JP2003329263A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2003329263A
JP2003329263A JP2002135197A JP2002135197A JP2003329263A JP 2003329263 A JP2003329263 A JP 2003329263A JP 2002135197 A JP2002135197 A JP 2002135197A JP 2002135197 A JP2002135197 A JP 2002135197A JP 2003329263 A JP2003329263 A JP 2003329263A
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air conditioner
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foot
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JP2002135197A
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English (en)
Inventor
Shogo Sakashita
省吾 坂下
Katsuhiko Hayashida
勝彦 林田
Masanori Misawa
正典 三澤
Tatsuo Ono
達生 小野
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 台盤を支持する足部材の体積及び質量の低減
と、材料コスト及び加工コストの低減と、梱包材として
用いられる木材の消費量低減とを図れる空気調和機を提
供すること。 【解決手段】 冷凍サイクルの構成部品及び付帯部品を
台盤2上に搭載してなる空気調和機において、一対の足
部材3,3がほぼ平行に台盤2の下面に取り付けられて
おり、各足部材3は、地面,床面等の載置面に接触する
底板部31と、この底板部31の両側縁からほぼ垂直に
立ち上がる一対の側板部32,32と、これら側板部3
2,32の各上端縁から外向きに張り出して台盤2の下
面に接触する一対の張出板部33,33とが、金属板材
を折り曲げて一体に形成された構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和機に係り、
特に台盤上に冷凍サイクルの構成部品及びその付帯部品
を搭載した空気調和機における前記台盤の支持構造の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6及び図7は、従来の空気調和機にお
ける台盤と、この台盤を支持する足部材とを主に示して
いる。これらの図において、符号1は空気調和機の本体
ケーシングを、符号2は本体ケーシング1の底面壁を構
成する金属製の台盤を、それぞれ示している。台盤2上
には空気調和機の冷凍サイクルを構成する冷媒圧縮機等
の部品と、それに付帯する制御機器等の部品とが搭載さ
れている。なお、これらの部品は本体ケーシング1に覆
われているので、図中には示していない。
【0003】図6及び図7に示した空気調和機では、台
盤2を支持する足部材として、腰下16が用いられてい
る。腰下16は複数の木材を組み合わせ、これらの木材
同士を釘等により固着して形成されている。また、腰下
16には、フォークリフト等の搬送機器のフォーク爪を
侵入させるための空間17が形成されている。この腰下
16で台盤2を支持することにより、空間17にフォー
ク爪を挿入できて空気調和機の搬送が容易となる。ま
た、地面や床面等の載置面に空気調和機を載置する場
合、台盤2と載置面とを直接接触させると、それに伴う
緩衝や摩擦で台盤2が損傷するおそれがあるのに対し、
腰下16を用いれば台盤2の損傷も防止することができ
る。
【0004】他方、図8及び図9は、別の従来例に係る
空気調和機の台盤と、台盤を支持する足部材とを主に示
している。この空気調和機では、台盤2を支持する足部
材として、アングル部材18が用いられている。アング
ル部材18は、断面略コ字状の主に鉄からなる部材(み
ぞ形鋼)からなり、ここでは4本のアングル部材18を
