JP6533441B2 - 排水ます - Google Patents

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Description

本発明は、排水ますに関する。
従来から、例えば排水設備から下水本管に排水を排出する排水システムが知られている。排水設備としては、例えば、トイレ、風呂、または台所の流し台などが挙げられる。この種の排水システムは、排水設備と下水本管とをつなぐ流出管路を備えている。排水設備から流出する排水は、流出管路を通じて下水本管へ排出される。
ところで、大規模な地震等の災害が発生した場合、下水本管が破損するおそれがある。下水本管が破損してしまった場合、排水設備から下水本管に排水を流してしまうと、下水本管から排水が外部に漏れてしまうおそれがある。そのため、排水を貯留する貯留槽等を準備しておき、下水本管が復旧するまで、排水設備からの排水を下水本管ではなく貯留槽等に排出することが考えられる。
点検口を通じて排水の流通状態を確認できると共に排水の流路を切り換えることができる手段として、例えば特許文献1に開示されているように、1つの流入口と2つの流出口とを有し、いずれか一方の流出口を閉鎖することにより流路を切り換える排水ますが知られている。
特許文献1に開示された排水ますは、流入口と第1流出口と第2流出口とを有するます本体と、インバート溝が形成された円筒状のインバートブロックとを備えている。この排水ますでは、インバートブロックをます本体内で回転させることにより、インバート溝が流入口と第1流出口とをつなぐ状態と、インバート溝が流入口と第2流出口とをつなぐ状態とを切り換えることができる。すなわち、インバートブロックをます本体内で回転させることにより、流路を切り換えることができる。
また、特許文献1には、インバートブロックに着脱可能に装着される操作用部材が開示されている。流路を切り換える際には、作業者が操作用部材をインバートブロックに装着し、操作用部材を回転させる。この操作用部材の回転に伴い、インバートブロックが回転し、排水ますの流路が切り換えられる。
特開2014−40723号公報
しかし、通常、操作用部材は排水ますとは別の場所(例えば倉庫)に保管されている。地震発生時などの緊急時に、操作用部材がすぐに準備できない場合がある。そのため、上記排水ますは、流路の切換は可能であるが、緊急時に迅速かつ的確に流路を切り換えるという点において必ずしも満足のいくものとは言い難い。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、緊急時に迅速かつ的確に流路を切り換えることのできる排水ますを提供することである。
本発明に係る排水ますは、ます本体とプラグとを備えている。前記ます本体は、上方に開口する点検口と、それぞれ側方に開口する流入口、第1流出口、および第2流出口と、前記流入口と前記第1流出口とをつなぐ溝からなる第1インバートと、前記流入口と前記第2流出口とをつなぐ溝からなる第2インバートと、前記第1インバートに形成された第1設置溝と、前記第2インバートに形成され、前記第1設置溝と同一の形状および寸法を有する第2設置溝とを備える。前記プラグは、前記第1設置溝および前記第2設置溝に嵌合可能に形成され、前記第1設置溝に嵌合したときに前記第1インバートを遮断し、前記第2設置溝に嵌合したときに前記第2インバートを遮断する閉鎖体と、前記閉鎖体から上方に延び、前記閉鎖体が前記第1設置溝または前記第2設置溝に嵌合した状態のときに前記点検口よりも下方に位置する上端を有する棒状体とを備える。前記ます本体は、前記第1インバートおよび前記第2インバートが形成された底部と、前記点検口、前記流入口、前記第1流出口、および前記第2流出口が形成された筒部と、を有している。前記棒状体の長さは、前記閉鎖体の上下方向の寸法よりも長く、かつ、前記筒部の上下方向の長さの半分以上である。前記プラグは、前記閉鎖体の周囲に設けられた可撓性を有する止水部材を備えている。前記第1設置溝および前記第2設置溝には、可撓性を有する止水部材が設けられていない。
