JP2000316680A - 商品陳列ユニット - Google Patents

商品陳列ユニット

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JP2000316680A
JP2000316680A JP11212406A JP21240699A JP2000316680A JP 2000316680 A JP2000316680 A JP 2000316680A JP 11212406 A JP11212406 A JP 11212406A JP 21240699 A JP21240699 A JP 21240699A JP 2000316680 A JP2000316680 A JP 2000316680A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 左右方向の寸法幅が異なる多種類の商品陳列
棚に設置でき、且つ商品陳列棚上の商品陳列空間を有効
使用することができる商品陳列ユニット、あるいは商品
仕切り板の掛け違いを防止でき、且つ重心の高い商品で
あっても前方へ転落することのない円滑な前出しを可能
とする商品陳列ユニットを提供すること。 【解決手段】 略矩形状の前出し本体4cに多数のロー
ラ5を架設し多数のローラー5上にある商品を商品取出
部位側に移動させる複数個の商品前出し機1a〜1d
と、1側端に位置する商品前出し機1dの裏面の係止突
起部と左右方向に0.5〜50mmの範囲でスライド自在
に係合して両側端を画する側仕切り板2aと、前出し本
体1を前後方向に平行に分割する商品仕切板3と、から
なる商品陳列ユニット10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、店内の商品陳列
棚、特に左右の長さの異なる種々の陳列棚に使用でき陳
列商品の前出しが可能な商品陳列ユニットに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、スーパー、ドラッグストアー等の
量販店においては、商品陳列棚に多数の商品を陳列して
おり、商品は手前の方から売れていくため必然的に前の
部分が空くことになり、従って奥にある商品を手前に出
す所謂前出し作業が必要となるる。このため、種々の自
動又は半自動の前出し機能を備えた商品陳列棚又は商品
陳列具が多数提案されている。例えば、両側面に対設さ
れ奥行き方向に商品を並べて収納する商品収納ケース
と、この商品収納ケースの底側に前方に向かって下り傾
斜する状態に架設された多数の回転ローラと、前記商品
収納ケースの前端部位に設けられたストッパーとから構
成された商品陳列品取出ユニットが開示されている(特
開平8−024091号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記商
品陳列品取出ユニットは、商品の仕切り機能を持つ両側
板が固定して対設されされているため、この両側板で形
成される幅寸法に見合う大きさの商品を陳列できるもの
の、その幅寸法より大きい商品の陳列は、それに見合う
別途のユニットが必要である。このため、多種類の商品
陳列品取出ユニットを揃える必要があり、在庫管理等が
煩雑であるという問題がある。また、商品の仕切り機能
を持つ両側板を設置することなく、多数の商品の横並び
陳列が可能な矩形状大寸法の前出しユニットも知られて
いるものの、これを店内に設置されている左右方向の寸
法幅が異なる多種類の商品陳列棚に設置する場合、どう
しても商品陳列棚の両側にデッドスペースが生じてしま
い、商品陳列棚が有効使用されないという問題がある。
【0004】従って、本発明の目的は、在庫管理が容易
で、陳列商品の大きさ及び陳列数等によって、簡単に設
計変更でき、且つ左右方向の寸法幅が異なる多種類の商
品陳列棚に設置でき、商品陳列棚上の商品陳列空間を有
効使用することができる商品陳列ユニットを提供するこ
とにある。また、本発明の他の目的は、商品仕切り板の
掛け違いを防止でき、且つ重心の高い商品であっても前
方へ転落することのない円滑な前出しを可能とする商品
