JP6531223B2 - サイレンサ - Google Patents

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Description

本願は、蒸気をドレンと接触させるサイレンサに関するものである。
例えば特許文献1に開示されているように、蒸気使用機器等で発生したドレンが回収管に回収されるものが知られている。この特許文献1のものでは、蒸気使用機器で蒸気の凝縮により発生した高温のドレンが、分岐管のスチームトラップ等を介して回収管に流れ、回収管のドレンと合流して回収される。
特開昭50−55701号公報
ところで、上述したような回収管では衝撃(ウォーターハンマー)が発生する虞がある。スチームトラップから排出された高温のドレンは、一部が再蒸発して蒸気(フラッシュ蒸気)となる場合がある。その蒸気が回収管に流入すると、回収管では比較的大きな蒸気の塊(空間)が形成される。その蒸気の塊は低温のドレンと接して急激に凝縮し、そのため、蒸気が存在していた空間は一気に真空状態になる。この真空状態の空間にドレンが一気に流れ込み、ドレン同士が衝突したり、ドレンが管壁に衝突したりすることによって、ウォーターハンマーが発生する。
本願に開示の技術は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、ウォーターハンマーの発生を抑制することにある。
本願のサイレンサは、本体と、多孔状部材とを備えている。前記本体は、蒸気の流入口および流出口を有する流路が形成されている。また前記本体は、没水部を有している。前記没水部は、前記流出口がドレンに没し、前記蒸気が前記流路において前記流出口から流入して介在する前記ドレンと接触する。前記多孔状部材は、前記流出口を覆うものである。
本願のサイレンサによれば、ウォーターハンマーの発生を抑制することができる。
図1は、実施形態に係るドレン回収システムの概略構成を示す配管系統図である。 図2は、実施形態に係るサイレンサの概略構成を示す断面図である。 図3は、実施形態に係るサイレンサの概略構成を多孔状部材を省略して示す正面図である。
以下、本願の実施形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本願に開示の技術、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本実施形態のドレン回収システム1は、蒸気によって対象物を加熱すると共に、それによって発生したドレンを回収するものである。図1に示すように、ドレン回収システム1は、蒸気供給管11と、蒸気使用機器13と、ドレン回収管14と、複数のドレン排出管16と、本願の請求項に係るサイレンサ20とを備えている。
蒸気供給管11は、蒸気使用機器13に接続されている。蒸気供給管11は、例えばボイラー設備(図示省略)に接続されており、ボイラー設備で生成された蒸気が蒸気使用機器13に供給される。蒸気供給管11には、蒸気の圧力を調節する減圧弁12が設けられている。蒸気使用機器13は、例えば熱交換器であり、蒸気供給管11から供給された蒸気が対象物に放熱して凝縮し、対象物が加熱される。蒸気は、凝縮することによってドレン(復水)になる。つまり、蒸気使用機器13では蒸気の凝縮潜熱が対象物に付与され、対象物が潜熱加熱される。
ドレン回収管14は、蒸気使用機器13に接続されている。ドレン回収管14では、蒸気使用機器13で蒸気の凝縮により発生したドレンが回収される。ドレン回収管14には、液体圧送装置15が設けられている。液体圧送装置15は、蒸気使用機器13で発生したドレンをドレン回収管14を通じて下流側へ圧送するポンプである。例えば、液体圧送装置15では、蒸気使用機器13のドレンがドレン回収管14を介して流入し、一時的に貯留される。ドレンの貯留量が所定量になると、液体圧送装置15に高圧の作動気体が導入され、貯留されていたドレンが作動気体の圧力によって下流側へ圧送される。ドレンが圧送されると、再び蒸気使用機器13からドレンが液体圧送装置15に流入して貯留される。こうして、液体圧送装置15では、ドレンの流入と、ドレンの圧送(排出)とが交互に行われる。
