JP6533658B2 - 片持ち商品陳列台 - Google Patents

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Description

本発明は、スーパー、量販店等において、陳列部の厚みが薄くとも高い強度を有するペットボトル等の陳列に好適な片持ち商品陳列台に関するものである。
片持ち状の商品陳列台は、複数台を横並び、背中合わせ、積み重ねあるいはこれらを組み合わせて使用すれば、種々の陳列形態を演出でき都合がよい。
実用新案登録3189754号には、商品を載置する板状の下段陳列部と、該下段陳列部の後端から上方に起立する背板部と、該背板部の上端から前方に延びる商品を載置する上段陳列部を有する片持ちの陳列台であって、該下段陳列部の陳列面の奥行き寸法(W)と、該上段陳列部の後端から前方に延びる陳列面の奥行き寸法(W)が同じであり、側面視において、該下段陳列部の裏面と該背板部の裏面とは、直角に交わり、該背板部の裏面と該上段陳列部の上面とは、直角に交わることを特徴とする商品陳列台が開示されている。この商品陳列装置によれば、従来の雛壇状の陳列棚の陳列面に対して、約1.6倍の奥行き長さを有する陳列面が形成できる。このため、玉葱やじゃがいも等の丸物商品の多量陳列に好適であるというものである。
実用新案登録3189754号(請求項1)
しかしながら、実用新案登録3189754号の片持ち商品陳列台は、片持ちであるため、強度の観点から、上段陳列部は厚みが大である共に、特に鉛直部側に向けて厚みが更に大となっている。このため、下段陳列部の陳列面に載せる商品の高さが制限されるという問題がある。また、製造工場からスーパーなどのお店に搬送する際、搬送スペースを採ってしまうという問題がある。
従って、本発明の目的は、陳列部の厚みが薄くとも高い強度を有するペットボトル等の陳列に好適であり、搬送スペースを採らない片持ち商品陳列台を提供することにある。
すなわち、本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、商品を載置する陳列面を有する下段陳列部と、該下段陳列部の後端から上方に起立する下段背板部と、該下段陳列部の裏面及び該下段背板部の裏面に亘り連続するL字形断面の下段補強板挿入部とを備える下段部材と、商品を載置する陳列面を有する上段陳列部と、該上段陳列部の後端から下方に延出する上段背板部と、該上段陳列部の裏面及び該上段背板部の裏面に亘り連続するL字形断面の上段補強板挿入部とを備える上段部材と、側面視が略コ字形状の金属製の補強板との組み付け体であって、該下段背板部上に該上段背板部を載置し又は係止して片持ち状の商品陳列本体部を形成し、該上段補強板挿入部と該下段補強板挿入部で形成される略コ字断面形状の補強板挿入部に、該金属製の補強板を挿入して補強されたものであることを特徴とする片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該下段背板部の上端面には、下段係止部が形成され、該上段背板部の下端面には、上段係止部が形成され、該下段係止部と該上段係止部が係止してなることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該補強板は、該補強板挿入部に、後方側から前方側へ押し込むことで挿入されることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供することにある。
また、本発明は、該補強板挿入部は、後方が開口し、壁部で囲まれたものであり、上方壁部と下方壁部には、少なくとも1つの貫通孔が形成されていることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供することにある。
