JP6527475B2 - 宅配ボックス - Google Patents

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Description

本発明は、宅配ボックスに関する。
近年、住宅等の建物においては、宅配業者から宅配される荷物を受け取るための宅配ボックスが設けられている場合がある(例えば特許文献1参照)。
宅配ボックスは、荷物を収容するための収容箱と、その収容箱へ荷物を投入するための投入口と、その投入口を開閉する開閉扉とを有する。収容箱には、荷物の有無を検出する荷物センサが設けられており、宅配業者により荷物が収容箱に投入されると、その荷物が荷物センサにより検出される。そして、その検出状態で開閉扉が閉じられると、開閉扉が施錠されるようになっている。これにより、居住者が不在である場合等にも、荷物を受け取り保管することが可能となっている。
特開2003−325307号公報
ところで、収容箱に投入された荷物が小さい場合等には、収容箱の内部に空きスペースが発生することが考えられる。しかしながら、従来の宅配ボックスは、上述したように、荷物を1つ(1回)だけ受け取ることしか想定していないため、収容箱内に空きスペースが発生しても、その空きスペースを利用して新たな荷物を受け取ることは不可能となっている。したがって、従来の宅配ボックスでは、複数の荷物を受け取り収容することが困難となっている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の荷物を受け取り収容することが可能な宅配ボックスを提供することを主たる目的とするものである。
上記課題を解決すべく、第1の発明の宅配ボックスは、荷物を収容するための収容空間を有する収容箱と、前記収容空間に荷物を投入するための投入口と、前記投入口を開閉する開閉扉とを備える宅配ボックスにおいて、前記収容空間を仕切らない初期位置と、前記収容空間を奥行き方向に仕切る仕切位置との間で動作可能に設けられた板状の仕切部材と、前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置に移動させるための移動手段と、前記仕切部材が前記初期位置にある状態で荷物が前記収容空間に投入された場合に、その荷物全体が前記仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する荷物位置判定手段と、前記荷物位置判定手段により荷物全体が前記仕切位置よりも奥側に位置していると判定された場合に、前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置へと移動させるよう前記移動手段を制御する仕切制御手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材が初期位置にある状態で荷物が収容箱の内部(収容空間)に投入されると、その荷物全体が仕切部材の仕切位置よりも奥側に位置しているか否かが判定される。そして、その判定の結果、荷物全体が仕切位置よりも奥側に位置している場合には、仕切部材が初期位置から仕切位置へと移動される。この場合、収容空間が仕切部材により奥行き方向に仕切られて、同空間における仕切部材よりも奥側に荷物が収容された収容済スペースが形成され、仕切部材よりも手前側(投入口側)に空きスペースが形成される。これにより、その空きスペースを新たな荷物を受け取り収容するための収容スペースとして利用できるため、その結果、複数の荷物を受け取り収容することが可能となる。
第2の発明の宅配ボックスは、第1の発明において、前記仕切部材は、重力により前記初期位置から前記仕切位置へ移動可能とされており、前記仕切部材を前記初期位置において保持する保持手段を備え、前記移動手段は、前記保持手段による保持を解除することで、前記仕切部材を重力により前記仕切位置へ移動させる保持解除手段であることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材が重力により初期位置から仕切位置へと移動する。この場合、仕切部材を仕切位置へ移動させる駆動装置等を設ける必要がないため、構成の簡素化を図ることができる。
第3の発明の宅配ボックスは、第2の発明において、前記仕切部材は、前記初期位置では、前記奥行き方向に延びる向きで前記収容箱の内面に重なるようにして配置され、前記仕切部材において前記奥行き方向の奥側端部には回動軸が設けられ、その回動軸により前記仕切部材は回動可能に軸支されており、前記仕切部材は、重力により前記初期位置から前記仕切位置へと回動することを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材が重力により回動することで初期位置から仕切位置へと移動する構成となっているため、仕切部材を一の板材により構成する等、さらなる構成の簡素化を図ることができる。また、仕切部材は、その奥側端部に設けられた回動軸により回動可能とされているため、仕切部材が初期位置から仕切位置へ回動する際には、仕切部材が仕切位置よりも手前側(投入口側)から仕切位置に向けて回動することになる。これにより、仕切部材が仕切位置へ移動するに際し、仕切部材が荷物に干渉するのを回避することができる。
第4の発明の宅配ボックスは、第3の発明において、前記仕切部材の回動先端部には、当該回動先端よりも突出した状態で係合部が設けられ、前記係合部は、コイルばねを介して前記仕切部材に支持されることで前記突出する方向に変位可能とされ、前記収容箱には、前記仕切部材が前記仕切位置にある場合にその回動先端と対向する対向面に、前記係合部が入り込んで係合する係合凹部が設けられ、その係合凹部に対する前記係合部の係合により前記仕切部材の回動が規制され、前記係合部は、前記仕切部材が前記初期位置から回動して前記仕切位置の手前に到達すると、前記対向面に当たって前記突出方向における前記仕切部材の回動基端側に変位し、前記仕切部材が前記仕切位置に到達すると、前記回動基端側への変位に基づき圧縮された前記コイルばねの付勢力により前記係合凹部に向けて付勢されることを特徴とする。
本発明によれば、仕切部材が重力により初期位置から仕切位置へと回動するに際し、仕切部材が仕切位置の手前に到達すると、係合部が収容箱の対向面に当たって仕切部材の回動基端側へ変位する。この場合、かかる係合部の変位に基づきコイルばねが圧縮される。そして、仕切部材が仕切位置に到達すると、コイルばねの上記圧縮に基づく付勢力により係合部が係合凹部に向けて付勢される。これにより、係合部は係合凹部に入り込み、当該係合凹部と係合される。そして、その係合により仕切部材の回動が規制(ロック)される。この場合、仕切部材が回動されてその奥側に収容された荷物が盗難されるといった事態が生じるのを防止することができる。また、本発明では、コイルばねの付勢力を利用して仕切部材の回動を規制しているため、駆動式のロック機構を用いる場合と比べて、簡素な構成で盗難防止を図ることができる。
第5の発明の宅配ボックスは、第3又は第4の発明において、建物の内外又は敷地の内外を区画する壁部に取り付けられる壁付けの宅配ボックスであって、前記収容箱は、前記収容空間の奥行き方向を前記壁部の厚み方向に向けて当該壁部に取り付けられ、前記収容空間は、前記奥行き方向の両側にてそれぞれ開口され、それら開口された各開口部のうち一方が前記壁部の外側に向けて開口された前記投入口とされ、他方が前記壁部の内側に向けて開口され前記収容空間から荷物を取り出すための取出口とされ、前記仕切部材は、前記初期位置では、前記収容箱の内面のうち前記収容空間の上側となる上側面に重なるように配置され、かつ、前記取出口側である前記奥側の端部に設けられた前記回動軸により回動可能に軸支され、前記仕切部材の回動範囲には、前記初期位置と前記仕切位置とに加え、前記仕切位置よりも奥側の位置が含まれていることを特徴とする。
