JP6531474B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電子写真方式が採用される画像形成装置に関する。
従来の電子写真方式の画像形成装置として、ハウジングと、感光体ドラムを支持する感光体ユニットとを備え、感光体ユニットが、ハウジングに対して着脱可能に装着されるプリンタが知られている。
例えば、感光体ユニットが、ハウジングのフレーム部材から取り外された取り外し位置から、フレーム部材に水平に挿入された後、斜め下方に挿入されて、フレーム部材に装着されるプリンタが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−13268号公報
しかるに、特許文献1に記載のプリンタでは、画像形成の過程において、感光体ドラムの表面にトナーが付着する場合がある。そのため、感光体ユニットに、感光体ドラムに付着するトナーを除去するためのクリーニングユニットを備えることが検討される。この場合、クリーニングユニットにより除去されたトナーを搬送するために、感光体ユニットに搬送部材を備えることが望まれる。そのような搬送部材は、例えば、ハウジング内に配置されるギアなどに連結されることで、駆動力が伝達されて駆動する。
しかし、特許文献1に記載のプリンタでは、感光体ユニットがハウジングに対して着脱可能であるので、感光体ユニットをハウジングに装着したときに、搬送部材とギアとを連結し、かつ、感光体ユニットをハウジングから離脱するときに、搬送部材とギアとの連結を解除する必要がある。そのため、プリンタの構成が複雑となる。
とりわけ、感光体ユニットが、ハウジングに装着されるときに斜め下方に挿入されるので、感光体ユニットがハウジングに装着されたときに、搬送部材とギアとを安定して連結することが困難である。
そこで、本発明の目的は、簡易な構成でありながら、クリーニングユニットおよび搬送部材を備えるドラムユニットが第3位置に位置するときに、第1ギアと第2ギアとを確実に噛み合わせることができる画像形成装置を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、本体ケーシングと、本体ケーシング外に位置する第1位置と、第1位置から本体ケーシング内に移動した第2位置と、第2位置から、第1位置から第2位置へ向かう第1方向に向かうにつれて下方へ傾斜する方向へ移動した第3位置との間を移動可能なドラムユニットであって、感光ドラムと、感光ドラムの表面上に残留しているトナーを除去するように構成されるクリーニングユニットと、トナーを排出するための排出口を有する搬送管であって、第1方向に延びる搬送管と、搬送管内に配置され、第1方向に延びる第1軸線について回転可能な搬送部材と、搬送部材に固定され、第1軸線について回転可能である第1ギアと、を備えるドラムユニットとを備えている。本体ケーシングは、第1方向に延びる第2軸線について回転可能な第2ギアを備え、第1ギアは、ドラムユニットが第2位置に位置しているときに、第2ギアとの噛み合いが解除され、ドラムユニットが第3位置に位置しているときに第2ギアと噛み合い、第2ギアと噛み合っている状態で、第1軸線が第2軸線の上方に位置している。
このような構成によれば、搬送部材に固定される第1ギアは、第1方向に延びる第1軸線について回転可能であり、本体ケーシングに備えられる第2ギアは、第1方向に延びる第2軸線について回転可能である。つまり、第1ギアおよび第2ギアは、ともに第1方向に沿う軸線を回転中心としている。
そして、ドラムユニットは、本体ケーシングに装着されるときに、本体ケーシング外に位置する第1位置から、第2位置を経て、第1方向に向かうにつれて下方へ移動して第3位置に到達する。
そのため、ドラムユニットが第3位置に位置するときに、第1ギアを、第1ギアの軸線が第2ギアの軸線の上方に位置するように、第2ギアに対して上方から確実に噛み合わせることができる。
ここで、ドラムユニットはクリーニングユニットと搬送部材とを備えているので、搬送部材に、第1ギアおよび第2ギアを介して駆動力を入力することができ、感光ドラムの表面のトナーを除去することができながら、トナーを所定位置まで搬送することができる。
また、ドラムユニットは、第2位置に位置しているときに、第1ギアと第2ギアとの噛み合いが解除される。そのため、ドラムユニットを円滑に、本体ケーシング外に位置する第1位置に移動させることができる。
本発明の画像形成装置では、簡易な構成でありながら、クリーニングユニットおよび搬送部材を備えるドラムユニットが第3位置に位置するときに、第1ギアと第2ギアとを確実に噛み合わせることができる。
図1は、本発明の第1実施形態の画像形成装置の中央断面図である。 図2は、図1に示すドラムユニットを右上方から見た斜視図である。 図3は、図2に示すドラムユニットが本体ケーシング内に配置された状態を示す斜視図である。 図4は、図1に示すドラムユニットおよびベルトユニットの正面図である。 図5は、図4のA−A断面図である。 図6Aは、図1に示すドラムユニットの本体ケーシングへの着脱を説明するための説明図であって、ドラムユニットが第2位置に位置した状態を示す。図6Bは、図6Aに示す第2搬送ギアと伝達ギアとの位置関係を示す正面図である。 図7Aは、図6に引き続き、ドラムユニットの本体ケーシングへの着脱を説明するための説明図であって、ドラムユニットが第2位置と第3位置との間に位置した状態を示す。図7Bは、図7Aに示す第2搬送ギアと伝達ギアとの位置関係を示す正面図である。 図8Aは、図7Aに引き続き、ドラムユニットの本体ケーシングへの着脱を説明するための説明図であって、ドラムユニットが第3位置に位置した状態を示す。図8Bは、図8Aに示す第2搬送ギアと伝達ギアとの位置関係を示す正面図である。 図9は、図1に示すドラムユニットの本体ケーシングへの装着について説明するための模式図である。 図10は、本発明の第2実施形態の画像形成装置に備えられるドラムユニットの本体ケーシングへの装着について説明するための模式図である。 図11は、本発明の第3実施形態の画像形成装置に備えられるドラムユニットの本体ケーシングへの着脱を説明するための説明図である。
1.画像形成装置の全体構成
図1に示すように、画像形成装置1は、横置きタイプのダイレクトタンデム型カラーレーザプリンタである。
画像形成装置1は、開口21を有する本体ケーシング2と、プロセスユニット3と、スキャナユニット4と、ベルトユニット5と、定着ユニット6とを備えている。
本体ケーシング2は、略ボックス形状に形成されている。本体ケーシング2は、カバーの一例としてのフロントカバー22と、給紙トレイ7と、給紙ローラ23と、第1レジストローラ24と、第2レジストローラ25と、排紙トレイ8とを有している。
開口21は、本体ケーシング2の前端部に配置されている。開口21は、プロセスユニット3の通過を許容するように、本体ケーシング2の内外を前後方向に連通している。
フロントカバー22は、本体ケーシング2の前端部に配置されている。フロントカバー22は、略平板形状を有している。フロントカバー22は、上下方向に延び、その下端部を支点として本体ケーシング2の前壁に揺動可能に支持されている。フロントカバー22は、開口21を開放する開放位置と、開口21を閉鎖する閉鎖位置とに揺動するように構成されている。
給紙トレイ7は、本体ケーシング2の底部に配置されている。給紙トレイ7は、用紙Pを収容するように構成されている。
