JP6528237B2 - 自動巻腕時計 - Google Patents

自動巻腕時計 Download PDF

Info

Publication number
JP6528237B2
JP6528237B2 JP2015101373A JP2015101373A JP6528237B2 JP 6528237 B2 JP6528237 B2 JP 6528237B2 JP 2015101373 A JP2015101373 A JP 2015101373A JP 2015101373 A JP2015101373 A JP 2015101373A JP 6528237 B2 JP6528237 B2 JP 6528237B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
barrel
self
weight
winding watch
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015101373A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016206167A (ja
Inventor
信彦 小林
信彦 小林
Original Assignee
信彦 小林
信彦 小林
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 信彦 小林, 信彦 小林 filed Critical 信彦 小林
Priority to JP2015101373A priority Critical patent/JP6528237B2/ja
Publication of JP2016206167A publication Critical patent/JP2016206167A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6528237B2 publication Critical patent/JP6528237B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

本発明は、新しい機構を用いた自動巻腕時計に関する。
従来の錘の振動運動によりゼンマイを巻き上げる自動巻腕時計については、例えば特許文献1に記載されている。従来の自動巻腕時計として、腕時計の裏板に垂直な枢軸的な軸に関して振動運動するように取り付けられた巻き上げウェートと、巻き上げウェートの振動によって発生したエネルギーをスプリングバレルに伝達する歯車列とを有する点で通常の腕時計と異なるとの記述がある。
また、波動歯車と呼ばれる機構は1957年に原理が発明された後実用化され、特許文献2に開示されているような関節機構を始め多くの機械装置に主として減速機構として採用されている。また、巻き上げウェートの運動によって生ずるエネルギーをスプリングバレルに伝達するための歯車列が記載されている。
波動歯車は楕円と真円の差動を利用した減速機であり、リング状で内周に歯が刻まれたサーキュラ・スプライン、弾性体からなり外周に歯の刻まれたフレクスプライン、及び楕円状カムの外周にボールベアリングが配置されたウェーブ・ジェネレータからなる。ウェーブ・ジェネレータの外側にフレクスプライン、その外側にサーキュラ・スプラインが配置された構成となっており、サーキュラ・スプラインを固定した上でウェーブ・ジェネレータを回転させることにより、サーキュラ・スプラインとフレクスプラインの歯数の違い分だけフレクスプラインがウェーブ・ジェネレータと逆方向に回転する。ウェーブ・ジェネレータを入力軸としフレクスプラインを出力軸とすることで小型・高精度・高減速比の減速装置として機能する。
特公昭61−61635号公報 特開昭57−114051号公報
上記のような従来型の自動巻腕時計では振動する錘から香箱のゼンマイにエネルギーを伝達するため多数の歯車列が関係しているため摩擦抵抗が大きくなり、エネルギーの損失が増大する。
従って本発明による自動巻腕時計では、波動歯車を減速機構として自動巻腕時計に採用することにより、エネルギー蓄積のための歯車数を減少させて部品点数を減らし、また摩擦抵抗を減らすことを課題とする。
上記課題を解決するため本発明による自動巻腕時計では、旋回軸に対して振動する錘と、前記錘からのエネルギーを蓄積する香箱と、香箱からの回転エネルギー出力を増速する増速輪列と、規則正しい往復回転運動を行う調速機と、前記調速機と連動して前記増速輪列を制御する脱進機とからなり、前記錘からのエネルギーを香箱に伝達する手段として波動歯車を用いた自動巻腕時計において、前記錘がサーキュラ・スプラインに接続固定され、ウェーブ・ジェネレータが固定されており、フレックスプラインが香箱のゼンマイに接続されていることを特徴とする。
本発明による自動巻腕時計では、波動歯車を減速機構として自動巻腕時計に採用することにより、エネルギー蓄積のための歯車数を減少させて部品点数を減らし、また摩擦抵抗を減らすことが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。図1に本発明による自動巻腕時計実施例主要部を示した。(a)は平面図であり、(b)は断面図を示す。時計の動きを回転エネルギーに変換する錘30は波動歯車20のサーキュラ・スプライン21に接続固定されている。サーキュラ・スプライン21の内側にはボールベアリング24を介してフレックスプライン22が配置されている。フレックスプライン22は楕円形状の柔軟性部材よりなっており、内周全体に歯が形成されている。フレックスプライン22の内側には円盤状のウェーブ・ジェネレータ23が配置されている。ウェーブ・ジェネレータ23はその軸26において時計ケース(図示してない)に回転不可能に固定されており、外周部全体に歯が形成されている。ウェーブ・ジェネレータ23とフレックスプライン22の歯同士は、2箇所の噛合い部25において噛合っている。フレックスプライン22はまた、香箱(図示してない)内のゼンマイ(図示していない)に接続されている。尚、図には示していないが、フレックスプライン22とゼンマイとの間にラッチ機構等を配置し、フレックスプライン22が特定の方向に回転した際にゼンマイにエネルギーを伝達するように構成することが望ましい。
図2には、図1における錘30を取り除いた状態の波動歯車20を示した。(a)は平面図であり、(b)は断面図を示す。波動歯車は通常、サーキュラ・スプライン21が固定されており、ウェーブ・ジェネレータ23が入力、フレックスプライン22が出力とした場合に大きな減速比が得られる。その場合、ウェーブ・ジェネレータ23が1回転するとフレックスプライン22とサーキュラ・スプライン21の歯数の差の分だけフレックスプライン22がウェーブ・ジェネレータ23と逆方向に回転する。
この実施例においては、ウェーブ・ジェネレータ23を固定し、サーキュラ・スプライン21を錘30に接続し、さらにフレックスプライン22をゼンマイに接続することにより、錘30の回転エネルギーをゼンマイに蓄積することが可能となる。
香箱からの出力としては、香箱車を通じて脱進機・調速機と連結させることにより、秒針、分針、時針等を駆動することができる。
錘のエネルギーを香箱に伝達する機構として波動歯車を使用することにより、歯車数を減少させて部品点数を減らすことによって、腕時計をコンパクトにすることが可能となる。
本発明による自動巻腕時計の一実施例主要部を示す図であり、(a)が平面図、(b)が断面図である。 図1に示した実施例における錘を取り除いた状態を示す図であり、(a)が平面図、(b)が断面図である。
20 波動歯車
21 サーキュラ・スプライン
22 フレックスプライン
23 ウェーブ・ジェネレータ
24 ボールベアリング
25 噛合部
26 ウェーブ・ジェネレータ軸
30 錘