壁付けの宅配ボックスには、収容空間への荷物の投入口に加えて、収容空間から荷物を取り出すための取出口が設けられているものがある。かかる宅配ボックスでは、投入口と取出口とが収容空間の奥行き方向の両端にて開口されている。本発明では、こうした宅配ボックスに第3の発明を適用し、さらには仕切部材の回動範囲に初期位置及び仕切位置に加え、仕切位置よりも奥側(取出口側)の位置を含めている。
かかる構成によれば、収容空間において仕切部材よりも手前側(投入口側)に収容された荷物を取出口より取り出す際、仕切部材を奥側に回動させて取り出すことが可能となる。例えば、仕切部材の回動範囲が初期位置と仕切位置との間の範囲だけである場合には、仕切部材を手前側(すなわち初期位置側)へ回動させて荷物を取り出すことになるが、その場合、仕切部材が荷物に当たって仕切部材を回動させることができない等の事態が生じるおそれがある。その点、上記の構成によれば、仕切部材を回動させるに際し仕切部材が荷物に干渉するのを回避できるため、荷物を取出口より好適に取り出すことが可能となる。
第6の発明の宅配ボックスは、第1乃至第5のいずれかの発明において、前記開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知手段を備え、前記仕切制御手段は、前記開閉検知手段により前記開閉扉が閉状態であることが検知された場合に、前記仕切部材を前記移動手段により前記初期位置から前記仕切位置へ移動させることを特徴とする。
本発明によれば、宅配業者等により荷物が投入口より収容空間に投入され、その後開閉扉が閉められると、仕切部材が初期位置から仕切位置に移動される。この場合、収容空間への荷物投入時に仕切部材が仕切位置へ移動して、当該仕切部材により手を挟まれるといった不都合の発生を回避できる。
第7の発明の宅配ボックスは、第1乃至第6のいずれかの発明において、前記仕切部材が前記初期位置にある状態で前記収容空間に荷物が投入された場合に、その荷物が前記収容空間の奥部に達するように投入されたか否かを判定する投入判定手段と、前記投入判定手段により荷物が前記収容空間の奥部に達するように投入されていないと判定された場合に、その旨を報知手段により報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする。
ところで、宅配業者等により荷物が収容空間の手前側(投入口側)に投入された場合には、荷物が収容空間において仕切位置と重なるように配置されてしまうことが考えられる。その場合、荷物が収容空間の奥側に投入されていれば、仕切部材を仕切位置へ移動させて収容空間を仕切ることができたにもかかわらず、仕切ることができなくなってしまう事態が生じることになる。
そこで本発明では、その点に鑑みて、荷物が収容空間の奥部に達するように投入されていない場合には、その旨を報知手段により報知することとしている。この場合、荷物が収容空間の奥側に投入されていない場合には、その旨が宅配業者等に報知されるため、荷物を収容空間の奥まで入れることを宅配業者等に促すことができる。これにより、複数の荷物を収容するという上述の効果を確実に得ることが可能となる。
外壁に埋め込まれた宅配ボックスの構成を示す縦断面図。 保持部材周辺の構成を拡大して示す縦断面図。 ロック機構の構成を示す縦断面図であり、(a)が仕切板のロック状態を示しており、(b)がロック解除状態を示している。 仕切板がロック状態へ移行する際の様子を示す図。 ロック状態にある仕切板をその後方から見た縦断面図。 各荷物センサの検知範囲を示す図。 制御システムの電気的構成を示す図。 仕切制御処理を示すフローチャート。 収容空間に荷物が収容された状態を示す図。 収容空間に収容された荷物を取り出す際の手順を説明するための図。
以下に、本発明を具体化した一実施の形態について図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、戸建ての住宅の外壁に埋め込まれた埋め込みタイプの宅配ボックスについて具体化している。図1は、外壁に埋め込まれた宅配ボックスの構成を示す縦断面図である。
図1に示すように、住宅において屋内と屋外とを仕切る外壁21(壁部に相当)には、当該外壁21に一部埋め込まれた状態で宅配ボックス10が取り付けられている。宅配ボックス10は、荷物を収容するための収容箱11と、その収容箱11に取り付けられた前扉12及び後扉13とを備える。
収容箱11は、外壁21に形成された開口部21aに挿通され、その挿通状態で外壁21に固定されている。収容箱11は、外壁21の厚み方向に延びる四角筒状に形成され、上下に対向して設けられる天板部15及び底板部16と、それら各板部15,16に跨がって設けられる一対の側板部17とを有する。収容箱11は、その前面が外壁21の屋外面と面一とされ、かつ、その一部が外壁21よりも屋内側に突出した状態で配置されている。
収容箱11において、上記各板部15〜17により囲まれた内側空間は荷物を収容するための収容空間19となっている。収容空間19は、収容箱11の前面において屋外に開口され、その開口部が収容空間19へ荷物を投入するための投入口23となっている。また、収容空間19は、収容箱11の背面において屋内に開口され、その開口部が収容空間19から荷物を取り出すための取出口24となっている。したがって、本宅配ボックス10は、屋外(前側)から投入された荷物を屋内(後側)から取り出すことが可能な前入れ後出しタイプのボックスとなっている。
なお、以下の説明では、収容空間19の奥行き方向における投入口23側を手前側、取出口24側を奥側ともいう。
収容箱11の前面には前扉12が取り付けられている。前扉12は、横開きの扉とされ、その扉12の開閉により投入口23が開放及び閉鎖される。前扉12には、当該前扉12を施解錠するための施錠装置25が設けられている。施錠装置25は、通電により施解錠を行う電気錠からなる。なお、前扉12が開閉扉に相当する。
収容箱11の背面には後扉13が取り付けられている。後扉13は、横開きの扉とされ、その扉13の開閉により取出口24が開放及び閉鎖される。図示は省略するが、後扉13には、当該後扉13を施解錠するための施錠装置が設けられている。施錠装置は、電気錠に限らず手動操作で施解錠を行う手動式であってもよい。
続いて、収容箱11の内部構成について説明する。
収容箱11の内部(すなわち収容空間19)には、収容空間19を奥行き方向に仕切るための仕切板27が設けられている。仕切板27は矩形形状の板材からなり、収容空間19の奥行き方向に所定の間隔で複数(具体的には2つ)配置されている。なお、仕切板27が仕切部材に相当する。
仕切板27は、収容空間19において縦向きに配されることで同空間19を奥行き方向に仕切る(図1の一点鎖線参照)。仕切板27は、その幅(左右方向の長さ)が収容空間19の幅と略同じとされ、その高さ(上下方向の長さ)が収容空間19の高さと略同じとされている。仕切板27は、その上端部に回動軸28を有している。回動軸28は仕切板27の幅方向に延びており、仕切板27は、その回動軸28を介して収容箱11(詳しくは各側板部17)に回動可能に取り付けられている。
