JP6535094B2 - はんだ印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、基板にペースト状はんだを印刷するはんだ印刷機に関し、より詳細には、搬送装置が搬入した基板を搬送装置とともに印刷高さまで上昇駆動する方式のはんだ印刷機に関する。
多数の電子部品が実装された基板を生産する機器として、はんだ印刷機、部品実装機、リフロー炉、基板検査機などがある。これらの機器を連結して基板生産ラインを構築することが一般的になっている。このうちはんだ印刷機には、スクリーンおよびスキージを備えるスクリーン印刷機が多用される。本願出願人は、この種のはんだ印刷機の一技術例を特許文献1に開示している。
特許文献1のスクリーン印刷機は、基板を搬入および搬出する基板搬送装置と、搬入された基板をクランプ高さまで上昇駆動する昇降台昇降駆動装置と、クランプ高さにて基板をクランプする基板クランプ装置と、クランプされた基板を印刷高さまで上昇駆動する基板保持装置昇降装置と、印刷高さに保持された基板にペースト状はんだを印刷する印刷実施装置と、を備える。基板保持装置昇降装置は、基板に加えて、基板搬送装置、昇降台昇降駆動装置、および基板クランプ装置を一体的に上昇駆動する。
特開2006−281712号公報
ところで、特許文献1のスクリーン印刷機は、多数の装置の組合せによって構成されているので、印刷機が重厚長大化するとともにコストもアップして好ましくない。このため、2組用いられている昇降駆動装置の一装置化や、基板搬送装置と基板クランプ装置との複合一体化などにより、印刷機の軽薄短小化およびコストダウンを実現することが強く要請されている。しかしながら、一つの昇降駆動装置を用いて、まず基板をクランプ高さまで上昇駆動し、次に基板に加えて基板搬送装置および基板クランプ装置を一体的に上昇駆動する構成を採用すると、異物混入の問題点が発生する。
詳述すると、昇降駆動装置は、昇降駆動用の昇降テーブルを備えるが、昇降テーブルの上面に異物が混入するおそれが皆無でない。異物が昇降テーブルと基板搬送装置との間に挟み込まれた状態で上昇駆動が行われると、基板搬送装置が正規の高さよりも上方まで駆動され、不具合が発生する。例えば、クランプ高さにてクランプされた基板を撮像するカメラ装置と、上昇し過ぎた基板搬送装置とが干渉するおそれが発生する。なお、異物は外部から侵入する不特定の物体に限定されず、昇降テーブル上で倒れたバックアップピンや、昇降テーブル上に置き忘れられたバックアップブロックなども異物として作用する。
本発明は、上記背景技術の問題点に鑑みてなされたものであり、簡素な構成を採用しつつ、異物混入に対する信頼性を高めたはんだ印刷機を提供することを解決すべき課題とする。
上記課題を解決する本発明のはんだ印刷機は、所定の搬送高さで基板を搬入および搬出する搬送装置と、前記搬送装置の前記搬送高さよりも高いクランプ高さにて前記基板をクランプするクランプ装置と、搬入された前記基板を前記搬送高さから前記クランプ高さまで上昇駆動し、次に上昇駆動されてクランプされた前記基板を前記クランプ装置および前記搬送装置ともに上昇駆動して、前記基板を前記クランプ高さよりも高い印刷高さに保持する昇降装置と、印刷高さに保持された前記基板にペースト状はんだを印刷する印刷実施装置と、を備えたはんだ印刷機であって、前記昇降装置が前記基板を前記クランプ高さまで上昇駆動した時点で、前記搬送装置の上昇を検出したときに異常と判定する上昇動作監視装置をさらに備えた。
本発明のはんだ印刷機において、昇降装置は、まず搬入された基板を搬送高さからクランプ高さまで上昇駆動し、次に上昇駆動されてクランプされた基板をクランプ装置および搬送装置ともに上昇駆動して、基板をクランプ高さよりも高い印刷高さに保持する。これによれば、特許文献1で2組用いられていた昇降駆動装置を一装置化して、簡素な機器構成にできる。
また、昇降装置によって基板が搬送高さからクランプ高さまで上昇駆動されても、搬送装置は上昇駆動されず、その後、クランプされた基板とともに搬送装置は上昇駆動される。ここで、昇降装置と搬送装置との間に混入した異物が挟まれると、基板がクランプ高さまで上昇駆動される途中で、搬送装置の上昇駆動が始まる。つまり、本来上昇しないはずの搬送装置が上昇してしまう。これに対して、上昇動作監視装置は、昇降装置が基板をクランプ高さまで上昇駆動した時点で、搬送装置の上昇を検出したときに異常と判定するので、異物の混入に起因する異常を検出できる。したがって、異物の混入に対する信頼性が高められる。
