JP6525683B2 - 現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジおよび画像形成装置 Download PDF

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本発明は、現像装置とプロセスカートリッジと画像形成装置に関する。
電子写真技術を利用した画像形成装置では、感光ドラムに形成された現像剤像を紙などの記録媒体に転写することによって記録媒体に画像を形成する。ここで、現像剤像は、感光ドラムに形成された静電潜像に現像装置によって現像剤が供給されることで形成される。
特許文献1に開示される発明では、現像装置は、現像剤が収容されている現像容器と、感光ドラムに現像剤を供給する現像ローラと、現像容器内の現像剤を現像ローラに供給する供給ローラとを有している。また、現像容器には、現像容器から現像剤が流出することを抑制するためのブッシュ部材が取り付けられている。
供給ローラは、供給ローラの回転中心軸線と直交する方向に現像容器に取り付けられる。また、ブッシュ部材には穴が形成されており、供給ローラの回転軸がその穴に嵌め込まれる。これにより、供給ローラの回転軸と現像剤容器との隙間をブッシュ部材によって埋めている。また、ブッシュ部材は、現像ローラと現像容器との隙間を塞ぐシール部材を貼り付けることができる面を有している。現像ローラと現像容器との隙間を塞ぐためのシール部材をその面に貼り付けることで、現像ローラと現像容器との隙間を塞いでいる。ここで、特許文献1に開示される発明では、ブッシュ部材は、現像容器に形成された切欠きに嵌め込まれることで現像容器に取り付けられている。
また、特許文献2に開示される発明では、特許文献1に開示される発明と同様に、現像装置は、現像容器と現像ローラと供給ローラとを有している。特許文献2に開示される発明では、現像容器には供給ローラを挿入するための挿入口が設けられており、供給ローラの回転中心軸線方向にその挿入口から供給ローラを挿入することで、現像容器に供給ローラを取り付けることができる。
特許文献2に開示される発明では、供給ローラの回転軸の一端は現像容器に設けられた穴に通され、供給ローラの回転軸の他端は挿入口に通されている。そして、現像容器に設けられた穴の内周面と挿入口の内周面とにシール部材を貼り付けることができるため、特許文献1に開示される発明のように、シール部材を貼り付けるために現像容器にブッシュ部材を取り付ける必要がない。
ここで、特許文献1に開示される発明において、一般的に、ブッシュ部材は、接着剤や溶剤などによって現像容器に固定される。また、現像装置は、ライン生産方式を用いて大量に生産されることが多い。その場合、現像装置の製造工程において、現像装置に用いられる部品はベルトコンベアなどによって搬送される。
しかしながら、特許文献1は、ブッシュ部材は、現像容器に形成された切欠きに嵌め込まれることだけで現像容器に取り付けられている。このため、ブッシュ部材が現像容器に固定される際に、ベルトコンベアの振動によって、ブッシュ部材が、固定されるべき位置からずれてしまっているおそれがある。
特許第3524114号公報 特開2006−208689号公報 特開2013−250515号公報
そこで、本発明では、ブッシュ部材などの封止部材を現像容器に固定する際に、封止部材の位置がずれることを低減する技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の現像装置は、
現像剤が収容される収容室を有する枠体と、
前記枠体に回転可能に支持される回転体と、
前記枠体と前記回転体との間の隙間を封止する封止部材と、
前記封止部材に設けられた挿入部が前記枠体に設けられた開口に挿入された状態において、前記挿入部が前記開口に挿入される方向における前記挿入部と前記開口との位置ずれを規制する規制手段と、を有し、
前記開口は、前記回転体を前記枠体の内部に挿入するための開口であり、
前記規制手段は、
前記挿入部が前記開口に挿入される際の前記挿入部と前記開口との間の相対移動方向と直交する方向における前記挿入部及び前記開口とは異なる位置において、前記枠体または前記封止部材のいずれか一方に設けられた、前記相対移動方向に突出する凸部と、
前記相対移動方向と直交する方向における前記挿入部及び前記開口とは異なる位置において、前記枠体または前記封止部材のいずれか他方に設けられた、前記挿入部が前記開口に挿入された状態において、前記凸部が嵌合される凹部と、