給紙ローラ23は、給紙トレイ7上の用紙Pを、第1レジストローラ24と、第2レジストローラ25との間に搬送するように構成されている。第1レジストローラ24は、給紙ローラ23の上方に配置されている。第2レジストローラ25は、第1レジストローラ24の前上端部に接触している。そして、第1レジストローラ24および第2レジストローラ25は、その回転により、用紙Pを所定のタイミングで、後述する感光ドラム11と後述するベルト17との間に搬送するように構成されている。
排紙トレイ8は、本体ケーシング2の上壁に配置されている。排紙トレイ8は、用紙Pが載置されるように、本体ケーシング2の上面から下方へ凹んでいる。
プロセスユニット3は、本体ケーシング2の中央に配置されている。プロセスユニット3は、本体ケーシング2外に位置する第1位置と、開口21を介して、本体ケーシング2内に位置する図6Aに示す第2位置とに、前後方向に沿ってスライド移動可能である。また、プロセスユニット3は、第2位置から後下方に移動し、ベルトユニット5と相対的に近づく図1および図8Aに示す第3位置との間を移動可能である。プロセスユニット3は、図1に示すように、ドラムユニット9と、複数(4つ)の現像カートリッジ10とを備えている。
ドラムユニット9は、複数(4つ)の感光ドラム11と、複数(4つ)のスコロトロン型帯電器12とを備えている。
感光ドラム11は、プロセスユニット3の下端部に回転可能に支持されている。4つの感光ドラム11は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックに対応している。4つの感光ドラム11は、前方から後方に向かって、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に互いに間隔を隔てて並列配置されている。感光ドラム11は、左右方向に延びる略円筒形状を有している。
スコロトロン型帯電器12は、対応する感光ドラム11の後上方に間隔を隔てて配置されている。
4つの現像カートリッジ10は、内部に収容されるトナーの色を除いて、同じ構成である。現像カートリッジ10は、対応する感光ドラム11の上方に配置されている。現像カートリッジ10は、現像ローラ13と、供給ローラ14とを備えている。
現像ローラ13は、現像カートリッジ10の下端部において、後方へ露出するように回転可能に支持されている。現像ローラ13は、感光ドラム11の前上端部に接触している。
供給ローラ14は、現像ローラ13の前上方に配置されている。供給ローラ14は、現像ローラ13の前上端部に接触している。
スキャナユニット4は、本体ケーシング2の上端部に配置されている。スキャナユニット4は、図1に実線で示すように、感光ドラム11に向かって、画像データに基づいてレーザービームを出射し、感光ドラム11を露光する。
ベルトユニット5は、プロセスユニット3の下方に配置されている。ベルトユニット5は、駆動ローラ15、従動ローラ16と、ベルト17と、複数(4つ)の転写ローラ18とを備えている。
駆動ローラ15は、ベルトユニット5の後端部に配置されている。
従動ローラ16は、駆動ローラ15の前方に間隔を隔てて対向配置されるように、ベルトユニット5の前端部に配置されている。
ベルト17は、ドラムユニット9が第3位置に位置するときに、その上方部分がすべての感光ドラム11と接触するように、駆動ローラ15および従動ローラ16の周りに巻回されている。ベルト17は、駆動ローラ15の駆動、および、従動ローラ16の従動により、その上方部分が前方から後方へ向かって移動するように、周回移動される。
転写ローラ18は、対応する感光ドラム11の下方において、ベルト17の上方部分を挟んで配置されている。
定着ユニット6は、ベルトユニット5の後方に配置されている。定着ユニット6は、加熱ローラ19と、加熱ローラ19に接触する加圧ローラ20とを備えている。
そして、画像形成装置1が画像形成動作を開始すると、スコロトロン型帯電器12は、感光ドラム11の表面を一様に帯電する。その後、スキャナユニット4は、感光ドラム11の表面を露光する。これにより、画像データに基づく静電潜像が、感光ドラム11の表面に形成される。
また、供給ローラ14は、現像カートリッジ10内のトナーを現像ローラ13に供給する。このとき、トナーは、現像ローラ13と供給ローラ14との間で正極性に摩擦帯電され、現像ローラ13上に担持される。
そして、現像ローラ13は、担持されたトナーを、感光ドラム11の表面上の静電潜像に供給する。これにより、トナー像が、感光ドラム11の表面上に担持される。
用紙Pは、給紙ローラ23、第1レジストローラ24および第2レジストローラ25の回転により、給紙トレイ7から前上方へ搬送された後、後上方へUターンされて、所定のタイミングで1枚ずつ、イエローの感光ドラム11とベルト17との間に給紙される。その後、用紙Pは、ベルト17によって前方から後方へ向かって搬送される。感光ドラム11上のトナー像は、用紙Pが感光ドラム11と転写ローラ18との間を通過するときに、用紙Pに転写される。
その後、用紙Pは、加熱ローラ19と加圧ローラ20との間を通過するときに加熱および加圧される。このとき、用紙P上のトナー像は、用紙Pに熱定着される。その後、用紙Pは、排紙トレイ8に排紙される。
2.ドラムユニットの詳細
ドラムユニット9は、図2および図4に示すように、平面視略矩形の枠形状を有している。ドラムユニット9は、第1位置決め板28と、第2位置決め板29と、複数(4つ)のクリーニングユニット30と、搬送ユニット31と、前板32と、後板33と、第1側板34と、第2側板35と、ユニット基準軸36とを備えている。
(1)第1位置決め板および第2位置決め板
第1位置決め板28は、図4に示すように、ドラムユニット9の右端部に配置されている。第1位置決め板28は、図6Aに示すように、前後方向に長い側面視略矩形の略平板形状を有している。第1位置決め板28は、ユニット基準軸36が挿通される穴44を有する傾斜部42と、切欠48を有する屈折部43とを備えている。
傾斜部42は、第1位置決め板28の前端部から、前上方に向かって延びる側面視略矩形の略平板形状を有している。
穴44は、傾斜部42の前上端部に配置されている。穴44は、側面視略円形状を有している。
屈折部43は、第1位置決め板28の後端部から、上方に向かって延びる側面視略矩形の平板形状を有している。
切欠48は、屈折部43の後端部に配置されている。切欠48は、屈折部43の後端縁から前方へ向かって切り欠かれている。切欠48は、後端部が開放された側面視略V字形状を有している。
第2位置決め板29は、図4に示すように、第1位置決め板28から左方に間隔を隔てて、ドラムユニット9の左端部に配置されている。第2位置決め板29は、第1位置決め板28と略同一形状を有している。そのため、第2位置決め板29についての説明を省略する。
そして、第1位置決め板28および第2位置決め板29は、4つの感光ドラム11の左右方向端部を回転可能に支持している。
(2)クリーニングユニット
クリーニングユニット30は、図1および図2に示すように、対応する感光ドラム11の後方に配置されている。クリーニングユニット30は、感光ドラム11の表面に付着、残留したトナーを除去するように構成されている。クリーニングユニット30は、図1に示すように、フレーム60と、ブレード61と、クリーニング搬送部材62とを備えている。
フレーム60は、左右方向に延び、左端部が閉鎖され、右端部と前端部とが開放された略半円筒形状を有している。