複数のドレン排出管16は、蒸気供給管11とドレン回収管14との間に接続されている。具体的に、ドレン排出管16は、上流端が蒸気供給管11に接続され、下流端がサイレンサ20を介してドレン回収管14に接続されている。複数のドレン排出管16は、互いに間隔(例えば、20〜30m)を置いて設けられている。ドレン排出管16は、蒸気供給管11で発生したドレンをドレン回収管14に流すためのものである。つまり、蒸気供給管11において蒸気の一部が凝縮しドレンになる場合があり、そのドレンはドレン排出管16およびサイレンサ20を介してドレン回収管14に回収される。
ドレン排出管16の途中には、スチームトラップ17が設けられている。スチームトラップ17は、蒸気供給管11で発生したドレンがドレン排出管16を介して流入する。スチームトラップ17は、その上下流の圧力差(上流側の圧力と下流側の圧力との差)によって、流入したドレンのみを下流側へ自動的に排出するものである。なお、実際、スチームトラップ15には蒸気混じりのドレンが流入する。こうして、蒸気供給管11で発生したドレンは、ドレン回収管14において蒸気使用機器13で発生したドレンと合流し下流側へ圧送される。なお、ドレン回収管14は蒸気供給管11よりも下方に位置し、ドレン排出管16は上下に延びてドレン回収管14の上部に接続されている。
〈サイレンサの構成〉
サイレンサ20は、ドレン回収管14とドレン排出管16との接続部に設けられている。サイレンサ20は、その内部で蒸気をドレンと接触させるものである。図2および図3に示すように、サイレンサ20は、本体21と、多孔状部材30とを備えている。図2および図3では、左側が上流側であり、右側が下流側である。
本体21は、頭部22と軸部23とを有している。頭部22は、扁平な略六角柱状に形成されている。軸部23は、頭部22の下流側に連続して形成され、上下流方向に延びている。軸部23は、頭部22と同軸の円柱状に形成されている。軸部23の上流側の外周面には、ドレン回収管14と螺合するねじ部23aが形成されている。軸部23のねじ部23aがドレン回収管14に螺合されることにより、本体21がドレン回収管14に接続される。また、軸部23におけるねじ部23aよりも下流側の部分は、没水部23bとなっている。没水部23bは、本体21がドレン回収管14に接続された際、ドレン回収管14を流れるドレンに没する部分である。
本体21には、ドレンおよび蒸気の流路24が形成されている。流路24は、流入口25と、混合部26と、連通路27と、流出口28とを有している。流入口25は、頭部22の上流側面に開口し、軸部23の軸方向(即ち、上下流方向)に延びている。流入口25は、頭部22と軸部23とに跨って形成されている。つまり、流入口25は本体21において没水部23b以外の部分に設けられている。流入口25には、ドレン排出管16が接続されている。流入口25には、蒸気を混合部26に噴射するノズル部25aが設けられている。流入口25では、ノズル部25aの内径は他の部分の内径よりも小さい。
混合部26、連通路27および流出口28は、軸部23における没水部23bに設けられている。混合部26は、没水部23bの径方向の中央に設けられ、軸部23(没水部23b)と同軸の円柱状に形成されている。混合部26は、流入口25のノズル部25aと連通している。流出口28は、没水部23bの外周面に開口しており、没水部23bの周方向において複数(本実施形態では、4つ)設けられている。流出口28は、軸部23(没水部23b)の軸方向に延びる縦長の略矩形状に形成されている。流出口28の軸方向端部(図3において左右の端部)は円弧状に形成されている。流出口28の軸方向長さは、混合部26の軸方向長さよりも長い。