を備え、
前記凸部は、前記挿入部が前記開口に嵌合される際に、前記凹部に対して圧入され、
前記凸部と前記凹部との間の前記相対移動方向に直交する方向の寸法差は、前記挿入部と前記開口との間の前記相対移動方向に直交する方向の寸法差よりも小さく、
前記凸部と前記凹部による嵌合部は、挿入部と開口の相対移動方向に平行な平面による一対の面接触部を含むことを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明のプロセスカートリッジは、
上記現像装置と、
現像剤像が形成される像担持体と、を有し、
画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であることを特徴とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像形成装置は、
上記現像装置、または、上記プロセスカートリッジを有し、
現像剤により記録媒体に画像を形成することを特徴とする。
本発明によれば、封止部材を現像容器に固定する際に、封止部材の位置がずれることを低減することができる。
実施例に係る画像形成装置の概略断面図 実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図 プロセスカートリッジを画像形成装置に装着する様子を示す図 実施例に係る現像装置の枠体についての斜視図 実施例に係るブッシュ部材を示す図 現像装置の枠体に供給ローラを取り付ける様子を示す図 現像装置の枠体に供給ローラを取り付ける様子を示す図 現像装置の枠体にブッシュ部材を取り付ける様子を示す図 現像装置の枠体にブッシュ部材を取り付けた状態を示す図
以下に図面を参照して、本発明の実施形態を例示する。ただし、実施形態に記載されている構成部品の寸法や材質や形状やそれらの相対配置などは、発明が適用される装置の構成や各種条件などにより適宜変更されるべきものであり、この発明の範囲を以下の実施形態に限定する趣旨ではない。
<画像形成装置の全体構成>
まず、電子写真画像形成装置(以下、画像形成装置という。)100の全体構成について図1を用いて説明する。図1に示すように、着脱可能な4個のプロセスカートリッジ70(70Y、70M、70C、70K)が、装着部材(不図示)によって、画像形成装置
100の装置本体101に装着されている。ここで、プロセスカートリッジ70を装置本体101に装着する方向における上流側を前側面側とし、プロセスカートリッジ70を装置本体101に装着する方向における下流側を奥側面側とする。図1において、プロセスカートリッジ70は、装置本体101内に、水平方向に対して傾斜して併設されている。ここで、プロセスカートリッジ70Y〜70Kとプロセスカートリッジ70を構成する部品については収容されるトナーの色以外は同様の構成であるため、特に区別を必要としない場合は、Y〜Kやa〜dの添え字を省略してまとめて説明する。
各プロセスカートリッジ70には、像担持体(以下、感光ドラムという)1(1a、1b、1c、1d)が配置されている。また、プロセスカートリッジ70には、帯電ローラ2(2a〜2d)や、現像剤担持体である現像ローラ25(25a〜25d)や、クリーニング部材6(6a〜6d)などのプロセス手段が、感光ドラム1の周囲に配置されている。感光ドラム1と帯電ローラ2とクリーニング部材6と現像ローラ25は、プロセスカートリッジ70に一体的に配置されている。
帯電ローラ2は、感光ドラム1の表面を一様に帯電し、現像ローラ25は、感光ドラム1に形成された静電潜像をトナーによって現像する。そして、クリーニング部材6は、感光ドラム1上のトナー像(現像剤像)が記録媒体Sに転写された後に感光ドラム1に残留したトナーを除去する。また、プロセスカートリッジ70の下方には、画像情報に基づいて感光ドラム1に選択的な露光を行うことで、感光ドラム1に静電潜像を形成するスキャナユニット3が設けられている。
また、装置本体101の下部には、記録媒体Sを収納するカセット17が装着されている。そして、記録媒体Sを、2次転写ローラ69と定着部74とを通過させて、装置本体101の上部に搬送する記録媒体搬送手段が設けられている。具体的には、カセット17内の記録媒体Sを1枚ずつ分離給送する給送ローラ54と、給送された記録媒体Sを搬送する搬送ローラ対76と、感光ドラム1に形成される静電潜像と記録媒体Sとの同期をとるためのレジストローラ対55が設けられている。