陳列ユニットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者は上記課題を解決するために鋭意検討を行った結
果、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明
(1)は、矩形状の前出し本体に多数のローラを架設し
該多数のローラー上にある商品を商品取出部位側に移動
させる複数個の商品前出し機と、前記前出し本体を前後
方向に平行に分割する商品仕切板と、からなることを特
徴とする商品陳列ユニットを提供するものである。これ
により、陳列商品の大きさ及び陳列数等によって、簡単
に設計変更でき、且つ見栄えもよい。
【0006】また、本発明(2)は、略矩形状の前出し
本体に多数のローラを架設し該多数のローラー上にある
商品を商品取出部位側に移動させる複数個の商品前出し
機と、両側端に位置する前記商品前出し機の裏面の係止
突起部と左右方向に0.5〜50mmの範囲でスライド自
在に係合する基板から起立して両側端を画する本体部を
有する側仕切り板と、前記前出し本体を前後方向に平行
に分割する商品仕切板と、からなることを特徴とする商
品陳列ユニットを提供するものである。これにより、陳
列商品の大きさ及び陳列数等によって、簡単に設計変更
でき、且つ左右方向の寸法幅が異なる多種類の商品陳列
棚に設置でき、商品陳列棚上の商品陳列空間を有効使用
することができる。
【0007】また、本発明(3)は、前記側仕切り板
は、前記基板と前記本体部の間に位置する、前記商品前
出し機の幅寸法より小さい、幅5〜50mmの細長矩形状
の前出し本体に多数のローラを架設するか、滑り材を配
設するか又はリブを前後方向に配設した幅調整用商品前
出し機を前記基板と前記本体部とで一体化したものであ
ることを特徴する前記(2)記載の商品陳列ユニットを
提供するものである。これにより、前記発明と同様の効
果を奏する他、更に商品陳列棚上の商品陳列空間を有効
使用することができる。また、既存の商品陳列棚の両側
に商品転落防止板が設置されている場合には、1個又は
一対の幅調整用商品前出し機を省略しても使用できる。
【0008】また、本発明(4)は、更に、前端部に商
品転落防止部を有して前記商品前出し機の位置決めをす
る位置決め用固定板を備えることを特徴とする(1)〜
(3)記載の商品陳列ユニットを提供するものである。
これにより、前記発明と同様の効果を奏する他、商品陳
列棚に既存の商品転落防止板が設置されていない場合に
有効であり、且つ商品前出し機の商品陳列棚への収まり
もよく見栄えがよい。
【0009】また、本発明(5)は、前記商品前出し機
は、前出し本体とローラーの2部品から構成されること
を特徴とする(1)〜(4)記載の商品陳列ユニットを
提供するものである。これにより、前記発明と同様の効
果を奏する他、ローラーは、前出し本体のローラー取付
け部に圧入される方法等の簡易な方法でセットできるか
ら安価に製造できる。
【0010】また、本発明(6)は、更に、前記商品前
出し機の幅寸法より小さい、幅5〜50mmの細長矩形状
の前出し本体に多数のローラを架設するか、滑り材を配
設するか又はリブを前後方向に配設した幅調整用商品前
出し機を少なくとも一側に設けてなる(1)〜(5)記
載の商品陳列ユニットを提供するものである。これによ
り、前記発明と同様の効果を奏する他、調整幅を広く採
れると共に、幅調整に伴う商品前出し機が無い空きスペ
ースを少なくできるため、見栄えがよい。
【0011】また、本発明(7)は、前記商品仕切板の
前方係合部が着脱可能に係合する係合穴を横方向に多数
形成した前方係合穴部と、商品仕切板の後方係合部が着
脱可能に係合する係合穴を横方向に多数形成した後方係
合穴部とを有し、前記前方係合穴部及び前記後方係合穴
部に形成された係合穴の位置又は形状を商品仕切板の掛
け違えのないように設けたことを特徴とする(1)〜
(6)のいずれかに記載の商品陳列ユニットを提供する
ものである。これにより、前記発明と同様の効果を奏す
る他、商品仕切り板の掛け違いを防止できる。
【0012】また、また、本発明(8)は、前記商品前
出し機の位置決めをする位置決め用固定板が、位置決め
用ピッチ板又は位置決め用スライド板を有するものであ
