JP6529252B2 - 冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造およびその設置方法 - Google Patents

冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造およびその設置方法 Download PDF

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Description

本発明は、例えばスーパーマーケットや大型コンビニエンスストア等の食品売り場において、生鮮食料品や冷凍食品等を陳列するために用いられる冷凍冷蔵ショーケースおよびその設置方法に関する。
例えばスーパーマーケットや大型コンビニエンスストア等の食品売り場に配置される従来の冷凍冷蔵ショーケースは、いわゆる別置型ケースと呼ばれ、通常、圧縮機、凝縮器、減圧装置、凝縮器用送風機を含む冷凍装置を、顧客から見えない場所、例えばバックヤードの奥、あるいは食品売り場と同一の建屋内の、食品売り場から離れた場所に設置するのが一般的である。この場合、冷凍装置と冷凍冷蔵ショーケースとの間には、冷媒を循環させるための冷媒配管(例えばサクション管やリキット管等)や、冷凍冷蔵ショーケースに電力を供給するための電気配線を延在させる必要がある。これらの冷媒配管や電気配線は、通常、床面に形成されたピット内を通じて延在するように設けられ、冷凍冷蔵ショーケースは、食品売り場にてピットの上方を覆うように載置され、ピット内の冷媒配管は、冷凍冷蔵ショーケースに形成した冷媒配管口を通じてショーケース本体内の冷却装置に接続されるとともに、ピット内の電気配線は、冷凍冷蔵ショーケースに形成した電線貫通口を通じてショーケースの電気配線と接続される。
また、従来の冷凍冷蔵ショーケースは、例えばフォークリフト等で持ち上げて搬送したり、配管を設置したりする際の作業をしやすくする等の理由から、ショーケース本体の下面の左右両側端部に一対の台脚を設けて、食品売り場の床面との間に所定高さ寸法をもつ床上空間を形成するのが一般的である。しかしながら、前記台脚は、特に冷凍冷蔵ショーケースの下面と床面のピット上方領域との間に存在するピット上方空間を有効に利用する観点から、ピットの配設位置および配設寸法を考慮して配設形状の適正化を図った公知文献は見当たらない。
従来の冷凍冷蔵ショーケースの台脚としては、例えば特許文献1に、低温ショーケースの本体の下面の左右両端部のそれぞれに、床面のピットの上方領域を横切るようにショーケース本体の前後方向に連続して延びる単一の台脚を固定連結した構成が開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の低温ショーケースのように、床面のピットを横切るようにショーケース本体に台脚(特許文献1に示されている台脚と類似する配設形状として、図5および図6の台脚68を参照。)を設けると、ショーケース本体の下面と、床面のピットの上方領域との間に存在するピット上方空間が、ショーケース本体の左右両端部に取り付けた一対の台脚によって仕切られてしまうため、ショーケース本体の下面に位置するピット内に冷媒配管や電気配線を新たに配設するための新設作業や、既にピット内に配設されている、冷媒配管からの漏れ等の不具合の点検、冷媒配管の交換等のメンテナンス作業を行なう場合に、ピット内の冷媒配管等を、作業者が視認できるピット上方空間の位置まで持ち上げることは難しく、作業性が劣るという問題があった。
特開2000−283645号公報
本発明の目的は、延在する冷媒配管および電気配線を収納するピットを形成した床面上であって、かつピットの延在方向に沿ってピットの上方を覆うように載置されるショーケース本体の下面に設ける台脚の適正化を図ることにより、ピット内の冷媒配管や電気配線等を、作業者が視認できるピット上方空間の位置まで持ち上げることができ、ピット内に冷媒配管や電気配線を新たに配設するための新設作業や、既にピット内に配設されている、冷媒配管からの漏れ等の不具合の点検、冷媒配管の交換等のメンテナンス作業を行なうことが容易な冷凍冷蔵ショーケースおよびその設置方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の要旨構成は以下の通りである。