また、プロセスカートリッジ70(70Y〜70K)の上方には、各感光ドラム1(1a〜1d)上に形成したトナー画像を転写させるための中間転写ユニット5が設けられている。中間転写ユニット5は、駆動ローラ56と、従動ローラ57と、各色の感光ドラム1と対向する1次転写ローラ58(58a、58b、58c、58d)と、2次転写ローラ69と対向する対向ローラ59とを有している。転写ベルト9は、駆動ローラ56と従動ローラ57と1次転写ローラ58と対向ローラ59とによって掛け渡されている。
また、転写ベルト9は、すべての感光ドラム1に接しながら移動する。そして、1次転写ローラ58(58a〜58d)に電圧が印加されることにより、感光ドラム1に形成されたトナー像が転写ベルト9上に一次転写される。そして、転写ベルト9の内周面側に配置された対向ローラ59と、対向ローラ59に対向する2次転写ローラ69とに電圧が印加されることにより、転写ベルト9に転写されたトナー像が記録媒体Sに転写される。
感光ドラム1にトナー像が形成される場合には、まず、各感光ドラム1が回転し、帯電ローラ2によって一様に帯電させた感光ドラム1にスキャナユニット3から選択的な露光が行われる。これによって、感光ドラム1に静電潜像が形成される。感光ドラム1に形成された静電潜像は現像ローラ25によって現像され、これにより、各感光ドラム1に各色トナー像が形成される。そして、感光ドラム1にトナー像を形成する動作と同期して、レジストローラ対55が、記録媒体Sを、2次転写ローラ69と転写ベルト9とのニップ部である2次転写位置に搬送する。
そして、上述したように、2次転写ローラ69に転写バイアス電圧が印加されることで、転写ベルト9上の各色トナー像が記録媒体Sに2次転写される。これによって、記録媒体Sにカラー画像が形成される。カラー画像が形成された記録媒体Sは、その後、定着部74によって加熱されるとともに加圧される。これにより、記録媒体Sにトナー像が定着する。その後、トナー像が定着した記録媒体Sは、排出ローラ72によって排出部75に排出される。なお、定着部74は、装置本体101の上部に配置されている。
<プロセスカートリッジ>
図2は、実施例に係るプロセスカートリッジの概略断面図である。本実施例に係るプロセスカートリッジ70について図2を用いて説明する。なお、イエロー色のトナーを収納したプロセスカートリッジ70Yと、マゼンタ色のトナーを収納したプロセスカートリッジ70Mと、シアン色のトナーを収納したプロセスカートリッジ70Cは、同一の構成となっている。また、プロセスカートリッジ70Y〜70Cと、ブラック色のトナーを収納したプロセスカートリッジ70Kは、本実施例では同一の構成となっている。もちろん、ブラック色のプロセスカートリッジを大きな形状にするなど、形状や形態は同一であることに限定されない。
プロセスカートリッジ70(70Y〜70K)は、クリーニングユニット26(26a〜26d)と、現像ユニット4(4a〜4d)とを有する。クリーニングユニット26は、感光ドラム1(1a〜1d)と、帯電ローラ2(2a〜2d)と、クリーニング部材6(6a〜6d)とを有している。また、現像ユニット4は、現像ローラ25を有している。本実施例では、プロセスカートリッジが画像形成装置の装置本体に対して着脱可能に構成されているが、これに限定されない。例えば、クリーニングユニットがクリーニング装置として単独で着脱可能に構成されてもよい。また、現像ユニットが現像装置として単独で着脱可能に構成されていてよい。
感光ドラム1の周りには、上述した通り、帯電ローラ2とクリーニング部材6とが配置されている。また、クリーニング部材6は、ゴムブレードで形成された弾性部材7とクリーニング支持部材8とを有している。弾性部材7の先端部7aは、感光ドラム1の回転方向に対してカウンター方向に感光ドラム1当接するように配置されている。そして、クリーニング部材6によって感光ドラム1の表面から除去されたトナーは、除去トナー室27aに落下する。
また、除去トナー室27aの除去トナーが漏れることを防止するスクイシート21が感光ドラム1に当接している。そして、駆動源である本体駆動モータ(不図示)の駆動力が伝達されることにより、感光ドラム1は画像形成動作に応じて回転駆動する。また、帯電ローラ2は、帯電ローラ軸受28を介してクリーニング枠体24に回転可能に取り付けられており、帯電ローラ加圧部材46によって感光ドラム1に向かって加圧され、感光ドラム1に従動回転する。
