JP6529068B2 - 建造物における無溶接補強構造 - Google Patents
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Description
本発明の実施形態に係る建造物における無溶接補強構造は、図1〜図6に示すように、柱材または梁材(以下、取付対象部材60という)にブレース材40を取り付けて耐震補強を行うための構造であって、取付対象部材60の対向する外側面にそれぞれ当接するとともに、当該取付対象部材60を挟み込む一対の鋼板10と、当該一対の鋼板10の間に掛け渡して、取付対象部材60に固定する固定部材20と、鋼板10の少なくとも一方に予め溶接されたガセットプレート30と、ガセットプレート30に取り付けるブレース材40とを備えている。
鋼板10は2枚一組となっており、図1〜図6に示すように、取付対象部材60の対向する外側面にそれぞれ当接して、当該取付対象部材60を挟み込むための部材である。鋼板10には、固定部材20を構成するボルト21を挿通するためのボルト挿通孔12を複数箇所に設けてある。このボルト挿通孔12は、一対の鋼板10を取付対象部材60に固定する際に、ボルト21を一連に挿通可能な位置に設けられている。また、実施例1の鋼板10は、図1〜図3に示すように、取付対象部材60よりも外側へ向かって接合部11を延長して設けてある。実施例1の場合には、この接合部11にボルト挿通孔12を設けて固定部材20を取り付ける。
固定部材20は、鋼板10を取付対象部材60に固定するための部材であり、図1〜6に示すように、ボルト21及びナット22からなる。なお、ボルト21及びナット22を用いるのではなく、ネジ棒の両端部にナット22をネジ着けるようにしてもよい。
固定部材20の取付位置は、実施例1と実施例2とで異なっている。すなわち、実施例1は、図1〜図3に示すように、鋼板10に接合部11を設けてあり、固定部材20を一対の鋼板10の接合部11の間に掛け渡すことにより、固定部材20が取付対象部材60の外側に位置するようになっている。一方、実施例2は、図4〜図6に示すように、固定部材20を取付対象部材60を貫通する位置に掛け渡すことにより、固定部材20が取付対象部材60の内側に位置するようになっている。
ガセットプレート30は、図1〜図6に示すように、ブレース材40を取り付けるための部材で、鋼板10の少なくとも一方に、予め溶接されている。ブレース材40を溶接する位置は、鋼板10の外側面である。ガセットプレート30には、ブレース材40を固定するための複数の取付ボルト挿通孔(図示せず)を設けてある。
補剛プレート50は、鋼板10に加わる引張力及び圧縮力に抵抗するための部材であり、固定部材20が取付対象部材60の外側に位置する実施例1において、補剛プレート50を設けている。この補剛プレート50は、鋼板10の固定態様に応じて設けられる部材であり、例えば、鋼板10の外側面から突出して設けてもよいし、鋼板10の内側面から突出して設けてもよいし、これら双方に設けてもよい。
ブレース材40は、柱材と梁材との間に掛け渡す斜材であり、材質、太さ、形状等は、施工対象条件に合わせて適宜設定することができる。ブレース材40の端部には、ガセットプレート30に設けた取付ボルト挿通孔(図示せず)に対向する位置に開口(図示せず)を設けてある。そして、ガセットプレート30に設けた取付ボルト挿通孔(図示せず)とブレース材40に設けた開口(図示せず)とに一連に取付ボルト31を挿通し、取付ボルト31の先端部にナット(図示せず)をネジ着けることにより、ブレース材40をガセットプレート30に取り付けることができる。
図1及び図4を参照して、本発明の無溶接補強構造を角型鋼管タイプからなる取付対象部材60に適用した例を説明する。角型鋼管タイプは、図1及び図4に示すように、角型鋼管からなる取付対象部材60を一対の鋼板10で挟み込むとともに、固定部材20を用いて取付対象部材60に鋼板10を固定する。そして、予めガセットプレート30を溶接した鋼板10にブレース材40を取り付けるようになっている。
図2及び図5を参照して、本発明の無溶接補強構造をH形鋼からなる取付対象部材60に適用した例を説明する。H形鋼タイプは、図2及び図5に示すように、H形鋼からなる取付対象部材60を一対の鋼板10で挟み込むとともに、固定部材20を用いて取付対象部材60に鋼板10を固定する。そして、予めガセットプレート30を溶接した鋼板10にブレース材40を取り付けるようになっている。
図3及び図6を参照して、本発明の無溶接補強構造をラチス材タイプからなる取付対象部材60に適用した例を説明する。ラチス材タイプは、図3及び図6に示すように、ラチス材からなる取付対象部材60を一対の鋼板10で挟み込むとともに、固定部材20を用いて取付対象部材60に鋼板10を固定する。そして、予めガセットプレート30を溶接した鋼板10にブレース材40を取り付けるようになっている。
上述したように、実施例1では固定部材20が取付対象部材60の外側に位置し、実施例2では、固定部材20が取付対象部材60を貫通しているが、これらの構造を組み合わせることもできる。例えば、取付対象部材60が壁際に寄っており、取付対象部材60の一側(壁側)には十分なスペースがないが、他側には十分なスペースがある場合には、実施例1における固定部材20の取付位置と、実施例2における固定部材20の取付位置の双方を併用することが可能である。
本発明の無溶接補強構造では、予め、鋼板10にガセットプレート30を溶接しておくとともに、ガセットプレート30に取付ボルト挿通孔(図示せず)を設けておく。さらに、鋼板10の剛性を確保する必要がある場合、例えば、固定部材20を取付対象部材60の外側に位置させて取り付ける場合には、鋼板10に補剛プレート50を設けておく。上述したように、補剛プレート50を設ける位置は、取付対象部材60の構造に応じて適宜設定する。
11 接合部
12 ボルト挿通孔
20 固定部材
21 ボルト
22 ナット
30 ガセットプレート
31 取付ボルト
40 ブレース材
50 補剛プレート
60 取付対象部材
Claims (2)
- 柱材または梁材にブレース材を取り付けて耐震補強を行うための構造であって、
前記柱材または梁材の対向する外側面にそれぞれ当接するとともに、当該柱材または梁材を挟み込む一対の鋼板と、
前記一対の鋼板を前記柱材または梁材に固定する複数の固定部材と、
前記鋼板の少なくとも一方に予め溶接されたガセットプレートと、
前記ガセットプレートに取り付けるブレース材と、
を備え、
前記鋼板の一側に、前記柱材または梁材よりも外側へ延長した接合部を設け、
前記柱材または梁材の外部に前記接合部を存在させるスペースを確保できない箇所がある場合に、前記柱材または梁材の外部に前記接合部を存在させるスペースを確保できない箇所では、前記鋼板の接合部を設けていない側を当該柱材または梁材の外部に位置させて、当該柱材または梁材を貫通するように固定部材を掛け渡し、前記柱材または梁材の外部に前記接合部を存在させるスペースを確保できる箇所では、当該柱材または梁材の外部に前記一対の鋼板の接合部を設けた側を位置させて、前記一対の鋼板の接合部の間であって、当該柱材または梁材の外部に位置するように固定部材を掛け渡す、
ことを特徴とする建造物における無溶接補強構造。 - 前記鋼板に加わる引張力及び圧縮力に抵抗する補剛プレートを備えたことを特徴とする請求項1に記載の建造物における無溶接補強構造。
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