JP6528454B2 - 金属化粧部材 - Google Patents

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Description

本発明は、アルミニウムなどの金属からなる基材に化粧シートを貼り付けた金属化粧部材に関する。ここで、本発明の基材を構成する金属としては、酸化皮膜を作りやすい金属であり、Al,Ta,Ti,Mg,Nb,Zn,Zrなどが例示出来、特にAlが好適である。
アルミニウム化粧部材は、アルミニウム製の型材(以下アルミ型材とする。)に化粧シートを貼着した建築部材であって、住宅、アパート、学校、ビルディング等で使用される。
上記アルミ型材は、一般にアルミ合金製基材に陽極酸化皮膜を形成し、その上にアクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜を形成するという表面処理が行われている。
しかし、アクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜上に、溶剤型接着剤を介して化粧シート等を貼着することは、接着強度を確保しえず密着不良を招くため、従来不可能と考えられていた。
この問題に対し特許文献1では、アルミ型材表面のアクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜をワイヤーブラシで除去することで接着強度を向上させることが提案されている。また特許文献2では、酸化皮膜の上に更に塗膜を形成することが密着不良の原因となると考え、陽極酸化皮膜上に塗膜を施すことなく、沸騰水又は水蒸気封孔による耐食性向上措置を施した陽極酸化皮膜の上に化粧シートを貼着する方法が提案されている。
このように、従来、アルミ型材へ化粧シートを貼着するには、アクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜のない未塗装陽極酸化皮膜をベースとするか、或いは、既に存在するアクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜を機械的或いは化学的に除去して、陽極酸化皮膜を露出させ、これをベースとする方法が採用されている。したがって、例えば、表面処理済アルミ型材のままのものと、化粧シート貼着品を同一セクションのアルミ型材で得ようとするとき、各別に生産ロットを設定するか、陽極酸化皮膜形成工程或いはアクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜形成工程後のストックを持つ必要があった。
また従来、アクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜を除去することなく、該アクリル・メラミン系熱硬化性樹脂塗膜上に、酢酸メチル又は塩化メチレン溶剤濃度を10質量%以上50質量%以下に規制したポリウレタン系又はウレタンゴム系の溶剤型接着剤を用い、これにより化粧シートを貼着せしめる方法も提案されている(特許文献3を参照)。しかしこの方法では、化粧シートとの密着力が安定しないという問題がある。
実公昭57−25985号公報 特開昭59−123656号公報 特開昭62−161527号公報
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、金属製の基材と化粧シートとの密着性を損なうことなく、耐久性に優れた金属化粧部材を提供することを目的としている。
課題を解決するために、本発明の一態様である金属化粧部材は、金属製の基材上に、陽極酸化皮膜、塗膜層がこの順に形成され、更にウレタン樹脂系接着剤層を介して化粧シートを貼り合わされる金属化粧部材であって、上記塗膜層は、塗膜樹脂を焼付け塗装して形成されたことを特徴とする。
本発明によれば、アルミニウム等に金属製の基材表面に形成した陽極酸化皮膜上にアクリル樹脂等の塗膜樹脂の焼付け塗装で形成することで、塗膜層の密着性が向上し、化粧シートと金属製の基材との密着性も向上する。この結果、耐久性に優れた金属化粧部材を提供することが可能となる。