第1実施形態のはんだ印刷機の正面図である。 第1実施形態のはんだ印刷機を斜め上方から見下ろした斜視図である。 第1実施形態のはんだ印刷機の制御の構成を示すブロック図である。 図1の矢印Z方向から見た部分的な斜視図であって、着座センサの配設状況を示した図である。 昇降装置が基板をクランプ高さまで上昇駆動したときの状況を示す正面図である。 昇降装置がクランプされた基板を搬送装置ともに上昇駆動して印刷高さに保持した状況を示す正面図である。 基板を搬送するときの状況を模式的に説明する図である。 基板をクランプ高さまで上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。 基板をクランプしたときの状況を模式的に説明する図である。 基板をクランプ高さから印刷高さまで上昇駆動する途中の状況を模式的に説明する図である。 基板用押上げ部材の上面に異物が混入した状態で基板をクランプ高さまで上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。 第2実施形態のはんだ印刷機の上面クランプ部材を説明する斜視図である。 第2実施形態で基板を搬送するときの状況を模式的に説明する図である。 図13に続いて、基板をクランプ高さまで上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。 第2実施形態において、基板の厚みの設定入力値が誤って設定されて基板を搬送するときの状況を模式的に説明する図である。 図15に続いて、基板を上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。
(1.第1実施形態のはんだ印刷機1の構成)
本発明の第1実施形態のはんだ印刷機1について、図1〜図11を参考にして説明する。図1は、第1実施形態のはんだ印刷機1の正面図であり、図2は、第1実施形態のはんだ印刷機1を斜め上方から見下ろした斜視図である。図1の左側から右側に向かう方向、および図2の左手前から右奥に向かう方向が、基板の搬送方向である。第1実施形態のはんだ印刷機1は、図略の機台、固定部2、搬送装置3、昇降装置4、印刷実施装置5、カメラ装置6制御装置7、および上昇動作監視装置8などで構成されている。
固定部2は、底板21、2枚の側板22、2個の支え23、および2個の支持台24などにより、搬送方向の前後に概ね対称形状に形成されている。底板21は、略矩形の板材である。底板21の搬送方向の前縁および後縁は、各3個のボルト211によって図略の機台に固定されている。底板21の搬送方向の前縁寄りおよび後縁寄りに、それぞれ側板22が立設されている。2枚の側板22の間の空間は、昇降装置4の配設スペースになっている。前縁寄りの側板22の上部から搬送前方向に向かって、支え23が延設されている。同様に、後縁寄りの側板22の上部から搬送後方向に向かって、支え23が延設されている。前後の支え23の先端の上面に、それぞれ支持台24が立設されている。支持台24は、搬送方向と直角な幅方向に延在している。支持台24は、搬送方向に切った断面がT形状で、上面241が水平に保たれている。
搬送装置3は、基準側搬送部31、従属側搬送部32、および基板幅調整部33などで構成されている。基準側搬送部31および従属側搬送部32は、搬送方向の両サイドに離隔して平行に配置される。基準側搬送部31および従属側搬送部32は、それぞれガイドレール34、前後一対の支持脚35、コンベアベルト36、コンベア駆動モータ37、および側面クランプ部材38を有する。
ガイドレール34は、搬送方向に延在しており、幅方向に切った断面は略コ形になっている。2本のガイドレール34の略コ形の開口部分は、相互に向かい合っている。2本のガイドレール34の搬送方向の前寄りおよび後寄りに、それぞれ支持脚35が下向きに設けられている。支持脚35は、高さ方向の途中に段差部351が設けられており、上側が広く、下側が狭く形成されている。支持脚35の下端には、カムフォロア352が設けられている。カムフォロア352は、固定部2の支持台24の上面241を滑らかに移動できるようになっている。
2本のガイドレール34の上面に、それぞれ側面クランプ部材38が設けられている。2つの側面クランプ部材38は、矩形板状であり、向かい合う側面381がガイドレール34の上部よりもわずかに内側に突出している。
ガイドレール34の略コ形の内側に、複数のローラ341が配設されている。無端環状のコンベアベルト36は、このローラ341に輪転可能に支承されて搬送方向に延在している。コンベア駆動モータ37は、基準側搬送部31では搬送後方向の支持脚35の後側に配置され、従属側搬送部32では搬送前方向の支持脚35の前側に配置されている。コンベアベルト36は、コンベア駆動モータ37によって駆動され、基板の縁を載置して輪転することにより搬入および搬出を行う。基板を搬入および搬出するとき、支持脚35のカムフォロア352は、支持台24の上面241に接触している。したがって、搬送装置3が上昇駆動されていない状態におけるコンベアベルト36の上面高さが、基板を搬送する搬送高さHtとなる。
基板幅調整部33は、基準側搬送部31および従属側搬送部32の搬送後方向の支持脚35の前側に架け渡されている。基板幅調整部33は、例えば、ボールねじ送り機構を用いて構成でき、これに限定されない。ここで、基準側搬送部31の前後一対の支持脚35は、固定部2によって搬送方向および幅方向の移動が規制されている。一方、従属側搬送部32の前後一対の支持脚35は、幅方向の移動が許容されている。したがって、基板幅調整部33が動作すると、従属側搬送部32の全体が幅方向に移動して、基準側搬送部31と従属側搬送部32との離間距離が変化する。これにより、搬入する基板の幅寸法に合わせて、一対のコンベアベルト36の相互間の離間距離が調整される。