(1)延在する冷媒配管および電気配線を収納するピットを形成した床面上であって、かつ前記ピットの延在方向に沿って前記ピットの上方を覆うように設置され、外箱と内箱とで構成されるショーケース本体を具え、前記外箱と前記内箱とで画成された空間に通風路を形成し、該通風路内に、空気を一方向に流動させる送風装置および空気を冷却する冷却装置を有し、前記内箱の外面側に、外方に開放された開口スペースを形成した冷凍冷蔵室を有する冷凍冷蔵ショーケースにおいて、該冷凍冷蔵ショーケースは、前記ショーケース本体の少なくとも左右両側端部の、それぞれ前記ピットの上方領域を除く前後両側領域の下面位置に、対をなす分割台脚を有することを特徴とする冷凍冷蔵ショーケース。
(2)前記分割台脚は、前記ショーケース本体に連結される天板部と、前記床面に設置される底板部と、前記天板部および前記底板部を連結する側板部とを有し、前記天板部、前記側板部および前記底板部の断面形状が、全体として略横U字状をなす上記(1)に記載の冷凍冷蔵ショーケース。
(3)前記分割台脚は、鋼板に1回のプレス成型加工または複数回の折り曲げ加工を施して前記天板部、前記側板部および前記底板部を一体形成してなる上記(2)に記載の冷凍冷蔵ショーケース。
(4)前記分割台脚は、一体形成した、前記天板部、前記側板部および前記底板部の隣り合う板部同士をさらに溶接してなる上記(3)に記載の冷凍冷蔵ショーケース。
(5)前記分割台脚は、前記冷凍冷蔵ショーケースの設置位置および設置高さを調整するリフトアップ機の持上げ先端部の挿入を可能にするため、前記側板部にスリットまたは凹部を形成してなる上記(2)〜(4)のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵ショーケース。
(6)前記ショーケース本体の少なくとも左右両側端部の下面部に、前記ショーケース本体の前後方向に延びる少なくとも1個の長孔または前記前後方向に間隔をおいて形成した複数個の孔を有する上記(1)〜(5)のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵ショーケース。
(7)外箱と内箱とで構成されるショーケース本体を具え、前記外箱と前記内箱とで画成された空間に通風路を形成し、該通風路内に、空気を一方向に流動させる送風装置および空気を冷却する冷却装置を有し、前記内箱の外面側に、外方に開放された開口スペースを形成した冷凍冷蔵室を有する複数台の冷凍冷蔵ショーケースを、延在する冷媒配管および電気配線を収納するピットを形成した床面上であって、かつ前記ピットの延在方向に沿って前記ピットの上方を覆うように設置して、前記ショーケース本体が左右方向に連設した冷凍冷蔵ショーケース群を構成するための冷凍冷蔵ショーケースの設置方法であって、該冷凍冷蔵ショーケースは、前記ショーケース本体の少なくとも左右両側端部の、それぞれ前記ピットの上方領域を除く前後両側領域の下面位置に、対をなす分割台脚を有し、前記冷凍冷蔵ショーケース群を構成する全ての冷凍冷蔵ショーケースのショーケース本体の下
面と前記床面との間を、前記ピットの延在方向に沿って眺めたとき、前記ピットと前記ショーケース本体の下面との間に、前記ピットを横切る部材が存在することなしに貫通空間を形成することを特徴とする冷凍冷蔵ショーケースの設置方法。
本発明によれば、延在する冷媒配管および電気配線を収納するピットを形成した床面上であって、かつ前記ピットの延在方向に沿って前記ピットの上方を覆うように載置され、外箱と内箱とで画成された空間に通風路を形成し、この通風路内に、空気を一方向に流動させる送風装置および空気を冷却する冷却装置を有し、内箱の外面側に、外方に開放された開口スペースを形成した冷凍冷蔵室を有するショーケース本体を具え、この冷凍冷蔵ショーケースは、そのショーケース本体の少なくとも左右両側端部の、それぞれピットの上方領域を除く前後両側領域の下面位置に、対をなす分割台脚を有することによって、ピット内の冷媒配管や電気配線等を、作業者が視認できるピット上方空間の位置まで持ち上げることができ、ピット内に冷媒配管や電気配線を新たに配設するための新設作業や、既にピット内に配設されている、冷媒配管からの漏れ等の不具合の点検、冷媒配管の交換等のメンテナンス作業を行なうことが容易な冷凍冷蔵ショーケースを提供することが可能になった。