ここで、化粧シートを、熱可塑性樹脂製の基材シートの一方の面側に1又は2以上のアクリル樹脂層、及びフッ素樹脂層がこの順に形成され、上記アクリル樹脂層は、アクリルゴム及びアクリル樹脂を含み、そのアクリルゴムと該アクリル樹脂との質量比を30:70〜60:40とした化粧シートとした場合には、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験による不燃性を満たす化粧シートを備えた金属化粧部材を提供することが可能となる。
ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験による不燃性とは、次の条件を満たすことを指す。
すなわち、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験により、上記化粧シートと金属からなる基板とを貼着してなる化粧板の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たすこと。
本発明に基づく実施形態に係る金属化粧部材を説明する模式的断面図である。
次に本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なる。また、以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための構成を例示するものであって、本発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造等が下記のものに特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された請求項が規定する技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
以下の説明では、金属製の基材としてアルミニウム製の基材1を例にして説明する。また金属化粧部材としてアルミニウム化粧部材20を例にして説明する。但し、陽極酸化皮膜2が形成可能な金属であれば、適宜適用可能である。
〈構成〉
アルミニウム化粧部材20は、図1に示すように、アルミニウム製の基材1の上に、化粧シート15が貼り合わせて形成されている。なお、アルミニウム化粧部材20の総厚みは例えば200μm以下となっている。
(基材1)
基材1は、その表面が陽極酸化処理が施されて、陽極酸化皮膜2が形成されている。
更に、その陽極酸化皮膜2の上に、塗膜樹脂が焼付け塗装されて塗膜層3にて形成されている。
塗膜樹脂としては、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂が例示出来る。塗膜樹脂は、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂から選択した2種以上を混合した塗膜樹脂であっても良い。
その陽極酸化皮膜2及び焼付け塗装による塗膜層3が形成された基材1上に、接着剤層4を介して化粧シート15が貼り付けられる。
〈接着剤層4〉
接着剤層4は、ウレタン樹脂系接着剤からなる。
ウレタン樹脂系接着剤の固形分質量は、15.0g/m以上26.4g/m以下であることが好ましい。
ウレタン樹脂系接着剤としては、例えば、ポリエステルポリオールを主剤としイソホロンジイソシアネートを硬化剤とする2液ウレタン樹脂系接着剤からなる。
ウレタン樹脂系接着剤層4の厚さは、例えば0.5〜2.5μmが望ましい。
(化粧シート15)
本実施形態の化粧シート15は、樹脂製の基材シート10の上に絵柄模様層11、ヒートシール剤等からなる透明接着剤層12、透明なアクリル樹脂層13、透明なフッ素樹脂層14がこの順に積層されて形成されている。
基材シート10は熱可塑性樹脂からなる。熱可塑性樹脂は着色されていることが好ましい。
熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリメチルペンテン等のポリオレフィン系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体又はその鹸化物、エチレン−(メタ)アクリル酸(エステル)共重合体等のポリオレフィン系共重合体、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアリレート、ポリカーボネート、共重合ポリエステル(代表的には1、4−シクロヘキサンジメタノール共重合ポリエチレンテレフタレート樹脂である通称PET−G)等のポリエステル系樹脂、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂、6−ナイロン、6、6−ナイロン、6、10−ナイロン、12−ナイロン等のポリアミド系樹脂、ポリスチレン、AS樹脂、ABS樹脂等のスチレン系樹脂、セルロースアセテート、ニトロセルロース等の繊維素誘導体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン等の塩素系樹脂、ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリテトラフロロエチレン、エチレン−テトラフロロエチレン共重合体等のフッ素系樹脂等、又はこれらから選ばれる2種又は3種以上の共重合体や混合物、複合体が例示出来る。基材シート10は、このような熱可塑性樹脂からなる積層体で構成されていても良い。
特に、溶融押し出し装置での生産性、環境適合性、床材としての機械強度、耐久性、価格などを考慮すれば、ポリオレフィン系樹脂がより好ましい。
基材シート10を着色することで、化粧シート15を貼り合せる基材1(アルミ板8)を隠蔽し、また絵柄模様層11の下地色として色相を適宜、選択することができる。例えば、顔料などの着色剤を混合、練りこむなどしておくことで着色ができる。あるいは絵柄模様層11を設ける前にベタインキ層として、コーティングあるいは印刷の手法を用いて絵柄模様層11の下に着色層を設けることもできる。
絵柄模様層11は化粧材としての意匠性を付与するものである。意匠としての絵柄としては、木目の他、たとえばコルク、石目、タイル、焼き物、抽象柄など用いる箇所に適した所望の印刷柄を選ぶことができる。
印刷に使用される印刷インキについても、印刷適性や耐候性などを考慮すれば、特に限定するものではない。絵柄に用いる顔料としては、例えば、イソインドリノン、ジスアゾ、ポリアゾ、ジケトピロロピロール、キイナクリドン、フタロシアニン、酸化チタン、カーボンブラックの少なくとも一つを用いる。またこれら顔料を組み合わせ配合する事で、絵柄の表現を豊かな表現とする事が可能となる。また、紫外線吸収剤や光安定剤等を添加して耐候性を向上させても良い。
また印刷方法については、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷、など既知の印刷方法を用いることができ、全面に着色を施す場合には印刷方法のほかコーティングの手法や装置を用いてもよい。
本実施形態の透明接着剤層12は、透明性のある接着剤であれば適用出来る。例えば、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂などの熱可塑性樹脂、熱硬化性ウレタン樹脂などの硬化性樹脂等から構成される。また、イソシアネートを硬化剤とする2液硬化型ウレタン樹脂又はポリエステル樹脂等であっても良い。本実施形態では、透明接着剤として、アクリル−ポリエステル−塩化酢酸ビニル系樹脂などのヒートシール剤を使用する。
アクリル樹脂層13は、下側の絵柄模様層11の絵柄若しくは模様が視認可能なだけの透明性を有することが好ましい。
本実施形態のアクリル樹脂層13は、アクリルゴム及びアクリル樹脂の混合体から成り、そのアクリルゴムと該アクリル樹脂との質量比が30:70〜60:40に設定されている。アクリル樹脂層13は、適宜、公知の紫外線吸収剤などの添加剤が添加されていても良い。
アクリルゴムと該アクリル樹脂との質量比が30:70〜60:40とすることで、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験により、上記化粧シート15と金属からなる基板とを貼着してなる化粧板の時間に対する総発熱量及び時間に対する発熱速度を求めた際に、(i)加熱開始後20分間の総発熱量が8MJ/m2以下であり、(ii)加熱開始後20分間、最大発熱速度が10秒以上継続して200kW/m2を超えず、かつ(iii)加熱開始後20分間、防火上有害な裏面まで貫通する亀裂及び穴がないことを満たす不燃性を確保可能となる。
ここで、質量比が30:70よりも小さい、すなわちアクリルゴムの量が少なすぎると、優れた不燃性が得られず、また折り曲げ加工性が低下してしまう。一方、質量比が60:40よりも大きい、すなわちアクリルゴムの量が多すぎると、アクリル樹脂層13の形成が困難となり、また耐候性が低下してしまう。このような観点から、アクリルゴムとアクリル樹脂との質量比は、30:70〜60:40が好ましい。