現像ユニット4は、感光ドラム1と接触しながら矢印B方向に回転する現像ローラ25と、現像ローラ25を支持する現像枠体31(枠体)とを有する。現像ローラ25は現像枠体31に回転可能に支持されている。また、現像ローラ25の周りには、現像ローラ25に接触しながら矢印C方向に回転する供給ローラ34(回転体)と、現像ローラ25上のトナー層を規制するための現像ブレード35が配置されている。
供給ローラ34は、現像枠体31に回転可能に支持されており、トナー収納室31a内(収容室内)のトナーを現像ローラ25に供給する。また、現像ローラ25と現像枠体31との隙間からトナーが漏れることを防止するための吹き出し防止シート20が現像枠体に取り付けられている。さらに、現像枠体31におけるトナー収納室31aには、収容さ
れたトナーを撹拌するとともに供給ローラ34にトナーを搬送するトナー搬送部材36が設けられている。
<電子写真画像形成装置にプロセスカートリッジを挿入する構成>
図3は、プロセスカートリッジを画像形成装置に装着する様子を示す図である。図3を用いて、プロセスカートリッジ70を画像形成装置100の装置本体101に挿入する方法について説明する。なお、本実施例では、プロセスカートリッジ70(70Y〜70K)を画像形成装置100の開口部104(104a〜104d)に挿入する方向は、感光ドラム1(1a〜1d)の回転中心軸線方向と平行な方向(図3の矢印F方向)となっている。つまり、手前側から奥側に向かってプロセスカートリッジ70を装置本体101に挿入する。
なお、本実施例では、プロセスカートリッジ70の挿入方向上流側を手前側と定義し、下流側を奥側と定義する。また、画像形成装置100内の上側には、第1の本体ガイド部である本体装着上ガイド部103(103a〜103d)が設けられ、下側には第2の本体ガイド部である本体装着下ガイド部102(102a〜102d)が設けられている。本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102は、プロセスカートリッジ70の挿入方向Fに沿って延びた形状となっている。そして、本体装着上ガイド部103と本体装着下ガイド部102とに沿ってプロセスカートリッジ70をF方向に移動させることで、プロセスカートリッジ70を装置本体101に挿入する。
<現像装置の構成>
次に、本実施例に係る現像装置の構成について説明する。図4は、実施例に係る現像装置の枠体についての斜視図である。ここで、現像ローラ25が現像枠体31に取り付けられた状態において、現像ローラ25の回転中心の軸線方向をE方向とする。図4に示すように、現像枠体31には、E方向における一端側において、貫通孔である挿入口31k(開口)と凹部31iと枠体側接着面31fとが設けられている。凹部31iは、回転規制部を有し、図では第1枠体側回転規制部31dと第2枠体側回転規制部31eとを有する。また、現像枠体31には、E方向における他端側に第1ガイド穴31bが設けられている。なお、挿入口31kにおいて、挿入口31kをE方向に見た場合に第1ガイド穴31bと重なる位置を取り付け位置31cとする。挿入口31kを構成する枠体の取り付け位置31cに対応する部分が、取り付け部になる。ここで、本実施例において、凸部37hと凹部31iとを有する構成を規制手段とする。後述するが、規制手段は、ブッシュ部材37に設けられた挿入部37aが現像枠体31に設けられた挿入口31kに挿入された状態において、挿入口37aが挿入口31kに挿入される方向における挿入部37aと挿入口31kとの位置ずれを規制する。
挿入口31kは、供給ローラ34を現像枠体31に装着する際に供給ローラ34を挿入するため開口である。凹部31iは、封止部材であるブッシュ部材37に設けられた凸部37h(図5を参照)が嵌め込まれる(嵌合される)部分である。凹部31iの一対の面
が凸部37hを挟むように面接触している。枠体側接着面31fは、挿入口31kの周囲に設けられ、ブッシュ部材37における接着面37e(図5を参照)と接着される部分である。