また、本発明は、該補強板挿入部は、後方が開口し、壁部で囲まれたものであり、左壁部と右壁部には、少なくとも1つの貫通孔が形成されていることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該補強板の中、上下一対の水平部の先端部には、左右方向に貫通する係止用の貫通孔が形成されていることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該上段陳列部の裏面又は該下段陳列部の裏面に対応する補強板挿入部の左右両壁のいずれか一方の壁に、切欠き又は貫通孔を形成することで前後方向に延びる弾性の帯部を形成し、該帯部の内側に該貫通孔に嵌る抜け止め用突起を形成したことを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該上段陳列部の天面には、平面視が碁盤目状の溝が形成されていることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該下段陳列部及び該上段陳列部の厚みが8〜15mmであることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該下段陳列部の上面の前方縁部及び左右縁部には、3方向に連続する上方開口の周溝が形成されていることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
また、本発明は、該上段陳列部の上面の縁部には、上方開口の周回溝が形成されていることを特徴とする前記片持ち商品陳列台を提供するものである。
本発明によれば、商品陳列本体部は、片持ち状であっても金属製の補強板で補強されているため、陳列部の厚みを薄くできる。このため、下段陳列部の上面に載せる商品に圧迫感がなく、陳列の演出を高めることができる。また、商品陳列本体部は、上下2分割して2つの背の低いL字構造部材とすることができ、製造工場からスーパーなどのお店に搬送する際、搬送スペースを採らない。
本発明の第1の実施の形態における片持ち商品陳列台の斜視図である。 図1の片持ち商品陳列台の他の斜視図である。 図1の片持ち商品陳列台の他の斜視図である。 図1の片持ち商品陳列台の一部を分解した斜視図である。 図1の片持ち商品陳列台の分解斜視図である。 (A)は補強板を補強板挿入部に挿入する前の説明図であり、(B)は挿入途中の説明図であり、(C)は挿入後の説明図である。 図6(B)の断面図である。 図6(C)の断面図である。 本発明の第3の実施の形態における片持ち商品陳列台の分解斜視図である。 図9の片持ち商品陳列台の組立途中の斜視図である。 図9の片持ち商品陳列台の一部を拡大して示す平面図である。 図11のA−A線に沿って見た図である。 図11のB−B線に沿って見た図である。 図9の片持ち商品陳列台の使用状態図である。
次に、本発明の第1の実施の形態における片持ち商品陳列台を図1〜図5を参照して説明する。本明細書中、「上」、「下」及び「左右」は設置状態における正面(図1中、符号X方向)から見た位置又は方向である。片持ち商品陳列台10は、樹脂製の下段部材2と樹脂製の上段部材1と金属製の補強板3を組み付けたものである。下段部材2は、商品を載置する陳列面211を有する下段陳列部21と、下段陳列部21の後端から上方に起立する下段背板部22とを備える。下段部材2は、背の低い側面視がL字形状の部材である。下段陳列部21の上面の陳列面211は商品が載置される部分であり、本例では後方に下段補強板挿入部23の一部が表れている。下段背板部22は、片持ち商品陳列台10の背板部の一部(下段)を形成するものであり、上端面には、上段部材1と係合する下段係止部4を有している。下段背板部22の厚み(前後方向の長さ)は、30〜50mm程度でよい。下段係止部4は、本例では、左右方向に4つの凹状係止部4a〜4dが所定の間隔で離間して形成されている。凹状係止部4a〜4dは、略逆T字形状の係合溝であり、前方が壁になっており、上段部材1の凸状の係合突起5が後方から挿入されて係合を完了する。
下段部材2は、下段陳列部21の裏面及び下段背板部22の裏面に亘り連続するL字形断面の下段補強板挿入部23を有する。下段補強板挿入部23は、上段補強板挿入部13と一体になって、コ字形断面の補強板挿入部3Aを形成するものであり、本例では、左右方向に所定の間隔で離間した2箇所に形成している(符号23a、23b)。すなわち、下段補強板挿入部23a、23bは、下段陳列部21の裏面に形成される部分(符号231)が、金属製の補強板3の下方水平部31a、31bを覆う上下及び左右の4側板(側壁)を有するケース状であり(図6参照)、下段背板部22の裏面に形成される部分(符号232)が、後方挿入開口と、金属製の補強板3の下方鉛直部を覆う前方及び左右の3側板を有するケース状である。下段補強板挿入部23の下方側には、前後方向に少し切り欠いた切り欠き部62a、62bを形成している(図5参照)。これにより、挿入された補強板3が一部露出するため、分解時などの引き出しが容易となる。