また、アクリル樹脂層13の厚さは、30〜80μmが好ましく、30〜70μmがより好ましい。厚さが30μm以上であれば、優れた耐候性が得られ、一方80μm以下であれば、優れた折り曲げ加工性が得られ、不燃性も得られる。
アクリル樹脂層13を構成するアクリルゴムは、特に制限されないが、好ましくは少なくとも(メタ)アクリル酸エステルモノマーを構成単位とする重合体からなる合成ゴムである。該アクリルゴムは、該構成単位を60質量%以上含むものが好ましく、より好ましくは70質量%以上、さらに好ましくは80質量%以上を含むものである。(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、例えば(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルなどが挙げられる。
(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、炭素数1〜8のアルカノールと(メタ)アクリル酸とのエステルが好ましく、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシルなどが挙げられる。これらのなかでも(メタ)アクリル酸エチル及び(メタ)アクリル酸n−ブチルが好ましい。
(メタ)アクリル酸アルコキシアルキルエステルとしては、炭素数2〜8のアルコキシアルカノールと(メタ)アクリル酸とのエステルが好ましく、(メタ)アクリル酸メトキシメチル、(メタ)アクリル酸エトキシメチル、(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ブトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−メトキシエチル、(メタ)アクリル酸2−プロポキシエチル、(メタ)アクリル酸3−メトキシプロピル、(メタ)アクリル酸4−メトキシブチルなどが挙げられる。これらの中でも(メタ)アクリル酸2−エトキシエチル及び(メタ)アクリル酸2−メトキシエチルが好ましい。
また、(メタ)アクリル酸エステルモノマーとして、多官能性の(メタ)アクリル酸エステルモノマーも好ましく挙げられる。
多官能性の(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸などの不飽和モノカルボン酸とアリルアルコールなどの不飽和アルコールとのエステル、該不飽和モノカルボン酸とエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオールなどのグリコールとのジエステル、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、マレイン酸などのジカルボン酸と該不飽和アルコールとのエステルなどが好ましく挙げられる。より具体的には、(メタ)アクリル酸アリル、(メタ)アクリル酸メタリル、桂皮酸アリル、桂皮酸メタリル、マレイン酸ジアリル、フタル酸ジアリル、テレフタル酸ジアリル、イソフタル酸ジアリル、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレートなどが挙げられる。
また、アクリルゴムは、架橋点を有する構成単位を含有する共重合体であることが好ましい。かかる共重合体をアクリルゴムとして用いたゴム組成物は、成形時に効果的に架橋を行うことができるので弾性のある架橋物を得ることができる。架橋点を有する構成単位としては、カルボキシル基、ハロゲン原子、エポキシ基または水酸基を有するものなどが挙げられる。
アクリルゴムの形状は、特に制限はないが、作業性を考慮すると粒子状のものが好ましい。アクリルゴムが粒子状の場合、その平均粒子径は、透明性やアクリル樹脂層13の成形加工性を考慮すると、30〜150nmが好ましく、40〜120nmがより好ましい。
アクリル樹脂層13で使用されるアクリル樹脂は、特に制限されないが、少なくとも(メタ)アクリル酸エステルモノマーを構成単位とする重合体であることが好ましい。より具体的には、(メタ)アクリル酸エステルモノマーの単独重合体、2種以上の異なる(メタ)アクリル酸エステルモノマーの共重合体、あるいは(メタ)アクリル酸エステルモノマーと他のモノマーとの共重合体が好ましい。