また、基板幅調整部33と一対の側面クランプ部材38との組み合わせは、クランプ装置を構成する。詳述すると、搬入された基板は、後で詳述する昇降装置4により側面クランプ部材38と同じ高さまで上昇駆動される。次に、基板幅調整部33が基準側搬送部31と従属側搬送部32との離間距離を狭めるように動作する。これにより、一対の側面クランプ部材38は、相互間の離間距離が減少して各側面381が基板の側面に当接し、最終的に基板を挟持する。換言すると、基板Kの側面を挟持するクランプ装置は、搬送装置3に複合一体化されて実現されている。また、搬送装置3が上昇駆動されていない状態における側面クランプ部材38の配設高さが、基板をクランプするクランプ高さHcとなる。
昇降装置4は、固定部2の2枚の側板22の間から搬送装置3の下側までの範囲に配設されている。昇降装置4は、昇降テーブル41、基板用押上げ部材42、基板厚み調整部43、一対の搬送装置用駆動部材44、昇降駆動源45、昇降制御部73(図3に示す)などで構成されている。昇降テーブル41は、概ね箱形状の部材である。昇降テーブル41は、ボールねじ送り機構および2組のガイド機構によって、2枚の側板22の間を昇降駆動される。
詳述すると、固定部2の底板21の中央から上向きに、ボールねじ25が回転可能に立設されている。ボールねじ25は、底板21に設けられた昇降駆動源45によって回転駆動される。昇降駆動源45は、サーボモータ451および減速機構452を組み合わせて構成されており、これに限定されない。底板21のボールねじ25を挟んだ搬送方向の前後の位置に、それぞれガイドロッド26が上向きに立設されている。
一方、昇降テーブル41の底部の中央には、ボールねじ25に螺合するボールナット411が固設されている。さらに、昇降テーブル41の底部の2本のガイドロッド26に対応する位置には、それぞれ環状のガイド部材412が固設されている。2個のガイド部材412は、ガイドロッド26が挿通された状態で昇降テーブル41の昇降動作を許容し、昇降テーブル41の回動および水平方向の揺動を抑止する。昇降制御部73からの制御によって昇降駆動源45がボールねじ25を回転駆動すると、ボールナット411が上下方向に螺進および螺退して、昇降テーブル41の全体が昇降動作する。
基板用押上げ部材42は、矩形板状の部材であり、昇降テーブル41の上側に水平に配設されている。基板厚み調整部43は、昇降テーブル41に対する基板用押上げ部材42の配設高さを可変に調整する。基板厚み調整部43として、昇降テーブル41に配設されて基板用押上げ部材42を昇降駆動するモータを例示できる。さらに、昇降テーブル41上の任意の配設高さに基板用押上げ部材42をロックするロック機構を併用してもよい。ただし、基板厚み調整部43は、第1実施形態で動作せず、後述する第2実施形態で動作する。
ここで、生産する基板の種類が異なると、基板の大きさや厚み、回路パターンの配置が変化する。複数種類の基板に対応するために、基板用押上げ部材42の上面にバックアップピンが立設され、あるいはバックアップブロックが載置される。バックアップピンおよびバックアップブロックは、図1および図2では図示省略されているが、基板の下面に接触する。バックアップピンおよびバックアップブロックは、基板の種類の変更に対応して適宜交換される。本第1実施形態では、基板用押上げ部材42の上面にバックアップブロック49(図7〜図11に示す)が載置される場合について後述する。
搬送装置用駆動部材44は、搬送方向に長い概ね板状の部材である。一対の搬送装置用駆動部材44は、幅方向に離れて昇降テーブル41の上側に固設され、搬送装置3の一対のガイドレール34の下側にそれぞれ配置される。搬送装置用駆動部材44の上面の搬送方向の前寄りおよび後寄りには、担ぎ上げピン441が上向きに立設されている。担ぎ上げピン441の総数は、支持脚35の総数に一致する4個である。昇降テーブル41が図1に示された下端位置にあるとき、各担ぎ上げピン441は、各支持脚35の段差部351の真下に離隔配置されている。
印刷実施装置5は、図略の機台に設けられ、クランプ高さHcよりも高い印刷高さHpの上側に配置されている。印刷実施装置5として、スクリーンおよびスキージを備える公知の装置を例示でき、これに限定されない。
カメラ装置6は、クランプ高さHcと印刷高さHpとの間に配設されている。カメラ装置6は、図略のX−Y駆動機構によって水平方向に駆動される。カメラ装置6は、クランプされた基板の上方に駆動され、上方から基板を撮像する。撮像によって取得された画像は画像処理され、基板上の位置基準マークの正確な位置が検出され、あるいは基板の種類などを表す識別コードが解読される。撮像終了後にクランプされた基板が搬送装置3ともに印刷高さHpまで上昇駆動されるとき、カメラ装置6は、邪魔にならない退避位置に駆動される。
図3は、第1実施形態のはんだ印刷機1の制御の構成を示すブロック図である。制御装置7は、機台に組み付けられており、その配設位置は特に限定されない。制御装置7は、CPUを有してソフトウェアで動作するコンピュータ装置である。図示されるように、制御装置7は、搬送制御部71、基板幅制御部72、昇降制御部73、基板厚み制御部74、印刷制御部75、および撮像制御部76という各機能部に分けて考えることができる。