上記排水ますによれば、プラグにより第1インバートを遮断すると、流入口と第2流出口とがつながり、プラグにより第2インバートを遮断すると、流入口と第1流出口とがつながる。それにより、排水ますにおいて流路を自由に切り換えることができる。ここで、流路を切り換える作業は、プラグを第1設置溝または第2設置溝に嵌合させるだけの簡単な作業で済む。そのため、簡単な作業により流路を切り換えることができる。また、プラグの棒状体の上端は点検口よりも下方に位置するので、棒状体がます本体から飛び出ることはない。プラグをます本体内に設置することができる。このようにプラグはます本体内に設置されるので、紛失するおそれがなく、作業者が流路の切換を行おうとしたときに直ちに操作することができる。したがって、上記排水ますによれば、緊急時に迅速かつ的確に流路を切り換えることが可能となる。
また、上記排水ますによれば、上記止水部材により、閉鎖体が第1設置溝に嵌合したときの閉鎖体と第1設置溝との間の隙間、および、閉鎖体が第2設置溝に嵌合したときの閉鎖体と第2設置溝との間の隙間をより確実に防ぐことができる。また、止水部材は可撓性を有しているので、閉鎖体を第1設置溝および第2設置溝に嵌合させたときに、閉鎖体および棒状体の自重を受けて圧縮される。これにより、止水性が向上する。よって、排水が上記隙間から漏れ出ることをより確実に防ぐことができ、流路をより確実に切り換えることができる。
本発明の好ましい一態様によれば、前記第1設置溝および前記第2設置溝の各々は、下方に凹んだ円弧面状の底壁と、前記底壁の一側から上方に延びる第1側壁と、前記底壁の他側から上方に延びる第2側壁とを有する。
上記態様によれば、棒状体を掴んで上方に引っ張るだけの簡単な操作により、プラグを第1設置溝および第2設置溝から取り外すことができ、棒状体を掴んで下方に降ろすだけの簡単な操作により、プラグを第1設置溝および第2設置溝に嵌合させることができる。よって、流路を切り換える作業が容易となる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1側壁および前記第2側壁は、上方に行くほど互いの間隔が大きくなるように鉛直方向から傾いている。
上記態様によれば、上方に行くほど第1側壁と第2側壁との間の間隔が大きいので、プラグを第1設置溝および第2設置溝に嵌合させる作業が更に容易となる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記閉鎖体は、閉鎖部と越流防止部とを備える。前記閉鎖部は、円弧面状の底壁を有し、横断面形状が半円状に形成されている。前記越流防止部は、前記閉鎖部と前記棒状体との間に位置し、前記閉鎖部の前記底壁の一側から上方に延びる第1側壁と、前記閉鎖部の前記底壁の他側から上方に延びる第2側壁とを有する越流防止部と、を備える。前記越流防止部の上下方向の寸法は、前記閉鎖部の上下方向の寸法よりも大きい。
上記態様によれば、閉鎖体を第1設置溝に嵌合させたときに、第1インバートを流れる排水を閉鎖部により遮断すると共に、排水が越流して第1流出口から流出してしまうことを越流防止部によって防止することができる。また、閉鎖体を第2設置溝に嵌合させたときに、第2インバートを流れる排水を閉鎖部により遮断すると共に、排水が越流して第2流出口から流出してしまうことを越流防止部によって防止することができる。よって、流路をより確実に切り換えることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記止水部材は、前記閉鎖体が前記第1設置溝および前記第2設置溝に嵌合していない状態のときに前記閉鎖体の外周面よりも飛び出ている。
上記態様によれば、閉鎖体を第1設置溝または第2設置溝に嵌合させたときに、止水部材は閉鎖体および棒状体の自重を受けて大きく圧縮される。そのため、止水部材の止水性をより高めることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記閉鎖体の上下方向の寸法は、前記第1流出口および前記第2流出口の内径よりも大きい。
上記態様によれば、閉鎖体を第1設置溝に嵌合させたときに、排水が第1流出口に向けて流れ出ることをより確実に防止することができる。また、閉鎖体を第2設置溝に嵌合させたときに、排水が第2流出口に向けて流れ出ることをより確実に防止することができる。よって、流路をより確実に切り換えることができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記閉鎖体の比重は、水の比重よりも大きい。