平面視方形の枠状に組み合わせて、その隣接端部同士を
溶接等により固着した後、これらアングル部材18で台
盤2の外周縁部を下方から支持するように、台盤2に取
り付けている。図中の符号19は、フォークリフト等の
搬送機器のフォーク爪を挿入させる目的でアングル部材
18に形成された孔を示している。こうしたアングル部
材18を用いても、空気調和機の搬送が容易になるとと
もに、地面等の載置面との接触による台盤2の損傷を防
止することができるという効果は得られる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に空気
調和機は、工場や倉庫等における保管時の必要床面積を
小さくするために、2段以上に積み重ねて保管される場
合も多く、台盤2を支持する足部材には、積み重ねられ
た複数台の空気調和機の質量に耐え得る強度が必要とさ
れる。
【0006】それに対し、足部材として腰下16を用い
た従来の空気調和機では、必要とされる強度を確保する
ために、腰下16を構成する木材の板厚を厚くしたり、
木材の本数を増やしたりしなければならず、そのために
空気調和機の梱包高さが増加して搬送コストが嵩むとい
う問題が生じていた。また、空気調和機の据え付け場所
が建物の屋上等である場合、空気調和機をエレベータに
載せられれば好都合であるが、エレベータの搬入高さの
制約から、腰下16により梱包高さが増加した空気調和
機をエレベータに載せられないことも多かった。また、
腰下16は空気調和機の据え付け現場で台盤2から取り
外されるが、腰下16は木製であるため、据え付け現場
にて廃木材がかなりの量発生し、その廃却に手間とコス
トがかかるという問題もあった。さらに、腰下16は木
製であり、木材を梱包材として大量に使用することは、
環境保護の観点からも好ましいことではなかった。
【0007】他方、腰下16に代えてアングル部材18
を用いた従来の空気調和機では、アングル部材18を台
盤2の外周縁部を支持する枠状に形成しているため、比
較的多量の鋼材を必要とし、材料コスト及び加工コスト
が嵩むという問題があった。また、主に比重が大きい鉄
からなるアングル部材18を外寸(幅,奥行き)が台盤
2とほぼ等しい枠状に形成しているので、空気調和機1
台あたりのアングル部材18の質量が大きくなり、空気
調和機の梱包質量が増加して、搬送コストが増加すると
いう問題も生じていた。さらに、空気調和機の据え付け
場所が建物の屋上等である場合、エレベータの搬入質量
の制約から、アングル部材18により梱包質量が増加し
た空気調和機をエレベータに載せられないことも多かっ
た。
【0008】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解消するためになされたもので、台盤を支持する足部
材の体積及び質量の低減と、材料コスト及び加工コスト
の低減とを図ることができ、さらに梱包材として用いら
れる木材の消費量低減を図ることもできる空気調和機の
提供を目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、冷凍サイクルを構成する部品及びそれに
付帯する部品を台盤上に搭載してなる空気調和機におい
て、水平方向に長い複数の足部材が互いにほぼ平行とな
るように台盤の下面に取り付けられており、各足部材
は、地面,床面等の載置面に接触する底板部と、この底
板部の両側縁からほぼ垂直に立ち上がる一対の側板部
と、これら一対の側板部の各上端縁から外向きに張り出
して台盤の下面に接触する一対の張出板部とが、金属板
材を折り曲げて一体に形成された構成としたものであ
る。
【0010】また、前記構成において、台盤に足部材
が、ボルト等の固定手段を用いて着脱可能に取り付けら
れているものである。
【0011】また、前記構成において、足部材の底板部
及び一対の側板部の各内面と台盤の下面とにより囲まれ
た空間が、フォークリフト等の搬送機器のフォーク爪を
足部材の長手方向に挿入可能な大きさに形成されている
ものである。
【0012】また、前記構成において、足部材の一対の
側板部に、フォークリフト等の搬送機器のフォーク爪を
足部材の長手方向と直交する水平方向に挿通可能な挿通
孔が形成されているものである。
【0013】また、前記構成において、足部材の底板部