下段補強板挿入部23は、下段陳列部21の厚み内及び下段背板部22の厚み内に形成されている。片持ち商品陳列台10において、下段陳列部21の厚みは、8〜15mm、好ましくは9〜13mmである。片持ち商品陳列台10において、下段陳列部21や上段陳列部11の厚みが薄いものであっても、金属製の補強板3が内包されており、重量物の商品であっても、強度を維持することができる。下段背板部22の裏面に形成される下段補強板挿入部23の上方部であって、且つ2つの両側板の一方の側板には、前後方向に切り込みが入った弾性係止片6a、6bが形成されている。また、弾性係止片6a、6bの後方縁で且つ内側面には突起61が形成されている。これにより、弾性係止片6a、6bは金属製の補強板3が挿入されて、外側に押されて撓み、補強板3の挿入後は、補強板3の後端を弾性係止片6a、6bの突起61が係止することになる。
上段部材1は、側面視が逆さL字形状の高さの低い部材である。上段陳列部11の上面の陳列面111は商品が載置される部分である。上段陳列部11と下段陳列部21は、略同じ大きさであり、外観形状も同じであり、片持ち商品陳列台10を形成した際、前後方向における先端位置は略一致する。上段背板部12は、片持ち商品陳列台10の背板部の一部(上段)を形成するものであり、下端面には、下段部材2と係止する上段係止部5を有している。上段係止部5は、本例では、左右方向に4つの凸状係止部5a〜5dが所定の間隔で離間して形成されている。凸状係止部5a〜5dは、略逆T字形状の係合突起であり、下段部材2の凹状の係止部4a〜4dに後方から前方へ押し込み、挿入することで係合を完了する。上段背板部12の高さは、下段背板部22の高さと略同じでよい。
上段部材1は、上段陳列部11の裏面及び上段背板部12の裏面に亘り連続するL字形断面の上段補強板挿入部13を有する。上段補強板挿入部13は、下段補強板挿入部23と一体になって、コ字形断面の補強板挿入部3Aを形成するものであり、本例では、左右方向に所定の間隔で離間した2箇所であって、下段補強板挿入部23と対応する位置に形成されている。すなわち、上段補強板挿入部13a、13bは、上段陳列部11の裏面に形成される部分(符号131a、131b)が、金属製の補強板3の上方水平部33を覆う上下及び左右の4側板を有するケース状であり、上段背板部12の裏面に形成される部分(符号132a、132b)が、後方挿入開口と、金属製の補強板3の上方鉛直部を覆う前方及び左右の3側板を有するケース状である。上段補強板挿入部13の上方側には、前後方向に少し切り欠いた切り欠き部52a、52bを形成している(図5参照)。これにより、挿入された補強板3が一部露出するため、分解時などの引き出しが容易となる。上段補強板挿入部13は、上段陳列部11の厚み内及び上段背板部12の厚み内に形成されている。片持ち商品陳列台10において、上段陳列部11の厚みは、8〜15mm、好ましくは9〜13mmである。片持ち商品陳列台10において、上段陳列部11や下段陳列部21の厚みが薄いものであっても、金属製の補強板3が内包されており、重量物の商品であっても、強度を維持することができる。上段背板部12の裏面に形成される上段補強板挿入部13の下方部であって、且つ2つの両側板の一方の側板には、前後方向に切り込みが入った弾性係止片7a、7bが形成されている。また、弾性係止片7a、7bの後方縁で且つ内側面には突起71が形成されている。これにより、弾性係止片7a、7bは金属製の補強板3が挿入されて、外側に押されて撓み、補強板3の挿入後は、補強板3の後端を弾性係止片6の突起が係止することになる。上段陳列部11、上段背板部12、下段陳列部21及び下段背板部22は、所定の厚みを有し、その裏面はくり抜き状であり、縦板や横板によるリブ構造となっている。
補強板3は、側面視が略コ字形状で、厚さ2〜5mm程度の金属製の薄板であり、本例ではそれぞれの補強板挿入部3A、3Bにそれぞれ1枚、使用する。補強板3は、補強板挿入部3A、3Bに、後方側から前方側へ押し込むことで挿入されて、片持ち状の商品陳列本体部1Aを補強する。本例の補強板3は、コ字形状を構成する鉛直部材32の上下方向の中央部において、前後方向に少し切り欠かれた切り欠き部34を有している。切り欠き部34に商品陳列本体部1Aの弾性係止片6(6a、6b)、7(7a、7b)が係止して、補強板3の後方への脱落を防止している。