図1は、本発明に従う代表的な冷凍冷蔵ショーケースを示す概略縦断面図であって、ピットを有する床面上に設置した状態で示す。 図2は、図1に示す冷凍冷蔵ショーケースを下面側から眺めたときの平面図であって、この冷凍冷蔵ショーケースを所定の床面上に載置したときの、ピットの上方領域と、前記上方領域を除く前後両側領域の位置関係を併せて示す。 図3は、図1に示す冷凍冷蔵ショーケースの分割台脚を内面側から眺めたときの拡大斜視図である。 図4は、他の実施形態である分割台脚の側板部の形状を示す平面図である。 図5は、比較例の冷凍冷蔵ショーケースを示す概略縦断面図であって、ピットを有する床面上に設置した状態で示す。 図6は、図5に示す冷凍冷蔵ショーケースを下面側から眺めたときの平面図であって、この冷凍冷蔵ショーケースを所定の床面上に載置したときの、ピットの上方領域と、前記上方領域を除く前後両側領域の位置関係を併せて示す。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら以下で説明する。
図1は、本発明に従う代表的な冷凍冷蔵ショーケースを概略断面で示したものであって、ピットを有する床面上の設置すべき位置に載置(設置)した状態で示し、また、図2は、図1に示す冷凍冷蔵ショーケースのショーケース本体を下面側から眺めたときのものであって、このショーケースを所定の床面上に設置したときの、ピットの上方領域と、この上方領域を除く前側領域および後側領域の位置関係を、説明の便宜上、ショーケースの下面に投影して併せて示したものである。
図1および図2に示す冷凍冷蔵ショーケース10は、主にスーパーマーケットや大型コンビニエンスストア等の食品等を取り扱う販売店舗に設置され、商品を低温に保ったまま保冷(冷蔵)し、または冷凍した状態で陳列するために設置されるショーケースであって、特に、圧縮機、凝縮器、減圧装置、凝縮器用送風機を含む冷凍装置(いずれも図示せず)を、顧客から見えない場所、例えばバックヤードの奥、あるいは食品売り場と同一の建屋内の、食品売り場から離れた場所に設置した、いわゆる別置型ケースと呼ばれる冷凍冷蔵ショーケースであり、ピット12を形成した床面14(特に食品売り場の床面)上であって、かつピット12の延在方向L(図2では、前記延在方向Lを、説明の便宜上、床面
14に設置したショーケース本体20の下面20aに投影して示す。)に沿ってピット12の上方を覆うように設置されている。
この冷凍冷蔵ショーケース10は、略横U字状をなす断熱構造の外箱16と、その内方に位置し、同じく略横U字状をなす内箱18とで構成されたショーケース本体20を具えている。
図示のショーケース本体20は、外箱16と内箱18とで内部空間S1を画成し、この内部空間S1に通風路22を形成し、この通風路22内には、その底部に、空気を一方向(図1の矢印Fの方向)に流動させるための送風装置24(例えば送風ファン)を設けるとともに、送風装置24から送り込まれた空気(または温度上昇した冷気)を冷却するための冷却装置26(例えば蒸発器)を、送風装置24の後方側の垂直部に設け、さらに、内箱18の外面(ショーケースの前面)18a側には、外方に開放された開口スペースS2を形成した冷凍冷蔵室28を有し、この冷凍冷蔵室28の開口スペースS2には、商品(図示せず)を陳列するため、内箱18を構成する背面板に上下複数段の棚板30、図1では3段の棚板30a、30b、30cが設けられている他、ショーケース本体20の内箱18を構成する底板32の上面上にも陳列用トレイを設けて、多数の商品(図示せず)を陳列することができるように構成した場合を示している。さらに、各棚板30a、30b、30cの裏面には、光を照射して陳列した商品を見やすくするため、蛍光灯などの照明器具34が取り付けられている。
なお、本実施形態を説明するにあたり、以下では、冷凍冷蔵ショーケース10を図1に示す状態で見て、手前正面側をショーケース10の右方とし、奥行き側をショーケース10の左方とし、冷凍冷蔵室28の開口スペースS2側(図1で左側)をショーケース10の前方とし、ショーケース本体20を構成する外箱16の外面側(図1で右側)をショーケース10の後方として説明する。
また、図示の冷凍冷蔵ショーケース10は、ショーケース本体20の上部の前端には、通風路22に連通する冷気吹出口36、図1では前後方向に並置した2列の冷気吹出口36、36が下向きに形成され、また、ショーケース本体20の下部の前方上端には、通風路22と連通する開口である空気吸込口38が設けられている。加えて、図1では、ショーケース本体20の上部前端側に位置する冷気吹出口36の前後に、冷蔵冷凍室28内を明るくするための蛍光灯などの照明器具34、34が設けられていると共に、冷気吹出口36のさらに前端側には、営業時間外に冷蔵冷凍室28の開口スペースS2を塞ぐナイトカバー(図示せず)を収納するオーバキャノピ39が設けられている。