連通路27は、流出口28と同数(4つ)設けられている。連通路27は、混合部26と流出口28とを連通させるものである。連通路27は、混合部26から没水部23bの径方向に延びて流出口28に接続されている。連通路27は、流出口28の軸方向端部である上流側端部に接続されている。また、没水部23bには、混合部26と外部とを連通させる連通路29が形成されている。連通路29は、軸部23の軸方向に延びる直線状の流路であり、没水部23bにおいて径方向の中央に設けられている。つまり、連通路29は混合部26から下流方向へ延びて没水部23b(軸部23)の下流側端面に開口している。連通路29は、混合部26よりも内径が少し大きい。
没水部23bはドレン回収管14のドレンに没しているため、没水部23bに設けられた混合部26、連通路27、流出口28および連通路29には、ドレン回収管14のドレンが流出口28から流入する。また、連通路29にはドレン回収管14のドレンが直接流入する。流路24において、混合部26、連通路27、流出口28および連通路29はドレン回収管14のドレンが介在するドレン介在部となっている。ドレン介在部は、流入口25から流入した蒸気がドレン回収管14のドレンと接触する部分である。
多孔状部材30は、円筒状に形成され、軸部23における没水部23bの外周に設けられている。多孔状部材30は、流出口28を覆っている。多孔状部材30は、流出口28からのドレンおよび蒸気が流出可能になっている。また、多孔状部材30は、外部のドレン、即ちドレン回収管14のドレンが流出口28へ流入可能になっている。没水部23bには、多孔状部材30が没水部23bから抜けることを防止するためのピン31が設けられている。ピン31は、没水部23bの外周に複数(本実施形態では、4つ)設けられており、没水部23bの外周面に形成された挿入孔32に圧入されている。
多孔状部材30は、ドレンおよび蒸気が流通可能な小さい孔を多数有する部材である。多孔状部材30としては、例えば、金属メッシュ、パンチングメタル、エキスパンドメタル、細線焼結体等が用いられる。
このように構成されたサイレンサ20における動作について説明する。スチームトラップ17から排出された高温ドレンは、流入口25から流入し混合部26でドレン回収管14の低温ドレンと混合する。混合したドレンは、連通路27を介して流出口28に流れ、多孔状部材30を通過してドレン回収管14に流出する。こうして、蒸気供給管11で発生したドレンがドレン回収管14に回収される。
スチームトラップ17から排出されたドレンの一部は再蒸発して蒸気(フラッシュ蒸気)となる場合がある。これは、蒸気供給管11からスチームトラップ17に流入するドレンは高温であるところ、その高温のドレンがスチームトラップ17から排出されて圧力が低下することによるものである。再蒸発した蒸気は、サイレンサ20に流入する。
サイレンサ20において、流入口25に流入した蒸気はノズル部25aから混合部26に噴射される。噴射された蒸気は、混合部26において介在する低温ドレンと接触して凝縮する。ドレン排出管16からサイレンサ20に流入する蒸気量が少ないときは、混合部26において全てないし殆どの蒸気が凝縮する。また、蒸気はノズル部25aから噴射されることによって分散される。そのため、混合部26において蒸気と低温ドレンとの接触面積が増大するので蒸気の凝縮作用が促進される。蒸気の凝縮により発生したドレンは連通路27を介して流出口28に流れ、多孔状部材30を通過してドレン回収管14に流出する。
ドレン排出管16からサイレンサ20に流入する蒸気量が多くなると、混合部26において蒸気の一部は凝縮しきれなくなる。混合部26で凝縮しきれなかった蒸気は、連通路27を介して流出口28へ流れる。流出口28は長さが混合部26と比べて長いため、また流出口28は混合部26に比べてドレン回収管14の低温ドレンが間近に存在するため、蒸気と低温ドレンとの接触面積が多くなる。そのため、凝縮しきれずに流出口28に流れた蒸気を凝縮させることができる。なお、混合部26から流出口28に流れるまでにおいても、蒸気は低温ドレンと接触するため、これによっても蒸気は凝縮する。