る(4記載の商品陳列ユニットを提供するものである。
これにより、前記(4)発明と同様の効果を奏する他、
複数の商品前出し機を少々の外力によってはずれること
なく、整然と連結固定できる。
【0013】また、本発明(9)は、前記商品転落防止
部が、商品転落防止板を着脱可能に支持する係合溝を有
する(4)記載の商品陳列ユニットを提供するものであ
る。これにより、前記(4)発明と同様の効果を奏する
他、背丈の低い商品から2リットル容器等の背丈の高い
商品まで幅広い商品の陳列が可能である。
【0014】また、本発明(10)は、前記商品転落防
止板が、該商品転落防止板の上方部が商品側に屈曲し、
上方部側で商品と当接する構造である(9)記載の商品
陳列ユニットを提供するものである。これにより、前記
(9)発明と同様の効果を奏する他、背丈及び重心が高
い商品の転落を確実に防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態におけ
る商品陳列ユニットを図1〜図4を参照して説明する。
図1は第1の実施の形態における商品陳列ユニットの組
付けを示す斜視図、図2は商品前出し機と側仕切り板と
の係合状態を示す裏面から見た一部の斜視図、図3は前
出し本体にローラーを設置する状態を示す一部の斜視
図、図4は図3におけるローラー取付け手順の一例を示
す一部が断面の平面図である。図1及び図2において、
商品陳列ユニット10は、略矩形状の前出し本体4a、
4b、4c、4dにそれぞれ多数のローラ5を架設し、
多数のローラー5上にある商品(不図示)を手前の商品
取出部位側に移動させる商品前出し機1a、1b、1
c、1dと、一側に位置する商品前出し機1dの裏面の
係止突起部6と左右方向に0.5〜50mmの範囲でスラ
イド自在に係合する基板21aと、基板21aより起立
して一側を画する本体部23aを有する側仕切り板2a
と、他側に位置する商品前出し機1aの幅寸法より小さ
い幅寸法を有する幅調整用商品前出し機13と、この前
出し本体4aの裏面の係止突起部(不図示)と左右方向
にスライド自在に係合する基板21bと、基板21bよ
り起立して一側を画する本体部23bを有する側仕切り
板2bと、前出し本体4a、4b、4c、4dを前後方
向に平行に分割する商品仕切板3と、前端部に商品転落
防止部73を有して商品前出し機1a、1b、1c、1
dの位置決めをする位置決め用固定板7とから構成され
る。
【0016】側仕切り板2a、2bは左右対象の同一形
状であるから、側仕切り板2aについて説明する。側仕
切り板2aは棚板面に載置される突起片22aを両端と
中央の3か所に形成した基板21aと、基板21aの基
部223から上方に起立姿勢を採り商品を仕切る両端上
方部に丸みを有する略平板状の本体部23aからなる。
突起片22aの両側には前出し本体の裏面に形成された
溝部61、61を有する係止突起部6に抜き差し自在に
嵌合するための鍔221が形成される。かかる係合構造
により、側仕切り板2aは商品前出し機4cに対して、
外側に0.5〜50mmの範囲でスライド自在となり、こ
の範囲で商品を陳列するスペースの幅調整が可能とな
る。このため、思わぬ棚幅の違いにも対応できる。
【0017】商品前出し機1a、1b、1c、1dはそ
れぞれ同一であるから、商品前出し機1cについて説明
する。商品前出し機1cは長さ/幅が約3以上の細長略
矩形状で前出し本体4cとローラー5の2部品からな
り、これを複数個並べるか、又は連結して使用する。こ
のため、清掃時の取り外しが楽に行え、且つ万一破損し
た場合でも最小限のパーツ交換で済むため店の合理化に
寄与する。前出し本体4cの表面は商品仕切板3の前方
係合部31が着脱可能に係合する係合穴8bを横方向に
多数形成した前方係合穴部81bと、商品仕切板3の後
方係合部32が着脱可能に係合する係合穴8aを横方向
に多数形成した後方係合穴部81aと、2列に多数のロ
ーラー5を配したローラー配設部51とからなる。前方
係合穴部81bと後方係合穴部81aに形成された係合
穴は、隣接する両側の係合穴の位置と左右同列にない所
謂千鳥状であり、且つ四角穴とすることにより、商品仕