及び一対の側板部の各内面と、一対の側板部間の台盤下
面とを覆う空間内部緩衝材を備えているものである。
【0014】また、前記構成において、足部材の挿通孔
の開口内周縁部を覆う挿通孔部緩衝材を備えているもの
である。
【0015】また、前記構成において、足部材の底板部
の下面を覆う底板下部緩衝材を備えているものである。
【0016】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態1.図1及び図
2は本発明の実施の形態1に係る空気調和機を示す斜視
図である。これらの図において、符号1は空気調和機の
本体ケーシング(外装パネルで構成される)を、符号2
は本体ケーシング1の底面壁を構成する金属製の台盤
を、それぞれ示している。台盤2上には、空気調和機の
冷凍サイクルを構成する部品(例えば冷媒圧縮機や熱交
換器等)、及び、これら冷凍サイクル構成部品に付帯す
る部品(例えば制御用の電気部品等)が搭載されてい
る。なお、これらの搭載部品は台盤2の上に設置・固定
された状態で本体ケーシング1に覆われているので、図
中には示していない。
【0017】また、符号3,3は水平方向に長い一対の
足部材を示している。これらの足部材3,3は、台盤2
の下面に互いにほぼ平行となる状態に取り付けられてい
る。各足部材3は、適宜な厚さ(例えば板厚3.2m
m)の鋼板材(金属板材)を折り曲げて断面ハット形に
形成されている。より具体的に説明すると、足部材3
は、台盤2に取り付けられた状態において載置面(空気
調和機を載置する地面,床面,トラックの荷台面等)に
接触する細長い長方形状の底板部31と、この底板部3
1の両側縁からほぼ垂直に立ち上がる左右一対の側板部
32,32と、これら一対の側板部32,32の各上端
縁からほぼ水平の外向きに張り出す一対の張出板部3
3,33とが、鋼板材を折り曲げることにより一体に形
成されたものである。相反する方向に張り出した左右一
対の張出板部33,33には、それぞれ貫通孔34,3
4が形成されている。そして、各足部材3は、張出板部
33,33を台盤2の下面に接触させた状態で、各貫通
孔34に下方から挿通したボルト35(固定手段)を台
盤2側に形成されたネジ孔(不図示)にねじ込むことに
より、台盤2に着脱可能に取り付けられている。
【0018】ところで、一般に木材と金属板材(板金)
を比較した場合、同一強度を得るための板厚は、木材よ
りも金属板材のほうが薄くなる。そして、この実施の形
態1では、足部材3,3が金属板材を折り曲げて(板金
成形して)形成されているため、木材を組み合わせて形
成された腰下を足部材として用いた場合と比較して、同
等の強度を確保するための足部材の体積及び高さを小さ
くすることが可能となる。これにより、空気調和機の梱
包体積及び高さを低減することができるため、搬送コス
トを低減することができ、また、空気調和機を屋上等に
設置する際にエレベータを使用する場合、エレベータの
許容搬入高さの制約に対する余裕度が増加するため、空
気調和機の据え付け作業性を改善できるという効果も得
られる。
【0019】また、この実施の形態1では、足部材の材
料として木材を全く使用していないため、据え付け現場
にて木製の腰下を廃木材として廃却する手間とコストを
省くことができ、且つ、木材使用量を削減して環境保護
に貢献できるという効果も得られる。
【0020】また、この実施の形態1では、金属板材
(板金)からなる2本の足部材3,3を、その長手方向
を互いに平行にして台盤2に取り付けた構造としている
ため、4本のアングル部材を枠状に形成して台盤の外周
縁部を支持するようにした従来技術に比べて、足部材の
構造が単純化されており、また足部材の質量も低減され
ている。したがって、足部材の材料コスト及び加工コス
トの低減を図ることができ、また、空気調和機を屋上等
に設置する際にエレベータを使用する場合、エレベータ
の許容搬入質量の制約に対する余裕度が増加するため、
空気調和機の据え付け作業性を改善できるという効果も
得られる。
【0021】さらに、この実施の形態1では、足部材
3,3が台盤2に対して着脱できるように、ボルト35
を用いて取り付けられている。これにより、空気調和機
の据え付け現場の状況に応じ、足部材3,3が不要であ
れば台盤2から足部材3,3を取り外した状態で空気調