また、混合部26の蒸気は複数の流出口28に流れるので、蒸気は分散されて流出口28に流れる。そのため、各流出口28において蒸気量が少なくなるので、蒸気の凝縮作用がより促進される。
なお、複数の連通路27の総流路断面積は、連通路29の流路断面積よりも大きい。そのため、混合部24に流入したドレンや蒸気は優先的に連通路27に流れ、残りのドレンや蒸気は連通路29に流れる。
流出口28においても凝縮しきれない蒸気が生じた場合、その蒸気は多孔状部材30を通過してドレン回収管14に流出する。蒸気は、多孔状部材30を通過する際、細かく分散される。蒸気が細かく分散されることにより、蒸気と低温ドレンとの接触面積を稼ぐことができるので、蒸気の凝縮作用が促進される。しかも、多孔状部材30の外側には低温ドレンが存在しているため、多孔状部材30によって細かく分散された蒸気は直ちに低温ドレンと接触して凝縮する。つまり、蒸気は多孔状部材30を通過するのとほぼ同時に凝縮しドレンとなる。したがって、サイレンサ20からドレン回収管14に流出する蒸気は少ない。
また、蒸気は、多孔状部材30を通過する際に凝縮しきれなかったとしても、細かく分散されてドレン回収管14に流れる。こうして、蒸気がサイレンサ20で細かく分散されてドレン回収管14に流れることにより、ドレン回収管14において発生する衝撃(ウォーターハンマー)が抑制される。
仮に、蒸気が分散されずにドレン回収管14に流れた場合、ドレン回収管14では蒸気の流入に伴って比較的大きな蒸気の塊(空間)が形成される。この蒸気の塊は、その周囲の低温ドレンによって冷却され急激に凝縮し、そのため、蒸気が存在していた空間は一気に真空状態になる。この真空状態の空間に周囲のドレンが一気に流れ込み、ドレン同士が衝突したり、ドレンがドレン回収管14の管壁に衝突したりすることによって、衝撃(ウォーターハンマー)が発生する。
本実施形態では、蒸気がサイレンサ20によって細かく分散されてドレン回収管14に流入するため、ドレン回収管14において大きな蒸気の塊(空間)が形成され難くなる。そのため、蒸気の急激な凝縮によって発生する真空の空間は小さいものとなる。したがって、騒音や管の損傷を引き起こすような大きなウォーターハンマーの発生が抑制される。つまり、ウォーターハンマーの大きさが小さくなる。
以上のように、上記実施形態のサイレンサ20は、蒸気の流入口25および流出口28を有する流路24が形成された本体21を備えている。本体21は、流出口28がドレンに没し、蒸気が流路24において流出口28から流入して介在するドレンと接触する没水部23bを有している。そして、サイレンサ20は、流出口28を覆う多孔状部材30を備えている。
上記の構成によれば、没水部23bに設けられた流路24において蒸気をドレンと接触させることにより凝縮させることができる。そのため、蒸気が減少する。また、凝縮しきれない蒸気が生じた場合、その蒸気を多孔状部材30で細かく分散させることができる。そのため、低温ドレンが流れるドレン回収管14に蒸気を分散させて流出させることができる。これにより、ドレン回収管14において大きな蒸気の塊(空間)が形成されることを抑制することができる。そのため、ドレン回収管14において、蒸気の塊が急激に凝縮することに起因するウォーターハンマーの発生を抑制またはウォーターハンマーの大きさを小さくすることができる。よって、ウォーターハンマーによって引き起こされる騒音や管の損傷を抑制することができる。
また、上記実施形態のサイレンサ20では、流出口28は没水部23bにおいて複数設けられている。そして、流路24は混合部26と複数の連通路27とを有している。混合部26は、没水部23bに設けられ且つ流入口25に連通し、蒸気がドレンと混合する。連通路27は、没水部23bに設けられ、混合部26と複数の流出口28とを連通させている。
上記の構成によれば、流入口25から混合部26に流れた蒸気は複数の連通路27を介して複数の流出口28に流れる。そのため、混合部26から蒸気を分散させて流出口28に流すことができる。そのため、各流出口28において蒸気量が少なくなるので、蒸気の凝縮作用を促進させることができる。これにより、サイレンサ20からドレン回収管14に流出する蒸気量を抑えることができる。