切り板の掛け違いのないようにしている。また、前方係
合穴部81b、後方係合穴部81aには、ローラー面と
面一としたリブ9aを所定間隔で前後方向に形成するこ
とにより、商品の滑りの補助と商品仕切り板の掛け違い
防止を更に確実なものとしている。
【0018】図3に示すように、ローラー配設部51に
は、商品を前方にスライドさせるように回動可能に架設
された多数個のローラー5を配設する。ローラー5はロ
ーラー本体53と、両端にローラー本体53より小径の
ローラー軸52a、52bから成り、左右の両側枠部5
4、54に切り欠かれ、その切り欠き部と両側枠部5
4、54の上面で連接する両側外枠部55、55とで形
成されたローラー軸52a、52bよりも大径の軸穴1
51aにローラー軸52a、52bを軸支することによ
り2区間のローラー配設群が形成される。両側枠部54
の内側面間の寸法及び両側外枠部55の上面内縁間の寸
法はローラー本体部53より長く、両端のローラー軸5
2を含めた全長より短い。そして、ローラー5を軸穴5
1に嵌め込むには、図4に記載のように、先ずローラー
軸52aを軸穴151aに嵌め込み斜め下側に深く押し
込み(図中、(II))、次いで、他端のローラー軸52
bを軸穴151bに嵌め込む(図中、(III))。これに
より、逆さにしてもローラー5は前出し本体4aから脱
落することはなく、前方に向けて下降傾斜する状態に保
持すれば、回動可能に架設された多数個のローラー群が
形成される。
【0019】また、商品前出し機1cの前方下方部に
は、位置決め用固定板7の係合突状部74に係合する係
合溝82を有し、後方両側部には、商品前出し機を互い
に連結する連結凸部12aと、その反対側には連結凹部
12bが形成されている。
【0020】幅調整用商品前出し機13は商品前出し機
1cと比して、幅狭で、具体的には幅15〜50mmの細
長形状である点及び商品仕切り板が係合する前方係合部
の穴と後方係合部の穴がない点を除いて、同じものであ
る。そして、幅調整用商品前出し機13の裏面には図で
は省略する係止突起部が形成され、前述の如く、側仕切
り板の係合片22bと幅方向に摺動自在に係合する。す
なわち、側仕切り板2bは商品前出し機4aに対して、
外側に0.5〜50mmの範囲でスライド自在となり、こ
の範囲での商品陳列幅の調整が可能となる。本実施の形
態例ではこの棚幅調整は、2個の側仕切り板2a、2b
及び幅調整用商品前出し機13とで行うことができるた
め、最大十数cm程度の幅調整が可能である。
【0021】位置決め用固1板7は平板状の基板75に
商品前出し機1cの前方下部に形成された係合溝82に
係合する突状物74と、前端部に商品転落防止板72を
着脱自在に係合する前端溝71を有し、前端溝71に係
合する商品転落防止板72とで商品転落防止部73を形
成する横長状物である。これにより、商品陳列棚の前方
に位置決め用固定板7を設置して商品前出し機1cをス
ライド自在に係合させれば所望の位置に商品前出し機1
cを設置することができる。また、商品陳列棚の前方に
既設の商品転落防止板があれば、それを利用し、既存の
商品転落防止板がなければ商品転落防止板72を前端溝
71に嵌め込み、最前列の商品の棚からの転落を防止す
る。商品転落防止板72としては、特に制限されない
が、透明で薄い平板状物とすれば安価に作製でき見栄え
もよい。
【0022】上記の如く構成された商品陳列ユニット1
0を使用する方法を次に示す。先ず前方に傾斜する商品
陳列棚の前方に位置決め用固定板7を設置する。次い
で、必要個数の商品前出し機1a、1b、1c、1d・
・を位置決め用固定板7に係合させてセットする。その
際、商品前出し機1a、1b、1c、1dは、それぞれ
が有する連結凸部12aと、連結凹部12bを連結して
外力や商品の移動等による少々の作用力ではずれが起こ
らないように固定する。次いで、必要なら幅調整用商品
前出し機13を一側又は両側に設けて商品陳列棚の幅寸
法に適合するように微調整してもよい。次に、商品の幅
寸法及び陳列数に応じて商品仕切り板を用意し、前方係
合突起31を前方係合部81bの係合穴に、後方係合突
起32を後方係合部の係合穴81aにそれぞれ嵌め込ん
で固定し、最後に両側から側仕切り板2a、2bを商品