搬送制御部71は、コンベア駆動モータ37を制御して、コンベアベルト36による基板の搬送を制御する。基板幅制御部72は、基板幅調整部33を制御して、基板の幅寸法に合うようにコンベアベルト36の相互間の離間距離を調整し、かつ、基板を挟持するクランプ動作を制御する。
昇降制御部73は、昇降駆動源45を制御して、昇降テーブル41を昇降制御する。これにより、昇降テーブル41と一体的に昇降する基板用押上げ部材42は、バックアップピンやバックアップブロック49を介して、基板を搬送高さHtからクランプ高さHcまで押し上げる。また、昇降テーブル41と一体的に昇降する搬送装置用駆動部材44の4個の担ぎ上げピン441は、クランプされた基板とともに搬送装置3の全体を上昇駆動する。昇降駆動源45としてのサーボモータ451を制御するために、昇降制御部73は、サーボモータ451の回転量をカウントするサーボカウンタを備える。したがって、サーボカウンタのカウント値Ncは、昇降テーブル41の高さ位置を表す情報となる。
基板厚み制御部74は、基板厚み調整部43を制御するが、その詳細は第2実施形態で説明する。印刷制御部75は、印刷実施装置5を制御し、例えば、スクリーンの基板上面への位置決めやスキージの往復移動、クリーム状はんだの補給などを制御する。撮像制御部76は、カメラ装置6の移動、撮像動作および画像処理を制御する。
(2.上昇動作監視装置8の構成)
次に、昇降装置4の上昇動作の異常を監視する上昇動作監視装置8の構成について説明する。上昇動作監視装置8は、昇降制御部73、異常判定部77、および着座センサ82などで構成される。異常判定部77は、昇降制御部73と同様に、制御装置7の機能部で実現されている。図4は、図1の矢印Z方向から見た部分的な斜視図であって、着座センサ82の配設状況を示した図である。
図4に破線で透視して示されるように、搬送装置3の支持脚35の下端のカムフォロア352の脇に、下方に開口するセンサ収納箱81が配設されている。センサ収納箱81の内部に、着座センサ82が下向きに配設されている。センサ収納箱81および着座センサ82の下端は、カムフォロア352よりもわずかに高く保持されており、支持台24の上面241からわずかに離隔する。着座センサ82は、支持脚35が支持台24から離れて上昇すると、搬送装置上昇信号Supを異常判定部77に出力する。着座センサ82として、支持台24との間の静電容量の変化を検出する方式のセンサを例示でき、これに限定されない。着座センサ82は、各支持脚35に対応して合計で4個設けられるのが好ましい。
図3に示されるように、制御装置7の内部で、昇降制御部73は、サーボカウンタのカウント値Ncを異常判定部77に送出する。異常判定部77は、カウント値Ncおよび搬送装置上昇信号Supに基づいて異常を判定する。ここで、カウント値Ncは昇降テーブル41の高さ位置を表すので、異常判定部77は、基板がクランプ高さHcまで上昇駆動された時点を判別できる。異常判定部77は、昇降装置4が基板をクランプ高さHcまで上昇駆動する途中で、搬送装置上昇信号Supがオフからオンに切り替わったとき、すなわち支持脚35が支持台24から離れたときに異常と判定する。
換言すると、異常判定部77は、昇降装置4が基板を前記クランプ高さHcまで上昇駆動した時点で、搬送装置上昇信号Supが出力されているとき、すなわち搬送装置3の上昇を検出したときに異常と判定する。サーボカウンタのカウント値Ncは、基板がクランプ高さHcまで上昇駆動されたことを意味する基板上昇信号に相当する。そして、昇降制御部73がカウント値Ncを送出する機能は、本発明の基板上昇検出部に相当する。また、着座センサ82は、本発明の搬送装置上昇検出部に相当する。
(3.第1実施形態のはんだ印刷機1の動作および作用)
次に、第1実施形態のはんだ印刷機1の動作および作用について説明する。図1は、昇降装置4の昇降テーブル41が下端位置にあって、基板を搬送するときの状況を示している。図5は、昇降装置4が基板をクランプ高さまで上昇駆動したときの状況を示す正面図である。図6は、昇降装置4がクランプされた基板を搬送装置3ともに上昇駆動して印刷高さHpに保持した状況を示す正面図である。なお、図5および図6において、基板幅調整部33およびカメラ装置6は、図示省略されている。
正面図だけでは詳細な動作の説明が難しいので、簡略化された模式的な図を併用する。図7は、基板Kを搬送するときの状況を模式的に説明する図であり、図8は、基板Kをクランプ高さHcまで上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。さらに、図9は、基板Kをクランプしたときの状況を模式的に説明する図であり、図10は、基板Kをクランプ高さHcから印刷高さHpまで上昇駆動する途中の状況を模式的に説明する図である。図7〜図10は、正常時の動作を示している。
図1の状況において図7に示されるように、基板Kは、一対のコンベアベルト36の上面に載置されて搬入される。このとき、昇降テーブル41は下端位置にあり、基板用押上げ部材42の上面に載置されたバックアップブロック49は、基板Kの下面から離隔している。また、支持脚35の下端のカムフォロア352は支持台24の上面241に接触しており、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを出力していない。基板Kの搬入が終了すると、図7の矢印A1に示されるように、昇降テーブル41が上昇駆動される。