そして、送風装置24を作動させると、冷却装置26により冷却された冷気は、通風路22内を矢印Fで示す上方に向かって流れ、ショーケース本体20の上部前端に設けられた冷気吹出口36より、下部前端に設けられた吸込口38に向かって下方に吹き出され、これにより、ショーケース本体20の開口スペースS2の開放面を、冷気のエアカーテンで覆うとともに、その冷気の一部が冷凍冷蔵室28内に流入することにより、陳列商品が保冷されるようになっており、冷気は、通風路22と冷凍冷蔵室28との間で循環するように構成されている。
ピット12は、食品売り場が位置する床14に形成された、床面14から掘り下げた溝のことであって、冷凍装置(図示せず)と冷凍冷蔵ショーケース10との間で冷媒を循環するための冷媒配管40(例えば凝縮器からショーケース10に冷媒を輸送供給するための管路となるリキッド管40a、およびショーケース10から冷凍装置に冷媒を返送するための管路となるサクション管40b)や、冷凍冷蔵ショーケース10に電力を供給するための電気配線42を、収容しかつ床面14よりも下方位置にて延在させるために形成さ
れている。ピット12内の冷媒配管40は、冷凍冷蔵ショーケース10に形成した冷媒配管口64を通じてショーケース本体20内の冷却装置26に接続されるとともに、ピット12内の電気配線42は、冷凍冷蔵ショーケース10に形成した電線貫通口66を通じてショーケース10の電気配線と接続される。
本発明の構成上の主な特徴は、延在する冷媒配管40および電気配線42を収納するピット12を形成した床面14上であって、かつピット12の延在方向Lに沿ってピット12の上方を覆うように設置(載置)されるショーケース本体20の下面20aに設ける台脚の適正化を図ることにあり、より具体的には、冷凍冷蔵ショーケース10が、ショーケース本体20の少なくとも左右両側端部の、それぞれピット12の上方領域44を除く前側領域46および後側領域48の下面20aの位置に、対をなす分割台脚50a、50b、図1では1対の分割台脚50a、50bを有することにあり、さらに詳細に言えば、冷凍冷蔵ショーケース10を構成するショーケース本体20の下面20aと床面14との間を、ピット12の延在方向L(図1では紙面に対し直交する方向)に沿って眺めたとき、ピット12とショーケース本体20の下面20aとの間に、ピット12を横切る部材、例えば、図5に示す配設形状をもつ台脚68などが存在することなしに貫通空間(図1のピット上方空間S3と同じ。)を形成するように、対をなす分割台脚50a、50bを配置することにあり、かかる構成を採用することによって、ピット12内の冷媒配管40や電気配線42等を、作業者が視認できるピット上方空間S3まで持ち上げることができ、ピット12内に冷媒配管40や電気配線42を新たに設置のための新設作業や、既にピット12内に配設されている冷媒配管40からの漏れ等の不具合の点検、冷媒配管40の交換等のメンテナンス作業を行なうことが容易な冷凍冷蔵ショーケースを提供することができる。
図3は、図1に示す冷凍冷蔵ショーケース10の分割台脚50a、50bを内面側から斜めに眺めたときのものである。図示の分割台脚50a、50bは、ショーケース本体20に連結される天板部52と、床面14に設置(載置)される底板部54と、天板部52および底板部54を連結する側板部56とを有し、天板部52、側板部56および底板部54の断面形状が、全体として略横U字状をなす場合が示されているが、かかる形状だけには限定されない。なお、図1に示す分割台脚50a、50bは、ショーケース本体20の前側領域46と後側領域48の下面位置に、各1つずつ設けた場合を示しているが、各2個以上設けてもよい。
また、分割台脚50a、50bの形成方法としては、例えば図3に示すように、複数回の折り曲げ加工を施して天板部52、側板部56および底板部54を一体形成するか、あるいは、図4に示すように、鋼板に1回のプレス成型加工を施して天板部52、側板部56および底板部54を一体形成する方法を挙げることができる。
加えて、分割台脚50a、50bは、図3に示すように、天板部52、側板部56および底板部54の各板の両端部に、それぞれ内側に曲げたフランジ部52a、54a、56aを形成し、天板部52、側板部56および底板部54を一体形成後、隣り合う板部52と56および54と56のフランジ部52aと56aおよび54aと56a同士をさらに溶接して溶接部58を形成することが、分割脚部50a、50bの強度を向上させることができる点でより好適である。