ブレード61は、左右方向に延びる略平板形状を有している。ブレード61の上端部は、フレーム60の上端部に固定されている。ブレード61の下端部は、フレーム60の前方における開放部分の上方半分を被覆するように、フレーム60の前方に向かい合っている。また、ブレード61の下端部は、後方に湾曲した状態で、感光ドラム11の後端部に接触している。
クリーニング搬送部材62は、フレーム60内に配置されている。クリーニング搬送部材62は、左右方向に延びる右ねじ状のオーガスクリューである。クリーニング搬送部材62の左端部は、フレーム60の左壁に相対回転可能に支持されている。
(3)搬送ユニット
搬送ユニット31は、図2および図4に示すように、ドラムユニット9の右下端部に配置されている。搬送ユニット31は、クリーニングユニット30によって感光ドラム11の表面上から除去されたトナーを、後述する廃トナー収容ユニット150へ搬送するように構成されている。搬送ユニット31は、図5に示すように、搬送管80と、第1搬送部材81と、搬送部材の一例としての第2搬送部材82と、第1搬送ギア84と、第1ギアの一例としての第2搬送ギア85と、ギアカバー86と、シャッタユニット88とを備えている。
搬送管80は、前後方向、すなわち、ドラムユニット9の移動方向に延びている。搬送管80は、第1搬送部91と、第2搬送部92と、第1搬送部材81が挿通される穴111および第2搬送部材82が挿通される穴112を有する閉鎖部93とを備えている。
第1搬送部91は、第1搬送管95と、複数(4つ)の接続部96とを備えている。
第1搬送管95は、前後方向に延び、後端部が閉鎖された略円筒形状を有している。
4つの接続部96は、第1搬送管95の上方において、前後方向に互いに間隔を隔てて配置されている。接続部96は、対応するクリーニングユニット30のフレーム60の右端部と、第1搬送管95の上端部とを連結する略筒形状を有している。接続部96は、対応するフレーム60と、第1搬送管95との内外を連通している。
そして、第1搬送管95は、図示しないが、接続部96がクリーニングユニット30のフレーム60の右端部と、第1位置決め板28との間に挟まれ、ねじ部材に螺合されることによって、フレーム60と第1位置決め板28とに対して固定されている。
第2搬送部92は、連結管103と、第2搬送管104と、排出口107を有する第3搬送管105とを備えている。
連結管103は、第2搬送部92の左上端部に配置されている。連結管103は、前後方向に延び、第1搬送管95と中心軸線を共有する略円筒形状を有している。連結管103は、第1搬送管95の前端部に嵌まっている。
第2搬送管104は、連結管103の前端部の右下方に配置されている。第2搬送管104は、左上方と右下方とを結ぶ方向に向かって延び、前方が開放された略角筒形状を有している。第2搬送管104の左上端部は、連結管103の前端部における右下端部に連通している。つまり、第2搬送管104は、連結管103を介して、第1搬送管95の前端部と連結されている。
第3搬送管105は、第2搬送管104の右下端部から後方に延び、後端部が閉鎖された略円筒形状を有している。つまり、第3搬送管105は、第2搬送管104によって、第1搬送管95とその内外が連通されるように接続されている。言い換えると、第2搬送管104は、第1搬送管95と、第3搬送管105とを連結している。第3搬送管105は、図6Aに示すように、第1位置決め板28の下方に配置されている。第3搬送管105の後端部は、図5に示すように、最前端の感光ドラム11の中心軸線よりも前方、かつ、最前端の接続部96よりも前方に位置している。
排出口107は、第3搬送管105の後端部に配置されている。排出口107は、第3搬送管105の下方周壁を上下方向に貫通している。排出口107は、底面視略矩形状を有している。排出口107は、最前端の感光ドラム11の中心軸線よりも前方に位置している。
閉鎖部93は、図3および図5に示すように、搬送管80の前端部に配置されている。閉鎖部93は、図6Bに示すように、左上方と右下方とを結ぶ方向に延びる正面視略矩形の略平板形状を有している。閉鎖部93は、図5および図6Aに示すように、挿入部113と、第1搬送ギア84を支持する支持部115と、第2搬送ギア85を支持する支持部116とを備えている。
穴111は、図5に示すように、閉鎖部93の左上方部分における略中央に配置されている。穴111は、正面視円形状を有している。穴111は、第1搬送部材81と中心軸線を共有している。
穴112は、閉鎖部93の右下方部分における略中央に配置されている。穴112は、正面視略円形状を有している。穴112は、第2搬送部材82と中心軸線を共有している。
挿入部113は、閉鎖部93の後面から後方に向かって延びている。挿入部113は、図示しないが、断面視略楕円筒形状を有しており、第2搬送部92の前端部に嵌まっている。
支持部115は、穴111の周縁からわずかに間隔を隔てた閉鎖部93の前面から、前方に向かって延びる略円筒形状を有している。支持部115は、穴111と中心軸線を共有している。
支持部116は、穴112の周縁からわずかに間隔を隔てた閉鎖部93の前面から、前方に向かって延びる略円筒形状を有している。支持部116は、穴112と中心軸線を共有している。
第1搬送部材81は、第1搬送部91の第1搬送管95内に配置されている。第1搬送部材81は、前後方向に延びる軸線について回転可能な右ねじ状のオーガスクリューである。第1搬送部材81の後端部は、第1搬送管95の後壁に回転可能に支持されている。第1搬送部材81の前端部は、閉鎖部93の穴111を通過し、閉鎖部93の支持部115の前端部よりも前方まで延びている。
第2搬送部材82は、第2搬送部92の第3搬送管105内に配置されている。第2搬送部材82は、前後方向に延びる第1軸線A1について回転可能な右ねじ状のオーガスクリューである。第2搬送部材82は、第1搬送部材81の右下方に配置されている。また、第2搬送部材82は、第1搬送部材81と平行である。第2搬送部材82の前後方向寸法は、第1搬送部材81の前後方向寸法よりも短い。第2搬送部材82の後端部は、第3搬送管105の後壁に回転可能に支持されている。第2搬送部材82の前端部は、閉鎖部93の穴112を通過し、閉鎖部93の支持部116の前端部よりも前方まで延びている。
第1搬送ギア84は、図5および図6Aに示すように、閉鎖部93の前方において、第1搬送部材81の前端部に相対回転不能に支持されている。第1搬送ギア84は、前後方向に延びる略円筒形状を有し、その周面すべてにわたってギア歯を有している。つまり、第1搬送ギア84は、第1搬送部材81に固定され、第1搬送部材81とともに回転可能である。また、第1搬送ギア84は、図5に示すように、第1ボス121を備えている。
第1ボス121は、第1搬送ギア84の後面から後方に向かって突出し、第1搬送ギア84と中心軸線を共有する略円筒形状を有している。第1ボス121は、閉鎖部93の支持部115に回転可能に嵌まっている。
第2搬送ギア85は、図5および図6Aに示すように、閉鎖部93の前方において、第2搬送部材82の前端部に相対回転不能に支持されている。第2搬送ギア85は、前後方向に延びる略円筒形状を有し、その周面すべてにわたってギア歯を有している。つまり、第2搬送ギア85は、第2搬送部材82に固定され、第2搬送部材82とともに回転可能である。第2搬送ギア85の左上端部は、第1搬送ギア84の右下端部と噛合している。また、第2搬送ギア85は、図5に示すように、第2ボス122を備えている。