上記態様によれば、閉鎖体が排水から浮力を受けて浮き上がることをより確実に防止することができる。したがって、プラグによって第1インバートまたは第2インバートをより確実に遮断することができ、流路をより確実に切り換えることができる。
本発明によれば、緊急時に迅速かつ的確に流路を切り換えることのできる排水ますを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る排水ますを備えた排水システムの平面図である。 排水ますのます本体の平面図である。 (a)はプラグの側面図、(b)はプラグの正面図である。 図2のIV−IV線断面に相当する排水ますの断面図である。 (a)はます本体の底部の斜視図、(b)は筒部の下端部の一部を拡大して示す斜視図である。 図5(a)のVI−VI線断面図である。 プラグの閉鎖体の平面図である。 プラグの閉鎖体の正面図である。 図7のIX−IX線断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る排水ますの一実施形態について説明する。ただし、以下に説明する実施形態は本発明の実施の一形態に過ぎず、当然ながら本発明を限定することを意図したものではない。
図1に示すように、排水システム1は、排水設備2から排出される排水を下水本管3または貯留槽4に選択的に排出可能なシステムである。ここで、「排水」には、汚水および雨水が含まれる。「汚水」とは、トイレ、風呂、および台所の流し台等から排出される水であり、雨水と異なり、そのままでは河川に放流させることができないものである。「排水設備」とは、排水を排出する設備のことである。「排水設備」は、汚水および雨水のいずれを排出するものであってもよい。本実施形態では、排水設備2は汚水を排出するように構成されている。このように汚水を排出する排水設備2の例として、例えば、トイレ、風呂、および台所の流し台等が挙げられる。なお、雨水を排出する排水設備の例としては、例えば雨樋等が挙げられる。
排水システム1は地中に埋設されている。排水システム1は、排水設備2と、排水を貯留する貯留槽4と、排水ます10とを備えている。詳細は後述するが、排水ます10は流路の切換が可能なますである。排水ます10は、流入口20、第1流出口21、および第2流出口22を有しており、流入口20と第1流出口21とをつなぐ状態と、流入口20と第2流出口22とをつなぐ状態とに切換可能に構成されている。排水システム1は更に、排水設備2と排水ます10の流入口20とを接続する流入管路5と、排水ます10の第1流出口21と下水本管3とを接続する第1流出管路6と、排水ます10の第2流出口22と貯留槽4とを接続する第2流出管路7とを備えている。なお、本明細書において「管路」とは、排水を流通させる通路を意味する。「管路」は単一の部材によって構成されていてもよく、複数の部材が組み合わされて構成されていてもよい。「管路」は、例えば一本の配管によって構成されていてもよく、複数の配管とそれら配管を接続する継ぎ手または排水ます等により構成されていてもよい。
排水ます10は、ます本体11(図2参照)と、ます本体11内に着脱自在に装着されたプラグ40(図3参照)と、ます本体11を塞ぐ蓋50とを含んでいる。図2はます本体11の平面図、図3(a)はプラグ40の側面図、図3(b)はプラグ40の正面図である。なお、図4は、図2のIV−IV線断面に相当する排水ます10の断面図であり、ます本体11内にプラグ40が装着されている様子を表している。
図4に示すように、ます本体11は筒部12および底部13を有している。筒部12と底部13とは別部材であり、組み立てられることによります本体11を形成している。ただし、筒部12と底部13とは一体物であってもよい。