これにより、基板用押上げ部材42およびバックアップブロック49は、昇降テーブル41と一体的に上昇する。バックアップブロック49は、基板Kをコンベアベルト36から離し、クランプ高さHcまで押し上げ、図8に示される状況となる。正常時の動作では、基板Kがクランプ高さHcまで押し上げられたとき、搬送装置用駆動部材44の各担ぎ上げピン441は各支持脚35の段差部351にちょうど当接する。この時点で、支持脚35は支持台24に接触しており、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを出力していない。基板Kの押し上げが終了すると、図8の矢印A2に示されるように、基板幅調整部33が動作して、一対の側面クランプ部材38の側面381の間の離間距離が狭められる。
これにより、一対の側面クランプ部材38の対向する側面381は、基板Kの側面を挟持し、図9に示される状況となる。この時点でも、支持脚35は支持台24に接触しており、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを出力していない。基板Kのクランプ動作が終了すると、図9の矢印A3に示されるように、昇降テーブル41がさらに上昇駆動される。
これにより、図10に示されるように、各担ぎ上げピン441は各支持脚35を担ぎ上げ、搬送装置3の全体を上昇駆動する。最終的に、基板Kは、クランプ高さHcよりも高い印刷高さHpまで上昇駆動されて保持される。支持脚35が担ぎ上げられると、着座センサ82は、支持脚35が支持台24から離れたことを検出して、搬送装置上昇信号Supを異常判定部77に出力する。
正常時の動作において、上昇動作監視装置8を構成する異常判定部77は、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動された図8の時点で、未だ搬送装置上昇信号Supが出力されていないので、正常と判定する。
次に、基板用押上げ部材42の上面に異物Xが混入したときの動作について説明する。図11は、基板用押上げ部材42の上面に異物X(便宜的に縦線のハッチングで示す)が混入した状態で基板Kをクランプ高さHcまで上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。異物Xが混入したとき、混入位置によっては差し支えない場合もあるが、図11に示される場合には支障が生じる。なお、異物Xは、外部から侵入する不特定の物体に限定されない。つまり、基板用押上げ部材42に立設されて基板Kとの高さを調整するバックアップピンが倒れた場合に、倒れたバックアップピンは異物として作用する。同様に、前回使用したバックアップブロックが基板用押上げ部材42の上面に置き忘れられた場合に、置き忘れられたバックアップブロックは異物として作用する。
図11において、異物Xは、基板用押上げ部材42とガイドレール34との間に挟み込まれている。そして、異物Xの挟み込みは、昇降テーブル41が上昇して基板Kが搬送高さHtからクランプ高さHcまで上昇駆動される途中で発生している。これによれば、担ぎ上げピン441が段差部351に当接する以前に異物Xが挟み込まれ、異物Xを介して搬送装置3が上昇駆動されてしまう。したがって、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動されたとき、側面クランプ部材38は、正常時のクランプ高さHcよりもさらに高く位置する。このため、側面クランプ部材38が基板Kをクランプできなくなるおそれや、カメラ装置6が側面クランプ部材38に干渉するおそれなどが発生する。
一方、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動される途中で、支持脚35が支持台24から離れるので、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを異常判定部77に出力する。異常判定部77は、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動された図11の時点で、搬送装置上昇信号Supが既に出力されていることから、異常と判定できる。異常を判定したときに、制御装置7は、はんだ印刷機1の動作を停止したり、オペレータに通報したりできる。これによれば、例えば、カメラ装置6が側面クランプ部材38に衝突して破損する不具合を解消できる。
(4.第1実施形態のはんだ印刷機1の態様および効果)
第1実施形態のはんだ印刷機1は、所定の搬送高さHtで基板Kを搬入および搬出する搬送装置3と、搬送装置3の搬送高さHtよりも高いクランプ高さHcにて基板Kをクランプするクランプ装置と、搬入された基板Kを搬送高さHtからクランプ高さHcまで上昇駆動し、次に上昇駆動されてクランプされた基板Kをクランプ装置および搬送装置3ともに上昇駆動して、基板Kをクランプ高さHcよりも高い印刷高さHpに保持する昇降装置4と、印刷高さHpに保持された基板Kにペースト状はんだを印刷する印刷実施装置5と、を備えたはんだ印刷機1であって、昇降装置4が基板Kをクランプ高さHcまで上昇駆動した時点で、搬送装置3の上昇を検出したときに異常と判定する上昇動作監視装置8をさらに備えた。