第2ボス122は、第2搬送ギア85の後面から後方に向かって突出し、第2搬送ギア85と中心軸線を共有する略円筒形状を有している。第2ボス122は、閉鎖部93の支持部116に回転可能に嵌まっている。
ギアカバー86は、図4および図5に示すように、搬送ユニット31の前端部に配置されている。ギアカバー86は、後方および左下方が開放された略ボックス形状を有している。ギアカバー86は、第1搬送ギア84の左下端部および第2搬送ギア85の左下端部が露出するように、第1搬送ギア84および第2搬送ギア85を前方から被覆している。また、ギアカバー86は、突出部123と、第1搬送部材81を支持する支持部124と、第2搬送部材82を支持する支持部125とを備えている。
突出部123は、図2および図4に示すように、ギアカバー86の右下端部に配置されている。ギアカバー86は、突出部123の右壁から下方に向かって延びる側面視略矩形状の略平板形状を有している。
支持部124は、図5に示すように、ギアカバー86の前壁の後面から、後方に向かって突出する略円筒形状を有している。支持部124は、第1搬送部材81と中心軸線を共有している。支持部124は、第1搬送部材81の前端部を相対回転可能に受け入れている。
支持部125は、支持部124の右下方において、ギアカバー86の後面から、後方に向かって突出する略円筒形状を有している。支持部125は、第2搬送部材82と中心軸線を共有している。支持部125は、第2搬送部材82の前端部を相対回転可能に受け入れている。
シャッタユニット88は、図2に示すように、第2搬送部92の第3搬送管105に組み付けられている。シャッタユニット88は、シャッタ130と、付勢部材131とを備えている。
シャッタ130は、第3搬送管105の排出口107を閉鎖する図2に示す閉鎖位置と、第3搬送管105の排出口107を開放する図5に示す開放位置とに回動可能に構成されている。なお、以下のシャッタ130の説明においては、シャッタ130が、図2に示す閉鎖位置にある状態を基準として説明する。
シャッタ130は、連通口134を有するシャッタ本体133と、突起部135とを備えている。
シャッタ本体133は、前後方向に延びる略円筒形状を有している。シャッタ本体133は、その内部に第3搬送管105を受け入れている。
連通口134は、シャッタ本体133の右方周壁を左右方向に貫通している。連通口134は、側面視略矩形状を有している。連通口134は、前後方向において、第3搬送管105の排出口107と略同じ位置に位置している。
突起部135は、シャッタ本体133の右前端部から右方に向かって突出する側面視略L字状の略平板形状を有している。突起部135の前端部は、シャッタ本体133の前端部よりも前方に位置している。そして、突起部135は、シャッタ130が図5に示す開放位置に位置するときに、シャッタ本体133から下方に向かって延び、シャッタ130が図2に示す閉鎖位置に位置するときに、シャッタ本体133から右方に向かって延びるように配置される。
付勢部材131は、図2および図5に示すように、前後方向に沿って線材が螺旋状に巻回されるコイル形状を有するコイルばねである。付勢部材131は、その内部に第3搬送管105の前端部を受け入れている。付勢部材131は、前後方向において、シャッタ130の突起部135と重なっている。付勢部材131は、図示しないが、その線材の一端部が第3搬送管105に固定され、その他端部が突起部135に固定されており、常には、突起部135が右方に向かって延び、シャッタ130が閉鎖位置に位置するように、正面視反時計回り方向に付勢している。
(4)前板、後板、第1側板、第2側板およびユニット基準軸
前板32は、図2に示すように、ドラムユニット9の前端部に配置されている。前板32は、左右方向に長い正面視略矩形の平板形状を有している。前板32は、第1位置決め板28の前端部と、第2位置決め板29の前端部との間に架設されている。
後板33は、ドラムユニット9の後端部に配置されている。後板33は、左右方向に長い正面視略矩形の平板形状を有している。後板33は、第1位置決め板28の後端部と、第2位置決め板29の後端部との間に架設されている。
第1側板34は、図2および図6Aに示すように、第1位置決め板28の右方に配置されている。第1側板34は、第1位置決め板28よりも上下方向に幅広な側面視略矩形の平板形状を有している。第1側板34は、レール140と、ころ141とを備えている。
レール140は、第1側板34の上端部に配置されている。レール140は、第1側板34の右面から右方に向かって突出し、第1側板34の前後方向全域にわたって延びる略角柱形状を有している。レール140の前下端部は、前方に向かうにつれて、上方に向かって傾斜する傾斜面140Aとして構成されている。なお、傾斜面140Aと、前後方向に延びる方向とがなす角度は、例えば、10〜80°、好ましくは、20〜70°、さらに好ましくは、30〜50°である。
ころ141は、第1側板34の後上端部であって、レール140の後方に配置されている。ころ141は、左右方向に延びる軸線について回転可能に構成されている。なお、ころ141は、図4に示すように、その右端部がレール140の右端部よりも右方に位置しており、図6Aに示すように、その下端部がレール140の下端部よりも下方に位置している。
第2側板35は、図6に示すように、第2位置決め板29の左方に配置されている。第2側板35は、第2位置決め板29よりも上下方向に幅広な側面視略矩形の平板形状を有している。また、第2側板35は、図4に示すように、第1側板34と同様に、レール140と、ころ141とを備えている。第2側板35のレール140、および、ころ141は、本体ケーシング2の正面視略中央を挟んで、第1側板34のレール140、および、ころ141と左右対称に構成されているため、その説明を省略する。
ユニット基準軸36は、図2および図4に示すように、ドラムユニット9の前端部に配置されている。ユニット基準軸36は、金属からなり、左右方向に延びる略円柱形状を有している。ユニット基準軸36は、図6Aに示すように、第1位置決め板28および第2位置決め板29の穴44に挿通されている。ユニット基準軸36は、図2および図4に示すように、その右端部が第1側板34よりも右方に突出し、その左端部が第2側板35よりも左方に位置している。
なお、ドラムユニット9の前端部、すなわち第1位置から第2方向へ向かう方向における上流側を第1端部DE1とし、ドラムユニット9の後端部、すなわち第1端部DE1の反対側を第2端部DE2とする。
3.本体ケーシングの構成
本体ケーシング2は、図3および図6Aに示すように、廃トナー収容ユニット150と、ガイド部151と、ガイド突起152と、載置部153と、位置決め部154と、駆動伝達ユニット167とを備えている。
廃トナー収容ユニット150は、図1に示すように、ベルトユニット5の下方に配置されている。廃トナー収容ユニット150は、略ボックス形状を有している。廃トナー収容ユニット150は、クリーニングユニット30で除去されたトナーを貯留するように構成されている。廃トナー収容ユニット150は、図4および図5に示すように、導入管160を備えている。
導入管160は、廃トナー収容ユニット150の前端部の右端部に配置されている。導入管160は、第1部分161と、第2部分162とを備えている。
第1部分161は、左右方向に延びる角筒形状を有している。第1部分161の左端部は、図示しないが、廃トナー収容ユニット150の内部空間に連通している。