筒部12は円筒状に形成されている。筒部12の上端は上方に開口している。筒部12の上端部には、上方に開口する点検口24が形成されている。蓋50は点検口24に着脱可能に嵌め込まれている。流入口20、第1流出口21、および第2流出口22は、筒部12の側部に形成されている。図2に示すように、流入口20、第1流出口21、および第2流出口22は、それぞれ側方に開口している。本実施形態では、第1流出口21は流入口20と反対側に形成されている。周方向に関して、第2流出口22は流入口20と第1流出口21との間に形成されている。平面視において、流入口20の中心線と第1流出口21の中心線とは一致している。平面視において、第2流出口の中心線と流入口20の中心線とのなす角、および第2流出口の中心線と第1流出口の中心線とのなす角は、それぞれ90度となっている。ただし、流入口20、第1流出口21、および第2流出口22の上記位置関係は一例に過ぎず、特に限定される訳ではない。
底部13は、筒部12の下端の開口25から筒部12内に嵌め込まれる。図5(a)は底部13の斜視図である。底部13には、流入口20と第1流出口21とをつなぐ溝からなる第1インバート27と、流入口20と第2流出口22とをつなぐ溝からなる第2インバート28とを有している。本実施形態では図2に示すように、第1インバート27は真っ直ぐに延びている。第2インバート28は、第1インバート27の中途部から真っ直ぐに延びている。ただし、第1インバート27および第2インバート28は、曲がっていてもよい。図5(a)に示すように、底部13の外周部には、複数の凸部14が設けられている。ここでは、少なくとも第1インバート27および第2インバート28の下方に凸部14が設けられているが、凸部14の位置および個数は特に限定されない。筒部12の下端面には、凸部14が嵌まり込む凹部15が形成されている(図4および図5(b)参照)。排水ます10の施工の際には、上述の通り、筒部12の下端の開口25に底部13を嵌め込むが、この際、凸部14を凹部15に嵌合させる。これにより、流入口20および第1流出口21の中心線が第1インバート27の中心線と一致し、第2流入口22の中心線が第2インバート28の中心線と一致する。したがって、筒部12と底部13との位置合わせを容易かつ正確に行うことができる。
図6に示すように、第2インバート28は、下方に凹んだ円弧面状の底壁34Aと、底壁34Aの一側から上方に延びる第1側壁35Aと、底壁34Aの他側から上方に延びる第2側壁36Aとを有する。第1側壁35Aおよび第2側壁36Aは、対向している。第1側壁35Aおよび第2側壁36Aは、鉛直方向に延びている。第1側壁35Aおよび第2側壁36Aの上下方向の寸法は特に限定されないが、ここでは底壁34Aの上下方向の寸法よりも大きくなっている。なお、第1インバート27および第2インバート28の横断面形状は同様であり、第1インバート27も同様の底壁34A、第1側壁35A、および第2側壁36Aを有している。
図5(a)に示すように、第1インバート27、第2インバート28には、それぞれ第1設置溝31、第2設置溝32が形成されている。第1設置溝31、第2設置溝32は、それぞれ第1インバート27、第2インバート28に形成された溝であり、それぞれ第1インバート27、第2インバート28に対し凹んでいる。第1インバート27および第2インバート28には、段差29が形成されている。第1設置溝31および第2設置溝32はプラグ40が設置される溝であり、同一の形状および寸法を有している。図6に示すように、第2設置溝32は、下方に凹んだ円弧面状の底壁34と、底壁34の一側から上方に延びる第1側壁35と、底壁34の他側から上方に延びる第2側壁36とを有する。第1側壁35および第2側壁36は、対向している。なお、第1設置溝31は第2設置溝32と同一の形状および寸法を有しているので、第1設置溝31についても同様である。第1側壁35および第2側壁36は鉛直方向に延びていてもよいが、本実施形態では、上方に行くほど互いの間隔が大きくなるように鉛直方向から傾いている。第1側壁35および第2側壁36は、上方に行くほど間隔が広がるようにテーパー状に形成されている。第1側壁35および第2側壁36の上下方向の寸法は特に限定されないが、ここでは底壁34の上下方向の寸法よりも大きくなっている。ただし、第1側壁35および第2側壁36の上下方向の寸法を底壁34の上下方向の寸法と同じ、またはそれよりも小さくすることも可能である。