ここで、(メタ)アクリル酸エステルモノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸ノルマルブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸セカンダリーブチル、(メタ)アクリル酸ターシャリーブチル、(メタ)アクリル酸イソボニル、2−メチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレート、2−エチル−2−アダマンチル(メタ)アクリレートなどが好ましく挙げられ、折り曲げ加工性や耐候性を考慮すると、(メタ)アクリル酸メチルがより好ましい。
2種以上の異なる(メタ)アクリル酸エステルモノマーの共重合体としては、上記例示されたものから選ばれる2種以上の(メタ)アクリル酸エステルの共重合体が例示され、これらの共重合体はランダム共重合体であってもブロック共重合体であってもよい。
(メタ)アクリル酸エステルモノマーと共重合体を形成する他のモノマーとしては、(メタ)アクリル酸エステルと共重合可能なものであれば特に限定されないが、本発明では、(メタ)アクリル酸、スチレン、(無水)マレイン酸、フマル酸、ジビニルベンゼン、ビニルビフェニル、ビニルナフタレン、ジフェニルエチレン、酢酸ビニル、塩化ビニル、フッ化ビニル、ビニルアルコール、アクリロニトリル、アクリルアミド、ブタジエン、イソプレン、イソブテン、1−ブテン、2−ブテン、N−ビニル−2−ピロリドン、ジシクロペンタジエン、エチリデンノルボルネン、ノルボルネン類などの脂環式オレフィンモノマー、ビニルカプロラクタム、シトラコン酸無水物、N−フェニルマレイミドなどのマレイミド類、ビニルエーテル類などが好ましく挙げられ、特にスチレン及び(無水)マレイン酸が共重合成分として好適である。すなわち、(メタ)アクリル酸エステルとスチレン又は(無水)マレイン酸の二元共重合体、(メタ)アクリル酸エステルとスチレン及び(無水)マレイン酸の三元共重合体が好適である。なお、(メタ)アクリル酸エステルと他のモノマーとの共重合体はランダム共重合体であってもブロック共重合体であってもよい。
フッ素樹脂層14は、下側の絵柄模様層11の絵柄若しくは模様が視認可能なだけの透明性を有することが好ましい。フッ素樹脂層14は、化粧シート15に、耐酸性、耐アルカリ性、耐溶剤性、耐汚染性などの表面特性を付与するものである。
フッ素樹脂としては、既知のものを使用することができ、例えば、ポリフッ化ビニリデン、四フッ化エチレン樹脂、四フッ化エチレンペルフルオロアルコキシビニルエーテル共重合体、四フッ化エチレン・六フッ化プロピレン共重合体、ポリクロロトリフルオロエチレン、四フッ化エチレン・エチレン共重合体、クロロトリフルオロエチレン・エチレン共重合体、ポリビニルフロライド(PVF)などが使用可能であり、特には折り曲げ加工性、前述のアクリル樹脂層13との密着性の点でポリフッ化ビニリデンが好適である。なお、ポリフッ化ビニリデンのガラス転移点(Tg)は−39℃である。
フッ素樹脂層14の厚さは、1〜15μm程度であることが好ましく、1〜10μmがより好ましい。また、フッ素樹脂層14は、前記透明熱可塑性樹脂層の厚さに対する比率(フッ素樹脂層14の厚さ/アクリル樹脂層13の厚さ)として、不燃性及び折り曲げ加工性の観点から、0.05〜1.0が好ましく、0.05〜0.8がより好ましい。
(その他の構成)
化粧シート15の表面に凹凸模様を付加しても良い。凹凸模様は、例えば熱エンボス加工などの公知の手段を採用して付加すれば良い。
ここで、アルミニウム化粧部材20の形状は、平板形状に限定されず、表面形状の断面プロフィールが、矩形、円形、三角形形状など、所望の立体形状であっても良い。
〈本実施形態の効果〉
(1)アルミニウム等に金属製の基材1表面に形成した陽極酸化皮膜2上にアクリル樹脂等の塗膜樹脂の焼付け塗装で形成することで、塗膜層3の密着性が向上し、化粧シート15と金属製の基材1との密着性も向上する。この結果、耐久性に優れた金属化粧部材を提供することが可能となる。
(2)塗膜樹脂は、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂のいずれか若しくはその2種以上を混合した樹脂である。
これによって、より確実に塗膜層3の密着性が向上可能となる。