和機を据え付ければよく、反対に、据え付け現場の水は
けが悪い等の理由で、設置状態における台盤2の高さ位
置を高くすることが望ましい場合には、台盤2に足部材
3,3を取り付けたままの状態で空気調和機を据え付け
ることも可能である。このように、空気調和機の据え付
け現場の状況に合わせて据え付け方法を柔軟に選択する
ことが可能であるので、据え付け作業性をより一層向上
できるという効果が得られる。
【0022】なお、この実施の形態1ではボルト35を
用いたが、足部材3を台盤2に取り付けるための固定手
段は、足部材3を着脱自在に取り付け可能なものであれ
ば良く、ボルト以外の種々の固定手段を採用することも
考えられる。
【0023】発明の実施の形態2.図3は、本発明の実
施の形態2に係る足部材を示す図であって、図3(a)
は正面図、図3(b)は側面図、図3(c)は平面図で
ある。これらの図に示される足部材3aの全体形状は前
記実施の形態1における足部材3と同様であり、且つ、
その各部が金属板材を折り曲げて一体形成されている点
も足部材3と同様であるため、共通する構成要素に前記
図1,図2と同じ符号を付して、重複する説明を省略す
る。また、足部材3aを空気調和機の台盤下面に取り付
ける態様も前記図1,図2と同様であるので、重複する
図示を省略する。
【0024】図3(a)における符号4は、足部材3a
の内側に形成される空間を示している。この空間4は、
足部材3aを台盤2(図3では図示省略)に取り付けた
状態において、足部材3aの底板部31及び一対の側板
部32,32の各内面と台盤2の下面とにより囲まれる
細長い空間である。空間4の、足部材3a長手方向と直
交する方向に係る断面形状は矩形状であり、その断面の
大きさは、フォークリフト等の搬送機器のフォーク爪
(不図示)の断面よりも大きく設定されている。また、
当然ながら、足部材3aを台盤2へ取り付けた状態にお
いては、足部材3aの長手方向の両端に空間4と外部と
を連通する開口が形成されるようになっている。以上の
ようなことから、取り付け状態においては、前記開口の
いずれか一方から空間4内へ前記フォーク爪を、足部材
3aの長手方向に挿入することが可能な構成となってい
る。
【0025】また、図3(b)における符号5は、側板
部32,32を貫通して形成されたフォーク爪挿通用の
挿通孔を示している。この挿通孔5は、左右の側板部3
2,32に2つずつ形成されており、且つ、一方の側板
部32の挿通孔5,5と他方の側板部32の挿通孔5,
5とが互いに対向する位置に(すなわち足部材3a長手
方向に係る位置を合致させて)配設されている。また、
各挿通孔5は側面視において横長の矩形状をなし、その
大きさは、フォーク爪(不図示)断面の大きさよりも大
きく設定されている。したがって、一方の側板部32の
挿通孔5から空間4内へ挿入されたフォーク爪は、他方
の側板部32の挿通孔5から空間4外へ突き出ることが
できる。すなわち、フォーク爪を挿通孔5に、足部材3
a長手方向と直交する水平方向に挿通することにより、
フォーク爪が足部材3aを横断方向に貫通することがで
きるように構成されている。
【0026】以上のように構成された足部材3aの一対
を、図1及び図2と同様に台盤2の下面に取り付けるこ
とにより、空気調和機を前方向もしくは後方向からフォ
ークリフトですくい上げて搬送する場合には、左右の足
部材3a,3aの空間4にそれぞれフォーク爪を侵入さ
せればよく、また、空気調和機を右方向もしくは左方向
からフォークリフトですくい上げて搬送する場合には、
挿通孔5,5にフォーク爪を侵入させて、左右の足部材
3a,3aをフォーク爪が串刺し状に貫通する状態とす
ればよい。すなわち、上述した足部材3aを台盤2を支
持する足部材として用いれば、前後左右の4方向のいず
れからもフォーク爪を侵入させて空気調和機を搬送する
ことが可能となるため、空気調和機の製造時、搬送時及
び据え付け時の作業効率を向上させることができる。
【0027】また、空間4及び挿通孔5は、クレーン等
で空気調和機を吊り下げる際に用いる吊り下げ用ロープ
を通過させる孔としても利用が可能である。この場合、
空間4もしくは挿通孔5に吊り下げ用ロープを通過させ
れば、台盤2から吊り下げ用ロープが外れることはなく
なるため、従来の台盤の切欠き部に吊り下げ用ロープを