仕切り機1c又は幅調整用商品仕切り機13にスライド
自在に係止させる。また、必要に応じて商品転落防止板
72を設ける。商品仕切り板の設置に際しては、前方係
合部又は後方係合部の係合穴はそれぞれ千鳥状に互い違
いに形成されているため、対応する係合穴に特段の注意
を払うことなく掛け違いなく係合できる。
【0023】本実施の形態例によれば、左右方向の寸法
幅が異なる多種類の商品陳列棚であっても、簡単に設計
変更でき、且つ商品陳列棚上の商品陳列空間を有効使用
することができる。ローラーは、前出し本体のローラー
取付け部に圧入される方法等の簡易な方法でセットで
き、且つ前出し本体との2部品で商品前出し機を構成す
るから安価に製造できる。また、調整幅を広く採れると
共に、幅調整に伴う商品前出し機が無い空きスペースを
少なくできるため、見栄えがよい。更に商品仕切り板の
掛け違いを防止できる。
【0024】前記側仕切り板の商品前出し機との係止構
造については、特に制限されず、例えば、図5及び図6
のものであってもよい。また、位置決め用固定板7につ
いても、特に制限されず、例えば、図7のものであって
もよい。図5は側仕切り板の斜視図、図6は商品仕切り
機と側仕切り板の係止関係を示す裏面から見た一部の斜
視図である。図5及び図6において、図1と同一構成要
素には同一符号を付して、その説明を省略し異なる点に
ついてのみ説明する。すなわち、図5の側仕切り板の商
品前出し機との係止構造において、図2のものと異なる
点は、3個の係合片22aを有する基板の代わりに、3
個の左右方向に細長の係合穴25を有する基板21と
し、前出し本体の裏面にはこの3個の係合穴25に幅方
向にスライド自在にそれぞれ係合する3個の係合突起部
62(図では2個)を設けた点にある。3個の係合突起
部62に側仕切り板2cを嵌め込むには、商品陳列棚に
商品前出し機と側仕切り板を載置し、商品前出し機をわ
ずかに浮かした状態で側仕切り板の基板を該商品前出し
機の下側に滑り込ませて、係合突起部62と係合穴25
を嵌め込めばよい。
【0025】図7は位置決め用固定板の一部の斜視図を
示す。図7において、図1の位置決め用固定板と異なる
点は、図1の位置決め用スライド板の代わりに、位置決
め用ピッチ板とした点にある。すなわち、位置決め用ピ
ッチ板7bは平板状の基板75に商品前出し機の前方下
部に形成された係合溝82に係合する横全長に形成され
た突状物74と、前端部に商品転落防止板72を着脱自
在に係合する前端溝71を有し、基板75の平面上には
横全長に多数の長穴形状のピッチ穴76を形成したもの
である。ピッチ穴76には、商品前出し機の前端下方に
形成されるピッチ穴76に係合するピッチ係合突起(不
図示)が係合する。
【0026】図8及び図9は図1で使用する商品転落防
止板の作用を説明する模式図である。図8及び図9中、
図1と同一構成要素には同一符号を付してその説明を省
略し、異なる点についてのみ説明する。すなわち、図8
(II)及び図9について、その主に異なる点は、商品転
落防止板である。図8(II)の商品転落防止板72aは
商品転落防止板72aの上方部77が商品A側に屈曲
し、上方部側で商品と当接する当接部76が設けられて
いる。商品転落防止板72aはこのような構造を有する
ため、従来、背の高いペットボトル商品Aでは転落の危
険性があったが、商品Aの高い点75で商品と当接する
ため、転落の危険性が無い。図9の商品転落防止板72
bは商品転落防止板72b全体が商品A側がわずかに傾
斜し、上端部78で商品Aと当接する。商品転落防止板
72bはこのような構造を有するため、前記商品転落防
止板72aと同様の効果を奏する。
【0027】本発明の商品陳列ユニットにおいて、商品
前出し機同士の連結は、前記位置決め用固定板のみで行
っても、上記の商品前出し機の後方両側に設けられた連
結凹凸の嵌合のみであってもよい。また、この連結凹凸
の嵌合は商品前出し機の中央両側であっても、前方両側
であってもよい。商品前出し機は前方傾斜状態で使用さ
れ、その前方傾斜方法としては、商品陳列棚に傾斜があ
り、これに平板矩形状の商品前出し機を設置する方法、
水平商品陳列棚に前方傾斜状、すなわち滑り台状の商品