(3)化粧シート15を、熱可塑性樹脂製の基材シート10の一方の面側に1又は2以上のアクリル樹脂層13、及びフッ素樹脂層14がこの順に形成され、上記アクリル樹脂層13は、アクリルゴム及びアクリル樹脂を含み、そのアクリルゴムと該アクリル樹脂との質量比を30:70〜60:40とした化粧シート15とした場合には、ISO5660−1に準拠したコーンカロリ燃焼試験による不燃性を満たす化粧シート15を備えた金属化粧部材を提供することが可能となる。
(4)基材1はアルミニウム製である。
この場合には、金属化粧部材が軽量化すると共に加工が容易となる。
(5)化粧シート15の表面に凹凸模様を有する。
これによって、アルミ化粧部材の意匠性が向上する。
次に、本発明に基づき実施例について説明する。
〈実施例1〉
アルミニウム合金板からなる金属製に基材1上に、厚さ10μmの陽極酸化皮膜2を形成した。その陽極酸化皮膜2の上に、アクリル樹脂を、質量が10g/mとなるようにして焼付け塗装を行いアルミ型材を得た。
そして、アルミ型材に下記構成の化粧シート15を接着剤層4を介して貼り付けてアルミニウム化粧部材20を得た。
接着剤層4としては、ノーテープ工業(株)製ポリウレタン系2液型接着剤(主剤「No5211」、硬化剤「U−5」、配合比100:5)を使用し、化粧シート15の基材1裏面に上に直接25g/m(ドライ)の塗布量にて塗布して、上記アルミ型材に貼着したものである。
(化粧シート15)
ポリフッ化ビニリデン樹脂(フッ素樹脂)とアクリル樹脂層形成用混合物とをTダイで溶融して、押し出し、フッ素樹脂層14とアクリル樹脂層13からなる積層体(フッ素樹脂層14の厚さ:5μm、アクリル樹脂層13の厚さ:45μm)を形成した。
また、熱可塑性樹脂からなる厚さ70μmの基材シート10の表面に、ウレタン系印刷インキにて木目柄の絵柄模様層11を印刷形成した。
絵柄模様層11の上に、ヒートシール剤(アクリル/塩化酢酸ビニル/ポリエステル=1/1/1)を乾燥後の膜厚1.5μmとなるように塗布することでヒートシール剤層を形成し、更にヒートシール剤層の上に上記の積層体を重ね合わせ、フィルム表面温度120℃の条件で熱ラミネートした。
さらに積層体の表面に、シート表面温度120℃の条件で木目導管溝柄のエンボスを施した。また、最後に基材シート10の裏面にシリカ粉末を添加したウレタン系プライマー剤を乾燥後の膜厚1μmに塗布して裏面プライマー層を形成して、本実施例1の化粧シート15を作製した。
ここで、アクリル樹脂層形成用混合物は次の組成となっている。
アクリル樹脂(構成単位:メタクリル酸メチル):45質量部
アクリルゴム(「SA−FW001(商品名)」、株式会社クラレ製、メタクリル樹脂、構成単位:メタクリル酸メチル、粒子状、平均粒子径:100nm):55質量部
〈比較例1〉
接着剤層4の塗布量を13g/mとなるように塗布した以外は、実施例1と同様にしてアルミニウム化粧部材20を得た。
〈比較例2〉
接着剤層4の塗布量を30g/mとなるように塗布した以外は、実施例1と同様にしてアルミニウム化粧部材20を得た。
〈比較例3〉
実施例1のアルミニウム基材1上のアクリル系塗膜が電着塗装で行った以外は、実施例1と同様にしてアルミニウム化粧部材20を得た。
〈評価判定〉
以上の実施例及び各比較例のアルミニウム化粧部材20について、次の評価を実施した。
(不燃性評価)
ISO5660−1に準拠し、建築基準法第二条第9号及び建築基準法施工令第108条の2に基づく防耐火試験方法と性能評価規格に従うコーンカロリーメーター試験機による発熱性試験を実施した。
そして、加熱開始後20分間の総発熱量(MJ/m)が、8MJ/m2以下であり、加熱開始後20分間の最大発熱速度として、10秒以上継続して200kW/mを超えなければ、合格「○」とした。但し、基材1に亀裂や穴のないことも条件とした。
〈化粧シート密着性〉
密着性の試験として次の2つの試験を実施した。
(常態密着強度試験)
化粧シート15の端部を人為的にアルミ型材から剥離し、これを180度方向に折曲させ、常温で引張試験器により引張速度200mm/分で引張り荷重を加えて、剥離時の荷重を測定した。
(耐湿密着強度試験}
40℃90%恒温恒湿槽中に、アルミニウム化粧部材20を192時間放置する。次に、恒温恒湿層から取り出し、常温にて1週間乾燥する。
その後に、化粧シート15の端部を人為的にアルミ型材より剥離し、これを180度方向に折曲させ、常温で引張試験器により引張速度200mm/分で引張り荷重を加えて、剥離時の荷重を測定した。