片持ち商品陳列台10は、図5に示すように、下段部材2と、上段部材1と、2枚の補強板3a、3bを組み付けてなるものである。すなわち、下段部材2の下段陳列部21を載置面に接するようにセットし、次いで、上段部材1を持ち上げ、下段部材2の上方に位置させ、下段部材2の下段背板部22の上端面と、上段部材1の上段背板部12の下端面とを対峙させる。次いで、上段部材1の凸状係止部5a〜5dと、下段部材2の凹状係止部4a〜4dを係止又は係合させて片持ち状の商品陳列本体部1Aを形成する。片持ち状の商品陳列本体部1Aは、所定厚みの底板に相当する下段陳列部21、下段陳列部21の後端から起立状で所定厚み、所定高さの背板部12、22及び背板部12、22の上端から水平方向に延びる天板に相当する上段陳列部11からなる。片持ち状の商品陳列本体部1Aにおいて、下段部材2の下段補強板挿入部23の上端は開口しており、上段部材1の上段補強板挿入部13の下端は開口している。このため、下段補強板挿入部23と上段補強板挿入部13は挿入部が連続している。次に、略コ字断面形状の補強板挿入部3A、3Bに対して、金属製の補強板3a、3bを後方側から前方側へ押し込むことで挿入される。補強板3を強く押し込めば、補強板挿入部13、23の鉛直部に形成された弾性係止片6、7が外側に押されて撓み、補強板3の挿入後は、補強板3の後端を弾性係止片6、7の突起61、71が係止することになる。
第1の実施の形態例における片持ち商品陳列台10によれば、商品陳列本体部1Aは、金属製の補強板3で補強されているため、片持ち状でありながら強度が高められている。このため、スーパー等において多量のペットボトル等、重量物の陳列に好適である。また、商品陳列本体部1Aは、補強板3を引き抜き、上下2分割に分離して2つの背の低いL字構造部材とすることができ、製造工場からスーパーなどのお店に搬送する際、搬送スペースを採らない。
次に、本発明の第2の実施の形態における片持ち商品陳列台を図6〜図8を参照して説明する。図6〜図8は、判り易いように、補強板挿入部と補強板のみを示した図である。図6〜図8において、図1〜図5と同一構成要素には同一符号を付して、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図6〜図8の補強板挿入部3C及び補強板3aにおいて、図1〜図5の補強板挿入部3A、3B及び補強板3と異なる点は、補強板3aの上方水平部33と下方水平部31の先端近傍にそれぞれ、横方向に貫通する係止貫通孔331、311を形成したこと、及び補強板挿入部3Cの上方水平部131a、131bの上下壁部と下方水平部231a、231bの上下壁部であって、且つその先端近傍にそれぞれ、上下方向に貫通する貫通孔134、134、234、234を形成し、更に、貫通孔134、234に対応する位置であって、且つ補強板挿入部3Cの上方水平部131a、131bの一方の側壁部と下方水平部231a、231bの一方の側壁部に、補強板3の係止貫通孔331、311に係止する係止突起133、233を形成したことにある(図7及び図8参照)。なお、補強板挿入部3Cの貫通孔134、234は、下段陳列部21及び上段陳列部11の上面に表れるものの、商品の陳列に支障をきたすことはない。
第2の実施の形態における片持ち商品陳列台において、補強板3aを補強板挿入部13、23に挿入する方法を、図6〜図8を参照して説明する。先ず、金属製の補強板3aの上方水平部33と下方水平部31が、補強板挿入部3Cのそれぞれの対応する部分に挿入される(図6(B))。補強板挿入部3Cは、後方が開口し、周囲四方向、又は周囲四方と前方が壁部で囲まれたものであり、補強板3aと周囲四方向の壁部間には隙間がないことが、補強板3の補強効果が発現できる点で好ましい。また、補強板挿入部3Cを形成する周囲四方向の壁部の中、上方壁部と下方壁部には、少なくとも1つの貫通孔を形成することが好ましく、貫通孔を上方壁部と下方壁部に前後方向において互い違い(千鳥状)に形成することが更に好ましい。本例では、上方壁部と下方壁部に、それぞれ1つの貫通孔134、134、234、234が形成されている。このような貫通孔134、234は、補強板3aと周囲四方向の壁面との摩擦抵抗を低減し、挿入を容易にする。また、補強板挿入部3Cを形成する周囲四方向の壁部の中、左壁部と右壁部には、少なくとも1つの貫通孔を形成することが好ましく、貫通孔を左壁部と右壁部に前後方向において互い違い(千鳥状)に形成することが更に好ましい。