仕切板27は、回動軸28を中心とした回動により、収容空間19を奥行き方向に仕切る仕切位置(図1の一点鎖線参照)と、その仕切位置から前側(手前側)に90°回動した前位置(図1の実線参照)と、仕切位置から後側(奥側)に90°回動した後位置(図1の二点鎖線参照)との間で変位可能となっている。仕切板27が仕切位置にある場合には、上述のように、仕切板27が縦向きとなって収容空間19が奥行き方向に仕切られる。それに対し、仕切板27が前位置又は後位置にある場合には、仕切板27が横向きとなって収容空間19が奥行き方向に仕切られない状態となる。なお、仕切板27は、初期状態においては前位置に配置される。そのため、以下においては、仕切板27の前位置を「初期位置」ともいう。
各仕切板27がそれぞれ仕切位置にある場合には、それらの仕切板27により収容空間19が複数(具体的には3つ)の空間部に仕切られる。これらの空間部はいずれも同じ大きさとされ、換言するといずれも同じ奥行き寸法とされる。つまり、各仕切板27は仕切位置にある場合に収容空間19を奥行き方向に等分(具体的には3等分)する位置に配置されている。なお、以下の説明では、場合によって各仕切板27のうち、奥側の仕切板27の符号にAを付し、手前側の仕切板27の符号にBを付す。
収容箱11の天板部15には、仕切板27を前位置(初期位置)にて保持する保持部材31が設けられている。保持部材31は、各仕切板27A,27Bに対してそれぞれ設けられている。以下においては、この保持部材31周辺の構成について図2を用いながら説明する。図2は、保持部材31周辺の構成を拡大して示す縦断面図である。
図2に示すように、保持部材31は、天板部15の下面において(前位置にある)仕切板27の回動先端部(前端部)の上方に取り付けられている。保持部材31は、鋼板が折り曲げられることにより形成され、天板部15の下面に固定された固定板部31aと、天板部15と所定の隙間を隔てて対向する対向板部31bとを有する。対向板部31bは、固定板部31aよりも後方に配置され、固定板部31aと短い縦板部31cを介して連結されている。また、対向板部31bには、厚み方向に貫通する円形の孔部32が形成されている。なお、保持部材31が保持手段に相当する。
仕切板27は、前位置において、その板面27aを天板部15と上下に対向させた状態で(上下に重なるようにして)配置される。仕切板27の上記板面27aには、ゴム製又は樹脂製のブッシュ34が取り付けられている。ブッシュ34は、略円柱状をなし、仕切板27の回動先端部に取り付けられている。
ブッシュ34の先端部には、フランジ状の係合部34aが設けられている。ブッシュ34は、保持部材31(対向板部31b)の孔部32に下方から挿入され、その挿入状態で係合部34aが仕切板27の孔部32周縁に係合される。そして、その係合により、仕切板27が保持部材31に保持され、ひいては前位置にて保持されるようになっている。
収容箱11の天板部15には、さらに、仕切板27を後位置にて保持する保持部材35が設けられている(図1参照)。保持部材35は、上記の保持部材31と同様の構成を有しており、詳しくは保持部材31を収容空間19の奥行き方向に反転させた構成となっている。保持部材35は、天板部15の下面において(後位置にある)仕切板27の回動先端部(後端部)の上方に取り付けられている。
仕切板27は、後位置において、その板面27b(板面27aとは反対側の板面)を天板部15と上下に対向させた状態で(上下に重なるようにして)配置される。仕切板27の板面27bにはブッシュ39(図2参照)が取り付けられており、そのブッシュ39が保持部材35に係合されることで仕切板27が保持部材35に着脱可能に保持されるようになっている。
図2の説明に戻って、天板部15には、保持部材31により前位置にて保持されている仕切板27の保持状態を解除するための保持解除装置36が設けられている。保持解除装置36は、各仕切板27A,27Bに対してそれぞれ設けられている。この場合、これら各保持解除装置36がそれぞれ保持解除手段に相当する。なお、以下においては、場合により、仕切板27Aに対して設けられた保持解除装置36の符号にAを付し、仕切板27Bに対して設けられた保持解除装置36の符号にBを付す(図7を参照)。
保持解除装置36は、モータ等の駆動源を有する本体部36a(駆動部)と、その本体部36aの駆動により動作されるピン部36bとを有する。本体部36aは、天板部15に形成された上向き開口の凹部37に収容されている。天板部15には、その凹部37を収容空間19と連通させる孔部38が形成されており、その孔部38にピン部36bが挿通されている。つまり、ピン部36bは本体部36aから下方に突出する向きで孔部38に挿通されている。
ピン部36bは通常時(非駆動時)においてはその先端部(下端部)が保持部材31に保持されている仕切板27よりも上方に位置している。本体部36aが駆動されると、ピン部36bは下方に向けて変位し(図2の二点鎖線を参照)、仕切板27を下方に向けて押し出す。これにより、保持部材31に対するブッシュ34(係合部34a)の係合が解除され、その結果保持部材31による仕切板27の保持状態が解除される。そして、仕切板27の保持状態が解除されると、仕切板27は自重により前位置から仕切位置に向けて回動する(図2の二点鎖線を参照)。
仕切板27には、当該仕切板27が仕切位置にある場合にその回動を規制するロック機構が設けられている。以下においては、かかるロック機構について図3に基づいて説明する。図3は、ロック機構の構成を示す縦断面図であり、(a)が仕切板27のロック状態を示しており、(b)がロック解除状態を示している。
図3(a)に示すように、仕切板27には、その回動先端である先端面27cにて開口する孔部41が形成されている。孔部41は、上記先端面27cから仕切板27の回動基端側(回動軸28側)へ向けて延びる有底の孔部となっている。孔部41は、仕切板27の幅方向の中央部に形成され、かつ、仕切板27の厚み方向の中央部に形成されている。
仕切板27には、上記の孔部41に挿入された状態で係合ピン42が設けられている。係合ピン42は、金属製の棒材(例えば丸棒材)よりなり、孔部41の奥底面に取り付けられたコイルばね43により支持されている。コイルばね43は、孔部41において上記奥底面と係合ピン42との間に配設され、その一端が上記奥底面に取り付けられ、他端に係合ピン42が取り付けられている。係合ピン42は、かかるコイルばね43による支持状態で、その一部が仕切板27の先端面27cよりも突出した状態とされている。この場合、係合ピン42は、コイルばね43の伸縮により、上記突出した方向に変位可能とされている。なお、係合ピン42が係合部に相当する。
収容箱11の底板部16には、その上面に円形の係合凹部45が形成されている。仕切板27が仕切位置にある場合には、この係合凹部45に係合ピン42が入り込み係合される。そして、その係合によって、仕切板27の回動、詳しくは仕切板27の前後方向それぞれへの回動が規制される。これにより、仕切板27が仕切位置にある場合には、仕切板27がロック状態(回動規制状態)となる。なお、底板部16の上面が、仕切板27が仕切位置にある場合に仕切板27の回動先端(先端面27c)と対向する対向面に相当する。
仕切板27は、前位置から仕切位置へ回動することで自ずとロック状態へと移行する。以下においては、仕切板27がロック状態へ移行する際の様子について図4を参照しながら説明する。図4は、仕切板27がロック状態へ移行する際の様子を示す図である。
