JP6534091B2 - 充電口構造 - Google Patents

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Description

本発明は、充電コネクタが接続されるインレットが設けられ、一対のリッドにより開閉可能とした充電口構造に関する。
近年、電気モータにより走行する電気自動車や、電気モータ及びエンジンの併用により走行するハイブリッド自動車が種々開発されている。電気自動車やハイブリッド自動車にはバッテリが設けられ、バッテリに蓄えられた電力により電気モータが駆動される。電気自動車やハイブリッド自動車に搭載されたバッテリは、車外の充電施設(家庭用電源(商用電源)、充電専用施設の電源)から供給される電力により充電される。バッテリの充電は、インレットに充電コネクタを接続することで実施される。
通常、インレットが設けられる充電口は、車両の側面に設けられ、リッドにより開閉可能に構成されている。このリッドは、一般的に、充電口の車両前方側に、車両の前後方向で揺動可能に取り付けられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−171713号公報
このように充電口に揺動可能に取り付けられた従来のリッドの場合、リッドを開いた状態において、リッドが車両の側方に大きく張り出した状態となる。このため、例えば、充電中に歩行者等が車両の側方を通過する際に通行の妨げになる虞がある。また充電が終了した後リッドを閉じ忘れて走行してしまうと、リッドが開いていることに気付かずに歩行者等が接触してしまう虞もある。特に、充電口に普通充電用のインレットと、急速充電用のインレットとが設けられている充電口は、その面積が比較的大きい。つまりリッドの面積も比較的大きく、側方へのリッドの張り出し量が大きくなるため、より一層歩行者等の通行の妨げになり易い。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、充電口を開いた状態でのリッドの張り出し量を抑制できると共に、リッドを比較的容易に開閉することができる充電口構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、車両の充電口にスライド開閉可能に設けられるリッドと、電動モータを有し、該電動モータの回転により前記リッドを開閉駆動させる駆動機構部と、を備え、前記駆動機構部は、前記電動モータの回転軸に固定され当該電動モータと共に回転する回転板と、一端側が前記回転板に連結されると共に他端側が前記リッドに連結され、前記電動モータを一方側に回転させることで前記回転軸の周囲に巻き取られて前記リッドを閉動作させ、前記電動モータを他方側に回転させることで前記回転軸の周囲に巻き取られた状態から前記回転板の半径方向外側に送り出されて前記リッドを開動作させる連結部材と、を有し、前記連結部材が、揺動可能に連結された複数本の連結ロッドで構成されていることを特徴とする充電口構造にある。
本発明の第の態様は、第の態様の充電口構造であって、前記連結部材は、前記リッドが全開位置にある状態で、前記複数本の連結ロッドのうち最もリッド側に配置される連結ロッドが前記連結部材の両端部を結ぶ直線と同方向か、それよりも車両の内側に傾斜するように構成されていることを特徴とする充電口構造にある。
本発明の第の態様は、第1又は2の態様の充電口構造であって、前記リッドは、互いに反対方向にスライドして前記充電口を両開き可能に設けられる第1のリッド及び第2のリッドで構成され、前記連結部材は、前記第1のリッドと前記回転板とを連結する第1の連結部材と、前記第2のリッドと前記回転板とを連結する第2の連結部材と、を含み、前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材が、同一方向で前記回転軸の周囲に巻き取り可能に前記回転板に固定されていることを特徴とする充電口構造にある。
本発明の第の態様は、第の態様の充電口構造であって、前記第1のリッドは、開閉動作に伴うスライド量が前記第2のリッドよりも少なく、前記第2の連結部材は、前記第1の連結部材よりも外側で前記回転軸の周囲に巻き取り可能となっていることを特徴とする充電口構造にある。
かかる本発明の充電口構造によれば、充電口を塞ぐリッドが車両の前後方向にスライドするように構成されているため、全開位置でのリッドの張り出し量が小さく抑えられる。したがって、車両の側方をすれ違う歩行者等がリッドに接触するのを抑制することができる。また、リッドが連結部材によって連結された電動モータの回転により開閉可能となっているため、リッドを容易に開閉することができる。