これによれば、特許文献1で2組用いられていた昇降駆動装置を一装置化して、簡素な機器構成にできる。また、昇降装置4と搬送装置3との間に混入した異物Xが挟まれると、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動される途中で、搬送装置3の上昇駆動が始まる。つまり、本来上昇しないはずの搬送装置3が上昇してしまう。これに対して、上昇動作監視装置8は、昇降装置4が基板Kをクランプ高さHcまで上昇駆動した時点で、搬送装置3の上昇を検出したときに異常と判定するので、異物Xの混入に起因する異常を検出できる。したがって、異物Xの混入に対する信頼性が高められる。例えば、側面クランプ部材38が基板Kをクランプできなくなるおそれや、カメラ装置6が側面クランプ部材38に干渉するおそれが解消される。
さらに、上昇動作監視装置8は、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動されたことを検出する基板上昇検出部、搬送装置3の上昇の有無を検出する搬送装置上昇検出部、ならびに、基板上昇検出部および搬送装置上昇検出部の検出結果に基づいて異常を判定する異常判定部77、を有する。これによれば、上昇動作監視装置8は、3つの機能部の組合せによって構成できるので、装置構成が複雑化しない。
さらに、搬送装置3は、基板Kの縁を載置して輪転するコンベアベルト36をそれぞれ持つとともに、固定部2の支持台24に上昇可能に載置され、相互に離隔して平行配置される基準側搬送部31および従属側搬送部32(一対の搬送部)、および一対の搬送部の離間距離を調整する基板幅調整部33を有し、昇降装置4は、固定部2に対して昇降可能な昇降テーブル41、昇降テーブル41に設けられて基板Kをクランプ高さHcまで上昇駆動可能な基板用押上げ部材42(基板用駆動部材)、昇降テーブル41に設けられて基板Kをクランプした後のクランプ装置および搬送装置3を上昇駆動可能な搬送装置用駆動部材44、昇降テーブル41を昇降駆動する昇降駆動源45、ならびに、昇降駆動源45を制御して昇降テーブル41の高さを調整する昇降制御部73を有し、クランプ装置は、一対の搬送部のクランプ高さHcにそれぞれ配設されて基板Kの側面を挟持可能な一対の側面クランプ部材38、および基板幅調整部33を含んで構成されている。
これによれば、基板Kの側面を挟持するクランプ装置は、搬送装置3に複合一体化されて実現されるので、さらに簡素な機器構成にできる。
さらに、上昇動作監視装置8は、基板Kがクランプ高さHcまで上昇駆動されたことを意味するサーボカウンタのカウント値Nc(基板上昇信号)を出力する昇降制御部73、搬送装置3が固定部2の支持台24から上昇すると搬送装置上昇信号Supを出力する着座センサ82、ならびに、サーボカウンタのカウント値Ncおよび搬送装置上昇信号Supに基づいて異常を判定する異常判定部77、を含んで構成される。
これによれば、昇降制御部73および異常判定部77の機能は、制御装置7のソフトウェアによって実現できるので、ハードウェアとして着座センサ82のみを追加すればよく、コストの上昇が抑制される。
(5.第2実施形態のはんだ印刷機)
次に、第2実施形態のはんだ印刷機の構成について、第1実施形態と異なる点を主に説明する。第2実施形態のクランプ装置は、第1実施形態と異なり、基板Kを上下方向に挟んでクランプする。第2実施形態のクランプ装置は、側面クランプ部材38に代わる上面クランプ部材39、第1実施形態で説明した基板用押上げ部材42および基板厚み調整部43を含んで構成されている。第2実施形態において、基板幅調整部33は、クランプ装置を構成せず、基板の幅寸法に合わせて一対のコンベアベルト36の相互間の離間距離を調整する用途のみに用いられる。
図12は、第2実施形態のはんだ印刷機の上面クランプ部材39を説明する斜視図である。上面クランプ部材39は、2本のガイドレール34の上面にそれぞれ設けられている。2つの上面クランプ部材39は、矩形板状であり、その上面に制止板391が付設されている。制止板391は、対向する内側に向かって張り出している。図12に示されるように、制止板391は、基板Kの上面の縁が上昇することを制止する。制止板391および上昇する基板用押上げ部材42は、バックアップブロック49を介し、基板Kを上下方向に挟んでクランプする。換言すると、クランプ装置は、搬送装置3および昇降装置4の協業によって実現されている。また、搬送装置3が上昇駆動されていない状態における制止板391の下側の高さが、基板Kをクランプするクランプ高さHcとなる。
基板厚み調整部43は、基板Kの厚みの設定入力値に対応して、昇降テーブル41における基板用押上げ部材42の配設高さを調整する。基板Kの厚みの設定入力値は、制御装置7に入力されて記憶される。制御装置7の基板厚み制御部74は、基板Kの厚みが大きいほど基板用押上げ部材42の配設高さが低くなるように基板厚み調整部43を制御する。これにより、基板Kをクランプするのに要する昇降テーブル41の上昇量は、基板Kの厚みに関係なく一定になる。