Claims (1)

  1. 旋回軸に対して振動する錘と、前記錘からのエネルギーを蓄積する香箱と、香箱からの回転エネルギー出力を増速する増速輪列と、規則正しい往復回転運動を行う調速機と、前記調速機と連動して前記増速輪列を制御する脱進機とからなり、前記錘からのエネルギーを香箱に伝達する手段として波動歯車を用いた自動巻腕時計において、前記錘がサーキュラ・スプラインに接続固定され、ウェーブ・ジェネレータが固定されており、フレックスプラインが香箱のゼンマイに接続されていることを特徴とする自動巻腕時計。
JP2015101373A 2015-04-24 2015-04-24 自動巻腕時計 Active JP6528237B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101373A JP6528237B2 (ja) 2015-04-24 2015-04-24 自動巻腕時計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015101373A JP6528237B2 (ja) 2015-04-24 2015-04-24 自動巻腕時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016206167A JP2016206167A (ja) 2016-12-08
JP6528237B2 true JP6528237B2 (ja) 2019-06-12

Family

ID=57489805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015101373A Active JP6528237B2 (ja) 2015-04-24 2015-04-24 自動巻腕時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6528237B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH643701B (fr) * 1980-10-24 Ebauchesfabrik Eta Ag Montre a remontage automatique.
JPH09138286A (ja) * 1995-11-16 1997-05-27 Seiko Instr Inc トルク調整機能付機械式時計
US20120204674A1 (en) * 2007-12-05 2012-08-16 Ivan Lundberg Harmonic motor, drive assembly, industrial robot, robot boom and robot joint

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016206167A (ja) 2016-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5844873B2 (ja) 改良されたパワーリザーブを有する腕時計
JP5406000B2 (ja) 戻止脱進機
JP6771466B2 (ja) 時計調速機、時計ムーブメント及びこのような調速機を有する時計
JP2000321370A5 (ja)
JP5883910B2 (ja) 単方向歯車を有する時計用ホイールセット
US10372082B2 (en) Timepiece mechanism, timepiece movement and timepiece having such a mechanism
TW201826050A (zh) 陀飛輪及具有陀飛輪的錶
JP6452728B2 (ja) 機械式時計のムーブメント
JP5961753B2 (ja) 時計用脱進装置
CN102782592A (zh) 高效擒纵机构
JP5964089B2 (ja) 時計用回転錘および時計用回転錘を備えた時計
JP6388333B2 (ja) 定力機構、ムーブメントおよび時計
JP6528237B2 (ja) 自動巻腕時計
JP6548113B2 (ja) 自動巻腕時計
JP6621008B2 (ja) 機械式時計
JP2013108891A (ja) てんぷ構造体及び機械式時計
CN108873661B (zh) 机芯和钟表
JP6444059B2 (ja) てんぷ、調速機、ムーブメントおよび時計
JP2018151251A (ja) 脱進機、時計用ムーブメント及び時計
JP2018151253A (ja) 脱進機、時計用ムーブメント及び時計
JP2017187483A (ja) てんぷ停止機構、時計用ムーブメント、時計
JP2018151250A (ja) 脱進機、時計用ムーブメント及び時計
CN108873662B (zh) 机芯和钟表
JP2020098191A (ja) 小型時計ムーブメント用の調速装置
JP2024000985A (ja) 時計ムーブメントの香箱ぜんまいの自動巻上げ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20180414

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180419

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180711

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190402

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190424

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6528237

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250