本発明の一実施形態に係る充電口構造を備えた車両の一例を示す外観図である。 本発明の一実施形態に係る充電口構造の概略を示す図である。 本発明の一実施形態に係る充電口構造の概略を示す図である。 ガイドレールの一例を示す上面図及び正面図である。 ガイドレールの一例を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る駆動機構部を示す概略図である。 本発明の一実施形態に係る充電口構造におけるリッドの開閉動作を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る充電口構造を備えた車両の一例を示す外観図である。図2は、本実施形態に係る充電口構造の概略を示す図であり、リッドが全開位置にある状態を示す図である。図3は、本発明に係る充電口構造の概略を示す図であり、リッドが全閉位置にある状態を示す図である。また図4は、ガイドレールの一例を示す上面図及び正面図であり、図5は、図4(a)のA−A線断面図である。
本実施形態に係る車両1は、バッテリ(蓄電手段)の電力によって駆動する走行用モータを備える電動車両であり、図1に示すように、車両1のアウタパネル2には、充電口3が形成されている。充電口3の位置は特に限定されないが、本実施形態では、車両1の車体後方側部に設けられている。この充電口3内には、図2及び図3に示すように、普通充電用インレット4と、急速充電用インレット5とが並設されている。例えば、本実施形態では、充電口3の車両前方側に急速充電用インレット5が設けられ、車両後方側に普通充電用インレット4が設けられている。
普通充電用インレット4には、後述するように家庭用電源(コンセント)に繋がる普通充電用コネクタ(充電コネクタ)が接続され、急速充電用インレット5には、商業施設の駐車場等に設置される急速充電設備の急速充電用コネクタ(充電コネクタ)が接続される。そして、これら普通充電用コネクタ又は急速充電用コネクタから供給される電力によって車両1に搭載されたバッテリの充電が行われる。
なお普通充電用インレット4は、未使用時にはキャップ6で塞がれており、充電時にはキャップ6が外されて普通充電用コネクタが接続される。急速充電用インレット5も同様に、未使用時にはキャップ7によって塞がれている。
このような充電口3にはリッド装置10が設けられ、このリッド装置10により充電口3を開閉することができるようになっている。リッド装置10は、充電口3の車両後方側に開閉可能に配される後方リッド(第1のリッド)11と、充電口3の車両前方側に開閉可能に配される前方リッド(第2のリッド)12とを有する。上述のように充電口3の車両後方側に普通充電用インレット4が設けられ車両前方側に急速充電用インレット5が設けられている。後方リッド11は充電口3の普通充電用インレット4に対向する領域を覆う大きさで設けられ、前方リッド12は充電口3の急速充電用インレット5に対向する領域を覆う大きさで設けられている。普通充電用インレット4は、その外径が急速充電用インレット5に比べて小さい。このため、後方リッド11は、前方リッド12よりも小さく形成されている。
なお普通充電用インレット4及び急速充電用インレット5の配置は特に限定されず、充電口3の車両前方側に普通充電用インレット4が設けられていてもよい。この場合、後方リッド11を充電口3の急速充電用インレット5に対向する領域を覆う大きさに形成し、前方リッド12を充電口3の普通充電用インレット4に対向する領域を覆う大きさで形成する。
そして、リッド装置10を構成する後方リッド11及び前方リッド12は、車両1の前後方向で互いに反対方向にスライドして充電口3を両開き可能に構成されている。上述のように後方リッド11は、前方リッド12よりも小さく形成されているため、開閉動作に伴う後方リッド11のスライド量は、前方リッド12のスライド量よりも少ない。本実施形態では、後方リッド11は、充電口3を覆う全閉位置(図3参照)から車両1の後方側の全開位置(図2参照)までスライド可能であり、全開位置において後方リッド11は車両1の外側に位置する。一方、前方リッド12は全閉位置から車両1の前方側にスライド可能であり、全開位置において前方リッド12は車両1の内側に位置する。