このような貫通孔は、補強板3aと周囲四方向の壁部との摩擦抵抗を低減し、挿入を容易にする。最後に補強板3aを強く押し込めば、補強板3aの係止貫通孔331、311は、補強板挿入部3Cの係止突起133、233に係止すると共に、補強板挿入部3Cの鉛直部に形成された弾性係止片6、7が外側に押されて撓み、補強板3aの挿入後は、補強板3aの後端を弾性係止片6、7の突起が係止することになる(図6(C))。これにより、補強板3aは補強板挿入部3Cから外れることがない。第2の実施の形態における片持ち商品陳列台においても、第1の実施の形態における片持ち商品陳列台10と同様の効果を奏する他、補強板の挿入が容易となり、且つ補強板が外れ難くなる。
次に、本発明の第3の実施の形態における片持ち商品陳列台を図9及び図10を参照し
て説明する。図9及び図10において、図1〜図8と同一構成要素には同一符号を付して
、その説明を省略し、異なる点について主に説明する。すなわち、図9及び図10の片持
ち商品陳列台10aにおいて、図1〜図8の片持ち商品陳列台と異なる点は、補強板、補
強板挿入部及び上段陳列部11の天面である。すなわち、補強板3c、3dにおいて、角
部及び鉛直部には、貫通孔35a〜35dが形成され、軽量化が図られている。また、上
段陳列部11の裏面又は下段陳列部21の裏面に対応する補強板挿入部3Dにおいて、上
方壁部及び下方壁部には、前後方向に互いに交互に、すなわち千鳥状に貫通孔235が形
成され、更に先端近傍には、左右両壁のいずれか一方の壁に、切欠き又は貫通孔、本例で
は貫通孔331を形成することで前後方向に延びる弾性の帯部237を形成し、帯部23
7の内側に貫通孔331に嵌る抜け止め用突起133を形成している。千鳥状に貫通孔2
35を形成することにより、補強板3c、3dの挿入が一層、容易になる。また、内側に
抜け止め用突起133を付設した弾性の帯部237を形成することで、補強板3c、3d
が補強板挿入部3Dに挿入されると、補強板3c、3dの先端が抜け止め用突起133に
当たり、補強板3c、3dは弾性の帯部237を外側に押しやり変形させつつ挿入される
。次いで、補強板3c、3dの先端貫通孔331と抜け止め用突起133が嵌まり、帯部
237が復元して係止する。これにより、補強板3c、3dは、外れ難くなる。
片持ち商品陳列台10aにおいて、上段陳列部11の天面には、平面視で碁盤目状の溝が形成されている。これにより、複数個の片持ち商品陳列台10aを積み重ねて使用する際、安定した固定ができる。なお、碁盤目の溝の内、縦溝112は補強板挿入部3Dと対応する位置にあるため、補強板挿入部3Dの上方壁に形成された貫通孔235は縦溝112の溝底に表れている。第3の実施の形態における片持ち商品陳列台においても、第1の実施の形態における片持ち商品陳列台10と同様の効果を奏する他、補強板の挿入が容易となり、且つ補強板が外れ難くなる。また、積み重ね陳列の際、固定が安定する。
本発明の片持ち商品陳列台は、上記実施の形態例に限定されず、種々の変形を採ることができる。すなわち、片持ち商品陳列台の幅寸法、奥行寸法及び高さ寸法は、図1〜図10のものに限定されず、適宜決定される。補強板の数、すなわち補強板挿入部の設置数は2つに限定されず、3つ又は4つであってもよい。設置数が多いと強度が高まるものの、過度な重量構造となり、組立に時間がかかる。また、補強板挿入部の上下水平部の先端は、先端壁に限定されず、先端開口でもよい。下段部材2と上段部材1の係止は、上記係止構造に限定されず、スライドによる公知の係止構造を採ることができる。また、本発明の片持ち商品陳列台は、複数個を隣接、背中合わせ、積み重ねなどにより、大掛かりな陳列面を演出してもよい(図13)。
本発明の片持ち商品陳列台において、下段陳列部の上面の前方縁部及び左右縁部に、3方向に連続する上方開口の周溝を形成してもよい。この周溝に商品転落防止板を設置すれば、下段陳列部に載せられた商品を安定して陳列できる。また、上段陳列部の上面の縁部に、上方開口の周回溝を形成してもよい。この周回溝に商品転落防止板を設置すれば、上段陳列部に載せられた商品を安定して陳列できる。
本発明の片持ち商品陳列台は、比較的小型のものが好ましく、全体高さ、左右幅及び奥行は280〜350mm程度、特に300mm程度でよく、全体高さ、左右幅及び奥行全てが同じ寸法であることが、複数配列において種々の陳列形態を形成できる点で好ましい。このため、設置は床面への直置きは好適ではなく、所定高さの基台に設置することが好ましい。