図4に示すように、仕切板27が前位置から仕切位置へ回動するに際し、仕切板27が仕切位置の手前に到達すると係合ピン42の先端が底板部16の上面に当たって、係合ピン42が仕切板27の回動基端側へ押される(図4の一点鎖線参照)。これにより、係合ピン42は、上記回動基端側へと変位し、その変位に基づきコイルばね43が圧縮される。
仕切板27が仕切位置に到達すると、係合ピン42は係合凹部45の真上に位置する。すると、係合ピン42は、圧縮状態にあるコイルばね43の付勢力により係合凹部45に向けて付勢され、その結果係合ピン42が当該係合凹部45に入り込む(図4の実線参照)。これにより、係合ピン42は係合凹部45に係合され、仕切板27がロック状態となる。
仕切板27には、そのロック状態(係合凹部45に対する係合ピン42の係合状態)を解除するための解除用操作部が設けられている。以下、その解除用操作部に関する構成について図3に加え図5を用いながら説明する。図5は、ロック状態にある仕切板27をその後方から見た縦断面図である。
図3及び図5に示すように、仕切板27には、解除用操作部としての操作ピン47が設けられている。操作ピン47は、金属製の棒材(例えば丸棒材)よりなり、その一端部が係合ピン42に固定され、他端側が仕切板27の背面側(板面27b側)に延びている。操作ピン47は、仕切板27に形成された挿通孔48に挿通され、一部が仕切板27(板面27b)よりも後方に突出している。
挿通孔48は、仕切板27において孔部41から板面27bにかけて延びている。挿通孔48は、係合ピン42の長手方向、換言すると係合ピン42の変位方向に長い長孔とされている。この場合、この挿通孔48が形成されている範囲内で操作ピン47を上記変位方向(上下方向)に沿って操作することが可能となっている。
図3(a)に示すように、仕切板27のロック状態では、操作ピン47が挿通孔48において下側に位置している。このロック状態から操作ピン47を上方に向けて操作すると、図3(b)に示すように、係合ピン42が上方に移動し係合凹部45から抜け出る。これにより、係合ピン42の係合凹部45に対する係合が解除され、ひいては仕切板27のロック状態が解除される。
ところで、本宅配ボックス10には、仕切板27が前位置(初期位置)にある状態で荷物が収容箱11に投入された場合に、その荷物(全体)が仕切板27の仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定し、判定の結果、荷物全体が仕切位置よりも奥側に位置している場合に、仕切板27を前位置から仕切位置へと自動で移動させる制御システムが設けられている。以下においては、この制御システムの構成について説明する。
図1に示すように、収容箱11には、複数(具体的には3つ)の荷物センサ51が設けられている。これらの荷物センサ51は、収容空間19における所定の範囲を検知範囲として荷物が存在するか否かを検知するものである。荷物センサ51は、例えば赤外線センサからなり、収容箱11の底板部16に埋設されている。各荷物センサ51は、収容空間19の奥行き方向に所定の間隔で配置され、以下の説明では、奥側(後側)のものから手前側(前側)のものに向かって順に、第1荷物センサ51a、第2荷物センサ51b、第3荷物センサ51cという。
これらの荷物センサ51a〜51cはいずれも収容空間19における荷物の検知範囲が互いに相違している。図6には、各荷物センサ51a〜51cの検知範囲が示されている。図6に示すように、第1荷物センサ51aは、収容空間19における奥部(最奥部)を検知範囲Saとして荷物の有無を検知するものである。
第2荷物センサ51bは、収容空間19における仕切板27Aの仕切位置を検知範囲として荷物の有無を検知するものである。また、第2荷物センサ51bは、さらに、仕切板27Aが仕切位置にある場合に、仕切板27Aにより仕切られる手前側の空間部における奥部(最奥部)を検知範囲として荷物の有無を検知する。したがって、第2荷物センサ51bによる検知範囲Sbには、上記各検知範囲がそれぞれ含まれる。
第3荷物センサ51cは、収容空間19における仕切板27Bの仕切位置を検知範囲として荷物の有無を検知するものである。また、第3荷物センサ51cは、さらに、仕切板27Bが仕切位置にある場合に、仕切板27Bにより仕切られる手前側の空間部全域を検知範囲として荷物の有無を検知する。したがって、第3荷物センサ51cによる検知範囲Scには、上記各検知範囲がそれぞれ含まれる。
図1の説明に戻って、前扉12には、開閉検知手段としての開閉センサ52が設けられている。開閉センサ52は、前扉12の開閉状態を検知するセンサである。また、前扉12には、報知手段としての報知装置53が設けられている。報知装置53は、スピーカ等の音声出力機器からなる。報知装置53は、音声を出力することで宅配業者に対し収容箱11への荷物の投入に関する各種報知を行う。
続いて、制御システムの電気的構成について図7に基づいて説明する。図7は、制御システムの電気的構成を示す図である。
図7に示すように、本制御システムにおいて、コントローラ50はCPU等を有する周知のマイクロコンピュータを主体に構成されている。コントローラ50は、例えば収容箱11に取り付けられている。なお、コントローラ50が仕切制御手段及び報知制御手段に相当する。
コントローラ50の入力側には、各荷物センサ51a〜51cと開閉センサ52とが接続されている。コントローラ50には、これら各センサ51a〜51c,52から逐次検知結果が入力される。
コントローラ50の出力側には、施錠装置25と保持解除装置36A,36Bと報知装置53とが接続されている。コントローラ50は、上記各センサ51a〜51c,52からの検知結果に基づいて、これら各装置25,36A,36B,53を制御する。
次に、コントローラ50により実行される仕切制御処理について説明する。図8は、その仕切制御処理を示すフローチャートである。なお、本処理は、操作部(図示略)による開始操作をトリガとして開始され、操作部による終了操作が行われるまで、所定の周期で繰り返し実行される。また、本制御処理を開始するに際しては、予め各仕切板27A,27Bを前位置(初期位置)において保持部材31に保持させておく。
また、以下の説明では、図8に加えて図9を適宜参照する。図9は、収容空間19に荷物が収容された状態を示す図である。
図8に示すように、まずステップS11では、開閉センサ52からの検知結果に基づいて、前扉12が開状態にあるか否かを判定する。つまり、ここでは、宅配業者が荷物を収容箱11内(収容空間19)に投入すべく、前扉12を開状態にしたか否かを判定する。前扉12が開状態にある場合にはステップS12に進み、前扉12が閉状態にある場合には本処理を終了する。
ステップS12では、開閉センサ52からの検知結果に基づいて、前扉12が閉状態にあるか否かを判定する。つまり、ここでは、宅配業者による収容空間19への荷物の投入が終わり前扉12が閉められたか否かを判定する。前扉12が閉められた場合にはステップS13に進む。前扉12が閉められていない場合には、前扉12が閉められるまで本ステップS12を繰り返す。
ステップS13では、収容空間19が少なくともいずれかの仕切板27A,27Bにより仕切られた状態にあるか否かを判定する。換言すると、少なくともいずれかの仕切板27A,27Bが仕切位置にあるか否かを判定する。この判定は、少なくともいずれかの保持解除装置36A,36Bにより既に解除処理(つまりは、後述するステップS17又はステップS20の仕切処理)が行われているか否かに基づいて行う。