このような構成では、後方リッド11及び前方リッド12が車両の前後方向でスライドして充電口3を両開き可能に構成されているため、全開位置での後方リッド11及び前方リッド12の張り出し量が小さく抑えられる。したがって、例えば、充電中で後方リッド11および前方リッド12が開いている場合や充電後に後方リッド11および前方リッド12を閉じ忘れた場合であっても、車両1の側方をすれ違う歩行者等が後方リッド11や前方リッド12に接触するのを抑制することができる。また前方リッド12は、全開位置において車体の内側に位置するようにしているため、歩行者等が後方リッド11や前方リッド12に接触するのをより確実に抑制することができる。
このように後方リッド11及び前方リッド12を車両1の前後方向でスライドさせるための構造は、特に限定されないが、本実施形態では、後方リッド11及び前方リッド12を充電口3の内部に設けたガイドレールにより支持し、このガイドレールに沿ってスライドさせることができるようにしている。
詳しくは、図2に示すように、充電口3の上方側に後方アッパーガイドレール20及び前方アッパーガイドレール30が設けられ、充電口3の上方側に後方ロアガイドレール21及び前方ロアガイドレール31が設けられている。そして、後方アッパーガイドレール20及び後方ロアガイドレール21によって後方リッド11の開閉動作がガイドされ、前方アッパーガイドレール30及び前方ロアガイドレール31によって前方リッド12の開閉動作がガイドされる。なお、これらのガイドレールは何れも同様の構造であるため、以下では、後方アッパーガイドレール20を一例としてその構造について説明する。
図4及び図5に示すように、後方アッパーガイドレール20には、上方に開口する第1の溝部22と、下方に開口する第2の溝部23とが設けられている。すなわち第1の溝部22が後方アッパーガイドレール20の上面に設けられ、第2の溝部23が後方アッパーガイドレール20の下面に設けられて互いに反対方向に向く(開口する)ように構成されている。この後方アッパーガイドレール20に対応して、後方リッド11には一対のアッパーアーム13(第1のアッパーアーム13A及び第2のアッパーアーム13B)が、充電口3の内側に突出して設けられている(図3,図5参照)。第1のアッパーアーム13Aの先端部には、下方に向かって突出する第1の係合部14が設けられている。この第1の係合部14は第1の溝部22に係合されて第1の溝部22に沿って移動可能となっている。本実施形態では、第1の係合部14には転動部材15が設けられ、この転動部材15が回転することで第1の溝部22内を移動可能となっている。なお転動部材15は、必ずしも設けられていなくてもよく、第1の係合部14が第1の溝部22内を摺動するようにしてもよい。
第2のアッパーアーム13Bの先端部には、上方に向かって突出する第2の係合部16が設けられている。そして、この第2の係合部16は、第2の溝部23に係合され、第2の溝部23に沿って移動可能となっている。本実施形態では、第1の係合部14と同様に、第2の係合部16には転動部材17が設けられている。
また、第1のアッパーアーム13Aと第2のアッパーアーム13Bとは、車両1の前後方向、すなわち後方リッド11がスライドされる方向で所定間隔を空けて配置されている。これにより、後方リッド11を開閉する際に、第1のアッパーアーム13Aと第2のアッパーアーム13Bとによって後方リッド11を所定の姿勢(傾き)で所定の位置にガイドすることができる。ただし後方リッド11は車体の外側に移動するため、第1のアッパーアーム13A及び第2のアッパーアーム13Bは、全開位置においても車体と干渉しないように、何れも後方リッド11の車両前方側端部近傍に設けられている。
このような構成では、後方リッド11の開閉動作時の軌道(軌跡)を比較的自由に設定することができる。すなわち後方アッパーガイドレール20の上面に第1の溝部22が形成され、第1の溝部22と反対側の下面に第2の溝部23が設けられているため、これら第1の溝部22及び第2の溝部23の形状の自由度が高まる。例えば、本実施形態のように上面視において第1の溝部22と第2の溝部23とを交差させることも可能となる(図4参照)。
なお後方アッパーガイドレール20は、上述のようにその上下方向から一対のアッパーアーム13を係合できるように、充電口3の上面とは所定間隔を開けた状態で固定されている。その固定方法は特に限定されないが、例えば、充電口3の上面から下方に突出する複数の突起部(図示なし)を設け、これらの突起部に後方アッパーガイドレール20を固定すればよい。