本発明によれば、片持ち状であっても金属製の補強板で補強されているため、陳列部の厚みを薄くできる。このため、下段陳列部の上面に載せる商品に圧迫感がなく、陳列の演出を高めることができる。また、補強板を外し、上下2分割して2つの背の低いL字構造部材に分解でき、製造工場から使用場所への搬送や不使用時の保管庫への移動の際、スペースを採らない。
1 上段部材
2 下段部材
3、3a〜3d 金属製の補強板
3A〜3D 補強板挿入部
4 下段係止部
4a〜4d 凹状係止部
5 上段係合突起
10、10a 片持ち商品陳列台
13(13a、13b) 上段補強板挿入部
21 下段陳列部
22 下段背板部
23(23a、23b) 下段補強板挿入部

Claims (11)

  1. 商品を載置する陳列面を有する下段陳列部と、該下段陳列部の後端から上方に起立する
    下段背板部と、該下段陳列部の裏面及び該下段背板部の裏面に亘り連続するL字形断面の
    下段補強板挿入部とを備える下段部材と、
    商品を載置する陳列面を有する上段陳列部と、該上段陳列部の後端から下方に延出する
    上段背板部と、該上段陳列部の裏面及び該上段背板部の裏面に亘り連続するL字形断面の
    上段補強板挿入部とを備える上段部材と、
    側面視が略コ字形状の金属製の補強板との組み付け体であって、
    該下段背板部上に該上段背板部を載置し又は係止して片持ち状の商品陳列本体部を形成
    し、
    該上段補強板挿入部と該下段補強板挿入部で形成される略コ字断面形状の補強板挿入部
    に、該金属製の補強板を挿入して補強されたものであることを特徴とする片持ち商品陳列
    台。
  2. 該下段背板部の上端面には、下段係止部が形成され、該上段背板部の下端面には、上段
    係止部が形成され、該下段係止部と該上段係止部が係止してなることを特徴とする請求項
    1記載の片持ち商品陳列台。
  3. 該補強板は、該補強板挿入部に、後方側から前方側へ押し込むことで挿入されることを
    特徴とする請求項1又は2記載の片持ち商品陳列台。
  4. 該補強板挿入部は、後方が開口し、壁部で囲まれたものであり、上方壁部と下方壁部には、該補強板と壁面との摩擦抵抗を低減し、挿入を容易にするための、少なくとも1つの貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3記載の片持ち商品陳列台。
  5. 該補強板挿入部は、後方が開口し、壁部で囲まれたものであり、左壁部と右壁部には、該補強板と壁面との摩擦抵抗を低減し、挿入を容易にするための、少なくとも1つの貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1〜3記載の片持ち商品陳列台。
  6. 該補強板の中、上下一対の水平部の先端部には、左右方向に貫通する係止用の貫通孔が
    形成されていることを特徴とする請求項1〜5記載の片持ち商品陳列台。
  7. 該上段陳列部の裏面又は該下段陳列部の裏面に対応する補強板挿入部の左右両壁のいず
    れか一方の壁に、切欠き又は貫通孔を形成することで前後方向に延びる弾性の帯部を形成
    し、該帯部の内側に該係止用の貫通孔に嵌る抜け止め用突起を形成したことを特徴とする請求項6記載の片持ち商品陳列台。
  8. 該上段陳列部の天面には、平面視が碁盤目状の溝が形成されていることを特徴とする請
    求項1〜7のいずれか1項に記載の片持ち商品陳列台。
  9. 該下段陳列部及び該上段陳列部の厚みが8〜15mmであることを特徴とする請求項1
    〜8のいずれか1項に記載の片持ち商品陳列台。
  10. 該下段陳列部の上面の前方縁部及び左右縁部には、商品転落防止板を設置するための3方向に連続する上方開口の周溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の片持ち商品陳列台。
  11. 該上段陳列部の上面の縁部には、商品転落防止板を設置するための上方開口の周回溝が形成されていることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の片持ち商品陳列台。
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