引っ掛ける方式と比較して、据え付け作業時の安全性が
向上するという効果が得られる。
【0028】発明の実施の形態3.図4は本発明の実施
の形態3を示す斜視図であり、台盤下面に取り付けられ
た足部材を斜め下方から見た状態を示している。この図
に示される足部材3bの全体形状は前記実施の形態2で
説明した足部材3aと同様であり、空間4及び挿通孔
5,5を有している点も同様であるので、これらについ
ての重複する説明は省略する。
【0029】図4において、符号6及び7は空間4の内
面を覆う空間内部緩衝材を示し、また、符号8は各挿通
孔5の開口内周縁部を覆う挿通孔部緩衝材を示してい
る。これら空間内部緩衝材6,7及び挿通孔部緩衝材8
は、例えば比較的軟質な合成樹脂やゴム等のクッション
性(衝撃吸収性)を有する材料で形成されている。
【0030】より具体的に説明すると、空間内部緩衝材
6はシート状の材料を断面略コ字状に折り曲げて形成さ
れており、足部材3bの底板部31及び一対の側板部3
2,32の各内面(空間4に臨む面)を覆う状態に、接
着剤等を用いて貼り付けられている。また、空間内部緩
衝材7は、前記空間内部緩衝材6と同様のシート材を細
長い帯状に切断してなり、一対の側板部32,32間の
(すなわち空間4に臨む位置の)台盤2下面に接着剤等
を用いて貼り付けられている。
【0031】一方、挿通孔部緩衝材8は、挿通孔5の開
口内周縁部を覆う状態で、挿通孔5周囲の側板部32
に、例えば接着剤等を用いて貼り付けられている。な
お、挿通孔部緩衝材8の形状及び固定方法は特に限定さ
れないが、例えば、挿通孔部緩衝材8を挿通孔5の形状
に合致した矩形環状に形成するとともに、その外周面に
側板部32の厚みとほぼ等しい溝幅の凹溝を周設し、こ
の凹溝と挿通孔5の開口内周縁部とを嵌合させることに
より、挿通孔部緩衝材8を側板部32に固定することが
考えられる。こうした場合でも、フォーク爪から加わる
力により挿通孔部緩衝材8が脱落するのを防止するた
め、接着剤を併用することが望ましい。
【0032】以上のような空間内部緩衝材6,7及び挿
通孔部緩衝材8を設ければ、空間4もしくは挿通孔5に
フォーク爪を侵入させて空気調和機を持ち上げた場合
に、足部材3bもしくは台盤2とフォーク爪とが接触し
た際の衝撃や摩擦によって足部材3bもしくは台盤2が
損傷するのを防止することができる。したがって、損傷
により空気調和機の美観(外観)が損なわれたり、損傷
部から錆が発生したりすることを防止できるという効果
が得られる。また空間内部緩衝材6,7及び挿通孔部緩
衝材8として、フォーク爪に対する摩擦係数が大きいも
のを選定することにより、空間4もしくは挿通孔5にフ
ォーク爪を侵入させて空気調和機を持ち上げた際に、フ
ォーク爪に対する滑り止め効果が発揮される。これによ
り、フォークリフト等による搬送時に空気調和機がフォ
ーク爪から滑り落ちる危険性が減少するため、安全性の
向上が図れるという効果も得られる。
【0033】なお、前記では空間内部緩衝材6と空間内
部緩衝材7とを別個に形成したが、これらが一体に形成
されていても構わない。また、反対に空間内部緩衝材6
が、足部材3bの底板部31を覆う部分と、側板部3
2,32の各内面を覆う部分とに3分割された構成であ
っても構わない。
【0034】発明の実施の形態4.図5は、本発明の実
施の形態4に係る足部材の、斜め下方から見た状態を示
す斜視図である。この図に示される足部材3cは、底板
下部緩衝材9を備えている点を除いて、前記図1及び図
2に示した足部材3と同様に構成されているため、重複
する説明を省略する。底板下部緩衝材9は、例えば比較
的軟質な合成樹脂やゴム等のクッション性(衝撃吸収
性)を有する材料で形成されたシート状の部材であり、
これが足部材3cの底板部31の下面(足部材3cを台
盤へ取り付けた状態で下側となる面)を覆っている。底
板下部緩衝材9の底板部31への固定方法は特に限定さ
れないが、接着剤により貼り付けて固定するのが一般的
である。
【0035】ところで、一般に空気調和機は製造時に組
み立てライン上で組み立てられており、組み立てライン
では空気調和機を移動させるためにベルトコンベアが用
いられている。このベルトコンベアのベルト部分が金属
製の場合、足部材の底板部の下面に足部材を構成する金
属板材が露出した状態であると、両者が接触した際の衝