ちなみに、このような後方アッパーガイドレール20と共に後方リッド11の開閉動作をガイドする後方ロアガイドレール21は、後方アッパーガイドレール20の構造を上下反転させたものである。すなわち後方ロアガイドレール21には、その下面に第1の溝部22と同一形状の第3の溝部24が設けられ、上面には第2の溝部23と同一形状の第4の溝部25が設けられている(図2参照)。また後方リッド11には、図示は省略するが一対のアッパーアーム13を上下反転させた一対のロアアームが設けられ、これら一対のロアアームが第3の溝部24及び第4の溝部25内をそれぞれ移動可能となっている。
さらに、前方アッパーガイドレール30は、後方アッパーガイドレール20と同様に、その上面に上方に開口する第1の溝部32が設けられ、その下面に下方に開口する第2の溝部33が設けられている(図2参照)。また前方ロアガイドレール31には、後方ロアガイドレール21と同様に、その下面に第1の溝部32と同一形状の第3の溝部34が設けられ、上面には第2の溝部33と同一形状の第4の溝部35が設けられている。
前方リッド12には、前方アッパーガイドレール30に対応して、一対のアッパーアーム18(第1のアッパーアーム18A及び第2のアッパーアーム18B)が設けられている(図3参照)。前方リッド12は全開位置において車体の内側に位置するため、前方リッド12をスライドさせる際、第1のアッパーアーム18A及び第2のアッパーアーム18Bが車体に干渉することはない。このため後方リッド11とは異なり、第1のアッパーアーム18A及び第2のアッパーアーム18Bは、車両の前後方向における前方リッド12の両端部近傍にそれぞれ設けられている。
なお一対のアッパーアーム18の構造は、後方リッド11に設けられる一対のアッパーアーム13と同様の構造であるため、詳細な説明は省略する。また前方リッド12にも、一対のアッパーアーム18を上下反転させた一対のロアアーム(図示なし)が前方ロアガイドレール31に対応して設けられている。
ところで、このようにガイドレールに沿ってスライド可能に設けられた後方リッド11及び前方リッド12は、駆動機構部100によって開閉駆動する。駆動機構部100は、図3及び図6に示すように、電動モータ101を有し、この電動モータ101の回転により後方リッド11及び前方リッド12を開閉駆動させる。なお図3では駆動モータの図示は省略している。
詳しくは、駆動機構部100は、電動モータ101の回転軸102に固定される回転板103を有する。さらに駆動機構部100は、一端側が回転板103に固定されると共に他端側が後方リッド11及び前方リッド12のそれぞれに連結される連結部材104を有する。この連結部材104は、一端側が後方リッド11に連結される第1の連結部材104Aと、一端側が前方リッド12に連結される第2の連結部材104Bと、を含む。本実施形態では、第1の連結部材104Aが後方リッド11の第1のアッパーアーム13Aに揺動可能に連結され、第2の連結部材104Bが前方リッド12の第1のアッパーアーム18Aに揺動可能に連結されている。
また回転板103は、第1の連結部材104Aの他端側が連結される第1の回転板103Aと、第2の連結部材104Bの他端側が連結される第2の回転板103Bと、を含む。これら第1の回転板103A及び第2の回転板103Bは、何れも略円形に形成されているが、第1の回転板103Aは、第2の回転板103Bよりも小さい直径で形成されている。
そして、後方リッド11及び前方リッド12が全閉位置にある状態では、第1の連結部材104Aは、第1の回転板103Aの周囲に配置されている。つまり第1の連結部材104Aは、第1の回転板103Aの周囲に巻き取られた状態となっている。
ここで、第1の連結部材104Aは、揺動可能に連結された複数本の第1の連結ロッド105A〜105Eで構成されている。また、これら第1の連結ロッド105の一部、本実施形態では第1の連結ロッド105B〜105Dは、回転軸102を中心にして第1の回転板103Aの半径よりも若干大きい曲率半径の円弧形状に形成されている。そして第1の連結部材104Aは、このような円弧形状の第1の連結ロッド105B〜105Dを備えることで、第1の回転板103Aの周囲に巻き取り可能となっている。
一方、第2の連結部材104Bは、第2の回転板103Bの周囲に配置されている。つまり第2の連結部材104Bは、第1の回転板103Aよりも大きい第2の回転板103Bの周囲に巻き取られた状態となっている。