また、上記実施形態のサイレンサ20において、没水部23bは円柱状に形成されている。そして、複数の流出口28は、没水部23bの周方向に配置され、没水部23bの外周面に開口している。この構成によれば、流出口28において蒸気を没水部23bの外部の低温ドレンと満遍なく接触させることができる。そのため、蒸気の凝縮作用を促進させることができる。
また、上記実施形態のサイレンサ20では、流出口28が、没水部23bの軸方向に延びる縦長形状に形成されている。そのため、円柱状の没水部23bにおいて流出口28の開口面積を稼ぐことができる。これにより、蒸気と低温ドレンとが接触する領域、即ち蒸気の凝縮領域を増大させることができるので、蒸気の凝縮作用を促進させることができる。
また、上記実施形態のサイレンサ20において、混合部26は没水部23bの径方向の中央に設けられ、連通路27は、混合部26と流出口28の軸方向端部とに接続されている。この構成によれば、没水部23bにおける蒸気の流路長さを稼ぐことができる。そのため、蒸気と低温ドレンとが接触する領域を増大させることができるので、蒸気の凝縮作用を促進させることができる。
また、上記実施形態のサイレンサ20では、流入口25は、本体21における没水部23b以外の部分に設けられ、蒸気を混合部26に噴射するノズル部25aを有している。この構成によれば、蒸気はノズル部25aで噴射されることによって分散される。そのため、混合部26において蒸気と低温ドレンとの接触面積を増大させることができ、蒸気の凝縮作用を促進させることができる。
(その他の実施形態)
本願に開示の技術は、上記実施形態において以下のような構成としてもよい。例えば、上記実施形態において流出口28および連通路27はそれぞれ1つであってもよい。
また、流入口25においてノズル部25aは省略するようにしてもよい。
本願に開示の技術は、蒸気をドレンと接触させるサイレンサについて有用である。
20 サイレンサ
21 本体
23b 没水部
24 流路
25 流入口
25a ノズル部
26 混合部
27 連通路
28 流出口
30 多孔状部材

Claims (5)

  1. 蒸気の流入口および流出口を有する流路が形成される一方、前記流出口がドレンに没し、前記蒸気が前記流路において前記流出口から流入して介在する前記ドレンと接触する没水部を有する本体と、
    前記流出口を覆う多孔状部材とを備え
    前記流出口は、前記没水部において複数設けられ、
    前記流路は、
    前記没水部に設けられ且つ前記流入口に連通し、前記蒸気が前記ドレンと混合する混合部と、
    前記没水部に設けられ、前記混合部と前記複数の流出口とを連通させる複数の連通路とを有している
    ことを特徴とするサイレンサ。
  2. 請求項に記載のサイレンサにおいて、
    前記没水部は、円柱状に形成され、
    前記複数の流出口は、前記没水部の周方向にそれぞれ配置され、前記没水部の外周面に開口している
    ことを特徴とするサイレンサ。
  3. 請求項に記載のサイレンサにおいて、
    前記流出口は、前記没水部の軸方向に延びる縦長形状に形成されている
    ことを特徴とするサイレンサ。
  4. 請求項に記載のサイレンサにおいて、
    前記混合部は、前記没水部の径方向の中央に設けられ、
    前記連通路は、前記混合部と前記流出口の軸方向端部とに接続されている
    ことを特徴とするサイレンサ。
  5. 請求項乃至の何れか1項に記載のサイレンサにおいて、
    前記流入口は、前記本体における前記没水部以外の部分に設けられ、前記蒸気を前記混合部に噴射するノズル部を有している
    ことを特徴とするサイレンサ。
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