撃や摩擦によりベルトコンベアの金属からなるベルト部
分が損傷したり、足部材の底板部が損傷したりするおそ
れがある。
【0036】それに対し、この実施の形態4のように、
金属からなる底板部31の下面を覆う底板下部緩衝材9
を設けた構成とすれば、空気調和機の製造時、組み立て
ラインにおけるベルトコンベアのベルト部分が損傷する
ことも、足部材3cの底板部31が損傷することもなく
なる。したがって、損傷により美観が損なわれたり、損
傷箇所から錆が発生したりするのを防止できるという効
果が得られる。
【0037】また、底板下部緩衝材9として載置面に対
する摩擦係数が大きいものを選定することにより、例え
ば空気調和機の保管時に2段以上に段積みする場合や、
空気調和機をトラック等で輸送したりする場合に、載置
面(下になった空気調和機の上面,トラック等の荷台
面)と足部材3cとの間の滑りが抑制されるため、空気
調和機の荷崩れ等を防止して安全性の向上を図れるとい
う効果が得られる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項第1項に記
載の発明に係る空気調和機によれば、台盤の下面に、金
属板材を折り曲げて形成された複数の足部材を互いにほ
ぼ平行に取り付け、これらの足部材により台盤を支持し
ているため、従来に比べて足部材の体積、高さ、及び質
量を低減することが可能となり、足部材の材料コスト及
び加工コストの低減、空気調和機の梱包高さ及び梱包質
量の低減、並びにそれに伴う搬送コストの低減及び据え
付け作業性の改善を図ることができる。また、足部材の
材料として木材を消費することがないので、環境保護に
も貢献できる。
【0039】請求項第2項に記載の発明に係る空気調和
機によれば、足部材が台盤に着脱可能であるため、台盤
に足部材を取り付けたままで据え付けるか、台盤から足
部材を取り外して据え付けるかを据え付け現場の状況に
合わせて選択することができて、据え付け作業性をさら
に向上させることが可能となる。
【0040】請求項第3項に記載の発明に係る空気調和
機によれば、足部材の底板部及び一対の側板部の各内面
と台盤の下面とにより囲まれた空間にフォークリフト等
の搬送機器のフォーク爪を挿入することにより、空気調
和機を足部材の長手方向からすくい上げて搬送すること
が可能となる。
【0041】請求項第4項に記載の発明に係る空気調和
機によれば、足部材の一対の側板部に形成された挿通孔
にフォークリフト等の搬送機器のフォーク爪を挿通する
ことにより、空気調和機を足部材の長手方向と直交する
方向からすくい上げて搬送することが可能となる。
【0042】請求項第5項に記載の発明に係る空気調和
機によれば、空間内部緩衝材を備えたことにより、フォ
ーク爪が接触した際の衝撃や摩擦により足部材内面もし
くは台盤下面が損傷することがなくなるため、損傷によ
り美観が損なわれたり、損傷部から錆が発生したりする
のを防止することができ、さらにフォーク爪の滑りを抑
制する効果も得られる。
【0043】請求項第6項に記載の発明に係る空気調和
機によれば、挿通孔部緩衝材を備えたことにより、フォ
ーク爪が接触した際の衝撃や摩擦により挿通孔の開口内
周縁部が損傷することがなくなるため、損傷により美観
が損なわれたり、損傷部から錆が発生したりするのを防
止することができ、さらにフォーク爪の滑りを抑制する
効果も得られる。
【0044】請求項第7項に記載の発明に係る空気調和
機によれば、底板下部緩衝材を備えたことにより、地
面,床面等の載置面と接触した際の衝撃や摩擦により足
部材が損傷することがなくなるため、損傷により美観が
損なわれたり、損傷部から錆が発生したりするのを防止
することができ、さらに足部材と載置面との間の滑りを
抑制する効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の要
部を示す分解斜視図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る空気調和機の要
部を示す斜視図である。
【図3】 本発明の実施の形態2に係る空気調和機の足
部材を示す図であって、図3(a)は正面図、図3
(b)は側面図、図3(c)は平面図である。
【図4】 本発明の実施の形態3に係る空気調和機の要