前出し機を設置する方法及び平板矩形状の商品前出し機
の後方裏面にスペーサを張り付け、所謂ゲタを履かせた
構造のものを水平商品陳列棚に設置する方法が挙げられ
る。
【0028】次に、本発明の第2の実施の形態における
商品陳列ユニットを図10を参照して説明する。図10
は第2の実施の形態における商品陳列ユニットの組付け
を示す斜視図である。図10において、図1と異なる点
は、商品前出し機1a〜1dの両側に位置する側仕切り
板2a、2b及び幅調整用商品仕切り機13の代わり
に、幅調整用商品仕切り機200a、200bを設けた
ところにある。幅調整用商品仕切り機200aと幅調整
用商品仕切り機200bは、左右対称の同一物であり、
ここでは幅調整用商品仕切り機200aについて説明す
る。幅調整用商品仕切り機200aは、棚板面に載置さ
れる突起片22aを両端と中央の3箇所に形成した幅調
整用商品仕切り機本体部21dと、幅調整用商品仕切り
機本体部21dの外側端に立設する側仕切り板23aと
からなる。幅調整用商品仕切り機本体部21dは商品前
出し機1cと比して、幅狭で、具体的には幅15〜50
mmの細長形状である点、商品仕切り板が係合する前方係
合部の穴と後方係合部の穴がない点及びローラの代わり
に2条の複数リブ9cを長手方向に形成した点を除い
て、同じものである。そして、幅調整用商品仕切り機2
00aは商品仕切り機1cと幅方向に自在に係合する。
すなわち、幅調整用商品仕切り機200aは商品仕切り
機1cに対して、外側の0.5〜50mmの範囲でスライ
ド自在となり、この範囲での商品陳列幅の調整が可能と
なると共に、本体部21dへの商品載置が可能であり、
商品の陳列空間をより有効に利用できる。
【0029】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、陳列商品の大
きさ及び陳列数等によって、簡単に設計変更でき、且つ
見栄えもよい。
【0030】請求項2の発明によれば、左右方向の寸法
幅が異なる多種類の商品陳列棚に設置でき、且つ商品陳
列棚上の商品陳列空間を有効使用することができる。
【0031】請求項3の発明によれば、更に商品陳列棚
上の商品陳列空間を有効使用することができる。また、
既存の商品陳列棚の両側に商品転落防止板が設置されて
いる場合には、1個又は一対の幅調整用商品前出し機を
省略しても使用できる。請求項4の発明によれば、前記
発明と同様の効果を奏する他、商品陳列棚に既存の商品
転落防止板が設置されていない場合に有効であり、且つ
商品前出し機の商品陳列棚への収まりもよく見栄えがよ
い。請求項5の発明によれば、ローラーは、前出し本体
のローラー取付け部に圧入される方法等の簡易な方法で
セットできるから安価に製造できる。
【0032】請求項6の発明によれば、調整幅を広く採
れると共に、幅調整に伴う商品前出し機が無い空きスペ
ースを少なくできるため、見栄えがよい。請求項7の発
明によれば、商品仕切り板の掛け違いを防止できる。ま
た、請求項8の発明によれば、商品の幅に応じて商品仕
切り板を自在に調整できる。また、請求項9の発明によ
れば、背丈の低い商品から2リットル容器等の背丈の高
い商品まで幅広い商品の陳列が可能である。また、請求
項10の発明によれば、背丈及び重心が高い商品の転落
を確実に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における商品陳列ユニット
の組立を示す斜視図である。
【図2】商品前出し機と側仕切り板との係合関係を示す
図である。
【図3】前出し本体へのローラーの嵌め込みを示す図で
ある。
【図4】前出し本体へのローラーの嵌め込みの順序を示
す図である。
【図5】側仕切り板の他の例を示す斜視図である。
【図6】商品前出し機と図5の側仕切り板との係合関係
を示す図である。
【図7】位置決め用固定板の他の例を示す斜視図であ
る。
【図8】商品転落防止板の作用を示す説明図である。
【図9】他の商品転落防止板の作用を示す説明図であ
る。
【図10】本発明の他の実施の形態における商品陳列ユ