次に、プラグ40について説明する。プラグ40は、第1設置溝31および第2設置溝32のいずれか一方に嵌め込まれるものであり、排水ます10の点検口24(図4参照)を通じて、作業者により操作される。図3に示すように、プラグ40は、第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合可能に形成された閉鎖体41と、閉鎖体41から上方に延びる棒状体42とを有している。閉鎖体41と棒状体42とは一体化されている。閉鎖体41と棒状体42とは一体成形されていてもよく、組み立てられることにより一体化されていてもよい。棒状体42の長さは、閉鎖体41の上下方向の寸法(棒状体42の長手方向の寸法)よりも長くなっている。
閉鎖体41は、第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合する形状に形成されている。図7は閉鎖体41の平面図、図8は閉鎖体41の正面図、図9は図7のIX−IX線断面図である。図8に示すように、閉鎖体41は、越流防止部41aと閉鎖部41bとを含んでいる。なお、図8では説明の便宜上、越流防止部41aと閉鎖部41bとの境界を一点鎖線41cで表示している。ただし、越流防止部41aと閉鎖部41bとは一体成形されており、一体物である。そのため、実際には一点鎖線41cで表される線は存在しない。
閉鎖部41bは円弧面状の底壁46bを有しており、その横断面形状が半円状に形成されている。越流防止部41aは閉鎖部41bと棒状体42との間に位置している。越流防止部41aは、棒状体42が嵌め込まれる孔43(図7参照)が形成された上壁44を有する。また、越流防止部41aは、閉鎖部41bの底壁46bの一側から上方に延びる第1側壁45aと、底壁46bの他側から上方に延びる第2側壁45bとを有している。本実施形態では、越流防止部41aの第1側壁45aおよび第2側壁45bは、第1設置溝31および第2設置溝32の第1側壁35および第2側壁36と適合するように、鉛直方向から傾いている。すなわち、越流防止部41aの両側壁45aおよび45bは、上方(すなわち、棒状体42に向かう方)に行くほど互いに離れるように鉛直方向から傾いている。越流防止部41aは、上方に行くほど広がるようにテーパー状に形成されている。越流防止部41aは、棒状体42に接続され、横断面形状が四角形状に形成されている。上壁44、第1側壁45a、底壁46bおよび第2側壁45bは、閉鎖体41の外周面46aを形成している。越流防止部41aの上下方向の寸法L1は、閉鎖部41bの上下方向の寸法L2よりも大きくなっている。
図7に示すように、閉鎖体41の外周面46aには、シール溝47が形成されている。シール溝47の数は特に限定されないが、本実施形態では、2つのシール溝47が孔43の両側に形成されている。図9に示すように、シール溝47には止水部材48が嵌め込まれている。なお、図7および図8では、止水部材48の図示は省略している。止水部材48の種類は特に限定されない。本実施形態では、止水部材48はゴム製のリングである。止水部材48は可撓性を有しており、弾性を有している。図9に示すように止水部材48は、閉鎖体41が第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合していない状態のときに、閉鎖体41の外周面46aよりも飛び出ている。
閉鎖体41が第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合しているときに、閉鎖体41が排水から受ける浮力によって浮き上がらないように、閉鎖体41の比重は水の比重よりも大きいことが好ましい。閉鎖体41は、水の比重よりも大きい比重を有する材料で形成されていることが好ましい。閉鎖体41の材料は特に限定されず、例えば、塩化ビニル、コンクリート、金属などを用いることができる。ただし、嵌合時における閉鎖体41と第1設置溝31および第2設置溝32との間の摩擦が大きければ、閉鎖体41の比重が水の比重以下であっても、閉鎖体41が浮力によって浮き上がることはない。そのため、閉鎖体41の比重を水の比重以下とすることも可能である。
