JPH1199043A

JPH1199043A - 商品陳列用什器

Info

Publication number: JPH1199043A
Application number: JP26221397A
Authority: JP
Inventors: Toshio Hirato; 敏夫平等; Toshihiko Sakaguchi; 寿彦坂口; Ritsuo Kunikata; 律夫国方; Kazunori Harada; 和典原田; Kunio Yamane; 邦夫山根
Original assignee: Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Current assignee: Kamaya Kagaku Kogyo Co Ltd
Priority date: 1997-09-26
Filing date: 1997-09-26
Publication date: 1999-04-13

Abstract

(57)【要約】【課題】従来の商品陳列用什器は、陳列する商品や展示
スペースなどの条件変化に対する適応度が低く、かつコ
ストも高いという点を改善する。さらに必要なものがす
ぐに手に入らず、営業に影響を及ぼしたという点も改善
する。【解決手段】後面に壁面への取付部が設けられた本体１
と、本体１の左右両側に着脱可能に装着される側面板２
と、本体１に横方向に摺動可能に装着される仕切板３
と、本体１の前側に形成された表示部７に嵌合する透明
パネル４とで商品陳列用什器を構成した。そして、上記
本体１を、その前後方向の断面が、何れの個所において
も等しくなるように形成することにより、複数の商品陳
列用什器を載置部６を連続させて横方向に連続して設置
できるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、壁面に取り付けら
れ、商品を陳列するのに用いられる商品陳列用什器に関
する。

【０００２】

【従来の技術】従来、この種の商品陳列用什器として
は、種々の大きさや形状のものがあり、陳列する商品の
大きさや種類などに応じて、対応するものを選び、設置
していた。

【０００３】また、展示スペースなどの制約により、既
存のもので対応できない場合には、注文生産を行ったり
していた。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の商品陳列用什器は、陳列する商品の大きさや種類、ま
たはその展示スペースなどの条件に対応し得るように、
多くの種類のものを製造しなくてはならなかった。しか
もこの種の商品陳列用什器は、需要が限られているた
め、多品種、少量生産となり、コスト高になるという問
題点があった。

【０００５】また、注文生産を行った場合は、一層コス
ト高になると共に、納期までに日数を要するという問題
点があった。

【０００６】さらに、従来の商品陳列用什器は、決まっ
た形状と大きさを有していたので、陳列する商品の変更
（売れ筋商品や季節商品の入れ換えなど）や、ディスプ
レイの模様替えなどに対応できず、場合によっては、別
のものに取り換えなくてはならないという問題点も有し
ていた。

【０００７】本発明は、上記従来の商品陳列用什器が有
していた問題点の解決を課題とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のうち、請求項１記載の発明は、背面に壁
面への取付部が設けられた本体と、本体の左右両側に着
脱可能に装着される側面板と、本体に横方向に摺動可能
に装着される仕切板と、本体の前側に形成された表示部
に嵌合する透明パネルとで構成され、本体を、背板部
と、背板部の前方に水平に突出した載置部と、載置部の
前端に前下がりに傾斜して設けられた表示部とが、前後
方向に連続して形成されたものとし、本体に取り付けら
れた側面板を取り外すことにより、載置部を連続させて
横方向に連続して設置できるようにしたことを特徴とす
る商品陳列用什器である。

【０００９】請求項２記載の発明は、上記請求項１記載
の発明の構成に、本体に仕切板の案内溝と案内突条を横
方向に設けた構成を加えたことを特徴とする。

【００１０】請求項３記載の発明は、上記請求項１記載
の発明の構成に、仕切板に前後方向の仕切板を嵌め込む
切り込みを設けた構成を加えたことを特徴とする。

【００１１】請求項４記載の発明は、上記請求項１記載
の発明の構成に、載置部を前側が低くなるように段状に
形成した構成を加えたことを特徴とする。

【００１２】

【発明の実施の形態】以下、本発明を図示した実施の形
態に基づき詳細に説明する。

【００１３】図１は、本発明に係る商品陳列用什器の斜
視図、図２は、その分解斜視図、図３は、図１に示した
商品陳列用什器の断面図である。図示したようにこの商
品陳列用什器は、合成樹脂で所定の形状に形成された本
体１と、本体１の左右両側（図１において左奥側と右手
前側）に、着脱可能に装着される側面板２と、本体１に
横方向に摺動可能に装着される仕切板３と、本体１の前
側（図３において左側）に形成された表示部７に嵌合す
る透明パネル４とで構成されている。