ここで、第2の連結部材104Bは、第1の連結部材104Aと同様に、複数本の第2の連結ロッド106A〜106Eで構成され、その一部、本実施形態では第2の連結ロッド106C,106Dが回転軸102を中心にして第2の回転板103Bの半径よりも若干大きい曲率半径の円弧形状に形成されている。そして第2の連結部材104Bは、このような円弧形状の第2の連結ロッド106C,106Dを備えることで、第2の回転板103Bの周囲に巻き取り可能となっている。すなわち第2の連結部材104Bは、第1の連結部材104Aよりも外側で回転軸102の周囲に巻き取り可能となっている。
例えば、後方リッド11及び前方リッド12が全閉位置にある場合、第1の連結部材104A及び第2の連結部材104Bは、上述のように回転板103の周囲に巻き取られた状態となっている(図3参照)。ちなみに、これら第1の連結部材104A及び第2の連結部材104Bは、同一方向で回転軸102の周囲に巻き取られた状態となっている。
この状態から充電口3を開く際、つまり後方リッド11及び前方リッド12を開動作させる際には、例えば、車室内に設けられたスイッチ類を操作して駆動機構部100を作動させる。すなわち回転板103(電動モータ101)を所定位置まで一方側に回転(図3中右回転)させる。これにより第1の連結部材104A及び第2の連結部材104Bがそれぞれ回転板103の半径方向外側に送り出される。そして第1の連結部材104Aによって後方リッド11が車両後方側に押圧され、図7に示すように後方リッド11が全開位置までスライド移動する。一方、第2の連結部材104Bによって前方リッド12が車両前方側に押圧され、図7に示すように、前方リッド12が全開位置までスライド移動する。
なお図示は省略するが、第1の連結部材104Aには、各第1の連結ロッド105の連結部における所定量以上の回転移動を規制するストッパが設けられている。したがって、第1の連結部材104Aは、後方リッド11が全開位置にくると、ストッパによって第1の連結ロッド105の回転移動が規制されるようになっている。同様に、第2の連結部材104Bも、前方リッド12が全開位置にくると、ストッパによって第2の連結ロッド106の回転移動が規制されるようになっている。
また充電口3を閉じる際、つまり後方リッド11及び前方リッド12を閉動作させる際には、回転板103(電動モータ101)を開動作時とは逆方向に回転(図7中左回転)させる。これにより第1の連結部材104A及び第2の連結部材104Bがそれぞれ回転板103の周囲に巻き取られる。そして、後方リッド11が第1の連結部材104Aによって車両前方側に引っ張られると共に、前方リッド12が第2の連結部材104Bによって車両後方側に引っ張られ、後方リッド11及び前方リッド12が全開位置までスライド移動する(図3参照)。
以上のように、本実施形態に係る充電口構造によれば、リッド装置10を構成する回転板103(電動モータ101)を所定量だけ回転させることで、後方リッド11及び前方リッド12を極めて容易に開閉させることができる。上述のように、後方リッド11と前方リッド12とは開閉動作におけるスライド量の差(ストローク差)があるが、第2の連結部材104Bは第1の連結部材104Aよりも外側で回転軸102の周囲に巻き取り可能となっている。このため、第2の連結部材104Bは、回転板103の回転に伴って送り出される量が、第1の連結部材104Aよりも長くなっている。これにより、後方リッド11と前方リッド12とのスライド量の差(ストローク差)を吸収することができ、一つの電動モータ101によってスライド量の異なる一対のリッドを同時に開閉させることができる。
ところで、このように後方リッド11及び前方リッド12が全開位置にある状態では、第1の連結ロッド105のうち最も後方リッド11側に配置される第1の連結ロッド105Aが、第1の連結部材104Aの両端部を結ぶ直線と同一方向か、それよりも車両の内側に傾斜していることが好ましい。同様に、第2の連結ロッド106Aも、第2の連結部材104Bの両端部を結ぶ直線と同一方向か、それよりも車両の内側に傾斜していることが好ましい。例えば、図7に示すように、第1の連結ロッド105Aは、後方リッド11及び前方リッドが全開位置にある状態において、第1の連結部材104Aの両端部を結ぶ直線に対して所定角度θで車両の内側に傾斜するようにしている。
このような構成とすることで、後方リッド11及び前方リッド12が全開位置にある状態で、後方リッド11を第1の連結ロッド105Aで良好に支持することができる。例えば、後方リッド11に対して車両前方側への多少の負荷がかかった場合でも、後方リッド11を全開状態に保持することができる。同様に、前方リッド12も第2の連結ロッド106Aによって良好に支持することができる。