さらに、他の実施形態として、分割台脚50a、50bは、冷凍冷蔵ショーケース10の設置位置および設置高さを調整するため、図示しないリフトアップ機を用い、リフトアップ機の持上げ先端部の挿入を可能にするため、側板部56にスリット60(図3)または凹部62(図4)を形成することが好ましい。リフトアップするための器具としては、公知のものを使用すればよく特に限定はしないが、例えば、特許第5597755号公報
に記載されているボードリフトアップ機や、特開2004−293033号公報に記載されているボードリフタのような器具が挙げられる。
また、冷凍冷蔵ショーケース10の設置位置は、通常、床面14に形成されたピット12の配設位置との関係で、レイアウト等を考案する設計段階で既に決まっている場合が多いため、ショーケース本体20に取り付ける分割台脚50a、50bの位置は、固定でも構わないが、その後のレイアウト変更によって、ピットの配設位置および配設寸法が変更になる場合がある。かかる場合には、冷凍冷蔵ショーケース10は、ショーケース本体20の少なくとも左右両側端部の下面部20aに、ショーケース本体20の前後方向に延びる少なくとも1個の長孔または前後方向に間隔をおいて形成した複数個の孔を形成することが好ましい。かかる構成にすれば、仮にレイアウト変更によって、ピットの配設位置および配設寸法が変更になったとしても、分割台脚50a、50bを、それぞれピット12の上方領域44を除く前側領域46および後側領域48に適正に配置することが可能になる。
また、本発明の冷凍冷蔵ショーケース10の設置方法は、複数台の冷凍冷蔵ショーケース10、10、・・・を、ピット12の上方を覆うように設置(載置)して、ショーケース本体20が左右方向(横並び)に連設した冷凍冷蔵ショーケース群(図示せず)を構成するように設置する方法であって、冷凍冷蔵ショーケース10は、ショーケース本体20の少なくとも左右両側端部の、それぞれピット12の上方領域44を除く前後両側領域46、48の下面20aの位置に、対をなす分割台脚50a、50bを有し、冷凍冷蔵ショーケース群を構成する全ての冷凍冷蔵ショーケース10、10、・・のショーケース本体20,20、・・の下面20aと前記床面14との間を、ピット12の延在方向Lに沿って眺めたとき、ピット12とショーケース本体20の下面20aとの間に、図5および図6で示す比較例の冷凍冷蔵ショーケース100の台脚68のように、ピット12を横切る部材が存在することなしに貫通空間(図1のピット上方空間S3と同じ。)を形成するように設置するものであって、かかる構成を採用することによって、ピット12内の冷媒配管40や電気配線42等を、作業者が視認できるピット上方空間S3まで持ち上げることができ、新たに冷媒配管40や電気配線42を行なうための新設作業や、既に配設されている冷媒配管40からの漏れ等の不具合の点検、冷媒配管40の交換等のメンテナンス作業を行なうことが容易な冷凍冷蔵ショーケース10を提供することができる。
上述したところは、この発明の実施形態の一例を示したにすぎず、特許請求の範囲において種々の変更を加えることができる。例えば、上述した実施形態では、冷凍冷蔵ショーケース10の冷凍冷蔵室28の開口スペースS2の開放面を、冷気のエアカーテンで覆うように構成された、いわゆるオープンショーケースの場合で説明したが、本発明では、冷凍冷蔵室28の開口スペースS2の一部が、ガラス扉等で閉鎖されるリーチイン型ショーケースになっていてもよい。
本発明によれば、ピット内の冷媒配管や電気配線等を、作業者が視認できるピット上方空間の位置まで持ち上げることができ、ピット内に冷媒配管や電気配線を新たに配設するための新設作業や、既にピット内に配設されている、冷媒配管からの漏れ等の不具合の点検、冷媒配管の交換等のメンテナンス作業を行なうことが容易な冷凍冷蔵ショーケースを提供することが可能になった。
10 冷凍冷蔵ショーケース
12 ピット
14 床面
16 外箱
18 内箱
20 ショーケース本体
22 通風路
24 送風装置
26 冷却装置
28 冷凍冷蔵室
30、30a、30b、30c 棚板
32 底板
34 照明器具
36 冷気吹出口
38 空気吸込口
39 オーバキャノピ
40 冷媒配管
40a リキッド管
40b サクション管