図5は、実施例に係るブッシュ部材を示す図である。図5に示すように、ブッシュ部材37は、円筒状の部分である挿入部37aと、注入口37dと、接着面37eと、第3ガイド穴37fと、凸部37hとが設けられている。また、凸部37hは、回転規制部を有し、第1封止部材側回転規制部37bと第2封止部材側回転規制部37cとを有する。本実施例では、第1封止部材側回転規制部37bと第2封止部材側回転規制部37cとはそれぞれ面接触で規制する面を有している。そして、互いの面は平行であり、かつ供給ロー
ラの回転軸にも平行な位置にあり、容器の側壁に設けられている。ブッシュ部材37は、現像枠体31における挿入口31kと供給ローラ34の回転軸34bとの隙間からの現像枠体31の外部にトナーが漏れることを抑制するために、挿入口31kと回転軸34bとの隙間を塞ぐための部材である。なお、本実施例において、凸部37hは、挿入部でもある位置決め部37aが挿入口31kに挿入される方向に突出している。
位置決め部37aは、挿入口31kに嵌め込まれる部分である。位置決め部37aが挿入口31kに嵌め込まれることで、ブッシュ部材37が現像枠体31に対して位置決めされる。また、位置決め部37aは、挿入口31kに挿入された状態において、挿入口31kの周面と係合する周面を有している。注入口37dはテルペン系溶剤(溶液)が注入される部分である。ブッシュ部材37が現像枠体31に位置決めされた状態で、注入口37dからテルペン系溶剤が注入されることで、枠体側接着面31f(図4を参照)と接着面37eとの間にテルペン系溶剤が流れ込む。第3ガイド穴37fは、供給ローラ34とブッシュ部材37が現像枠体31に取り付けられた状態において、供給ローラ34の回転軸34bが通る部分である。
図6と図7は、現像装置の枠体に供給ローラを取り付ける様子を示す図である。図6と図7を用いて、現像枠体31に供給ローラ34を取り付ける方法について説明する。図6に示すように、供給ローラ34は、現像枠体31に設けられた挿入口31kからE方向に向かって現像枠体31内に挿入される。
そして、供給ローラ34の回転軸のうち、供給ローラ34の長手方向における一端側から突き出した回転軸34aは、現像枠体31に設けられた第1ガイド穴31bに挿入される。回転軸34aを第1ガイド穴31bに挿入した状態で、供給ローラ34の回転中心軸線をE方向と平行にした場合、回転軸34aとは反対側において供給ローラ34から突き出た回転軸34bは、図7(b)に示すように、取り付け位置31cに移動する。
図8は、現像装置の枠体にブッシュ部材を取り付ける様子を示す図である。図8を用いて、現像枠体31にブッシュ部材37を取り付ける様子について説明する。図8に示すように、回転軸34bが取り付け位置31cに位置している状態で、ブッシュ部材37に設けられた第3ガイド穴37fに回転軸34bを挿入する。そして、回転軸34bを第3ガイド穴37fの挿入した状態で、ブッシュ部材37に設けられた位置決め部37aを、E方向に向かって、現像枠体31に設けられた挿入口31kに嵌め込む。
そして、位置決め部37aを挿入口31kに挿入するとともに、ブッシュ部材37に設けられた凸部37hが、現像枠体31に設けられた凹部31iに嵌め込む。つまり、位置決め部37aが挿入口31kに挿入された状態で、凸部37h(図5を参照)が凹部31iに嵌め込まれることになる。具体的には、凸部37hにおける第1回転規制部37bと第2回転規制部37cとが、凹部31iにおける第1枠体側回転規制部31dと第2枠体側回転規制部31eとに押圧される。本実施例では、第1枠体側回転規制部31dと第2枠体側回転規制部31eとは押圧するための面を有する。面接触にすることにより線接触にする場合よりも圧入量を大きくすることなく位置ずれの低減が可能になる。
つまり、凸部37hが凹部31iに嵌め込まれる方向(相対移動方向)と直交する方向において、回転規制部37bが枠体側回転規制部31dに押圧され、回転規制部37cが枠体側回転規制部31eに押圧される。これにより、ブッシュ部材37は現像枠体31に対して固定されるとともに、封止部材37の現像枠体31に対する回転が規制される。つまり、位置決め部37aが挿入する方向における位置決め部37aと挿入口31kとの位置ずれを規制することができるとともに、位置決め部37aが挿入口31kに対して回転することを規制することができる。
ここで、ブッシュ部材37における凸部37hが現像枠体31における凹部31iに押圧される方向(対向方向)において、凸部37hの幅をL1(図5を参照)とする。また、凹部31iの間隔(第1枠体側回転規制部31dと第2枠体側回転規制部31eとの間(対向面間)の間隔)をL2(図7を参照)とする。本実施例では、凸部37hの長さL1は、凹部31iの長さL2以上となっている(L1≧L2)。つまり、凸部37hを凹部31iに嵌め込む際には、凸部37hを凹部31iに対して圧入することになる。