閉鎖体41は、第1設置溝31に嵌合したときには第1インバート27を塞ぎ、第2設置溝32に嵌合したときには第2インバート28を塞ぐように構成されている。閉鎖体41を第1設置溝31に嵌合させたときに、第1インバート27を流れる排水が閉鎖体41を乗り越えて第1流出口21から流出しないよう、閉鎖体41の上下方向の寸法(言い換えると、棒状体42が延びる方向の寸法)は大きい方が好ましい。本実施形態では、閉鎖体41の上下方向の寸法L(図8参照)は、第1流出口21の内径D(図4参照)よりも大きくなっている。同様に、閉鎖体41を第2設置溝32に嵌合させたときに、第2インバート28を流れる排水が閉鎖体41を乗り越えて第2流出口22から流出しないよう、閉鎖体41の上下方向の寸法Lは、第2流出口22の内径よりも大きくなっている。
排水ます10の使用時(点検時または清掃時以外の時)に、プラグ40はます本体11の内部に配置されたままとなる。棒状体42がます本体11から飛び出さないように、棒状体42の長さが設定されている。図4に示すように、棒状体42の上端42tは、閉鎖体41が第1設置溝31または第2設置溝32に嵌合した状態のときに点検口24よりも下方に位置するようになっている。なお、作業者が棒状体42を掴みやすいように、棒状体42の上端42tは、ます本体11の筒部12の上下方向の中間位置よりも上方に配置されることが好ましく、点検口24から筒部12の上下方向の寸法の1/4以下の距離に配置されることが更に好ましい。棒状体42の長さは筒部12の長さの半分以上が好ましく、筒部12の長さの3/4以上が更に好ましい。
排水ます10では、プラグ40を第2設置溝32に嵌合させることにより、流入口20から流入した排水を第1流出口21から流出させることができ、プラグ40を第1設置溝31に嵌合させることにより、流入口20から流入した排水を第2流出口22から流出させることができる。すなわち、排水ます10は、プラグ40の設置位置を変更することにより、流路を切り換えることができる。
図1に示す排水システム1において、排水設備2からの排水を下水本管3に導く場合には、プラグ40は第2設置溝32に嵌合される。これにより、排水設備2からの排水は、流入管路5、流入口20、第1流出口21、第1流出管路6を経て、下水本管3に流入する。
地震発生時等において下水本管3が破損した場合、排水設備2からの排水は貯留槽4に導かれる。この場合、作業者は点検口24から蓋50を取り外し、点検口24を開放する。次に、作業者はプラグ40の棒状体42を掴み、プラグ40を引き上げる。これにより、プラグ40の閉鎖体41は第2設置溝32から取り外され、第2インバート28の遮断が解除される。次に、作業者は、プラグ40を移動させ、閉鎖体41が第1設置溝31に嵌合するようにプラグ40を降ろす。これにより、閉鎖体41は第1設置溝31に嵌合し、第1インバート27は遮断される。その後、点検口24に蓋50を嵌める。このように排水ます10において流路が切り換えることにより、排水設備2からの排水は、流入管路5、流入口20、第2流出口22、第2流出管路7を経て、貯留槽4に流入することになる。
下水本管3が復旧した後は、前述と同様の作業を行うことにより、閉鎖体41を第1設置溝31から取り外し、第2設置溝32に嵌合させる。これにより、排水設備2からの排水は、流入管路5、流入口20、第1流出口21、第1流出管路6を経て、下水本管3に流入することとなる。
以上のように、本実施形態に係る排水ます10によれば、プラグ40により第1インバート27および第2インバート28のいずれか一方を遮断することにより、流路を切り換えることができる。第1インバート27を遮断する作業は、プラグ40の閉鎖体41を第1設置溝31に嵌合させるだけの簡単な作業であり、第2インバート28を遮断する作業は、プラグ40の閉鎖体41を第2設置溝32に嵌合させるだけの簡単な作業である。そのため、簡単な作業により、排水ます10の流路を切り換えることができる。また、プラグ40はます本体11内に設置されているので、ます本体11とは別の場所に保管される場合と異なり、紛失するおそれがない。また、作業者が流路の切換をしようとしたときに、直ちに操作することができる。したがって、本実施形態に係る排水ます10によれば、緊急時に迅速かつ的確に流路を切り換えることが可能となる。