評価結果を表1に示す。
Figure 0006528454
表1から分かるように、化粧シート15として、熱可塑性樹脂製の基材シート10の一方の面側に1又は2以上のアクリル樹脂層13、及びフッ素樹脂層14がこの順に形成され、上記アクリル樹脂層13は、アクリルゴム及びアクリル樹脂を含み、そのアクリルゴムと該アクリル樹脂との質量比を30:70〜60:40とし、ウレタン樹脂系接着剤の固形分質量を、13.0g/m以上25.0g/m以下とすることで、不燃性評価が良好なことが分かる(実施例1及び比較例1,3参照)。一方、比較例2のように、ウレタン樹脂系接着剤の固形分質量が本発明の範囲より多い場合には、不燃性評価が合格しなかった。
尚、実施例1の条件において、ウレタン樹脂系接着剤の固形分質量を26.4g/m以下に変更して評価を実施した場合も、実施例1と同じ評価を得ている。
更に、陽極酸化皮膜2の上に塗膜樹脂を焼付け塗装して塗膜層3を形成し、更にウレタン樹脂系接着剤層4を介して化粧シート15を貼り合わした場合、化粧シート15の密着性が向上することが分かる(実施例1と比較例3参照)。
このとき、比較例1のように、焼付け塗装して塗膜層3を形成しても、ウレタン樹脂系接着剤の固形分質量が少ない場合には、化粧シート密着性が低下する。但しこの場合でも、焼付け塗装して塗膜層3を形成せず且つウレタン樹脂系接着剤の固形分質量が比較例1よりも少ない比較例3よりも化粧シート密着性は向上している。
従って、所定以上の不燃性及び化粧シート密着性を確保するには、焼付け塗装して塗膜層3を形成し、アクリルゴムと該アクリル樹脂との質量比を30:70〜60:40とし、且つウレタン樹脂系接着剤の固形分質量を、15.0g/m以上26.4g/m以下とすることが好ましいことが分かる。
1 基材
2 陽極酸化皮膜
3 塗膜層
4 接着剤層
8 アルミ板
10 基材シート
11 絵柄模様層
12 透明接着剤層
13 アクリル樹脂層
14 フッ素樹脂層
15 化粧シート
20 アルミニウム化粧部材

Claims (4)

  1. 金属製の基材上に、陽極酸化皮膜、塗膜層がこの順に形成され、更に上記塗膜層と接するウレタン樹脂系接着剤層を介して化粧シートを貼り合わされる金属化粧部材であって、
    上記基材は、アルミニウム(Al)製、タンタル(Ta)製、チタン(Ti)製、マグネシウム(Mg)製、ニオブ(Nb)製、亜鉛(Zn)製、またはジルコニウム(Zr)製であり、
    上記塗膜層は、塗膜樹脂を焼付け塗装して形成され、上記塗膜樹脂は、アクリル系樹脂、メラミン系樹脂、フッ素系樹脂のいずれか若しくはその2種以上を混合した樹脂であり、
    上記ウレタン樹脂系接着剤の固形分質量が、15.0g/m以上26.4g/m以下であり、
    上記ウレタン樹脂系接着剤層の厚さが、0.5μm以上2.5μm以下であり、
    上記化粧シートは、
    熱可塑性樹脂製の基材シートの一方の面側に1又は2以上のアクリル樹脂層、及びフッ素樹脂層がこの順に形成され、上記アクリル樹脂層は、アクリルゴム及びアクリル樹脂を含み、そのアクリルゴムとアクリル樹脂との質量比を30:70〜60:40とすることで、不燃性を有し、
    上記基材シートの他方の面側に、シリカ粉末を含むウレタン系プライマー剤で形成された裏面プライマー層を備え、上記裏面プライマー層は、上記ウレタン樹脂系接着剤層と接していることを特徴とする金属化粧部材。
  2. 上記塗膜樹脂の塗布量は、上記ウレタン樹脂系接着剤の塗布量よりも少ないことを特徴とする請求項1に記載した金属化粧部材。
  3. 上記基材はアルミニウム製であることを特徴とする請求項1又は請求項に記載した金属化粧部材。
  4. ISO5660−1に準拠し、建築基準法第二条第9号及び建築基準法施工令第108条の2に基づく防耐火試験方法と性能評価規格に従うコーンカロリーメーター試験機による発熱性試験において(1)加熱開始後20分間の総発熱量(MJ/m )が8MJ/m 以下であり(2)加熱開始後20分間の最大発熱速度として、10秒以上継続して200kW/m を超えず(3)基材に亀裂や穴のないという条件を満たす不燃性を有することを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載した金属化粧部材。
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