またこのように電動モータ101によって後方リッド11及び前方リッド12を開閉させることで、電動モータ101がこれら後方リッド11及び前方リッド12のロック機構としても機能させることもできる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、勿論、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、上述の実施形態では、連結部材が、揺動可能に連結された複数本の連結ロッドで構成された例を説明したが、連結部材の構成はこれに限定されず、例えば、金属製のワイヤ等で形成されていてもよい。
また例えば、上述の実施形態では、普通充電用インレットが充電口の車両後方側に設けられ、急速充電用インレットが車両前方側に設けられた構成を例示したが、これら普通充電用インレット及び急速充電用インレットの配置は逆であってもよい。
さらに上述の実施形態では、普通充電用インレット及び急速充電用インレットに対応して、スライド量の異なる一対のリッドにより開閉可能な充電口構造を例示したが、本発明は、スライド量が同一である一対のリッドにより開閉可能な充電口構造にも適用することができる。勿論、本発明は、一枚のリッドで開閉可能な充電口構造にも適用可能なものである。
1 車両
2 アウタパネル
3 充電口
4 普通充電用インレット
5 急速充電用インレット
6,7 キャップ
10 リッド装置
11 後方リッド
12 前方リッド
13A 第1のアッパーアーム
13B 第2のアッパーアーム
14 第1の係合部
15,17 転動部材
16 第2の係合部
18A 第1のアッパーアーム
18B 第2のアッパーアーム
20 後方アッパーガイドレール
21 後方ロアガイドレール
22 第1の溝部
23 第2の溝部
24 第3の溝部
25 第4の溝部
30 前方アッパーガイドレール
31 前方ロアガイドレール
32 第1の溝部
33 第2の溝部
34 第3の溝部
35 第4の溝部
100 駆動機構部
101 電動モータ
102 回転軸
103 回転板
103A 第1の回転板
103B 第2の回転板
104A 第1の連結部材
104B 第2の連結部材
105 第1の連結ロッド
106 第2の連結ロッド

Claims (4)

  1. 車両の充電口にスライド開閉可能に設けられるリッドと、
    電動モータを有し、該電動モータの回転により前記リッドを開閉駆動させる駆動機構部と、を備え、
    前記駆動機構部は、前記電動モータの回転軸に固定され当該電動モータと共に回転する回転板と、
    一端側が前記回転板に連結されると共に他端側が前記リッドに連結され、前記電動モータを一方側に回転させることで前記回転軸の周囲に巻き取られて前記リッドを閉動作させ、前記電動モータを他方側に回転させることで前記回転軸の周囲に巻き取られた状態から前記回転板の半径方向外側に送り出されて前記リッドを開動作させる連結部材と、を有し、
    前記連結部材が、揺動可能に連結された複数本の連結ロッドで構成されている
    ことを特徴とする充電口構造。
  2. 請求項に記載の充電口構造であって、
    前記連結部材は、前記リッドが全開位置にある状態で、前記複数本の連結ロッドのうち最もリッド側に配置される連結ロッドが前記連結部材の両端部を結ぶ直線と同方向か、それよりも車両の内側に傾斜するように構成されている
    ことを特徴とする充電口構造。
  3. 請求項1又は2に記載の充電口構造であって、
    前記リッドは、互いに反対方向にスライドして前記充電口を両開き可能に設けられる第1のリッド及び第2のリッドで構成され、
    前記連結部材は、前記第1のリッドと前記回転板とを連結する第1の連結部材と、前記第2のリッドと前記回転板とを連結する第2の連結部材と、を含み、
    前記第1の連結部材及び前記第2の連結部材が、同一方向で前記回転軸の周囲に巻き取り可能に前記回転板に固定されている
    ことを特徴とする充電口構造。
  4. 請求項に記載の充電口構造であって、
    前記第1のリッドは、開閉動作に伴うスライド量が前記第2のリッドよりも少なく、
    前記第2の連結部材は、前記第1の連結部材よりも外側で前記回転軸の周囲に巻き取り可能となっている
    ことを特徴とする充電口構造。
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