収容空間19がいずれの仕切板27A,27Bによっても仕切られていない場合、つまり収容空間19が非仕切状態となっている場合には、ステップS14に進む。この場合、収容空間19が非仕切状態となっている場合において、荷物が収容空間19に投入されたものとなっている。以下においては、かかる状況を踏まえてステップS14以降の各処理について説明する。
ステップS14では、第1荷物センサ51aにより荷物が検知されたか否かを判定する。つまり、ここでは、収容空間19に投入された荷物が同空間19の奥部に達するように投入されているか否かを判定する。荷物が収容空間19の奥部に達するように投入されていない場合、換言すると、荷物が収容空間19の手前側に投入されている場合には、判定を否定しステップS21に進む。
ステップS21では、報知処理を実施する。報知処理では、報知装置53に報知信号を出力することで、荷物が収容空間19の奥部まで投入されていない旨を同装置53により報知する。この場合、例えば「荷物が奥まで入っていません」「荷物を奥まで入れてください」等の音声を出力することにより報知を行う。これにより、荷物が収容空間19の奥まで入っていない場合には、その旨を宅配業者に知らせることができる。そのため、その宅配業者に荷物を収容空間19の奥まで入れることを促すことができる。
ステップS14において、第1荷物センサ51aにより荷物が検知された場合、つまり荷物が収容空間19の奥まで投入されている場合にはステップS15に進む。ステップS15では、第2荷物センサ51bにより荷物が検知されたか否かを判定する。つまり、本ステップでは、収容空間19に投入された荷物が仕切板27Aの仕切位置に重なるように配置されているか否かを判定する。換言すると、本ステップでは、収容空間19に投入された荷物全体が仕切板27Aの仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する。荷物全体が仕切位置よりも奥側に位置している場合には、本ステップの判定を否定しステップS19に進む。
ステップS19では、収容空間19が後述する第1仕切状態(図9(a)参照)にあるか否かを判定する。ここでは、収容空間19が非仕切状態とされているため(ステップS13にて否定判定されているため)、判定を否定してステップS20に進む。
ステップS20では、第1仕切処理を実施する。第1仕切処理では、保持解除装置36Aに解除信号を出力することで、同装置36Aにより保持部材31による仕切板27Aの保持を解除する。これにより、仕切板27Aは自重により仕切位置へと回動し、当該仕切位置にてロック状態となる。その結果、収容空間19は仕切板27Aにより奥行き方向に仕切られた状態、すなわち第1仕切状態となる(図9(a)参照)。なお、第1仕切状態とは、収容空間19が各仕切板27A,27Bのうち奥側の仕切板27Aのみによって仕切られた状態をいう。
ステップS15において、収容空間19に投入された荷物が仕切板27Aの仕切位置に重なっている場合、つまり荷物全体が当該仕切位置よりも奥側に位置する状態にない場合には、ステップS16に進む。ステップS16では、第3荷物センサ51cにより荷物が検知されたか否かを判定する。つまり、本ステップでは、収容空間19に投入された荷物が仕切板27Bの仕切位置に重なるように配置されているか否かを判定する。換言すると、本ステップでは、収容空間19に投入された荷物全体が仕切板27Bの仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する。荷物全体が仕切位置よりも奥側に位置している場合には、本ステップの判定を否定しステップS17に進む。
ステップS17では、第2仕切処理を実施する。第2仕切処理では、保持解除装置36Bに解除信号を出力することで、同装置36Bにより保持部材31による仕切板27Bの保持を解除する。これにより、仕切板27Bは自重により仕切位置へと回動し、当該仕切位置にてロック状態となる。その結果、収容空間19は仕切板27Bにより奥行き方向に仕切られた状態、すなわち第2仕切状態となる(図9(b)参照)。なお、第2仕切状態とは、収容空間19が少なくとも手前側の仕切板27Bによって仕切られた状態をいう。
ステップS16において、収容空間19に投入された荷物が仕切板27Bの仕切位置に重なっている場合、つまり荷物全体が当該仕切位置よりも奥側に位置する状態にない場合(図9(c)参照)には、ステップS23に進み、施錠処理を実施する。施錠処理では、施錠装置25に施錠信号を出力することで前扉12を施錠する。
以上のように、収容空間19が非仕切状態である場合に同空間19に荷物が投入されると、その投入された荷物の大きさに応じて、収容空間19が第1仕切状態(図9(a)参照)若しくは第2仕切状態(図9(b)参照)とされるか、又は非仕切状態のまま前扉12が施錠される(図9(c)参照)。ここで、収容空間19が第1仕切状態又は第2仕切状態とされた場合には、収容空間19が仕切板27A又は仕切板27Bにより奥行き方向に仕切られて、仕切板27A,27Bよりも奥側に荷物の収容された収容済スペースS1が形成され、仕切板27A,27Bよりも手前側に空きスペースS2が形成される。このため、その空きスペースS2を新たな荷物を受け取り収容するための収容スペースとして利用することが可能となる。
続いて、収容空間19が第1仕切状態(図9(a)に示す状態)又は第2仕切状態(図9(b)に示す状態)とされた場合に、収容空間19の空きスペースS2に新たな荷物が投入された場合の処理の流れについて説明する。
収容空間19が第1仕切状態又は第2仕切状態である場合に、宅配業者により新たな荷物が空きスペースS2に投入されると、上述した各ステップS11〜S13においてそれぞれ肯定判定され、その後ステップS22へ進む。ステップS22では、収容空間19が第1仕切状態であるか第2仕切状態であるかを判定する。この判定は、いずれの保持解除装置36A,36Bにより既に解除処理(つまりは、後述するステップS17又はステップS20の仕切処理)が行われているか否かに基づいて行う。
収容空間19が第1仕切状態である場合にはステップS15に進み、第2荷物センサ51bにより荷物が検知されたか否かを判定する。つまり、ここでは、新たな荷物が空きスペースS2の奥部に達するように投入されたか否かを判定する。新たな荷物が空きスペースS2の奥部に達するように投入されていない場合、換言すると、新たな荷物が空きスペースS2の手前側に投入された場合には、判定を否定してステップS19に進む。
ここでは、収容空間19が第1仕切状態となっているため、ステップS19では判定が肯定され、その後ステップS21へ進む。ステップS21では、報知処理を実施する。これにより、荷物が空きスペースS2の奥まで入っていない場合には、その旨を宅配業者に知らせることができる。そのため、その宅配業者に荷物を空きスペースS2の奥まで入れることを促すことができる。
先のステップS15において、第2荷物センサ51bにより荷物が検知された場合、つまり荷物が空きスペースS2の奥まで投入されている場合にはステップS16に進む。ステップS16では、第3荷物センサ51cにより荷物が検知されたか否かを判定する。つまり、本ステップでは、空きスペースS2に投入された荷物が仕切板27Bの仕切位置に重なるように配置されているか否かを判定する。換言すると、本ステップでは、空きスペースS2に投入された荷物全体が仕切板27Bの仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する。荷物全体が仕切位置よりも奥側に位置している場合には、判定を否定してステップS17に進む。