42 電気配線
44 ピットの上方領域
46 ピットの前側領域
48 ピットの後側領域
50a、50b 分割台脚
52 天板部
54 底板部
56 側板部
58 溶接部
60 スリット
62 凹部
64 冷媒配管口
66 電線貫通口
68 台脚
70、72 貫通孔
100 冷凍冷蔵ショーケース
L ピットの延在方向
S1 内部空間
S2 開口スペース
S3 ピット上方空間

Claims (7)

  1. 延在する冷媒配管および電気配線を収納するピットを形成した床面上であって、かつ前記ピットの延在方向に沿って前記ピットの上方を覆うように設置され、外箱と内箱とで構成されるショーケース本体を具え、前記外箱と前記内箱とで画成された空間に通風路を形成し、該通風路内に、空気を一方向に流動させる送風装置および空気を冷却する冷却装置を有し、前記内箱の外面側に、外方に開放された開口スペースを形成した冷凍冷蔵室を有する冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造において、
    該冷凍冷蔵ショーケースは、前記ショーケース本体の少なくとも左右両側端部の、それぞれ前記ピットの上方領域を除く前後両側領域の下面位置に、前記ピットの延在方向に所定の間隔をあけて対をなす分割台脚を有することを特徴とする冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造
  2. 前記分割台脚は、
    前記ショーケース本体に連結される天板部と、
    前記床面に設置される底板部と、
    前記天板部および前記底板部を連結する側板部と
    を有し、前記天板部、前記側板部および前記底板部の断面形状が、全体として略横U字状をなす請求項1に記載の冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造
  3. 前記分割台脚は、鋼板に1回のプレス成型加工または複数回の折り曲げ加工を施して前記天板部、前記側板部および前記底板部を一体形成してなる請求項2に記載の冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造
  4. 前記分割台脚は、一体形成した、前記天板部、前記側板部および前記底板部の隣り合う板部同士をさらに溶接してなる請求項3に記載の冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造
  5. 前記分割台脚は、前記冷凍冷蔵ショーケースの設置位置および設置高さを調整するリフトアップ機の持上げ先端部の挿入を可能にするため、前記側板部に、スリットまたは凹部を形成してなる請求項2〜4のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造
  6. 前記ショーケース本体の少なくとも左右両側端部の下面部に、前記ショーケース本体の前後方向に延びる少なくとも1個の長孔または前記前後方向に間隔をおいて形成した複数個の孔を有する請求項1〜5のいずれか1項に記載の冷凍冷蔵ショーケースの床面への設置構造
  7. 外箱と内箱とで画成された空間に通風路を形成し、該通風路内に、空気を一方向に流動させる送風装置および空気を冷却する冷却装置を有し、前記内箱の外面側に、外方に開放された開口スペースを形成した冷凍冷蔵室を有するショーケース本体を具える複数台の冷凍冷蔵ショーケースを、延在する冷媒配管および電気配線を収納するピットを形成した床面上であって、かつ前記ピットの延在方向に沿って前記ピットの上方を覆うように設置して、前記ショーケース本体が左右方向に連設した冷凍冷蔵ショーケース群を構成するための冷凍冷蔵ショーケースの設置方法であって、
    該冷凍冷蔵ショーケースは、前記ショーケース本体の少なくとも左右両側端部の、それぞれ前記ピットの上方領域を除く前後両側領域の下面位置に、前記ピットの延在方向に所定の間隔をあけて対をなす分割台脚を有し、
    前記冷凍冷蔵ショーケース群を構成する全ての冷凍冷蔵ショーケースのショーケース本体の下面と前記床面との間を、前記ピットの延在方向に沿って眺めたとき、前記ピットと前記ショーケース本体の下面との間に、前記ピットを横切る部材が存在することなしに貫通空間を形成することを特徴とする冷凍冷蔵ショーケースの設置方法。
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