【００１４】本体１は、後端に背板部５を有し、この背
板部５の前方に載置部６を水平に突出させ、載置部６の
前端には、前下がりに傾斜した横長の表示部７を連続さ
せて設けたものであり、合成樹脂で一体成形されてい
る。従って、この本体１を前後方向に切断した断面（図
３参照）は、本体１の左右方向のいずれの個所において
も等しい形状となる。

【００１５】上記載置部６は、後側が前側より高くなる
ように二段に形成され、後側の載置部６ａには、２条の
案内溝８，８を横方向（図１において左奥側から右手前
側の方向）にわたって設け、この載置部６ａの前側（図
３において左側）には、断面逆Ｌ字形の横長の突片９を
背板部５と向き合わせて平行に設けている。また、載置
部６ａ，６ｂの左右両側には、側面板係止用の複数の挿
入孔１０，１０…を設けている。

【００１６】背板部５には、横方向の案内突条５ａを前
方に突出させて設け、上端の左右両側に切欠部５ｂ，５
ｂを形成している。

【００１７】仕切板３は、載置部６ａの前後長とほぼ等
しい長さを有し、下端所定位置に摺動片３ａを取り付け
ると共に、前後の所定位置に切欠き３ｂを形成したもの
である。

【００１８】側面板２は、下端が本体１の上面とほぼ同
じ形状に形成され、下端と後端の所定位置にそれぞれ係
止片２ａと係止片２ｂを突設したものである。

【００１９】透明パネル４は、本体１の表示部７とほぼ
同じ形状に透明な合成樹脂で形成されたものである。

【００２０】また、本体１の背面には、図３に示すよう
に案内レール１２と係合する取付部１１が、本体１に一
体形成されている。

【００２１】なお、図３において符号９ａは、係止片９
の先端に後方に向かって突設された案内突条、３ｃは仕
切板３の上部に複数、設けられた切り込みを示す。

【００２２】本発明の商品陳列用什器は、上記の構成を
有しており、仕切板３を、その前後の切欠き３ｂ，３ｂ
をそれぞれ案内突条９ａ，５ａに嵌め込むと共に、下端
の摺動片３ａを案内溝８に嵌め込むことにより、本体１
の載置部６ａに摺動可能かつ逸脱不可に取り付け、次い
で、側面板２を、下端の係止片２ａを挿入孔１０に嵌め
込むと共に、後端の係止片２ｂを背板部５の切欠部５ｂ
に嵌め込むことにより、本体１の左右両側に取り付け、
さらに表示部７に透明パネル４を嵌合させることによ
り、図１に示すように組み立てられる。そして、壁面Ｗ
に取り付けられた案内レール１２に取付部１１を嵌め込
むことにより、図４に示すように壁面Ｗから前方に突出
した状態で保持され、載置部６に商品１４を並べて展示
に供されるものである。

【００２３】なお、この時、本体１の表示部７と透明パ
ネル４との間に、載置部６に並べた商品１４に対応する
ラベル１３や値札などを挟み込み、表示するようになっ
ている。

【００２４】上述したように、本発明の商品陳列用什器
は、側面板２が着脱可能で、かつ本体１は、その前後方
向の断面が等しい形状に形成されているので、図４に示
すように横方向に並べて設置することもでき、この場
合、隣り合った箇所の側面板２を取り外せば、複数の商
品展示用什器の載置部６を横方向に連続させて、あたか
も一つの大きな載置部のようにして使用することがで
き、大きな商品の陳列も可能となる。