第2部分162は、ベルトユニット5の前端部の右方に配置されている。第2部分162は、上下方向に延びる角筒形状を有している。第2部分162の下端部は、第2部分162と連通している。
ガイド部151は、図6Aに示すように、本体ケーシング2の上下方向略中央に配置されている。ガイド部151は、本体ケーシング2の左右両側壁の左右方向内側面から、左右方向内方へ向かって突出している。ガイド部151は、水平部151Aと、傾斜部151Bと、受入れ部151Cとを備えている。
水平部151Aは、前後方向に延びる略直線形状を有している。
傾斜部151Bは、水平部151Aの後端部から連続して、後方に向かうに従って下方に傾斜する形状を有している。なお、傾斜部151Bと、前後方向に延びる方向とがなす角度は、例えば、10〜80°、好ましくは、20〜70°、さらに好ましくは、30〜50°である
受入れ部151Cは、傾斜部151Bの後端部から連続して、下方へ向かって窪んでいる。
ガイド突起152は、図3および図6Aに示すように、本体ケーシング2の上下方向略中央における前端部に配置されている。ガイド突起152は、本体ケーシング2の左右両側壁の左右方向内側面から、左右方向内方へ向かって突出する略円柱形状を有している。ガイド突起152は、ガイド部151よりも上方に配置されている。なお、ガイド突起152の上端部から、ガイド部151の水平部151Aまでの上下方向寸法は、ドラムユニット9の第1側板34におけるレール140の下端部からころ141の下端部までの上下方向寸法と略同じである。
載置部153は、ガイド突起152の下方に配置されている。載置部153は、本体ケーシング2の左右両側壁の左右方向内側面から、左右方向内方へ向かって突出する略角柱形状を有している。
位置決め部154は、ガイド部151の受入れ部151Cの後下方に配置されている。位置決め部154は、金属からなり、左右方向に延びる略円柱形状を有している。位置決め部154は、本体ケーシング2の左右両側壁間にわたって延びている。
駆動伝達ユニット167は、図3に示すように、載置部153の下方に配置されている。駆動伝達ユニット167は、上記した第2レジストローラ25と、レジストギア168と、第1アイドルギア169と、第2アイドルギア170と、第3アイドルギア171と、第2ギアの一例としての伝達ギア172とを備えている。
第2レジストローラ25は、左右方向に延びる略円柱形状を有している。第2レジストローラ25は、外部の図示しない駆動源からの駆動力を受けることにより、回転するように構成されている。
レジストギア168は、第2レジストローラ25の右端部に相対回転不能に支持されている。レジストギア168は、左右方向に延びる略円筒形状を有し、その周面すべてにわたってギア歯を有している。
第1アイドルギア169は、レジストギア168の前下方に配置されている。第1アイドルギア169は、左右方向に延びる略円筒形状を有し、その周面すべてにわたってギア歯を有している。第1アイドルギア169の後上端部は、レジストギア168の前下端部と噛合している。
第2アイドルギア170は、第1アイドルギア169の前下方に配置されている。第2アイドルギア170は、大径ギア部170Aと、小径ギア部170Bとを備えている。
大径ギア部170Aは、左右方向に延びる略円筒形状を有し、その周面すべてにわたってギア歯を有している。大径ギア部170Aの前上端部は、第1アイドルギア169の後下端部と噛合している。
小径ギア部170Bは、大径ギア部170Aと中心軸線を共有する略円柱形状を有している。小径ギア部170Bは、かさ歯車である。
第3アイドルギア171は、第2アイドルギア170の前右方に配置されている。第3アイドルギア171は、図3Aおよび図6Aに示すように、前後方向に延びる略円筒形状を有している。第3アイドルギア171は、かさ歯車である。第3アイドルギア171の左前端部は、小径ギア部170Bの右後端部と噛合している。
伝達ギア172は、第3アイドルギア171と中心軸線を共有する略円筒形状を有している。伝達ギア172は、前後方向に延びる第2軸線A2について回転可能である。伝達ギア172は、第3アイドルギア171と相対回転不能に組み付けられている。伝達ギア172の前後方向寸法は、第2搬送ギア85の前後方向寸法よりも大きい。
4.ドラムユニットの着脱動作
ドラムユニット9を本体ケーシング2に対して装着するには、作業者は、まず、図1に示すように、本体ケーシング2のフロントカバー22をその下端部を支点として揺動させ、開口21を開放位置に位置させる。
次いで、作業者は、図1および図2に示すように、ドラムユニット9を把持して、ドラムユニット9を第1位置に位置させ、開口21を介してドラムユニット9を後方へ押し込む。
すると、ドラムユニット9は、図6Aに示すように、ころ141が本体ケーシング2のガイド部151の水平部151Aに沿い、レール140の下面がガイド突起152の上端部と接触しながら、本体ケーシング2内を後方に移動する。
これにより、ドラムユニット9は、第2位置に位置する。
このとき、ドラムユニット9のレール140は、その傾斜面140Aのわずかに前方部分が本体ケーシング2のガイド突起152に対して、上方から接触している。
また、ドラムユニット9のころ141は、ガイド部151の水平部151Aの後端部に対して、上方から接触している。
なお、ドラムユニット9の搬送ユニット31の第2搬送ギア85は、図6Aおよび図6Bに示すように、本体ケーシング2の駆動伝達ユニット167の伝達ギア172に対して、前上方に位置している。
次いで、作業者は、フロントカバー22を開放位置から閉鎖位置に向かって揺動させる。
すると、ドラムユニット9は、図7Aに示すように、公知の連動機構により、フロントカバー22の閉鎖位置への移動に連動して、後方に移動する。
すると、ドラムユニット9のレール140は、その傾斜面140Aが本体ケーシング2のガイド突起152に対して、上方から接触する。
また、ドラムユニット9のころ141は、ガイド部151の水平部151Aから傾斜部151Bに案内され、傾斜部151Bに対して、上方から接触する。
これにより、ドラムユニット9は、ガイド突起152と、ガイド部151の傾斜部151Bとに案内されて、前下方に向かって移動する。
なお、第2搬送ギア85は、図7Aおよび図7Bに示すように、ドラムユニット9の第2位置から第3位置への移動途中において、伝達ギア172に対して、前後方向から見たときに重なる前に、上下方向から見たときに重なる。
また、ドラムユニット9の移動途中において、シャッタ130の突起部135が、本体ケーシング2の図示しない当接部に当接し、シャッタ130が正面視時計周りに回動し始める。
次いで、作業者がフロントカバー22を閉鎖位置に位置させると、図8Aに示すように、ドラムユニット9が本体ケーシング2内をさらに後方に押し込まれる。
すると、ドラムユニット9のレール140は、その傾斜面140Aの前上端部がガイド突起152に対して、上方から接触する。
また、ドラムユニット9のころ141は、ガイド部151の傾斜部151Bから受入れ部151Cに案内され、受入れ部151Cに受け入れられる。
こうして、ドラムユニット9は、さらに前下方に向かって移動する。
これにより、第2搬送ギア85が、伝達ギア172に対して、上方から噛合される。つまり、このとき、第1軸線A1が第2軸線A2の上方に位置している。
また、第1位置決め板28の切欠48が位置決め部154の右端部に嵌まり、図示しないが、第2位置決め板29の切欠48が位置決め部154の左端部に嵌まる。これにより、ドラムユニット9の後方への移動、および、ドラムユニット9の第2端部DE2の上下方向への移動が規制される。