また、凸部37hの長さL1と凹部31iの長さL2との寸法差(圧入量)は0〜50μmであることが望ましい。言い換えれば、長さL1が長さL2よりも0〜50μm長いことが望ましい。凸部37hと凹部31iの形状をこのようにすることにより、凸部37hを凹部31iに嵌め込むことで、ブッシュ部材37を現像枠体31に強い固定力で固定させることができる。なお、本実施例において、位置決め部37aを挿入口31kに挿入する方向と直交する方向において、凸部37hと凹部31iとの間の寸法差は、位置決め部37aと挿入口31kとの間の寸法差よりも小さくなっている。
したがって、現像ユニット4が製造ラインによって大量生産される場合であって、現像ユニット4の部品がベルトコンベアによって搬送される場合において、ベルトコンベアの振動によって、ブッシュ部材37がずれてしまうことを低減することができる。具体的には、ブッシュ部材37が現像枠体31に位置決めされた状態において、ベルトコンベアの振動によって、ブッシュ部材37が現像枠体31に取り付けられるべき位置からブッシュ部材37がずれてしまうことを低減することができる。
図9は、現像装置の枠体にブッシュ部材を取り付けた状態を示す図である。次に、図9を用いて、ブッシュ部材37が現像枠体31に接着される方法について説明する。図9に示すように、現像枠体31にブッシュ部材37が固定された状態で、ブッシュ部材37の注入口37dにテルペン系溶剤を注入する。注入口37dにテルペン系溶剤が注入されると、テルペン系溶剤は、ブッシュ部材37における接着面37e(図5を参照)と、現像枠体31における枠体側接着面31f(図4を参照)との隙間(領域D)に、矢印Fと矢印Gの2方向から流れ込む。なお、テルペン系溶剤は、毛細管現象によって領域Dに充填される。
矢印Fと矢印Gの2方向から領域Dに流れ込んだテルペン系溶剤は領域Dにおいて合流し、これにより領域D全体にテルペン系溶剤が流れ込むことになる。リモネンなどのテンペル系溶剤は、スチレン系の樹脂を溶かす。そして、溶けた樹脂が他の樹脂と着き、テルペン系溶剤が乾燥する。これにより、溶けた樹脂も固まり領域Dにおいてブッシュ部材37が現像枠体31に接着され、ブッシュ部材37における接着面37eと現像枠体31における枠体側接着面31fとの隙間から現像枠体31内部のトナーが漏れることが低減される。
以上のように、本実施例では、現像装置から現像剤が漏れることを低減するための封止部材が、現像枠体に位置決めされた状態で現像枠体に固定される。これにより、封止部材が現像枠体に位置決めされた状態において、振動などによって、封止部材が現像枠体に取り付けられるべき位置から封止部材がずれてしまうことを低減することができる。例えば、現像装置が製造ラインによって大量生産される場合であって、現像装置の部品がベルトコンベアによって搬送される場合において、ベルトコンベアの振動によって、封止部材がずれてしまうことを低減することができる。
また、本実施例では、凸部は、挿入部が開口に挿入される際に、凹部に対して圧入される。凸部が凹部に押圧されることで、凸部が凹部から抜け出してしまうことを低減することができる。
なお、本実施例では、封止部材は、供給ローラと現像枠体との隙間を塞いでいるが、必ずしもこれに限られることはない。例えば、封止部材は、現像ローラと現像枠体との隙間を塞いでもよい。封止部材は、現像装置から現像剤が漏れることを低減するために、現像装置に設けられる部材と現像枠体との隙間を塞いでいればよい。
また、本実施例では、凸部が封止部材に設けられており、凹部が枠体に設けられているが、必ずしもこれに限られることはない。例えば、凹部が封止部材と枠体の一方に設けられており、凸部が封止部材と枠体の他方に設けられていればよい。挿入部が開口に挿入される方向において封止部材が枠体に対して位置決めされていればよく、その位置決め手段は限定されない。
なお、本実施例において、現像枠体などの現像装置を構成する部品は、テルペン系溶剤によって溶解されるスチレン系樹脂組成物であればよい。また、カートリッジの材質として好適に用いることができるスチレン系樹脂組成物としては、ゴム変性スチレン系材料であるHIPS(ハイインパクトポリスチレン)がある。HIPSは、安価で流動性が良いPS(ポリスチレン)に、耐衝撃性を向上させるため、ゴム状重合体またはゴム状共重合体を混合させたものである。もちろんスチレン系樹脂組成物であるPSやABSを用いることも可能である。