ニットの組立を示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1a〜1d 商品前出し機 2a、2b 側仕切り板 3 商品仕切り板 4a〜4d 前出し本体 5 ローラー 6 係止突起部 7 位置決め用固定板 9c リブ 10 商品陳列ユニット 11 連結凹部 12 連結凸部 13、200a 幅調整用商品前出し機 21 基板 22a、22b 係合片 23 側仕切り板本体 31 前方係合突起 32 後方係合突起 33 本体部 61 係止溝 71 係合溝 72 商品転落防止板 73 商品転落防止部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略矩形状の前出し本体に多数のローラを
    架設し該多数のローラー上にある商品を商品取出部位側
    に移動させる複数個の商品前出し機と、前記前出し本体
    を前後方向に平行に分割する商品仕切板と、からなるこ
    とを特徴とする商品陳列ユニット。
  2. 【請求項2】 略矩形状の前出し本体に多数のローラを
    架設し該多数のローラー上にある商品を商品取出部位側
    に移動させる複数個の商品前出し機と、両側端に位置す
    る前記商品前出し機の裏面の係止突起部と左右方向に
    0.5〜50mmの範囲でスライド自在に係合する基板か
    ら起立して両側端を画する本体部を有する側仕切り板
    と、前記前出し本体を前後方向に平行に分割する商品仕
    切板と、からなることを特徴とする商品陳列ユニット。
  3. 【請求項3】 前記側仕切り板は、前記基板と前記本体
    部の間に位置する、前記商品前出し機の幅寸法より小さ
    い、幅5〜50mmの細長矩形状の前出し本体に多数のロ
    ーラを架設するか、滑り材を配設するか又はリブを前後
    方向に配設した幅調整用商品前出し機を前記基板と前記
    本体部とで一体化したものであることを特徴する請求項
    2記載の商品陳列ユニット。
  4. 【請求項4】 更に、前端部に商品転落防止部を有して
    前記商品前出し機の位置決めをする位置決め用固定板を
    備えることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項
    記載の商品陳列ユニット。
  5. 【請求項5】 前記商品前出し機は前出し本体とローラ
    ーの2部品から構成されることを特徴とする請求項1〜
    4のいずれか1項記載の商品陳列ユニット。
  6. 【請求項6】 更に、前記商品前出し機の幅寸法より小
    さい、幅5〜50mmの細長矩形状の前出し本体に多数の
    ローラを架設するか、滑り材を配設するか又はリブを前
    後方向に配設した幅調整用商品前出し機を少なくとも一
    側に設けてなる請求項1〜5のいずれか1項記載の商品
    陳列ユニット。
  7. 【請求項7】 前記商品仕切板の前方係合部が着脱可能
    に係合する係合穴を横方向に多数形成した前方係合穴部
    と、商品仕切板の後方係合部が着脱可能に係合する係合
    穴を横方向に多数形成した後方係合穴部とを有し、前記
    前方係合穴部及び前記後方係合穴部に形成された係合穴
    の位置又は形状を商品仕切板の掛け違えのないように設
    けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載
    の商品陳列ユニット。
  8. 【請求項8】 前記商品前出し機の位置決めをする位置
    決め用固定板が、位置決め用ピッチ板又は位置決め用ス
    ライド板である請求項4記載の商品陳列ユニット。
  9. 【請求項9】 前記商品転落防止部が、商品転落防止板
    を着脱可能に支持する係合溝を有する請求項4記載の商
    品陳列ユニット。
  10. 【請求項10】 前記商品転落防止板が、該商品転落防
    止板の上方部が商品側に屈曲するか、又は前記商品転落
    防止板が商品側に傾斜し、上方部側で商品と当接する構
    造である請求項9記載の商品陳列ユニット。
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