さらに、ドラムユニット9のユニット基準軸36が、本体ケーシング2の載置部153の上面に載置される。これにより、ドラムユニット9の第1端部DE1の下方への移動が規制される。
以上により、ドラムユニット9が第3位置に位置決めされる。
なお、突起部135に対して、本体ケーシング2の図示しない当接部が当接することにより、突起部135が下方に向かって延び、シャッタ本体133が正面視時計回りに回動し、シャッタ130は、図5に示すように、連通口134がシャッタ本体133の下方に位置し、第3搬送管105の排出口107と上下方向において連通する開放位置に位置する。
また、図9に示すように、ドラムユニット9が第3位置に位置した状態において、第2搬送ギア85の後下端部から、伝達ギア172の前上端部までの前後方向寸法を、前後噛合寸法GL1とし、第2搬送ギア85の後下端部から、伝達ギア172の前上端部までの上下方向寸法を、上下噛合寸法GL2とする。
また、ドラムユニット9の第2位置から第3位置へ向かう方向と、水平方向とがなす角度を移動角度θとする。
このとき、前後噛合寸法GL1と、上下噛合寸法GL2と、移動角度θとの関係は、下記式(1)を満足する。
(1) θ>arctan(GL2/GL1)
つまり、前後噛合寸法GL1と上下噛合寸法GL2とがなす角度よりも移動角度θが大きくなる。なお、移動角度θは、上記した傾斜面140Aと、前後方向に延びる方向とがなす角度、および、傾斜部151Bと、前後方向に延びる方向とがなす角度と、同じである。
そのため、ドラムユニット9を第2位置から第3位置に移動させるときに、第2搬送ギア85と伝達ギア172とが前後方向において重なる前に、上下方向において重ならせることができる。
また、ドラムユニット9の第2位置から第3位置までの前後方向における移動距離を前後移動距離ML1とし、ドラムユニット9の第2位置から第3位置までの上下方向における移動距離を上下移動距離ML2とする。なお、前後移動距離ML1は、前後噛合寸法GL1よりも大きい。
この場合、前後噛合寸法GL1と、上下噛合寸法GL2と、前後移動距離ML1と、上下移動距離ML2との関係は、下記式(2)を満足する。
(2) ML2/ML1>GL2/GL1
つまり、前後移動距離ML1に対する上下移動距離ML2の割合が、前後噛合寸法GL1に対する上下噛合寸法GL2の割合よりも大きい。
そのため、ドラムユニット9を第2位置から第3位置に移動させるときには、第2搬送ギア85と伝達ギア172とが前後方向において重なる前に、上下方向において重ならせることができる。
また、ドラムユニット9を第3位置から第1位置に移動させるには、作業者は、上記した動作と逆に、ドラムユニット9を操作する。
詳しくは、作業者は、まず、本体ケーシング2のフロントカバー22を開放位置に位置させる。
すると、フロントカバー22の開放動作に連動して、公知の連動機構により、図7Aに示すように、ドラムユニット9が前方に引っ張られる。
このとき、ドラムユニット9は、傾斜面140Aがガイド突起152に乗り上げ、ころ141がガイド部151の傾斜部151Bに沿って乗り上げられることにより、前上方に移動する。
これにより、第2搬送ギア85が伝達ギア172に対して前上方に移動し、第2搬送ギア85の伝達ギア172に対する噛合が解除される。
そして、フロントカバー22が開放位置に位置されると、図6Aに示すように、ドラムユニット9は、上記した第2位置に位置される。
そして、作業者は、ドラムユニット9を把持して、ドラムユニット9を前方へ引き出す。
これにより、ドラムユニット9が第1位置に位置され、ドラムユニット9の引き出し動作が完了する。
なお、ドラムユニット9は、本体ケーシング2から離脱された状態で、水平面に載置されると、ドラムユニット9の後端部においては、95の後端部が接地され、ドラムユニット9の前端部においては、ギアカバー86の突出部123が設置する。
これにより、第3搬送管105、第1搬送ギア84、および、第2搬送ギア85が水平面と接触することが抑制される。
5.クリーニング動作
次いで、感光ドラム11の表面に付着し、残留したトナーのクリーニング動作について、説明する。
画像形成動作において、感光ドラム11に残留したトナーは、図1に示すように、感光ドラム11が回転することにより、クリーニングユニット30のブレード61が、感光ドラム11と接触し、感光ドラム11の表面に残留したトナーを掻き取り、除去する。
そして、感光ドラム11の表面から除去されたトナーは、フレーム60内に落下する。
このとき、クリーニング搬送部材62は、図示しないギアが感光ドラム11から駆動力を受けることにより、右側面視時計回りに回転している。
これにより、フレーム60内のトナーは、クリーニング搬送部材62によって、右方に搬送される。
そして、フレーム60内を右方に搬送されたトナーは、図5に示すように、接続部96を介して、第1搬送管95内に流入する。
このとき、第2搬送部材82は、図3に示すように、第2搬送ギア85が、本体ケーシング2の駆動伝達ユニット167の伝達ギア172からの駆動力が伝達されることにより、正面視反時計回りに回転している。
また、第1搬送部材81は、第1搬送ギア84に対して、第2搬送ギア85を介して、本体ケーシング2の図示しない駆動ギアからの駆動力が伝達されることにより、正面視時計回りに回転する。
これにより、図5に示すように、第1搬送管95内に流入したトナーは、第1搬送部材81によって、前方に搬送される。
こうして、4つの感光ドラム11の表面から掻き取られたトナーは、まとめられて、第1搬送管95内を後方から前方に向けて搬送される。
そして、第1搬送管95の前端部に搬送されたトナーは、第2搬送部92の連結管103内に流入する。
このとき、トナーは、第1搬送部材81によって前方に搬送されることにより、閉鎖部93の後面に当接し、トナーの自重により、第2搬送管104内を右下方に向かって移動し、第3搬送管105の前端部に流入する。
次いで、第3搬送管105の前端部に流入したトナーは、第2搬送部材82によって、後方に向かって搬送される。
これにより、トナーは、第3搬送管105内において、排出口107まで搬送され、排出口107を介して、導入管160に排出される。
そして、トナーは、導入管160を介して、廃トナー収容ユニット150に貯留される。
以上により、感光ドラム11の表面に残留したトナーのクリーニング動作が完了する。
6.作用効果
(1)この画像形成装置1によれば、図6Aに示すように、第2搬送部材82に固定される第2搬送ギア85は、前後方向に延びる第1軸線A1について回転可能であり、本体ケーシング2に備えられる伝達ギア172は、前後方向に延びる第2軸線A2について回転可能である。つまり、第2搬送ギア85および伝達ギア172は、ともに前後方向に沿う軸線を回転中心としている。
そして、ドラムユニット9は、本体ケーシング2に装着されるときに、図6Aおよび図8Aに示すように、本体ケーシング2外に位置する第1位置から、第2位置を経て、第1方向に向かうにつれて下方へ移動して第3位置に到達する。
そのため、ドラムユニット9が第3位置に位置するときに、第2搬送ギア85を、第2搬送ギア85の第1軸線A1が伝達ギア172の第2軸線A2の上方に位置するように、伝達ギア172に対して上方から確実に噛み合わせることができる。