【００２５】以上のようにして本発明の商品陳列用什器
は、使用されるものである。なお、図示していないが、
仕切板３の上端に形成された切り込み３ｃを利用して横
方向に仕切板を嵌め込むこともでき、このようにすれ
ば、載置部６ａを前後方向に任意の位置で仕切ることも
できる。

【００２６】なお、上記では、並べた商品１４が見やす
くなるように、載置部６を前後二段に高さを変えて形成
した例を示したが、この載置部６は商品１４を載置可能
であれば良く、一枚の平板状のものであってもあるい
は、階段状に後側が高くなったものであっても良い。

【００２７】また、図示した例では、案内レール１２を
介して商品陳列用什器を壁面Ｗに取り付けるようにした
例を示したが、壁面Ｗへの取り付けは、この例に限ら
ず、フックやねじ止めなど他の手段を用いても良いこと
は勿論である。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち、請
求項１記載の発明は、商品陳列用什器を横方向に連続さ
せて設置し得るようにしたことにより、陳列する商品の
変更やディスプレイの模様替えなどに容易に対応できる
ようになる。また、従来のように条件に応じて、大きさ
の異なるものを複数取り揃えたり、あるいは、注文生産
に応じたりする必要がないので、大量生産によるコスト
ダウンが図られると共に、納期が遅れることによるトラ
ブルも回避されるという効果が得られる。

【００２９】また、請求項２記載の発明は、本体に仕切
板の案内溝と案内突条を横方向に設けることにより、上
記請求項１記載の発明の効果に加えて、横方向に連続し
て設けられた複数の商品陳列用什器にわたってこの仕切
板を横方向に移動させることができるという効果があ
る。

【００３０】請求項３記載の発明は、仕切板に前後方向
の仕切板を嵌め込む切り込みを設けることにより、上記
請求項１記載の発明の効果に加えて、商品の載置部を前
後方向に仕切ることができるという効果が得られる。

【００３１】請求項４記載の発明は、載置部を前側が低
くなるように段状に形成することにより、上記請求項１
記載の発明の効果に加えて、陳列した商品が見やすくな
るという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の商品陳列用什器の実施形態を示した斜
視図である。

【図２】図１に示した商品陳列用什器の分解斜視図であ
る。

【図３】図１に示した商品陳列用什器の断面図である。

【図４】本発明の商品陳列用什器の設置例を示す正面図
である。

【符号の説明】

１本体２側面板２ａ，２ｂ係止片３仕切板３ａ摺動片３ｂ切欠き３ｃ切り込み４透明パネル５背板部５ａ案内突条５ｂ切欠部６（６ａ，６ｂ）載置部７表示部８案内溝９突片９ａ案内突条１０挿入孔１１取付部

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者原田和典奈良県大和郡山市額田部南町382−３釜屋化学工業株式会社内 (72)発明者山根邦夫奈良県大和郡山市額田部南町382−３釜屋化学工業株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】背面に壁面への取付部が設けられた本体
と、本体の左右両側に着脱可能に装着される側面板と、
本体に横方向に摺動可能に装着される仕切板と、本体の
前側に形成された表示部に嵌合する透明パネルとで構成
され、上記本体は、背板部と、背板部の前方に水平に突出した
載置部と、載置部の前端に前下がりに傾斜して設けられ
た表示部とが、前後方向に連続して形成されたものであ
り、本体に取り付けられた側面板を取り外すことにより、載
置部を連続させて横方向に連続して設置し得るようにな
されたことを特徴とする商品陳列用什器。
【請求項２】本体に、仕切板の案内溝と案内突条が横
方向に設けられたことを特徴とする請求項１記載の商品
陳列用什器。
【請求項３】仕切板に切り込みが設けられ、この切り
込みに前後方向の仕切板を嵌め込むようになされたこと
を特徴とする請求項１記載の商品陳列用什器。
【請求項４】載置部が、前側が低くなるように段状に
形成されたことを特徴とする請求項１記載の商品陳列用
什器。