次に、第2実施形態のはんだ印刷機の動作および作用について説明する。第2実施形態においても、異物Xが混入したときの動作および作用は第1実施形態と変わらない。第2実施形態では、さらに、基板Kの厚みの設定入力値の誤りを検出する作用が加わる。図13は、第2実施形態で基板Kを搬送するときの状況を模式的に説明する図である。図14は、図13に続いて、基板Kをクランプ高さHcまで上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。なお、図13および図14は、基板Kの厚みの設定入力値が正しいときの動作を示している。
図13に示されるように、基板Kは、一対のコンベアベルト36の上面に載置されて搬入される。このとき、昇降テーブル41は下端位置にあり、基板用押上げ部材42の上面に載置されたバックアップブロック49は、基板Kの下側に離隔している。また、支持脚35は支持台24に接触しており、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを出力していない。基板Kの搬入が終了すると、図13の矢印A4に示されるように、昇降テーブル41が上昇駆動される。
これにより、基板用押上げ部材42およびバックアップブロック49は、昇降テーブル41と一体的に上昇する。バックアップブロック49は、基板Kをコンベアベルト36から離し、クランプ高さHcまで押し上げる。これにより、図14に示されるように、制止板391、基板用押上げ部材42、およびバックアップブロック49によって、基板Kが上下方向に挟んでクランプされる。この時点で、搬送装置用駆動部材44の各担ぎ上げピン441は各支持脚35の段差部351にちょうど当接する。支持脚35は支持台24に接触しており、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを出力していない。
基板Kのクランプ動作が終了すると、図14の矢印A5に示されるように、昇降テーブル41がさらに上昇駆動される。これにより、各担ぎ上げピン441は各支持脚35を担ぎ上げ、搬送装置3の全体を上昇駆動する。支持脚35が担ぎ上げられたとき、着座センサ82は、支持脚35が支持台24から離れたことを検出して、搬送装置上昇信号Supを出力する。
一方、図15は、第2実施形態において、基板Kの厚みの設定入力値が誤って設定されて基板Kを搬送するときの状況を模式的に説明する図である。また、図16は、図15に続いて、基板Kを上昇駆動したときの状況を模式的に説明する図である。以降では、基板Kの厚みの設定入力値が誤り寸法Yだけ小さく設定されている場合について説明する。例えば、基板Kの実際の厚みが6mmで、設定入力値が1mmであると、誤り寸法Yは5mmとなる。この場合、基板用押上げ部材42の配設高さは、破線で示される正しい高さよりも誤り寸法Yだけ高く調整される。基板Kの搬入が終了すると、図15の矢印A6に示されるように、昇降テーブル41が図13と同じ一定の上昇量だけ上昇駆動される。
ここで、図15におけるバックアップブロック49と基板Kとの距離は、正常時よりも誤り寸法Yだけ小さくなっている。このため、基板Kは、正規のクランプ高さHcよりも誤り寸法Yだけ上方まで駆動され、図16に示される状況となる。すなわち、基板用押上げ部材42およびバックアップブロック49は、担ぎ上げピン441が段差部351から誤り寸法Yだけ離れた状態で、基板Kおよび制止板391を介して搬送装置3の全体を上昇駆動する。このため、カメラ装置6が上面クランプ部材39に干渉するおそれが発生する。
このとき、支持脚35も支持台24から誤り寸法Yだけ離れるので、着座センサ82は搬送装置上昇信号Supを異常判定部77に出力する。したがって、異常判定部77は、一定の上昇量だけ昇降テーブル41が上昇駆動された図16の時点で、搬送装置上昇信号Supが既に出力されていることから、異常と判定できる。異常を判定したときに、制御装置7は、はんだ印刷機1の動作を停止したり、オペレータに通報したりできる。これによれば、異物Xの混入だけでなく、基板Kの厚みの設定入力値の誤りも検出できる。
第2実施形態のはんだ印刷機において、搬送装置3は、基板Kの縁を載置して輪転するコンベアベルト36をそれぞれ持つとともに、固定部2の支持台24に上昇可能に載置され、相互に離隔して平行配置される基準側搬送部31および従属側搬送部32(一対の搬送部)を有し、昇降装置4は、固定部2に対して昇降可能な昇降テーブル41、昇降テーブル41に設けられて基板Kをクランプ高さHcまで押し上げ可能な基板用押上げ部材42、昇降テーブル41に設けられて基板Kをクランプした後のクランプ装置および搬送装置3を上昇駆動可能な搬送装置用駆動部材44、昇降テーブル41を昇降駆動する昇降駆動源45、ならびに、昇降駆動源45を制御して昇降テーブル41の高さを調整する昇降制御部73を有し、クランプ装置は、一対の搬送部のクランプ高さHcの上側にそれぞれ配設されて基板Kの上面の縁を制止可能な制止板391を有する一対の上面クランプ部材39、基板用押上げ部材42、および基板Kの厚みの設定入力値に対応して昇降テーブル41における基板用押上げ部材42の配設高さを調整する基板厚み調整部43を含んで構成されている。