ここで、ドラムユニット9はクリーニングユニット30と第2搬送部材82とを備えているので、第2搬送部材82に、第2搬送ギア85および伝達ギア172を介して駆動力を入力することができ、感光ドラム11の表面のトナーを除去することができながら、トナーを所定位置まで搬送することができる。
また、ドラムユニット9は、図6Aおよび図6Bに示すように、第2位置に位置しているときに、第2搬送ギア85と伝達ギア172との噛み合いが解除される。そのため、ドラムユニット9を円滑に、本体ケーシング2外に位置する第1位置に移動させることができる。
(2)また、この画像形成装置1によれば、図1および図6Aに示すように、前後方向に沿って、ドラムユニット9を、本体ケーシング2外に位置する第1位置と、本体ケーシング2内の第2位置との間を円滑に移動させることができる。
(3)ドラムユニット9が第2位置から第3位置に移動するときに、上下方向から見て第2搬送ギア85と伝達ギア172とが重なる前に、前後方向から見て第2搬送ギア85と伝達ギア172とが重なると、第2搬送ギア85と伝達ギア172とが前後方向において互いに接触してしまい、第2搬送ギア85と伝達ギア172とを円滑に噛み合わせることができない。
一方、この画像形成装置1によれば、図7Aおよび図7Bに示すように、ドラムユニット9が第2位置から第3位置に移動するときに、前後方向から見て第2搬送ギア85と伝達ギア172とが重なる前に、上下方向から見て第2搬送ギア85と伝達ギア172とが重なるので、第2搬送ギア85を伝達ギア172に対して円滑に上方から噛み合わせることができる。
(4)また、この画像形成装置1によれば、図8Aおよび図9に示すように、伝達ギア172の前後方向における寸法は、第2搬送ギア85の前後方向における寸法よりも大きいので、ドラムユニット9が第2位置から第3位置に移動するときに、ドラムユニット9が前後方向にずれても、そのずれを許容でき、第2搬送ギア85を伝達ギア172に対してより一層確実に上方から噛み合わせることができる。
(5)また、この画像形成装置1によれば、図7Aおよび図8Aに示すように、ドラムユニット9が、公知の連動機構により、フロントカバー22の開放位置から閉鎖位置への移動に連動して、第2位置から第3位置へ移動するので、フロントカバー22が閉鎖位置にあるときに、ドラムユニット9を確実に第3位置に配置することができる。
(6)また、この画像形成装置1によれば、図8Aに示すように、本体ケーシング2が位置決め部154を備えるので、第3位置にあるドラムユニット9の位置精度の向上を図ることができる。また、第2搬送ギア85は、ドラムユニット9が第3位置に位置した状態で、ドラムユニット9が第1位置から第2位置に向かう方向において位置決め部154の上流側に位置しているので、ドラムユニット9が、第1位置と、第2位置と、第3位置との間を移動するときに、第2搬送ギア85が位置決め部154と干渉することを抑制できる。
(7)また、この画像形成装置1によれば、図9に示すように、上記式(1)を満足するので、ドラムユニット9が第2位置から第3位置に移動するときに、第2搬送ギア85が伝達ギア172に上下方向において接触することを抑制できながら、第2搬送ギア85を伝達ギア172に対して上方から確実に噛み合わせることができる。
(8)また、この画像形成装置1によれば、図9に示すように、上記式(2)を満足するので、ドラムユニット9が第2位置から第3位置に移動するときに、第2搬送ギア85が伝達ギア172に第1方向において接触することを抑制できながら、第2搬送ギア85を伝達ギア172に対して上方から確実に噛み合わせることができる。
(9)また、この画像形成装置1によれば、図1に示すように、クリーニングユニット30がブレード61を備えているので、感光ドラム11の表面のトナーを確実に除去することができる。
(10)また、この画像形成装置1によれば、図5に示すように、第2搬送部材82がオーガスクリューであることにより、トナーを確実に搬送することができる。
7.第2実施形態
図10を参照して、本発明の第2実施形態を説明する。なお、第2実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には、同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した実施形態では、図9に示すように、前後移動距離ML1は、前後噛合寸法GL1よりも大きく設定されている。
これに対して、本発明の第2実施形態では、図10に示すように、前後移動距離ML1は、前後噛合寸法GL1以上に設定されている。
この場合、上下噛合寸法GL2と、上下移動距離ML2との関係は、下記式(3)を満足する。
(3) ML2>GL2
つまり、ドラムユニット9は、第2位置に位置した状態において、第2搬送ギア85と伝達ギア172とが上下方向において重なっている。
この第2実施形態の画像形成装置1によれば、図10に示すように、上記式(3)を満足するので、ドラムユニット9が第2位置から第3位置に移動するときに、第2搬送ギア85が伝達ギア172に上下方向において接触することを抑制できながら、第2搬送ギア85を伝達ギア172に対して上方から確実に噛み合わせることができる。
また、この第2実施形態の画像形成装置1においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
8.第3実施形態
図11を参照して、本発明の第3実施形態を説明する。なお、第3実施形態において、上記した第1実施形態と同様の部材には、同様の符号を付し、その説明を省略する。
上記した実施形態では、図6Aおよび図8Aに示すように、ドラムユニット9は、第2位置と第3位置との間を、前上方と後下方とを結ぶ方向に沿って移動している。
これに対して、本発明の第3実施形態では、ドラムユニット9は、図11に示すように、本体ケーシング2の位置決め部154を支点として、回動するように構成されている。つまり、ドラムユニット9は、第2端部DE2を支点として、第2位置と第3位置との間を回動するように構成されている。
ドラムユニット9を第3位置から第2位置に移動させるには、作業者は、ドラムユニット9が第3位置に位置した状態において、フロントカバー22を閉鎖位置から開放位置へ移動させる。
すると、公知の連動機構により、ドラムユニット9は、その前端部、すなわち第1端部DE1が持ち上げられ、その後端部、すなわち第2端部DE2を支点として右側面視時計回りに回動する。
これにより、第2搬送ギア85が伝達ギア172から離れるように上方に移動し、第2搬送ギア85の伝達ギア172に対する噛合が解除され、ドラムユニット9が第2位置に位置される。
また、ドラムユニット9を第2位置から第3位置に回動させるには、作業者は、フロントカバー22を開放位置から閉鎖位置へ移動させる。
すると、公知の連動機構により、ドラムユニット9は、第1端部DE1が押し下げられ、第2端部DE2を支点として右側面視反時計周りに回動する。
これにより、第2搬送ギア85が伝達ギア172に対して上方から近づき、第2搬送ギア85が伝達ギア172と噛合し、ドラムユニット9が第3位置に位置される。
この第3実施形態の画像形成装置1によれば、図11に示すように、ドラムユニット9が第2端部DE2を支点として回動するので、ドラムユニット9を、第2位置と第3位置との間を安定して移動させることができる。
また、この第3実施形態の画像形成装置1においても、上記した実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
1 画像形成装置
2 本体ケーシング
9 ドラムユニット
11 感光ドラム
