張力の減少が抑制される。
また、中間転写ベルトクリーナ58の中間転写ベルト51の回転方向下流側には、押圧ローラ57が中間転写ベルト51の表面51aに接触して、中間転写ベルト51を表面51a側から押圧しているために、中間転写ベルト51は、表面51a側が凹状態で押圧ローラ57表面との接触量(ラップ量)を保持して張架されている。そのために、中間転写ベルト51は緩み側であっても、張力の減少が抑制される。
中間転写ベルト51が、中間転写ベルトクリーナ58の中間転写ベルト51の回転方向上流側においては、表面51a側へ凸状態で対向ローラ56表面と一定の接触量(ラップ量)を保持して張架され、中間転写ベルトクリーナ58の中間転写ベルト51の回転方向下流側においては、表面51a側が凹状態で押圧ローラ57表面との接触量(ラップ量)を保持して張架されているために、張力の減少が抑制されている。
その結果、中間転写ベルトクリーナ58は、駆動ローラ54に対する中間転写ベルト51の回転方向下流側における中間転写ベルト51の緩み側であっても、安定した張力で張架された中間転写ベルト51の表面51aに当接配置されることになる。
そのために、図5(b)に示すように、中間転写ベルトユニット500が、フルカラー印刷時の第一接触位置の状態から、白黒印刷モードである第二接触位置に変位して白黒印刷が行われるときにも、中間転写ベルト51の回転移動方向下流側における対向ローラ56と押圧ローラ57に支持された領域における中間転写ベルト51の軌道変化が抑制される。
その結果、ベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aの中間転写ベルト51の表面51aへの接触位置やベルトクリーニングブレード59と中間転写ベルト51の表面51aとの接触角度、ベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aの接触圧の変化が抑制され、安定して残留トナーのクリーニング作用が維持される。
また、使用によって、ベルトクリーニングブレード59の先端エッジ59aの中間転写ベルト51の表面51aへの接触状態が変化して、中間転写ベルトクリーナ58による中間転写ベルト51への摩擦負荷が増加した場合であっても、中間転写ベルト51の回転移動速度の変動が抑制され、中間転写ベルト51に対する過剰な負荷が低減される。
以上、本発明に係る実施形態を詳述したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で種々の変更を行うことが可能である。
例えば、本実施形態では無端状ベルト部材の一例として中間転写ベルトを備えた中間転写方式の画像形成装置について説明したが、無端状ベルト部材の一例としての用紙搬送ベルト上に保持された記録媒体を介して感光体ドラムと接触して、感光体ドラム上のトナー像を転写・搬送する直接転写方式の画像形成装置であっても適用することができる。
さらに、中間転写ベルト上に保持されたトナー像を記録媒体に一括転写(二次転写)する無端状ベルト部材としての二次転写ベルトであっても適用することができ、また、表面にトナー画像が形成される感光体ベルトに適用してもよい。
1・・・画像形成装置
10・・・制御装置
20・・・給紙装置
30・・・感光体ユニット
40・・・現像装置
50・・・転写装置
500・・・中間転写ベルトユニット
51・・・中間転写ベルト
52・・・一次転写ローラ
53・・・二次転写ローラ
54・・・駆動ローラ
55・・・支持ローラ
56・・・対向ローラ
57・・・押圧ローラ
58・・・中間転写ベルトクリーナ
59・・・ベルトクリーニングブレード
59a・・・先端エッジ
60・・・定着装置
S・・・シール部材
HS・・・ハウジング
TR・・・二次転写部

Claims (3)

  1. 支持ローラと駆動ローラを含む複数のローラに張架され、回転移動する無端状ベルト部材と、
    前記複数のローラに含まれ、前記支持ローラと前記駆動ローラの間で前記駆動ローラに対して前記無端状ベルト部材の回転移動方向下流側において前記無端状ベルト部材の内面である重力方向の下面に接触して前記無端状ベルト部材を外面側へ押圧する対向ローラと、
    前記複数のローラに含まれ、前記対向ローラに対して前記無端状ベルト部材の回転移動方向下流側において、前記無端状ベルト部材の外面に接触し、前記無端状ベルト部材を凸状態で外面側から押圧する押圧ローラと、
    前記対向ローラと前記押圧ローラの間であって、前記無端ベルト部材を張架する前記複数のローラのいずれとも前記無端ベルト部材を介して接触しない位置で前記無端状ベルト部材の表面にエッジ部が当接して配置され、前記無端状ベルト部材の前記表面に付着した被清掃物を清掃する清掃部材と、を備えた、
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記支持ローラが、前記無端状ベルト部材の内面に接触して回転可能に且つ前記支持ローラの回転軸線方向と交差する方向に移動可能に支持されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動ローラが、前記無端状ベルト部材の内面に接触して前記無端状ベルト部材を回転移動させる、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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