これによれば、基板Kを上下方向に挟んでクランプするクランプ装置は、搬送装置3および昇降装置4の協業によって実現されるので、さらに簡素な機器構成にできる。また、異物Xの混入に対する信頼性が高められるのに加えて、基板Kの厚みの設定入力値が誤って設定されたときも異常として検出できる。
(6.実施形態の変形および応用)
なお、第1実施形態において、基板上昇検出部として、昇降制御部73がサーボカウンタのカウント値Ncを送出する機能を用いているが、センサに置き換えることもできる。基板上昇検出部に用いるセンサとして、固定部2に対する昇降テーブル41の高さを検出するリニアエンコーダを例示でき、これに限定されない。また、第2実施形態において、過大な高さのバックアップブロック49を誤って使用した場合も、検出可能である。本発明は、その他にも様々な変形や応用が可能である。
1:はんだ印刷機 2:固定部 24:支持台
3:搬送装置 31:基準側搬送部 32:従属側搬送部
33:基板幅調整部 35:支持脚 36:コンベアベルト
38:側面クランプ部材 39:上面クランプ部材
4:昇降装置 41:昇降テーブル 42:基板用押上げ部材
43:基板厚み調整部 44:搬送装置用駆動部材
45:昇降駆動源 49:バックアップブロック
5:印刷実施装置 6:カメラ装置
7:制御装置 73:昇降制御部 77:異常判定部
8:上昇動作監視装置 82:着座センサ
Ht:搬送高さ Hc:クランプ高さ Hp:印刷高さ
Nc:サーボカウンタのカウント値(基板上昇信号)
Sup:搬送装置上昇信号 X:異物 Y:誤り寸法

Claims (5)

  1. 所定の搬送高さで基板を搬入および搬出する搬送装置と、
    前記搬送装置の前記搬送高さよりも高いクランプ高さにて前記基板をクランプするクランプ装置と、
    搬入された前記基板を前記搬送高さから前記クランプ高さまで上昇駆動し、次に上昇駆動されてクランプされた前記基板を前記クランプ装置および前記搬送装置ともに上昇駆動して、前記基板を前記クランプ高さよりも高い印刷高さに保持する昇降装置と、
    印刷高さに保持された前記基板にペースト状はんだを印刷する印刷実施装置と、を備えたはんだ印刷機であって、
    前記昇降装置が前記基板を前記クランプ高さまで上昇駆動した時点で、前記搬送装置の上昇を検出したときに異常と判定する上昇動作監視装置をさらに備えたはんだ印刷機。
  2. 前記上昇動作監視装置は、
    前記基板が前記クランプ高さまで上昇駆動されたことを検出する基板上昇検出部、
    前記搬送装置の上昇の有無を検出する搬送装置上昇検出部、ならびに、
    前記基板上昇検出部および前記搬送装置上昇検出部の検出結果に基づいて前記異常を判定する異常判定部、を有する請求項1に記載のはんだ印刷機。
  3. 前記搬送装置は、前記基板の縁を載置して輪転するコンベアベルトをそれぞれ持つとともに、固定部に上昇可能に載置され、相互に離隔して平行配置される一対の搬送部、および前記一対の搬送部の離間距離を調整する基板幅調整部を有し、
    前記昇降装置は、前記固定部に対して昇降可能な昇降テーブル、前記昇降テーブルに設けられて前記基板を前記クランプ高さまで上昇駆動可能な基板用駆動部材、前記昇降テーブルに設けられて前記基板をクランプした後の前記クランプ装置および前記搬送装置を上昇駆動可能な搬送装置用駆動部材、前記昇降テーブルを昇降駆動する昇降駆動源、ならびに、前記昇降駆動源を制御して前記昇降テーブルの高さを調整する昇降制御部を有し、
    前記クランプ装置は、前記一対の搬送部の前記クランプ高さにそれぞれ配設されて前記基板の側面を挟持可能な一対の側面クランプ部材、および前記基板幅調整部を含んで構成されている請求項1または2に記載のはんだ印刷機。
  4. 前記搬送装置は、前記基板の縁を載置して輪転するコンベアベルトをそれぞれ持つとともに、固定部に上昇可能に載置され、相互に離隔して平行配置される一対の搬送部を有し、
    前記昇降装置は、前記固定部に対して昇降可能な昇降テーブル、前記昇降テーブルに設けられて前記基板を前記クランプ高さまで押し上げ可能な基板用押上げ部材、前記昇降テーブルに設けられて前記基板をクランプした後の前記クランプ装置および前記搬送装置を上昇駆動可能な搬送装置用駆動部材、前記昇降テーブルを昇降駆動する昇降駆動源、ならびに、前記昇降駆動源を制御して前記昇降テーブルの高さを調整する昇降制御部を有し、
    前記クランプ装置は、前記一対の搬送部の前記クランプ高さの上側にそれぞれ配設されて前記基板の上面の縁を制止可能な一対の上面クランプ部材、前記基板用押上げ部材、および前記基板の厚みの設定入力値に対応して前記昇降テーブルにおける前記基板用押上げ部材の配設高さを調整する基板厚み調整部を含んで構成されている請求項1または2に記載のはんだ印刷機。
  5. 前記上昇動作監視装置は、
    前記基板が前記クランプ高さまで上昇駆動されたことを意味する基板上昇信号を出力する前記昇降制御部、
    前記搬送装置が前記固定部から上昇すると搬送装置上昇信号を出力する着座センサ、ならびに、
    前記基板上昇信号および前記搬送装置上昇信号に基づいて前記異常を判定する異常判定部、を含んで構成される請求項3または4に記載のはんだ印刷機。
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