21 開口
22 フロントカバー
30 クリーニングユニット
61 ブレード
80 搬送管
82 第2搬送部材
85 第2搬送ギア
107 排出口
154 位置決め部
172 伝達ギア
A1 第1軸線
A2 第2軸線
DE1 第1端部
DE2 第2端部
GL1 前後噛合寸法
GL2 上下噛合寸法
ML1 前後移動距離
ML2 上下移動距離
θ 移動角度

Claims (12)

  1. 本体ケーシングと、
    第1位置から第2位置を経て第3位置に移動可能なドラムユニットであって、前記第1位置に位置する場合、前記本体ケーシング外に位置し、前記第2位置および前記第3位置に位置する場合、前記本体ケーシング内に位置し、前記第1位置から前記第2位置に移動する場合、第1方向に移動し、前記第2位置から前記第3位置に移動する場合、前記第1方向に向かうにつれて下方へ傾斜する方向へ移動するドラムユニットであって、
    感光ドラムと、
    前記感光ドラムの表面上に残留しているトナーを除去するように構成されるクリーニングユニットと、
    前記トナーを排出するための排出口を有する搬送管であって、前記第1方向に延びる搬送管と、
    前記搬送管内に配置され、前記第1方向に延びる第1軸線について回転可能な搬送部材と、
    前記搬送部材に固定され、前記第1軸線について回転可能である第1ギアと、を備えるドラムユニットと、
    を備え、
    前記本体ケーシングは、前記第1方向に延びる第2軸線について回転可能な第2ギアを備え、
    前記第1ギアは、前記ドラムユニットが前記第2位置に位置しているときに、前記第2ギアとの噛み合いが解除され、前記ドラムユニットが前記第3位置に位置しているときに前記第2ギアと噛み合い、前記第2ギアと噛み合っている状態で、前記第1軸線が前記第2軸線の上方に位置することを特徴とする、画像形成装置。
  2. 前記第1方向は、水平方向に沿う方向であることを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ドラムユニットが前記第2位置から前記第3位置に移動するときに、前記第1方向から見て前記第1ギアと前記第2ギアとが重なる前に、上下方向から見て前記第1ギアと前記第2ギアとが重なることを特徴とする、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第2ギアの前記第1方向における寸法は、前記第1ギアの前記第1方向における寸法よりも大きいことを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  5. 前記本体ケーシングは、
    開口と、
    前記開口を開放する開放位置と、前記開口を閉鎖する閉鎖位置とに移動可能なカバーと、を備え、
    前記ドラムユニットは、前記カバーの前記開放位置から前記閉鎖位置への移動に連動して、前記第2位置から前記第3位置へ移動することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  6. 前記ドラムユニットは、前記第1方向の上流側に位置する第1端部と、前記第1端部と反対に位置する第2端部とを有し、前記第2位置と前記第3位置との間を移動するときに、前記第2端部を支点として、回動することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  7. 前記本体ケーシングは、前記ドラムユニットを前記第3位置に位置決めするための位置決め部を備え、
    前記第1ギアは、前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態で、前記第1方向において、前記位置決め部の上流側に位置していることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記ドラムユニットは、前記第3位置において、前記第1方向の上流側に位置する第1端部と、前記第1端部と反対に位置する第2端部とを有し、
    前記ドラムユニットにおける前記第2位置から前記第3位置へ向かう方向と、前記第1方向とがなす角度θは、前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態における前記第1ギアの前記第2端部に近い端部から、前記第2ギアの前記第1端部に近い端部までの寸法をGL1とし、前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態における前記第2ギアの下端部から、前記第2ギアの上端部までの寸法をGL2としたときに、下記式(1)
    θ>arctan(GL2/GL1)(1)
    を満足することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記ドラムユニットは、前記第3位置において、前記第1方向の上流側に位置する第1端部と、前記第1端部と反対に位置する第2端部とを有し、
    前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態における前記第1ギアの前記第2端部に近い端部から、前記第2ギアの前記第1端部に近い端部までの寸法をGL1とし、前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態における前記第1ギアの下端部から、前記第2ギアの上端部までの寸法をGL2とし、前記ドラムユニットの前記第2位置から前記第3位置までの前記第1方向における移動距離をML1とし、前記ドラムユニットの前記第2位置から前記第3位置までの上下方向における移動距離をML2とし、GL1<ML1であるときに、下記式(2)
    ML2/ML1>GL2/GL1(2)
    を満足することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 前記ドラムユニットは、前記第3位置において、前記第1方向の上流側に位置する第1端部と、前記第1端部と反対に位置する第2端部とを有し、
    前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態における前記第1ギアの前記第2端部に近い端部から、前記第2ギアの前記第1端部に近い端部までの寸法をGL1とし、前記ドラムユニットが前記第3位置に位置した状態における前記第1ギアの下端部から、前記第2ギアの上端部までの寸法をGL2とし、前記ドラムユニットの前記第2位置から前記第3位置までの前記第1方向における移動距離をML1とし、前記ドラムユニットの前記第2位置から前記第3位置までの上下方向における移動距離をML2とし、GL1≧ML1であるときに、下記式(3)
    ML2>GL2(3)
    を満足することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記クリーニングユニットは、ブレードを備えていることを特徴とする、請求項1〜10のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  12. 前記搬送部材は、オーガスクリューであることを特徴とする、請求項1〜11のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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