ステップS17では、第2仕切処理を実施する。これにより、仕切板27Bは自重により仕切位置へと回動し、当該仕切位置にてロック状態となる。その結果、収容空間19(空きスペースS2)は仕切板27Bにより奥行き方向に仕切られて第2仕切状態となる(図9(d)参照)。
ステップS16において、空きスペースS2に投入された荷物が仕切板27Bの仕切位置に重なっている場合、つまり荷物全体が当該仕切位置よりも奥側に位置する状態にない場合(図9(e)参照)には、ステップS23に進み、施錠処理を実施する。これにより、前扉12が施錠される。
上記のように、収容空間19が第2仕切状態(図9(d)に示す状態)とされた場合には、空きスペースS2が仕切板27Bにより仕切られて、同スペースS2における仕切板27Bよりも奥側に荷物の収容された収容済スペースS3が形成され、仕切板27Bよりも手前側に新たな空きスペースS4が形成される。このため、その空きスペースS4を、さらに新たな荷物を受け取り収容するための収容スペースとして利用することが可能となる。
ここで、上記の第2仕切状態(図9(d)に示す状態)において、空きスペースS4に新たな荷物が投入されると、上述した各ステップS11〜S13にてそれぞれ肯定判定されステップS22へ進み、それからステップS22にて否定判定されてステップS16へ進む。
ステップS16では、第3荷物センサ51cにより荷物が検知されたか否かを判定する。つまり、ここでは、空きスペースS4に荷物が存在するか否かを判定する。空きスペースS4に荷物が存在する場合にはステップS23に進み、施錠処理を実施する。これにより、前扉12が施錠される。一方、空きスペースS4に荷物が存在していない場合には、本処理を終了する。
次に、収容空間19に収容された荷物を取出口24から取り出す際の手順について図10を参照しながら説明する。図10は、かかる手順を説明するための図である。
図10(a)に示すように、収容空間19には3つの荷物N1〜N3が収容されている。この場合、収容空間19は各仕切板27A,27Bにより複数(具体的には3つ)の空間部19a〜19cに仕切られており、それら仕切られた各空間部19a〜19cにそれぞれ荷物N1〜N3が収容されている。具体的には、各空間部19a〜19cのうち、奥側の空間部19aに荷物N1が収容され、中間の空間部19bに荷物N2が収容され、手前側の空間部19cに荷物N3が収容されている。
これらの荷物N1〜N3を収容空間19から取り出す際には、まず図10(b)に示すように、後扉13を開状態として取出口24を開放させる。そして、その開放された取出口24より、まず空間部19aに収容された荷物N1を取り出す。
次に、図10(c)に示すように、仕切板27Aを仕切位置から後位置へと回動させる。この際、仕切板27Aのロック状態を操作ピン47の操作により解除し、その解除状態で仕切板27Aを後位置へと回動させる(図3等参照)。そして、仕切板27Aを保持部材35に保持させる(図1の二点鎖線参照)。その後、空間部19bに収容された荷物N2を取出口24を通じて取り出す。
次に、図10(d)に示すように、上記仕切板27Aと同様に、仕切板27Bを仕切位置から後位置へと回動させ、保持部材35に保持させる。その後、空間部19cに収容された荷物N3を取出口24を通じて取り出す。これにより、収容空間19から各荷物N1〜N3が取り出される。
荷物N1〜N3を取り出した後は、各仕切板27A,27Bをそれぞれ前位置(初期位置)まで回動させ(戻し)、保持部材31に保持させる。その後、後扉13を閉めて後扉13を施錠する。
以上、詳述した本実施形態の構成によれば、以下の優れた効果が得られる。
仕切板27が前位置(初期位置)にある状態で荷物が収容空間19に投入された場合に、その荷物全体が仕切板27の仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定し、判定の結果、荷物全体が仕切位置よりも奥側に位置している場合には、仕切板27を前位置から仕切位置へと移動させるよう制御した。この場合、収容空間19が仕切板27により奥行き方向に仕切られて、同空間19における仕切板27よりも奥側に荷物が収容された収容済スペースS1(S3)が形成され、仕切板27よりも手前側(投入口23側)に空きスペースS2(S4)が形成される。これにより、その空きスペースS2(S4)を新たな荷物を受け取り収容するための収容スペースとして利用できるため、その結果、複数の荷物を受け取り収容することが可能となる。
開閉センサ52により前扉12が閉状態であることが検知された場合に、仕切板27を前位置から仕切位置へ移動させるようにした。この場合、宅配業者により荷物が投入口23より収容空間19に投入され、その後、前扉12が閉められると、仕切板27が仕切位置へと移動される。このため、収容空間19への荷物投入時に仕切板27が仕切位置へと移動して、当該仕切板27により手を挟まれるといった不都合の発生を回避できる。
ところで、宅配業者により荷物が収容空間19の手前側(投入口23側)に投入された場合には、荷物が収容空間19において仕切位置と重なるように配置されてしまうことが考えられる。その場合、荷物が収容空間19の奥側に投入されていれば、仕切板27を仕切位置へ移動させて収容空間19を仕切ることができたにもかかわらず、仕切ることができなくなってしまう事態が生じることになる。
そこで上記の実施形態では、その点に鑑みて、荷物が収容空間19の奥部に達するように投入されているか否かを判定し、判定の結果、荷物が奥部に達するように投入されていない場合には、その旨を報知装置53により宅配業者に報知することとした。この場合、宅配業者に荷物を収容空間19の奥まで入れることを促すことができるため、複数の荷物を収容するという上述の効果を確実に得ることが可能となる。
保持部材31による仕切板27の保持を保持解除装置36により解除することで、仕切板27を重力により前位置から仕切位置へと移動させるようにした。この場合、仕切板27を仕切位置へ移動させるための駆動装置等を設ける必要がないため、構成の簡素化を図ることができる。
仕切板27を回動軸28により回動可能に軸支することで、仕切板27を重力により前位置から仕切位置へと回動させるようにした。この場合、仕切板27(仕切部材)を一の板材により構成することができ、さらなる構成の簡素化が図れる。
また、仕切板27を前位置(初期位置)においては収容箱11の天板部15の下面(上側面に相当)に重なるようにして配置し、その前位置における仕切板27の奥側端部に回動軸28を設けた。この場合、仕切板27が前位置から仕切位置へ回動する際には、仕切板27が仕切位置よりも手前側(投入口23側)から仕切位置に向けて回動することになるため、仕切板27が仕切位置へ移動するに際し、仕切板27が荷物に干渉するのを回避することができる。
仕切板27に、当該仕切板27が仕切位置にある場合に、その回動を規制するロック機構を設けた。この場合、仕切板27が回動されてその奥側に収容された荷物が盗難されるといった事態が生じるのを防止することができる。