第1設置溝31、第2設置溝32は、それぞれ第1インバート27、第2インバート28に形成された溝であり、これらの設置溝31および32により、第1インバート27および第2インバート28には段差29が形成されている。この段差28により、プラグ40と底部13との接触面積がより大きくなり、プラグ40のシール性を向上させることができる。また、この段差28により、排水がプラグ40に勢いよく当たったとしても、プラグ40が排水によって押し流されてしまうことを防止することができる。
第1設置溝31および第2設置溝32の各々は、下方に凹んだ円弧面状の底壁34と、底壁34の一側から上方に延びる第1側壁35と、底壁34の他側から上方に延びる第2側壁36とを有している。第1設置溝31および第2設置溝32がこのような形態を有していることにより、棒状体42を掴んで上方に引っ張るだけの簡単な操作により、プラグ40を第1設置溝31および第2設置溝32から取り外すことができる。また、棒状体42を掴んで下方に降ろすだけの簡単な操作により、プラグ40を第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合させることができる。よって、プラグ40を第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合させる作業が容易となる。
本実施形態では、第1側壁35および第2側壁36は、上方に行くほど互いの間隔が大きくなるように鉛直方向から傾いている。これにより、プラグ40の閉鎖体41を第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合させやすくなる。そのため、棒状体42を掴んでプラグ40を降ろすだけの簡単な作業により、閉鎖体41を第1設置溝31および第2設置溝32に容易に嵌合させることができる。
本実施形態では、閉鎖体41は越流防止部41aと閉鎖部41bとを含んでいる。閉鎖体41を第1設置溝31に嵌合させたときに、第1インバート27を流れる排水を閉鎖部41bにより遮断すると共に、排水が越流して第1流出口21から流出してしまうことを越流防止部41aによって防止することができる。同様に、閉鎖体41を第2設置溝32に嵌合させたときに、第2インバート28を流れる排水を閉鎖部41bにより遮断すると共に、排水が越流して第2流出口22から流出してしまうことを越流防止部41aによって防止することができる。よって、流路をより確実に切り換えることができる。
本実施形態によれば、プラグ40は、閉鎖体41の周囲に設けられた可撓性を有する止水部材48を備えている。この止水部材48により、閉鎖部41bと第1設置溝31との間の隙間、および閉鎖部41bと第2設置溝32との間の隙間を確実に塞ぐことができる。また、止水部材48は可撓性を有しているので、閉鎖体41を第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合させたときに、止水部材48は閉鎖体41および棒状体42の自重を受けて圧縮される。これにより、止水性が向上する。本実施形態によれば、閉鎖体41を第1設置溝31に嵌合させたときに、排水が上記隙間を通って第1流出口21から流れ出ることを防止することができる。また、閉鎖体41を第2設置溝32に嵌合させたときに、排水が上記隙間を通って第2流出口22から流れ出ることを防止することができる。
本実施形態では、止水部材48は、閉鎖体41が第1設置溝31および第2設置溝32に嵌合していない状態のときに閉鎖体41の外周面46aよりも飛び出るように構成されている。閉鎖体41を第1設置溝31または第2設置溝32に嵌合させたときに、止水部材48は閉鎖体41および棒状体42の自重を受けて圧縮される。そのため、止水部材48の止水性をより高めることができる。
また、本実施形態によれば、閉鎖体41の上下方向の寸法Lは、第1流出口21および第2流出口22の内径Dよりも大きい。そのため、閉鎖体41が第1設置溝31に嵌合したときに、排水が第1流出口21に向けて流れ出ることをより確実に防止することができ、閉鎖体41が第2設置溝32に嵌合したときに、排水が第2流出口22に向けて流れ出ることをより確実に防止することができる。よって、流路をより確実に切り換えることができる。