また、本実施例に用いられるテルペン系溶剤としては、例えば、d─リモネン、I―リモネン、dI―リモネン、d―α―ピネン、d−β―ピネン、α―テルピネン、β―テルピネン、γ―テルピネンがある。また、テルペン系溶剤としては、テルピノレン、2−カレン、d−3−カレン、I―3−カレン、フェランドレンについても用いることができる。d−リモネン、I―リモネン、dI―リモネンを用いることが好ましく、d−リモネンを用いることがさらに好ましい。
4…現像ユニット、31…現像枠体、31a…トナー収納室、31k…挿入口、
34…供給ローラ、37…封止部材、37a…位置決め部

Claims (8)

  1. 現像剤が収容される収容室を有する枠体と、
    前記枠体に回転可能に支持される回転体と、
    前記枠体と前記回転体との間の隙間を封止する封止部材と、
    前記封止部材に設けられた挿入部が前記枠体に設けられた開口に挿入された状態において、前記挿入部が前記開口に挿入される方向における前記挿入部と前記開口との位置ずれを規制する規制手段と、を有し、
    前記開口は、前記回転体を前記枠体の内部に挿入するための開口であり、
    前記規制手段は、
    前記挿入部が前記開口に挿入される際の前記挿入部と前記開口との間の相対移動方向と直交する方向における前記挿入部及び前記開口とは異なる位置において、前記枠体または前記封止部材のいずれか一方に設けられた、前記相対移動方向に突出する凸部と、
    前記相対移動方向と直交する方向における前記挿入部及び前記開口とは異なる位置において、前記枠体または前記封止部材のいずれか他方に設けられた、前記挿入部が前記開口に挿入された状態において、前記凸部が嵌合される凹部と、
    を備え、
    前記凸部は、前記挿入部が前記開口に嵌合される際に、前記凹部に対して圧入され、
    前記凸部と前記凹部との間の前記相対移動方向に直交する方向の寸法差は、前記挿入部と前記開口との間の前記相対移動方向に直交する方向の寸法差よりも小さく、
    前記凸部と前記凹部による嵌合部は、挿入部と開口の相対移動方向に平行な平面による一対の面接触部を含むことを特徴とする現像装置。
  2. 前記挿入部は、前記開口に挿入された状態において、前記開口の周面と係合する周面を有し、
    前記規制手段は、前記挿入部と前記開口との間の回転を規制することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記凹部は、前記相対移動方向に直交する方向において前記凸部を挟む対向面を有し、
    前記対向面の対向方向における、前記凸部の幅と、前記対向面の間隔との差が0〜50μmの範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 前記封止部材は、前記枠体に位置決めされた状態において、毛細管現象によって前記枠体との間の隙間に充填される溶液によって、前記枠体に接着されて固定されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記枠体及び前記封止部材は、スチレン系樹脂組成物からなり、
    前記溶液は、テルペン系溶剤であることを特徴とする請求項に記載の現像装置。
  6. 現像剤を担持する現像剤担持体をさらに備え、
    前記回転体は、前記収容室内の現像剤を前記現像剤担持体に供給する供給ローラであることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 請求項1からのいずれか1項に記載の現像装置と、
    現像剤像が形成される像担持体と、を有し、
    画像形成装置の装置本体に対して着脱可能であることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 請求項1からのいずれか1項に記載の現像装置、または、請求項に記載のプロセスカートリッジを有し、
    現像剤により記録媒体に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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