上記ロック機構として、具体的には、仕切板27の回動先端部にコイルばね43を介して係合ピン42を取り付け、その係合ピン42を仕切板27の先端面27cよりも突出させた状態で設ける構成を採用した。この構成によれば、仕切板27が前位置からの回動により仕切位置へ到達すると、係合ピン42がコイルばね43の付勢力により係合凹部45に入り込み当該係合凹部45に対して係合される。その結果、仕切板27がロック状態となる。かかる構成では、コイルばね43の付勢力を利用して仕切板27の回動を規制しているため、駆動式のロック機構を用いる場合と比べて、簡素な構成で盗難防止を図ることができる。
仕切板27の回動範囲に、前位置(初期位置)及び仕切位置に加えて、仕切位置よりも奥側(後側)の後位置を含めた。この場合、収容空間19において仕切板27よりも手前側(投入口23側)に収容された荷物を取出口24より取り出す際、仕切板27を奥側に回動させて荷物を取り出すことが可能となる。このため、仕切板27が荷物に干渉するのを回避しながら、好適に荷物を取り出すことが可能となる。
また、仕切板27を後位置において保持する保持部材35を設けたため、この保持部材35に仕切板27を保持させた状態で荷物の取り出しができる。これにより、仕切板27を後位置にて手で支えながら荷物の取り出しを行う場合と比べて、荷物の取り出しを容易に行うことが可能となる。
本発明は上記実施形態に限らず、例えば次のように実施されてもよい。
(1)上記実施形態では、仕切板27を前位置(初期位置)において天板部15の下面に重なるように配置したが、これを変更して、仕切板27を初期位置において側板部17の内側面に重なるように配置してもよい。この場合、仕切板27の奥側端部(後端部)に上下に延びる回動軸28を設け、その回動軸28を中心とした回動により仕切板27を初期位置から仕切位置へと移動させることが考えられる。なお、この場合には、仕切板27を回動駆動させるモータ等の駆動部を設け、その駆動部の駆動により仕切板27を初期位置から仕切位置に移動させることが考えられる。また、この場合には、その駆動部が移動手段に相当する。
(2)上記実施形態では、仕切部材としての仕切板27を一の板材により構成したが、仕切部材の構成は必ずしもかかる構成に限定されない。例えば、仕切部材を、折り畳み可能に連結された複数(例えば2つ)の板材により構成してもよい。この場合、例えば仕切部材を、初期位置では複数の板材が上下に重なり合う折り畳み状態とし、仕切位置では複数の板材が上下に並んだ展開状態とすることが考えられる。かかる構成においても、仕切部材が初期位置にある場合には、仕切部材を天板部15の下面に重なるように配置することで、仕切部材を自重により初期位置から仕切位置へと移動させることが可能となる。
(3)上記実施形態では、収容箱11に2つの仕切板27を設けたが、これを変更して、1又は3つ以上の仕切板27を設けるようにしてもよい。また、各仕切板27は、必ずしも収容空間19を奥行き方向に等分する位置に配置される必要はなく、収容空間19を奥行き方向に不等分する位置に配置されてもよい。
(4)上記実施形態では、仕切板27を仕切位置にてロックするロック機構として、コイルばね43を用いた機構を採用したが、これを変更してもよい。例えば、仕切板27に、係合ピン42をその突出方向に駆動するモータ等の駆動装置と、仕切板27が仕切位置に達したことを検知する位置センサと設け、仕切板27が仕切位置に達したことが位置センサにより検知された場合に、コントローラ50により、駆動装置を駆動し係合ピン42を係合凹部45に向けて変位させる構成が考えられる。この場合にも、仕切板27が仕切位置に移動すると係合ピン42が係合凹部45に係合され、仕切板27がロック状態となるため、仕切板27よりも奥側の荷物について盗難防止を図ることができる。
(5)上記実施形態では、荷物センサ51の検知結果に基づいて、収容空間19に投入された荷物全体が仕切板27の仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定したが、かかる判定は必ずしも荷物センサ51を用いて行う必要はない。例えば、収容箱11の内部に、収容空間19に投入された荷物を撮影するカメラ等の撮影装置を設け、その撮影装置により撮影された撮影データに基づいて、上記の判定を行ってもよい。
(6)上記実施形態では、荷物センサ51aの検知結果に基づいて、収容空間19に投入された荷物が同空間19の奥部に達するように投入されたか否かを判定したが、かかる判定は必ずしも荷物センサ51aを用いて行う必要はない。例えば、収容箱11の内部に、収容空間19に投入された荷物を撮影するカメラ等の撮影装置を設け、その撮影装置により撮影された撮影データに基づいて、上記の判定を行ってもよい。また、後扉13の前面(裏面)に、当該後扉13に荷物が接触したことを検知する接触センサを設け、その接触センサによる検知結果に基づき上記の判定を行ってもよい。
(7)上記実施形態では、報知装置53(報知手段)をスピーカ等の音声出力機器により構成したが、報知装置をディスプレイ等の表示機器や、ランプ等の発光機器等、音声出力機器以外により構成してもよい。例えば、報知装置を表示機器により構成した場合には、報知処理(図8のステップS21)に際し、表示機器に「荷物を奥まで入れてください」等のメッセージを表示することが考えられる。また、報知装置を発光機器により構成した場合には、報知処理に際し、発光機器を点滅又は点灯させることが考えられる。これらの場合にも、荷物が収容空間19の奥まで投入されていない場合に、その旨を宅配業者に報知することができる。
(8)上記実施形態では、住宅の内外を区画する外壁21に取り付けられる壁付けの宅配ボックス10に本発明を適用したが、例えば敷地の内外を区画する塀等の壁部に取り付けられる壁付けの宅配ボックスに本発明を適用してもよい。また、壁付けの宅配ボックスに限らず、門柱や塀の上等に据え置かれる据え置きタイプの宅配ボックスや、ポールに組み込まれてなるポールタイプの宅配ボックス等に本発明を適用してもよい。
上記実施形態では、荷物の投入口23に加え荷物の取出口24を有する前入れ後出しタイプの宅配ボックス10に本発明を適用したが、荷物の投入口23のみを有する宅配ボックス、すなわち投入口23を通じて荷物の投入及び取り出しをそれぞれ行う前入れ前出しタイプの宅配ボックスに本発明を適用してもよい。
(9)上記実施形態では、荷物の投入口23が収容箱11の前面に設けられていたが、据え置きタイプの宅配ボックス等では、投入口が収容箱の上面に設けられているものがある。このような宅配ボックスでは、収容箱の奥行き方向が上下方向となり、その上面に投入口が形成される。そこで、かかる宅配ボックスに本発明を適用してもよい。この場合、例えば、上記実施形態と同様の構成からなる宅配ボックスを上下に向けた状態(投入口を上に向けた状態)で用いる構成が考えられる。かかる構成においても、荷物が収容空間19に投入された際、その荷物全体が仕切板27の仕切位置よりも奥側(つまり下側)に位置している場合には仕切板27が仕切位置へと移動し収容空間19が仕切られるため、仕切板27よりも手前側(つまり上側)に新たな荷物を受け取り収容するためのスペースを形成することができる。そのため、この場合にも、複数の荷物を受け取り収容することが可能となる。
また、上記の構成では、仕切板27が初期位置において縦向き状態で保持部材31に保持され、保持解除装置36により仕切板27の保持が解除されると、仕切板27が自重(重力)により仕切位置へ向けて回動する。そして、仕切板27が仕切位置に達すると、係合ピン42が係合凹部45に入り込んで係合し、それにより仕切板27がロック状態となる。この仕切位置では仕切板27が横向き状態となる。かかる構成においても、仕切板27を仕切位置へと回動させるに際し駆動装置を不要とでき、またロック機構についても駆動部が不要となるため、構成の簡素化を図ることができる。