部を示す斜視図である。
【図5】 本発明の実施の形態4に係る空気調和機の足
部材を示す斜視図である。
【図6】 従来技術に係る空気調和機の要部を示す分解
斜視図である。
【図7】 図6の空気調和機の要部を示す斜視図であ
る。
【図8】 別の従来技術に係る空気調和機の要部を示す
分解斜視図である。
【図9】 図8の空気調和機の要部を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 台盤、3,3a,3b,3c 足部材、31 底板
部、32 側板部、33 張出板部、35 ボルト(固
定手段)、4 空間、5 挿通孔、6,7 空間内部緩
衝材、8 挿通孔部緩衝材、9 底板下部緩衝材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三澤 正典 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 小野 達生 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L051 BH02 BJ01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷凍サイクルを構成する部品及びそれに
    付帯する部品を台盤上に搭載してなる空気調和機におい
    て、 水平方向に長い複数の足部材が互いにほぼ平行となるよ
    うに前記台盤の下面に取り付けられており、前記各足部
    材は、地面,床面等の載置面に接触する底板部と、この
    底板部の両側縁からほぼ垂直に立ち上がる一対の側板部
    と、これら一対の側板部の各上端縁から外向きに張り出
    して前記台盤の下面に接触する一対の張出板部とが、金
    属板材を折り曲げて一体に形成されてなることを特徴と
    する空気調和機。
  2. 【請求項2】 台盤に足部材が、ボルト等の固定手段を
    用いて着脱可能に取り付けられている請求項第1項に記
    載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 足部材の底板部及び一対の側板部の各内
    面と台盤の下面とにより囲まれた空間が、フォークリフ
    ト等の搬送機器のフォーク爪を前記足部材の長手方向に
    挿入可能な大きさに形成されている請求項第1項又は第
    2項に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 足部材の一対の側板部に、フォークリフ
    ト等の搬送機器のフォーク爪を前記足部材の長手方向と
    直交する水平方向に挿通可能な挿通孔が形成されている
    請求項第1項乃至第3項のいずれかに記載の空気調和
    機。
  5. 【請求項5】 足部材の底板部及び一対の側板部の各内
    面と、前記一対の側板部間の台盤下面とを覆う空間内部
    緩衝材を備えている請求項第3項に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 足部材の挿通孔の開口内周縁部を覆う挿
    通孔部緩衝材を備えている請求項第4項に記載の空気調
    和機。
  7. 【請求項7】 足部材の底板部の下面を覆う底板下部緩
    衝材を備えている請求項第1項乃至第6項のいずれかに
    記載の空気調和機。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016120013A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 株式会社岡村製作所 冷凍冷蔵ショーケースおよびその設置方法
CN110195897A (zh) * 2019-06-11 2019-09-03 东北大学 一种空调外机半自动安装平台

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JP2016120013A (ja) * 2014-12-24 2016-07-07 株式会社岡村製作所 冷凍冷蔵ショーケースおよびその設置方法
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