本実施形態では、閉鎖体41の比重は水の比重よりも大きい。そのため、閉鎖体41が排水から浮力を受けて浮き上がることを、より確実に防止することができる。よって、閉鎖体41を第1設置溝31に嵌合させたときに第1インバート27をより確実に遮断することができ、閉鎖体41を第2設置溝32に嵌合させたときに第2インバート28をより確実に遮断することができる。
排水システム1によれば、下水本管3が破損した場合であっても、排水ます10の流路を切り替えることで、排水設備2からの排水を貯留槽4へ排出することができる。よって、下水本管3が破損した場合であっても、排水設備2を利用し続けることが可能となる。
なお、本実施形態に係る排水ます10は、下水本管3に接続されかつ貯留槽4を備えた排水システム1内に設けられているが、排水ます10が設けられる排水システムの構成は何ら限定されない。排水ます10は、分岐する任意の管路に設けることが可能である。すなわち、排水ます10は、流入管路、第1流出管路、および第2流出管路を備えた任意の排水システムに設置することができる。
10 排水ます
11 ます本体
20 流入口
21 第1流出口
22 第2流出口
24 点検口
27 第1インバート
28 第2インバート
31 第1設置溝
32 第2設置溝
40 プラグ
41 閉鎖体
42 棒状体

Claims (7)

  1. 上方に開口する点検口と、それぞれ側方に開口する流入口、第1流出口、および第2流出口と、前記流入口と前記第1流出口とをつなぐ溝からなる第1インバートと、前記流入口と前記第2流出口とをつなぐ溝からなる第2インバートと、前記第1インバートに形成された第1設置溝と、前記第2インバートに形成され、前記第1設置溝と同一の形状および寸法を有する第2設置溝とを備えたます本体と、
    前記第1設置溝および前記第2設置溝に嵌合可能に形成され、前記第1設置溝に嵌合したときに前記第1インバートを遮断し、前記第2設置溝に嵌合したときに前記第2インバートを遮断する閉鎖体と、前記閉鎖体から上方に延び、前記閉鎖体が前記第1設置溝または前記第2設置溝に嵌合した状態のときに前記点検口よりも下方に位置する上端を有する棒状体とを備えたプラグと、を備え
    前記ます本体は、前記第1インバートおよび前記第2インバートが形成された底部と、前記点検口、前記流入口、前記第1流出口、および前記第2流出口が形成された筒部と、を有し、
    前記棒状体の長さは、前記閉鎖体の上下方向の寸法よりも長く、かつ、前記筒部の上下方向の長さの半分以上であり、
    前記プラグは、前記閉鎖体の周囲に設けられた可撓性を有する止水部材を備え、
    前記第1設置溝および前記第2設置溝に、可撓性を有する止水部材が設けられていない、排水ます。
  2. 前記第1設置溝および前記第2設置溝の各々は、下方に凹んだ円弧面状の底壁と、前記底壁の一側から上方に延びる第1側壁と、前記底壁の他側から上方に延びる第2側壁とを有する、請求項1に記載の排水ます。
  3. 前記第1側壁および前記第2側壁は、上方に行くほど互いの間隔が大きくなるように鉛直方向から傾いている、請求項2に記載の排水ます。
  4. 前記閉鎖体は、
    円弧面状の底壁を有し、横断面形状が半円状に形成された閉鎖部と、
    前記閉鎖部と前記棒状体との間に位置し、前記閉鎖部の前記底壁の一側から上方に延びる第1側壁と、前記閉鎖部の前記底壁の他側から上方に延びる第2側壁とを有する越流防止部と、を備え、
    前記越流防止部の上下方向の寸法は、前記閉鎖部の上下方向の寸法よりも大きい、請求項1〜3のいずれか一つに記載の排水ます。
  5. 前記止水部材は、前記閉鎖体が前記第1設置溝および前記第2設置溝に嵌合していない状態のときに前記閉鎖体の外周面よりも飛び出ている、請求項1〜4のいずれか一つに記載の排水ます。
  6. 前記閉鎖体の上下方向の寸法は、前記第1流出口および前記第2流出口の内径よりも大きい、請求項1〜のいずれか一つに記載の排水ます。
  7. 前記閉鎖体の比重は、水の比重よりも大きい、請求項1〜のいずれか一つに記載の排水ます。
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