なお、上記の構成では、荷物が投入口23より収容空間19に投入されると、その荷物は重力により自ずと収容空間19の奥部、すなわち下部に配置されることとなる。そのため、この場合には、収容空間19の奥部に達するように荷物が投入されていない場合に、その旨を報知する報知処理を行う必要がない。したがって、報知装置53を不具備とすることができる。
(10)上記実施形態では、戸建ての住宅に設けられた宅配ボックスに本発明を適用したが、複数の住戸を有する集合住宅に設けられた宅配ボックスに本発明を適用してもよい。また、住宅に設けられた宅配ボックスに限らず、役所や学校等の公共施設や、企業等、住宅以外の建物に設けられた宅配ボックスに本発明を適用してもよい。
10…宅配ボックス、11…収容箱、12…開閉扉としての前扉、19…収容空間、21…壁部としての外壁、23…投入口、27…仕切部材としての仕切板、28…回動軸、31…保持手段としての保持部材、36…保持解除手段及び移動手段としての保持解除装置、42…係合部としての係合ピン、43…コイルばね、45…係合凹部、50…荷物位置判定手段、仕切制御手段及び報知制御手段としてのコントローラ、52…開閉検知手段としての開閉センサ、53…報知手段としての報知装置。

Claims (4)

  1. 荷物を収容するための収容空間を有する収容箱と、
    前記収容空間に荷物を投入するための投入口と、
    前記投入口を開閉する開閉扉とを備える宅配ボックスにおいて、
    前記収容空間を仕切らない初期位置と、前記収容空間を奥行き方向に仕切る仕切位置との間で動作可能に設けられた板状の一の仕切部材と、
    前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置に移動させるための移動手段と、
    前記仕切部材が前記初期位置にある状態で荷物が前記収容空間に投入された場合に、その荷物全体が前記仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する荷物位置判定手段と、
    前記荷物位置判定手段により荷物全体が前記仕切位置よりも奥側に位置していると判定された場合に、前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置へと移動させるよう前記移動手段を制御する仕切制御手段と、を備え
    さらに、前記開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知手段を備えるとともに、
    前記仕切制御手段は、前記開閉検知手段により前記開閉扉が閉状態であることが検知された場合に、前記仕切部材を前記移動手段により前記初期位置から前記仕切位置へ移動させることを特徴とする宅配ボックス。
  2. 荷物を収容するための収容空間を有する収容箱と、
    前記収容空間に荷物を投入するための投入口と、
    前記投入口を開閉する開閉扉とを備える宅配ボックスにおいて、
    前記収容空間を仕切らない初期位置と、前記収容空間を奥行き方向に仕切る仕切位置との間で動作可能に設けられた板状の複数の仕切部材と、
    前記各仕切部材ごとに前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置に移動させるための移動手段と、
    前記仕切部材が前記初期位置にある状態で荷物が前記収容空間に投入された場合に、その荷物全体が当該仕切部材の前記仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する荷物位置判定手段と、
    前記荷物位置判定手段により荷物全体が当該仕切位置よりも奥側に位置していると判定された場合に、当該仕切部材を前記初期位置から当該仕切位置へと移動させるよう前記移動手段を制御する仕切制御手段と、を備え
    さらに、前記開閉扉の開閉状態を検知する開閉検知手段を備えるとともに、
    前記仕切制御手段は、前記開閉検知手段により前記開閉扉が閉状態であることが検知された場合に、当該仕切部材を前記移動手段により前記初期位置から当該仕切位置へ移動させることを特徴とする宅配ボックス。
  3. 荷物を収容するための収容空間を有する収容箱と、
    前記収容空間に荷物を投入するための投入口と、
    前記投入口を開閉する開閉扉とを備える宅配ボックスにおいて、
    前記収容空間を仕切らない初期位置と、前記収容空間を奥行き方向に仕切る仕切位置との間で動作可能に設けられた板状の一の仕切部材と、
    前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置に移動させるための移動手段と、
    前記仕切部材が前記初期位置にある状態で荷物が前記収容空間に投入された場合に、その荷物全体が前記仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する荷物位置判定手段と、
    前記荷物位置判定手段により荷物全体が前記仕切位置よりも奥側に位置していると判定された場合に、前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置へと移動させるよう前記移動手段を制御する仕切制御手段と、を備え
    さらに、前記仕切部材が前記初期位置にある状態で前記収容空間に荷物が投入された場合に、その荷物が前記収容空間の奥部に達するように投入されたか否かを判定する投入判定手段と、
    前記投入判定手段により荷物が前記収容空間の奥部に達するように投入されていないと判定された場合に、その旨を報知手段により報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする宅配ボックス。
  4. 荷物を収容するための収容空間を有する収容箱と、
    前記収容空間に荷物を投入するための投入口と、
    前記投入口を開閉する開閉扉とを備える宅配ボックスにおいて、
    前記収容空間を仕切らない初期位置と、前記収容空間を奥行き方向に仕切る仕切位置との間で動作可能に設けられた板状の複数の仕切部材と、
    前記各仕切部材ごとに前記仕切部材を前記初期位置から前記仕切位置に移動させるための移動手段と、
    前記仕切部材が前記初期位置にある状態で荷物が前記収容空間に投入された場合に、その荷物全体が当該仕切部材の前記仕切位置よりも奥側に位置しているか否かを判定する荷物位置判定手段と、
    前記荷物位置判定手段により荷物全体が当該仕切位置よりも奥側に位置していると判定された場合に、当該仕切部材を前記初期位置から当該仕切位置へと移動させるよう前記移動手段を制御する仕切制御手段と、を備え
    さらに、前記各仕切部材がすべて前記初期位置にある状態で前記収容空間に荷物が投入された場合に、その荷物が前記収容空間の奥部に達するように投入されたか否かを判定する投入判定手段と、
    前記投入判定手段により荷物が前記収容空間の奥部に達するように投入されていないと判定された場合に、その旨を報知手段により報知する報知制御手段と、を備えることを特徴とする宅配ボックス。
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